JP2007131980A - ポリエステル芯鞘複合繊維およびその繊維布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】製糸工程や芯成分の除去安定性が良好であり、品位の優れた中空断面構造を形成し得るポリエステル芯鞘複合繊維と、そのポリエステル芯鞘複合繊維を用いてなる繊維布帛を提供する。
【解決手段】ポリエステルを鞘成分とし、重量平均分子量500〜8000のポリエチレングリコールを8〜70重量%共重合させたポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、繊維横断面において該芯成分の一部が該鞘成分の開口部から繊維表面に露出しており、かつ断面異形度が下記式(1)を満足することを特徴とするポリエステル芯鞘複合繊維。 1.5≦A/B≦3.3・・・・・(1)(式中、Aは繊維横断面における芯成分の内接円の直径(μm)を表し、Bは繊維横断面における鞘成分の開口部幅(μm)を表す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、高次工程等の後加工において、芯成分を除去することにより中空断面構造(中空部構造)を形成し得るポリエステル芯鞘複合繊維とそれを用いてなる繊維布帛に関するものである。
繊維特品化の要望が年々高まる中、各合繊メーカーから多くの機能性繊維が上市されている。とりわけ軽量・保温性繊維は特に要望が強く、永遠のテーマに位置づけられる。かかる中、中空断面構造の繊維は繊維重量に対し、占める空間が大きいので軽く、かつ保温性の優れた特性を有すため、過去より検討がなされている。
従来、中空断面構造の繊維は、詰め綿や布団綿などの短繊維に用いられていたが、近年では一般衣料用途でも使用可能な長繊維が提案されている。しかしながら、長繊維の場合、仮撚や撚糸、あるいは製編織時に物理的圧力によって中空断面構造の中空部が潰れてしまうという欠点を有しているため、用途上の制約があった。このような欠点を改良するために、ポリエステルを鞘成分とし、該鞘成分よりもアルカリ溶解速度が大きい熱可塑性重合体を芯成分とし、かつ、該芯成分の一部が繊維表面に露出してなる、いわゆるC型断面形状の芯鞘型複合繊維からなる糸条に、仮撚捲縮加工を施した後にアルカリ水溶液で芯成分を除去する方法(特許文献1、2および3参照)、およびそれに加えて、水に濡れた場合、中空部に水が進入して繊維布帛が重たくなることを回避するために、鞘成分の開口部幅を4μm以下と狭くし、かつ鞘成分の内壁に撥水剤を付着させる方法(特許文献4参照)が提案されている。しかしながら、これらの方法は、仮撚や撚糸、あるいは製編織時に物理的圧力によって中空部が潰れることはないが、芯成分の除去工程において具体的な安定化技術の提案までには至っておらず、芯成分が不規則に残存し、編物とした際に染色斑やタテ筋などの品位低下を招いていた。
また別に、ポリエステルに多量のポリアルキレングリコールを共重合したポリエーテルエステルを芯成分に配置したポリエステル吸湿繊維が提案されている(特許文献5、6および7参照)。ポリエーテルエステルは、通常のポリエステルよりも熱水やアルカリなどによる減量速度が高く、芯成分の一部が露出していると精錬や染色工程で吸湿性の低下や染色斑などの品位低下を招くため、ポリエーテルエステルからなる芯成分を鞘成分で完全に包皮して用いることが一般的であった。一方、中空断面構造を得るために、芯成分の一部を露出したC型断面形状の芯鞘複合繊維として芯成分を溶出させようとした場合においても、従来の技術範囲では部分的に芯成分が残存し、安定した品位を得ることが出来なかった。
特開平1−52839号公報(請求項1) 特開昭55−93812号公報(請求項1) 特開平2003−27336号公報(第2頁) 特開平6−240534号公報(請求項1) 特開平2004−204364号公報(請求項3) 特開昭51−136924号公報(請求項4) 特開昭53−111116号公報(請求項1)
