JP2010122803A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】購入資格制限のある商品を購入資格確認の上で利用客の選択により商品毎に個別に販売可能であるとともに、購入資格制限のない商品を購入資格確認なしで、商品グループ毎に利用客の選択によらず個別商品を選択して販売可能な自動販売機を提供する。
【解決手段】IDカードを読み取るカードリーダ17等の購入資格確認手段によって資格確認をしたことを条件に、所定の金額を投入した上で商品選択ボタン6を押下することによりA〜Dの中から利用者が選択した購入資格制限あり商品(煙草等)を購入でき、また、所定の金額を投入した上でグループ選択ボタン7を押下することにより、資格確認なしでア〜エの購入資格制限なし商品(玩具等)を購入できるが、利用者は個々の商品を選択することはできなくて、選択処理によりア〜エの中からいずれかの商品払い出されるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】IDカードを読み取るカードリーダ17等の購入資格確認手段によって資格確認をしたことを条件に、所定の金額を投入した上で商品選択ボタン6を押下することによりA〜Dの中から利用者が選択した購入資格制限あり商品(煙草等)を購入でき、また、所定の金額を投入した上でグループ選択ボタン7を押下することにより、資格確認なしでア〜エの購入資格制限なし商品(玩具等)を購入できるが、利用者は個々の商品を選択することはできなくて、選択処理によりア〜エの中からいずれかの商品払い出されるようにする。
【選択図】図1
Description
本発明は、年齢認証が必要である等、購入資格制限のある商品を利用客の選択により商品毎に個別に販売可能であるとともに、購入資格制限のない商品を商品グループ毎に利用客の選択によらずにランダムに選択して販売可能な自動販売機に関する。
年齢認証用のカードと暗証番号により年齢を認証し、アルコール飲料等の年齢規制のある商品を販売する自動販売機が従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、それとは別に、ランダムに商品を投出し、どの商品を購入できるかわからないというゲーム性を付与した玩具自動販売機が市場に受け入れられている。
特開2000−339527号公報
ところで、年齢規制等の購入資格制限のある商品を販売するよう年齢認証機能等を付加する自動販売機は、購入資格制限のない一般の商品を販売する自動販売機とは別の、専用自動販売機とするのが普通であるが、それでは販売効率が悪いということで、購入資格制限のある商品を販売する自動販売機で、購入資格制限のない商品も並行して販売したいという要望がある。
例えば、成人認証機能を備えた煙草自動販売機の場合、成人認証を必要としない玩具等を、たばこと同じような箱状の容器に入れることで、煙草自動販売機の機構をほぼそのまま利用して販売動作を行わせることができることから、同じ自動販売機で、成人認証の必要な煙草と成人認証の必要のない玩具を並行して販売したいという要望がある。
しかし、例えば年齢認証機能を備えた自動販売機で年齢規制のない商品も販売する場合に、年齢規制のない商品のみを購入したい場合でも年齢認証が必要となるのでは利便性に欠ける。
また、年齢認証機能を備えた従来の煙草用やアルコール飲料用の自動販売機は、商品をランダムに投出する機能を有するものではないため、年齢規制のない商品を並行して販売するようにした場合に、その商品が例えば玩具等で、ランダム販売のゲーム性を付与した販売形態としたい商品であっても、そのままでは、そうしたランダム販売のゲーム性を付加することができない。
本発明は、購入資格制限のある商品を購入資格確認の上で利用客の選択により商品毎に個別に販売可能であるとともに、購入資格制限のない商品を購入資格確認なしで、商品グループ毎に利用客の選択によらずに個別商品を選択して販売するゲーム性を付与した販売形態で販売可能な自動販売機を提供することを目的とする。
本発明の自動販売機は、購入資格制限のある少なくとも1種類の商品の商品情報を表示する資格制限商品表示部と、購入資格制限のない複数種類の商品の商品情報を商品グループ毎に表示する非資格制限商品表示部と、購入資格制限のある商品を種類別に個別に選択する操作を行う商品選択操作部と、購入資格制限のない複数種類の商品を商品グループ別に選択する操作を行うグループ選択操作部と、購入資格制限のある商品と購入資格制限のない複数種類の商品を収納する商品収納部と、購入資格を有する利用客であることの確認を行う購入資格確認手段と、購入資格を有する利用客であることの確認を条件として購入資格制限のある商品の中から利用客が選択した商品を販売するための資格制限販売処理を行う資格制限販売処理手段と、購入資格を有する利用客であることの確認を条件としないで購入資格制限のない複数種類の商品の中から商品グループ毎に利用客の選択によらずに個別商品を選択して販売するためのグループ選択販売処理を行うグループ選択販売処理手段を備えたことを特徴とする。
この自動販売機は、購入資格を有する利用客であることの確認を条件として資格制限販売処理を実行して、購入資格制限のある商品(例えば煙草)の中から利用客が選択した商品を個別に販売することができ、また、購入資格を有する利用客であることの確認なしにグループ選択販売処理を実行して、商品グループ毎に利用客により選択された商品グループに属する購入資格制限のない複数種類の商品(例えば玩具)の中から、利用客の選択によらずにいずれかの種類の商品を選択して販売するゲーム性のあるグループ選択販売を行うことができる。
そして、この自動販売機は、購入資格制限のある少なくとも1種類の商品が販売可能であることを商品の種類別に表示する販売商品表示ランプと、購入資格制限のない複数種類の商品が販売可能であることを商品グループ別に表示する販売商品グループ表示ランプと、購入資格を有する利用客であることを確認したときに、利用客が提示した支払金額以下の商品および商品グループに対応する販売商品表示ランプおよび販売商品グループ表示ランプを全て販売可能表示の状態にするランプ表示処理手段を備えたものとすることができる。
こうすることで、購入資格を有する利用客が、購入資格制限のある商品(例えば煙草)と購入資格制限のない商品(例えば玩具)を一緒に購入できるようになる。
また、この自動販売機は、購入資格制限のある少なくとも1種類の商品が販売可能であることを商品の種類別に表示する販売商品表示ランプと、購入資格制限のない複数種類の商品が販売可能であることを商品グループ別に表示する販売商品グループ表示ランプと、購入資格を有する利用客であることを確認したときに、利用客が提示した支払金額以下の商品に対応する販売商品表示ランプを全て販売可能表示の状態にする一方で、販売商品グループ表示ランプを全て販売不能表示の状態にするランプ表示処理手段を備えたものとすることができる。
