JP2007149638A - プラズマ生成方法及び装置並びにプラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導結合型プラズマを発生させるプラズマ生成方法及び装置であって、プラズマの電子温度を低く抑制することができる方法及び装置を提供する。かかるプラズマ生成装置を利用したプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】プラズマ生成室1、室1内に設置された少なくとも一本の高周波アンテナ2及び高周波電力供給装置(電源41等)を有し、高周波電力供給装置から供給される高周波電力を高周波アンテナ2から室1内ガスに印加して誘導結合型プラズマを発生させるプラズマ生成方法及び装置、並びに該装置を利用したプラズマ処理装置。高周波アンテナ2はインピーダンス45Ω以下に設定される。
【選択図】図1

Description

本発明はガスプラズマを生成させるプラズマ生成方法及び装置並びにかかるプラズマ生成装置を利用したプラズマ処理装置、すなわち、被処理物にプラズマのもとで目的とする処理を施すプラズマ処理装置に関する。
プラズマは、例えばプラズマのもとで膜形成するプラズマCVD方法及び装置、プラズマのもとでスパッタターゲットをスパッタリングして膜形成する方法及び装置、プラズマのもとでエッチングを行うプラズマエッチング方法及び装置、プラズマからイオンを引き出してイオン注入やイオンドーピングを行う方法及び装置等に利用され、さらには、そのような方法や装置を利用して各種半導体デバイス(例えば液晶表示装置等に利用される薄膜トランジスタ)或いはそれ用の材料基板等を製造する装置などのように、プラズマを利用する各種装置に利用される。
プラズマ生成方法及び装置としては、例えば、容量結合型プラズマを生成するもの、誘導結合型プラズマを生成するもの、ECR(電子サイクロトロン共鳴)プラズマを生成するもの、マイクロ波プラズマを生成するものなど、種々のタイプのものが知られている。
これらのうち、誘導結合型プラズマを生成するプラズマ生成方法及び装置は、プラズマ生成室内にできるだけ高密度で均一なプラズマを得るために、プラズマ生成室に対し高周波アンテナを設け、該高周波アンテナから該室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを生成するものである。さらに言えば、高周波アンテナに高周波電力を印加することでプラズマ生成室内に誘導電磁界を発生させ、該誘導電磁界の作用で誘導結合型プラズマを生成するものである。
かかる高周波アンテナは、プラズマ生成室外に配置されることもあるが、投入される高周波電力の利用効率を向上させる等のために、プラズマ生成室内に配置することも提案されている。
例えば、特開2001−35697号公報には、投入される高周波電力の利用効率を向上させるために高周波アンテナをプラズマ生成室内に設置することが記載されている。
また、同公報には、アンテナをプラズマ生成室内に配置した場合、(1) 投入高周波電力の増加によるプラズマの高密度化に伴いアンテナ導体の静電結合によるプラズマ電位の上昇が顕著となり、プラズマ生成室内に異常放電が発生すること、(2) 静電結合の増加はプラズマに印加される高周波電圧の振幅を大きくし、プラズマの乱れを誘発し、エッチングや薄膜形成時におけるプラズマの揺らぎが大きくなり(例えばイオン入射エネルギーの増大)、被処理物等のプラズマダメージが懸念されること、(3) よって、印加する高周波電圧の低動作電圧化が重要であり、そのためには、アンテナのインダクタンス低減及び静電結合の抑制が必要であること、の記載がある。
そして、アンテナの大型化に伴うインダクタンスの増加を抑制するため、高周波アンテナは、周回しないで終端する線状の導体で平面的構造(2次元構造)に構成し、これによりアンテナのインダクタンスを低減すること、が記載されている。
ところで、プラズマに於ける電子温度(換言すれば電子のエネルギー)は、プラズマに曝される物質の原子間結合の切断に影響し、電子温度が高いと原子間結合が切断されやすくなる。従って、プラズマ処理においては、被処理物等のプラズマに起因するダメージを抑制したり、所望の良好なエッチング処理を行うために、プラズマの電子温度を制御すること、特にそれを低い値にすることが望ましい。例えば、プラズマCVD法によりボトムゲート型TFT用シリコン薄膜を形成する場合、一般的には、ゲート絶縁膜(例えば、窒化シリコン、酸化シリコン、又はこれらの混合物からなる膜)を堆積させた基板上に該シリコン薄膜を形成するのであるが、このシリコン薄膜形成においてプラズマの電子温度が高いと、例えばゲート絶縁膜における欠陥、或いはシリコン薄膜自体における欠陥が発生することがある。
この点については、例えば特開平11−74251号公報に、プラズマCVD法では、プラズマにおける電子温度が3eV以下になると、イオン温度も低下するので、プラズマCVDにおける被処理基板のイオンダメージを低減することができる旨記載されている。 そして、電子温度を3eV以下に設定する手法として、プラズマ状態を制御するための静磁界が存在しないプラズマ生成室(真空容器)の凸部に、被成膜基板付近より高密度プラズマを発生させることが記載されている。
