JP2007154716A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルプレートの強度の向上を図ると共に、広範囲に燃料を噴射できる燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】ノズルプレート9は、弁体6の中心に向けて凸状に形成された凸部9dと、この凸部9dに形成された段差部9gと、この段差部9gを構成すると共に噴射孔9eが形成された孔形成部9hと、を有し、孔形成部9h及び噴射孔9eは、孔形成部9hにおける弁体6に対向する対向面側からこの対向面の裏面側へ孔形成部9hの板厚方向に沿って向うに従い、凸部9dの板厚方向に沿う中心線9kから遠くなるように、中心線9kに対して傾斜している。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料噴射弁に関する。
従来、弁座と、駆動部に駆動されて弁座に離着座する弁体と、弁体の開弁時に弁体と弁座との間を通過した燃料を噴射する噴射孔が形成され弁体に対向するノズルプレートと、を備える燃料噴射弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−70347号公報
このような燃料噴射弁は、広範囲に燃料を噴射できることが望まれる。かかる課題を解決するために、特許文献1では、噴射孔を弁体の中心軸に対して傾斜させたり、ノズルプレートを弁体側とは逆側に凹ませて噴射孔を傾斜させる技術が開示されている。これにより、燃料を広範囲に噴射できるとされている。
また、ノズルプレートは、その弁体側の面に燃圧を受けることから、高い強度が要求される。しかしながら、特許文献1に記載されたノズルプレートは、平板状や、弁体に対して全体的に凹状であるため、強度が低いという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノズルプレートの強度の向上を図ると共に、広範囲に燃料を噴射できる燃料噴射弁を提供することである。
請求項1に記載の発明は、弁座と、駆動部に駆動されて前記弁座に離着座する弁体と、前記弁体の開弁時に前記弁体と前記弁座との間を通過した燃料を噴射する噴射孔が形成され、前記弁体に対向するノズルプレートと、を備える燃料噴射弁であって、前記ノズルプレートは、前記弁体の中心に向けて凸状に形成された凸部と、この凸部に形成された段差部と、この段差部を構成すると共に前記噴射孔が形成された孔形成部と、を有し、前記孔形成部及び前記噴射孔は、前記孔形成部における前記弁体に対向する対向面側からこの対向面の裏面側へ前記孔形成部の板厚方向に沿って向うに従い、前記凸部の板厚方向に沿う中心線から遠くなるように、前記中心線に対して傾斜していることを特徴とする。
したがって、ノズルプレートにおいては、弁体に向けて凸状に形成された凸部によって、弁体側の面が受ける燃圧に対する強度の向上が図られると共に、孔形成部及び噴射孔が、孔形成部の板厚方向に沿って孔形成部の対向面側から裏面側へ向うに従い凸部の板厚方向に沿う中心線から遠くなるように中心線に対して傾斜していることことにより、凸部の中心線から離れる向きに噴射孔から燃料が噴射されるので、燃料を広範囲に噴射することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記噴射孔の入口の中心を通って前記孔形成部の板厚方向に沿う仮想直線よりも前記噴射孔の中心線の方が、前記対向面側から前記裏面側へ向うに従い前記凸部の前記中心線から遠くなるように、前記噴射孔が前記孔形成部に対して傾斜していることを特徴とする。
したがって、凸部の中心線からより離れる向きに噴射孔から燃料が噴射されるので、燃料をより広範囲に噴射することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の燃料噴射弁において、前記凸部は、略ドーム状に形成されていることを特徴とする。
したがって、凸部を比較的に容易に実現することができる。
(第1実施形態)本発明の第1実施形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1は、本実施形態にかかる燃料噴射弁を示す断面図、図2は、燃料噴射弁の弁体付近を拡大して示す断面図、図3は、燃料噴射弁の先端部を拡大して示す断面図であって、(a)は、着座状態(閉弁状態)を示す図、(b)は、離座(開弁状態)を示す図、図4は、燃料噴射弁のノズルプレートを示す平面図、図5は、図4のA−A線に沿った断面図、図6は、離座(開弁状態)の燃料噴射弁の一部を拡大して示す断面図である。
