JP2007140592A - 自動販売機、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の商品の様々なグループへの分類のし方が容易に設定可能な自動販売機、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【解決手段】複数種類の商品を販売する自動販売機において、複数種類の商品の中で所定の商品群の一部である一商品が指定された場合、商品群を同一グループに分類する第1設定部と、複数種類の商品の一部である各商品が指定された場合、各商品を対応する各グループに分類する第2設定部と、第1設定部と第2設定部との設定出力を切り替える切替部と、を備えてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数種類の商品の例えば販売数を所定のグループに分類するに際し、この所定のグループを設定するべく商品を指定可能な自動販売機、この自動販売機におけるコンピュータのプログラム、及び、このプログラムを記録した記録媒体に関する。
自動販売機には、例えば、複数種類の商品の販売数を所定のグループごとに集計する機能を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。この所定のグループとは、例えば自動販売機により商品を販売するビジネスの場合、販売傾向等の情報を得たい商品の種類を予め1つにまとめておくことを意味する。例えば、コーヒー飲料を販売する自動販売機の場合、或る銘柄で種類の異なる複数のコーヒー飲料どうしを1つのグループとし、このグループに属する商品の総販売数を調べる。そして、各銘柄の販売数の推移を把握すれば、所謂売れ筋の銘柄がわかることになり、これは次のビジネスの展開等を決める上で重要な情報となり得る。このような集計のために、自動販売機には、例えば、商品の販売数を計数するカウンタ、このカウンタによる計数結果を所定のグループごとに記憶する記憶部、このグループを設定するためのキーボードを有するコントロールパネル等を備えたものがある。尚、以上のグループ化の目的は集計に限ったことではなく、例えば抽選機能を有する自動販売機がこの抽選対象の複数種類の商品を所定のグループに予めまとめておく場合等にも有効である。この場合の自動販売機は特にカウンタ等を必要としない。
図11(a)、(b)を参照しつつ、コーヒーのカップ飲料を販売するカップ式自動販売機を例に挙げて、前記のグループの分類のし方について説明する。図11(a)は、カップ式自動販売機が販売するコーヒー飲料の分類のし方の一例を示す模式図である。また、図11(b)は、各グループにおける販売数の一例を示すヒストグラムである。図11(a)の例示では、コーヒー飲料は3つの銘柄(「コーヒーP」、「コーヒーQ」、「コーヒーR」)に分類されている。例えば「コーヒーP」のグループPは、同じ銘柄のコーヒーに対し、クリーム及び砂糖を添加したもの(以後、「CS」と称する)、クリームのみを添加したもの(以後、「C」と称する)、砂糖のみを添加したもの(以後、「S」と称する)、及び、何も添加していない所謂ブラックコーヒー(以後、「B」と称する)により構成される。「コーヒーQ」のグループQ、「コーヒーR」のグループRについても同様である。
このような分類を行うべく、例えばルートマンがコントロールパネルを通じて前記の記憶部に対してグループの設定をする場合について考える。ルートマンは、例えば、ディスプレイに表示されたグループPの入力画面において、コーヒーPのCS、C、S、及びBの飲料番号をそれぞれ個別に入力する。尚、グループQ、Rについても同様である。カップ式自動販売機には、グループの設定動作等を司る制御部が、このような個別の入力に基づいて、例えば図11(a)に例示されるグループの設定を実行するものがある。このようなカップ式自動販売機では、ルートマンは、コントロールパネルを通じて、複数のグループのそれぞれについて飲料番号を例えば4回入力することになる。
或いは、ルートマンが、前記の入力画面において、コーヒーPのCS、C、S、及びBの飲料番号のうちの1つを入力すると、残りの3つの飲料番号が自動的に入力されるようなカップ式自動販売機もある。つまり、前述した制御部は、例えば各コーヒー飲料についてCS、C、S、及びBの情報を予め1つの商品群として紐付けしておくことにより、このような動作を実行できる。このカップ式自動販売機では、ルートマンは、コントロールパネルを通じて、複数のグループのそれぞれについて飲料番号を1回入力すれば済むことになる。
図11(b)に例示されるように、以上述べた分類により、カップ式自動販売機の商品の販売数は、複数種類の銘柄ごとに集計される。図11(b)の例示では、このカップ式自動販売機により商品を販売するものは、集計結果に基づいて、例えばコーヒーQが他に比べて売れ筋商品であることを認識できる。
特開2000−137850号公報
ところで、前述したように、コントロールパネルの入力画面において、1つのグループに対し商品番号を個別設定可能な自動販売機の場合、例えばコーヒーの添加物等の4種類のバリエーションを繰り返し入力しなければならないため、グループの数が増えるほど、この入力に要するルートマンの作業量が増加する。よって、このような作業は、ルートマンに対する負荷が大きい。一方、前述したように、コントロールパネルの入力画面において、1つのグループに対し複数の商品番号を一括設定可能な自動販売機の場合、コーヒーの銘柄ではなく例えば添加物を基準に分類する等のバリエーションを集計に持たせることができなくなる。よって、例えば自動販売機により商品を販売するビジネスを行う(この自動販売機の)顧客に対し、顧客サービスが十分とはならない虞がある。これを、以下、具体的に説明する。