また、特開2004−311975号公報に、プラズマCVD法において、プラズマ発生空間における電子温度を3eV以下とすることで、原料ガスの過度の分解を防止して良好な絶縁膜を形成できることが記載されている。
そして、電子温度を3eV以下に設定する手法として、マイクロ波プラズマを生成し、該マイクロ波の導波管に接続された平面アンテナに周方向に沿って多数のスリットを形成することが記載されている。
特開2001−35697号公報 特開平11−74251号公報 特開2004−311975号公報
しかし、前記特開2001−35697号公報は、電子温度を低く抑制することについて言及していない。
また、特開平11−74251号公報及び特開2004−311975号公報は、電子温度を低く抑制することに言及しているが、そのための手法は、前者では、プラズマ状態を制御するための静磁界が存在しないプラズマ生成室(真空容器)の凸部に、被成膜基板付近より高密度プラズマを発生させる、というものであり、プラズマ生成室(真空容器)にわざわざプラズマ状態を制御するための静磁界が存在しない凸部を形成しなければならない。
後者では、マイクロ波プラズマを生成し、該マイクロ波の導波管に接続された平面アンテナに周方向に沿って多数のスリットを形成する、というものであり、わざわざかかる平面アンテナを準備しなければならない。
そこで本発明は、プラズマ生成室内に少なくとも一本の高周波アンテナを設置し、該高周波アンテナにて該プラズマ生成室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを発生させるプラズマ生成方法であって、従来に比べると簡易にプラズマの電子温度を低く抑制することができるプラズマ生成方法を提供することを第1の課題とする。
また本発明は、プラズマ生成室内に少なくとも一本の高周波アンテナを設置し、該高周波アンテナにて該プラズマ生成室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを発生させるプラズマ生成装置であって、従来に比べると簡易にプラズマの電子温度を低く抑制することができるプラズマ生成装置を提供することを第2の課題とする。
また本発明は、被処理物に対する目的とする処理を、被処理物等のプラズマによるダメージを抑制する等して良好に行えるプラズマ処理装置を提供することを第3の課題とする。
また本発明は、被処理物に対する目的とする処理を、被処理物等のプラズマによるダメージを抑制する等して良好に行うことができ、さらに、好ましくない不純物の付着や混入を抑制してプラズマ処理を実施できるプラズマ処理装置を提供することを第4の課題とする。
本発明者はかかる課題を解決するため研究を重ね、次のことを知見するに至った。
すなわち、プラズマ生成室内に少なくとも一本の高周波アンテナを設置し、該高周波アンテナにて該プラズマ生成室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを発生させるプラズマ生成方法及び装置においては、高周波アンテナと誘導結合プラズマの電子温度との間に1次関数的な相関関係があり、その関係に基づいて、各高周波アンテナのインピーダンスを45Ω以下、より好ましくは15Ω以下に設定すれば、プラズマの電子温度を比較的簡易に低く(例えば、3eV以下、より好ましくは1eV以下に)抑制することができる。アンテナの数を複数本とする場合でも、各アンテナのインピーダンスを45Ω以下、より好ましくは15Ω以下に設定すれば、プラズマの電子温度を低く(例えば、3eV以下、より好ましくは1eV以下に)抑制することができる。
本発明は、かかる知見に基づき、前記第1、第2の課題を解決するため次のプラズマ生成方法及び装置を提供する。
(1)プラズマ生成方法
プラズマ生成室内に少なくとも一本の高周波アンテナを設置し、該高周波アンテナにて該プラズマ生成室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを発生させるプラズマ生成方法であり、該各高周波アンテナのインピーダンスを45Ω以下に設定するプラズマ生成方法。
(2)プラズマ生成装置
プラズマ生成室内に少なくとも一本の高周波アンテナを設置し、該高周波アンテナにて該プラズマ生成室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを発生させるプラズマ生成装置であり、該各高周波アンテナのインピーダンスが45Ω以下に設定されているプラズマ生成装置。
誘導結合プラズマの目的等に応じて、誘導結合プラズマにおける電子温度をさらに低く抑制するために、各高周波アンテナのインピーダンスを15Ω以下に設定してもよい。
なお、ここで高周波アンテナのインピーダンスZは、アンテナが抵抗且つコイルとして作用するので、Z=R(アンテナの抵抗成分)+jωLで表される。