本実施形態にかかる燃料噴射弁1は、燃料配管に設けられたボス部(いずれも図示せず)に接続され、燃料配管内を流れる燃料を内燃機関内(吸気ポートやシリンダ内等)に噴射するものである。
この燃料噴射弁1は、図1に示すように、本体部として、ケーシング2や、筒体3、コア筒5、ヨーク13、樹脂カバー16等を含んでいる。
このうち、筒体3は、例えば、磁性を有するステンレス材料等の素材に深絞り加工等のプレス加工を施すことにより、段差を有する薄肉の金属管として形成される。本実施形態では、筒体3の軸方向の一端側には大径部3aが、また他端側にはより小径の小径部3bが、それぞれ形成されており、大径部3aの端部が燃料配管のボス部内に挿入された状態で、筒体3が燃料配管に接続されるようになっている。
この筒体3(大径部3a)の入口側の外周面には、筒体3と燃料配管のボス部との間の液密を確保するOリング18が外装される。
また、筒体3の入口側(上流側)の開口部には、フィルタ21が装着される。フィルタ21は、筒体3の大径部3a内に圧入される筒状の芯金21aと、筒体3よりも軟質な樹脂材料、例えばナイロン、フッ素樹脂等を用いて芯金21aと一体に形成(射出成形)されたフレーム21bと、当該フレーム21bに取り付けられて燃料を透過させるメッシュ21cとによって大略構成されている。
そして、筒体3の内側には、コア筒5が嵌挿され、このコア筒5の下流側に弁体6が配設され、さらに、この弁体6の下流側にノズルプレート9が配設される。
コア筒5は、弁体6の外筒部8、ヨーク13と共に電磁コイル15による閉磁路を形成するとともに、弁体6の開弁位置を規定するものである。コア筒5は、筒体3の小径部3b内に圧入して取り付けられている。
ノズルプレート9は、筒体3の下流側端部に配設される。このノズルプレート9は、図2ないし図7に示すように、筒体3の下流側端部を塞いで弁体6の弁部7に対向する円盤状のプレート部9aと、このプレート部9aの周縁部から筒体3の先端部へ向けて立設された円筒部9bとを有する。また、ノズルプレート9の内側には、プレート部9aと円筒部9bとに亘ってリブ9cが形成されている。そして、ノズルプレート9は、円筒部9bが筒体3の内面に当接した状態で、筒体3に圧入される。
プレート部9aの中央部には、弁体6の中心に向けて凸状の凸部9dが形成されている。この凸部9dは、略ドーム状に形成されている。そして、凸部9dには、その表裏面を貫通する複数の噴射孔9eが形成されている。詳しくは、凸部9dには、噴射孔9e毎に弁体6ヘ向けて凸状の段差部9gが形成されており、この段差部9gを構成する孔形成部9hに噴射孔9eが形成されている。
そして、図6に示すように、孔形成部9h及び噴射孔9eは、孔形成部9hにおける弁体6に対向する対向面9i側からこの対向面9iの裏面9j側へ孔形成部9hの板厚方向に沿って向うに従い、凸部9dの板厚方向に沿う中心線9kから遠くなるように、凸部9dの中心線9kに対して傾斜している。また、噴射孔9eの入口9mの中心を通って孔形成部9hの板厚方向に沿う仮想直線9nよりも噴射孔9eの中心線9pの方が、孔形成部9hの対向面9i側から裏面9j側へ向うに従い凸部9dの中心線9kから遠くなるように、噴射孔9eが孔形成部9hに対して傾斜している。このような噴射孔9e、孔形成部9hは、例えばプレス加工によってノズルプレート9に形成される。
また、図3に示すように、ノズルプレート9には、凸部9dにおける弁体6側の面の周縁部に位置させて、弁体6の弁部7が離着座する環状の弁座9fが一体に形成されている。この弁座9fは、全ての噴射孔9eを囲繞している。
そして、図2に示すように、コア筒5とノズルプレート9との間に、筒体3の小径部3b内で軸方向に変位可能な弁体6が収容される。本実施形態では、弁体6は、磁性金属材料によって形成され、軸方向に延びる筒状に形成された外筒部8と、樹脂材料によって形成され、外筒部8の内側に固着されて弁座9fに離着座する弁部7と、を備えたものとして構成される。なお、本実施形態では、外筒部8の内壁に形成した凹凸部8aと、弁部7の上部の外壁に形成した凹凸部7dとを相互に食いこませて一体化させているが、かかる構成は例えばインサート成形によって得ることができる。
弁部7は、図2及び図3に示すように、上流側で径方向外側に膨出する上流側膨出部7aと、下流側で径方向外側に膨出する下流側膨出部7cと、より細い径でそれら膨出部7a,7cの間をつなぐ中間部7bとを備える。この中間部7bの周囲は、燃料収容室10となる。
