JP2007161468A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】端面綴じの最大綴じ枚数が多く設定されていても中綴じ及び折りの精度を高め、綴じ及び折り品質を安定させる。
【解決手段】搬送されてきた用紙束を中綴じる中綴じスティプラと、中と持された用紙束を折る中折り手段とを備えたシート綴じ・折り装置において、前記中綴じ手段と前記中折り手段とが同一の処理トレイに設けられ、前記中綴じ手段が前記中折り手段よりも用紙搬送方向下流側に位置する。前記処理トレイの前記中綴じ手段よりも用紙搬送方向下流側に用紙束の先端部の位置を規定する可動後端フェンス73を備え、用紙の中綴じ位置及び中折り位置を前記可動後端フェンス73の移動により設定する。
【選択図】図13

Description

この発明は、シート状記録媒体に対して所定の処理、例えば綴じや折りを施す綴じ・折り手段を備えたシート処理装置、及びこのシート処理装置を一体又は別体に備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはデジタル複合機などの画像形成装置に関する。
この種の技術として例えば特許文献1に記載された発明が知られている。この発明では、端面綴じスティプラと中綴じスティプラが同一の用紙処理トレイの下端と略中央部に設けられている。端面綴じスティプラは、正逆転可能なスティプラ移動モータによりタイミングベルトを介して駆動され、用紙端部の所定位置を綴じるために用紙幅方向に移動する。その移動範囲の一側端には、端面綴じスティプラのホームポジションを検出するスティプラ移動HPセンサが設けられており、用紙幅方向の綴じ位置は、前記ホームポジションからの端面綴じスティプラ移動量により制御される。
一方、中綴じスティプラは後端フェンスから中綴じスティプラの針打ち位置までの距離が、中綴じ可能な最大用紙サイズの搬送方向長の半分に相当する距離以上となるように配置され、かつ、用紙幅方向の整合中心に対して対称に2つ配置され、ステーに固定されている。中綴じスティプラ自体は公知の構成であるが、中綴じを行う場合、ジョガーフェンスで用紙の搬送方向に直交する方向が整合され、後端フェンスと叩きコロで用紙の搬送方向が整合された後、放出ベルトを駆動して放出爪で用紙束の後端部を持ち上げ、中綴じスティプラの綴じ位置に用紙束の搬送方向の中央部が位置するようにし、この位置で停止して、綴じ動作を実行させる。そして、綴じられた用紙束は、中折り処理トレイ側に搬送され、中折りされる。
特開2003−95527号公報
このように特許文献1に記載された発明では、端面綴じ処理を行う処理トレイで整合された用紙束にその場で位置合わせをして中綴じ処理を行い、中綴じされた用紙束を下流の中折り処理トレイ側に搬送していた。近年、このように端面綴じ機能に加えて中綴じ機能を付加した用紙後処理装置が開発されているが、綴じ枚数の多寡によって色々と問題が生じている。例えば、端面綴じ枚数が50枚の場合、前述のように中綴じスティプラを端面綴じ処理を行う処理トレイに配置して、端面綴じ時も中綴じ時も共通のジョガーフェンスで用紙束を整合して綴じを行うことが可能であった。それは中綴じスティプラのクリンチャ部とドライバ部(クリンチャ−ドライバの設定間隔15mm)の間隔に端面綴じの最大綴じ枚数50枚が搬送できたからである。なお、中綴じは中折を組み合わせて使用することが通例であるので、中綴じの最大枚数は中折り可能枚数で決まる。この種の装置では、中折りは最大15枚程度、多くとも20枚程度である。
しかし、100枚の端面綴じ処理部に50枚の端面綴じ処理部と同様に中綴じスティプラを配置すると、中綴じスティプラのクリンチャ部とドライバ部の間隔に端面綴じの最大綴じ枚数100枚が物理的に搬送できなくなり、その空間を塞いでしまいジャムを発生させてしまうことになる。一方、端面綴じ枚数の100枚の厚さに適用できるように中綴じスティプラのクリンチャ部とドライバ部の間隔を設定すると、前述のように中綴じは15枚ないし20枚程度が限度であることから、用紙束の中央部で綴じることから用紙があばれ、綴じ位置がばらつくことがあった。すなわちクリンチャ部とドライバ部の間隔が広くなった分、用紙のカールや座屈を抑えることができなくなり、所望の綴じ位置精度を確保することができなくなるからである。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、その目的は、端面綴じの最大綴じ枚数が多く設定されていても中綴じ及び折りの精度を高め、綴じ及び折り品質を安定させることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、搬送されてきたシート状記録媒体を綴じる綴じ手段と、綴じられたシート状記録媒体の束を折る折り手段とを備えたシート処理装置において、前記綴じ手段と前記折り手段とが同一の処理トレイに設けられ、前記綴じ手段が前記折り手段よりもシート状記録媒体の搬送方向下流側に位置していることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記処理トレイが前記シート状記録媒体の束が重力で下方に落下するに足る傾斜に設定され、前記綴じ手段が前記折り手段よりも下方に位置していることを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記綴じ手段がシート状記録媒体の束の中央部を綴じる中綴じ手段であり、前記折り手段が前記中綴じ手段によって綴じられた箇所を折り込む中折り手段であることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記処理トレイの前段に前記シート状記録媒体の束を仮整合する整合用のトレイを備えていることを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記整合用のトレイのシート状記録媒体搬送方向の後端側に当該シート状記録媒体の端面を綴じる端面綴じ手段を備えていることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記処理トレイの前記綴じ手段配設部よりも用紙搬送方向下流側に前記シート状記録媒体の束の先端部の位置を設定するための位置設定手段を備えていることを特徴とする。
第7の手段は、第6の手段において、前記処理トレイの前記中綴じ手段配設部よりも用紙搬送方向上流側に前記シート状記録媒体の束の後端部に当接し、前記シート状記録媒体の後端位置を揃える後端揃え手段を備えていることを特徴とする。
第8の手段は、第6の手段において、前記位置設定手段をシート状記録媒体の搬送方向に平行に移動させ、任意位置で停止させる駆動手段を備え、前記駆動手段は前記位置設定手段を駆動し、前記シート状記録媒体の束を中綴じ位置及び中折り位置に移動させることを特徴とする。
第9の手段は、第1ないし第8のいずれかの手段において、前記処理トレイの前記シート状記録媒体の束が搬送される部分が平面状に設定されていることを特徴とする。
第10の手段は、第9の手段において、前記処理トレイの側面側に前記シート状記録媒体の搬送方向と直交する方向を揃える整合手段を備えていることを特徴とする。