ここで、「L」はアンテナのインダクタンス成分、「ω」は周波数であり、「j」についてはj2 =−1である。
前記高周波アンテナを複数本設置する場合は、それら高周波アンテナを並列に接続し、各高周波アンテナのインピーダンスを45Ω以下に設定すればよい。
前記各高周波アンテナとしては、周回しないで終端する2次元構造アンテナ(平面的構造のアンテナ)を例示できる。例えば線状或いは帯状の導体を曲げてなる(例えばU字状或いはコの字状等に曲げてなる)アンテナを例示できる。
本発明はまた、前記第3の課題を解決するため、被処理物にプラズマのもとで目的とする処理を施すプラズマ処理装置であって、本発明に係るプラズマ生成装置を含むプラズマ処理装置を提供する。
本発明に係るプラズマ処理装置は、本発明に係るプラズマ生成装置を利用したものであり、プラズマ電子温度を低く抑制できるから、それだけ、被処理物等のプラズマによるダメージを抑制する等して被処理物に目的とする処理を施せる。
また本発明は、前記第4の課題を解決するため、かかるプラズマ処理装置であって、前記被処理物のプラズマ処理対象面を前記高周波アンテナへ向けて保持するためのホルダが前記プラズマ生成室内に配置されており、該プラズマ生成室の室壁内面のうち少なくとも一部が電気絶縁性部材で覆われたプラズマ処理装置を提供する。
プラズマ生成室壁がプラズマに曝されると、室壁構成物が物理的及び(又は)化学的に室壁から持ち出されて被処理物或いは被処理物に形成される膜(プラズマ処理装置が成膜装置の場合)等に付着したり混入したりして所望のプラズマ処理が妨げられることがある。この点、プラズマ生成室の室壁内面のうち少なくとも一部を電気絶縁性部材で覆っておくことで、それだけ室壁から好ましくない室壁構成物が持ち出されることを抑制することができる。
よって、このプラズマ処理装置によると、前記第3の課題を解決するプラズマ処理装置と同様に被処理物に対する目的とする処理を、被処理物等のプラズマによるダメージを抑制する等して良好に行うことができ、さらに、好ましくない不純物の付着や混入を抑制してプラズマ処理を実施できる。
このプラズマ処理装置においては、プラズマ生成室壁全体の内面を全部電気絶縁性部材で覆ってしまってもよいが、そのように室壁内面全体を電気絶縁性部材で覆ってしまうとプラズマ電位が上昇し、被処理物或いは被処理物に形成される膜(プラズマ処理装置が成膜装置の場合)等のプラズマによるダメージが無視できないものとなることがある。
そこで、室壁内面の電気絶縁性部材による被覆の好ましい例として次のものを例示することができる。以下の例は、室壁内面のうち、プラズマ密度が高くなるアンテナ近傍の室壁内面部分を電気絶縁性部材で覆うものである。
(1)前記プラズマ生成室壁のうち、前記高周波アンテナが設置され、前記ホルダに保持される被処理物のプラズマ処理対象面が対向する壁の内面が前記電気絶縁性部材で覆われている。
(2)前記プラズマ生成室壁のうち、前記高周波アンテナが設置され、前記ホルダに保持される被処理物のプラズマ処理対象面が対向する壁の内面及び前記ホルダを側方から囲む側周壁の内面が前記電気絶縁性部材で覆われている。
(3)前記プラズマ生成室壁のうち前記高周波アンテナを設置した壁の内面における各高周波アンテナに隣り合う部分を含む各アンテナ周囲部分が局所的に前記電気絶縁性部材で覆われている。
いずれにしてもプラズマ処理装置の例として、プラズマCVD装置、プラズマのもとでスパッタターゲットをスパッタリングして膜形成する装置、プラズマによるエッチング装置、プラズマからイオンを引き出してイオン注入やイオンドーピングを行う装置、さらには、そのような装置を利用して各種半導体デバイス(例えば液晶表示装置等に利用される薄膜トランジスタ)或いはそれ用の材料基板等を製造する装置などのように、プラズマを利用する各種装置を例示できる。
具体例として、前記プラズマ生成室内に膜形成のためのガスを供給するガス供給部を備えており、該ガス供給部から該プラズマ生成室内に供給されるガスに前記高周波アンテナから高周波電力を印加して誘導結合型プラズマを発生させ、該プラズマのもとで前記被処理物に薄膜を形成する薄膜形成装置であるプラズマ処理装置を挙げることができる。
さらに具体例として、前記ガス供給部は前記被処理物のプラズマ処理対象面にシリコン膜を形成するためのガスを前記プラズマ生成室内へ供給するものであり、前記被処理物に形成される膜はシリコン膜であるプラズマ処理装置を挙げることができる。
いずれにしても前記電気絶縁性部材としては、本発明においては比抵抗が1×104 Ω・cm以上の材料からなる部材を例示できる。比抵抗が1×104 Ω・cm以上の材料としては、石英(SiO2 )、アルミナ(Al2 3 )、窒化アルミニゥム(AlN)、イットリア(Y2 3 )及び炭化ケイ素(SiC)から選ばれた少なくとも一種の材料を例示できる。
以上説明したように本発明によると、プラズマ生成室内に少なくとも一本の高周波アンテナを設置し、該高周波アンテナにて該プラズマ生成室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを発生させるプラズマ生成方法であって、従来に比べると簡易にプラズマの電子温度を低く抑制することができるプラズマ生成方法を提供することができる。