そこで、本発明の目的は、上述の問題を解決し、製糸工程や芯成分の除去安定性が良好であり、品位の優れた中空断面構造を形成し得るポリエステル芯鞘複合繊維と、そのポリエステル芯鞘複合繊維を用いてなる繊維布帛を提供することにある。
本発明は、上記の目的を達成せんとするものであって、ポリエステルを鞘成分とし、重量平均分子量500〜8000のポリエチレングリコールを8〜70重量%共重合させたポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、繊維横断面において該芯成分の一部が該鞘成分の開口部から繊維表面に露出しており、かつ断面異形度(A/B)が下記式(1)を満足することを特徴とするポリエステル芯鞘複合繊維である。
1.5≦A/B≦3.3・・・・・(1)
(式中、Aは繊維横断面における芯成分の内接円の直径(μm)を表し、Bは繊維横断面における鞘成分の開口部幅(μm)を表す。)
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維の好ましい態様によれば、前記の芯成分と鞘成分の複合比率(重量)は、芯/鞘=30/70〜80/20であり、前記の鞘成分中に酸化チタン粒子が0.05〜2.5重量%含有されてなることである。
また、本発明の繊維布帛は、前記のポリエステル芯鞘複合繊維を少なくとも1部に用いてなるものであり、繊維布帛の好ましい態様によれば、その繊維布帛を構成する芯成分を除去することにより形成された中空部に、機能剤を充填または塗布させてなるものである。
本発明によれば、仮撚や撚糸および製編織時の物理的圧力によっても中空部を維持できる中空断面構造を形成することができ、製糸性や芯成分の除去等の工程安定性が良好であり、品位の優れた軽量・保温性繊維を得ることができるポリエステル芯鞘複合繊維が得られる。
以下、本発明のポリエステル芯鞘複合繊維について詳細に説明する。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維は、ポリエステルを鞘成分とし、重量平均分子量500〜8000のポリエチレングリコールを8〜70重量%共重合させたポリエチレンテレフタレートを芯成分として構成されており、該芯成分の一部が該鞘成分の開口部から露出している繊維横断面を有している。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維は、製編織後にアルカリ等の溶剤減量を施し、芯成分を除去する溶出型中空断面構造の芯鞘複合繊維に好適であり、そのため、鞘成分の溶剤浸食を低減させなければならない。鞘成分が溶剤浸食を受けた場合、繊維布帛の引き裂き協力が低下するだけでなく、品質や品位の低下を伴うからである。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維を構成する鞘成分のポリエステルは、用途に応じてアルカリ等の溶剤減量速度や風合い、染色性などの性質が異なるポリマーを選択することが可能である。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートおよびポリトリメチレンテレフタレートなどの芳香族ポリエステルやポリ乳酸などの脂肪族ポリエステルが挙げられるが、中でも安価で加工が容易なポリエチレンテレフタレートを好適に用いることが出来る。
本発明において、鞘成分のポリエステルに、5−スルホイソフタル酸金属塩やポリエチレングリコールを共重合すると、優れたカチオン可染性を得ることができる。好ましい5−スルホイソフタル酸金属塩の共重合量は0.1〜3モル%であり、またポリエチレングリコールの共重合量は0.1〜2重量%である。中でも重量平均分子量500〜8000のポリエチレングリコールが更に好ましく用いられる。本発明で用いられる5−スルホイソフタル酸金属塩の金属塩としては、ナトリウム塩やリチウム塩等が挙げられるが、中でもナトリウム塩が好ましい。