第11の手段は、第1ないし第10のいずれかの手段に係るシート処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、綴じ手段及び中綴じ手段は中綴じスティプラS2に、折り手段及び中折り手段は折りプレート74及び折りローラ81に、処理トレイは折り処理トレイGに、整合用のトレイは端面綴じ処理トレイFに、位置設定手段は可動後端フェンス73に、後端揃え手段は後端叩き爪251に、駆動手段は駆動ローラ73b、従動ローラ73c及び両者間に掛け渡されたタイミングベルト73a及び駆動ローラ73bを駆動する駆動モータ73dに、整合手段は中綴じ上ジョガーフェンス250a及び中綴じ下ジョガーフェンス250bに、シート処理装置は符号PDに、画像形成装置は符号PRにそれぞれ対応する。
本発明によれば、端面綴じ枚数が多くなったとしても中綴じ枚数は中折りできる枚数となるため限度があり、この限度内ではシート状記録媒体の束のカールや座屈を抑えることができるので、端面綴じの最大綴じ枚数が多く設定されている場合においても中綴じ及び中折りの精度を高め、安定した綴じ及び折り品質を保証することができる。
以下、図面に基づき、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
1.全体構成
図1は本発明の実施形態に係る用紙処理装置としてのシート処理装置としての用紙後処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムのシステム構成を示す図であり、図では、用紙後処理装置の全体と画像形成装置の一部を示している。
図1において、用紙後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出されたシート状記録媒体(以下、単に用紙と称する)用紙後処理装置PDに導かれる。前記用紙は、1枚の用紙に後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット100)を有する搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行う処理トレイF(以下端面綴じ処理トレイとも称する)へ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。
画像形成装置PRは、特に図示しないが入力される画像データを印字可能な画像データに変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行う光書き込み装置、光書き込みにより感光体に形成された潜像をトナー現像する現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像を用紙に転写する転写装置、及び用紙転写されたトナー像を定着する定着装置を少なくとも備え、トナー画像が定着された用紙を用紙後処理装置PDに送り出し、用紙後処理装置PDによって所望の後処理が行われる。画像形成装置PRはここでは前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式、熱転写方式などの公知の画像形成装置が全て使用できる。なお、この実施形態では、前記画像処理回路、光書き込み装置、現像装置、転写装置、及び定着装置とが画像形成手段を構成している。
搬送路A及びDを経て端面綴じ処理トレイFへ導かれ、この端面綴じ処理トレイFで整合及びスティプル等を施された用紙は、偏向手段である分岐ガイド板54と可動ガイド55により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す中綴じ・中折り処理トレイG(以下、単に「折り処理トレイ」とも称する)へ振り分けられるように構成され、折り処理トレイGで折り等を施された用紙は搬送路Hを通り下トレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、用紙後端がこれを通過した後、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ローラ11の内少なくとも搬送ローラ9を逆転することで後端を用紙収容部Eへ導いて滞留させ、次用紙と重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合せて搬送することも可能である。
搬送路B、搬送路C及び搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置PRから受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15及び分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方に、各々回動することによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへ用紙を振り分ける。
搬送路Bへ用紙を導く場合は、図1の状態で前記ソレノイドはOFF、搬送路Cへ用紙を導く場合は、図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送路Dへ用紙を導く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となる。
この用紙後処理装置では、用紙に対して、穴明け(パンチユニット100)、用紙揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、用紙揃え+中綴じ(中綴じ上ジョガーフェンス250a、中綴じ下ジョガーフェンス250b、中綴じスティプラS2)、用紙の仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74、折りローラ81、82)などの各処理を行うことができる。なお、図1では、折り増しローラ82は省略している。
2.シフトトレイ部
図1に示すようにこの用紙後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部は、シフト排紙ローラ6と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、図2に示すシフト機構Jと、図3に示すシフトトレイ昇降機構Kとにより構成される。なお、図2はシフト機構Jの詳細を示す要部を拡大した斜視図、図3はシフトトレイ昇降機構Kの要部を拡大した斜視図である。
図1及び図3において、符号13はシフト排紙ローラ6から排出された用紙と接して前記用紙の後端を図2に示すエンドフェンス32に突き当てて揃えるためのスポンジ製のコロを示す。この戻しコロ13は、シフト排紙ローラ6の回転力で回転するようになっている。戻しコロ13の近傍にはトレイ上昇リミットスイッチ333が設けられており、シフトトレイ202が上昇して戻しコロ13を押し上げると、前記トレイ上昇リミットスイッチ333がオンしてトレイ昇降モータ168が停止する。これによりシフトトレイ202のオーバーランが防止される。また、戻しコロ13の近傍には、図1に示すように、シフトトレイ202上に排紙された用紙もしくは用紙束の紙面位置を検知する紙面位置検知手段としての紙面検知センサ330が設けられている。
