JP2007145112A - エアバッグ装置を備えたステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付けられたエアバッグ装置をステアリングホイール本体から容易に取り外すことができるステアリングホイールを提供すること。
【解決手段】エアバッグ装置20は、下降させる際に、取付杆部39を、鉤部10の裏面10b側に、撓ませて配置させることにより、係止フック8に係止させて、ステアリングホイール本体1の上部に、取り付けられる。エアバッグ装置の取り外しは、係止頭部47を、係止フックの案内凹部11における突出基部9の元部側に挿入させつつ、取り外し治具45を、案内凹部11の案内面12に案内させつつ、上方に移動させて、係止頭部47を、取付杆部39の係止部位40の背面40a側に配置させた状態で、本体軸部46の係止頭部近傍46aを、取付杆部の係止部位40に当接させる。そして、取り外し治具45の引き抜き時、係止部位40を、係止頭部47で引掛けて、鉤部10の裏面10b側から離脱させて行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、ステアリングホイール本体の上部にエアバッグ装置を配設させたステアリングホイールに関し、詳しくは、エアバッグ装置を、簡便なスナップ止めにより、ステアリングホイール本体に取り付けているステアリングホイールに関する。
従来、エアバッグ装置を簡便なスナップ止めして取り付け可能なステアリングホイールでは、ステアリングホイール本体が、中央付近にステアリングシャフトと連結させるボス部を備え、そのボス部の上部に、折り畳まれたエアバッグを突出可能に収納したエアバッグ装置を、配設させていた(例えば、特許文献1参照)。そして、ステアリングホイール本体側には、上下方向に略沿って延びる突出基部と突出基部の先端で屈曲する鉤部とを有した係止フックが、配設され、エアバッグ装置側には、係止フックの鉤部の裏面側に係止可能に、突出基部の軸方向と略直交方向の軸方向とした取付杆部が、配設されていた。
エアバッグ装置のステアリングホイール本体への取付時には、エアバッグ装置をステアリングホイール本体の上方から下降させて、取付杆部を、鉤部の表面側から鉤部の先端を経て鉤部の裏面側に、撓ませて配置させることにより、係止フックに係止させて、エアバッグ装置をステアリングホイール本体の上部に、取り付けていた。
また、メンテナンス等に、エアバッグ装置をステアリングホイール本体から取り外す際には、取り外し治具を操作して、取付杆部における鉤部に係止される係止部位を、鉤部の裏面側から離脱させるように鉤部の先端側へ移動させて、ステアリングホイール本体から、エアバッグ装置を、取り外していた。
特開2001−233159号公報
しかし、従来のステアリングホイールでは、エアバッグ装置を取り外す際には、ステアリングホイール自体が、ステアリングシャフトに連結された状態としており、取り外し治具を、ステアリングホイール内に挿入させて操作する際、ステアリングシャフトを覆っているコラムカバーやステアリングホイールの下面側を覆っているロアカバー等によって、取付杆部を直接目視できず、取り外し作業に手間取っていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、取り付けられたエアバッグ装置をステアリングホイール本体から容易に取り外すことができるエアバッグ装置を備えたステアリングホイールを提供することを目的とする。
本発明に係るステアリングホイールは、中央付近にステアリングシャフトと接続させるボス部を配設させたステアリングホイール本体と、折り畳まれたエアバッグを突出可能に収納して、ボス部の上部に取り付けられるエアバッグ装置と、を備えて構成され、
エアバッグ装置のステアリングホイール本体への取付構造として、エアバッグ装置とステアリングホイール本体との一方に、上下方向に略沿って延びる突出基部と突出基部の先端で屈曲する鉤部とを有した係止フックが、配設され、エアバッグ装置とステアリングホイール本体との他方に、鉤部の裏面側に係止可能に、突出基部の軸方向と略直交方向の軸方向とした取付杆部が、配設されて、構成され、
エアバッグ装置をステアリングホイール本体の上方から下降させる際に、取付杆部を、鉤部の表面側から鉤部の先端を経て鉤部の裏面側に、撓ませて配置させることにより、係止フックに係止させて、エアバッグ装置がステアリングホイール本体の上部に、取り付けられ、
エアバッグ装置のステアリングホイール本体からの取り外し時に、取り外し治具を操作し、取付杆部における鉤部に係止される係止部位を、鉤部の裏面側から離脱させるように鉤部の先端側へ移動させて、取り外すエアバッグ装置を備えたステアリングホイールであって、
取り外し治具が、本体軸部と、本体軸部の先端で屈曲されるように形成されて、引き抜き操作時に、取付杆部の係止部位を引掛けて移動可能な係止頭部と、を備えた棒状として、
係止フックの鉤部の先端側が、突出基部からの突出方向を、ステアリングホイール本体の中央側から外方へ向かう方向に沿わせて、突出基部から突出され、
取り外し治具の操作用に、ステアリングホイール本体に、取り外し治具との干渉を防止可能な取り外し用穴が、配設されるとともに、係止フックの突出基部における鉤部の突出側の面に、元部側から鉤部の裏面側に至るように、鉤部の突出方向と逆方向に沿って凹むように形成される案内凹部が、配設され、
取り外し用穴と案内凹部とが、
係止頭部を、本体軸部より、ステアリングホイール本体の中央側に向けつつ、取り外し治具を、取り外し用穴を経てステアリングホイール内に挿入させて、係止頭部を、案内凹部における突出基部の元部側に挿入させつつ、取り外し治具を、上下方向に略沿って移動させて、係止頭部を、取付杆部の係止部位におけるステアリングホイール本体の中央側に配置させた状態で、本体軸部の係止頭部近傍を、取付杆部の係止部位に当接可能とし、さらに、
取り外し治具の引き抜き時、係止頭部を取付杆部の係止部位に引掛けて、係止部位を、鉤部の先端側へ移動させて、鉤部の裏面側から、離脱可能とするように、
