JP5849938B2 - シートベルトのバックル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシートベルトのバックル構造に関する。
例えば、特許文献1にはバックル部収納構造の技術が開示されている。具体的には、シートベルトを脱着するバックル部と、当該バックル部を収納する容体部と、容体部をトリムカバーに縫着する縫着部と、を備え、容体部における車室側には、外力によってバックル部を押し下げると共に、当該外力がなくなるとバックル部を元の状態に復帰させる伸縮部が設けられている。そして、このような構成により、バックル部に上方からの外力が入力されると、容体部がシートクッション内部に沈み込み、当該バックル部がシートクッションの座面から突出しないようすることができるというものである。
実開平7−35203号公報
しかしながら、この先行技術では、伸縮部が車室側に露出しているため、シートクッションの形状、トリムカバーの意匠、色などに対応して、当該伸縮部のバリエーションを取り揃える必要がある。
本発明は上記事実を考慮し、バックル部に上方からの外力が入力されると当該バックル部が車両上下方向下方へ移動すると共に、高い汎用性が得られるシートベルトのバックル構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係るシートベルトのバックル構造は、シートベルトに挿通されたタングプレートが脱着されるバックル部と、前記バックル部が先端部に装着され、当該バックル部を自身の剛性で起立状態に支持する中空状のブーツ部と、前記ブーツ部の内部に設けられ、車体と前記バックル部とを連結し、当該ブーツ部の車両上下方向への移動を可能とし、当該バックル部へ上方からの外力が入力されるとバックル部と共にブーツ部を車両上下方向下方へ向けて移動させるウェビング部と、前記ブーツ部の内部に設けられ、当該ブーツ部と前記ウェビング部とを連結する長板状のゴム部材で構成されると共に、当該ゴム部材の長手方向の一端部は前記ウェビング部の長手方向の一端部に取り付けられかつ当該ゴム部材の長手方向の他端部は前記ブーツ部の車両上下方向下端側に取り付けられており、前記バックル部及び前記ブーツ部へ上方から下方へ向かう外力が入力されると前記バックル部及び前記ブーツ部を車両上下方向に沿って元の位置に復帰させる弾性エネルギが蓄積される弾性部材と、を有している。
請求項1に記載のシートベルトのバックル構造では、シートベルトに挿通されたタングプレートが脱着されるバックル部が中空状のブーツ部の先端部に装着されており、当該バックル部はブーツ部自身の剛性で起立状態に支持されている。ブーツ部の内部には、ウェビング部が設けられており、当該ウェビング部によって車体とバックル部とが連結され、ブーツ部は車両上下方向への移動が可能とされている。
ブーツ部の先端部にはバックル部が装着されているため、ブーツ部の車両上下方向への移動によりバックル部も車両上下方向へ移動する。このため、バックル部へ上方からの外力が入力されると当該バックル部と共にブーツ部が車両上下方向下方へ移動させることができる。
また、ブーツ部の内部は、当該ブーツ部とウェビング部とを連結する弾性部材が設けられており、バックル部及びブーツ部へ上方からの外力が入力されると、弾性部材には弾性エネルギが蓄積される。このため、バックル部において上方からの外力が入力された状態が解除されると、弾性エネルギが蓄積された弾性部材の復元力によってバックル部及びブーツ部を復帰させることができる。また、弾性部材はブーツ部の内部に設けられているため、車室側には露出しない。したがって、シートクッションの形状、トリムカバーの意匠、色などに左右されることはない。さらに、弾性部材が長板状のゴム部材である。このゴム部材の長手方向の一端部は、ウェビング部に取り付けられており、ゴム部材の長手方向の他端部は、ブーツ部に取り付けられている。このため、バックル部及びブーツ部が車両上下方向下方へ向けて移動するとき、ウェビング部とブーツ部とが相対移動することで、ゴム部材には弾性エネルギが蓄積される。
請求項2に記載の発明に係るシートベルトのバックル構造は、請求項1に記載のシートベルトのバックル構造において、前記車体のフロア部にはアンカブラケットが固定され、前記アンカブラケットに設けられ、前記ウェビング部の長手方向の一端部に形成されたループ部が係合され、前記バックル部及び前記ブーツ部が車両上下方向下方へ向けて移動する過程で前記ループ部が当接し当該ループ部における下方への移動を規制する係合部を有している。