こうすることで、購入資格を有する利用客が、購入資格制限のある商品(例えば煙草)を購入しょうとして、間違って購入資格制限のない商品(例えば玩具)を購入してしまうのを防止できる。
また、この自動販売機は、購入資格制限のある少なくとも1種類の商品が販売可能であることを商品の種類別に表示する販売商品表示ランプと、購入資格制限のない複数種類の商品が販売可能であることを商品グループ別に表示する販売商品グループ表示ランプと、購入資格を有する利用客であることを確認したときに、利用客が提示した支払金額以下の商品および商品グループに対応する販売商品表示ランプおよび販売商品グループ表示ランプを全て販売可能表示の状態にする第1のランプ表示モードのランプ表示処理手段と、提示金額以下の商品に対応する販売商品表示ランプを全て販売可能表示の状態にする一方で、販売商品グループ表示ランプを全て販売不能表示の状態にする第2のランプ表示モードのランプ表示処理手段と、第1のランプ表示モードのランプ表示処理手段によるランプ表示処理と第2のランプ表示モードのランプ表示処理手段によるランプ表示処理とを選択可能なランプ表示モード設定手段を備えたものとすることができる。
こうすることで、購入資格を有する利用客が購入資格制限のある商品(例えば煙草)と購入資格制限のない商品(例えば玩具)を一緒に購入できるようにするか、また、購入資格制限のある商品(例えば煙草)を購入しょうとして、間違って購入資格制限のない商品(例えば玩具)を購入してしまうのを防止できるようにするかを選択することができる。
また、この自動販売機は、特に、購入資格制限のある少なくとも1種類の商品と購入資格制限のない複数種類の商品がいずれも箱形商品で、商品収納部として、箱形商品を種類別に集積収納する複数の商品コラムが設けられるとともに、それら複数の商品コラムに集積収納された商品を商品コラム毎に順次払い出す投出ユニットが設けられたものとするのがよい。
こうすることで、例えば、成人認証を必要とする煙草と成人認証を必要としない玩具を並行して販売する場合等に、玩具を煙草と同じような箱状の容器に入れ、煙草自動販売機の機構をほぼそのまま利用して煙草と玩具を販売するなど、既存の自動販売機を大幅に変更することなしに、購入資格制限のある商品と購入資格制限のない商品を並行して販売するようにできる。
また、この自動販売機は、非資格制限商品表示部として、購入資格制限のない複数種類の商品の商品情報の表示として商品見本を陳列する商品グループ毎の非資格制限商品陳列部が設けられ、グループ選択操作部が、商品グループ毎の非資格制限商品陳列部に対応して非資格制限商品陳列部に設けられ、グループ選択販売処理手段が、グループ選択操作部が操作されたときに、その操作されたグループ選択操作部に対応する商品グループを利用客が選択した商品グループと認識してグループ選択販売処理を行うようにするのがよい。
こうすることで、グループ選択操作部を操作することにより、商品グループが選択されてグループ選択販売処理が行われ、その商品グループに属する複数種類の商品の中から利用客の選択によらずにいずれかの種類の商品が選択されて販売される。
また、この自動販売機は、複数の商品コラムに収納する商品の種類を商品コラム毎に設定する収納商品設定手段と、収納商品設定手段により設定された商品コラム毎の商品の種類を含む種別情報を記憶する収納商品種別記憶手段と、収納商品種別記憶手段により記憶された種別情報に基づいて商品コラム毎に購入資格制限の有無を判定する資格制限判定手段を備えたものとするのがよい。
こうすることで、商品コラム毎に、収納される商品の購入資格制限の有無を判定することができ、誤販売を防止することができる。
そして、この場合、自動販売機は、特に、複数の商品コラムに収納されている商品の種類を商品毎に自動認識する商品種別自動認識手段を備えたものとするのがよい。
こうすることで、実際に収納された商品が商品コラム毎に設定された種類の商品であることの確認を行うことができる。
そして、この場合、自動販売機は、さらに、商品種別自動認識手段により商品毎に自動認識した商品の種類が収納商品種別記憶手段により記憶されている商品の種類と異なるときはその商品が収納されている商品コラムからの商品の払い出しを中止する誤販売防止手段を備えたものとするのがよい。
こうすることで、購入資格のない利用者(例えば未成年者)に、購入資格制限ありの商品(例えば煙草)を誤って販売してしまうのを防止することができる。
また、本発明の自動販売機は、購入資格確認手段により購入資格を有する利用客であると確認した場合は、購入資格制限のない商品を購入不能にする誤購入防止手段を備えたものとするのがよい。
こうすることで、購入資格制限のある商品(例えば煙草)を購入しようとする利用者が、誤って購入資格制限のない商品(例えば玩具)を購入してしまうことを防止することできる。
このように、本発明によれば、購入資格制限のある商品を購入資格確認の上で利用客の選択により商品毎に個別に販売可能であるとともに、購入資格制限のない商品を、購入資格確認なしで、しかも商品グループ毎に利用客の選択によらずにいずれかの商品をランダムに選択して販売するゲーム性のある販売形態で販売可能な自動販売機が得られる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態の第1の例)
図1〜図6は本発明の実施形態の第1の例を示している。図1は自動販売機の斜視図、図2は自動販売機の扉開放時の斜視図、図3は制御ブロック図、図4は収納テーブルの説明図、図5は判定テーブルの説明図、図6は販売動作制御のフローチャートである。
(実施形態の第1の例)
図1〜図6は本発明の実施形態の第1の例を示している。図1は自動販売機の斜視図、図2は自動販売機の扉開放時の斜視図、図3は制御ブロック図、図4は収納テーブルの説明図、図5は判定テーブルの説明図、図6は販売動作制御のフローチャートである。
この実施形態の自動販売機は、図1に示すように、自動販売機本体1の正面に開閉可能に扉体2が設けられ、扉体2に、A〜Dの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。また、1種類でもよい。)の購入資格制限のある商品(例えば煙草)の商品情報の表示として商品見本3Aを陳列する資格制限商品陳列部4(資格制限商品表示部)と、購入資格制限のないア〜エの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の商品(例えば玩具)の商品情報の商品グループ毎の表示として商品見本3Bを陳列する非資格制限商品陳列部5(非資格制限商品表示部)が、上下2段となる配置で設けられている。そして、上段の資格制限商品陳列部4の各商品見本陳列位置に対応して、利用客が商品を種類別に個別に選択して購入するために操作する商品選択ボタン6(商品選択操作部)が設けられ、下段の非資格制限商品陳列部5の各商品見本陳列位置に対応して、グループ選択販売により商品の種類を選択せずに商品を購入するために利用客が操作するグループ選択ボタン7(グループ選択購入操作部)が設けられている。
