JP2007136877A - 熱転写受像シート - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な白色性を維持しつつ、耐光性を向上させ、耐久性のある高品質な画像を得ることができる熱転写受像シートを提供する。
【解決手段】本発明の熱転写受像シートは、基材の少なくとも一方の面上に染料受容層を設けてなり、前記染料受容層が、染着樹脂および下記式(1)で表される化合物からなることを特徴とする。
【化1】
Figure 2007136877

(式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して、−C2n+1であり、nは1〜3の整数である。)
【選択図】なし

Description

本発明は熱転写記録媒体と組み合わせて用いられる熱転写受像シートに関し、詳しくは、良好な白色性を維持しつつ、耐光性を向上させた画像を得ることができる熱転写受像シートに関する。
簡便で鮮明に記録できる方式として感熱転写記録方式が広く用いられている。この感熱転写記録方式の中でも昇華型感熱転写記録方式は、熱溶融型転写記録方式に比べて階調性に優れるため、高画質のフルカラー画像をパソコン、ビデオ、デジタルカメラ等から簡便に出力できる記録方式として特に注目されている。昇華型感熱転写記録方式は、昇華性染料をバインダー中に分散させた染料担持層を基材フィルムに積層してなる昇華型感熱転写リボンに、熱転写受像シートを重ね、昇華型感熱転写リボンの反対側からサーマルヘッド等により熱エネルギーを加えることで染料担持層中の染料のみを昇華させ、熱転写受像シートの染料受容層に染料を転写、吸収させることによって階調性の画像を形成する方式である。
しかしながら、昇華型感熱転写記録方式で得られた画像は染料で形成されていることから、紫外線に暴露されると画像が褪色したり変色するという問題点がある。これを解決するために、特許文献1では、熱転写受像シートの昇華染料を受容する受容層中に紫外線吸収剤もしくは光安定剤を含有させ、紫外線吸収剤として、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を使用することが記載されている。また、特許文献2では、熱転写受像シートの染料受容層中に特定の構造式で表されるベンゾトリアゾール系及びベンゾフェノン系紫外線吸収剤を含有させることが記載されている。
特開昭61−229594号 特開平5−139057号
特許文献1や特許文献2に記載されている、熱転写受像シートに含有されるベンゾトリアゾール系及びベンゾフェノン系紫外線吸収剤は、ともに紫外線吸収剤自身が黄色味を帯びているため、耐光性の効果を得るための量を含有させると、染料受容層が黄色味がかってしまい、白色性が劣る。そして、白色性が劣ると発色した画像とのコントラストが低くなり、高品質な画像を得ることができないという問題点があった。このため、本発明は良好な白色性を維持しつつ、耐光性を向上させ、耐久性のある高品質な画像を得ることができる熱転写受像シートを提供することを目的とする。
本発明者は、特定の構造式で表される化合物を紫外線吸収剤として染料受容層に含有させることにより、染料受容層中の染着樹脂を着色することなしに、耐光性が向上できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の熱転写受像シート(以下、単に「受像シート」ともいう)は、少なくとも一方の面上に染料受容層を設けてなり、前記染料受容層が、染着樹脂および下記式(1)で表される化合物からなることを特徴とする。
Figure 2007136877
(式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して、−C2n+1であり、nは1〜3の整数である。)
従来のベンゾトリアゾール系およびベンゾフェノン系の紫外線吸収剤を含有させると、紫外線吸収剤自身が有している色によって受像シートの白色性が害され、結果として画像のコントラストが悪く高品質な画像が得られないといった弊害があった。これに対し、本発明の受像シートによれば、受像シート本来の白色性を維持することができるため、画像のコントラストが優れ、高品質な画像を得ることができる。
また、本発明の受像シートを使用して形成された画像は著しく向上した耐光性を有しているため、画像が劣化することがなく保存性に優れる。
本発明の受像シートは、基材の少なくとも一方の面上に染料受容層を設け、この染料受容層が染着樹脂および下記式(1)で表される化合物からなる。
Figure 2007136877
式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して、−C2n+1であり、nは1〜3の整数である。
中でも、nが1で、かつ、R、R、Rすべてが同じである化合物が好ましい。