また本発明によると、プラズマ生成室内に少なくとも一本の高周波アンテナを設置し、該高周波アンテナにて該プラズマ生成室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを発生させるプラズマ生成装置であって、従来に比べると簡易にプラズマの電子温度を低く抑制することができるプラズマ生成装置を提供することができる。
本発明によると、さらに、被処理物に対する目的とする処理を、被処理物等のプラズマによるダメージを抑制する等して良好に行えるプラズマ処理装置を提供することができる。
また本発明によると、被処理物に対する目的とする処理を、被処理物等のプラズマによるダメージを抑制する等して良好に行うことができ、さらに、好ましくない不純物の付着や混入を抑制してプラズマ処理を実施できるプラズマ処理装置を提供することができる。
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明に係るプラズマ生成装置の1例を示している。図3は本発明に係るプラズマ生成装置の他の例を示している。
図1のプラズマ生成装置は、プラズマ生成室1を備えている。プラズマ生成室1の天井壁11から室内へ1本の高周波アンテナ2が挿入設置されている。高周波アンテナは絶縁性部材20で被覆されており、該部材20ごと室天井壁11に設けた絶縁性部材10に挿通されている。アンテナ2は、本例ではU字形状或いはコの字形状とも言えるものである。
図1のプラズマ生成装置におけるアンテナ2の室天井壁11から室外へ突出した部分21、21’のうち一方の部分21は給電ブスバーB1に接続されており、ブスバーB1はマッチングボックス31を介して高周波電源41に接続されている。他方の部分21’は接地されている。
図3のプラズマ生成装置も、プラズマ生成室1を備えている。プラズマ生成室1の天井壁11から室内へ2本の高周波アンテナ2が挿入設置されている。各高周波アンテナは、図1のアンテナと同じく絶縁性部材20で被覆されており、該部材20ごと室天井壁11に設けた絶縁性部材10に挿通されている。
図3のプラズマ生成装置における各アンテナ2は、図1に示すアンテナ同様、U字形状のものである。2本のアンテナ2は同じ大きさのものであり、同じ平面上に間隔pをおいて、直列的に隣り合わせて配置されている。
図3のプラズマ生成装置における2本のアンテナ2は、それらの室外突出部分21、21’のうち、互いに隣り合う部分21、21が両者に共通の給電ブスバーB2に接続されており、該ブスバーはマッチングボックス32を介して高周波電源42に接続されている。各アンテナ2の他方の突出部分21’は接地されている。すなわち、これら2本のアンテナ2は並列接続されている。
また、図1、図3のプラズマ生成装置のいずれも、プラズマ生成室1内へ所定のガスを導入するガス導入部G及び室内から排気して室内を所定のプラズマ生成圧に設定するための排気装置5を備えている。
再びアンテナについて説明すると、図1、図3のプラズマ生成装置のいずれにおいても、アンテナ2は導電性管体からなる。アンテナ2を被覆する絶縁性部材20は絶縁性管である。
図1に示すプラズマ生成装置では、図示のとおり、アンテナ2に冷媒循環装置91にて冷媒(本例では冷却水)を循環させて冷却できるようにしてある。図3に示すプラズマ生成装置においても、図示のとおり、各アンテナ2に冷媒循環装置92にて冷媒(本例では冷却水)を循環させて冷却できるようにしてある。
アンテナ2を構成している導電性管体は、本例では銅製の断面円形管である。しかし、それに限定される必要はなく、アルミニウム等の他の導電性材料からなる管体でもよい。また、アンテナは管体で形成される必要はなく、例えば、銅、アルミニウム等の導電性材料からなる、断面円形等の棒体から形成されてもよい。
アンテナ2を被覆している絶縁性管は、本例では石英管であるが、それに限定される必要はなく、アルミナ等の他の絶縁性材料からなる管体でもよい。また、絶縁性部材20は管体で形成される必要はなく、絶縁性材料をアンテナ2にコーティングして形成したものでもよい。
図1のプラズマ生成装置においては、1本のアンテナ2のインピーダンスZは45Ω以下に設定され、図3のプラズマ生成装置においては、2本のアンテナ2のそれぞれについてアンテナインピーダンスが45Ω以下に設定される。
以上説明した図1、図3に示すプラズマ生成装置によると、排気装置5にてプラズマ生成室1から排気し、室内を所定のプラズマ生成圧より低圧まで減圧し、次いでガス導入部Gから室1内へ所定のガスを導入するとともに排気装置5にて室内を所定のプラズマ生成圧に設定、維持しつつ、高周波電源からアンテナ2へそれぞれ高周波電力を供給することで、室1内に電子温度が低く抑制された誘導結合プラズマが形成される。