図11(c)を参照しつつ、例えばコーヒーの添加物を基準とする分類のし方について説明する。図11(c)は、カップ式自動販売機が販売するコーヒー飲料の分類のし方のもう一つの例を示す模式図である。また、図11(d)は、各グループにおける販売数のもう一つの例を示すヒストグラムである。図11(c)の例示では、コーヒー飲料は、苦み度が相対的に高い「苦いコーヒー」と、苦み度が相対的に低いコーヒーの銘柄別(「コーヒーP’」、「コーヒーQ’」、「コーヒーR’」)と、に分類されている。苦いコーヒーのグループB’は、銘柄が異なる前述した3つのブラックコーヒーB、及び、前述したコーヒーRのCにより構成される。コーヒーP’のグループP’は、前述したコーヒーPのCS、C、及びSにより構成され、コーヒーQ’のグループQ’は、前述したコーヒーQのCS、C、及びSにより構成され、コーヒーR’のグループR’は、前述したコーヒーRのCS及びSにより構成される。このような分類を行うべく、例えばルートマンがコントロールパネルを通じて前記の記憶部に対してグループの設定をする場合について考える。尚、図11(d)に例示されるヒストグラムの総和は、前述した図11(b)に例示されるヒストグラムの総和に等しくなっている。
前述した個別設定可能な自動販売機の場合、ルートマンは、例えばグループB’を設定するに際しBを3回繰り返し入力しなければならない。この例では3回であるが、Bの個数が増えるほど、ルートマンに対してより負荷がかかる。一方、図11(c)の例示では、何れのグループもCS、C、S、及びBの4種類のバリエーションを全て有してはいないため、前述した一括設定可能な自動販売機では、ルートマンはグループの設定ができないことになる。つまり、集計にバリエーションがなくなる。
このような問題は、例えば前述した抽選機能を有する自動販売機における抽選対象のグループ化等、グループ化の目的が如何なる場合であっても生じる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数種類の商品の様々なグループへの分類のし方が容易に設定可能な自動販売機、プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
前記課題を解決するための発明は、複数種類の商品を販売する自動販売機であって、前記複数種類の商品の中で所定の商品群の一部である一商品が指定された場合、前記商品群を同一グループに分類する第1設定部と、前記複数種類の商品の一部である各商品が指定された場合、前記各商品を対応する各グループに分類する第2設定部と、前記第1設定部と前記第2設定部との設定出力を切り替える切替部と、を備えてなる。
この自動販売機によれば、切替部を用いて、一商品の指定に対しこれを一部として含む所定の商品群を同一グループに分類することと、各商品の指定に対しこの各商品を各グループにそれぞれ分類することと、が相補的に可能となる。例えば、商品の販売数を集計するために分類する等、分類のし方に多様性がある場合でも、この様々な分類のし方に応じて切替部を切り替えることにより、複数種類の商品を効率良く分類できる。例えばルートマンは、商品を指定する作業に際し、グループの種類又はこのグループ内の商品の種類が増えても、この増加に伴う大きな負荷を受けにくくなる。
また、かかる自動販売機において、前記複数種類の商品を販売する販売部と、前記販売部からの前記商品の販売数を計数する計数部と、前記第1設定部又は前記第2設定部の設定出力に応じて設定されるグループエリアに対し、当該グループエリアに対応する前記商品の販売数を記憶する記憶部と、を更に備えたことが好ましい。
この自動販売機によれば、グループエリアが例えば商品の販売数を集計するためのグループの分類に対応するものであれば、記憶部に記憶された情報に基づいて、例えば或るグループに属する商品の売れ筋等を分析するのに有用となる。
また、かかる自動販売機において、前記切替部は、前記第1設定部と前記第2設定部との設定出力を切り替えるための操作キーからの切替指示に基づいて、前記第1設定部と前記第2設定部との設定出力を切り替えることが好ましい。
この自動販売機によれば、前述したルートマンは、操作キーを通じて切替指示を切替部に送信することにより、前述した2通りの分類を容易に切り替えることができる。
また、かかる自動販売機において、前記操作キーは、前記複数種類の商品の販売に関する条件を設定するためのリモートコントローラの入力キーであることが好ましい。
この自動販売機によれば、前述したルートマンは、リモートコントローラの入力キーを通じて商品の販売に関する条件を設定するとともに、同じ入力キーの操作により、前述した設定出力のための操作をより効果的に実施できる。
また、かかる自動販売機において、前記操作キーは、自動販売機の操作パネルに設けられる商品選択釦であることが好ましい。
この自動販売機によれば、前述したルートマンは、商品選択釦の操作により、前述した設定出力のための操作を、例えば自動販売機のフロントパネルから実施できるため、効率的である。
また、前記課題を解決するための発明は、複数種類の商品を販売する自動販売機を制御するコンピュータに、前記複数種類の商品の中で所定の商品群の一部である一商品が指定された場合、前記商品群を同一グループに分類する第1機能と、前記複数種類の商品の一部である各商品が指定された場合、前記各商品を対応する各グループに分類する第2機能とを、切り替える機能を実現させるためのプログラムである。
このプログラムに基づいてコンピュータに制御されて前記切り替える機能を果たす自動販売機は、前述した2通りの分類の相補的な実行を可能とする。
また、前記課題を解決するための発明は、複数種類の商品を販売する自動販売機を制御するコンピュータに、前記複数種類の商品の中で所定の商品群の一部である一商品が指定された場合、前記商品群を同一グループに分類する第1機能と、前記複数種類の商品の一部である各商品が指定された場合、前記各商品を対応する各グループに分類する第2機能とを、切り替える機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
例えば前述した2通りの分類のうちの一方のみを実行するためのプログラムを記憶する書き込み可能なメモリを備えた自動販売機に対し、本発明の記録媒体に記録されたプログラムをインストールすれば、前述した2通りの分類の相補的な実行が可能となる。
一商品の指定に対しこれを一部として含む所定の商品群を同一グループに分類することと、各商品の指定に対しこの各商品を各グループにそれぞれ分類することと、が相補的に可能となる。
===自動販売機の構成===
図1を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機(自動販売機)1の構成例について説明する。同図は、本実施の形態のカップ式自動販売機1の外観構成例を示す正面図である。