本発明で使用する基材としては、従来から受像シートの基材として使用されているものをいずれも使用することができる。たとえば、上質紙、アート紙などの紙や、合成樹脂や各種プラスチックラミネート紙などの合成紙、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体など、各種プラスチックのフィルムやシートを使用することができる。また、これらのプラスチックに白色顔料や、充填剤を加えて成膜した白色不透明のフィルムや発泡シート等を使用することもできる。
特に、紙を芯材として、少なくとも染料受容層側の面上にポリエチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンを材料とした発泡シートを貼り合せた多層構造の基材が好ましい。芯材を紙にすることにより、基材自体の機械的強度や剛性を得ることができる。また、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンを材料とした発泡シートを貼り合せることにより、クッション性を付与し、感熱転写媒体の染料層と受像シートの染料受容層との密着性を高め、画質を向上させることができる。なお、受像シートがカールするのを防止することを考慮すると、染料受容層とは反対の面上にも同じ材質のシートを貼り合せた多層構造の基材が好ましい。
染料受容層は、熱転写記録媒体から移行してくる昇華性染料などの色材を受容し、形成された画像を維持するための層である。このため、染料に対し染着性のある樹脂(以下、「染着樹脂」という)を主成分とする。染着樹脂としては、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化酢酸ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂等が挙げられる。
染料受容層には、染料受容層の白色度を向上させて印画された画像の鮮明度を上げる目的で、着色材を添加することが好ましい。着色材としては、酸化チタン、酸化亜鉛、カオリンクレー、炭酸カルシウム、粉末シリカ等の顔料や充填剤が挙げられる。中でも酸化チタンが好ましく、特にルチル型酸化チタンが好ましい。酸化チタンはアナタース型とルチル型に大別できるが、ルチル型はアナタース型と比較して黄変しにくいためである。さらに耐光性や分散性を改良するため、酸化チタン粒子の表面がアルミニウムやケイ素の酸化物で被覆されていることが好ましい。着色剤の配合量は、受容層全体の固形分に対して、3〜20重量%、好ましくは5〜15重量%である。この範囲より少ないと着色剤としての効果が少なく、一方、多すぎると染料受容層全体の染着性を阻害するおそれがある。
染料受容層に含まれる、紫外線吸収剤としての上記式(1)で表される化合物のうち、好ましい化合物、すなわち、式中、nが1で、かつ、R、R、Rすべてが同じである化合物としては、クライアントジャパン製Hostavin PR−25 Granが挙げられる。
さらに、染料受容層が、紫外線吸収剤として、下記式(2)で表される化合物を含有することが好ましい。
Figure 2007136877
式(1)で表される化合物を紫外線吸収剤として用いることにより、受像シート本来の白色性を害さず、耐光性を実用上問題ないレベルまで向上させることは可能であるが、式(2)で表される化合物を式(1)で表される化合物と併用することにより、白色性を維持しつつ、式(1)で表される化合物単体の使用よりも耐光性をさらに向上させることができる。具体的には、紫外線に曝される程度がより厳しい条件下においても、化合物を併用した場合には耐光性の効果がより持続する。
なお、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤自体を受像シートに用いることは公知であるが、本発明の一態様においては、式(2)で表されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を、式(1)で表される化合物と組み合わせることに特徴があり、この組み合わせにより耐光性における顕著な効果を得ることができる。
紫外線吸収剤の含有量、すなわち、染料受容層中の式(1)で表される化合物単体、または、式(1)で表される化合物と式(2)で表される化合物とを合わせた含有量は、染料受容層を形成する樹脂固形分全体に対し、3〜20重量%、さらには8〜15重量%が好ましい。含有量がこの範囲より少ないと耐光性が不十分となり、一方、この範囲を超えると染料受容層の面がべとついたり、得られた画像が汚れたりして好ましくない。
また、染料受容層中に含有させる、式(1)で表される化合物と式(2)で表される化合物との重量比は8:2〜4:6であることが好ましい。式(1)で表される化合物がこの範囲より少ないと、受像シートの白色性を劣化させるおそれがあり、一方、式(2)で表される化合物がこの範囲より少ないと、実用上問題ないが、より過酷な条件下における耐光性の面で劣化するおそれがある。式(2)で表される化合物としては、Everlight Chemical Industrial Corporation 製のEVERSORB 234が挙げられる。
