JP2007136046A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特賞の優越感に浸っている遊技者の気分を損なうことなく確実に満タン状態を報知できる新規な遊技機の提供。
【解決手段】受皿に払い出された賞球の満タン状態を検出する満タン検出手段と、当該満タン検出手段で前記受皿が賞球で満タン状態であることが検出されたときにその旨を遊技者の視覚を通じて報知する視覚報知手段と、前記満タン検出手段で前記受皿が賞球で満タン状態であることが検出されたときにその旨を遊技者の聴覚を通じて報知する聴覚報知手段とを備え、前記聴覚報知手段は、前記視覚報知手段による視覚報知開始時から所定時間遅れて報知を開始する。これによって、遊技者が特賞の優越感に浸っているときなどにいきなり不快な警告音が発生したり、BGMが突然停止して遊技者の気分を大きく損ねてしまうような不都合を回避できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パチンコ機やパロット機などの遊技機の遊技中に受皿が賞球で満タン状態になったときにその旨を遊技者の視覚と聴覚に訴えて報知するようにようにした遊技機に関するものである。
一般に、従来のパチンコ機にあっては、いわゆる大当たりと称される特賞状態になると受皿に大量の賞球が短時間で払い出されてくるため、払い出された賞球を、いわゆるドル箱などと称される他の容器に次々と移しかえないと受皿が直ぐに一杯になってしまう。
このような満タン状態になった場合、従来のパチンコ遊技機にあっては遊技球の発射装置を制御してそれ以上の遊技球を発射できないようにしていたため、遊技者は遊技球の発射が突然停止したことで受皿が満タン状態になったことを知るようになっていた。しかしながら、殆どの特賞状態は時間制限があるため、遊技球の発射を停止させることで満タン状態を報知する方法では遊技者の損失が大きい。
そのため、例えば以下の特許文献1などでは、賞球の払出経路に満タン検出スイッチなどを設け、この満タン検出スイッチによって受皿の満タン状態が検出されたならば、その旨を遊技機の前側に設けられた図柄表示器やスピーカなどによって遊技者に報知するようにしている。
また、以下の特許文献2などでは、受皿やその受皿に設けられた球抜き機構やその近傍などに表示灯(ランプ)を設け、その表示灯の点灯または点滅などによって受皿の満タン状態を遊技者に対して視覚を通じて報知するようにしている。
特開2001−29634号公報 特開2004−147937号公報
ところで、従来技術のように音声によって満タン状態を報知する方法では、遊技者が特賞の優越感に浸っているときにいきなり不快な警告音が発生するため、遊技者の気分を大きく損ねてしまう。また、周囲の注目を集め、当該遊技者や他の遊技者に不快な思いをさせてしまう場合もある。
一方、最近のパチンコ機やパロット機は、特賞状態におけるランプなどによる演出が多彩で派手なものが多いため、表示灯のみによる報知では気が付かない場合が多い。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、特賞の優越感に浸っている遊技者の気分を損なうことなく確実に満タン状態を報知できる新規な遊技機を提供するものである。
前記課題を解決するために請求項1の遊技機は、
払い出された賞球を一時的に貯留する受皿を有する遊技機であって、前記受皿に貯留された賞球の満タン状態を検出する満タン検出手段と、当該満タン検出手段で前記受皿が賞球で満タン状態であることが検出されたときにその旨を遊技者の視覚を通じて報知する視覚報知手段と、前記満タン検出手段で前記受皿が賞球で満タン状態であることが検出されたときにその旨を遊技者の聴覚を通じて報知する聴覚報知手段とを備え、
前記聴覚報知手段は、前記視覚報知手段による視覚報知開始時から所定時間遅れて報知を開始するようになっていることを特徴とするものである。
すなわち、本発明に係る遊技機は、遊技者に対して遊技者の視覚と聴覚との両方に訴えることによって満タン状態を報知するに際して、最初に表示灯などによる遊技者の視覚を通じて満タン状態であることを報知し、それでも満タン状態が解消しないとき(気が付かないとき)には、その後に時間をずらして音声などによる遊技者の聴覚を通じて満タン状態であることを報知するようにしたものである。
このような構成としたことにより、遊技者が特賞の優越感に浸っているときにいきなり不快な警告音が発生して遊技者の気分を大きく損ねてしまうような不都合を回避することができる。
また、最終的には遊技者の視覚と聴覚との両方に訴えるようにしているため、視覚のみによる報知では気が付かない場合でも聴覚によって確実に満タン状態を報知することができる。
なお、後述する最良の実施の形態では、この「遊技機」として一般的なパチンコ機を例にして説明するが、本発明でいう「遊技機」とは、このようなパチンコ機のみならず、パロット機やいわゆる雀球機なども含むものである。
また、請求項2の遊技機は、
請求項1に記載の遊技機において、前記聴覚報知手段は、所定の報知音声を発生してその旨を遊技者に報知するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、視覚のみによる報知では気が付かない場合でも聴覚によって確実に遊技委の満タン状態を報知することができる。