請求項2に記載の発明に係るシートベルトのバックル構造では、車体のフロア部にはアンカブラケットが固定されている。このアンカブラケットには係合部が設けられており、当該係合部には、ウェビング部の長手方向の一端部に形成されたループ部が係合されている。バックル部及びブーツ部が車両上下方向下方へ向けて移動する過程で、当該ループ部は係合部に当接し、ループ部は下方への移動が規制されるようになっている。
ブーツ部とウェビング部とは弾性部材によって連結されている。バックル部及びブーツ部が車両上下方向下方へ向けて移動する過程で、ウェビング部ではループ部の下方への移動が規制されているため、ブーツ部との離間距離は大きくなり、弾性部材には弾性エネルギが蓄積された状態となる。このため、バックル部において上方からの外力が入力された状態が解除されると、弾性エネルギが蓄積された弾性部材の復元力によってバックル部及びブーツ部を復帰させることができる。
請求項に記載の発明に係るシートベルトのバックル構造は、請求項に記載のシートベルトのバックル構造において、一対の前記ゴム部材の間に前記ループ部が設けられている。
請求項に記載の発明に係るシートベルトのバックル構造では、一対のゴム部材の間にループ部が設けられているため、ブーツ部が車両上下方向に沿って移動する際に、ブーツ部をその移動軸に沿ってスムーズに移動させることができる。
請求項に記載の発明に係るシートベルトのバックル構造は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のシートベルトのバックル構造において、前記ゴム部材の長手方向の一端部と前記ウェビング部の長手方向の一端部とは共縫いされている。
一般的に、ウェビング部の長手方向の一端部では、当該ウェビング部が重合された状態で縫糸等によって縫製される。このため、請求項に記載の発明に係るシートベルトのバックル構造では、ゴム部材の長手方向の一端部がウェビング部の長手方向の一端部と共縫いされることで、ウェビング部の長手方向の一端部を縫製する際にゴム部材の長手方向の一端部を同時に縫製することができる。
以上説明したように、請求項1記載の発明に係るシートベルトのバックル構造は、バックル部に上方からの外力が入力されると当該バックル部が車両上下方向下方へ移動すると共に、高い汎用性を得ることができる、という優れた効果を有する。また、ウェビング部とブーツ部との相対移動によって、ゴム部材に弾性エネルギを蓄積することができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の発明に係るシートベルトのバックル構造は、バックル部が車両上下方向下方へ移動すると、弾性部材に弾性エネルギを蓄積することができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の発明に係るシートベルトのバックル構造は、ブーツ部の移動時におけるガタツキを小さくすることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の発明に係るシートベルトのバックル構造は、作業の効率化を図ることができる、という優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係るシートベルトのバックル構造が適用されたバックル装置を示す斜視図である。 (A)は図1の2(A)−2(A)線に沿って切断された状態を示す断面図であり、(B)はバックル装置が下方へ移動した状態を示す断面図である。 シートクッションをフロアパネルに取り付ける過程を説明するための断面図である。
本発明の実施の形態に係るシートベルトのバックル構造について図面を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示し、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
(シートベルトのバックル構造の構成)
まず、シートベルトのバックル構造の構成について説明する。図1に示されるように、本実施形態に係るシートベルトのバックル構造は、例えば、車両10のリヤシート12に適用される。リヤシート12を構成するシートクッション48は、車体のフロア部としてのリヤフロアパン14の上面に取り付けられており、当該リヤフロアパン14の上面には、後述するバックル部28とブーツ部30とで構成されたバックル装置16をリヤフロアパン14に取り付けるためのアンカブラケット18が固定される。
アンカブラケット18は、金属製の板材が車両前方から見て略L字状に屈曲されて形成されたものであり、アンカブラケット18の一方側には、車両幅方向に沿って横倒され、図示しないボルト及びナットによりリヤフロアパン14に締結(固定)される締結部20が設けられている。