次に、1本のアンテナを用いるときはそのアンテナのインピーダンスZを45Ω以下に設定することで、2本以上のアンテナを用いるときは各アンテナのインピーダンスを45Ω以下に設定することで、プラズマの電子温度を低く抑制できることを知見するにいたった経緯について説明する。
まず、図1に示すタイプのプラズマ生成装置(アンテナが1本の装置)を用い、サイズを種々変えた5種類のアンテナを準備し、各アンテナを用いて、アンテナを除けば同じ条件でプラズマを生成させ、アンテナインピーダンスZ(Ω)と、生成されるプラズマの電子温度(eV)との関係を調べる実験(実験1)を行った。
また、図3に示すタイプのプラズマ生成装置(アンテナが2本の装置)を用い、アンテナについては実験1で用いた5種類のサイズのアンテナをそれぞれ2本ずつ用いて、アンテナを除けば同じ条件でプラズマを生成させ、アンテナインピーダンスZ(Ω)と、生成されるプラズマの電子温度(eV)との関係を調べる実験(実験2)を行った。
実験1、実験2で用いた5種類の第1〜第5のアンテナは、いずれも、外径1/4インチ(約6.35mm)、肉厚1mmの銅製丸管をU字形状に屈曲させたもので、内部に冷却水を通すことができる。アンテナを被覆する絶縁管は外径16mm、内径12mmの石英管であり、アンテナサイズは以下のとおりである。
水平方向幅w 鉛直方向長(室内鉛直方向長h) アンテナ全長
第1アンテナ 55mm 225mm(75mm) 505mm
第2アンテナ 55mm 250mm(100mm) 555mm
第3アンテナ 100mm 300mm(150mm) 700mm
第4アンテナ 150mm 300mm(150mm) 750mm
第5アンテナ 150mm 350mm(200mm) 850mm
以下に実験1、実験2について説明する。
(1)実験1(アンテナ1本使用)
<プラズマ発生条件>
高周波電力:アンテナに13.56MHz、1250Wを供給
プラズマ生成圧:1.8Pa
ガス種及び供給量:水素ガス、300cc/分
なお、当初はプラズマ生成室内から10-5Paオーダーまで排気し、その後に水素ガスを300cc/分導入するとともに室内圧を1.8Paに維持した。
以上の条件で、サイズの異なる前記第1〜第5の各アンテナを用いて誘導結合プラズマを生成させ、アンテナインピーダンスZ(Ω)及びプラズマの電子温度(eV)を測定し、アンテナのインピーダンスZとプラズマの電子温度(eV)の関係を求めた。
アンテナインピーダンスZは、ネットワークアナライザ(Agilent Technologies社製E5061A) を用いて、13.56MHzに対する値を測定した。該ネットワークアナライザでは抵抗RとjωLが個別に測定されるが、本実験では、抵抗成分Rは1Ω未満と無視できる値であったので、Z=jωLとして、各アンテナのインピーダンスを定義した。
電子温度の測定は、ラングミューアプローブPを、図1に示すように、アンテナの幅方向の中心の直下に、アンテナ下端から距離a(図1参照)=175mmの位置に配置して測定した。
測定結果は以下のとおりであった。

電子温度(eV) インピーダンス(Ω)

第1アンテナ 1.7 24.6
第2アンテナ 1.8 27.7
第3アンテナ 2.3 37.4
第4アンテナ 3.0 43.8
第5アンテナ 3.2 47.1
図2は、この測定結果を縦軸Y(電子温度)、横軸X(インピーダンス)の座標に記したものである。
Y(電子温度)とX(インピーダンス)の関係は、最小二乗法により概ね Y=0.0666Xと表せる。
このように、アンテナインピーダンスと電子温度とは一次関数的相関関係を示す。
従って、インピーダンスを制御することでプラズマの電子温度を制御できることがわかる。
また、y=0.0666xの関係から、電子温度として好ましい3eV以下を得るにはインピーダンスを45Ω以下にすればよいこと、さらに好ましい電子温度1ev以下を得るにはインピーダンスを15Ω以下にすればよいことがわかる。
(2)実験例2(アンテナ2本並列接続使用)
<プラズマ発生条件> 高周波電力:2本のアンテナに対し、13.56MHz、2500Wを供給
プラズマ生成圧:1.8Pa
ガス種及び供給量:水素ガス、300cc/分
なお、当初はプラズマ生成室内から10-5Paオーダーまで排気し、その後に水素ガスを300cc/分導入するとともに室内圧を1.8Paに維持した。
以上の条件で、サイズの異なる前記第1〜第5の各アンテナをそれぞれ2本並列接続して誘導結合プラズマを生成させ、2本の並列接続されたアンテナについてのインピーダンスZ(Ω)及びプラズマの電子温度(eV)を測定し、2本のアンテナについてのインピーダンスZとプラズマの電子温度(eV)の関係を求めた。
アンテナインピーダンスZは、ネットワークアナライザ(Agilent Technologies社製E5061A) を用いて、13.56MHzに対する値を測定した。本実験では、抵抗成分Rは1Ω未満と無視できる値であったので、Z=jωLとして、各アンテナのインピーダンスを定義した。
電子温度の測定は、ラングミューアプローブPを、図3に示すように、2本のアンテナの間隔p(本例では160mm)の中心の直下に、アンテナ下端から距離a(図3参照)=175mmの位置に配置して測定した。