図1に詳細には図示していないが、紙面検知センサ330は、図3に示す紙面検知レバー30と、紙面検知センサ(スティプル用)330aと紙面検知センサ(ノンスティプル用)330bとから構成されている。紙面検知レバー30は、レバーの軸部を中心に回動可能に設けられ、シフトトレイ202に積載された用紙の後端上面に接触する接触部30aと扇形の遮蔽部30bとを備えている。上方に位置する紙面検知センサ(スティプル用)330aは主にスティプル排紙制御に用いられ、紙面検知センサ(ノンスティプル用)330bは主にシフト排紙制御に用いられる。
本実施形態では、紙面検知センサ(スティプル用)330a及び紙面検知センサ(ノンスティプル用)330bは、遮蔽部30bによって遮られたときにオンするようになっている。したがって、シフトトレイ202が上昇して紙面検知レバー30の接触部30aが上方に回動すると、紙面検知センサ(スティプル用)330aがオフし、さらに回動すると紙面検知センサ(ノンスティプル用)330bがオンする。用紙の積載量が所定の高さに達したことが紙面検知センサ(スティプル用)330aと紙面検知センサ(ノンスティプル用)330bによって検知されると、シフトトレイ202はトレイ昇降モータ168の駆動により所定量下降する。これにより、シフトトレイ202の紙面位置は略一定に保たれる。
2.1 シフトトレイの昇降機構
シフトトレイ202の昇降機構について詳細に説明する。
図3に示すようにシフトトレイ202は、駆動ユニットLにより駆動軸21が駆動されることにより昇降する。駆動軸21と従動軸22との間にはタイミングベルト23がタイミングプーリを介してテンションをもって掛けられ、このタイミングベルト23にシフトトレイ202を支持する側板24が固定されている。このように構成することにより、シフトトレイ202を含むユニットが昇降可能にタイミングベルト23に吊り下げられている。
駆動ユニットLは、トレイ昇降モータ168とウォームギア25とから構成され、駆動源としての正逆転可能なトレイ昇降モータ168で発生した動力が、ウォームギア25を介して駆動軸21に固定されたギア列の最終ギアに伝達され、シフトトレイ202を上下方向に移動させるようになっている。動力伝達系統がウォームギア25を介しているため、シフトトレイ202を一定位置に保持することができ、このギア構成により、シフトトレイ202の不意の落下事故等を防止することが可能となっている。
シフトトレイ202の側板24には、遮蔽板24aが一体に形成され、下方には積載用紙の満載を検出する満杯検知センサ334と下限位置を検出する下限センサ335が配置されており、遮蔽板24aによって満杯検知センサ334と下限センサ335とがオン・オフされるようになっている。満杯検知センサ334と下限センサ335はフォトセンサであり、遮蔽板24aによって遮られたときにオンするようになっている。なお、図3において、シフト排紙ローラ6は省略している。
シフトトレイ202の揺動(シフト)機構は図2に示すように、シフトモータ169とシフトカム31とからなり、シフトモータ169を駆動源としてシフトカム31を回転させることにより、シフトトレイ202は用紙排紙方向と直交する方向に往復動する。シフトカム31には回転軸中心から一定量離れた位置にピン31aが立てられ、そのピン31aの他端部がエンドフェンス32の係合部材32aの長孔部32bに遊嵌されている。係合部材32aはエンドフェンス32の背面(シフトトレイ202が位置しない側の面)に固定され、前記シフトカム31のピン31aの回動位置に応じて、用紙排紙方向と直交する方向に往復動し、これに伴ってシフトトレイ202も用紙排紙方向と直交する方向に移動する。シフトトレイ202は図1において手前側と奥側の2つの位置で停止し(図2のシフトカム31の拡大図に対応)、その停止制御はシフトカム31の切り欠きをシフトセンサ336により検出し、この検出信号に基づいてシフトモータ169をON、OFF制御することにより行われる。
エンドフェンス32の前面側には、前記シフトトレイ202の案内用の突条32cが設けられ、シフトトレイ202の後端部がこの突条32cに上下動自在に遊嵌され、これにより、シフトトレイ202は上下動可能かつ用紙搬送方向と直交する方向に往復動可能にエンドフェンス32に支持される。なお、エンドフェンス32はシフトトレイ202上の積載紙の後端をガイドし、後端を揃える機能を有する。
2.2 排紙部
図4はシフトトレイ202への排紙部の構造を示す斜視図である。
図1及び図4において、シフト排紙ローラ6は、駆動ローラ6aと従動ローラ6bを有し、従動ローラ6bは用紙排出方向上流側を支持され、上下方向に揺動自在設けられた開閉ガイド板33の自由端部に回転自在に支持されている。従動ローラ6bは自重又は付勢力により駆動ローラ6aに当接し、用紙は両ローラ6a、6b間に挟持されて排出される。綴じ処理された用紙束が排出されるときは、開閉ガイド板33が上方に引き上げられ、所定のタイミングで戻されるようになっており、このタイミングはシフト排紙センサ303の検知信号に基づいて決定される。その停止位置は排紙ガイド板開閉センサ331の検知信号に基づいて決定され、排紙ガイド板開閉モータ167により駆動される。なお、排紙ガイド板開閉モータ167は排紙ガイド板開閉リミットスイッチ332のオン・オフにより駆動制御される。
3.端面綴じ処理トレイ
3.1 端面綴じ処理トレイの全体構成
端面綴じを施す端面綴じ処理トレイFの構成を詳細に説明する。
図5はこの端面綴じ処理トレイFを用紙搬送面に垂直な方向から見た平面図、図6は端面綴じ処理トレイFとその駆動機構を示す斜視図、図7は用紙束の放出機構を示す斜視図である。まず、図6に示すように、スティプル排紙ローラ11によって端面綴じ処理トレイFへ導かれた用紙は、端面綴じ処理トレイF上に順次積載される。この場合、用紙毎に叩きコロ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53によって横方向(用紙搬送方向と直交する方向−用紙幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束先頭紙までの間で、制御装置350(図16参照)からのスティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われた用紙束は、ただちに放出爪52aが突設された放出ベルト52によりシフト排紙ローラ6へ送られ、受取り位置にセットされているシフトトレイ202に排出される。
3.2 用紙放出機構
放出爪52aは、図7に示すように、放出ベルトHPセンサ311によりそのホームポジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。この放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、端面綴じ処理トレイFに収容された用紙束を交互に移動搬送する。また必要に応じて放出ベルト52を逆回転し、これから用紙束を移動するように待機している放出爪52aと対向側の放出爪52aの背面で端面綴じ処理トレイFに収容された用紙束の搬送方向先端を揃えるようにすることもできる。したがって、この放出爪52aは用紙束の用紙搬送方向の揃え手段としても機能する。
また、図5に示すように、放出モータ157により駆動される放出ベルト52の駆動軸には、用紙幅方向の整合中心に放出ベルト52とその駆動プーリ62とが配置され、駆動プーリ62に対して対称に放出ローラ56が配置、固定されている。さらに、これらの放出ローラ56の周速は放出ベルト52の周速より速くなるように設定されている。