また、アンカブラケット18の他方側には、車両上下方向上方へ向かって起立され、貫通孔22Aが車両前後方向に沿って形成された連結部22が設けられている。貫通孔22Aには、化学繊維等によってベルト状に形成されたウェビング24の長手方向の一端側が挿通されている。
図2(A)に示されるように、ウェビング24の長手方向の一端部(下端部)では、当該連結部22の貫通孔22A内へ挿通された状態で、連結部22の上部(係合部)22Bにウェビング24が巻き掛けられている。このため、ウェビング24の下端部には、ループ部24Aが形成され、当該ループ部24Aが連結部22の上部22Bに巻き掛けられている。ループ部24Aは、ウェビング24の縫製部26において、縫糸、ステープラーなどにより当該ウェビング24が互いに重合されて縫い付けられている。これにより、ウェビング24の下端部がアンカブラケット18に連結される。
また、ウェビング24の長手方向の他端部(上端部)は、角筒状を成すバックル部28の下部に係合されており、当該バックル部28の外側には角筒状に形成された樹脂製のブーツ部30が設けられている。具体的には、バックル部28はこのブーツ部30の上部に装着されており、これにより、バックル部28とブーツ部30とは一体化され、当該ブーツ部30自身の剛性によってバックル部28の起立状態が維持されるようになっている。
なお、説明の便宜上、図1に示されるように、ブーツ部30及びバックル部28の起立状態における図面上方側を車両上方側、図面下方側を車両下方側として、以下、説明する。
図1に示されるように、リヤシート12にはシートクッション48が設けられており、当該シートクッション48における車両前後方向後部には、平面視で矩形状を成す切欠き部48Bが形成されている。バックル部28はこの切欠き部48Bを通じて車室50側へ露出可能とされている。
また、バックル部28には車両上下方向に沿って開口部32が設けられており、当該開口部32を通じて、タングプレート(図示省略)が挿入されバックル部28に係止可能とされる。タングプレートがバックル部28に係止された状態で、リヤシート12に着座した乗員は、シートベルト(図示しないウェビング)によって拘束される。
バックル部28における当該シートベルトによって拘束される乗員の外側には、レリーズボタン34が車両上下方向に沿って移動可能に設けられている。このレリーズボタン34を下方へ押圧することによって、タングプレートがバックル部28に係止された状態が解除されるようになっており、シートベルトによって拘束された乗員は、シートベルトによって拘束された状態が解除される。
図2(A)に示されるように、バックル部28の内部には、車両前後方向に沿って係合バー36が架け渡されており、当該係合バー36には、ウェビング24の上端部が巻き掛けられている。このため、ウェビング24の上端部には、ループ部24Bが形成され、当該ループ部24Bが係合バー36に巻き掛けられている。ループ部24は、ウェビング24の縫製部38において、当該ウェビング24が互いに重合されて縫い付けられている。これにより、ウェビング24の上端部がバックル部28に連結されている。つまり、当該バックル部28とアンカブラケット18とは、ブーツ部30の中空部40内において、ウェビング24によって連結されている。
ここで、ブーツ部30の中空部40内には、長板状の一対の弾性部材としてのゴム部材42、44が、ウェビング24のループ部24Aを間に置いて設けられている。ゴム部材42、44の長手方向の一端部(下端部)は、ブーツ部30の下端部にそれぞれ縫製されており、ゴム部材42、44の長手方向の他端部(上端部)は、ウェビング24の縫製部26において当該ウェビング24とそれぞれ共縫いされている。
また、図1及び図2(A)に示されるように、ブーツ部30の下部側では、ブーツ部30の上部側よりも車両幅方向に沿った厚みが薄くなっているが、ブーツ部30の中空部40は、アンカブラケット18の連結部22が挿入可能な大きさとなるように設定されている。これにより、バックル装置16の車両上下方向下方への移動を可能としている。
一方、ウェビング24の下端部に設けられたループ部24Aは、アンカブラケット18における連結部22の上部22Bに巻き掛けられているが、ループ部24Aの上部と連結部22の上部22Bとの間には隙間t1が設けられている。この隙間t1はバックル装置16のストロークS(図1参照)よりも小さくなるように設定されている(t1<S)。また、縫製部26と縫製部38の間におけるウェビング24の長さLは、バックル装置16のストロークSよりも大きくなるように設定されている(S<L)。つまり、ウェビング24の長さLは、バックル装置16の移動を阻害しないように設定されている。