測定結果は以下のとおりであった。

電子温度(eV) アンテナインピーダンス(Ω)
第1アンテナ(2本) 1.7 14.0
第2アンテナ(2本) 1.8 15.6
第3アンテナ(2本) 2.4 20.3
第4アンテナ(2本) 3.0 24.0
第5アンテナ(2本) 3.1 25.2
図4は、この測定結果を縦軸Y(電子温度)、横軸X(インピーダンス)の座標に記したものである。
Y(電子温度)とX(インピーダンス)の関係は、最小二乗法により概ね
Y=0.1216Xと表せる。
このように、2本並列接続のアンテナ全部についてのインピーダンスと電子温度とは一次関数的相関関係を示す。従って、インピーダンスを制御することでプラズマの電子温度を制御できることがわかる。
また、Y=0.1216Xの関係から、電子温度として好ましい3eV以下を得るにはアンテナインピーダンスを24.7Ω以下にすればよいこと、さらに好ましい電子温度1ev以下を得るにはインピーダンスを8.2Ω以下にすればよいことがわかる。
ここで、1本のアンテナを用いた場合のアンテナインピーダンスと2本のアンテナを並列接続して用いた場合のアンテナインピーダンスの関係を、2本アンテナ並列接続使用時インピーダンスをYとし、1本使用時インピーダンスをXとしてX−Y座標に示すと図5に示すようになる。
最小二乗法によって、Y=0.5467Xの関係が導かれる。
この関係式から、例えば、アンテナ1本使用時に電子温度1eV以下を得ることができたインピーダンス15Ωは、アンテナ2本並列接続使用時には、0.5467×15Ω=8.2Ωとなり、これを2本使用時の前記関係式Y=0.1216XのX値とすれば、0.1216×8.2=1eVが得られる。すなわち、2本使用時の場合でも、電子温度1eV以下を得るには、2本のアンテナのそれぞれについてのインピーダンスを15Ω以下とすればよいことがわかる。
同様に、2本使用時の場合でも、電子温度3eV以下を得るには、2本のアンテナのそれぞれについてのインピーダンスを45Ω以下とすればよいことがわかる。
例えば、1本のインピーダンスが45Ωのアンテナを2本並列接続して用いる場合、0.5467×45Ω=24.6Ωとなり、これを2本使用時の前記関係式Y=0.1216XのX値とすれば、0.1216×24.6=2.99eVとなり3eV以下が得られる。
アンテナインピーダンスの下限については、それとは限定されないが、前記実験からして、例えば、9Ω程度を例示できる。
すなわち、アンテナの全長を横軸xとし、アンテナインピーダンスを縦軸yとして、このx−y座標上に、前記第1〜第5の各アンテナについて、アンテナ全長(2本使用時は各アンテナ全長×2)と、そのアンテナのインピーダンスをプロットし、最小二乗法によりアンテナ全長とアンテナインピーダンスの関係を求めると、実験1のアンテナ1本使用時にはy=0.0542xの関係が得られ、実験2のアンテナ2本並列接続使用時にはy=0.0297xの関係が得られる。
ここで、実用的観点から、アンテナの加工、アンテナへの給電、アンテナと接地金具との接続等を考慮して1本のアンテナ全長の最低寸法を例えば170mm程度とすると、アンテナ1本使用時のy=0.0542xの関係からインピーダンスy=0.0542×170=9.2Ωとなる。
従って、実用的観点から、1本のアンテナ全長の最低長を170mm或いはそれより少し短めに設定するとすれば、1本のアンテナインピーダンスの下限は9Ω程度となる。
そして、1本のアンテナインピーダンスを9Ωとすれば、前記実験1で求めた電子温度YとアンテナインピーダンスXの関係式Y=0.0666Xより、電子温度0.6eV程度が得られる。
かかるアンテナを2本並列接続使用するときのアンテナインピーダンスは、図5に示す関係式から0.5467×9=4.9Ωとなり、前記実験2で求めた電子温度Yと2本アンテナインピーダンスXの関係式Y=0.1216X(図4参照)から、電子温度0.6eV程度が得られる。
なお、実験はガス種として水素ガスを用いて行ったが、ガス種がArガス等の希ガス、シランガス、メタンガス、チッソガス、酸素ガス等の他のガス種であっても、各アンテナのインピーダンスを45Ω以下に設定することでプラズマ電子温度を3eV以下とすることが可能である。
また、以上説明した実験では、アンテナ長さを種々変えることでアンテナインピーダンスの異なる第1〜第5のアンテナを準備したが、アンテナインピーダンスは、アンテナの太さ調整や、アンテナの太さ及び長さの調整によっても、調整できる。
以上説明したプラズマ生成装置では、2本の高周波アンテナを採用する場合、図3に示すようにそれらを同じ平面上に直列的に隣り合わせ配列したが、図6に示すように、互いに向かい合わせて並列配置してもよい。また、図示を省略しているが、2本のアンテナの幅方向部分が互いに横切るような配置でもよい。いずれにしても、2本以上のアンテナを採用する場合それらアンテナは並列接続すればよい。