3.3 処理機構
図6に示すように、叩きコロ12は支点12aを中心に叩きSOL(ソレノイド)170によって振り子運動を与えられ、端面綴じ処理トレイFへ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用紙を後端フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12は反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は、正逆転可能なジョガーモータ158によりタイミングベルトを介して駆動され、用紙幅方向に往復移動する。
端面綴じスティプラS1は、図8のスティプラS1を移動機構とともに示す斜視図から分かるように、正逆転可能なスティプラ移動モータ159によりタイミングベルトを介して駆動され、用紙端部の所定位置を綴じるために用紙幅方向に移動する。その移動範囲の一側端には、端面綴じスティプラS1のホームポジションを検出するスティプラ移動HPセンサ312が設けられており、用紙幅方向の綴じ位置は、前記ホームポジションからの端面綴じスティプラS1移動量により制御される。端面綴じスティプラS1は、図9の斜視図に示すように針の打ち込み角度を用紙端部と平行あるいは斜めに変更できるように、さらに、前記ホームポジション位置でスティプラS1の綴じ機構部だけを所定角度斜めに回転させ、スティプル針の交換が容易にできるように構成されている。スティプラS1は斜めモータ160によって斜め回転し、針交換位置センサ313によって所定の斜めの角度に、あるいは、前記針の交換位置まで達したことが検出されると、斜めモータ160は停止する。斜め打ちが終了し、あるいは針交換が終了すると、元の位置まで回転して次のスティプルに備える。
なお、図5中符号64aは前側板、64bは後側板であり、符号310は端面綴じ処理トレイF上の用紙の有無を検出する紙有無センサである。
4.用紙束偏向機構
用紙束偏向機構は、図1及び図13の端面綴じ処理トレイFと折り処理トレイG部分の拡大図に示すように分岐ガイド板54と可動ガイド55とからなる。分岐ガイド板54は図10ないし図12の動作説明図に示すように支点54aを中心に上下方向に揺動自在に設けられ、その下流側に回転自在な加圧コロ57が設けられ、スプリング58により放出ローラ56側に加圧される。また、分岐ガイド板54の位置は、束分岐駆動モータ161より駆動力を得て回転するカム61のカム面61aとの当接位置によって規定される。
可動ガイド55は放出ローラ56の回転軸に揺動自在に支持され、可動ガイド55の一端(分岐ガイド板54とは反対側の端部)には連結部60aで回動自在に連結されたリンクアーム60が設けられている。リンクアーム60は図5に示す前側板64aに固定された軸と長孔部60bでされており、これにより可動ガイド55の揺動範囲は規制される。また、スプリング59により下方に付勢されることによって図10の位置に保持される。さらに、束分岐駆動モータ161より駆動を得て回転するカム61のカム面61bによりリンクアーム60が押されると、連結されている可動ガイド55は上方へ回動する。束分岐ガイドHPセンサ315はカム61の遮蔽部61cを検知してカム61のホームポジションを検知する。これにより、カム61はそのホームポジションを基準として束分岐駆動モータ161の駆動パルスをカウントすることにより、停止位置の制御が行われる。
図10は、カム61がホームポジションに位置したときの分岐ガイド板54と可動ガイド55の位置関係を示す動作説明図である。可動ガイド55のガイド面55aはシフト排紙ローラ6への経路において、用紙をガイドする機能を有する。
図11は、カム61が回転することにより、分岐ガイド板54が支点54aを中心として図において反時計方向(下方)へ回動し、加圧コロ57が放出ローラ56側に接触して加圧している状態を示す動作説明図である。
図12は、カム61がさらに回転することにより、可動ガイド55が図において時計方向(上方)に回動し、端面綴じ処理トレイFから折り処理トレイGに導く経路を分岐ガイド板54と可動ガイド55とで形成した状態を示す動作説明図である。また、図5には奥行き方向の位置関係を示す。
この実施形態では、分岐ガイド板54と可動ガイド55は1つの駆動モータにより動作するが、個々に駆動モータを設けて、用紙サイズや綴じ枚数に応じて、移動タイミングや停止位置を制御可能に構成しても良い。
5.折り処理トレイ
中綴じ及び中折りは端面綴じ処理トレイFの下流側設けられた折り処理トレイGにおいて行われる。用紙束は端面綴じ処理トレイFから前記用紙束偏向機構により折り処理トレイGに導かれる。以下、中綴じ中折り処理トレイの構成について説明する。
5.1 折り処理トレイの構成
図13に示すように分岐ガイド板54と可動ガイド55とからなる用紙束偏向機構の下流側に折り処理トレイGが設けられている。折り処理トレイGは、前記用紙束偏向機構の下流側にほぼ垂直に設けられており、中央部に中折り機構が、その上方に束搬送ガイド板上92が、また、下方に束搬送ガイド板下91が配置されている。また、束搬送ガイド板上92の上部には束搬送ローラ上71が、下部には束搬送ローラ下72がそれぞれ設けられているとともに、両ローラ71,72間を跨ぐように束搬送ガイド板上92の側面に沿って両側に中綴じ上ジョガーフェンス250aが配置されている。同様に束搬送ガイド板下91の側面に沿って両側に中綴じ下ジョガーフェンス250bが設けられ、この中綴じ下ジョガーフェンス250bが設置されている箇所に中綴じスティプラS2が配置されている。中綴じ上ジョガーフェンス250a及び中綴じ下ジョガーフェンス250bは図示しない駆動機構により駆動され、用搬送方向に直交する方向(用紙の幅方向)の整合動作を行う。中綴じスティプラS2は、クリンチャ部とドライバ部とが対となったもので、用紙の幅方向に所定の間隔をおいて2対設けられている。なお、ここでは、2対固定した状態で設けているが、1対のクリンチャ部とドライバ部とを用紙の幅方向に移動させて2箇所綴じを行うように構成することもできる。
また、束搬送ガイド板下91を横切るように可動後端フェンス73が配置され、タイミングベルト73aとその駆動機構とを備えた移動機構により用紙搬送方向(図において上下方向)に移動可能となっている。駆動機構は図1に示すように前記タイミングベルト73aが掛け渡された駆動プーリ73bと従動プーリ73cと、駆動プーリ73bを駆動するステッピングモータ73dとにより構成されている。同様に束搬送ガイド板上92の上端側には、後端叩き爪251と、その駆動機構が設けられている。後端叩き爪251はタイミングベルト252と図示しない駆動機構とによって前記用紙束偏向機構から離れる方向と用紙束の後端(用紙束導入時に後端に当たる側)を押す方向とに往復移動可能となっている。なお、図13において、符号326は後端叩き爪251のホームポジションを検出するためのホームポジションセンサである。
中折り機構は、折り処理トレイGのほぼ中央部に設けられ、折りプレート74と折りローラ81,82と、折られた用紙束を搬送する搬送路Hとからなっている。
5.2 折りプレート及びその作動機構
図14及び図15は中折りを行うための折りプレート74の移動機構の動作説明図である。