なお、この実施形態では、グループ選択ボタン7は非資格制限商品陳列部5の各商品見本陳列位置に対応して設けられているが、これらのグループ選択ボタン7は、グループ選択購入で購入する商品を商品グループ単位で選択するためのもので、どれを操作しても、商品グループの選択ということで、個々の商品を種別に選択することにはならない。
そして、上段の資格制限商品陳列部4の各商品見本陳列位置に対応する各商品選択ボタン6および下段の非資格制限商品陳列部5の各商品見本陳列位置に対応する各グループ選択ボタン7は、それぞれランプが内蔵され、ランプ点灯を正面から目視可能となっている。各商品選択ボタン6のランプは、購入資格制限のある複数種類の商品が販売可能であることを商品の種類別に表示する販売商品表示ランプであり、各グループ選択ボタン7のランプは、購入資格制限のない複数種類の商品が販売可能であることを商品グループ別に表示する販売商品グループ表示ランプである。
また、自動販売機の扉体2には、硬貨を投入する硬貨投入口8、紙幣を投入する紙幣投入口9、釣り銭等の払い出操作をする返却レバー10、投入金額等を表示する金額表示部11、釣り銭等を払い出す返却口12、商品を払い出す商品払出口13がそれぞれ設けられている。
また、自動販売機の扉体2には、金額表示部11の上方に、購入資格制限のある商品(例えば煙草)を購入しようとする利用客のIDカードを読み取って、購入資格を有する利用客であることの確認を行うカードリーダ17(購入資格確認手段)が設けられている。
また、自動販売機本体1の内部には、図2に示すように、上下方向に複数段(図示の例では2段であるが、これに限るものではない。)となり左右方向に複数列(図示の例では6列であるが、これに限るものではない。)となる配置で、購入資格制限のある複数種類の商品(例えば煙草)と購入資格制限のない複数種類の商品(例えば玩具)を収納する商品収納部として、複数の商品コラム14(14a〜14f),15(15a〜15f)が設けられている。
各商品コラム14,15には、それぞれ商品の入ったほぼ同形同寸の箱状容器P(以下、「箱形商品」という。)が種類別に集積収納される。そして、各商品コラム14,15には、それぞれ下部に、収納された商品を最下段の商品から順次払い出す商品投出ユニット16が設けられている。
そして、この自動販売機は、制御部20および各種設定データ等を記憶する記憶手段であるメモリ21を有し、図3に示すように、制御部20に、商品選択ボタン6およびグループ選択ボタン7と、各商品投出ユニット16と、カードリーダ17(購入資格確認手段)と、メモリ21が回線接続されている。
この自動販売機は、購入資格を有する利用客であることの確認を条件として、資格制限販売処理により、購入資格制限のある例えばA〜Dの4種類の商品(例えば煙草)の中から利用客が選択した商品を個別に販売可能であり、また、購入資格を有する利用客であることの確認なしに、グループ選択販売処理により、1つの商品グループとした購入資格制限のない例えばア〜エの4種類の商品(例えば玩具)の中から、利用客の選択によらずにいずれかの種類の商品をランダムに選択して販売可能である。
例えば、購入資格制限のあるA〜Dの商品が煙草である場合、カードリーダ17が利用客のIDカードを読み取り、成人認証を行うことで、煙草の販売が可能になり、利用客は、所定の金額を投入し、商品選択ボタン6を押下して商品を選択することで、A〜Dの中の選択した商品(煙草)を購入することができる。
また、1つの商品グループとした購入資格制限のない例えばア〜エの商品が玩具である場合、これらア〜エの玩具を購入しようする利用客は、成人認証等は不要であるが、利用客が個々の商品を選択することはできない。利用客が所定の金額を投入し、いずれかのグループ選択ボタン7を押下すると、ア〜エの中のいずれかの商品(玩具)がランダムに選択されて払い出される。
制御部20は、購入資格を有する利用客であることの確認を条件として購入資格制限のある複数種類の商品の中から利用客が選択した商品を販売するための資格制限販売処理を行う資格制限販売処理手段を構成し、また、グループ選択操作部(グループ選択ボタン7)が操作されたときに、その操作されたグループ選択操作部に対応する商品グループを利用客が選択した商品グループと認識して、購入資格を有する利用客であることの確認を条件としないで前記購入資格制限のない複数種類の商品の中から商品グループ毎に(この実施形態では商品グループは1つである)利用客の選択によらずに個別商品を選択して販売するためのグループ選択販売処理を行うグループ選択販売処理手段を構成する。
商品コラム14,15は、図示のように上下に2段、左右に6列となる配置の場合、例えば、上段6列の商品コラム14は、購入資格制限のあるA〜Dの商品(例えば煙草)を収納する第1の商品収納部とし、下段6列の商品コラム15は、購入資格制限のないア〜エの商品(例えば玩具)を収納する第2の商品収納部とする。そして、第1の商品収納部である上段6列の商品コラム14にA〜Dの商品を種類毎に個別に収納し(一部種類の商品は複数の商品コラムに収納する)、第2の商品収納部である下段6列の商品コラム15にはア〜エの商品を種類毎に個別に収納する(一部種類の商品は複数の商品コラムに収納する)。
この場合、資格制限販売では、操作された商品選択ボタン6に対応するいずれかの種類の商品を収納した商品コラム14から商品を投出して販売する。また、グループ選択販売では、選択確率等に基づいていずれかの種類の商品を選択し、その選択した商品を収納した商品コラム15から商品を投出して販売する。
これらの販売動作の制御は、図4に示す収納テーブルおよび図5に示す判定テーブルを用いて行われる。
図4の収納テーブルには、各商品選択ボタン6および各グループ選択ボタン7のボタン番号(6a〜6d、7a〜7d)、商品名すなわち商品の種類(A〜D、ア〜エ)、商品コラム14,15のコラム番号(14a14f,15a〜15f)を関連付け、また、資格制限のない商品については、商品グループ名も関連付けて設定入力しておく。これらの設定入力は、例えば自動販売機に付属のリモコン(図示なし)によって行う。
また、図5の判定テーブルには、この自動販売機で扱う可能性のあるすべての商品について、予め、価格と購入資格制限の有無を設定しておく。
これら収納テーブルおよび判定テーブルはメモリ21に記憶され、これに基づき、各商品選択ボタン6および各グループ選択ボタン7の操作に関連付けて、商品の種類(商品名)、商品コラム、商品の価格、購入資格制限の有無が判定される。
制御部20は、複数の商品コラムに収納する商品の種類を商品コラム毎に設定する収納商品設定手段を構成し、メモリ21は、収納商品設定手段により設定された商品コラム毎の商品の種類を含む種別情報を記憶する収納商品種別記憶手段を構成する。また、制御部20は、収納商品種別記憶手段(メモリ21)により記憶された種別情報に基づいて商品コラム毎に購入資格制限の有無を判定する資格制限判定手段を構成する。