ここで、「報知音声」とは、いわゆるブザーのような電子音だけでなく、予め録音された肉声または合成音声によるアナウンス(例えば、「受皿が満タンです。賞球を取り出してください」などといったメッセージ)なども含むものとする。
また、請求項3の遊技機は、
請求項2に記載の遊技機において、前記聴覚報知手段は、前記報知音声の音量を時間の経過と共に徐々に、または段階的に増大させるようなっていることを特徴とするものである。
これによって、前述した報知音声を発生するに際して大音量の報知音声がいきなり発生するようなことがなくなるため、特賞中の優越感に浸っている遊技者を驚かせたり不快な思いをさせることがなくなる。
また、その報知音声の音量は時間の経過と共に徐々に、または段階的に増大するため、発生当初に気が付かない場合でも、その後に音声の増大と共に確実にその旨を知らしめることができる。
また、請求項4の遊技機は、
請求項1に記載の遊技機において、前記聴覚報知手段は、前記賞球払出中に連続した背景音楽が発生するときは、当該背景音楽を停止してその旨を遊技者に報知するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、視覚のみによる報知では気が付かない場合でもそれまで流れていた背景音楽が停止することにより遊技者に対して確実に遊技機の満タン状態を報知することができる。
また、請求項5の遊技機は、
請求項4に記載の遊技機において、前記聴覚報知手段は、前記背景音楽を停止してその旨を遊技者に報知するに際して、当該背景音楽が複数の小節からなる楽曲であるときは、その小節の切れ目のタイミングで当該背景音楽を停止するようになっていることを特徴とするものである。
すなわち、請求項4の発明のように背景音楽を停止することで満タン状態を聴覚的に報知する場合、その背景音楽が複数の小節からなる流行歌などであるときは、その歌詞の途中でいきなり曲を停止してしまうと遊技者に対して不愉快な思いをさせることがある。
そのため、背景音楽が歌詞を伴う流行歌などのような複数の小節からなる楽曲であるときは、その小節の切れ目のタイミングで当該背景音楽を停止するようにすれば、遊技者に対して不愉快な思いを与えることなく満タン状態を確実に報知することができる。
また、請求項6の遊技機は、
請求項4または5に記載の遊技機において、前記聴覚報知手段は、前記背景音楽を停止してその旨を遊技者に報知するときは、当該背景音楽の音量を徐々にまたは段階的に減少させながら停止するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、いきなり背景音楽が停止することがなくなるため、遊技者に対して不愉快な思いを与えることなく満タン状態を確実に報知することができる。
なお、ここでいう背景音楽の「停止」とは、背景音楽の演奏を完全に停止する場合だけでなく、背景音楽は流れているもののその音量が通常の場合に比べて明らかに異なった(小さくなった)とわかるような場合も含むものとする(以下の「遊技機」に関する発明、「遊技機の満タン報知方法」に関する発明において同じである)。
また、請求項7の遊技機は、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技機において、前記視覚報知手段は、前記遊技機に備えられた専用または演出用の表示灯を点灯または点滅あるいは消灯させて報知するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、自己の遊技機が満タン状態が発生したことを遊技者に対して視覚を通じて効果的に報知することができる。
また、請求項8の遊技機は、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技機において、前記視覚報知手段は、前記遊技機に備えられた図柄表示装置を利用して報知するようになっていることを特徴とするものである。
すなわち、一般に遊技機の遊技中において遊技者の殆どは、その遊技機に備えられた液晶ディスプレイなどの図柄表示装置に表示される演出(動画)を注視しているため、その図柄表示装置を利用して満タン状態になったことを報知すれば、自己の遊技機が満タン状態が発生したことを遊技者に対して視覚を通じてより確実に報知することができる。
また、請求項9の遊技機は、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の遊技機において、前記聴覚報知手段は、前記視覚報知手段による報知後、所定時間内に前記受皿に貯留された賞球の満タン状態が解消されたときは、報知しないようになっていることを特徴とするものである。
これによって、遊技者が視覚報知手段による報知によって直ぐに満タン状態に気づき、受皿の玉抜き処理などをして満タン状態が解消したにもかかわらず、いたずらに報知音声を発したり、背景音楽を中断させることがなくなる。
以上要するに本発明によれば、遊技者が特賞の優越感に浸っているときなどにいきなり不快な警告音が発生して遊技者の気分を大きく損ねてしまうような不都合を回避することができる。