前面扉2は、カップ式自動販売機1の側端部に軸支されて開閉するものであり、後述する販売条件の情報の入力や販売機構(販売部)100(図2)のメンテナンス等を行うときは解錠して開き、通常販売を行うときは施錠して閉じるものである。接客パネル4は、複数種類のカップ飲料に関する写真、絵柄、文字等が印刷された樹脂板である。硬貨投入口6は、利用者が硬貨を投入する箇所であり、投入硬貨は、自動販売機内部の硬貨識別装置に供給される。紙幣挿入口8は、利用者が紙幣を挿入する箇所であり、挿入紙幣は、自動販売機内部の紙幣識別装置に供給される。金額表示部10は、投入硬貨金額や挿入紙幣金額等を表示するものである。値段ラベル12は、接客パネル4上で、複数種類のカップ飲料の写真、絵柄、文字等に一対一に対応して配置されるものである。商品選択釦14は、販売可ランプ及び売切れランプを内蔵し、接客パネル4上で、複数種類のカップ飲料の写真、絵柄、文字等に一対一に対応して配置されるものである。粉末原料増量釦16、砂糖増量釦18、クリーム増量釦20、粉末原料減量釦22、砂糖減量釦24、クリーム減量釦26は、1杯のカップ飲料(例えば、コーヒー、紅茶等)に対する混合割合の変更を希望するとき、商品選択釦14の押下前に押下するものである。嗜好表示部28は、1杯のカップ飲料に対し、事前に設定された混合割合を基準とする粉末原料、砂糖、クリームの増減の度合を表示するものである。利用者が、粉末原料増量釦16、砂糖増量釦18、クリーム増量釦20、粉末原料減量釦22、砂糖減量釦24、クリーム減量釦26を必要に応じて押下し、その後、販売可ランプが点灯している商品選択釦14を押下すると、この商品選択釦14に対応するカップ飲料が自動販売機内部の販売機構100で調理され、商品取出口30から販売される。返却レバー36は、投入硬貨自体、投入硬貨又は挿入紙幣からカップ飲料購入金額を減額した釣銭を返却口38に返却するためのものである。販売中ランプ40は、販売機構100がカップ飲料を調理して販売できる状態のときに点灯するものである。販売中止ランプ42は、全カップ飲料に対応する売切れランプが点灯したとき、或いは、販売機構100が故障したとき、点灯するものである。釣銭切ランプ44は、硬貨識別装置内部に貯蔵される釣銭用の硬貨の合計金額が一定金額以下となったときに点灯するものである。
図2を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の販売機構100の構成例について説明する。同図は、本実施の形態の販売機構100におけるレギュラーコーヒーを販売する部分の概略構成例を示す模式図である。本実施の形態の販売機構100は、主として、レギュラーコーヒー抽出装置101、湯タンク103、ミキシングボール117、砂糖容器119、及びクリーム容器121を備えて構成される。
レギュラーコーヒー抽出装置101は、挽き豆と湯とを収容するための所定のシリンダ、シリンダ内の空間を密閉するための所定のピストン、挽き豆と湯とからレギュラーコーヒーを濾過するための所定のフィルタ等を備えて構成される。また、このレギュラーコーヒー抽出装置101のシリンダの開口部には、所定の容器に収容されたコーヒー豆を挽くためのコーヒーミル111が隣接するように設けられている。このような構成により、レギュラーコーヒー抽出装置101は、コーヒーミル111から供給される挽き豆と、湯タンク103からポンプ113、電磁弁114、及び湯供給管115を通じて供給される湯とからレギュラーコーヒーを抽出し、電磁弁104を通じてコーヒー供給管105に供給するものである。ミキシングボール117は、ブラックのレギュラーコーヒーに対して、例えば、砂糖容器119から供給される砂糖及びクリーム容器121から供給される粉末状をなすクリームを混合するためのものである。尚、ミキシングボール117にて砂糖及びクリームと混合され調理された砂糖及びクリーム入りレギュラーコーヒーは、ミキシングボール117の下流に設けられた電磁弁123及び供給管125を通じてカップ127に供給されるようになっている。また、ブラックのレギュラーコーヒーも、ミキシングボール117、電磁弁123、及び供給管125を通じてカップ127に供給されるようになっている。
図3及び図4を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の制御を司る部分の構成例について説明する。図3は、本実施の形態のカップ式自動販売機1の構成例を示すブロック図である。図4は、本実施の形態のカップ式自動販売機1のコントロールパネル211の外観構成例を示す模式図である。
図3に例示されるように、本実施の形態の主制御部(第1設定部、第2設定部、切替部)201は、カップ式自動販売機1の制御を統括するものであり、CPU201a、ROM201b、RAM(記憶部)201c、及びカウンタ(計数部)201dを有するものである。即ち、この主制御部201はマイクロコンピュータを中心として動作する。CPU201aは、例えばROM201bから読み出したプログラムの解読結果に基づいて、後述する複数の従制御部を統括制御するものである。RAM201cは、例えば、CPU201aによる演算結果や、複数の従制御部からの各種データ等を記憶するものである。ハードウェア面では、ROM201bは、データを製造工程で焼き付け固定するマスクROM、データを紫外線消去することにより当該データを繰り返し書き込み読み出しできるEPROM(フラッシュROMを含む)等の不揮発性メモリである。また、RAM201cは、SRAM等の揮発性メモリであり、バックアップ電源を用いてデータを保持する。本実施の形態のRAM201cは、後述する、飲料の所定のグループごとの販売数を表わす販売数テーブル2011や、例えばコーヒーの銘柄や添加物等による複数種類のコーヒー飲料どうしの紐付けのし方を表わす紐付けテーブル2012等を更に記憶するものである。カウンタ201dは、販売機構100により飲料が販売される都度インクリメントして、この飲料の販売数を計数するためのものである。