そして、この自動販売機は、カードリーダ17が利用客のIDカードを読み取ることで購入資格を確認(例えば成人認証)したときに、投入金額以下の購入資格制限あり商品および購入資格制限なしの商品の商品グループに対応する商品選択ボタン6およびグループ選択ボタン7を全て有効(購入可能)にし(第1のボタン動作モード)、同時に、それら投入金額以下の購入資格制限あり商品および購入資格制限なしの商品の商品グループに対応する商品選択ボタン6およびグループ選択ボタン7のランプ(販売商品表示ランプ)を全て点灯(販売可能表示の状態)にする(第1のランプ表示モード)という設定(第1のモード設定)とするか、あるいは、投入金額以下の購入資格制限あり商品に対応する商品選択ボタン6を全て有効(購入可能)にする一方で、購入資格制限なしの商品の商品グループに対応するグループ選択ボタン7を全て無効(購入不可)にし(第2のボタン動作モード)、同時に、それら投入金額以下の購入資格制限あり商品に対応する商品選択ボタン6のランプを点灯(販売可能表示の状態)にする一方で、購入資格制限なしの商品の商品グループに対応するグループ選択ボタン7のランプを消灯(販売不能表示の状態)にする(第2のランプ表示モード)という設定(第2のモード設定)とするかを選択できるようになっている。
第1のモード設定としたときは、購入資格を有する利用客が購入資格制限のある商品(例えば煙草)と購入資格制限のない商品(例えば玩具)を一緒に購入できる。
一方、第2のモード設定としたときは、購入資格制限のある商品(例えば煙草)を購入しょうとして、間違って購入資格制限のない商品(例えば玩具)を購入してしまうといった誤購入を防止できる。
制御部20は、購入資格を有する利用客であることを確認したときに、利用者が提示した支払金額以下の商品および商品グループに対応する販売商品表示ランプおよび販売商品グループ表示ランプを全て販売可能表示の状態にする第1のランプ表示モードのランプ表示処理手段を構成し、購入資格を有する利用客であることを確認したときに、利用客が提示した支払金額以下の商品に対応する販売商品表示ランプを全て販売可能表示の状態にする一方で、販売商品グループ表示ランプを全て販売不能表示の状態にする第2のランプ表示モードのランプ表示処理手段を構成し、第1のランプ表示モードのランプ表示処理手段によるランプ表示処理と第2のランプ表示モードのランプ表示処理手段によるランプ表示処理とを選択可能なランプ表示モード設定手段を構成する。
この実施形態の自動販売機の販売動作制御は図6のフローチャートに示すとおりで、まず、金銭が投入されたかどうかを判定し(ステップS1)、金銭が投入されると、その投入金額以下でかつ購入制限のない商品の商品グループに対応するボタン(グループ選択ボタン7)を有効にするとともに、それら投入金額以下でかつ購入制限のない商品の商品グループに対応するボタンのランプを全て点灯する(ステップS2)。
そして、購入資格認証(資格確認)が必要な商品を購入する場合はIDカードを提示して資格認証を受けることを求めるアナウンスを行ってしばらく待ち(ステップS3)、その後、資格認証があったかどうかを判定する(ステップS4)。
そして、資格認証があった場合は、投入金額以下のボタンを全て有効にするとともにそれらのボタンのランプを全て点灯する設定(第1のモード設定)となっているか、あるいは、投入金額以下で購入資格制限ありのボタンのみ有効にするとともにそれらのボタンのランプのみ点灯する設定(第2のモード設定)となっているかを判定する(ステップS5)。
そして、第1のモード設定となっているときは、投入金額以下のボタンを全て有効にするとともにそれらのボタンのランプを全て点灯する(ステップS6)。
また、第2のモード設定となっているときは、投入金額以下で購入資格制限ありのボタンのみ有効にするとともにそれらのボタンのランプのみ点灯し、ステップS2で点灯した購入制限のない商品グループに対応するボタンのランプを消灯する(ステップS7)。
また、資格認証がなかった場合は、購入制限のない商品の商品グループに対応するボタン(グループ選択ボタン7)の内の有効になっているボタンのいずれかが押下されるのを待つ(ステップS8)。
また、資格認定があって、第1の設定あるいは第2の設定でボタン有効およびランプ点灯の処理が終わると、処理後に有効になっているボタンのいずれかが押下されるのを待つ(ステップS8)。
そして、いずれの場合も、有効になっているボタンが押下されたら、その押下されたボタンが、グループ設定されたボタン(グループ選択ボタン7)であるかどうかを判定する(ステップS9)。
そして、押下されたボタンがグループ設定されたボタン(グループ選択ボタン7)であるときは、予め設定された選択確率に基づいて、購入資格制限のないア〜エの商品(例えば玩具)の中から、利用客の選択によらずにいずれかの1種類の商品を所定の選択方法により選択して投出商品を決定し(ステップS10)、その決定した商品を投出する(ステップS11)。なお、この場合の選択方法としては、ランダムに選択する方法、所定の確率や順序にしたがって選択する方法、販売個数の少ないものを優先して選択する方法などを利用できる。
また、押下されたボタンがグループ設定されたボタン(グループ選択ボタン7)でない(すなわち購入資格制限のある商品に対応する商品選択ボタン6である)というときは、その押下されたボタンに対応する商品を投出する(ステップS11)。
なお、図6のフローチャートでは、金銭投入後に、投入金額以下でかつ購入制限のない商品の商品グループに対応するボタン(グループ選択ボタン7)のみを有効にし、それら投入金額以下でかつ購入制限のない商品の商品グループに対応するボタンのランプのみを点灯する処理(ステップS2)を行うが、この処理に代えて、投入金額以下の全てのボタン(商品選択ボタン6およびグループ選択ボタン7)を有効にし、それら投入金額以下の全てのボタン(商品選択ボタン6およびグループ選択ボタン7)のランプを全て点灯する処理を行うようにしてもよい。その場合、資格認証を受けることを求めるアナウンスを行う処理(ステップS3)は、有効になったボタンの内、資格制限のある商品に対応するボタン(商品選択ボタン6)が押下されたときのみ行うようにするとよい。
(実施形態の第2の例)
図7は本発明の実施形態の第2の例の自動販売機の正面図である。