また、最終的には遊技者の視覚と聴覚との両方に訴えるようにしているため、視覚のみによる報知では気が付かない場合でも聴覚によって確実に満タン状態を報知することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明に係る遊技機100の実施の一形態を示した正面図である。
図示するようにこの遊技機100は多数の遊技球(金属球)を用いて遊技するパチンコ機であり、縦長矩形状をした外枠10とヒンジ機構により蝶着された内枠11の正面上部には、開閉自在なガラス扉12で覆われた遊技盤14が設けられている。
そして、この遊技盤14とガラス扉12の間には円形状の空間である遊技領域18が形成されており、発射装置(発射ハンドル)15から案内レール16を介して遊技領域18内上部に打ち込まれた遊技球がその自重によって遊技領域18内を落下し、その一部が遊技盤14底部に設けられたアウト口20から遊技領域18外へ排出されると共に、他の一部がその遊技盤14に形成された各種入賞口に入賞することでその入賞球数に応じた数の賞球(1個〜15個)が遊技領域18の下部に設けられた受皿22側へ次々と払い出されるようになっている。
また、この遊技盤14の中央部には液晶ディスプレイなどからなる表示部を備えた演出図柄表示装置24が設けられており、その下部に設けられた始動用入賞口26へ遊技球が入賞したときに行われる特賞の抽選結果(いわゆる大当たり)などを所定の演出などと共に表示するようになっている。
また、この始動用入賞口26の下部には、前方に開閉する開閉蓋28で塞がれた大入賞口30が形成されており、この始動用入賞口26への遊技球の入賞を契機に行われた特賞の抽選で当選したときに、その開閉蓋28を所定時間、所定回数、開閉動作を繰り返すことで遊技領域16内を落下する遊技球を大量に捕捉して入賞させるようになっている。
また、このガラス扉12の周囲には、電球やLEDなどからなる様々な色彩の表示ランプ(表示灯)32が設けられており、遊技中の演出や機器の状態(例えば、エラーやガラス扉12などの開閉状態)などとリンクして点灯または点滅するようになっている。
さらに、このガラス扉12の左上角部および右上角部には、スピーカ34、35が設けられており、遊技中の効果音や後述する満タン報知音声などを発するようになっている。
また、この遊技盤14の下方に設けられた受皿22は、遊技者側に突出しており、図示しない貸玉装置から供給された遊技球や払い出された賞球を一時的に保留すると共に、保留した遊技球を発射装置15に順次供給するようになっている。
そして、更にこの受皿22の前面部には、図示しない貸玉装置から遊技球を供給するための操作ボタン36(玉貸ボタンおよびカード返却ボタン)の他に、表示灯40が設けられており、この受皿22が賞球で満タン状態になったときにこの表示灯40が点灯または点滅してその旨を遊技者に報知するようになっている。
すなわち、この受皿22の下面部には、受皿22と連通する賞球排出口38が設けられており、受皿22が払い出された賞球で満タンになったときにこの受皿22からオーバーフローしてきた賞球を図示しない連絡通路を介して賞球排出口38側に排出するようになっている。
そして、この受皿22と賞球排出口38とを連通する連絡通路には、後述する満タン検出器(「満タンスイッチ」または「満タンセンサ」ともいう)401が設けられており、受皿22が賞球で満タンになってその連絡通路側まで賞球で満たされたときにその満タン検出器401が作動してその旨を後述する主制御基板側に検知するようになっている。
なお、この賞球排出口38は、図示しない開閉蓋によって塞がれており、受皿22の下方に設けられた中央球抜きボタン52を操作してこの賞球排出口38を開閉することによって受皿22およびその連絡通路内に溜まった賞球を排出するようになっている。
また、この受皿22の下流側(発射装置15側)と賞球排出口38間も図示しない球抜き通路によって連通されており、遊技者が受皿22の左上部の左球抜きボタン42を操作したときにその球抜き通路を介して受皿22内の賞球を賞球排出口38側に抜き出すことができるようになっている。
また、図1中44は一般入賞口、46は遊技盤14側に設けられた演出用の表示ランプ、47は賞球払出エラー表示灯、48は払い出し状態エラー表示灯、49は普通図柄始動入賞口、50は普通図柄表示装置、51は特別図柄表示装置、54は始動用入賞口26への始動入賞球数を示す保留ランプ、56は鍵穴である。
次に、図2はこのような構成をした本発明の遊技機100の制御系の構成を示すブロック図である。
図示するように、本発明の遊技機100の制御系の構成は、遊技球の入賞の検出や特賞の抽選などといったメインの制御を行う主制御基板200と、この主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて各種演出などに関する制御を実施する複合サブ制御基板300と、同じく主制御基板200からの指令(制御コマンド)を受けて主に賞球の払い出しに関する制御を実施する賞球払出制御基板400と、特別図柄を表示する特別図柄表示装置51を制御する特別図柄表示基板500と、普通図柄を表示する普通図柄表示装置50を制御する普通図柄表示基板600と、特賞状態などに大入賞口30を開閉動する大入賞口ソレノイド700と、これら各基板などに電源を供給する電源部800とから主に構成されている。