図3に例示されるように、本実施の形態の硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部203、接客制御部204、販売制御部205、入出力制御部206は、主制御部201に対する複数の従制御部に相当する。硬貨挿入機構207は、硬貨処理制御部202により制御されて、釣銭切れを検出し、硬貨投入口6(図1)からの投入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却口38(図1)から返却する機能を有する。紙幣挿入機構208は、紙幣処理制御部203に制御されて、釣札切れを検出し、紙幣挿入口8(図1)からの挿入紙幣を受け取り、必要に応じて釣札を紙幣挿入口8から返却する機能を有する。硬貨処理制御部202及び紙幣処理制御部203は、硬貨投入および紙幣挿入が行なわれるその都度、処理動作を実行する。尚、先払いカード又は後払いカードを挿入するカード読み取り装置(不図示)を設けることによって、カップ飲料を販売できるようにしてもよい。
図3に例示されるように、本実施の形態の接客面(操作パネル)209は、金額表示部10(図1)、嗜好表示部28(図1)、商品選択釦14(図1)、増量釦16、18、20(図1)、減量釦22、24、26(図1)、販売中ランプ40(図1)、販売中止ランプ42(図1)、及び釣銭切れランプ44(図1)を備えて構成されるものである。接客制御部204は、接客面209を制御する。つまり、接客制御部204は、主制御部201からのカップ飲料販売に関する接客指示に従って、販売中ランプ40、販売中止ランプ42、釣銭切れランプ44を点灯させたり、販売飲料別の販売可ランプ又は売切れランプを点灯させたり、更には、複数の商品選択釦14の何れが押下されたのかを検出し、このときの検出信号を主制御部201に送信したりする。
図3に例示されるように、本実施の形態の販売制御部205は、図2に例示される販売機構100を制御し、接客制御部204からの前記検出信号に応答した主制御部201からの販売指示に従って、利用者が所望するカップ飲料を調理して商品取出口30(図1)で取り出し可能とするものである。例えば、RAM201cに記憶された後述する販売条件に基づく主制御部201からの販売指示に基づいて、販売機構100の例えばポンプ113、電磁弁104、114、123、前述したピストン(不図示)等が所定時期に所定時間だけ動作することによりレギュラーコーヒー等のカップ飲料を調理し販売するようになっている。
図4に例示されるように、本実施の形態のコントロールパネル(リモートコントローラ)211は、テンキー2110、頁・矢印キー2111、及び設定/順送りキー2112を備えて構成されるキーボード(操作キー、入力キー)211aと、このキーボード211aの操作に関する内容を表示する有機ELやLCD等のディスプレイ211bとを前面に備えたものである。また、本実施の形態のコントロールパネル211は、入出力制御部206と有線で接続されるとともに、前面扉2(図1)の裏面に着脱自在に配設されて、後述するグループ化の設定、販売条件(販売に関する条件)の設定、金額設定、メンテナンス等を行なう際に操作するものである。本実施の形態の入出力制御部206は、キーボード211aからの入力情報を主制御部201に送信するものである。主制御部201は、この入力情報に基づいて、硬貨処理制御部202、紙幣処理制御部203、接客制御部204、及び販売制御部205に対して、それぞれの指示を行なう。
尚、主制御部201と従制御部202乃至206との間の通信は、主制御部201が優先的な送信権を有するポーリング方式、又は、主制御部201及び従制御部202乃至206が対等な送信権を有するコンテンション方式の何れであってもよい。
<<<各種テーブル>>>
図5及び図6を参照しつつ、本実施の形態の主制御部201のRAM201cに記憶された、飲料の所定のグループごとの販売数のデータ、及び、コーヒー飲料どうしの紐付けのし方を示すデータの構成例について説明する。図5(a)は、本実施の形態の飲料の所定のグループごとの販売数である販売数テーブル2011の構成例を示す図表である。図5(b)は、図5(a)に例示されるグループの分類に使用する、コーヒー飲料どうしの紐付けのし方を表わす紐付けテーブル2012aの構成例を示す図表である。図6(a)は、本実施の形態の飲料の所定のグループごとの販売数である販売数テーブル2011’の構成例を示す図表である。図6(b)は、図6(a)に例示される分類に使用する、コーヒー飲料どうしの紐付けのし方を表わす紐付けテーブル2012bの構成例を示す図表である。
図5(a)に例示されるように、本実施の形態のRAM201cは、飲料のグループ(「コーヒーP」、「コーヒーQ」、「コーヒーR」等)に対し、前述したカウンタ201dで計数された飲料の販売数を対応付けて、販売数テーブル2011として記憶している。この販売数テーブル2011は、飲料のグループに対し、このグループを構成する複数種類の飲料を予め対応付けている。例えば、「コーヒーP」は、同じ銘柄のコーヒーに対し、クリーム及び砂糖を添加した「CS」、クリームのみを添加した「C」、砂糖のみを添加した「S」、及び、何も添加していない所謂ブラックコーヒー「B」により構成される。各飲料番号(「501」、「502」、「503」、「504」)は、例えばコーヒーの銘柄に対応する500番台に対し、添加物のバリエーションが1番乃至4番の連番で付加されたものである。前述した販売機構100がレギュラーコーヒーであるコーヒーPのCS、C、S、及びBの何れかを販売する都度、主制御部201は、コーヒーPに対応する数値をインクリメントするようになっている。但し、販売の都度インクリメントすることに限定されるものではなく、例えば一時的に所定のメモリ(不図示)に記憶した販売数を一括してRAM201cに記憶させてもよい。尚、販売数テーブル2011における「コーヒーQ」、「コーヒーR」についても同様である。
図5(b)に例示されるように、本実施の形態のRAM201cは、コーヒーの同じ銘柄について、前述した添加物のバリエーションである1番乃至4番を1つの商品群として紐付けて記憶している。このRAM201cは、コーヒーの銘柄ごとに、このような紐付けのし方を紐付けテーブル2012aとして記憶している。例えば、コーヒーPでは、CS、C、S、及びBが501乃至504の連番で紐付けられている。