なお、図2(A)に示されるように、ループ部24Aの下部が連結部22の上部22Bに当接された状態で、バックル装置16の車両上下方向上方への移動は規制される。この状態で、バックル部28の上部がリヤシート12のシートクッション48の座面48Aから露出するように設定されている。
また、バックル装置16のストロークSは、当該バックル装置16が車両上下方向下方へ移動した状態で、バックル装置16がシートクッション48の座面48Aから退避するように設定されている。ここで、バックル部28の上面が、シートクッション48の座面48Aより下方へ移動することが好ましいが、ここでの「退避」は、バックル装置16が下方へ移動することを意味する。つまり、バックル装置16のストロークSは車種毎に自由に設定可能である。このため、バックル部28の上面が、必ずしもシートクッション48の座面48Aよりも下方へ移動しなければならないということではない。
(シートベルトのバックル構造の作用・効果)
次に、本実施形態に係るシートベルトのバックル構造の作用・効果について説明する。
図1に示されるように、本実施形態では、バックル装置16が車両上下方向に沿って移動可能とされている。ここで、図2(A)に示されるように、ウェビング24の下端部にはループ部24Aが設けられ、当該ループ部24Aがアンカブラケット18における連結部22の上部22Bに巻き掛けられている。また、ループ部24Aの上部とアンカブラケット18における連結部22の上部22Bとの間に設けられた隙間t1は、バックル装置16のストロークSよりも小さくなるように設定されている(t1<S)。さらに、ゴム部材42、44の下端部は、ブーツ部30の下端部にそれぞれ縫製され、ゴム部材42、44の上端部は、ウェビング24の縫製部38において当該ウェビング24と共縫いされている。
このため、図2(B)に示されるように、バックル装置16がシートクッション48の座面48Aから退避する(バックル装置16が車両上下方向下方側へ移動する)過程で、ループ部24Aの上部がアンカブラケット18における連結部22の上部22Bに当接する。これにより、ループ部24Aは下方への移動が規制される。この状態からバックル装置16をさらに下方へ移動させると、縫製部26が縫製部38へ近づく。これにより、縫製部26と縫製部38の間に位置するウェビング24の中央部が弛む。これと共に、ブーツ部30の下端部に縫製されたゴム部材42、44は伸長され、ゴム部材42、44には弾性エネルギが蓄積され、図1の仮想線で示されるように、バックル装置16がシートクッション48の座面48Aから退避する。
したがって、ブーツ部30の上部に嵌め込まれたバックル部28へ上方からの外力が入力されると、バックル装置16が車両上下方向下方へ向けて移動し、当該バックル装置16がリヤシート12のシートクッション48の座面48Aから退避する。このため、乗員が誤ってバックル部28の上に着座しようとした場合に、乗員がバックル部28から受ける抗力が低減される。
また、図2(A)に示されるように、ブーツ部30とウェビング24とはゴム部材42、44によって連結されている。このため、バックル装置16がリヤシート12のシートクッション48の座面48Aから退避された状態では、ウェビング24ではループ部24Aの下方への移動が規制されているため、ブーツ部30の下端部(ゴム部材42、44の下端部)と縫製部26(ゴム部材42、44の上端部)との離間距離は大きくなる。これにより、ゴム部材42、44には弾性エネルギが蓄積された状態となる。なお、バックル部28において上方からの外力が入力された状態が解除されると、弾性エネルギが蓄積されたゴム部材42、44の復元力によってバックル装置16を復帰させることができる。
ここで、ゴム部材42、44はブーツ部30の中空部40内に設けられているため、車室50側には露出しない。したがって、シートクッション48の形状、トリムカバー(図示省略)の意匠、色などに左右されることはない。つまり、本実施形態に係るバックル装置16の場合、高い汎用性を得ることができる。
また、バックル装置16はウェビング24を介してアンカブラケット18に連結されている。ウェビング24は金属や樹脂によるプレートと比較して柔軟性を有しているため、乗員がバックル部28から受ける抗力が低減される。また、乗員がシートベルトを装着しようとするときに、装着しやすい位置にバックル装置16を配置することができ、シートベルトの装着性が向上する。