鞘成分のポリエステルには、本発明の効果を妨げない範囲で、その他に、アジピン酸、イソフタル酸、セバシン酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等のジカルボン酸及びそのエステル形成性誘導体、ジエチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール等のジオキシ化合物、p−(β−オキシエトキシ)安息香酸等のオキシカルボン酸およびそのエステル形成性誘導体等が共重合されていてもよい。
本発明において、鞘成分を構成するポリエステルのカルボキシル末端基量(表中表示ではカルボ末端量)は、アルカリ浸食を緩和するという点で、0〜40当量/トンであることが好ましい。カルボキシル末端基量を変更する方法は特に限定するものでないが、重合温度や重合の原料仕込量、重合触媒を変更することで適宜補正することができる。
また、鞘成分のポリエステルには、無機粒子等の添加剤を配合させることができる。無機粒子としては、酸化チタン粒子やシリカ粒子を含有させると、防透け性やUVカット効果、クーリング効果等を付与することができ、特に製糸性や品位の面でこれらの含有量は0.05〜2.5重量%であることが好ましい。さらに、鞘成分のポリエステルには、炭酸カルシウム、チッ化ケイ素、クレー、タルク、カオリン、カーボンブラック等の粒子のほか、着色防止剤、安定剤、抗酸化剤、吸着剤、平滑剤、抗菌剤、防かび剤、消臭剤等の添加剤や機能剤を含有させても差支えない。
本発明で用いられる芯成分を構成するポリマーは、重量平均分子量500〜8000のポリエチレングリコールを8〜70重量%共重合させたポリエチレンテレフタレートであることが重要である。重量平均分子量500〜8000のポリエチレングリコールを8〜70重量%共重合させたポリエチレンテレフタレートを用いることにより、芯成分の除去の際にアルカリ等の溶剤減量による溶出性が向上し、高品位な製品が得られるとともに、製糸安定性が向上する。さらに好ましいポリエチレングリコールの重量平均分子量は、4000〜6000であり、その好ましい共重合量は30〜70重量%である。
本発明で用いられる重量平均分子量500〜8000のポリエチレングリコールを8〜70重量%共重合させたポリエチレンテレフタレートを得るには、重合時に共重合量を調整してもよいが、60重量%以上の高濃度マスターペレットを作製した後に、エチレンテレフタレート単位が95モル%以上からなるポリエチレンテレフタレートとチップブレンドもしくは溶融ブレンドして得ることができ、このようにすることで強伸度などの品質の経時劣化を小さくすることができる。溶融ブレンドの方法としては、例えば、静止混練子を用いることができ、静止混練子として東レエンジニアリング社製“ハイミキサー”(登録商標)を好ましく採用することができる。静止混練子は、パック内や溶融配管内に組み込み、複数種類の成分を溶融ブレンドすることが可能である。静止混練子の段数としては、5段以上とすることが好ましく、更に好ましくは10段以上である。
本発明において、重量平均分子量とは、液体クロマトグラフィーのゲル パーミエイション クロマトグラフィ法(Gel Permeation Chromatography法)によって測定される。
芯成分のポリエステルには、本発明の効果を妨げない範囲で、その他に5−スルホイソフタル酸金属塩やアジピン酸、イソフタル酸、セバシン酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等のジカルボン酸及びそのエステル形成性誘導体、ジエチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール等のジオキシ化合物、p−(β−オキシエトキシ)安息香酸等のオキシカルボン酸およびそのエステル形成性誘導体等が共重合されていてもよい。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維においては、繊維横断面において芯成分の一部が鞘成分の開口部から繊維表面に露出しており、そしてその断面異形度(A/B)が、下記式(1)を満足することが重要である。
1.5≦A/B≦3.3・・・・・(1)
(式中、Aは繊維横断面における芯成分の内接円の直径(μm)を表し、Bは繊維横断面における鞘成分の開口部幅(μm)を表す。)