配設され、
案内凹部の内周面における上下方向に沿って配置されて相互に対向する側面相互が、取り外し治具を上下方向に沿って移動させる際に、本体軸部の係止頭部近傍を、取付杆部の係止部位に当接可能に案内する案内面として、形成されていることを特徴とする。
本発明に係るステアリングホイールでは、ステアリングシャフトに接続された状態のステアリングホイールからエアバッグ装置を取り外す際、まず、取り外し治具の係止頭部を、本体軸部より、ステアリングホイール本体の中央側に向けつつ、取り外し治具を、取り外し用穴を経てステアリングホイール内に挿入させ、そして、係止頭部を、案内凹部における突出基部の元部側に挿入させつつ、取り外し治具を、上下方向に略沿って移動させて、本体軸部の係止頭部近傍を、取付杆部の係止部位に当接させる。
この時、案内凹部の内周面における上下方向に沿って配置される案内面相互が、本体軸部の係止頭部付近を、的確に案内することから、単に、取り外し治具を、案内凹部に挿入して上下方向に沿って移動させ、そして、本体軸部の係止頭部近傍を、取付杆部の係止部位に当接させる簡単な操作で、取り外し治具の係止頭部を、取付杆部の係止部位におけるステアリングホイール本体の中央側、すなわち、取付杆部の係止部位における背面側に、容易に、配置させることができる。
その後、取り外し治具を引き抜けば、係止頭部を取付杆部の係止部位に引掛けて、係止部位を、鉤部の先端側へ移動させ、鉤部の裏面側から、離脱させることができ、ついで、エアバッグ装置を上方に持ち上げれば、ステアリングホイール本体からエアバッグ装置を取り外すことができる。
すなわち、取り外し治具の操作において、取り外し治具を、ステアリングホイール内に挿入させつつ、上下方向に移動させ、ついで、引く抜くように、挿入・上下移動・引き抜きの三方向に移動させる三つの動作だけ、あるいは、挿入と上下移動とを合わせた状態では、その挿入上下移動・引き抜きの二方向の二つの動作だけで、取付杆部を目視できなくとも、取付杆部の係止フックへの係止状態を容易に解除できることから、簡単かつ迅速に、エアバッグ装置を取り外すことができる。
したがって、本発明に係るステアリングホイールでは、取り付けられたエアバッグ装置をステアリングホイール本体から容易に取り外すことができる。
そして、ステアリングホイール本体が、ダイカスト鋳造により形成される芯金を備えて構成されている場合には、芯金の一般部から上方へ突出させるように、ステアリングホイール本体側に、係止フックを設け、そして、取り外し用穴の一部を、上下方向に貫通して案内凹部に連なるように、一般部に配設させることが望ましい。
このような構成では、取り外し用穴の一部と案内凹部とを、ステアリングホイール本体の芯金のダイカスト鋳造時に、一体的に鋳造できることから、取り外し用穴の一部と案内凹部とを、容易に、形成することができる。勿論、ステアリングホイール本体の芯金自体に、係止フックが形成されることから、エアバッグの展開膨張時に大きな引張力が作用するエアバッグ装置を、係止フックで係止することとなっても、係止フックの十分な強度を、確保できる。
なお、係止フックの案内凹部は、鉤部の突出方向と逆方向に沿って、突出基部を貫通する案内貫通孔として、形成されてもよいし、あるいは、貫通しない凹溝から形成してもよい。ちなみに、案内凹部を案内貫通孔から形成する場合には、取り外し治具をステアリングホイール内に挿入するストロークに関して、上下方向に移動後に、係止頭部が取付杆部の係止部位の背面側に配置させることができれば、ステアリングホイール本体の中央側への挿入ストロークを、ある程度、大きくしてもよく、そのため、挿入ストロークを大きくして、案内凹部に挿入させる動作を大きくすることができ、その結果、作業者のバラツキをなくして、取り外し治具の操作を、安定して行うことができる。
そして、取り外し治具の係止頭部が、本体軸部からの本体軸部の軸直交方向への突出量を、取付杆部における係止部位の外径寸法より、大きくして、構成されている場合には、案内凹部は、取り外し治具の引き抜き時の本体軸部と係止頭部とを通過可能とするように、突出基部と鉤部とにわたって、形成してもよい。
このような構成では、取り外し治具の係止頭部が、取付杆部の係止部位より、寸法を大きくしても、取り外し治具の引き抜き動作を、円滑に、行うことができ、そして、取り外し治具の係止頭部が、取付杆部の係止部位より、寸法を大きしていることから、取付杆部の係止部位を引掛ける状態を、安定して確保できる。
特に、上記のような構成において、案内凹部が案内貫通孔から形成されて、鉤部が案内貫通孔の先端側を閉塞して配設されている場合では、取り外し治具の引き抜き時、取り外し治具の係止頭部が、鉤部の背面側に引っ掛かることなく、円滑に、取付杆部の係止部位を引掛けて、移動させることができる。
また、案内貫通孔の内周面における突出基部の鉤部側の先端面が、取り外し治具の引き抜き時に、係止頭部を連結杆部の係止部位に当接可能に案内する案内面として、形成してもよい。
このような構成でも、取り外し治具の引き抜き時、係止頭部が、案内貫通孔の内周面における突出基部の鉤部側の先端面に、案内されて、鉤部の背面側に引っ掛かることなく、確実に、取付杆部の係止部位を、引掛けることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のステアリングホイールWは、図1に示すように、円環状のリング部Rと、リング部Rの中央に配置されるボス部Bと、リング部Rとボス部Bとを連結するように左右に2本配設されるスポーク部Sと、を備えて構成され、構成部品上では、ステアリングホイール本体1と、ボス部Bの上部に配置されるエアバッグ装置20と、から構成されている。なお、図1に示す符号18の部材は、リング部Rの後部側とボス部Bとを連結するように配設される装飾板である。
また、本明細書での上下・左右・前後の方向は、ステアリングホイールWをステアリングシャフトSS(図3参照)に接続させた状態における車両の直進操舵時を基準として、上下方向は、ステアリングシャフトSSの軸方向に沿った上下方向に対応し、左右方向は、ステアリングシャフトSSの軸直交方向の車両の左右方向に対応し、前後方向は、ステアリングシャフトSSの軸直交方向の車両の前後方向に対応している。