折りプレート74は前後側板64a、64bに立てられた各2本の軸64cに長孔部74aを遊嵌することにより支持され、さらに、折りプレート74から立設された軸部74bがリンクアーム76の長孔部76bに遊嵌され、リンクアーム76が支点76aを中心に揺動することにより、折りプレート74は図14及び図15中を左右に往復移動する。すなわち、リンクアーム76の長孔部76cに折りプレート駆動カム75の軸部75bは遊嵌されており、折りプレート駆動カム75の回転運動によりリンクアーム76は揺動し、これに応じて、図13において、折りプレート74は束搬送ガイド板下上91,92に対して垂直な方向に往復動する。折りプレート駆動カム75は折りプレート駆動モータ166により図14中の矢印方向に回転する。その停止位置は半月形状の遮蔽部75a両端部を折りプレートHPセンサ325により検知することで決定される。
図14は、折り処理トレイGの用紙束収容領域から完全に退避したホームポジション位置を示す。折りプレート駆動カム75を矢印方向に回転させると折りプレート74は矢印方向に移動し、折り処理トレイGの用紙束収容領域に突出する。図15は、折り処理トレイGの用紙束中央を折りローラ81のニップに押し込む位置を示す。折りプレート駆動カム75を矢印方向に回転させると折りプレート74は矢印方向に移動し、折り処理トレイGの用紙束収容領域から退避する。
なお、この実施形態では、中折りについては用紙束を綴じることを前提にしているが、この発明は1枚の用紙を折る場合でも適用できる。この場合は、1枚だけで中綴じが不要なので、1枚排紙された時点で折り処理トレイG側に送り込み、折りプレート74と折りローラ81,82とによって折り処理を実行して下トレイ203に排紙するようにする。
なお、この実施形態では、下トレイ203に中折りされた用紙束の積層高さを検出する検出レバー501が始点501aによって揺動自在に設けられ、この検出レバー501の角度を紙面センサ505によって検出し、下トレイ203の昇降動作及びオーバーフロー検出を行っている。
6.制御装置
制御装置350は、図16に示すように、CPU360、I/Oインターフェース370等を有するマイクロコンピュータからなり、画像形成装置PR本体のコントロールパネルの各スイッチ等、及び入口センサ301、上排紙センサ302、シフト排紙センサ303、プレスタックセンサ304、スティプル排紙センサ305、紙有無センサ310、放出ベルトホームポジションセンサ311、スティプル移動ホームポジションセンサ312、スティプラ斜めホームポジションセンサ313、ジョガーフェンスホームポジションセンサ314、束分岐ガイドホームポジションセンサ315、束到達センサ321、可動後端フェンスホームポジションセンサ322、折り部通過センサ323、下排紙センサ324、紙面検知センサ330,330a,330b,505、排紙ガイド板開閉センサ331等の各センサからの信号がI/Oインターフェース370を介してCPU360へ入力される。
CPU360は、入力された信号に基づいて、シフトトレイ202用のトレイ昇降モータ168、開閉ガイド板を開閉する排紙ガイド板開閉モータ167、シフトトレイ202を移動するシフトモータ169、叩きコロ12を駆動する図示しない叩きコロモータ、叩きSOL170等の各ソレノイド、各搬送ローラを駆動する搬送モータ、各排紙ローラを駆動する排紙モータ、放出ベルト52を駆動する放出モータ157、端面綴じスティプラS1を移動するスティプラ移動モータ159、端面綴じスティプラS1を斜めに回転させる斜めモータ160、ジョガーフェンス53を移動するジョガーモータ158、分岐ガイド板54及び可動ガイド55を回動する束分岐駆動モータ161、その束を搬送する搬送ローラを駆動する図示しない束搬送モータ、可動後端フェンス73を移動させる図示しない後端フェンス移動モータ、折りプレート74を移動させる折りプレート駆動モータ166、折りローラ81を駆動する図示しない折りローラ駆動モータ等の駆動を制御する。
スティプル排紙ローラを駆動する図示しないスティプル搬送モータのパルス信号はCPU360に入力されてカウントされ、このカウントに応じて叩きSOL170及びジョガーモータ158が制御される。また、パンチユニット100もクラッチやモータを制御することによりCPU360の指示によって穴明けを実行する。なお、用紙後処理装置PDの制御は前記CPU360が図示しないROMに書き込まれたプログラムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。
7.動作
以下、前記CPU360によって実行される本実施形態に係る用紙後処理装置の動作について説明する。
7.1 処理モードに応じた動作
本実施形態では、後処理モードに応じて下記の排出形態をとる。
(1)ノンスティプルモードA:
このモードは、搬送路Aから搬送路Bを通り、上トレイ201へ用紙を綴じないで排出するモードである。このモードでは、分岐爪15が図1において時計方向に回動し、搬送路B側が開放された状態になる。
このモードでは、動作がスタートし、用紙が画像形成装置PR側から搬入される状態になると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Bの搬送ローラ3及び上排紙ローラ4がそれぞれ回転を開始する。そして、入口センサ301のオン、オフと上排紙センサ302により用紙の通過を確認し、最終紙が通過し、所定時間経過すると、前記各ローラの回転を停止させる。これにより、画像形成装置PRから搬入されてきた用紙を全て上トレイ201に綴じることなく排紙し、積載する。なお、この実施形態では、パンチユニット100が入口ローラ1と搬送ローラ2間に設けられているので、この間にパンチユニット100によって穴明けすることもできる。
(2)ノンスティプルモードB:
このモードは、用紙を綴じることなく搬送路Aから搬送路Cを経て、シフトトレイ202へ排出するモードである。このモードでは、分岐爪15が反時計方向、分岐爪16が時計方向にそれぞれ回動し、搬送路Cが開放された状態になる。
このモードでは、動作がスタートし、用紙が画像形成装置PR側から搬入される状態になると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Cの搬送ローラ5及びシフト排紙ローラ6がそれぞれ回転を開始する。そして、分岐爪15及び16を駆動するソレノイドをオンにして分岐爪15を反時計方向、分岐爪16を時計方向にそれぞれ回動させる。次いで、入口センサ301のオン、オフとシフト排紙センサ303のオン、オフをチェックして、搬入されてきた用紙の通過を確認し、最終紙が通過し、所定時間経過すると、前記各ローラの回転を停止させ、分岐爪15,16を駆動するソレノイドをオフにする。これにより、画像形成装置PRから搬入されてきた用紙を全てシフトトレイ202に綴じることなく排紙し、積載する。なお、この実施形態では、パンチユニット100が入口ローラ1と搬送ローラ2間に設けられているので、この間にパンチユニット100によって穴明けすることもできる。
(3)ソート、スタックモード:
このモードは、用紙を搬送路Aから搬送路Cを経てシフトトレイ202へ排出するモードであるが、その際、シフトトレイ202を部の区切れ毎に排紙方向と直交方向に揺動させ、シフトトレイ202上に排出される用紙を仕分けるモードである。このモードでは、ノンスティプルモードBと同様に、分岐爪15が反時計方向、分岐爪16が時計方向にそれぞれ回動し、搬送路Cが開放された状態になる。