図1は、本発明のポリエステル芯鞘複合繊維の繊維横断面を例示説明するための模式断面図である。図1において、ポリエステル芯鞘複合繊維1は、鞘成分2と芯成分3で構成されており、鞘成分2はC型形状で、芯成分3の一部4が鞘成分2の開口部5から繊維表面に露出している。ここにおいて、繊維横断面における芯成分の内接円の直径(μm)Aと、繊維横断面における鞘成分の開口部幅(μm)Bの関係が、図1に示されている。
繊維横断面において、芯成分の一部4が繊維表面に露出していることにより、芯成分3の溶媒減量効率が向上し、鞘成分2の溶媒浸食を低減するため、製品の品位低下を回避することができる。また、その断面異形度(A/B)は、1.5以上であり、断面異形度(A/B)を1.5以上とすることにより、芯成分3に対して開口部が広くなるため、芯成分3の除去が安定化する。一方、断面異形度(A/B)を3.3以下とすることにより、単繊維間の形態バラツキが最少化し、繊維布帛とした際の筋斑発生を抑制することができる。より好ましくは断面異形度(A/B)は、1.8以上であり、更に好ましい断面異形度(A/B)は2.0〜3.0である。本発明で規定する繊維横断面における芯成分3の内接円の直径(μm)Aおよび繊維横断面における鞘成分2の開口部幅(μm)Bとは、走査型電子顕微鏡にて拡大撮影し、単繊維20本の測定値の平均値から算出することができる。また、繊維横断面における鞘成分の開口部幅Bは、1.5〜10μmであることが好ましく、更に好ましくは2〜8μmである。
また、図1においては、鞘成分2の開口部5は、繊維の長さ方向に1本の連続した開口を有しており、その連続した開口は繊維の長さ方向に真っ直ぐでもよく、蛇行または螺旋状に曲折していてもよい。また、繊維横断面における鞘成分2の開口部幅(μm)Bは、その連続した繊維の長さ方向において、実質的に同一でも不規則に異なっていても良い。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維の複合比率(重量)は、芯/鞘=30/70〜80/20であることが好ましい。芯成分比率の下限は、軽量感・保温性を向上せしめる。また、芯成分除去後の繊維布帛の引き裂き強力を考慮して、芯成分比率の上限を設定する。更に好ましくはポリエステル芯鞘複合繊維の複合比率(重量)は、芯/鞘=40/60〜70/30である。
本発明のポリエステル複合繊維の繊維断面形状は、好適には通常は円形であるが、本発明の目的を損なわない範囲で偏平、三角および多葉断面化等の異形断面化することも可能である。異形断面化により、風合いの変化や毛細管現象等の物理的機能性付与が可能であり、またこれら異形断面の中空部に機能剤を付与した場合には、機能性の向上効果を得ることも可能である。ここで定義する異形断面とは、鞘成分で形成される繊維表面形態のみに限らず、芯成分と鞘成分の境界面も該当し、凹凸等を付与しても良い。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維は単繊維繊度を特に制約するものでないが、単繊維繊度が1〜7dtexであることが好ましい。単繊維繊度が1dtex以上であることで製品の軽量感を体感し易くなる。また単繊維繊度が7dtex以下であることで一般衣料用途で好適に用いることができる。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維により得られた繊維布帛は、織物および編物のいずれも展開可能であるが、それらの繊維布帛は該ポリエステル芯鞘複合繊維からなる糸条を30重量%以上含有することが好ましく、より好ましくは50〜100重量%である。本発明のポリエステル芯鞘複合繊維からなる糸条には、他種の繊維を混紡することができ、また、他種の繊維糸条を混繊することができる。他種の繊維糸条との混繊によって、吸水、吸湿、冷感および温感等の複数の機能性を付与することが可能である。他種の繊維糸条の一例として、ポリエステル繊維やポリアミド繊維等の合成繊維や、絹や綿等の天然繊維が挙げられるが、これらに限られるものではない。