そして、ステアリングホイール本体1は、図2〜6に示すように、リング部R・ボス部B・スポーク部Sの各部を連結するように配置されて、ダイカスト鋳造によって形成される芯金2を備え、芯金2は、一般部3と、エアバッグ装置20を取り付けるための二つの係止フック8(図9・10参照)と、を備えて構成されている。一般部3は、リング部Rに配置されるリング部芯金4と、ボス部Bに配置されるボス部芯金5と、各スポーク部Sに配置されて芯金4・5相互を連結するスポーク部芯金6と、から構成されている。なお、リング部芯金4とリング部芯金4側の各スポーク部芯金6の部位とには、合成樹脂製の被覆層16が被覆されている。また、ボス部芯金5は、図3に示すように、ナットNを使用して、ステアリングシャフトSSと接続される部位であり、強度を高めるために、鋼製の鋼部5aが、ステアリングシャフトSSと噛み合うように、埋設されている。そして、芯金2は、鋼部5aの周囲を覆って、各部芯金4・5・6と係止フック8・8とが、アルミニウム合金等から、一体的にダイカスト鋳造されて形成されている。
なお、ステアリングホイール本体1は、ボス部Bの下部を覆うように、芯金2にねじ止めされるロアカバー17を備えて構成されている。
そして、二つの係止フック8は、図7〜10に示すように、ボス部芯金5の左右の縁付近におけるスポーク部芯金6の近傍に、それぞれ、配設され、芯金2の一般部3におけるボス部芯金5の左右の縁付近から、上下方向に略沿って、上方へ延びる突出基部9と、突出基部9の先端9aで屈曲する鉤部10と、を備えて構成されている。左右の各係止フック8は、突出基部9からの鉤部10の突出方向を、リング部Rの上面側で形成されるリング部面RP(図4・6参照)に沿って、ステアリングホイール本体1の中央付近のボス部芯金5の鋼部5aから外方に向かう方向としている。実施形態の場合、左右の各係止フック8の鉤部10は、それぞれ、左右方向の外方に向かうように、突出基部9から突出している。
鍔部10は、裏面10b側、すなわち、突出基部9の元部9b側に向かっている下面10b側で、エアバッグ装置20をステアリングホイール本体1に取り付けるための取付杆部39を係止する構成としている。そして、鉤部10の上面10aは、先端10cに向かって下降するような傾斜面としている。そのため、鉤部10の下面10b側で取付杆部39の係止部位40を係止するように、取付杆部39を鉤部10の上方から下降させる際(図13参照)、鉤部10は、取付杆部39を撓ませつつ、係止部位40を上面10a側で滑らせて、先端10c側を経て下面10b側に案内できるように、構成されている。
また、突出基部9には、元部9bから鉤部10の下面10b側の先端9aにかけて、取り外し治具45を案内する案内凹部11が形成されている。案内凹部11は、突出基部9からの鉤部10の突出方向と逆方向となる左右方向に沿って凹むように形成され、実施形態の場合、案内凹部11は、左右方向に貫通する案内貫通孔11として、形成されている。さらに、実施形態の場合には、案内貫通孔11は、突出基部9と鉤部10とにわたって、形成されている。すなわち、鉤部10の下面10bにも、凹部11aが形成されており、この凹部11aは、エアバッグ装置20の取り外し時における取り外し治具45の係止頭部47の先端47aを通過させるために、形成されている。
なお、取り外し治具45は、本体軸部46と、本体軸部46の先端でJ字状に屈曲されるように形成されて、引き抜き操作時に、取付杆部39の係止部位40を引掛けて移動可能な係止頭部47と、を備えた棒状として、鋼等の金属棒を屈曲させて形成されている。そして、実施形態の場合、図8に示すように、係止頭部47の本体軸部46からの突出長さP0は、取付杆部39の係止部位40の外径寸法D0より、若干大きな寸法としている。
さらに、案内貫通孔(案内凹部)11の幅寸法b1・b2は、上部側の前後方向の幅寸法b1が、取り外し治具45の本体軸部46の外径寸法D1と略等しくし(詳しくは、外径寸法D1より若干大きくし)、下部側の前後方向の幅寸法b2が、上部側の幅寸法b1の約2倍として、上部側に向けて幅寸法を小さくするテーパ穴としている。そして、案内貫通孔11の内周面における上下方向に沿って配置されて、前後で対向する側面12・12が、取り外し治具45を、上下方向に沿って鉤部10側の上方へ移動させる際に、本体軸部46の係止頭部47近傍の先端部46aを、取付杆部39の係止部位40に当接可能に、前後のぶれをなくして案内する案内面12・12として、形成されている。
また、実施形態のステアリングホイール本体1には、図6・9・10に示すように、取り外し治具45を挿入させて、取り外し治具45の係止頭部47側を案内凹部11内に、挿入できるように、取り外し用穴13が、配設されている。取り外し用穴13は、左右の各係止フック8の鉤部10の下方に、配設されて、芯金2の一般部3に配設された内側部14と、ロアカバー17に配設された外側部15と、から構成されている。
内側部14は、各係止フック8の案内貫通孔11の下部に連なるとともに、芯金2の一般部3におけるボス部芯金5とスポーク部芯金6とにわたって、形成されている。この内側部14は、案内凹部11に連なって案内凹部11の直下に配置される連通部14aと、連通部14aに連なってボス部芯金5付近を上下方向に貫通する長方形状の開口の貫通部14bと、貫通部14bに連なってスポーク部芯金6の部位でスリット状に上方に延びるように配設される案内部14cと、から構成されている。貫通部14bと案内部14cとは、左右の各係止フック8の下方において、ステアリングホイール本体1の中央(鋼部5a)から外方に延びるように、連通部14aからリング部R側に向かって配設されている。
なお、貫通部14bは、係止フック8の鉤部10の下面側を鋳造する金型部位が、挿通する部位となるため、挿入させる取り外し治具45の本体軸部46や係止頭部47の外径寸法D1より、大きく、上下方向に貫通するように、形成されている。