上流側膨出部7aは、端部側に開口する有底円筒状に形成され、その凹部7eの内部には、コイルスプリング12が収容される。また、上流側膨出部7aの底壁には、凹部7eの内部と燃料収容室10とを連通する貫通孔7fが形成される。さらに、この底壁の中央部には、中間部7bから下流側膨出部7cまで貫通する有底円孔7gが形成され、軽量化ならびに成形性の向上が図られている。
下流側膨出部7cの外周には、燃料収容室10の燃料を噴射孔9e側に供給するための溝状の燃料通路7hが所定のピッチで複数形成される。この燃料通路7hは、軸方向に沿って真っ直ぐ流下するように形成してもよいし、螺旋状に形成して旋回流が形成されるようにしてもよい。
また、下流側膨出部7cの底面には、ノズルプレート9の凸部9dに沿った略球面状の凹部7jが筒体3の軸芯を中心として形成されており、この凹部7jには、凸部9dの段差部9gに沿った段差部7nが形成されている。そして、この凹部7jの周縁部には、円環状の当接部7kが突設されている。当接部7kは、ノズルプレート9の弁座9fに沿った形状に形成されており、弁座9fに当接する。この当接部7kが、弁座9fに当接した状態が着座(閉弁)状態であり、当接部7kが、弁座9fから離間した状態が離座(開弁)状態である。この構造では、凸部9dに凹部7jが当接することにより、弁部7の軸芯がノズルプレート9の凸部9dの軸芯に一致するように凹部7jが凸部9dに案内されて、弁座9fに対する弁体6の調芯がなされる。なお、下流側膨出部7cにも適宜有底孔7mを形成し、軽量化ならびに成形性の向上を図るのが好適である。
このような形状の弁体6における離着座方向の両端部である外筒部8及び下流側膨出部7cは、筒体3(小径部3b)に、摺動自在に支持されており、これにより、弁体6が筒体3によって離着座方向に移動自在に支持される。
そして、この弁体6は、図1及び図2に示す駆動部24により駆動されて弁座9fに対して離着座する。駆動部24は、付勢手段としてのコイルスプリング12、電磁コイル15などから構成されている。
コイルスプリング12の上端は、コア筒5内に嵌挿された筒状のアジャスタ19の下端に当接する一方、コイルスプリング12の下端部は、弁体6の凹部7e内に挿入されており、軸方向に伸びる方向に弾性力を発生させる。すなわち、このコイルスプリング12は圧縮バネとして用いられ、弁体6に対し、コア筒5から離間する方向、すなわち閉弁方向に付勢力を作用させる。
筒体3の外周側には、段付筒状に形成されたヨーク13が設けられている。本実施形態では、ヨーク13を、筒体3の小径部3bの外周側に圧入して固着している。また、ヨーク13と筒体3の小径部3bとの間は、連結コア14が設けられている。本実施形態では、連結コア14を、小径部3bの外周側を取囲む略C字状の磁性体として形成している。また、ヨーク13の先端側には、Oリング23の溝を形成する樹脂キャップ11が取り付けられる。
そして、これら筒体3とヨーク13との間に、電磁コイル15が設けられる。本実施形態では、電磁コイル15を、樹脂材料により形成された筒状のコイルボビン15aと、該コイルボビン15aに巻装されたコイル15bとを有するものとし、コイルボビン15aを筒体3の小径部3bに外装させている。なお、電磁コイル15は、コネクタ17のピン20および樹脂カバー16内に形成される導線22を介して通電される。
樹脂カバー16は、筒体3の外周側に設けられる。この樹脂カバー16は、例えば、筒体3の外周側に、ヨーク13や、連結コア14、電磁コイル15等を組付けた状態で射出成形することによって形成することができる。なお、樹脂カバー16とコネクタ17は一体成形されている。
以上の構成を備える燃料噴射弁1において、弁体6にはコイルスプリング12から閉弁方向の付勢力が作用しており、電磁コイル15が通電されない状態では、弁体6がノズルプレート9の弁座9fに着座し、弁体6の当接部7kと弁座9fとが当接する状態が維持される(閉弁状態;図3(a))。
一方、電磁コイル15が通電されると、コア筒5、外筒部8、およびヨーク13等によって閉磁路が形成され、これにより、外筒部8にはコア筒5に近接する方向の磁力が作用する。ここで、この磁力(吸着力)は、コイルスプリング12の付勢力より大きくなるように設定してあるため、電磁コイル15が通電されると、弁体6がコア筒5に引き寄せられ、弁体6が弁座9fから離座し、弁体6の当接部7kと弁座9fとが離間する(開弁状態;図3(b))。