まず、この主制御基板200は、CPU(中央演算処理装置)210、RAM(主記憶装置)220、ROM(読出用記憶装置)230、タイマ240、入力用ポート250、出力用ポート260などをバス211で接続してなるマイクロコンピュータから構成されており、CPU210がROM230に書き込まれた各種制御用プログラムと入力用ポート250から入力される各種情報に基づいて所定の処理を実施し、その処理結果に応じた制御信号を司令用の制御コマンドを介して出力用ポート260から複合サブ基板300などへ出力するようになっている。
そして、この入力用ポート250には、前述した始動用入賞口26への遊技球の入賞を検出する始動口入賞検出器(スイッチ)251や前述した大入賞口30への遊技球の入賞を検出する大入賞口入賞検出器(スイッチ)252、一般入賞口44や普通図柄始動入賞口48などへの入賞を検出する各種入賞口検出器(スイッチ)253、発射装置15の操作や賞球の不足状態などを検出するための各種検出器254が接続されており、これら各検出器251、252、253、254で検出された信号がこの入力用ポート250を介して主制御基板200側に適宜入力されるようになっている。
また、この入力用ポート250には、これら各検出器251、252、253、254の他に、賞球払出制御基板400の出力ポート(図示せず)側が接続されており、前述した受皿22の満タン状態を検出する満タン検出器401で検出された満タンエラー情報および満タンエラー解除情報も適宜入力されるようになっている。
次に、複合サブ制御基板300は、この主制御基板200の出力用ポート260側に接続されており、ランプ制御基板310と、音声制御基板320と、演出図柄制御基板330に対してそれぞれの制御コマンドを送信して主に演出に関する制御を複合的に制御するようになっている。
そして、ランプ制御基板310は、前述した演出用のランプ32や報知用のランプ40の点灯または点滅、消灯などの表示灯に関する制御を実施すると共に、音声制御基板320は、前述したスピーカ34,35による音声に関する制御を、また、演出図柄制御基板330は、前述した演出図柄表示装置24による演出図柄に関する制御をそれぞれ実施するようになっている。
なお、この複合サブ制御基板300も前述した主制御基板200と同様に、図示しないCPUやRAM、ROM、タイマ、入出力用ポートなどからなるマイクロコンピュータから構成されており、ROMに書き込まれたサブ制御用のプログラムと主制御基板200から送信される各種制御コマンドに応じてそれぞれの演出制御を行うようになっている。
賞球払出制御基板400は、遊技球の発射や貸出し、賞球の払出しなどに関する制御を行うようになっており、前述した発射装置15や、入賞口の種類に応じた賞球(例えば、始動入賞口26であれば1個or5個、一般入賞口44であれば10個、大入賞口30であれば15個など)を払い出すための払出装置410や球抜きセンサなどの各種検出器420の他、前述したように受皿22の満タン状態を検出するための満タン検出器430が接続されるようになっている。
そして、この賞球払出制御基板400は、主制御基板200から送信される専用の制御コマンドや各種検出器420からの入力信号に応じて払い出し制御などを実施すると共に、その満タン検出器430で検出された満タンエラー情報および満タンエラー解除情報を主制御基板200の入力用ポート250を介して主制御基板200側に入力するようになっている。
なお、この賞球払出制御基板400や特別図柄表示基板500、普通図柄表示基板600も前述した主制御基板200や複合サブ制御基板300と同様に、図示しないCPUやRAM、ROM、タイマ、入出力用ポートなどからなるマイクロコンピュータから構成されており、ROMに書き込まれた賞球払出制御用のプログラムと主制御基板200から送信される各種制御コマンドに応じてそれぞれの制御を行うようになっている。
そして、これら主制御基板200や複合サブ制御基板300、ランプ制御基板310、音声制御基板320、演出図柄表示基板330、賞球払出制御基板400、特別図柄表示基板500、普通図柄表示基板600、大入賞口ソレノイド700およびこれらによって制御される各種デバイス、すなわち演出用ランプ32、報知用ランプ40、スピーカ34、35、演出図柄表示装置24、発射装置15、払出装置410、特別図柄表示装置51、普通図柄表示装置50などは、電源部800から供給される直流電源によって動作するようになっている。
次に、このような構成した本発明の遊技機100およびその満タン報知方法の第1の実施の形態について説明する。
先ず、図1に示すように遊技者が本発明の遊技機100を遊技しているときに特賞状態(大当たり)になると、大入賞口ソレノイド700によって大入賞口30が開かれて大量の遊技球が大入賞口30に次々と入賞し、それに伴って賞球が受皿22側に次々と払い出されてくる(例えば、遊技球1個の入賞に対して15個の賞球が払い出される)。
そして、この受皿22が払い出された賞球で一杯になると、その受皿22の上流側から賞球が溢れ出して図示しない連絡通路側に流れ落ち、やがてこの連絡通路も賞球で一杯となってくる。