以上説明したプラズマ生成装置は、これを利用して各種プラズマ処理装置を提供できる。例えば、プラズマCVD装置、プラズマのもとでスパッタターゲットをスパッタリングして膜形成する装置、プラズマによるエッチング装置、プラズマからイオンを引き出してイオン注入やイオンドーピングを行う装置、さらには、そのような装置を利用して各種半導体デバイス(例えば液晶表示装置等に利用される薄膜トランジスタ)或いはそれ用の材料基板等を製造する装置などを提供できる。
図7は、図1に示すプラズマ生成装置を利用したプラズマCVD装置の1例を示している。図7のプラズマCVD装置は、図1のプラズマ生成装置において、プラズマ生成室1に成膜室を兼ねさせ、室1内に被成膜基板Sのホルダ6(ヒータ61を内蔵)を配置し、ガス導入部として、ガス導入管7、8を採用し、管7にはモノシランガス供給装置70を、管8には水素ガス供給装置80を接続したもので、基板Sにシリコン薄膜を形成できるシリコン薄膜形成装置である。
ところで、例えば、図7のようなシリコン薄膜形成装置においては、シリコン膜形成においてプラズマ生成室壁にも堆積するシリコンをクリーニングガスのプラズマでクリーニングするためにプラズマ生成室1の室壁を、該クリーニングガスに対し耐食性の高いアルミニウム合金で形成することが多々ある。その場合、基板Sへのシリコン膜の形成において、プラズマ生成室壁に由来するアルミニウムが基板S上に形成されるシリコン膜に不純物として付着したり、混入したりする。
そこで、既述のとおり、本発明に係るプラズマ処理装置は、好ましくない不純物の付着や混入を抑制してプラズマ処理を実施できるように、プラズマ生成室の室壁内面のうち少なくとも一部を電気絶縁性部材で覆ってもよい。
その例を図8、図9及び図10を参照して以下に説明する。
図8(A)は、図7のシリコン薄膜形成装置(プラズマ処理装置の1例)において、プラズマ生成室1を構成する壁のうち、高周波アンテナ2が設置され、ホルダ6に保持される基板Sの膜形成対象面が対向する天井壁11の内面を全面的に電気絶縁性板(アルミナ等でもよいが本例では石英板)111で被覆したシリコン薄膜形成装置を示している。図8(B)は天井壁11部分を下から見た図である。
図9は、図7のシリコン薄膜形成装置において、プラズマ生成室1を構成する壁のうち、天井壁11の内面及びホルダ6を側方から囲む側周壁12の内面のそれぞれを全面的に電気絶縁性部材(本例では石英板)111、121で被覆したシリコン薄膜形成装置を示している。
図10(A)は、図7のシリコン薄膜形成装置において、プラズマ生成室1を構成する壁のうち、天井壁11の内面における高周波アンテナ2に隣り合う部分を含むアンテナ周囲部分を局所的に電気絶縁性部材(本例では石英板)112で被覆したシリコン薄膜形成装置を示している。図10(B)は天井壁11部分を下から見た図である。
このようにプラズマ生成室壁内面を電気絶縁性部材で覆う場合、プラズマ生成室壁内面全体を電気絶縁性部材で覆ってしまってもよく、そうすれば、基板S上に形成されるシリコン膜へのプラズマ生成室壁由来のアルミニウムの付着や混入を十分抑制できる。しかし、そのように室壁内面全体を電気絶縁性部材で覆ってしまうとプラズマ電位が上昇し、基板Sやそれに形成されるシリコン膜のプラズマによるダメージが無視できないものとなることがある。従って、図8、図9、図10に示すシリコン薄膜形成装置では、プラズマ生成室1の室壁内面の全部ではなく一部を電気絶縁性部材で被覆している。
図7〜図10に示す各シリコン薄膜形成装置において、プラズマ生成室1の壁がアルミニウム合金で形成されている場合、基板S上に形成されるシリコン膜へのプラズマ生成室壁由来のアルミニウムの付着や混入は、プラズマ生成室壁内面を電気絶縁性部材で覆っていない図7の装置に比べて、図8、図9、図10のそれぞれに示す、電気絶縁性部材を設けた装置の方が低減される。
図10に示す装置では、プラズマ生成室1の天井壁11を覆っている石英板112の合計面積が図8の装置や図9の装置における石英板の合計面積と比べると小さいので、図8の装置や図9の装置と比べると、シリコン膜へのアルミニウムの付着や混入の抑制の程度は若干低下するが、それでも石英板112はプラズマ密度が高くなるアンテナ2に隣り合わせて設けてあるので、実用上無視できる程度に該アルミニウム付着や混入を抑制することができ、しかも、プラズマ生成室壁を覆う石英板112の面積を小さくしていることで、それだけプラズマ電位の上昇を抑制して、シリコン膜のプラズマによるダメージを抑制できる。
本発明は、プラズマのもとで被処理物に目的とする処理を施す各種分野において利用できる。