一方、図6(a)に例示される販売数テーブル2011’では、前述した分類のし方とは異なる飲料のグループ(「苦いコーヒー」、「コーヒーP’」、「コーヒーQ’」、「コーヒーR’」等)に対し、カウンタ201dで計数された飲料の販売数が対応付けられている。例えば、「苦いコーヒー」は、異なる3つの銘柄の3つのブラックコーヒーBと、前述したコーヒーR’に対してクリームのみを添加したCと、により構成される。つまり、本実施の形態では、カップ式自動販売機1により飲料を販売するものが、例えば、苦み度の相対的に高いコーヒーについてその販売数を集計するという意図があり、クリーム及び砂糖の何れも添加していないが故に苦いとされるBと、クリームは添加されているが予め経験的に苦いとされている前述したコーヒーRのCと、を1つのグループとしている。前述した販売機構100がレギュラーコーヒーである苦いコーヒーの3つのB及びCの何れかを販売する都度、主制御部201は、苦いコーヒーに対応する数値をインクリメントするようになっている。但し、販売の都度インクリメントすることに限定されるものではなく、例えば一時的に所定のメモリ(不図示)に記憶した販売数を一括してRAM201cに記憶させてもよい。
尚、販売数テーブル2011における「コーヒーP’」は、前述したコーヒーPのCS、C、及びSにより構成されており、これは、砂糖又はクリームを添加しているが故に苦みが相対的に低いコーヒーPを意味する。「コーヒーQ’」についても同様である。「コーヒーR’」は、コーヒーRにおける、前述したCを除く、CS及びSにより構成されており、これは、砂糖を添加しているが故に苦みが相対的に低いコーヒーRを意味する。
図6(b)に例示されるように、本実施の形態のRAM201cは、ブラックコーヒーBについて、異なる3つの銘柄である500番台、600番台、及び700番台を対応付けて、紐付けテーブル2012bとして記憶している。また、本実施の形態のRAM201cは、コーヒーの同じ銘柄について、前述した添加物のバリエーションである1番及び3番を紐付けて記憶している。具体的には、コーヒーP’では前述したコーヒーPのCS及びSが501、503で紐付けられ、コーヒーQ’では前述したコーヒーQのCS及びSが601、603で紐付けられ、コーヒーR’では前述したコーヒーRのCS及びSが701、703で紐付けられている。
===第1、2設定部及び切替部の動作===
図7乃至図10を参照しつつ、本実施の形態のカップ式自動販売機1の主制御部201がグループの設定を行う動作について説明する。図7は、本実施の形態の主制御部201の処理の手順を示すフローチャートである。図8は、本実施の形態の主制御部201が後述する一括設定Aの動作を実行する際のディスプレイ211bにおける表示例を示す模式図である。図9は、本実施の形態の主制御部201が後述する一括設定Bの動作を実行する際のディスプレイ211bにおける表示例を示す模式図である。図10は、本実施の形態の主制御部201が後述する個別設定の動作を実行する際のディスプレイ211bにおける表示例を示す模式図である。
本実施の形態では、例えばカップ式自動販売機1から飲料を販売するビジネスを行う(このカップ式自動販売機1の)顧客が、コーヒー飲料の銘柄又は苦み度ごとにその販売数の推移を把握するべく各販売数の集計情報を得ることを目的としているものとする。そこで、例えば顧客の会社に所属するルートマンは、複数種類のコーヒー飲料を銘柄又は苦み度のグループに分類するために、コントロールパネル211を通じて情報を入力するものとする。但し、販売数の集計の目的は、上記に限定されるものではない。
先ず、ルートマンは、カップ式自動販売機1の前扉2を開けて、コントロールパネル211のキーボード211aを通じて所定の入力を行い、飲料のグループを設定するための画面(紐付け選択用画面)をディスプレイ211bに表示させているものとする。
図7に例示されるように、ルートマンが飲料のグループを設定する指示を入力すると、主制御部201は、この情報を受信する(S100:YES)。
図8(a)、図9(a)、及び図10(a)の例示では、コントロールパネル211のディスプレイ211b上に、グループを設定する際の例えば後述する3通りの紐付けのし方(「一括設定A」、「一括設定B」、「個別設定」)を選択するための紐付け選択用画面が表示されている。本実施の形態では、各紐付けのし方に対して「0」又は「1」が対応しており、図8(a)の例示では、グループ化に際し「1」に該当する一括設定Aが採用されており、図9(a)の例示では一括設定Bが採用されており、図10(a)の例示では個別設定が採用されている。各画面がディスプレイ211bに表示された状態で、ルートマンが設定/順送りキー2112(図4)を押下すると、前述したステップS100では、この紐付けのし方を示す情報を伴う入力信号が主制御部201に送信されるようになっている。但し、紐付け選択用画面における入力情報は、上記「0」又は「1」に限定されるものではなく、例えば、紐付けのし方に応じて異なる数字又は記号を予め決めておき、これを入力してもよい。
<<<一括設定Aの場合>>>
本実施の形態の「一括設定A」とは、同じコーヒーの銘柄について、添加物の異なる4種類を1つの商品群とするような設定のし方であり、前述した紐付けテーブル2012a(図5(b))で表わされる紐付けに基づいて実行される設定動作を意味する。
図7に例示されるように、紐付けのし方に関する情報が一括設定Aを示している場合(S101:一括A)、主制御部201は、飲料番号入力用画面(図8(b))を表示する(S200)。図8(b)の例示によれば、飲料番号入力用画面では、これから設定するグループを表わす「グループ1」がプロンプトとして表示されている。
図7に例示されるように、飲料番号が入力されると(S201:YES)、主制御部201は、この飲料番号がコーヒー飲料に該当するか否かを判別する(S202)。この判別には、飲料番号における例えば500番台、600番台、及び700番台がコーヒー飲料を表わす等の対応付けが予め行われている必要がある。ステップS201:YESにおける受信動作は、具体的には、ルートマンが、飲料番号入力用画面において例えば「501」と入力し(図8(c))、この状態で設定/順送りキー2112を押下することにより、主制御部201が飲料番号「501」の情報を受信する動作である。
もし、図7に例示されるように、受信した飲料番号がコーヒー飲料に該当すると判別した場合(S202:YES)、主制御部201は、前述した紐付けテーブル2012a(図5(b))を参照し、受信した飲料番号及び当該飲料番号と紐付けられた飲料番号を取得する。図5(b)の例示では、受信した飲料番号「501」は、コーヒーPのCSとして、他のC(「502」)、S(「503」)、及びB(「504」)と紐付けられているため、主制御部201は、これら4つの飲料番号を取得する(S203)。