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維からなる糸条を得る方法としては、一旦ドラムに巻き取った後に延伸や延伸仮撚する方法や紡糸段階で連続的に延伸する方法などが挙げられるが、これらに限定されるものでない。以下、これらの具体例について説明する。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維は、上述したポリエチレンテレフタレートを主成分とする2成分のポリエステルを、紡糸温度280〜295℃の範囲で各々溶融計量し、インサート型もしくはパイプ型構造の芯成分の一部を露出するように加工した芯鞘断面用口金ノズルから吐出した後に、0.1〜5重量%の油剤を塗布してワインダーに巻き取る。この際に、紡速2000m/min未満で巻き取った未延伸糸は、次工程にて2.0〜5.0倍程度、紡速2000〜4000m/minで巻き取った部分配向糸は、1.2〜3.5倍程度の延伸もしくは延伸仮撚をした後に、熱セットを施す。また、紡速4000m/minを超える1工程法では、紡糸工程のローラー間で連続的に延伸熱セットする方法や降温途中の吐出糸条を高紡速にて巻き取ることによって配向結晶化が進行し、延伸糸を得ることができる。なお、本発明のポリエステル芯鞘複合繊維を構成する芯成分に用いられる重量平均分子量500〜8000のポリエチレングリコールを8〜70重量%共重合させたポリエチレンテレフタレートは、溶融温度が低く、また通常のポリエチレンテレフタレートよりも耐熱性が低いため、製糸性および品位の面から紡糸温度やポリマーの滞留容積などの熱履歴は小さい方が好ましい。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維は、繊維布帛とした後にアルカリ等の溶剤減量等によって芯成分を除去し、中空断面を形成することができる。アルカリ等の溶媒減量には、一般的に水酸化ナトリウムが用いられ、水で希釈した2〜5%のアルカリ水溶液を80〜100℃の範囲の温度に加熱し、5〜50分程度の処理を行う。
その後、該中空部に各種の機能剤を充填または塗布させることにより、要求される機能性を付与することも可能である。このようにして得られた機能性繊維布帛は、高摩擦・高洗濯耐久性を有し、従来、耐久性不足や風合い粗剛化の問題により繊維への応用が困難であった機能剤の使用を可能にする。ここで定義する機能剤とは、固着する機能剤であれば問題なく用いることができる。これらを例示すると、モノマー重合体からなる吸湿剤や静電剤、撥水剤および保温剤等が挙げられる。これらの処理方法は特に限定するものでなく、用いられる機能剤によって処理方法は様々であるが、一例としては、機能剤を溶媒にて1〜15%owf程度に希釈し、その溶液中にてポリエステル芯鞘複合繊維からなる繊維布帛を浸漬し、30〜130℃の温度に加熱して10〜60分間処理する。また、この方法は染色と同浴処理をすることが可能である。また、機能剤を塗布する方法は、1〜15%owfの機能性溶液をポリエステル芯鞘複合繊維からなる繊維布帛に吹き付け、その後、乾燥処理を施すことで機能剤を固着することができる。
一方、アルカリ等の溶剤減量等を施さずに芯成分をそのまま残した場合は、芯成分を鞘成分が完全包皮していないため、芯成分を構成するポリマーの影響により、優れた吸湿性と接触冷感などの機能性が発現する。その上、吸湿によって芯成分が膨潤しても鞘割れが発生しないために品位の低下を回避することができる。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維からなる繊維布帛は、主にスポーツ等の用途に好適である。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維からなる繊維布帛は、芯成分ポリマーにより吸湿性に優れ、べたつきなどの不快感を解消する。また、吸湿によって繊維自体が伸張するため、衣服内温度が上昇し、人が汗をかくとポリエステル芯鞘複合繊維からなる繊維布帛は吸湿により布帛密度が減少する。一方、衣服内温度が低下すると、布帛密度が元にもどるため、衣類内の温度コントロールが可能であり、トレーニングウェアやスポーツアウター用途に好適である。