このため、通常であれば遊技者自身が特賞状態中に中央球抜きレバー52を操作するなどして受皿22に溜まった賞球を、いわゆるドル箱などと称される他の容器に移しかえることになるため、受皿22が満タンになることはないが、遊技者がその特賞状態中に演出図柄表示装置24などに表示される演出に夢中になっていたり、遊技に不慣れな場合には、受皿22に溜まった賞球を他の容器に移しかえることなくそのまま遊技を継続してしまうことがある。
そして、この結果受皿22が賞球で満タン状態となり、これを満タン検出器430が検出すると、その検出信号が賞球払出制御基板400を介して満タンエラー情報となって主制御基板200側に入力され、その信号を受信した主制御基板200が複合サブ制御基板300に対して所定の報知処理を行うように所定の制御コマンドを送信し、その制御コマンドを受けた複合サブ制御基板300がランプ制御基板310および音声制御基板320を介して報知用ランプ40やスピーカ34、35を制御して満タン状態が発生した旨を遊技者自身の視覚および聴覚に訴えて(利用して)遊技者に報知することになる。
図3は、このような満タン報知方法の第1の実施の形態に関する処理の流れを詳細に示したフローチャート図である。
先ず、最初のステップS100において、賞球払出制御基板400が満タン検出器430からの信号を監視し、満タン状態を検出したか否かを判断する。
この判断処理の結果、満タン状態を検出した(Yes)と判断したならば、ステップS102側に移行して賞球払出制御基板400から主制御基板200に対して満タン状態検出信号を送信してその入力用ポート250に入力して次のステップS104に移行する。
ステップS104では、主制御基板200から複合サブ制御基板300に対して制御コマンドの1つである受皿満タンエラー指定コマンド(例えば、「8E03H」)を送信してから次のステップS106に移行する。
なお、ここで、主制御基板200から複合サブ制御基板300に送信、さらに複合サブ制御基板300から図柄制御基板313などへ送信される制御コマンドは、通常、制御コマンドの分類を識別するための識別子である1バイト長のディジタルデータであるモード(MODE)と、実行される制御コマンドの内容(機能)を示す1バイト長のディジタルデータであるイベント(EVENT)とからなることから、受皿満タンエラー指定コマンドが「8E03H」であれば、全段の「8E」が制御コマンドの分類を識別するための識別子であり、後段の「03H」が実行される制御コマンドの内容(機能)を示すことになる。また、このような受皿満タンエラー指定コマンド「8E03H」を複合サブ制御基板300に対して送信するにあたり、主制御基板200では、コマンド変化時に自身が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立ち上がりを契機として最初にモードデータが出力され、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立ち上がりを契機として次のイベントデータが出力されることになる。そして、このような制御コマンドを受信した複合サブ制御基板300(のCPU)では、ストローブ信号(DUSTB)の入力に応じて割り込みを発生させ、その割込み処理によってその制御コマンドが実行されることになる。
ステップS106では、複合サブ制御基板300が主制御基板からの受皿満タンエラー指定コマンドを受信して次のステップS108に移行する。
ステップS108では、複合サブ制御基板300が先ず、ランプ制御基板310に対してのみ同コマンドを送信して次のステップS110に移行する。
ステップS110では、この制御コマンドを受信したランプ制御基板310が、通常であれば消灯している報知用ランプ40を直ちに点灯させて満タン状態を視覚的に遊技者に報知して次の判断ステップS112に移行する。なお、このステップS110における報知用ランプ40の制御方法としては、この他に通常時に報知用ランプ40を点灯させた状態としてこの制御コマンドを受信したときに報知用ランプ40を点滅または消灯させるようにしても良く、要するにこの制御コマンドを受信したときの報知用ランプ40の状態を通常時の状態とは異なる状態とすれば良い。
そして、ステップS112では、複合サブ制御基板300が前のステップS110でランプ制御基板310に制御コマンドを送信してからの経過時間を計測し、その経過時間が所定時間(T秒、例えば3〜5秒)経過したか否かを判断し、その経過時間が所定時間経過していないと判断したとき(No)はそのまま所定時間に達するまで待機することになるが、その経過時間が所定時間経過した(Yes)と判断したならば、次のステップS114に移行して複合サブ制御基板300から音声制御基板320側へ同じ制御コマンドを送信して次のステップS116に移行する。
ステップS116では、複合サブ制御基板300から同制御コマンドを受信した音声制御基板320がスピーカ34によって所定の報知用の音声(警告音)を発する。
そして、このステップS116において、報知音声による満タン報知が行われたならば、次のステップS200に移行して満タン状態が解除されたか否かを判断し、解除されていないと判断したとき(No)は、そのまま報知用ランプ40の点灯による報知とスピーカ34、35による報知音声の発生による報知を続けることになるが、満タン状態が解除されたと判断したとき(Yes)は、次のステップS202に移行して賞球払出制御基板400から主制御基板200に対して満タン状態解除信号を入力して次のステップS204に移行する。