このモードでは、動作がスタートし、用紙が画像形成装置PR側から搬入される状態になると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Cの搬送ローラ5及びシフト排紙ローラ6がそれぞれ回転を開始する。分岐爪15及び16を駆動するソレノイドをオンにして分岐爪15を反時計方向、分岐爪16を時計方向にそれぞれ回動させる。そして、入口センサ301のオン、オフとシフト排紙センサ303のオンをチェックし、シフト排紙センサ303を通過した用紙が部の先頭の用紙であれば、シフトモータ169をオンし、シフトセンサ336がシフトトレイ202を検出するまでシフトトレイ202を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる。そして、用紙をシフトトレイ202に排紙し、シフト排紙センサ303がオフになり、用紙がシフト排紙センサ303の通過が確認されると、その用紙が最終紙かどうかをチェックし、最終紙でなければ、先頭の用紙なので、部が1枚でなければ前記処理を繰り返し、部が1枚で構成されていれば、各ローラを停止する。シフト排紙センサ303を通過した用紙が部の先頭紙でなければ、すでにシフトトレイ202は移動しているので、そのまま排紙し、その排紙した用紙が最終紙かどうかをチェックし、最終紙でなければ、次の用紙に対して前述の処理を繰り返し、最終紙であれば、最終紙が通過して所定時間経過した時点で、前記各ローラの回転を停止させ、分岐爪15,16を駆動するソレノイドをオフにする。これにより、画像形成装置PRから搬入されてきた用紙を全てシフトトレイ202に綴じることなく排紙し、仕分けして積載する。なお、この場合もパンチユニット100によって穴明けした用紙のソートやスタックが可能である。
(4)スティプルモード:
このモードは、用紙を搬送路Aと搬送路Dを経て端面綴じ処理トレイFに搬送し、端面綴じ処理トレイFで整合及び綴じ処理を行った後、搬送路Cを通ってシフトトレイ202へ排出するモードである。このモードでは、分岐爪15と分岐爪16はともに反時計方向に回動し、搬送路AからDに至る経路が開放された状態になる。
このモードでは、動作がスタートし、用紙が画像形成装置PR側PRから搬入される状態になると、用紙後処理装置PDの搬送路Aの入口ローラ1及び搬送ローラ2、搬送路Dの搬送ローラ7,9,10及びスティプル排紙ローラ11、端面綴じ処理トレイFの叩きコロ12がそれぞれ回転を開始する。そして、分岐爪15を駆動するソレノイドをオンにして(ステップS402)分岐爪15を反時計方向に回動させる。次いで、端面綴じスティプラS1をスティプラ移動HPセンサ312で検知し、ホームポジションを確認した後、スティプラ移動モータ159を駆動して端面綴じスティプラS1を綴じ位置に移動させる。また、放出ベルト52、ジョガーフェンス53、分岐ガイド板54と可動ガイド55をホームポジションに移動させる。
そして、入口センサ301のオン、オフ、スティプル排紙センサ305がオン、シフト排紙センサ303がオフであれば、端面綴じ処理トレイFに用紙が排紙され、用紙が存在しているので、叩きソレノイド170を所定時間オンにし、叩きソレノイド12を用紙に接触させ、後端フェンス51側に付勢して、用紙後端を揃える。次いで、ジョガーモータ158を駆動することによってジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて用紙の幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の揃え動作を行った後、待機位置に戻す。これにより端面綴じ処理トレイFに送り込まれた用紙の縦横(搬送方向に平行な方向と直交する方向)が揃えられる。これを1枚毎に繰り返し、部の最終紙になると、ジョガーフェンス53を所定量内側に移動させて用紙端面がずれない状態にし、この状態で端面綴じスティプラS1をオンにして端面綴じを実行する。
一方、シフトトレイ202を所定量下降させて排紙スペースを確保し、シフト排紙モータを駆動してシフト排紙ローラ6の回転を開始させ、さらに放出モータ157をオンにして放出ベルト52を所定量回転させ、綴じられた用紙束を搬送路C方向に押し上げる。これにより、用紙束はシフト排紙ローラ6のニップに挟まれてシフトトレイ202への排紙動作が行われる。そして、シフト排紙センサ303がオンになり、用紙束がセンサ303位置に進入し、シフト排紙センサ303がオフになって用紙束がセンサ303位置を抜けたことが確認されると、用紙束はシフト排紙ローラ6によってシフトトレイへの排紙が完了する状態になっているので、放出ベルト52及びジョガーフェンス53を待機位置に移動させ、シフト排紙ローラ6の回転を所定時間経過後停止させ、シフトトレイ202を用紙受け入れ位置に上昇させる。これらの一連の動作をジョブの最終部まで繰り返す。
そして、最終部になると、端面綴じスティプラS1、放出ベルト52、ジョガーフェンス53をそれぞれホームポジションに移動させ、入口ローラ1、搬送ローラ2,7,9,10、スティプル排紙ローラ11及び叩きコロ12の回転を停止させ(ステップS429)、分岐爪15の分岐ソレノイドをオフにして全て初期状態に戻して処理を終える。このようにして、画像形成装置PRから搬入されてきた用紙を端面綴じ処理トレイFで綴じ処理を行ってシフトトレイ202に排紙して積載する。なお、この場合もパンチユニット100によって穴明けした用紙の綴じ処理が可能である。
このスティプルモード時の端面綴じ処理トレイFの動作をさらに詳細に説明する。
スティプルモードが選択されると、図6に示すように、ジョガーフェンス53はホームポジションより移動し、端面綴じ処理トレイFに排出される用紙幅より片側7mm離れた待機位置で待機する。用紙がスティプル排紙ローラ11によって搬送され、用紙後端がスティプル排紙センサ305を通過すると、ジョガーフェンス53が待機位置から5mm内側に移動して停止する。
また、スティプル排紙センサ305は用紙後端通過時点にそれを検知し、その信号がCPU360に入力される。CPU360ではこの信号の受信時点からスティプル排紙ローラ11を駆動する図示しないスティプル搬送モータからの発信パルス数をカウントし、所定パルス発信後に叩きSOL170をオンさせる。叩きコロ12は、叩きSOL170のオン・オフにより振り子運動をし、オン時には用紙を叩いて下方向に戻し、後端フェンス51に突き当てて紙揃えを行う。このとき、端面綴じ処理トレイFに収容される用紙が入口センサ301あるいはスティプル排紙センサ305を通過するたびにその信号がCPU360に入力され、用紙枚数がカウントされる。
叩きSOL170がオフされて所定時間経過後、ジョガーフェンス53は、ジョガーモータ158によってさらに2.6mm内側に移動して一旦停止し、横揃えが終了する。ジョガーフェンス53はその後7.6mm外側に移動して待機位置に戻り、次の用紙を待つ。この動作を最終頁まで行う。その後、再び7mm内側に移動して停止し、用紙束の両側端を押えてスティプル動作に備える。その後、所定時間後に図示しないスティプルモータにより端面綴じスティプラS1が作動し、綴じ処理が行われる。このとき2箇所以上の綴じが指定されていれば、1箇所の綴じ処理が終了した後、スティプル移動モータ159が駆動され、端面綴じスティプラS1が用紙後端に沿って適正位置まで移動され、2箇所目の綴じ処理が行われる。また、3箇所目以降が指定されている場合は、これを繰り返す。