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維からなる繊維布帛をアルカリ等の溶媒減量を施すことで高中空断面を形成する。このため、軽量感や保温性を得ることができ、スポーツ用途や婦人衣料などに好適である。さらに、中空部に機能剤を充填もしくは塗布することで複合機能性素材としてのスポーツ用途やユニフォーム用途への展開も好ましい。
以下、本発明のポリエステル芯鞘複合繊維について実施例をもって具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例における評価方法は、次のとおりである。
1.製糸性
168時間(7日間)連続紡糸を行い、製糸性を次の判定方法に従って評価した。
○○:糸切れ率が3.0%未満
○ :糸切れ率が3.0%以上5.0%未満
△ :糸切れ率が5.0%以上7.0%未満
× :糸切れ率が7.0%以上
− :評価不可。
2.芯成分の溶出性
アルカリ減量後の繊維布帛を走査型電子顕微鏡にて拡大撮影し、単繊維20本の芯成分の残存有無を観察し、次の4段階判定で評価した。
○○:芯成分ポリマーが残存している単繊維がない
○:芯成分ポリマーが残存している単繊維が1〜2本
△:芯成分ポリマーが残存している単繊維が3〜4本
×:芯成分ポリマーが残存している単繊維が5本以上。
3.製品風合い
着衣快適性、色調(ハンター法による)および染色斑を主体に、表面品位の均一性の総合評価を、熟練者5名にて次の4段階判定法で評価した。
○○:優
○:良
△:可
×:不可。
4.固有粘度
25℃オルソクロロフェノール中で測定した値である。以下、固有粘度をIVと記す。
(実施例1〜4、比較例1〜2)
紡糸温度290℃の条件下、芯成分ポリマーとして、重量平均分子量5000のポリエチレングリコール(以下、PEGという)を60重量%共重合したポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)からなるIV=0.90のPETと、エチレンテレフタレート繰り返し単位100モル%からなるIV=0.65のPETを、混合比率50:50でパック組込型の10段“ハイミキサー”((登録商標)東レエンジニアリング社製)にて、2.1百万分割して得た重量平均分子量5000のPEGを30重量%共重合したIV=0.77のPETと、鞘成分ポリマーとして、酸化チタン粒子(チタン工業(株)製“KA−30改”、平均粒径0.4μm)を1.5重量%含有し、5−スルホイソフタル酸ナトリウム塩(以下、SSIAという)を1.5モル%と重量平均分子量1000のPEGを1重量%共重合したIV=0.66のPETを複合比率が芯成分ポリマー/鞘成分ポリマー=50/50となるように各々溶融計量し、総吐出量32g/分の溶融ポリマーをインサートにより芯成分ポリマーを吐出させることにより、鞘成分側がC字型となる芯鞘断面用口金ノズル(φ0.3mm、36ホール)から吐出させて紡速3000m/分で紡糸し、140dtex−36フィラメント、残留伸度160%の部分配向複合繊維糸を得た。得られた部分配向複合繊維糸を、延伸温度90℃、熱セット温度145℃、倍率1.7倍で延伸熱セットし、84dtex−36フィラメントの延伸複合繊維糸を得た。また、繊維横断面測定の結果、繊維横断面における芯成分の内接円の直径Aは10μm、繊維横断面における鞘成分の開口部幅Bは4μmであり、断面異形度(A/B)は2.5であった。得られた延伸複合繊維糸を、経糸と緯糸に用い、生機密度54×57本/inの平織物を得、次いで精練を行った後に水酸化ナトリウム4%水溶液の存在下に、90℃の温度で10分のアルカリ減量処理を施し、次いで、浴比がカチオン染料/染色液=1/20の条件下、120℃×45分の染色を実施した。得られた織物は(実施例1)は製糸性に優れ、かつ芯成分の溶出性および製品風合いに優れたものであった。