この実施形態(第2の例)の自動販売機は、扉体2に、A〜Dの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。また、1種類でもよい。)の購入資格制限のある商品(例えば煙草)の商品情報の表示として商品見本3Aを陳列する資格制限商品陳列部4(資格制限商品表示部)と、購入資格制限のないア〜エの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の商品(例えば玩具)の商品情報の商品グループ毎の表示として商品見本3Bを陳列する非資格制限商品陳列部5(非資格制限商品表示部)が、上下2段となる配置で設けられ、上段の資格制限商品陳列部4の各商品見本陳列位置に対応して、利用客が商品を種類別に個別に選択して購入するために操作する商品選択ボタン6(商品選択操作部)が設けられ、1つの商品グループであるア〜エの商品の商品見本3Bを陳列する下段の非資格制限商品陳列部5に対応して、グループ選択販売により商品の種類を選択せずに商品を購入するために利用客が操作するグループ選択ボタン7(グループ選択購入操作部)が1個設けられている。
図7は本発明の実施形態の第2の例の自動販売機の正面図である。
この実施形態(第2の例)の自動販売機は、扉体2に、A〜Dの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。また、1種類でもよい。)の購入資格制限のある商品(例えば煙草)の商品情報の表示として商品見本3Aを陳列する資格制限商品陳列部4(資格制限商品表示部)と、購入資格制限のないア〜エの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の商品(例えば玩具)の商品情報の商品グループ毎の表示として商品見本3Bを陳列する非資格制限商品陳列部5(非資格制限商品表示部)が、上下2段となる配置で設けられ、上段の資格制限商品陳列部4の各商品見本陳列位置に対応して、利用客が商品を種類別に個別に選択して購入するために操作する商品選択ボタン6(商品選択操作部)が設けられ、1つの商品グループであるア〜エの商品の商品見本3Bを陳列する下段の非資格制限商品陳列部5に対応して、グループ選択販売により商品の種類を選択せずに商品を購入するために利用客が操作するグループ選択ボタン7(グループ選択購入操作部)が1個設けられている。
そして、商品選択ボタン6およびグループ選択ボタン7は、それぞれランプが内蔵され、ランプ点灯を正面から目視可能となっている。また、扉体2には、購入資格制限のないア〜エの商品が1つのグループであることを示すような枠表示18が設けられている。また、扉体2には、先の第1の例と同様に、硬貨投入口8、紙幣投入口9、返却レバー10、金額表示部11、返却口12、商品払出口13、カードリーダ17がそれぞれ設けられている。
この実施形態(第2の例)の自動販売機は、購入資格を有する利用客であることの確認を条件として、資格制限販売処理により、購入資格制限のある例えばA〜Dの4種類の商品(例えば煙草)の中から利用客が選択した商品を個別に販売可能であり、また、購入資格を有する利用客であることの確認なしに、グループ選択販売処理により、1つの商品グループとした購入資格制限のない例えばア〜エの4種類の商品(例えば玩具)の中から、利用客の選択によらずにいずれかの種類の商品をランダムに選択して販売可能である。そして、その販売形態、販売動作制御等は先の第1の例と同様である。
(実施形態の第3の例)
図8は本発明の実施形態の第3の例の自動販売機の正面図である。
この実施形態(第3の例)の自動販売機は、扉体2に、A〜Dの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。また、1種類でもよい。)の購入資格制限のある商品(例えば煙草)の商品情報の表示として商品見本3Aを陳列する資格制限商品陳列部4(資格制限商品表示部)と、購入資格制限のないア〜エの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の商品(例えば玩具)の商品情報の商品グループ毎の表示として商品見本3Bを陳列する非資格制限商品陳列部5(非資格制限商品表示部)が、上下2段となる配置で設けられ、上段の資格制限商品陳列部4の各商品見本陳列位置と下段の非資格制限商品陳列部5の各商品見本陳列位置に対応して、通し番号を表示する商品番号表示部31が設けられ、商品選択操作部およびグループ選択操作部として、商品番号表示部31の番号を指定するテンキー32が設けられている。
図8は本発明の実施形態の第3の例の自動販売機の正面図である。
この実施形態(第3の例)の自動販売機は、扉体2に、A〜Dの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。また、1種類でもよい。)の購入資格制限のある商品(例えば煙草)の商品情報の表示として商品見本3Aを陳列する資格制限商品陳列部4(資格制限商品表示部)と、購入資格制限のないア〜エの4種類(4種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の商品(例えば玩具)の商品情報の商品グループ毎の表示として商品見本3Bを陳列する非資格制限商品陳列部5(非資格制限商品表示部)が、上下2段となる配置で設けられ、上段の資格制限商品陳列部4の各商品見本陳列位置と下段の非資格制限商品陳列部5の各商品見本陳列位置に対応して、通し番号を表示する商品番号表示部31が設けられ、商品選択操作部およびグループ選択操作部として、商品番号表示部31の番号を指定するテンキー32が設けられている。
なお、この実施形態では、非資格制限商品陳列部5も各商品見本陳列位置に対応して商品番号表示部31が設けられているが、これら非資格制限商品陳列部5の商品番号表示部31は、グループ選択購入で購入する商品の番号を商品グループ単位で表示するもので、どの番号を指定しても、商品グループの選択ということで、個々の商品を種別に選択することにはならない。
そして、これら商品番号表示部31は、それぞれランプが内蔵され、ランプ点灯を正面から目視可能となっている。また、扉体2には、購入資格制限のないア〜エの商品が1つのグループであることを示すような枠表示18が設けられている。また、扉体2には、先の第1の例と同様に、硬貨投入口8、紙幣投入口9、返却レバー10、金額表示部11、返却口12、商品払出口13、カードリーダ17がそれぞれ設けられている。
この実施形態(第3の例)の自動販売機は、購入資格を有する利用客であることの確認を条件として、資格制限販売処理により、購入資格制限のある例えばA〜Dの4種類の商品(例えば煙草)の中から利用客が選択した商品を個別に販売可能であり、また、購入資格を有する利用客であることの確認なしに、グループ選択販売処理により、1つの商品グループとした購入資格制限のない例えばア〜エの4種類の商品(例えば玩具)の中から、利用客の選択によらずにいずれかの種類の商品をランダムに選択して販売可能である。そして、その販売形態、販売動作制御等は先の第1の例と同様である。
(実施形態の第4の例)
図9は本発明の実施形態の第4の例の自動販売機の正面図である。