また、案内部14cは、図9に示すように、下部側に比べて上部側が、前後方向の幅寸法を狭めて、形成されており、上部側の幅寸法b3が、取り外し治具45の本体軸部46の外径寸法D1と略等しくし(詳しくは、外径寸法D1より若干大きくし)、下部側の幅寸法b4が、上部側の幅寸法b3の約2倍として、上部側に向けて幅寸法を小さくするテーパ穴としている。そして、案内部14cの内周面における前後で対向する側面3a・3aが、取り外し治具45を、上下方向に沿って、鉤部10側の上方へ移動させる際に、本体軸部46の元部46b側(図14参照)を、前後のぶれをなくして案内する案内面3a・3aとして、形成されている。さらに、案内部14cの内周面における上端面は、エアバッグ装置20の取り外し作業において、取り外し治具45の本体軸部46を当接させる規制面3bとして構成されている。
ちなみに、取り外し治具45は、図14のC・図15のA・Bに示すように、本体軸部46を規制面3bに当接させ、かつ、本体軸部46の先端部46aを取付杆部39の係止部位40に当接させた状態で、ステアリングホイール本体1におけるリング部面RPと略平行に引き抜けば、係止頭部47が、係止部位40を引掛けて移動可能に、構成されている。
さらに、ロアカバー17に設けられた取り外し用穴13の外側部15は、左右の係止フック8の鉤部10の下面10b側の直下付近から鉤部10の略水平方向の配置位置まで、スリット状に開口され、開口幅は、取り外し治具45の係止頭部47や本体軸部46を挿通可能に設定されている。
エアバッグ装置20は、図2〜6・11・12に示すように、膨張可能に折り畳まれた袋状のエアバッグ21、エアバッグ21に膨張用ガスを供給するインフレーター23、折り畳まれたエアバッグ21を覆うパッド24、エアバッグ21・インフレーター23・パッド24を保持するケース25、及び、ケース25によるパッド24の保持を補助するホルダ28、を備えて構成されている。さらに、実施形態のエアバッグ装置20は、係止フック8・8に係止される取付杆部39、取付杆部39を保持する取付基板34、及び、取付基板34とホルダ28との間に配置される複数(実施形態では3個)のホーンスイッチ体32、を備えて構成されている。
インフレーター23は、上部にガス吐出口23bを備えた略円柱状の本体部23aと、本体部23aの外周面から突出するフランジ部23cと、を備えて構成されている。フランジ部23cには、リテーナ22の各ボルト22aを貫通させる貫通孔23dが形成されている。
パッド24は、合成樹脂製として、エアバッグ21の膨張時にエアバッグ21を突出可能に所定部位を破断させる天井壁部24aと、天井壁部24aの外周縁付近から下方へ延びる略四角筒形状の側壁部24cと、を備えて構成されている。側壁部24cには、所定位置に、ケース25の側壁部27に設けられた係止突起27aを挿入させて、係止突起27aに側壁部24cを係止させる係止孔24dが形成されている。なお、側壁部24cは、ケース25の側壁部27の周囲に外装される状態として、側壁部27の係止突起27aに係止され、さらに、係止孔24dの周縁が、係止突起27aから外れないように、ホルダ28の側壁部28eに、外周面を押えられて、ケース25に取り付けられている。天井壁部24aは、平面形状を略円形として、前面側に下方へ延びるカバー部24bを備えて構成されている。
ケース25によるエアバッグ21とインフレーター23との保持は、エアバッグ21内に配置される円環状のリテーナ22が下方へ延びる4本のボルト22a(図12参照)を備え、これらのボルト22aを、図3に示すように、エアバッグ21・ケース25・ホルダ28・インフレーター23のフランジ部23cに貫通させてナット22b止めすることにより、行なっている。なお、このナット22b止めにより、インフレーター23やエアバッグ21の他に、ホルダ28も、ケース25に一体的に連結されることとなる。また、ケース25によるパッド24の保持は、既述したように、係止突起27aの係止孔24d周縁への係止により、行なっている。
ケース25は、図2〜6・13に示すように、板金製として、中央にインフレーター本体部23aを下方から挿入可能な挿通孔26aを備えた底壁部26と、底壁部26の外周縁から上方に延びる略四角筒状の側壁部27と、を備えて構成されている。底壁部26の挿通孔26aの周囲には、リテーナ22の各ボルト22aを挿通させる貫通孔26bが形成されている。また、側壁部27には、所定位置に、既述したように、パッド側壁部24cの係止孔24dに挿入させて、側壁部24cを係止する係止突起27aが形成されている。これらの係止突起27aには、上下方向に貫通する貫通孔27bが形成されている。
ホルダ28は、板金製として、中央にインフレーター本体部23aを下方から挿入可能な挿通孔28bを備えた底壁部28aと、底壁部28aの外周縁から上方に延びる略四角筒状の側壁部28eと、を備えて構成されている。底壁部28aの挿通孔28bの周囲には、リテーナ22の各ボルト22aを挿通させる貫通孔28cが形成されている。また、側壁部28eには、所定位置に、パッド側壁部24cを係止する係止突起27aの貫通孔27bに挿入されて、係止孔24dの周縁が、係止突起27aから外れないようにするための閂片28fが、上方へ突設されている。なお、符号28dの部材は、側壁部28eの切り欠かれた部位に、底壁部28aから横方向に延設された位置規制突片であり、位置規制突片28dは、パッド24の側壁部24cの下端を当接させて、パッド24とホルダ28との相互の高さ位置を一定に調整するものである。
そして、ホルダ28の側壁部28eの上端付近には、左右両側と後部側とに、外方へ横方向に延びる3つのスイッチ可動側取付部29が形成され(図12参照)、これらの各取付部29は、図3に示すように、ホーンスイッチ体32をボルト30止めするためのものであり、連結ボルト30を下方側から貫通させて螺合させるナット29aを、上面側に固着させている。