また、実施例2〜実施例4および比較例1〜2は、実施例1の製糸条件を基本とし、芯成分ポリマーのPEGの混合比率を変更することにより、ブレンド後のPEG共重合量をそれぞれ変更した実験である。実施例2〜実施例4は、芯成分ポリマーのPEG共重合量をそれぞれ8重量%、30重量%および70重量%とした実験であるが、いずれも工程安定性に優れ、製品風合いが良好であった。また、比較例1は、芯成分ポリマーのPEG共重合量を5重量%とした実験であるが、共重合量が低すぎたため、芯成分ポリマーの溶出性に劣り、染め斑が発生した。一方、比較例2は、PEG共重合量を80重量%と多めに設計した実験であるが、実施例4と対比して、PEG共重合量を10重量%上乗せした程度であったが、吐出段階で五月雨状の吐出斑が発生し、糸切れが多発した。評価結果を表1に示す。
Figure 2007131980
(実施例5〜8、比較例3〜4)
実施例5〜8および比較例3〜4は、実施例1の製糸条件を基本として、芯成分ポリマー中の共重合成分のPEGの重量平均分子量を変更して行った実験である。実施例5〜8は、芯成分ポリマー中のPEGの重量平均分子量をそれぞれ500、4000、6000および8000した実験であるが、製糸性に優れ、溶出性および品位も良好であった。比較例3は、芯成分ポリマー中のPEGの重量平均分子量を10000とした実験であるが、重量平均分子量が大きすぎたために、耐熱性に劣り、色調斑が発生した。比較例4は、芯成分ポリマー中のPEGの重量平均分子量を300とした実験であるが、製糸性は問題ないものの、アルカリ減量の溶出性が著しく低下しており、染め差や染め斑が発生した。評価結果を表2に示す。
Figure 2007131980
(実施例9〜10)
実施例9は、実施例1の製糸条件を基本として、鞘成分ポリマーにカルボキシル末端基量を41当量/トンに微増させたPETを用いた実験であるが、実施例1同様に優れた溶出性を有していた。また、実施例10は、実施例9同様に鞘成分ポリマーにカルボキシル末端基量が53当量/トンのものを用いた実験であるが、カルボキシル末端基量が多めであったため、鞘成分もアルカリ減量による浸食の影響を受け、質感に斑や劣化が若干あったが、製糸性や芯成分の溶出性には優れており、目的とするレベルのものが得られた。評価結果を表3に示す。
Figure 2007131980
(実施例11〜15)
実施例11〜15は、実施例1の製糸条件を基本として鞘成分のポリマーを変更することにより、鞘成分中の酸化チタン粒子の含有量を変更した実験である。実施例11は、酸化チタン粒子を含有しないポリマーを鞘成分に用いた実験であるが、酸化チタン粒子の平滑性効果が期待できないため若干の糸切れが発生したが、問題ない範囲であった。実施例12〜14は、酸化チタン粒子の含有量を0.05,1.0,2.5重量%とした実験であるが、いずれも工程安定性が安定しており、製品風合いに優れていた。実施例15が酸化チタン粒子の含有量を3.0重量%とした実験であるが、酸化チタン粒子の含有量がやや多かったせいか、パックの濾圧上昇が大きく、糸切れも散発したが、溶出性および製品風合いは良好であった。評価結果を表4に示す。
Figure 2007131980
(実施例16〜19)
実施例16〜19は、鞘成分中のSSIA共重合量を変更した実験である。実施例16および17は、鞘成分中のSSIA共重合量を0.1,3.0モル%とした実験であるが、溶出性および品位ともに本発明を満足するものが得られた。実施例18は、SSIA成分を含まない実験であるが、発色性が若干低下したが、製糸性および溶出性は良好であった。実施例19は、SSIA共重合量を3.3モル%とした実験であるが、SSIA共重合量が多めであるが故、アルカリ減量の際に鞘成分も若干の浸食を受けてしまったが、総合的には良好な結果が得られた。評価結果を表5に示す。
Figure 2007131980
(実施例20〜27)
実施例20〜27は、鞘成分中のPEG共重合量とその重量平均分子量および染色条件をそれぞれ変更した実験である。実施例20〜26は、それぞれの評価結果には若干の優劣は見られたが、いずれも本発明の目的を達成するものであった。実施例27は、鞘成分ポリマー中にカチオン基を有さないため、カチオン染料の代わりに分散染料を用いて評価したが、若干の淡染傾向があったが製品風合いは良好であり、表面品位に優れていた。評価結果を表6に示す。
