JPH08120575A - 軽量鮮明布帛の製造方法 - Google Patents
軽量鮮明布帛の製造方法Info
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- JPH08120575A JPH08120575A JP6260339A JP26033994A JPH08120575A JP H08120575 A JPH08120575 A JP H08120575A JP 6260339 A JP6260339 A JP 6260339A JP 26033994 A JP26033994 A JP 26033994A JP H08120575 A JPH08120575 A JP H08120575A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 仮撚捲縮嵩高加工時に中空部がつぶれること
なく,軽量性を維持し,しかも染色堅牢度の良好な軽量
鮮明布帛を得る方法を提供する。 【構成】 スルフォイソフタル酸成分を特定量含有した
C型横断面形状のカチオン染料可染ポリエステルを鞘成
分とし,該鞘成分よりもアルカリ溶解速度の速い熱可塑
性重合体を芯成分とした複合繊維に仮撚捲縮嵩高加工を
施した後,製編織して布帛とし,アルカリ水溶液で芯成
分を溶出し,カチオン染料で130℃以上の染色温度に
て染色する。 【効果】 本発明方法によれば,仮撚捲縮嵩高加工によ
る横断面形状の変形が起こらず,中空部を有した,染色
堅牢度の良好な,鮮明な深みのある色相の軽量布帛が得
られる。
なく,軽量性を維持し,しかも染色堅牢度の良好な軽量
鮮明布帛を得る方法を提供する。 【構成】 スルフォイソフタル酸成分を特定量含有した
C型横断面形状のカチオン染料可染ポリエステルを鞘成
分とし,該鞘成分よりもアルカリ溶解速度の速い熱可塑
性重合体を芯成分とした複合繊維に仮撚捲縮嵩高加工を
施した後,製編織して布帛とし,アルカリ水溶液で芯成
分を溶出し,カチオン染料で130℃以上の染色温度に
て染色する。 【効果】 本発明方法によれば,仮撚捲縮嵩高加工によ
る横断面形状の変形が起こらず,中空部を有した,染色
堅牢度の良好な,鮮明な深みのある色相の軽量布帛が得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,染色堅牢度の良好な軽
量鮮明布帛の製造方法に関するものである。
量鮮明布帛の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は,数多くの優れた性
質を有しており,今や衣料用として欠くことのできない
素材である。特にスポーツ衣料分野においては,とりわ
けなくてはならない素材であり,しかも,この分野では
快適性の訴求が行われ,ポリエステル繊維の機能化が図
られている。この機能性の1つとして軽量性,保温性が
注目され,その手段として中空繊維が生まれ,種々の方
法が提案された。その具体的な方法としては,特開昭5
6−169817号公報にポリエステル層で覆われた内
層ポリアミド成分をポリアミドの溶媒で除去して中空繊
維を得る方法や,中空形状を有する紡糸ノズルにて紡糸
し,図3のごとき中空繊維を得る方法等が提案されてい
る。
質を有しており,今や衣料用として欠くことのできない
素材である。特にスポーツ衣料分野においては,とりわ
けなくてはならない素材であり,しかも,この分野では
快適性の訴求が行われ,ポリエステル繊維の機能化が図
られている。この機能性の1つとして軽量性,保温性が
注目され,その手段として中空繊維が生まれ,種々の方
法が提案された。その具体的な方法としては,特開昭5
6−169817号公報にポリエステル層で覆われた内
層ポリアミド成分をポリアミドの溶媒で除去して中空繊
維を得る方法や,中空形状を有する紡糸ノズルにて紡糸
し,図3のごとき中空繊維を得る方法等が提案されてい
る。
【0003】しかしながら,従来より提案されている中
空繊維には,中空孔に起因する淡染化のため,鮮明に染
色できない欠点があり,しかも,これに仮撚捲縮嵩高加
工を施すと,中空部がつぶれてしまい,軽量性,保温性
等の機能が果たせなくなってしまう欠点があった。さら
に,従来の分散染料で染色されるポリエステル中空繊維
には,吸水加工や撥水加工等の付帯加工時の熱処理で分
散染料が繊維表面にブリードし,染色堅牢度が大きく低
下する欠点もあった。
空繊維には,中空孔に起因する淡染化のため,鮮明に染
色できない欠点があり,しかも,これに仮撚捲縮嵩高加
工を施すと,中空部がつぶれてしまい,軽量性,保温性
等の機能が果たせなくなってしまう欠点があった。さら
に,従来の分散染料で染色されるポリエステル中空繊維
には,吸水加工や撥水加工等の付帯加工時の熱処理で分
散染料が繊維表面にブリードし,染色堅牢度が大きく低
下する欠点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
現状に鑑みて行われたもので,仮撚捲縮嵩高加工時に繊
維の中空部がつぶれることなく,軽量性を維持した,染
色堅牢度の良好な軽量鮮明布帛を得ることを目的とする
ものである。
現状に鑑みて行われたもので,仮撚捲縮嵩高加工時に繊
維の中空部がつぶれることなく,軽量性を維持した,染
色堅牢度の良好な軽量鮮明布帛を得ることを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記目的を達
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,スルフォイソフタル酸成分を0.8〜1.8