この実施形態(第4の例)の自動販売機は、扉体2に、A、Bの2種類(2種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の購入資格制限のある商品(例えば煙草)の商品情報の表示として商品見本3Aを上下2段に陳列する資格制限商品陳列部4A、5A(資格制限商品表示部)と、購入資格制限のないア〜ウの3種類(3種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の商品(例えば玩具)からなる商品グループの商品見本3Bと、それとは別のカ〜クの3種類(3種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の商品(例えば玩具)からなる商品グループの商品見本3Cを商品情報の商品グループ毎の表示として商品グループ別に上下2段に陳列する非資格制限商品陳列部4B,5B(非資格制限商品表示部)が設けられ、上下2段の資格制限商品陳列部4A、5Aの各商品見本陳列位置に対応して、利用客が商品を種類別に個別に選択して購入するために操作する商品選択ボタン6(商品選択操作部)が設けられ、商品グループ毎の上下2段の非資格制限商品陳列部4B,5Bの各商品見本陳列位置に対応して、グループ選択販売により商品の種類を選択せずに商品を購入するために利用客が操作するグループ選択ボタン7(グループ選択操作部)が設けられている。
図9は本発明の実施形態の第4の例の自動販売機の正面図である。
この実施形態(第4の例)の自動販売機は、扉体2に、A、Bの2種類(2種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の購入資格制限のある商品(例えば煙草)の商品情報の表示として商品見本3Aを上下2段に陳列する資格制限商品陳列部4A、5A(資格制限商品表示部)と、購入資格制限のないア〜ウの3種類(3種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の商品(例えば玩具)からなる商品グループの商品見本3Bと、それとは別のカ〜クの3種類(3種類に限るものではなく、複数種類であればよい。)の商品(例えば玩具)からなる商品グループの商品見本3Cを商品情報の商品グループ毎の表示として商品グループ別に上下2段に陳列する非資格制限商品陳列部4B,5B(非資格制限商品表示部)が設けられ、上下2段の資格制限商品陳列部4A、5Aの各商品見本陳列位置に対応して、利用客が商品を種類別に個別に選択して購入するために操作する商品選択ボタン6(商品選択操作部)が設けられ、商品グループ毎の上下2段の非資格制限商品陳列部4B,5Bの各商品見本陳列位置に対応して、グループ選択販売により商品の種類を選択せずに商品を購入するために利用客が操作するグループ選択ボタン7(グループ選択操作部)が設けられている。
そして、商品選択ボタン6およびグループ選択ボタン7は、それぞれランプが内蔵され、ランプ点灯を正面から目視可能となっている。また、扉体2には、購入資格制限のないア〜ウの商品が1つの商品グループであり、購入資格制限のないカ〜クの商品が別の商品グループであることを示すような枠表示18A,18Bが設けられている。また、扉体2には、先の第1の例と同様に、硬貨投入口8、紙幣投入口9、返却レバー10、金額表示部11、返却口12、商品払出口13、カードリーダ17がそれぞれ設けられている。
この実施形態(第4の例)の自動販売機は、購入資格を有する利用客であることの確認を条件として、資格制限販売処理により、購入資格制限のある例えばA、Bの2種類の商品(例えば煙草)の中から利用客が選択した商品を個別に販売可能であり、また、購入資格を有する利用客であることの確認なしに、グループ選択販売処理により、購入資格制限のない例えばア〜ウの3種類の商品(例えば玩具)からなる商品グループの中から、あるいは、カ〜クの3種類の商品(例えば玩具)からなる商品グループの中から、利用客の選択によらずにいずれかの種類の商品をランダムに選択して販売可能である。そして、その販売形態、販売動作制御等は先の第1の例と同様である。
(実施形態の第5の例)
図10は本発明の実施形態の第5の例の自動販売機の商品種別自動認識装置の配置図である。
この実施形態(第5の例)の自動販売機は、商品コラム14,15に収納されている商品の種類を商品毎に自動認識する商品種別自動認識手段として、商品コラム14,15の下部に配置された商品投出ユニット16に、タグリーダ51が付設されている。
図10は本発明の実施形態の第5の例の自動販売機の商品種別自動認識装置の配置図である。
この実施形態(第5の例)の自動販売機は、商品コラム14,15に収納されている商品の種類を商品毎に自動認識する商品種別自動認識手段として、商品コラム14,15の下部に配置された商品投出ユニット16に、タグリーダ51が付設されている。
この実施形態(第5の例)では、商品を入れる箱状容器Pや、内容物である商品(例えば煙草や玩具)に、ICタグ52を埋め込んだり貼り付けたりして付設し、商品の種類(商品名)などの情報を記憶しておく。そして、販売動作中に、商品コラム14,15の最下段の投出位置にある商品(箱状容器P)のICタグ52に記憶された情報をタグリーダ51で読み取る。
そして、読み取った商品の種類(商品名)が、メモリ21に記憶されている商品の種類(図4の収納テーブルに設定されている商品コラムとの対応関係)と異なる場合は、その商品コラムからの商品の投出を中止することで、誤販売を防止するようにしている。これにより、例えば、未成年者に煙草を誤って販売してしまうのを防止することができる。
この場合、例えば図4に示す収納テーブルの設定は、ボタン番号とコラム番号とグループ名については例えば自動販売機に付属のリモコン(図示なし)によって行う必要があるが、商品の種類(商品名)については、商品コラム毎に最初に収納した商品の種類をタグリーダ51が読み取ることで自動的に設定するようにしてもよく、そうすることでリモコンによる商品名の入力が不要となる。
また、ICタグ52に、価格や購入資格制限の有無等も記録して、商品コラム毎に最初に収納した商品の種類をタグリーダ51が読み取ることで価格や購入資格制限の有無等を自動的に設定するようにすれば、図5の判定テーブルも不要となる。
この実施形態(第5の例)の自動販売機の商品陳列部、商品選択ボタン、グループ選択ボタン等の構成および配置や、資格制限販売およびグループ選択販売の制御動作は、先の第1〜4の例と同様のものとすることができる。
(実施形態の第6の例)
図11は本発明の実施形態の第6の例の自動販売機の販売中止制御のフローチャートである。
この実施形態(第6の例)は、各商品コラムについて、収納する商品の種類を間違えるなどの収納ミスを検知し、収納ミスがあった場合に販売中止とする制御を行うもので、その制御では、まず、各商品コラムについて、収納する商品の種類の設定に変更があったかどうかの監視を行う(ステップT1)。
図11は本発明の実施形態の第6の例の自動販売機の販売中止制御のフローチャートである。