式(2)で表される化合物を併用する場合、染着樹脂はポリエステル樹脂であることが好ましい。染着樹脂がポリエステル樹脂であると、式(2)で表される化合物の溶解性が良好となるからである。この理由については定かではないが、ポリエステル樹脂が式(2)で表される化合物に対して、いわゆる可塑剤的な役割をしているのではないかと思われる。
なお、熱転写記録媒体との熱融着を防ぐ程度の離型性を持たせるために、染料受容層に離型剤を含有させたり、染料受容層の上に離型層を設けてもよい。この他、顔料等の各種添加剤を添加してもよい。なお、染料受容層の塗布量は、乾燥後の固形分として、2.5〜8.0g/m2 であることが好ましい。また、基材と染料受容層との間には、層間の接着性を考慮して、接着層を設けてもよい。
[実施例1]
基材として、三菱製紙製A−2コート(厚さ110μm、坪量127g/cm)上に、ウレタン系接着剤(塗布量5g/m)を介して、多層発泡ポリプロピレンフィルム(東セロ製NW−2、厚さ30μm)をドライラミネーションにて積層させた。さらに、基材の反対側に、ウレタン系接着剤(塗布量5g/m)を介して、ポリプロピレンフィルム(王子特殊紙製POW−1、厚さ50μm)をドライラミネーションにて積層させた。
次に、積層させた多層発泡ポリプロピレンフィルム上に、下記組成の染料受容層用塗工液を塗布量4g/mで塗布し、乾燥させて厚さ4μmの染料受容層を形成し、本発明にかかる受像シートを作製した。
(染料受容層用塗工液の組成)
紫外線吸収剤 1.6重量部
(式(1)の化合物、Hostavin PR−25 Gran.クライアントジャパン製)
ポリエステル樹脂(バイロン290、東洋紡製) 12.0重量部
ルチル型酸化チタン 1.6重量部
(タイペークCR−60−2、粒子の表面Al処理、石原産業製)
トルエン 42.4重量部
メチルエチルケトン 42.4重量部
合計 100.0重量部
[実施例2]
実施例1の紫外線吸収剤を、式(1)で表される化合物1.6重量部のみから、式(1)の化合物0.96重量部、および式(2)の化合物(EVERSORB 234、EverlightChemical Industrial Corporation 製)0.64重量部とした以外は実施例1と同様にして、受像シートを作製した。
[実施例3]
実施例1の紫外線吸収剤を、式(1)で表される化合物1.6重量部のみから、式(1)の化合物1.28重量部、および式(2)の化合物(EVERSORB 234、EverlightChemical Industrial Corporation 製)0.32重量部とした以外は実施例1と同様にして、受像シートを作製した。
[実施例4]
実施例1の紫外線吸収剤を、式(1)で表される化合物1.6重量部のみから、式(1)の化合物0.64量部、および式(2)の化合物(EVERSORB 234、EverlightChemical Industrial Corporation 製)0.96重量部とした以外は実施例1と同様にして、受像シートを作製した。
[実施例5]
実施例1の紫外線吸収剤を、式(1)で表される化合物1.6重量部のみから、式(1)の化合物1.44量部、および式(2)の化合物(EVERSORB 234、EverlightChemical Industrial Corporation 製)0.16重量部とした以外は実施例1と同様にして、受像シートを作製した。
[実施例6]
実施例1の紫外線吸収剤を、式(1)で表される化合物1.6重量部のみから、式(1)の化合物0.48量部、および式(2)の化合物(EVERSORB 234、EverlightChemical Industrial Corporation 製)1.12重量部とした以外は実施例1と同様にして、受像シートを作製した。
[実施例7]
実施例3の式(2)で表される化合物を下記式(3) で表される化合物(商品名:EVERSORB 73、Everlight Chemical Industrial Corporation 製)に変更した以外は実施例3と同様にして、受像シートを作製した。本実施例は、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤としての式(2)で表される化合物と、下記式(3) で表される化合物との効果の比較を行うものである。
Figure 2007136877
[実施例8]
実施例2における染着樹脂のポリエステル樹脂バイロン290を、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(VYLF、UCC製)に変更した以外は実施例2と同様にして、受像シートを作製した。なお、式(2)で表される化合物が溶解しなかったため、実施例2における配合量0.64重量部を、ぎりぎり溶解可能な量である0.10重量部へと変更した。
[実施例9]
実施例2のルチル型酸化チタン(タイペークCR−60−2)を、アナタース型酸化チタン(タイペークA−220、粒子表面Al処理、石原産業製)に変更した以外は実施例2と同様にして、受像シートを作製した。