この開弁状態において、燃料は、筒体3およびコア筒5内の燃料通路4を流下した後、アジャスタ19およびコア筒5の筒内、弁体6上部の凹部7e内、および貫通孔7fを経由して燃料収容室10に流入する。さらに、燃料は、燃料収容室10から、下流側膨出部7cの外周に形成された燃料通路7h、および弁体6の当接部7kとノズルプレート9の弁座9fとの隙間を経由して、噴射孔9eから噴射される。
そして、上記構成により、本実施形態では、燃料通路7hでの燃料の流れFaと、当接部7kと弁座9fとの隙間周辺での燃料の流れFbとの間で、流れの方向が略直角あるいは鋭角的に大きく変化し、また、当接部7kと弁座9fとの隙間周辺での燃料の流れFbと、噴射孔9e内での燃料の流れFcとの間でも、鋭角的に大きく変化することになる。かかる流通方向の変化により、燃料の壁面からの剥離や乱流が生じ、この結果、噴射孔9eから噴出される燃料の流れにも乱れが生じて空気との攪拌が進み、燃料噴霧の微粒化が促進される。
ここで、段差部9gによる燃料噴霧の微粒化について説明する。本実施形態では、噴射孔9eが段差部9gに形成されていることにより、段差部9gの形状によって燃料に減圧膨脹効果(キャビテーション)を発生させることができ、燃料噴霧の微粒化がさらに促進される。また、噴射孔9eへ向う燃料は、段差部9gによる急激な流通方向の変化により、壁面から剥離したり乱流となったりし、この結果、噴射孔9eから噴出される燃料の流れに乱れが生じて空気との攪拌が進み、燃料噴霧の微粒化がさらに促進される。また、噴射孔9eから噴射された燃料の一部を、孔形成部9h以外の段差部9gの裏面に当てるようにすることにより、噴射した燃料の液柱の分裂が促進され、この結果、燃料と空気との攪拌が進み、燃料噴霧の微粒化がさらに促進される。
以上の本実施形態によれば、ノズルプレート9においては、弁体6に向けて凸状に形成された凸部9dによって、弁体6側の面が受ける燃圧に対する強度や、弁体6から受ける押圧力に対する強度の向上が図られる。
また、本実施形態によれば、ノズルプレート9がリブ9cを備えることにより、ノズルプレート9の強度がさらに向上される
また、孔形成部9h及び噴射孔9eが、孔形成部9hにおける弁体6に対向する対向面9i側からこの対向面9iの裏面9j側へ孔形成部9hの板厚方向に沿って向うに従い、凸部9dの板厚方向に沿う中心線9kから遠くなるように、中心線9kに対して傾斜していることにより、凸部9dの中心線9kから離れる向きに噴射孔9eから燃料が噴射されるので、燃料を広範囲に噴射することができる。
また、本実施形態によれば、噴射孔9eの入口9mの中心を通って孔形成部9hの板厚方向に沿う仮想直線9nよりも噴射孔9eの中心線9pの方が、孔形成部9hの対向面9i側から裏面9j側へ向うに従い凸部9dの中心線9kから遠くなるように、噴射孔9eが孔形成部9hに対して傾斜していることにより、凸部9dの中心線9kからより離れる向きに噴射孔9eから燃料が噴射されるので、燃料をより広範囲に噴射することができる。
また、本実施形態によれば、凸部9dが略ドーム状に形成されていることにより、凸部9dを比較的に容易に実現することができ、また、段差部9gが弁体6に対して凸状に形成されていることにより段差部9gを容易に実現することができる。
また、本実施形態によれば、ノズルプレート9に弁座9fが一体に形成されていることにより、弁座9fとノズルプレート9とが別部材の場合に比べて、燃料噴射弁1の組立の手間を少なくすることができる。また、これにより、燃料噴射弁1の部品費、加工費を低減することができ、燃料噴射弁1を低コスト化することができる。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図7ないし図10に基づいて説明する。図7は、本実施形態にかかる離座(開弁状態)の燃料噴射弁の先端部を拡大して示す断面図、図8は、燃料噴射弁のノズルプレートを示す平面図、図9は、図8のB−B線に沿った断面図、図10は、離座(開弁状態)の燃料噴射弁の一部を拡大して示す断面図である。なお、上述した実施形態と同じ部分は、同一符号で示し説明も省略する。
本実施形態では、ノズルプレート9の凸部9dに形成された段差部9Agの形状が第1実施形態と異なる。本実施形態では、段差部9Agは、弁体6に対して凹状に形成されている。そして、段差部9Agには、第1実施形態と同様に凸部9dの中心線9kに対して傾斜した孔形成部9Ah及び噴射孔9eが形成されている。
本実施形態によれば、段差部9Agが弁体6に対して凹状に形成されていることにより、段差部9gが弁体6に向けて凸状に形成されている場合に比べて、ノズルプレート9を小型化することができる。