また、ホルダ28には、ホーン作動回路の正極側に導通するように、図示しないリード線が結線されている。
実施形態のホーンスイッチ体32は、図3に示すように、それぞれ、絶縁スペーサ32b・32dに保持されて、ホーン作動回路の正極側となるホルダ28側に導通する可動側接点材32aと、ホーン作動回路の負極側となる芯金2側に導通する固定側接点材32cと、を備えて構成されている。また、接点材32a・32cの間には、接点材32a・32b相互が押圧操作時以外に接触しないように、両者を離隔させるコイルばね32eが、配設されている。なお、各ホーンスイッチ体32は、接点材32aを保持した絶縁スペーサ32bと、接点材32cを保持した絶縁スペーサ32dと、を、コイルばね32eを介在させた状態で、相互に接近可能に、連結させた組付体として、構成されている。そして、絶縁スペーサ32dをバヨネット結合させて、ホーンスイッチ体32が、取付基板34に取り付けられ、そして、ホーンスイッチ体32を挿通させてナット29aに締結させる連結ボルト30を利用して、取付基板34をホルダ28に連結させ、かつ、取付基板34とホルダ28との間にホーンスイッチ体32を配設している。なお、ホーンスイッチ体32の接点材32a・32c相互の離隔距離の規制は、連結ボルト30が軸部を段付きとして形成していることから、その軸部の段差によって、行われている。
取付基板34は、板金製として、図11・12に示すように、略U字形の板状の連結板部35と、連結板部35の内周縁から下方に延びる保持板部37と、を備えて構成されている。連結板部35には、外周側の左右両縁と後部とに、スイッチ固定側の取付部36が、配設されている。これらの取付部36には、ホーンスイッチ体32の絶縁スペーサ32dをバヨネット結合させる結合穴36aが、配設されている。
保持板部37は、図11・12に示すように、連結板部35の左右の内周縁に配設されて、下方に延びる縦板部37aと、縦板部37aの前後の縁付近で、それぞれ、左右方向の外方へ延びる上下二段の支持片37b・37cと、を備えて構成されている。また、縦板部37aにおける前後方向の中央には、下方から連結板部35付近まで長方形状に凹む収納凹部37dが、形成されている。上下の支持片37b・37cの間には、連結杆部39が、配設されている。
取付杆部39は、図11・12に示すように、ばね鋼からU字状に曲げられて形成されて、前部側で左右方向に延びる前部39aと、前部の左右両端から下がって後方側に延びる側部39b・39bと、を備えて構成されている。側部39bの後端39cは、リング部R側へ向かう外方に屈曲されている。そして、取付杆部39は、左右の側部39b・39bが、取付基板34における左右の保持板部37の上下の支持片37b・37c間に、嵌め込まれるように配置されて、係止フック8に係止される係止部位40としている。これらの左右の係止部位40・40は、左右の保持板部37の各収納凹部37dに配置される部位とし、上下の支持片37b・37cに上下動を規制されて、取付基板34の左右両側の外方側へ、撓み可能に、配設されている。
このエアバッグ装置20は、予め、リテーナ22を挿入させた状態で折り畳んだエアバッグ21を、各ボルト22aを貫通孔26bから突出させつつ、ケース25内に収納し、ついで、パッド24の側壁部24cをケース25の側壁部27に外装して、ケース25の各係止突起27aをパッド24の係止孔24dに挿入させる。その後、各ボルト22aを貫通孔28cに貫通させつつ、ホルダ28の側壁部28eをパッド24の側壁部24cに外装し、各閂片28fを所定の係止突起27aの挿通孔27bに挿入させて、ホルダ28の底壁部28aをケース25の底壁部26に当接させる。ついで、インフレーター23の本体部23aを、下方から、ホルダ28・ケース25の挿通孔28b・26aに挿入させつつ、リテーナ22のボルト22aを、インフレーター23の貫通孔23dに貫通させて、ナット22b止めする。
また、各ホーンスイッチ体32を、予め、組み立てておき、取付杆部39を組み付けた取付基板34の各取付部36に、各ホーンスイッチ体32をバヨネット結合させておく。そして、各ホーンスイッチ体32を挿通させて、各連結ボルト30をホルダ28のナット29aに締結すれば、エアバッグ装置20を組み立てることができる。
エアバッグ装置20をステアリングホイール本体1に取り付ける作業は、予め、ステアリングホイール本体1を、ナットNを利用して、ステアリングシャフトSSに接続させた状態で行う。そして、図13のA〜Cに示すように、エアバッグ装置20をステアリングホイール本体1の上方から下降させて行う。その際、エアバッグ装置20の取付杆部39は、左右の係止部位40・40が、鉤部10の表面(上面)10a側から鉤部10の先端10cを経て鉤部10の裏面(下面)10b側に、撓んで配置される。その結果、取付杆部39の左右の係止部位40・40が、左右の係止フック8の鉤部10の下面10b側に係止されて、エアバッグ装置20がステアリングホイール本体1の上部に、取り付けられることとなる。
なお、この取付時、エアバッグ装置20は、上方への移動が、係止フック8の係止により、規制され、下方への移動は、取付基板34の連結板部35における保持板部37の近傍の左右の部位35aが、図4・5に示すように、芯金2のスポーク部芯金6の支持部6aに支持されて、規制されている。さらに、エアバッグ装置20の前後の位置規制は、各係止フック8の鉤部10が、取付基板34における収納凹部37dの前後の支持片37b・37cを位置規制することにより、行われている。
また、エアバッグ装置20の取付時には、ホルダ28から延びる図示しないリード線を、ホーン作動回路の正極側に結線させておく。
なお、エアバッグ装置20の取付後におけるホーンスイッチ体32の操作時には、パッド24を押し下げ操作すれば、取付基板34が支持部6aに支持された状態で、コイルばね32eが圧縮されることから、可動側接点材32aが固定側接点材32cに接触して、接点材32a・32c相互が導通し、ホーンが作動することとなる。