図7に例示されるように、主制御部201は、ステップS203で取得した4つの飲料番号を、「コーヒーP」のグループとして、図5(a)に例示される販売数テーブル2011の「飲料」及び「番号」の欄の部分を形成する。具体的には、主制御部201は、RAM201cにおける記憶領域において、この2つの欄に相当する領域(グループエリア)を確保する(S204)。
図7に例示されるように、主制御部201は、ステップS201:YESで受信した飲料番号と紐付けられた飲料番号を飲料番号入力用画面に表示する(図8(d))。図8(d)の例示では、ルートマンが入力した飲料番号「501」の隣に3つの飲料番号「502」、「503」、及び「504」が表示されている。つまり、前述したように、ルートマンが飲料番号入力用画面に「501」を入力し(図8(c))、設定/順送りキー2112を押下すると、同画面に「501」、「502」、及び「503」が自動的に表示される(S205)。
図7に例示されるように、ルートマンがグループ化を更に続ける旨の指示を入力すると(S206:YES)、主制御部201は、ディスプレイ211bに飲料番号入力用画面(図8(e))を表示してステップS200の動作を再度実行する。一方、ルートマンがグループ化を終了する旨の指示を入力すると(S206:NO)、主制御部201は、グループ化を終了する。具体的には、ルートマンが、図8(d)に例示される飲料番号入力用画面で「エンド」に「0」を入力して設定/順送りキー2112を押下することが、グループ化を更に続ける旨の指示に対応し、「1」を入力して設定/順送りキー2112を押下することが、グループ化を終了する指示に対応する。また、図8(e)に例示される飲料番号入力用画面は、ステップS206:YESの更に継続する指示の後に表示される画面に対応する。但し、飲料番号入力用画面における入力情報は、上記「0」又は「1」に限定されるものではなく、例えば、継続又は終了に応じて異なる数字又は記号を予め決めておき、これを入力してもよい。
一方、ステップS201:YESで受信した飲料番号がコーヒー飲料に該当しないと判別した場合(S202:NO)、主制御部201は、受信した飲料番号の情報と、当該飲料番号入力用画面のグループの情報とに基づいて、図5(a)に例示される販売数テーブル2011の「飲料」及び「番号」の欄の部分を形成し、ステップS206の動作を実行する。これは、ルートマンが入力した通りの情報に基づいて、販売数テーブル2011の「飲料」及び「番号」の欄の部分を形成する動作に等しい。
<<<一括設定Bの場合>>>
本実施の形態の「一括設定B」とは、苦み度が相対的に高い異なる銘柄のコーヒー、及び、苦み度が相対的に低い同一の銘柄のコーヒーの分類に有用な商品群を使用した設定のし方であり、前述した紐付けテーブル2012b(図6(b))で表わされる紐付けに基づいて実行される設定動作を意味する。
図7に例示されるように、紐付けのし方に関する情報が一括設定Bを示している場合(S101:一括B)、主制御部201は、飲料番号入力用画面(図9(b))を表示する(S300)。図9(b)の例示によれば、飲料番号入力用画面では、これから設定するグループを表わす「グループ1」がプロンプトとして表示されている。
図7に例示されるように、飲料番号が入力されると(S301:YES)、主制御部201は、この飲料番号がコーヒー飲料に該当するか否かを判別する(S302)。この判別には、飲料番号における例えば500番台、600番台、及び700番台がコーヒー飲料を表わす等の対応付けが予め行われている必要がある。ステップS301:YESにおける受信動作は、具体的には、ルートマンが、飲料番号入力用画面において例えば「504」と入力し(図9(c))、この状態で設定/順送りキー2112を押下することにより、主制御部201が飲料番号「504」の情報を受信する動作である。
もし、図7に例示されるように、受信した飲料番号がコーヒー飲料に該当すると判別した場合(S302:YES)、主制御部201は、前述した紐付けテーブル2012b(図6(b))を参照し、受信した飲料番号及び当該飲料番号と紐付けられた飲料番号を取得する。図6(b)の例示では、受信した飲料番号「504」は、コーヒーPのBとして、他のコーヒーQのB(「604」)及びコーヒーRのB(「704」)と紐付けられているため、主制御部201は、これら3つの飲料番号を取得する(S303)。
図7に例示されるように、主制御部201は、ステップS303で取得した3つの飲料番号を、「苦いコーヒー」のグループとして、図6(a)に例示される販売数テーブル2011’の「飲料」及び「番号」の欄の部分を形成する。具体的には、主制御部201は、RAM201cにおける記憶領域において、この2つの欄に相当する領域を確保する(S304)。
図7に例示されるように、主制御部201は、ステップS301:YESで受信した飲料番号と紐付けられた飲料番号を飲料番号入力用画面に表示する(図9(d))。図9(d)の例示では、ルートマンが入力した飲料番号「504」の隣に2つの飲料番号「604」及び「704」が表示されている。つまり、前述したように、ルートマンが飲料入力用画面に「504」を入力し(図9(c))、設定/順送りキー2112を押下すると、同画面に「604」及び「704」が自動的に表示される(S305)。
尚、図9(e)に例示されるように、本実施の形態では、ルートマンは、図9(d)に例示される飲料番号入力用画面に対し、コーヒーRのCに対応する飲料番号「702」を更に入力している。
図7に例示されるように、ルートマンがグループ化を更に続ける旨の指示を入力すると(S306:YES)、主制御部201は、ディスプレイ211bに飲料番号入力用画面(図9(f))を表示してステップS300の動作を再度実行する。一方、ルートマンがグループ化を終了する旨の指示を入力すると(S306:NO)、主制御部201は、グループ化を終了する。具体的には、ルートマンが、図9(e)に例示される飲料番号入力用画面で「エンド」に「0」を入力して設定/順送りキー2112を押下することが、グループ化を更に続ける旨の指示に対応し、「1」を入力して設定/順送りキー2112を押下することが、グループ化を終了する指示に対応する。また、図9(f)に例示される飲料番号入力用画面は、ステップS306:YESの更に継続する指示の後に表示される画面に対応する。但し、飲料番号入力用画面における入力情報は、上記「0」又は「1」に限定されるものではなく、例えば、継続又は終了に応じて異なる数字又は記号を予め決めておき、これを入力してもよい。