綴じ処理が終了すると、放出モータ157が駆動され、放出ベルト52が駆動される。同時に、排紙モータも駆動され、放出爪52aにより持ち上げられた用紙束を受け入れるべくシフト排紙ローラ6が回転し始める。このとき、ジョガーフェンス53は用紙サイズ及び綴じ枚数に基づいて異なる制御が行われる。例えば、綴じ枚数が設定枚数より少ない、あるいは設定サイズより小さい場合には、ジョガーフェンス53により用紙束を押えながら放出爪52aにより用紙束後端を引っかけ搬送する。そして、紙有無センサ310あるいは放出ベルトHPセンサ311による検知より所定パルス後にジョガーフェンス53を2mm退避させジョガーフェンス53による用紙への拘束を解除する。この所定パルスは、放出爪52aが用紙後端と接触してからジョガーフェンス53の先端を抜ける間で設定されている。また、綴じ枚数が設定枚数より多い、あるいは設定サイズより大きい場合には、予めジョガーフェンス53を2mm退避させ、放出を行う。いずれの場合も用紙束がジョガーフェンス53を抜けきると、ジョガーフェンス53は、さらに5mm外側に移動して待機位置に復帰し、次の用紙に備える。なお、用紙に対するジョガーフェンス53の距離により拘束力を調整することも可能である。
(5)中綴じ製本モード:
このモードは、用紙を搬送路Aと搬送路Dを経て端面綴じ処理トレイFに搬送し、端面綴じ処理トレイFで整合した後、さらに折り処理トレイGで中綴じ及び中折りを実行し、中折りされた用紙束を搬送路Hから下トレイ203へ排出するモードである。このモードでは、図において分岐爪15と分岐爪16はともに反時計方向に回動し、搬送路AからDに至る経路が開放された状態になる。また、分岐ガイド板54と可動ガイド板55が後述の図19に示すように閉鎖状態となって用紙束を折り処理トレイGに導き、中綴じ、中折りが行われる。このときの動作を図17ないし図24に示す。
中綴じ製本モードでは、搬送路Aから分岐爪15分岐爪16で振り分けられた用紙は、搬送路Dに導かれ、搬送ローラ7、搬送ローラ9、搬送ローラ10を経て、スティプル排紙ローラ11により端面綴じ処理トレイFに排出される。端面綴じ処理トレイFでは、スティプルモード時と同様に排紙ローラ11により順次排出される用紙を後端フェンス51とジョガーフェンス53によって整合し、スティプルする直前までは同様の動作をする(図17)。
図17に示すように用紙束が端面綴じ処理トレイFで仮整合された後、図18に示すように放出ベルト52が回転を開始し、後端フェンス51に後端が当接していた用紙束を放出爪52aで押し上げる。そして、図19に示すように、分岐ガイド板54と可動ガイド55とが回動することによって用紙束先端部は放出ローラ56と加圧コロ57により挟持され、用紙束は折り処理トレイGへ導かれる経路を通過するべく、再度放出爪52aの押し上げと放出ローラ56の回転により下流、すなわち、折り処理トレイG側へ搬送される。この放出ローラ56は放出ベルト52の駆動軸に設けられており放出ベルト52と同期して駆動される。
その後、用紙束はその後端が放出ローラ56を通過するまで放出爪52aによって運ばれ、さらに図20の位置まで束搬送ローラ上71と束搬送ローラ下72によって搬送される。その際、各用紙束の搬送方向のサイズに応じて設定された停止位置に可動後端フェンス73が停止し、待機している。この位置は画像形成装置PRから送られるサイズ状態に応じて設定される。可動後端フェンス73に用紙束先端が当接してスタックされたとき、図21に示すように束搬送ローラ下72の加圧力が解除され、後端叩き爪251により用紙束の後端を叩いて搬送方向の最終的な揃えを行う。これは端面綴じ処理トレイFで仮整合された用紙束が可動後端フェンス73にスタックされるまでに用紙束にズレが発生している可能性があるためで、最終的な揃えが後端叩き爪251で行行われることになる。
そして、その直後に中綴じ上ジョガーフェンス250aと中綴じ下ジョガーフェンス250bによって用紙束の幅方向の最終的な揃えが行われ、その中央を中綴じスティプラS2により綴じ処理する。可動後端フェンス73は可動後端フェンスHPセンサ322からのパルス制御により位置決めされていて、その位置は用紙束の搬送方向中央部が綴じ位置となる位置である。また、後端叩き爪251は後端叩き爪HPセンサ326からのパルス制御により位置決めされている。中綴じ上ジョガーフェンス250aと中綴じ下ジョガーフェンス250bの動作は前記端面綴じ処理トレイFにおけるジョガーフェンス53の動作と基本的に同一である。ただし、揃え動作は用紙束搬入後に用紙束全体について1回行われ、1枚毎に行われるわけでない。
次いで、図22に示すように中綴じされた用紙束は束搬送ローラ下72の加圧が解除されたまま、可動後端フェンス73の移動に伴って上方に運ばれ、その後、図23に示すように、綴じられた針部近傍を折りプレート74により略直角方向に押し、さらに、対向する折りローラ81のニップへと押し込む。これにより、予め回転していた折りローラ81は押し込まれてきた用紙束を加圧搬送し、用紙束中央に折りを施し、中折りが行われる。
このように端面綴じ処理トレイFで中綴じすることなく、折り処理トレイGで処理するようにすると、中綴じされた用紙束を折り処理のために移動させる際、可動後端フェンス73の移動のみで確実に用紙束を搬送することができる。仮に折り処理のために下方に移動させようとすると可動後端フェンス73の移動のみでは確実性に乏しくなり、搬送ローラ等の別の手段を要することになり、構成的にも複雑になる。
このように折りローラ81で折りを施された用紙束は図24に示すように第2の折りローラ82により折りぐせを強化され、下排紙ローラ83により下トレイ203へ排出される。このとき、用紙束後端が折り部通過センサ323に検知されると、折りプレート74及び可動後端フェンス73はホームポジションに復帰し、束搬送ローラ下72の加圧力も復帰し、次の用紙に備える。その際、次のジョブが同用紙サイズ同枚数であれば、可動後端フェンス73は再び図20位置に移動して待機しても良い。
以上のように、本実施形態では、以下のような効果を奏する。
1)端面綴じ処理トレイFでまず用紙の仮整合を行い、未綴じ状態のまま下流の折り処理トレイGに搬送して最終的な整合を行ってから中綴じをする。つまり、端面綴じ処理トレイFで用紙を整合しての中綴じは行わないため、中綴じスティプラ(クリンチャとドライバ)が用紙の搬送されてくる空間を塞いでしまうことはない。
2)中綴じ処理部では最大中綴じ枚数15枚分の幅のジョガーフェンスを配置しているため用紙のカールや座屈による用紙のあばれを最小限にして綴じ位置のばらつきを抑えることができる。
3)中綴じ専用の処理部で中綴じされた用紙束を直線的に搬送方向下流側に移動させて折り処理を行うので、綴じ及び折りの品質を安定させることができる。
4)端面綴じ処理トレイFで仮整合された未綴じ状態の用紙の先端を可動後端フェンス23に突き当ててスタックし、後端叩き爪251及び中綴じ上、中綴じ下ジョガーフェンス250a,250bで最終的な整合をした後、中綴じスティプラS2で中綴じをする。その後、可動後端フェンス73を上昇させて中綴じされた用紙束の中央を折り位置に合わせて、折りプレート74と折りローラ81とによって折り処理をする。このように、先端ストッパのみで搬送方向の綴じ位置及び折り位置の双方の位置を決めることができるため、ノイズが入り難く安定した綴じ位置及び折り位置の品質を確保すること可能となる。