Figure 2007131980
(実施例28〜33)
実施例28〜33は、実施例1の製糸条件を基本として、2成分ポリマーの吐出量を各々変更することにより、複合比率を変更して実施したものである。実施例28および実施例32は、複合比率をそれぞれ芯/鞘=30/70,20/80とした実験である。これらは、いずれも芯成分比率が低目であったために軽量感がやや見劣りするものの、芯成分の溶出性に優れていた。実施例29および30は、複合比率(重量)をそれぞれ芯/鞘=40/60,70/30とした実験であるが、いずれも製糸性が安定しており、優れた性能を有していた。また、実施例31と33は、複合比率(重量)をそれぞれ芯/鞘=80/20,90/10とし、芯成分比率を大きくした実験であるが、鞘成分比率が小さいせいかアルカリ減量の影響で製品風合いがやや低下したが、大きな問題でなく、本発明を満足する織物を安定して得ることができた。評価結果を表7に示す。
Figure 2007131980
(実施例34〜38、比較例5〜6)
実施例1の製糸条件を基本として、パック交換を行うことで口金スペックを変更し、断面異形度の異なる実施例34〜38および比較例5〜6を行った。実施例36と37は、断面異形度をそれぞれ2.0および3.0とした実験であるが、実施例1を上回る製品風合いや工程安定性を有していた。また、実施例34と38は、断面異形度を1.5および3.3とした実験であるが、製糸性、溶出性、製品風合いのいずれにおいても良好な結果が得られた。比較例5は、断面異形度を1.2とした実験であるが、断面異形度が小さく、鞘成分の開口部幅が広すぎたために繊維布帛とした際に筋斑が発生しており、品位が悪かった。また、比較例6は、断面異形度を3.5とした実験であるが、鞘成分の開口部幅が小さすぎるため、芯成分の溶出性が極めて悪く、染め斑が酷かった。評価結果を表8に示す。
Figure 2007131980
本発明のポリエステル芯鞘複合繊維は、仮撚や撚糸および製編織時の物理的圧力によっても中空部を維持できる好適には溶出型の中空断面構造を形成することができ、製糸性や芯成分の除去等の工程安定性が良好であり、品位の優れた軽量・保温性繊維を得ることができ、有用である。
図1は、本発明のポリエステル芯鞘複合繊維の繊維横断面を例示説明するための模式断面図である。
符号の説明
1:ポリエステル芯鞘複合繊維
2:鞘成分
3:芯成分
4:芯成分の一部
5:鞘成分の開口部
A:繊維横断面における芯成分の内接円の直径
B:繊維横断面における鞘成分の開口部幅

Claims (5)

  1. ポリエステルを鞘成分とし、重量平均分子量500〜8000のポリエチレングリコールを8〜70重量%共重合させたポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、繊維横断面において該芯成分の一部が該鞘成分の開口部から繊維表面に露出しており、かつ断面異形度(A/B)が下記式(1)を満足することを特徴とするポリエステル芯鞘複合繊維。
    1.5≦A/B≦3.3・・・・・(1)
    (式中、Aは繊維横断面における芯成分の内接円の直径(μm)を表し、Bは繊維横断面における鞘成分の開口部幅(μm)を表す。)
  2. 芯成分と鞘成分の複合比率(重量)が、芯/鞘=30/70〜80/20であることを特徴とする請求項1記載のポリエステル芯鞘複合繊維。
  3. 酸化チタン粒子が、鞘成分中に0.05〜2.5重量%含有されてなることを特徴とする請求項1または2記載のポリエステル芯鞘複合繊維。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のポリエステル芯鞘複合繊維を少なくとも1部に用いてなることを特徴とする繊維布帛。
  5. 芯成分を除去することにより形成された中空部に機能剤を充填または塗布させてなることを特徴とする請求項4記載の繊維布帛。
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