本発明に係るプラズマ生成装置の1例を示す図である。 アンテナを1本採用したときのアンテナインピーダンスとプラズマ電子温度の関係を示す図である。 本発明に係るプラズマ生成装置の他の例を示す図である。 アンテナを2本並列接続して採用したときのアンテナインピーダンスとプラズマ電子温度の関係を示す図である。 アンテナ1本使用時のアンテナインピーダンスと2本使用時のアンテナインピーダンスとの、プラズマ電子温度が同じになるとしたときの関係を示す図である。 本発明に係るプラズマ生成装置のさらに他の例を示す図である。 本発明に係るプラズマ処理装置の1例(プラズマCVD装置)を示す図である。 図8(A)は本発明に係るプラズマ処理装置の他の例(プラズマCVD装置)を示す図であり、図8(B)はプラズマ生成室の天井壁部分を下から見た図である。 本発明に係るプラズマ処理装置のさらに他の例(プラズマCVD装置)を示す図である。 図10(A)は本発明に係るプラズマ処理装置のさらに他の例(プラズマCVD装置)を示す図であり、図10(B)はプラズマ生成室の天井壁部分を下から見た図である。
符号の説明
1 プラズマ生成室
11 室1の天井壁
12 室1の側周壁
111、112、112 電気絶縁性部材例である石英板
2 高周波アンテナ
20 絶縁性部材
10 絶縁性部材
21、21’ アンテナ2の室外突出部分
B1、B2 給電ブスバー
31、32 マッチングボックス
41、42 高周波電源
5 排気装置
6 基板ホルダ
61 ヒータ
G ガス導入部
7、8 ガス導入管
70 モノシランガス供給装置
80 水素ガス供給装置

Claims (14)

  1. プラズマ生成室内に少なくとも一本の高周波アンテナを設置し、該高周波アンテナにて該プラズマ生成室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを発生させるプラズマ生成方法であり、該各高周波アンテナのインピーダンスを45Ω以下に設定することを特徴とするプラズマ生成方法。
  2. 前記高周波アンテナを複数本、並列接続して設置し、該各高周波アンテナのインピーダンスを45Ω以下に設定する請求項1記載のプラズマ生成方法。
  3. 前記各高周波アンテナのインピーダンスを15Ω以下に設定する請求項1又は2記載のプラズマ生成方法。
  4. プラズマ生成室内に少なくとも一本の高周波アンテナを設置し、該高周波アンテナにて該プラズマ生成室内のガスに高周波電力を印加して誘導結合プラズマを発生させるプラズマ生成装置であり、該各高周波アンテナのインピーダンスが45Ω以下に設定されていることを特徴とするプラズマ生成装置。
  5. 前記高周波アンテナは複数本、並列接続して設置されており、該各高周波アンテナのインピーダンスが45Ω以下に設定されている請求項4記載のプラズマ生成装置。
  6. 前記各高周波アンテナのインピーダンスが15Ω以下に設定されている請求項4又は5記載のプラズマ生成装置。
  7. 被処理物にプラズマのもとで目的とする処理を施すプラズマ処理装置であって、請求項4、5又は6記載のプラズマ生成装置を含むことを特徴とするプラズマ処理装置。
  8. 前記被処理物のプラズマ処理対象面を前記高周波アンテナへ向けて保持するためのホルダが前記プラズマ生成室内に配置されており、前記プラズマ生成室の室壁内面のうち少なくとも一部が電気絶縁性部材で覆われている請求項7記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記プラズマ生成室壁のうち、前記高周波アンテナが設置され、前記ホルダに保持される被処理物のプラズマ処理対象面が対向する壁の内面が前記電気絶縁性部材で覆われている請求項8記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記プラズマ生成室壁のうち、前記高周波アンテナが設置され、前記ホルダに保持される被処理物のプラズマ処理対象面が対向する壁の内面及び前記ホルダを側方から囲む側周壁の内面が前記電気絶縁性部材で覆われている請求項8記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記プラズマ生成室壁のうち前記高周波アンテナを設置した壁の内面における各高周波アンテナに隣り合う部分を含む各アンテナ周囲部分が局所的に前記電気絶縁性部材で覆われている請求項8記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記電気絶縁性部材は石英、アルミナ、窒化アルミニゥム、イットリア及び炭化ケイ素から選ばれた少なくとも1種の材料から形成されている請求項8から11のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記プラズマ生成室内に膜形成のためのガスを供給するガス供給部を備えており、該ガス供給部から該プラズマ生成室内に供給されるガスに前記高周波アンテナから高周波電力を印加して誘導結合型プラズマを発生させ、該プラズマのもとで前記被処理物に薄膜を形成する薄膜形成装置である請求項7から12のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記ガス供給部は前記被処理物のプラズマ処理対象面にシリコン膜を形成するためのガスを前記プラズマ生成室内へ供給するものであり、前記被処理物に形成される膜はシリコン膜である請求項13記載のプラズマ処理装置。
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