そして、ステアリングシャフトSSに接続された状態のステアリングホイールWからエアバッグ装置20を取り外す際には、次のように行う。まず、図14のA・Bに示すように、取り外し治具45の係止頭部47を、本体軸部46から上方に突出させるように配置させ、さらに、本体軸部46より、ステアリングホイール本体1の中央側に向けて、取り外し治具45を、取り外し用穴13の外側部15と内側部14とを経てステアリングホイールW内に挿入させ、係止頭部47を、案内凹部(案内貫通孔)11における突出基部9の元部9b側に挿入させる。そして、図14のB・Cに示すように、取り外し治具45を、上下方向に略沿って鉤部10側に接近させるように、上方へ移動させて、本体軸部46の係止頭部47の近傍となる先端部46aを、取付杆部39の係止部位40に当接させる。
この時、案内貫通孔11の内周面における上下方向に沿って配置される案内面12・12相互が、本体軸部46の係止頭部付近46aを、的確に案内することから、単に、取り外し治具45を、案内貫通孔11に挿入して上方へ移動させ、そして、本体軸部46の係止頭部近傍46aを、取付杆部39の係止部位40に当接させる簡単な操作で、取り外し治具45の係止頭部47を、取付杆部39の係止部位40におけるステアリングホイール本体1の中央側、すなわち、取付杆部39の係止部位40における背面40a側に、容易に、配置させることができる。
その後、図15のA・B・Cに示すように、取り外し治具45を引き抜けば、係止頭部47を取付杆部39の係止部位40に引掛けて、係止部位40を、鉤部10の先端10c側へ移動させ、鉤部10の裏面(下面)10b側から、離脱させることができ、ついで、エアバッグ装置20を上方に持ち上げ、同様に、反対側の係止部位40も、取り外し治具45を使用して、鉤部10の裏面(下面)10b側から、離脱させれば、ステアリングホイール本体1からエアバッグ装置20を取り外すことができる。
すなわち、取り外し治具45の操作において、取り外し治具45を、ステアリングホイールW内に挿入させつつ、上下方向に沿って移動させ、ついで、引く抜くように、挿入・上下移動・引き抜きの三方向に移動させる三つの動作だけ、あるいは、挿入と上下移動とを合わせた状態では、その挿入上下移動・引き抜きの二方向の二つの動作だけで、取付杆部39を目視できなくとも、取付杆部39の係止フック8への係止状態を容易に解除できることから、簡単かつ迅速に、エアバッグ装置20を取り外すことができる。
したがって、実施形態のステアリングホイールWでは、取り付けられたエアバッグ装置20をステアリングホイール本体1から容易に取り外すことができる。
なお、実施形態の場合、取り外し用穴13における芯金2の一般部3に設けられた内側部14が、上方へ延びるスリット状の案内部14cを、スポーク部芯金6に設けて構成されている。この案内部14cは、案内貫通孔11と同様に、上方に延びるように配設されて、上端側では、取り外し治具45の本体軸部46の外径寸法D1と略等しくしており、本体軸部46を案内貫通孔11と案内部14cとに挿入させていれば、案内貫通孔11の内周面の案内面12と案内部14cの内周面の案内面3aとの二箇所で、本体軸部46が、軸方向に沿った2箇所の部位で、前後のぶれを規制されることとなって、前後に傾くことなく、安定して、取り外し治具45を、上昇移動させることができる。さらに、本体軸部46を、案内部14cの内周面の上端の規制面3bと取付杆部39の係止部位40とに当接させた状態で、取り外し治具45を、ステアリングホイール本体1におけるリング部面RPと略平行に引き抜けば、係止頭部47が、係止部位40を引掛けて移動可能としており、一層、容易に、エアバッグ装置20の取り外し作業を行うことができる。
また、実施形態の場合、ステアリングホイール本体1が、ダイカスト鋳造により形成される芯金2を備えて構成されて、芯金2の一般部3から上方へ突出させるように、ステアリングホイール本体1側に、係止フック8・8を設け、そして、取り外し用穴13の一部14を、上下方向に貫通して案内凹部に連なるように、一般部3に配設させている。
このような構成では、取り外し用穴13の一部14と案内凹部(案内貫通孔)11とを、ステアリングホイール本体1の芯金2のダイカスト鋳造時に、一体的に鋳造できることから、取り外し用穴13の一部14と案内凹部11とを、容易に、形成することができる。勿論、ステアリングホイール本体1の芯金2自体に、係止フック8・8が形成されることから、エアバッグ21の展開膨張時に大きな引張力が作用するエアバッグ装置20を、係止フック8・8で係止することとなっても、係止フック8・8の十分な強度を、確保できる。勿論、この点を考慮しなければ、エアバッグ装置20側に、鉤部10を下端側に突設させた係止フック8を、エアバッグ装置20の取付基板34等から下向きに突設させ、ステアリングホイール本体1側に、エアバッグ装置20に設けた係止フック8に係止される取付杆部39を、配設させてもよい。
なお、実施形態のように、係止フック8の案内凹部11は、鉤部10の突出方向と逆方向に沿って、突出基部9を貫通する案内貫通孔11として、形成されてもよいし、あるいは、貫通しない凹溝から形成してもよい。ちなみに、実施形態のように、案内凹部11を案内貫通孔11から形成する場合には、取り外し治具45をステアリングホイールW内に挿入するストロークに関して、上下方向に沿って鍔部10側に接近させるように移動させた後に、係止頭部47が取付杆部39の係止部位40の背面40a側に配置させることができれば、ステアリングホイール本体1の中央側への挿入ストロークを、ある程度、大きくしてもよく、そのため、挿入ストロークを大きくして、図14のCの二点鎖線に示す係止頭部47のように、案内貫通孔11に挿入させる動作を大きくすることができ、その結果、作業者のバラツキをなくして、取り外し治具45の操作を、安定して行うことができる。ちなみに、取り外し治具45の挿入ストロークを大きくしても、係止頭部47が不要な部位に当接して引っ掛からないように、挿入ストロークを規制可能に、図14のCに示すように、取り外し治具45の本体軸部46に、取り外し用穴13の周縁に当接可能な規制部48を設けてもよい。