この実施形態(第6の例)は、各商品コラムについて、収納する商品の種類を間違えるなどの収納ミスを検知し、収納ミスがあった場合に販売中止とする制御を行うもので、その制御では、まず、各商品コラムについて、収納する商品の種類の設定に変更があったかどうかの監視を行う(ステップT1)。
そして、設定変更がないというときは、次いで、各商品コラム内の商品収納状態に変化(商品の投出や、新たな商品の収納)があったかどうかの監視を行う(ステップT2)。
そして、商品収納状態に変化がないというときは、自動販売機が販売動作を停止した状態かどうかを判定し(ステップT3)、停止していないときは、リターンして、設定変更の監視(ステップT1)および商品収納状態の監視(ステップT2)の処理を繰り返す。
そして、いずれかの商品コラムについて、収納する商品の種類の設定に変更があった(ステップT1の判定がYES)というとき、あるいは、各商品コラム内の商品収納状態に変化があった(ステップT2の判定がYES)というときは、タグリーダ51により商品コラム14,15の最下段の投出位置にある商品のICタグ52に記憶された情報をタグリーダ51で読み取って商品の種類を自動認識する(ステップT4)。
そして、各商品コラムについて、自動認識した商品の種類と各商品コラムに収納する商品として予め記憶されている商品の種類とを比較し(ステップT5)、一致しない場合は装填ミスとして、全ての商品コラムからの商品の投出を禁止し販売を中止する(ステップT6)。
この実施形態(第6の例)の自動販売機は、先の第5の例と同様、商品コラム14,15に収納されている商品の種類を商品毎に自動認識する商品種別自動認識手段として、商品コラム14,15の下部に配置された商品投出ユニット16に、タグリーダ51を付設する(図10参照)。
そして、商品を入れる箱状容器Pや、内容物である商品(例えば煙草や玩具)に、ICタグ52を埋め込んだり貼り付けたりして付設し、商品の種類(商品名)などの情報を記憶しておく。
また、各商品コラム内の商品収納状態の変化を検知するために、商品投出ユニット16の動作により商品投出を検知する手段、コラム開口位置で新たな商品の投入を検知する手段、コラム内の全商品を検知して商品収納数を計数する手段、コラム内の全商品重量を計量する手段等の内の少なくとも一つを設ける。
また、この実施形態(第6の例)の自動販売機の商品陳列部、商品選択ボタン、グループ選択ボタン等の構成および配置や、資格制限販売およびグループ選択販売の制御動作は、先の第1〜4の例と同様のものとすることができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、購入資格制限のない商品(例えば玩具)を収納する商品コラム15には、商品を種類毎に個別に収納する、つまり、1つの商品コラム15には同じ種類の商品を収納することとし、グループ選択販売に際して、どのグループ選択ボタン7が押下されたかに関係なく、選択確率等に基づいてランダムにいずれかの種類の商品を選択し、その選択した商品を収納した商品コラム15から商品を投出するようにしているが、他の例として、購入資格制限のない商品(例えば玩具)を収納する商品コラム15のそれぞれに同じ商品グループの複数の種類の商品を混在させて収納するようにしてもよい。その場合、収納テーブル(図4)に基いて、押下されたグループ選択ボタン7に対応する商品コラム15から商品を投出するようにしてもよいし、押下されたグループ選択ボタン7に関係なく、所定の順序で選択された収納コラム15から商品を投出するようにしてもよい。
上記実施形態では、購入資格制限のない商品(例えば玩具)を収納する商品コラム15には、商品を種類毎に個別に収納する、つまり、1つの商品コラム15には同じ種類の商品を収納することとし、グループ選択販売に際して、どのグループ選択ボタン7が押下されたかに関係なく、選択確率等に基づいてランダムにいずれかの種類の商品を選択し、その選択した商品を収納した商品コラム15から商品を投出するようにしているが、他の例として、購入資格制限のない商品(例えば玩具)を収納する商品コラム15のそれぞれに同じ商品グループの複数の種類の商品を混在させて収納するようにしてもよい。その場合、収納テーブル(図4)に基いて、押下されたグループ選択ボタン7に対応する商品コラム15から商品を投出するようにしてもよいし、押下されたグループ選択ボタン7に関係なく、所定の順序で選択された収納コラム15から商品を投出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、利用客のIDカードを読み取るカードリーダ17を購入資格確認手段としているが、購入資格確認手段としては、他に、利用者が所持する資格確認用の専用カードや運転免許証を読み取って確認するものや、暗証番号で確認するものや、指紋などのバイオメトリクスを利用したものなどでもよい。
また、上記実施形態の第5および第6の例では、商品コラム14,15に収容された商品の種類を自動認識する商品種別自動認識手段は、商品に付設したICタグ52をタグリーダ51で読み取るようにしたものであるが、商品種別自動認識手段としては、他に、商品に印刷された二次元コードをカメラで読み取るようにしたものでもよく、また、商品の容器のデザインをカメラで撮影して商品の種類を判別するようにしたものでもよい。
1 自動販売機本体
2 扉体
4 資格制限商品陳列部
5 非資格制限商品陳列部
6 商品選択ボタン
7 グループ選択ボタン
14、15 商品コラム
16 商品投出ユニット
17 カードリーダ
20 制御部
21 メモリ
31 商品番号表示部
32 テンキー
51タグリーダ
52 ICタグ
P 箱状容器(商品)
2 扉体
4 資格制限商品陳列部
5 非資格制限商品陳列部
6 商品選択ボタン
7 グループ選択ボタン
14、15 商品コラム
16 商品投出ユニット
17 カードリーダ
20 制御部
21 メモリ
31 商品番号表示部
32 テンキー
51タグリーダ
52 ICタグ
P 箱状容器(商品)
Claims (10)
- 購入資格制限のある少なくとも1種類の商品の商品情報を表示する資格制限商品表示部と、
購入資格制限のない複数種類の商品の商品情報を商品グループ毎に表示する非資格制限商品表示部と、
前記購入資格制限のある商品を種類別に個別に選択する操作を行う商品選択操作部と、
前記購入資格制限のない複数種類の商品を商品グループ別に選択する操作を行うグループ選択操作部と、
前記購入資格制限のある商品と前記購入資格制限のない複数種類の商品を収納する商品収納部と、
購入資格を有する利用客であることの確認を行う購入資格確認手段と、
購入資格を有する利用客であることの確認を条件として購入資格制限のある商品の中から利用客が選択した商品を販売するための資格制限販売処理を行う資格制限販売処理手段と、