ステップS204では、賞球払出制御基板400から満タン状態解除信号を受信した主制御基板200が複合サブ制御基板300に対して満タンエラーが解除した旨の制御コマンド(受皿満タンエラー解除コマンド「8E02H」)を送信して次のステップS206に移行する。
ステップS206では、複合サブ制御基板300がその制御コマンドを受信して次のステップS208に移行する。
ステップS208では、その制御コマンドを受信した複合サブ制御基板300からランプ制御基板310および音声制御基板320に対してそれぞれ同制御コマンドを同時に送信すると、以後のステップ210および212に示すように、報知用ランプ40が消灯すると共にスピーカ34、35からの報知音声が停止して満タン状態が解除されたことを報知して処理を終了することになる。
図4は、このような報知用ランプ40およびスピーカ34による満タン報知の動作タイムチャートを示したものである。
図示するように、満タン検出器401によって受皿22の満タン状態を検出したならば、先ず最初に報知用ランプ40によって満タン状態を報知し、その後所定時間(T秒)経過した後、スピーカ34、35によって満タン状態を報知し、この状態が満タン状態が解除されるまで続くことになる。
そして、受皿22の満タン状態が解除されたことが検出されたならば、報知用ランプ40による報知とスピーカ34、35による報知が同時に終了する。
このように本発明の遊技機100は、報知用ランプ40による視覚的な報知開始時から所定時間(T秒)遅れて音声による報知を開始するようにしたため、遊技者が特賞の優越感に浸っているときなどにいきなり不快な警告音が発生したりすることがなくなり、遊技者の気分を大きく損ねてしまうような不都合を回避することができる。
また、最終的には報知用ランプ40の点灯と共にスピーカ34、35による報知音声の発生によって遊技者の視覚と聴覚との両方に訴えるようにしているため、視覚のみによる報知では気が付かない場合でも聴覚によって確実に満タン状態を報知することができる。
また、このように報知用ランプ40による視覚的な報知開始時から所定時間(T秒)遅れて音声による報知を開始するに際しては、いきなり最大音量で報知音声を発生させるのではなく、図5に示すように、最初は小さい音から始まり、時間の経過と共にその音量を徐々に、あるいは段階的に上げるようにしても良い。
これにより、前述した報知音声を発生するに際して大音量の報知音声がいきなり発生するようなことがなくなるため、遊技者を驚かせたり不快な思いをさせることがなくなる。また、その報知音声の音量は時間の経過と共に徐々にまたは段階的に増大するため、発生当初に気が付かない場合でも、その後に音声の増大と共に確実にその旨を知らしめることができる。
なお、本実施の形態では、報知用ランプ40による報知後、所定時間(T秒)経過後に必ずスピーカ34、35による報知音声を発生して報知するようにしたが、報知用ランプ40による報知後、満タン検出器430からの満タンエラー解除信号に基づいて満タン状態が解除したことを検出し、所定時間(T秒)内にその満タン状態が解除した場合には、その後のスピーカ34、35(音声)による報知を省略するようにしても良いことは勿論である。そしてこのような場合の処理としては、例えば図3の判断ステップの直後、ステップS200側に移行し、このステップS200の結果に応じてステップS114側の処理に移るような処理となる。
また、本実施の形態において、満タン状態を視覚的に報知するために新たに報知用ランプ40を設けた例で説明したが、遊技機1に元々備わっている演出用ランプ32を報知用ランプとして兼用しても良く、また、その報知用ランプ40の設置箇所としては受皿22の他に、他の目立ちやすい部分、例えば遊技中に遊技者が最も良く注視する演出図柄表示装置24の近傍に設けても良い。また、この報知用ランプ40に代えて、あるいはこの報知用ランプ40による報知と共に演出図柄表示装置24を利用して文字情報などとして遊技者に満タン状態を視覚的に報知するようにしても良い。
さらに、図2に示すようにこの報知用ランプ40は、賞球払出制御基板400で制御し、満タンエラー情報の送信と同時に報知用ランプ40を点灯または点滅するように制御しても良い。
また、前記実施の形態において、「報知用ランプ40およびランプ制御基板310」などは、請求項1などの「視覚報知手段」に対応し、「スピーカ34、35および音声制御基板320」などは、請求項1などの「聴覚報知手段」に対応し、受皿22は、請求項1などの「受皿」に対応するものである。
次に、図6および図7は、本発明の遊技機100およびその満タン報知方法に係る第2の実施の形態を示したものであり、前記第1の実施の形態のように専用の報知音声に代えて特賞中にスピーカ40から流れる背景音楽(いわゆる「BGM」)を利用して満タン状態を報知するようにしたものである。
すなわち、図6のフローに示すように、最初のステップS100において賞球払出制御基板400が満タン検出器401からの信号を監視し、満タン状態を検出したか否かを判断し、この判断処理の結果、満タン状態を検出した(Yes)と判断したならば、ステップS102側に移行して賞球払出制御基板400から主制御基板200に対して満タン状態検出信号を送信して次のステップS104に移行する。