5)中綴じ処理用と折り処理用の先端ストッパが別々に存在していたら、双方の先端ストッパで中綴じ位置と折り位置を決定するため、中綴じと折りの相対的な位置関係が構成上のばらつきでずれる可能性がでてくる。これに対して、本実施形態では、可動後端フェンス73一つで中綴じと折りの位置を決めるので、中綴じ及び折りの精度を高め、綴じ及び折り品質を安定させることができる。
6)中折りプレート74の配置位置よりも下方に中綴じスティプラS2を配置しているため、可動後端フェンス73にスタックされた用紙束に中綴じ処理をした後、可動後端フェンス73を上昇させて折り処理を行う必要があるが、中綴じされた用紙束を可動後端フェンス73上にスタックしたまま上昇させるので、用紙束のズレを招くことなく容易に移動させることができ、迅速な処理が可能となる。加えて、シンプルな構成で綴じ及び折り品質も確保することができる。
本発明の実施形態に係る用紙後処理装置を主に示す用紙処理装置と画像形成装置とからなる画像処理システムのシステム構成を示す図である。 図1の用紙後処理装置のシフト機構の詳細を示す要部拡大斜視図である。 図1の用紙後処理装置のシフトトレイ昇降機構の要部拡大斜視図である。 図1の用紙後処理装置のシフトトレイへの排紙部の構造を示す斜視図である。 図1の用紙後処理装置のスティプル処理トレイを用紙搬送面に垂直な方向から見た平面図である。 図1の用紙後処理装置のスティプル処理トレイとその駆動機構を示す斜視図である。 図1の用紙後処理装置の用紙束の放出機構を示す斜視図である。 図1の用紙後処理装置の端面綴じスティプラを移動機構とともに示す斜視図である。 図8における端面綴じスティプラの斜め回動機構を示す斜視図である。 図1の用紙後処理装置の用紙束偏向機構の動作説明図で、用紙あるいは用紙束をシフトトレイに排紙するときの状態を示す。 図1の用紙後処理装置の用紙束偏向機構の動作説明図で、図10の状態から分岐ガイド板が放出ローラ側に回動した状態を示す。 図1のる用紙後処理装置の用紙束偏向機構の動作説明図で、図11の状態から可動ガイドが分岐ガイド板側に回動し、中折り処理トレイ側に用紙束を偏向する経路を形成した状態を示す。 図1の用紙後処理装置のスティプル処理トレイと中折り処理トレイの詳細を示す図である。 図1の用紙後処理装置の折りプレートの移動機構の動作説明図で、中折り動作に入る前の状態を示す。 図1の用紙後処理装置の折りプレートの移動機構の動作説明図で、中折り後、初期位置に戻るときの状態を示す。 本発明の実施形態に係る画像形成システムの制御系の構成、特に用紙後処理装置の制御構成を主に示すブロック図である。 中綴じ製本モードにおける端面綴じ処理トレイにスタックされた用紙束の状態を示す動作説明図である。 中綴じ製本モードにおいて端面綴じ処理トレイでスタックされ、放出爪により用紙束変更機構側に用紙束を搬送する状態を示す動作説明図である。 中綴じ製本モードにおいてスティプル処理トレイで中綴じされた用紙束を用紙束偏向機構によって偏向させる初期状態を示す動作説明図である。 中綴じ製本モードにおいてスティプル処理トレイで中綴じされた用紙束を用紙束偏向機構によって偏向させ、折り処理トレイに送り込んだときの状態を示す動作説明図である。 中綴じ製本モードにおいて折り処理トレイで行われる用紙束後端の揃え動作時の状態を示す動作説明図である。 中綴じ製本モードにおいて折り処理トレイで用紙束を中折り位置まで持ち上げたときの状態を示す動作説明図である。 中綴じ製本モードにおいて折り処理トレイで用紙束を折りプレートによって折りローラのニップに押し込んで中折りするときの状態を示す動作説明図である。 中綴じ製本モードにおいて折り処理トレイで用紙束を折りローラによって折り込んで排紙するときの状態を示す動作説明図である。
符号の説明
73 可動後端フェンス
73a タイミングベルト
73b 駆動プーリ
73c 従動プーリ
73d 駆動モータ
74 折りプレート
81 折りローラ
250a 中綴じ上ジョガーフェンス
250b 中綴じ下ジョガーフェンス
251 後端叩き爪
F 端面綴じ処理トレイ
G 折り処理トレイ
PD 用紙後処理装置
PR 画像形成装置
S2 中綴じスティプラ

Claims (11)

  1. 搬送されてきたシート状記録媒体を綴じる綴じ手段と、綴じられたシート状記録媒体の束を折る折り手段とを備えたシート処理装置において、
    前記綴じ手段と前記折り手段とが同一の処理トレイに設けられ、前記綴じ手段が前記折り手段よりもシート状記録媒体の搬送方向下流側に位置していることを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記処理トレイが前記シート状記録媒体の束が重力で下方に落下するに足る傾斜に設定され、
    前記綴じ手段が前記折り手段よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記綴じ手段がシート状記録媒体の束の中央部を綴じる中綴じ手段であり、前記折り手段が前記中綴じ手段によって綴じられた箇所を折り込む中折り手段であることを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
  4. 前記処理トレイの前段に前記シート状記録媒体の束を仮整合する整合用のトレイを備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. 前記整合用のトレイのシート状記録媒体搬送方向の後端側に当該シート状記録媒体の端面を綴じる端面綴じ手段を備えていることを特徴とする請求項4記載のシート処理装置。
  6. 前記処理トレイの前記綴じ手段配設部よりも用紙搬送方向下流側に前記シート状記録媒体の束の先端部の位置を設定するための位置設定手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  7. 前記処理トレイの前記中綴じ手段配設部よりも用紙搬送方向上流側に前記シート状記録媒体の束の後端部に当接し、前記シート状記録媒体の後端位置を揃える後端揃え手段を備えていることを特徴とする請求項6記載のシート処理装置。
  8. 前記位置設定手段をシート状記録媒体の搬送方向に平行に移動させ、任意位置で停止させる駆動手段を備え、
    前記駆動手段は前記位置設定手段を駆動し、前記シート状記録媒体の束を中綴じ位置及び中折り位置に移動させることを特徴とする請求項6記載のシート処理装置。
  9. 前記処理トレイの前記シート状記録媒体の束が搬送される部分が平面状に設定されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  10. 前記処理トレイの側面側に前記シート状記録媒体の搬送方向と直交する方向を揃える整合手段を備えていることを特徴とする請求項9記載のシート処理装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか1項に記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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