一方、ステップS301:YESで受信した飲料番号がコーヒー飲料に該当しないと判別した場合(S302:NO)、主制御部201は、受信した飲料番号の情報と、当該飲料番号入力用画面のグループの情報とに基づいて、図6(a)に例示される販売数テーブル2011’の「飲料」及び「番号」の欄の部分を形成し、ステップS306の動作を実行する。これは、ルートマンが入力した通りの情報に基づいて、販売数テーブル2011’の「飲料」及び「番号」の欄の部分を形成する動作に等しい。
<<<個別設定の場合>>>
図7に例示されるように、紐付けのし方に関する情報が個別設定を示している場合(S101:個別)、主制御部201は、飲料番号入力用画面(図10(b))を表示する(S400)。図10(b)の例示によれば、飲料番号入力用画面では、これから設定するグループを表わす「グループ1」がプロンプトとして表示されている。
図7に例示されるように、飲料番号を受信すると(S401:YES)、主制御部201は、この飲料番号の情報と、当該飲料番号入力用画面のグループの情報とに基づいて、例えば前述した販売数テーブル2011、2011’の「飲料」及び「番号」の欄の部分を形成し、ステップS402の動作を実行する。これは、ルートマンが入力した通りの情報に基づいて、例えば販売数テーブル2011、2011’の「飲料」及び「番号」の欄の部分を形成する動作に等しい。図10(c)に例示されるように、飲料番号入力用画面には、ルートマンにより個別に入力された飲料番号が表示され、この状態で設定/順送りキー2112が押下されると、次のグループの入力を促す飲料番号入力用画面(図10(d))が表示される。図10(d)に例示される飲料番号入力用画面は、グループ化の継続又は終了に応じて「0」又は「1」を入力可能となっている。但し、これに限定されるものではなく、例えば、継続又は終了に応じて異なる数字又は記号を予め決めておき、これを入力してもよい。
===グループ分類の容易性===
本実施の形態のカップ式自動販売機1によれば、紐付け選択用画面(図8(a)、図9(a))において紐付けのし方を前述した一括設定(A、B)とすることにより、飲料番号入力用画面における一商品の入力に対して、これに紐付けられた所定の商品群を同一グループに分類できる。一方、紐付け選択用画面(図10(a))において紐付けのし方を前述した個別設定とすることにより、各商品の入力に対して、この各商品を各グループにそれぞれ分類できる。分類のし方に多様性がある場合、ルートマンは、この様々な分類のし方に応じた紐付けのし方を選択することにより、同一グループに分類するべき商品を、できるだけ商品群として入力することができる。また、前述した一括設定A、B以外にも様々な紐付けのし方(即ち、紐付けテーブル2012)を予め準備しておけば、ルートマンによるグループ化の作業効率が向上する。例えば、CSのみで複数の銘柄のコーヒーを紐付けてもよいし、同様に、Cのみ、Sのみ、又はBのみで紐付けてもよい。或いは、CS、C、S、及びBのうちの何れか2つ又は3つの組み合わせについて、コーヒーの銘柄にかかわらない紐付けのし方を採用してもよい。例えば、CS及びCのみで複数の銘柄のコーヒーを紐付ければ、これはクリームが添加されているコーヒーを一括して入力する際に有用となる。これにより、ルートマンは、様々な分類を行うことが可能である上に、たとえグループの数が増えても、商品を指定する際には、これに伴う負荷を受けにくくなる。よって、複数種類の商品の様々なグループへの分類のし方が容易に設定可能なカップ式自動販売機1が提供できたことになる。本実施の形態のRAM201cに記憶された販売数テーブル2011、2011’に基づいて、例えば或るグループに属する商品の売れ筋等を分析することができる。また、前述した実施の形態では、一括設定はA及びBの2通りあるが、これに限定されるものではなく、1通り又は3通り以上の何れであってもよい。
また、前述した実施の形態では、一括設定又は個別設定は、紐付け選択用画面(図8(a)、図9(a)、図10(a))における入力操作により切り替えるものであったが、これに限定されるものではない。例えばコントロールパネル211のキーボード211aに専用の操作キーを新たに設けて、この操作キーの押下により切り替えを行ってもよい。或いは、この操作キーに代えて、キーボード211aの既存の入力キーにおける例えば何れか複数を同時に押下することとしてもよい。
また、前述した実施の形態では、コントロールパネル211を通じての入力によりグループ化の設定を行うものであったが、これに限定されるものではない。例えば入力の一部又は全部を、前述した接客面209における金額表示部10(図1)や嗜好表示部28(図1)等のディスプレイを参照しつつ、商品選択釦14(図1)の操作により実施するものであってもよい。
例えば、接客パネル4(図1)において、或る銘柄のコーヒー飲料のCS、C、S、及びBそれぞれに商品選択釦14が割り当てられ、これらが隣接して配置されている場合を考える。ここで、コントロールパネル211における前述した飲料番号の入力操作を、当該飲料番号に対応する商品選択釦14の押下に代えれば、隣接する釦のうちの1つを押下して残りの3つを押下する手間を省くことができる。具体的には、コントロールパネル211における前述した切り替えの操作の後に、例えばCSの商品選択釦14を押下することが、コントロールパネル211のキーボード211aから「501」と入力する操作と等しくなるように、ROM201bのプログラムを構築しておけばよい。
或いは、接客パネル4(図1)における幾つかの釦の組み合わせ操作が切り替えの操作となるようにROM201bのプログラムを構築しておくことにより、切り替え及び飲料番号の入力の両方の操作を、接客パネル4における釦の押下のみにより実行することも可能である。ルートマンは、カップ式自動販売機1の前扉2でグループ化の設定ができるため、作業効率が向上する。
===プログラム及び記録媒体===