また、実施形態のように、取り外し治具45の係止頭部47が、本体軸部46からの本体軸部46の軸直交方向への突出量P0を、取付杆部39における係止部位40の外径寸法D0より、大きくして、構成されている場合には、案内凹部11は、取り外し治具45の引き抜き時の本体軸部46と係止頭部47とを通過可能とするように、鉤部10の下面10bにも凹部11aを設けて、突出基部9と鉤部10とにわたって、形成してもよい。
このような構成では、取り外し治具45の係止頭部47が、その突出長さP0を、取付杆部39の係止部位40の外径寸法D0より、大きくしても、円滑に、取り外し治具45の引き抜き動作を、円滑に、行えることができ、そして、取り外し治具45の係止頭部47が、取付杆部39の係止部位40より、寸法を大きしていることから、取付杆部39の係止部位40を引掛ける状態を、安定して確保できる。
特に、実施形態のように、案内凹部11が案内貫通孔11から形成されて、鉤部10が案内貫通孔11の先端側を閉塞して配設されている場合では、取り外し治具45の引き抜き時、取り外し治具45の係止頭部47が、鉤部10の背面側に引っ掛かることなく、凹部11aを経て、円滑に、取付杆部39の係止部位40を引掛けて、移動させることができる。
なお、案内凹部11を案内貫通孔11から構成し、案内貫通孔11を突出基部9から鉤部10にわたって設ける場合には、図16〜19に示すように、鉤部10が案内貫通孔11Aの先端側を開口させるように、すなわち、係止フック8Aの突出基部9と鉤部10とを、係止部位40の軸方向に沿って、分断するように、案内貫通孔11Aを設けてもよい。このような係止フック8Aでは、一層、取り外し治具45Aの係止頭部47Aの本体軸部46Aから突出長さP0を、取付杆部39の係止部位40の外径寸法D0より、大きくすることができて、係止部位40を引掛けて移動させる操作を容易に行える。勿論、引き抜き操作時の取り外し治具45Aの係止頭部47Aが、取付杆部39を保持する保持板部37の縦板部37a等の係止部位40以外のエアバッグ装置20側との干渉を防止できるように、構成されていれば、このような係止フック8Aでは、図19のBの二点鎖線に示すように、操作してもよい。すなわち、取り外し治具45Aの引き抜き操作時、係止頭部47Aが本体軸部46Aから上方へ延びるように、取り外し治具45Aを配置させた状態で、係止頭部47A側を上方に持ち上げるように取り外し治具45Aを傾斜させて配置させる。そして、本体軸部46Aの先端部46aを係止部位40に当接させて、係止部位40の背面40a側に係止頭部47Aを配置させれば、その後は、単に、引き抜くだけで、係止フック8Aの鍔部10との干渉を考慮せずに、係止部位40を引掛けて移動させることができる。そのため、取り外し治具45の操作時に案内規制する案内面3aや規制面3bを、芯金2の一般部3やロアカバー17に設けなくとも、容易に、エアバッグ装置20を取り外し可能となる。
さらに、図20〜23に示す係止フック8Bのように、案内貫通孔11Bの内周面における突出基部9の鉤部10側の上端面9cが、取り外し治具45Bの引き抜き時に、係止頭部47Bを連結杆部39の係止部位40に当接可能に案内する案内面として、形成してもよい。この案内面9cは、突出基部9の背面側から鉤部10の突出側の正面側に掛けて、元部9b側に接近するように傾斜して鉤部10の下面10bに連なっている。
このような構成でも、取り外し治具45Bの引き抜き時、係止頭部47Bの先端47aが、案内貫通孔11Bの内周面における突出基部9の鉤部10側の端面9cに、案内されて、鉤部10の背面側に引っ掛かることなく、確実に、取付杆部39の係止部位40を、引掛けることができる。
勿論、図24・25に示すように、取り外し治具45Cが、係止頭部47Cの本体軸部46Cからの突出量P0を、取付杆部39の係止部位40を引掛けて移動可能とし、かつ、その外径寸法D0以下とすれば、係止フック8Cは、図7・8の凹部11aや図20・21の案内面9cを配設しない構成の案内凹部(案内貫通孔)11Cを設けて、突出基部9と鉤部10とを形成してもよい。
本発明の一実施形態を示すステアリングホイールの平面図である。 実施形態のステアリングホイールのパッドとエアバッグとを省略した概略平面図である。 実施形態のステアリングホイールの部分概略縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 実施形態のステアリングホイールの部分概略縦断面図であり、図2のIV−IV部位に対応する。 実施形態のステアリングホイールの部分概略縦断面図であり、図2のV−V部位に対応する。 実施形態のステアリングホイールの部分概略縦断面図であり、図2のVI−VI部位に対応する。 実施形態の係止フックと取付杆部との係止状態を示す部分概略縦断面図である。 実施形態の係止フックと取付杆部との係止状態を示す図であり、図7のVIII方向から見た図である。 実施形態のステアリングホイール本体の概略平面図である。 実施形態のステアリングホイール本体の部分概略縦断面図であり、図9のX−X部位を示す。 実施形態のエアバッグ装置の底面図を示す。 実施形態のエアバッグ装置の分解斜視図である。 実施形態のエアバッグ装置をステアリングホイール本体に取り付ける状態を順に示す図である。 実施形態のエアバッグ装置をステアリングホイール本体から取り外す状態を順に示す図である。 実施形態のエアバッグ装置をステアリングホイール本体から取り外す状態を順に示す図であり、図14の後の状態を示す。 実施形態の変形例を示す係止フックと取付杆部との係止状態を示す部分概略縦断面図である。 図16のXVII方向から見た図である。 図16に示す係止フックからエアバッグ装置を取り外す状態を順に示す図である。 図16に示す係止フックからエアバッグ装置を取り外す状態を順に示す図であり、図18の後の状態を示す。 実施形態の他の変形例を示す係止フックと取付杆部との係止状態を示す部分概略縦断面図である。 図20のXXI方向から見た図である。 図20に示す係止フックからエアバッグ装置を取り外す状態を順に示す図である。 図20に示す係止フックからエアバッグ装置を取り外す状態を順に示す図であり、図22の後の状態を示す。 実施形態のさらに他の変形例を示す係止フックと取付杆部との係止状態を示す部分概略縦断面図である。 図24のXXV方向から見た図である。