また、段差部9Agが弁体6に対して凹状に形成されていることにより、段差部9Agを容易に実現することができる。
なお、本発明は、次のような別の実施形態に具現化することができる。以下の別の実施形態でも上記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(1)上記各実施形態では、一つの段差部9g,9Agに複数の噴射孔9eが設けられていても良い。
また、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1ないし3に記載の燃料噴射弁では、前記段差部は、前記弁体ヘ向けて凸状に形成されていて良い。
このようにすれば、段差部を容易に実現することができる。
(ロ)請求項1ないし3に記載の燃料噴射弁では、前記段差部は、前記弁体に対して凹状に形成されていて良い。
このようにすれば、段差部を容易に実現することができる。
(ハ)請求項1ないし3及び前記(イ),(ロ)に記載の燃料噴射弁では、前記弁座は、前記ノズルプレートに一体に形成されていて良い。
このようにすれば、弁座とノズルプレートとが別部材の場合に比べて、燃料噴射弁の組立の手間を少なくすることができる。また、これにより、燃料噴射弁の部品費、加工費を低減することができ、燃料噴射弁を低コスト化することができる。
本発明の第1実施形態にかかる燃料噴射弁を示す断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる燃料噴射弁の弁体付近を拡大して示す断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる燃料噴射弁の先端部を拡大して示す断面図であって、(a)は、着座状態(閉弁状態)を示す図、(b)は、離座(開弁状態)を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる燃料噴射弁のノズルプレートを示す平面図である。 図4のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる離座(開弁状態)の燃料噴射弁の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる離座(開弁状態)の燃料噴射弁の先端部を拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる燃料噴射弁のノズルプレートを示す平面図である。 図8のB−B線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる離座(開弁状態)の燃料噴射弁の一部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 燃料噴射弁
6 弁体
9 ノズルプレート
9d 凸部
9e 噴射孔
9f 弁座
9g 段差部
9h 孔形成部
9i 対向面
9j 裏面
9k 凸部の中心線
9m 噴射孔の入口
9n 仮想直線
9p 噴射孔の中心線
9Ag 段差部
9Ah 孔形成部
24 駆動部

Claims (3)

  1. 弁座と、
    駆動部に駆動されて前記弁座に離着座する弁体と、
    前記弁体の開弁時に前記弁体と前記弁座との間を通過した燃料を噴射する噴射孔が形成され、前記弁体に対向するノズルプレートと、
    を備える燃料噴射弁であって、
    前記ノズルプレートは、前記弁体の中心に向けて凸状に形成された凸部と、この凸部に形成された段差部と、この段差部を構成すると共に前記噴射孔が形成された孔形成部と、を有し、
    前記孔形成部及び前記噴射孔は、前記孔形成部における前記弁体に対向する対向面側からこの対向面の裏面側へ前記孔形成部の板厚方向に沿って向うに従い、前記凸部の板厚方向に沿う中心線から遠くなるように、前記中心線に対して傾斜していることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記噴射孔の入口の中心を通って前記孔形成部の板厚方向に沿う仮想直線よりも前記噴射孔の中心線の方が、前記対向面側から前記裏面側へ向うに従い前記凸部の前記中心線から遠くなるように、前記噴射孔が前記孔形成部に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記凸部は、略ドーム状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射弁。

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