購入資格を有する利用客であることの確認を条件としないで前記購入資格制限のない複数種類の商品の中から商品グループ毎に利用客の選択によらずに個別商品を選択して販売するためのグループ選択販売処理を行うグループ選択販売処理手段を備えたことを特徴とする自動販売機。 - 前記購入資格制限のある少なくとも1種類の商品販売可能であることを商品の種類別に表示する販売商品表示ランプと、
前記購入資格制限のない複数種類の商品が販売可能であることを商品グループ別に表示する販売商品グループ表示ランプと、
購入資格を有する利用客であることを確認したときに、利用者が提示した支払金額以下の商品および商品グループに対応する前記販売商品表示ランプおよび前記販売商品グループ表示ランプを全て販売可能表示の状態にするランプ表示処理手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記購入資格制限のある少なくとも1種類の商品が販売可能であることを商品の種類別に表示する販売商品表示ランプと、
前記購入資格制限のない複数種類の商品が販売可能であることを商品グループ別に表示する販売商品グループ表示ランプと、
購入資格を有する利用客であることを確認したときに、利用客が提示した支払金額以下の商品に対応する前記販売商品表示ランプを全て販売可能表示の状態にする一方で、前記販売商品グループ表示ランプを全て販売不能表示の状態にするランプ表示処理手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記購入資格制限のある少なくとも1種類の商品販売可能であることを商品の種類別に表示する販売商品表示ランプと、
前記購入資格制限のない複数種類の商品が販売可能であることを商品グループ別に表示する販売商品グループ表示ランプと、
購入資格を有する利用客であることを確認したときに、利用客が提示した支払金額以下の商品および商品グループに対応する前記販売商品表示ランプおよび前記販売商品グループ表示ランプを全て販売可能表示の状態にする第1のランプ表示モードのランプ表示処理手段と、
提示金額以下の商品に対応する前記販売商品表示ランプを全て販売可能表示の状態にする一方で、前記販売商品グループ表示ランプを全て販売不能表示の状態にする第2のランプ表示モードのランプ表示処理手段と、
前記第1のランプ表示モードのランプ表示処理手段によるランプ表示処理と前記第2のランプ表示モードのランプ表示処理手段によるランプ表示処理とを選択可能なランプ表示モード設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記購入資格制限のある少なくとも1種類の商品と前記購入資格制限のない複数種類の商品がいずれも箱形商品で、
前記商品収納部として、前記箱形商品を種類別に集積収納する複数の商品コラムが設けられるとともに、
それら複数の商品コラムに集積収納された商品を商品コラム毎に順次払い出す投出ユニットが設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動販売機。 - 前記非資格制限商品表示部として、購入資格制限のない複数種類の商品の商品情報の表示として商品見本を陳列する商品グループ毎の非資格制限商品陳列部が設けられ、
前記グループ選択操作部が、前記商品グループ毎の非資格制限商品陳列部に対応して非資格制限商品陳列部毎に設けられ、
前記グループ選択販売処理手段は、前記グループ選択操作部が操作されたときに、その操作されたグループ選択操作部に対応する商品グループを利用客が選択した商品グループと認識してグループ選択販売処理を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の自動販売機。 - 前記複数の商品コラムに収納する商品の種類を商品コラム毎に設定する収納商品設定手段と、
前記収納商品設定手段により設定された商品コラム毎の商品の種類を含む種別情報を記憶する収納商品種別記憶手段と、
前記収納商品種別記憶手段により記憶された種別情報に基づいて商品コラム毎に購入資格制限の有無を判定する資格制限判定手段を備えたことを特徴とする請求項5または6記載の自動販売機。 - 前記複数の商品コラムに収納されている商品の種類を商品毎に自動認識する商品種別自動認識手段を備えたことを特徴とする請求項7記載の自動販売機。
- 前記商品種別自動認識手段により商品毎に自動認識した商品の種類が前記収納商品種別記憶手段により記憶されている商品の種類と異なるときはその商品が収納されている商品コラムからの商品の払い出しを中止する誤販売防止手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の自動販売機。
- 前記購入資格確認手段により購入資格を有する利用客であると確認した場合は、購入資格制限のない商品を購入不能にする誤購入防止手段を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008294523A JP2010122803A (ja) | 2008-11-18 | 2008-11-18 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008294523A JP2010122803A (ja) | 2008-11-18 | 2008-11-18 | 自動販売機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010122803A true JP2010122803A (ja) | 2010-06-03 |
Family
ID=42324107
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JP2008294523A Pending JP2010122803A (ja) | 2008-11-18 | 2008-11-18 | 自動販売機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010122803A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012033158A (ja) * | 2010-07-05 | 2012-02-16 | Mamiya Op Co Ltd | 自動券売機および自動券売機システム |
-
2008
- 2008-11-18 JP JP2008294523A patent/JP2010122803A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012033158A (ja) * | 2010-07-05 | 2012-02-16 | Mamiya Op Co Ltd | 自動券売機および自動券売機システム |
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