前述したステップS200乃至S206又はステップS300乃至S306における設定出力を行う機能(第1機能)と、前述したステップS400乃至S402における設定出力を行う機能(第2機能)と、を切り替える機能(ステップS100及びS101)を、主制御部(コンピュータ)201に実行させるためのプログラムが、本発明のプログラムに相当する。このプログラムは、例えば前述したROM201b(図3)に予め記憶されている。
また、例えば、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な、DVDやCD等の光ディスク、又は、MOやフロッピーディスク等の磁気ディスクが、本発明の記録媒体に相当する。或いは、本発明の記録媒体は、マスクROMやEPROM(フラッシュROMを含む)等の不揮発性メモリを内蔵するカード等でもよい。例えば、従来の自動販売機が、前述した一括設定又は個別設定の一方のみを実行するためのプログラムを記憶する(書き込み可能な)ROMとともに、メモリカード等の所定の読み取り手段を備えたものである場合、本発明の記録媒体に記録されたプログラムにより従来のプログラムを更新すれば、この自動販売機で一括設定及び個別設定の切り替えが可能となる。
前述した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した実施の形態では、商品をカップ飲料としたが、これに限定されるものではない。本発明の自動販売機は、前述したグループ化の必要な複数種類の商品を販売する自動販売機であればよい。このグループ化の目的も、集計に限ったことではなく、例えば抽選機能を有する自動販売機がこの抽選対象の複数種類の商品を所定のグループに予めまとめておく場合等であってよい。
本実施の形態のカップ式自動販売機の外観構成例を示す正面図である。 本実施の形態の販売機構におけるレギュラーコーヒーを販売する部分の概略構成例を示す模式図である。 本実施の形態のカップ式自動販売機の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態のカップ式自動販売機のコントロールパネルの外観構成例を示す模式図である。 (a)は、本実施の形態の販売数テーブルの構成例を示す図表であり、(b)は、(a)に例示されるグループの分類に使用する紐付けテーブルの構成例を示す図表である。 (a)は、本実施の形態の販売数テーブルの構成例を示すもう一つの図表であり、(b)は、(a)に例示されるグループの分類に使用する紐付けテーブルの構成例を示すもう一つの図表である。 本実施の形態の主制御部の処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態の主制御部が一括設定Aの動作を実行する際のディスプレイの表示例を示す模式図である。 本実施の形態の主制御部が一括設定Bの動作を実行する際のディスプレイの表示例を示す模式図である。 本実施の形態の主制御部が個別設定の動作を実行する際のディスプレイの表示例を示す模式図である。 (a)は、カップ式自動販売機が販売するコーヒー飲料の分類のし方の一つの例を示す模式図であり、(b)は、各グループにおける販売数の一つの例を示すヒストグラムであり、(c)は、カップ式自動販売機が販売するコーヒー飲料の分類のし方のもう一つの例を示す模式図であり、(d)は、各グループにおける販売数のもう一つの例を示すヒストグラムである。
符号の説明
1 カップ式自動販売機 100 販売機構
201 主制御部 201a CPU
201b ROM 201c RAM
201d カウンタ 204 接客制御部
205 販売制御部 206 入出力制御部
211 コントロールパネル 211a キーボード
211b ディスプレイ 2011、2011’ 販売数テーブル
2012、2012a、2012b 紐付けテーブル

Claims (7)

  1. 複数種類の商品を販売する自動販売機において、
    前記複数種類の商品の中で所定の商品群の一部である一商品が指定された場合、前記商品群を同一グループに分類する第1設定部と、
    前記複数種類の商品の一部である各商品が指定された場合、前記各商品を対応する各グループに分類する第2設定部と、
    前記第1設定部と前記第2設定部との設定出力を切り替える切替部と、
    を備えたことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記複数種類の商品を販売する販売部と、
    前記販売部からの前記商品の販売数を計数する計数部と、
    前記第1設定部又は前記第2設定部の設定出力に応じて設定されるグループエリアに対し、当該グループエリアに対応する前記商品の販売数を記憶する記憶部と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記切替部は、前記第1設定部と前記第2設定部との設定出力を切り替えるための操作キーからの切替指示に基づいて、前記第1設定部と前記第2設定部との設定出力を切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動販売機。
  4. 前記操作キーは、前記複数種類の商品の販売に関する条件を設定するためのリモートコントローラの入力キーであることを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。
  5. 前記操作キーは、自動販売機の操作パネルに設けられる商品選択釦であることを特徴とする請求項3に記載の自動販売機。
  6. 複数種類の商品を販売する自動販売機を制御するコンピュータに、
    前記複数種類の商品の中で所定の商品群の一部である一商品が指定された場合、前記商品群を同一グループに分類する第1機能と、前記複数種類の商品の一部である各商品が指定された場合、前記各商品を対応する各グループに分類する第2機能とを、切り替える機能を実現させるためのプログラム。
  7. 複数種類の商品を販売する自動販売機を制御するコンピュータに、
    前記複数種類の商品の中で所定の商品群の一部である一商品が指定された場合、前記商品群を同一グループに分類する第1機能と、前記複数種類の商品の一部である各商品が指定された場合、前記各商品を対応する各グループに分類する第2機能とを、切り替える機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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