ところで、図3に示されるように、リヤフロアパン14の上面にはアンカブラケット18が固定されており、当該アンカブラケット18にはバックル装置16が連結されている。一方、シートクッション48には切欠き部48Bが形成されており、シートクッション48をリヤフロアパン14に取り付ける際に、切欠き部48B内へバックル装置16を挿入させ、当該切欠き部48Bを通じてバックル部28を室内50側へ露出させる。この状態で、バックル装置16は切欠き部48Bの内壁面に支えられ起立可能となる。このように、本実施形態では、バックル装置16がシートクッション48に対して独立した状態で設けられているため、リヤフロアパン14にシートクッション48を取り付ける際の作業性が良く、また、既存車種への対応も可能である。
また、図2(A)に示されるように、本実施形態では、ゴム部材42、44はウェビング24を間に置いて設けられているため、バックル装置16が車両上下方向に沿って移動する際に、バックル装置16をその移動軸に沿ってスムーズに移動させることができる。このため、バックル装置16の移動時におけるガタツキを小さくすることができる。但し、ゴム部材42、44は必ずしも一対必要というわけではない。
また、本実施形態では、ゴム部材42、44の上端部は、ウェビング24の縫製部26において当該ウェビング24にそれぞれ共縫いされている。このため、ウェビング24の下端部を縫製する際にゴム部材42、44の上端部を同時に縫製することができるので、作業の効率化を図ることができ、安価に対応することができる。
さらに、本実施形態では、化学繊維等のウェビング24によりバックル装置16とアンカブラケット18とが連結されており、ウェビング24とバックル装置16の一部を構成する樹脂製のブーツ部30とはゴム部材42、44によって連結されている。つまり、これらの部材には金属部品が含まれないため、潤滑剤の他部品への付着や摺動異音の心配がない。
なお、本実施形態では、弾性部材としてゴム部材42、44を用いて説明している。ゴム部材42、44の場合 スプリングよりも軽量で安価に対応することが可能となるが、スプリングを用いても良いのは勿論のことである。
また、本実施形態では、図1に示されるように、バックル装置16がリヤシート12に適当された例について説明したが、当該バックル装置16はフロントベンチシートに適用させても良い。なお、バックル装置16の形状等については車種に対応して適宜変更することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両(車体)
14 リヤフロアパン(フロア部)
16 バックル装置
18 アンカブラケット
22B 上部(係合部)
24 ウェビング(ウェビング部)
24A ループ部
28 バックル部
30 ブーツ部
42 ゴム部材(弾性部材)
44 ゴム部材(弾性部材)
48 シートクッション
48A 座面

Claims (4)

  1. シートベルトに挿通されたタングプレートが脱着されるバックル部と、
    前記バックル部が先端部に装着され、当該バックル部を自身の剛性で起立状態に支持する中空状のブーツ部と、
    前記ブーツ部の内部に設けられ、車体と前記バックル部とを連結し、当該ブーツ部の車両上下方向への移動を可能とし、当該バックル部へ上方からの外力が入力されるとバックル部と共にブーツ部を車両上下方向下方へ向けて移動させるウェビング部と、
    前記ブーツ部の内部に設けられ、当該ブーツ部と前記ウェビング部とを連結する長板状のゴム部材で構成されると共に、当該ゴム部材の長手方向の一端部は前記ウェビング部の長手方向の一端部に取り付けられかつ当該ゴム部材の長手方向の他端部は前記ブーツ部の車両上下方向下端側に取り付けられており、前記バックル部及び前記ブーツ部へ上方から下方へ向かう外力が入力されると前記バックル部及び前記ブーツ部を車両上下方向に沿って元の位置に復帰させる弾性エネルギが蓄積される弾性部材と、
    を有するシートベルトのバックル構造。
  2. 前記車体のフロア部にはアンカブラケットが固定され、
    前記アンカブラケットに設けられ、前記ウェビング部の長手方向の一端部に形成されたループ部が係合され、前記バックル部及び前記ブーツ部が車両上下方向下方へ向けて移動する過程で前記ループ部が当接し当該ループ部における下方への移動を規制する係合部を有する請求項1に記載のシートベルトのバックル構造。
  3. 一対の前記ゴム部材の間に前記ループ部が設けられている請求項に記載のシートベルトのバックル構造。
  4. 前記ゴム部材の長手方向の一端部と前記ウェビング部の長手方向の一端部とは共縫いされている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のシートベルトのバックル構造。
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