符号の説明
1…ステアリングホイール本体、
2…芯金、
3…一般部、
8・8A・8B・8C…係止フック、
9…突出基部、
10…鉤部、
11・11A・11B・11C…案内凹部、
12…案内面、
20…エアバッグ装置、
39…取付杆部、
40…係止部位、
45・45A・45B・45C…取り外し治具、
46・46A・46B・46C…本体軸部、
47・47A・47B・47C…係止頭部、
W…ステアリングホイール。

Claims (5)

  1. 中央付近にステアリングシャフトと接続させるボス部を配設させたステアリングホイール本体と、折り畳まれたエアバッグを突出可能に収納して、前記ボス部の上部に取り付けられるエアバッグ装置と、を備えて構成され、
    前記エアバッグ装置の前記ステアリングホイール本体への取付構造として、前記エアバッグ装置と前記ステアリングホイール本体との一方に、上下方向に略沿って延びる突出基部と該突出基部の先端で屈曲する鉤部とを有した係止フックが、配設され、前記エアバッグ装置と前記ステアリングホイール本体との他方に、前記鉤部の裏面側に係止可能に、前記突出基部の軸方向と略直交方向の軸方向とした取付杆部が、配設されて、構成され、
    前記エアバッグ装置を前記ステアリングホイール本体の上方から下降させる際に、前記取付杆部を、前記鉤部の表面側から前記鉤部の先端を経て前記鉤部の裏面側に、撓ませて配置させることにより、前記係止フックに係止させて、前記エアバッグ装置が前記ステアリングホイール本体の上部に、取り付けられ、
    前記エアバッグ装置の前記ステアリングホイール本体からの取り外し時に、取り外し治具を操作し、前記取付杆部における前記鉤部に係止される係止部位を、前記鉤部の裏面側から離脱させるように前記鉤部の先端側へ移動させて、取り外すエアバッグ装置を備えたステアリングホイールであって、
    前記取り外し治具が、本体軸部と、該本体軸部の先端で屈曲されるように形成されて、引き抜き操作時に、前記取付杆部の前記係止部位を引掛けて移動可能な係止頭部と、を備えた棒状として、
    前記係止フックの前記鉤部の先端側が、前記突出基部からの突出方向を、前記ステアリングホイール本体の中央側から外方へ向かう方向に沿わせて、前記突出基部から突出され、
    前記取り外し治具の操作用に、前記ステアリングホイール本体に、前記取り外し治具との干渉を防止可能な取り外し用穴が、配設されるとともに、前記係止フックの前記突出基部における前記鉤部の突出側の面に、元部側から前記鉤部の裏面側に至るように、前記鉤部の突出方向と逆方向に沿って凹むように形成される案内凹部が、配設され、
    前記取り外し用穴と前記案内凹部とが、
    前記係止頭部を、前記本体軸部より、前記ステアリングホイール本体の中央側に向けつつ、前記取り外し治具を、前記取り外し用穴を経て前記ステアリングホイール内に挿入させて、前記係止頭部を、前記案内凹部における前記突出基部の元部側に挿入させつつ、前記取り外し治具を、上下方向に略沿って移動させて、前記係止頭部を、前記取付杆部の前記係止部位における前記ステアリングホイール本体の中央側に配置させた状態で、前記本体軸部の前記係止頭部近傍を、前記取付杆部の前記係止部位に当接可能とし、さらに、
    前記取り外し治具の引き抜き時、前記係止頭部を前記取付杆部の前記係止部位に引掛けて、前記係止部位を、前記鉤部の先端側へ移動させて、前記鉤部の裏面側から、離脱可能とするように、
    配設され、
    前記案内凹部の内周面における上下方向に沿って配置されて相互に対向する側面相互が、前記取り外し治具を上下方向に沿って移動させる際に、前記本体軸部の前記係止頭部近傍を、前記取付杆部の前記係止部位に当接可能に案内する案内面として、形成されていることを特徴とするエアバッグ装置を備えたステアリングホイール。
  2. 前記ステアリングホイール本体が、ダイカスト鋳造により形成される芯金を備えて構成されて、
    該芯金が、一般部と、該一般部から上方へ突出させて構成される前記係止フックと、を備えて構成され、
    前記取り外し用穴の一部が、上下方向に貫通して前記案内凹部に連なるように、前記一般部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置を備えたステアリングホイール。
  3. 前記案内凹部が、前記鉤部の突出方向と逆方向に沿って、前記突出基部を貫通する案内貫通孔として、形成されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のエアバッグ装置を備えたステアリングホイール。
  4. 前記取り外し治具の前記係止頭部が、前記本体軸部からの前記本体軸部の軸直交方向への突出量を、前記取付杆部における前記係止部位の外径寸法より、大きくして、構成され、
    前記案内凹部が、前記取り外し治具の引き抜き時の前記本体軸部と前記係止頭部とを通過可能とするように、前記突出基部と前記鉤部とにわたって、形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置を備えたステアリングホイール。
  5. 前記案内貫通孔の内周面における前記突出基部の前記鉤部側の先端面が、前記取り外し治具の引き抜き時に、前記係止頭部を前記連結杆部の前記係止部位に当接可能に案内する案内面として、形成されていることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグ装置を備えたステアリングホイール。

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