[比較例1]
実施例1の紫外線吸収剤を、式(1)で表される化合物から、式(2)で表される化合物に変更した以外は実施例1と同様にして、受像シートを作製した。
[比較例2]
実施例1の紫外線吸収剤を除いた以外は実施例1と同様にして、受像シートを作製した。
[評価試験]
(白色性)
各実施例および比較例で作製された受像シートの染料受容層表面のハンター白色度を、日本電色工業製の分光色差計NF777を使用して求めた。白色度の数値が高いほど白く、また、白色度が高いとコントラストのよい画像を得ることができる。評価基準は以下のとおりとし、結果を表1〜3に示す。
○:白色度90%以上。
△:白色度85%以上90%未満。
×:白色度85%未満。
(耐光性)
ソニー製CVP・G7プリンターおよびこのプリンターの純正リボンと、各実施例および比較例で作製した受像シートとを用いて、反射濃度がほば1.0となるように印画を行った。得られた各印画物を、岩崎電気製 EYESUPER UV TESTER SUV-W151を用いてそれぞれ、6時間(耐光性A)およびさらに厳しい条件として72時間(耐光性B)紫外線を照射させ、照射前後の反射濃度をマクベス濃度計RD-918(グレタグ・マクベス製)により測定した。耐光性は下記式により得られた濃度減衰率(%)で表す。
濃度減衰率(%)={1−(照射後の反射濃度/照射前の反射濃度)}× 100
数値が0%に近いほど濃度変化が少なく、耐光性が良好であり、数値が100%に近くなるほど濃度変化が大きく、耐光性が悪い。評価基準を以下のとおりとし、結果を表1〜3に示す。
(耐光性A)
○:減衰率が10%未満。
△:減衰率が10%以上15%未満。
×:減衰率が15%以上。
(耐光性B)
○:減衰率が20%未満。
△:減衰率が20%以上30%未満。
×:減衰率が30%以上。
Figure 2007136877
実施例1の受像シートは、紫外線吸収剤として式(1)で表される化合物を使用したことにより、受像シートの白色性を損なうことなく、耐光性を実用可能レベルまで向上させることができた。実施例2の受像シートは、紫外線吸収剤として、式(2)で表される化合物を併用したことにより、実施例1の受像シートに比べ、厳しい条件においても、さらに耐光性が向上し、すべての項目において良好な結果が得られた。実施例3および4についても同様である。
Figure 2007136877
実施例5の受像シートは、実施例2〜4の受像シートと比較して、式(2)で表される化合物の含有量が少ないため、耐光性が若干劣る結果となった。実施例6の受像シートは、実施例2〜4の受像シートと比較して、式(2)で表される化合物の含有量が多いため、白色性が若干劣る結果となった。これらの結果より、式(1)で表される化合物と式(2)で表される化合物の含有量の比は、8:2〜4:6が好ましいことが分かる。実施例7は実施例3の受像シートにおける式(2)で表される化合物を、式(2)で表される化合物と同じベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤である、式(3)で表される化合物に変更した例であるが、若干白色性に劣る結果となった。このことから、同じベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤でも式(2)で表される化合物の方が好ましいことが分かる。実施例2と実施例8との比較により、式(2)で表される化合物とポリエステル樹脂との組み合わせにおいて良好な結果が得られることが分かる。これはこの組み合わせにおいて、(2)で表される化合物の含有量が多くできるためである。
Figure 2007136877
実施例9では、実施例2のルチル型酸化チタンをアナタース型酸化チタンに変更したため、酸化チタンが黄変し、白色性が実施例2の受像シートよりも若干劣る結果となった。比較例1では、式(1)で表される化合物が含有されずに式(2)で表される化合物のみが含有されているため、白色性が悪くなった。比較例2は紫外線吸収剤を含有していないため耐光性が悪くなった。

Claims (4)

  1. 基材の少なくとも一方の面上に染料受容層を設けてなる熱転写受像シートにおいて、前記染料受容層が、染着樹脂および下記式(1)で表される化合物からなることを特徴とする熱転写受像シート。
    Figure 2007136877
    (式中、R、RおよびRはそれぞれ独立して、−C2n+1であり、nは1〜3の整数である。)
  2. さらに、下記式(2)で表される化合物を含有し、前記式(1)で表される化合物と下記式(2)で表される化合物との重量比が8:2〜4:6である請求項1記載の熱転写受像シート。
    Figure 2007136877
  3. 染着樹脂がポリエステル樹脂である請求項2記載の熱転写受像シート。
  4. さらに、染料受容層が着色材として、ルチル型酸化チタンを含有する請求項1〜3記載の熱転写受像シート。
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