ステップS104では、主制御基板200から複合サブ制御基板300に対して制御コマンドの1つである受皿満タンエラー指定コマンド「8E03H」を送信してから次のステップS106に移行し、複合サブ制御基板300が主制御基板200からの受皿満タンエラー指定コマンドを受信して次のステップS108に移行し、複合サブ制御基板300が先ず、ランプ制御基板310に対してのみ同コマンドを送信して次のステップS110に移行する。
ステップS110では、この制御コマンドを受信したランプ制御基板310が、通常であれば消灯している報知用ランプ40を直ちに点灯させて満タン状態を視覚的に遊技者に報知して次の判断ステップS112に移行する。
そして、ステップS112では、複合サブ制御基板300が前のステップS110でランプ制御基板310に制御コマンドを送信してからの経過時間を計測し、その経過時間が所定時間(T秒)経過したか否かを判断し、その経過時間が所定時間経過していないと判断したとき(No)はそのまま待機することになるが、その経過時間が所定時間経過した(Yes)と判断したならば、次のステップS113に移行してさらにT秒経過した時点で流れている背景音楽(BGM)の状態を把握し、その時点が1小節の途中か否かを判断する。
例えば、最近のパチンコ機にあっては、著名なミュージシャンとのコラボレーションによってそのヒット曲などを特賞中の背景音楽(BGM)として採用するケースが多いため、T秒経過した時点がその楽曲の途中(例えば歌詞の部分)である場合があるため、それを判断する。
従って、ステップS113では、T秒経過した時点が背景音楽(BGM)の1小節の途中か否かを判断し、1小節の途中ではないと判断したとき(No)は、次のステップS115をジャンプしてさらに次のステップS116に移行することになるが、1小節の途中であると判断したとき(Yes)は、そのまま次のステップS115に移行してその途中である背景音楽(BGM)の1小節が終了するまで待機してから次のステップS116に移行する。
そして、ステップS116では、複合サブ制御基板300から同制御コマンドを送信して次のステップS119に移行し、ステップS119では、複合サブ制御基板300から同制御コマンドを受信した音声制御基板320がスピーカ34、35から流れる背景音楽(BGM)を停止することで満タン状態の報知が行われる。
そして、このようにして背景音楽(BGM)の停止による報知が行われたならば、前記第1の実施の形態と同様に、次のステップS200に移行して満タン状態が解除されたか否かを判断し、解除されていないと判断したとき(No)は、そのまま報知用ランプ40の点灯による報知とスピーカ34、35から発生される背景音楽(BGM)の停止による報知を続けることになるが、満タン状態が解除されたと判断したとき(Yes)は、次のステップS202に移行して賞球払出制御基板400から主制御基板200に対して満タン状態解除信号を入力して次のステップS204に移行した後、賞球払出制御基板400から満タン状態解除信号を受信した主制御基板200が複合サブ制御基板300に対して満タンエラーが解除した旨の制御コマンド(受皿満タンエラー解除コマンド「8E02H」)を送信して次のステップS206に移行する、複合サブ制御基板300がその制御コマンドを受信して次のステップS208に移行する。
ステップS208では、その制御コマンドを受信した複合サブ制御基板300からランプ制御基板310および音声制御基板320に対してそれぞれ同制御コマンドを同時に送信すると、以後のステップ210および212に示すように、報知用ランプ40が消灯すると共にスピーカ34からの報知音声が停止して満タン状態が解除されたことを報知して処理を終了することになる。
図7は、このような報知用ランプ40およびスピーカ34、35からの背景音楽(BGM)の停止による満タン報知の動作タイムチャートを示したものである。
図示するように、満タン検出器430によって受皿22の満タン状態を検出したならば、先ず最初に報知用ランプ40によって満タン状態を報知し、その後所定時間(T秒)経過した後、スピーカ34、35からの背景音楽(BGM)を停止することで満タン状態を報知することになるが(図の点線部分)、図の例ではT秒経過した時点では、ある1小節の途中であるためその時点では直ちに背景音楽(BGM)を停止することなく、T秒経過した時点で流れている1小節の終了(切れ目)まで待ってからスピーカ34、35からの背景音楽(BGM)を停止することで満タン状態を報知し、この報知状態が満タン状態が解除されるまで続くことになる。
そして、受皿22の満タン状態が解除されたことが検出されたならば、報知用ランプ40による報知(消灯)と、スピーカ34、35による報知すなわち背景音楽(BGM)の再開が同時に行われることになる。
このように本実施の形態では、特賞中にスピーカ34、35から流れる背景音楽(BGM)を報知用の音声として利用し、その背景音楽(BGM)を停止することで満タン状態を聴覚的に報知するようにしたため、視覚のみによる報知では気が付かない場合でもそれまで流れていた背景音楽が停止することにより遊技者に対して確実に遊技機の満タン状態を報知することができる。
特に最近のパチンコ機にあっては、特賞中に音量の大きい背景音楽(BGM)が流れるタイプのものが多いため、前記第1の実施の形態のように背景音楽(BGM)に重ねて報知音声を発生するよりもその背景音楽(BGM)を停止することで満タン状態を報知する方が効果的な場合が多い。
また、さらにこのように特賞中にスピーカ34、35から流れる背景音楽(BGM)を報知用の音声として利用する場合、その背景音楽が複数の小節からなる歌詞付きの流行歌などであるときは、その歌詞の途中でいきなり曲を停止してしまうと遊技者に対して不愉快な思いをさせることがある。
そのため、流行歌などのように背景音楽が複数の小節からなる楽曲であるときは、その小節の切れ目のタイミングで当該背景音楽を停止するようにすれば、遊技者に対して不愉快な思いを与えることなく満タン状態を確実に報知することができる。
なお、本実施の形態では、背景音楽(BGM)の小節の切れ目になったところで背景音楽(BGM)を停止して満タン状態を聴覚的に報知するようにしたが、背景音楽(BGM)の小節の切れ目に拘ることなく、所定時間(T秒)が経過後直ちに背景音楽(BGM)を停止することで満タン状態を報知するようにしても良い。また、さらにその停止に際しては前記第1の実施の形態のようにその音量を徐々または段階的に絞りながら停止するようにしても良い。
本発明に係る遊技機の実施の一形態を示す正面図である。 本発明に係る遊技機の制御系の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の満タン報知方法の係る第1の実施の形態を示すフローチャート図である。 本発明の満タン報知方法に係る第1の実施の形態を示すタイムチャート図である。 本発明の満タン報知方法に係る第1の実施の形態を示すタイムチャート図である。 本発明の満タン報知方法に係る第2の実施の形態を示すフローチャート図である。 本発明の満タン報知方法に係る第2の実施の形態を示すタイムチャート図である。
符号の説明
100…遊技機
200…主制御基板
300…複合サブ制御基板
310…ランプ制御基板(視覚報知手段)
40…報知用ランプ(視覚報知手段)
320…音声制御基板(聴覚報知手段)
34、35…スピーカ(聴覚報知手段)
330…図柄制御基板(視覚報知手段)
24…図柄表示装置(視覚報知手段)
400…賞球払出制御基板
430…満タン検出器

Claims (9)

  1. 払い出された賞球を一時的に貯留する受皿を有する遊技機であって、
    前記受皿に貯留された賞球の満タン状態を検出する満タン検出手段と、
    当該満タン検出手段で前記受皿が賞球で満タン状態であることが検出されたときにその旨を遊技者の視覚を通じて報知する視覚報知手段と、
    前記満タン検出手段で前記受皿が賞球で満タン状態であることが検出されたときにその旨を遊技者の聴覚を通じて報知する聴覚報知手段とを備え、
    前記聴覚報知手段は、前記視覚報知手段による視覚報知開始時から所定時間遅れて報知を開始するようになっていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記聴覚報知手段は、所定の報知音声を発生してその旨を遊技者に報知するようになっていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載の遊技機において、
    前記聴覚報知手段は、前記報知音声の音量を時間の経過と共に徐々にまたは段階的に増大させるようなっていることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記聴覚報知手段は、前記賞球払出中に連続した背景音楽が発生するときは、当該背景音楽を停止してその旨を遊技者に報知するようになっていることを特徴とする遊技機。
  5. 請求項4に記載の遊技機において、
    前記聴覚報知手段は、前記背景音楽を停止してその旨を遊技者に報知するに際して、当該背景音楽が複数の小節からなる楽曲であるときは、その小節の切れ目のタイミングで当該背景音楽を停止するようになっていることを特徴とする遊技機。
  6. 請求項4または5に記載の遊技機において、
    前記聴覚報知手段は、前記背景音楽を停止してその旨を遊技者に報知するときは、当該背景音楽の音量を徐々にまたは段階的に減少させながら停止するようになっていることを特徴とする遊技機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記視覚報知手段は、前記遊技機に備えられた専用または演出用の表示灯を点灯または点滅あるいは消灯させて報知するようになっていることを特徴とする遊技機。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記視覚報知手段は、前記遊技機に備えられた図柄表示装置を利用して報知するようになっていることを特徴とする遊技機。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の遊技機において、
    前記聴覚報知手段は、前記視覚報知手段による報知後、所定時間内に前記受皿に貯留された賞球の満タン状態が解消されたときは、報知しないようになっていることを特徴とする遊技機。
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