mol%含有するC型横断面形状のカチオン染料可染ポ
リエステルが鞘成分を構成し,該鞘成分よりもアルカリ
溶解速度の速い熱可塑性重合体が芯成分と芯と連通し繊
維表面の一部分を構成してなる複合繊維を用い,これに
仮撚捲縮嵩高加工を施した後,製編織して布帛を形成
し,次にアルカリ水溶液で芯成分を溶出し,しかる後に
カチオン染料で130℃以上の染色温度にて染色するこ
とを特徴とする染色堅牢度の良好な軽量鮮明布帛の製造
方法を要旨とするものである。以下,本発明を詳細に説
明する。
成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,スルフォイソフタル酸成分を0.8〜1.8
mol%含有するC型横断面形状のカチオン染料可染ポ
リエステルが鞘成分を構成し,該鞘成分よりもアルカリ
溶解速度の速い熱可塑性重合体が芯成分と芯と連通し繊
維表面の一部分を構成してなる複合繊維を用い,これに
仮撚捲縮嵩高加工を施した後,製編織して布帛を形成
し,次にアルカリ水溶液で芯成分を溶出し,しかる後に
カチオン染料で130℃以上の染色温度にて染色するこ
とを特徴とする染色堅牢度の良好な軽量鮮明布帛の製造
方法を要旨とするものである。以下,本発明を詳細に説
明する。
【0006】本発明では,まず第1に,布帛を構成する
繊維として,図2にその一例を示すごとく,スルフォイ
ソフタル酸成分を0.8〜1.8mol%含有するC型横断
面形状のカチオン染料可染ポリエステルが鞘成分(鞘部
1)を構成し,該鞘成分よりもアルカリ溶解速度の速い
熱可塑性重合体が芯成分(芯部2)と芯と連通し繊維表
面の一部分(露出部4)を構成してなる複合繊維を用い
ることを大きな特徴としている。
繊維として,図2にその一例を示すごとく,スルフォイ
ソフタル酸成分を0.8〜1.8mol%含有するC型横断
面形状のカチオン染料可染ポリエステルが鞘成分(鞘部
1)を構成し,該鞘成分よりもアルカリ溶解速度の速い
熱可塑性重合体が芯成分(芯部2)と芯と連通し繊維表
面の一部分(露出部4)を構成してなる複合繊維を用い
ることを大きな特徴としている。
【0007】ここでいう鞘成分を構成しているカチオン
染料可染ポリエステルは,テレフタル酸又はその低級ア
ルキル誘導体(炭素数1〜4のアルカノールのジエステ
ル)とエチレングリコールとからなるポリエステル,テ
レフタル酸またはその低級アルキル誘導体とエチレング
リコールおよび少なくとも1種の他成分とからなるポリ
エステル,ビス−2−ヒドロキシエチルテレフタレート
またはその低重合体あるいはビス−2−ヒドロキシエチ
ルテレフタレートおよび少なくとも1種の他の成分とか
ら得られるポリエチレンテレフタレートよりなるポリエ
ステルに,スルフォイソフタル酸塩を添加して共重合し
たポリエステル等を意味している。
染料可染ポリエステルは,テレフタル酸又はその低級ア
ルキル誘導体(炭素数1〜4のアルカノールのジエステ
ル)とエチレングリコールとからなるポリエステル,テ
レフタル酸またはその低級アルキル誘導体とエチレング
リコールおよび少なくとも1種の他成分とからなるポリ
エステル,ビス−2−ヒドロキシエチルテレフタレート
またはその低重合体あるいはビス−2−ヒドロキシエチ
ルテレフタレートおよび少なくとも1種の他の成分とか
ら得られるポリエチレンテレフタレートよりなるポリエ
ステルに,スルフォイソフタル酸塩を添加して共重合し
たポリエステル等を意味している。
【0008】本発明では,このスルフォイソフタル酸塩
が0.8〜1.8mol%の限定された範囲にあることが必
要である。ここでスルフォイソフタル酸塩が0.8mol
%未満であれば,後述する染色温度でも十分な染色性が
得られず,また,スルフォイソフタル酸塩が1.8mol
%を超えれば,芯を構成する成分のアルカリ溶解速度に
近くなり,アルカリ水溶液で溶出したときにC型横断面
形状の中空糸が得られなくなるとともに,染色時に強力
が大きく低下し,実用に供さなくなる。
が0.8〜1.8mol%の限定された範囲にあることが必
要である。ここでスルフォイソフタル酸塩が0.8mol
%未満であれば,後述する染色温度でも十分な染色性が
得られず,また,スルフォイソフタル酸塩が1.8mol
%を超えれば,芯を構成する成分のアルカリ溶解速度に
近くなり,アルカリ水溶液で溶出したときにC型横断面
形状の中空糸が得られなくなるとともに,染色時に強力
が大きく低下し,実用に供さなくなる。
【0009】この鞘成分で形成されるC型横断面形状
は,図1に示すように,鞘部1が繊維軸方向に連続した
中空部3と開口部5を有する形状のものである。
は,図1に示すように,鞘部1が繊維軸方向に連続した
中空部3と開口部5を有する形状のものである。
【0010】続く芯成分と芯と連通し繊維表面の一部分
を構成している熱可塑性重合体は,鞘成分よりもアルカ
リ溶解速度が速いことが必須であり,このような熱可塑
性重合体としては,ポリアルキレンオキサイド,ポリオ
キシアルキレングリコール,飽和ポリエステル等が好ま
しく用いられ,これらは単独または適宜混合もしくは共
重合して使用される。
を構成している熱可塑性重合体は,鞘成分よりもアルカ
リ溶解速度が速いことが必須であり,このような熱可塑
性重合体としては,ポリアルキレンオキサイド,ポリオ
キシアルキレングリコール,飽和ポリエステル等が好ま
しく用いられ,これらは単独または適宜混合もしくは共
重合して使用される。
【0011】特に飽和ポリエステルを単独で使用すると
きは,その酸成分および/またはグリコール成分を2種
以上併用してアルカリ溶解速度を高めて使用し,特に鞘
成分に使用したポリエステルのスルフォイソフタル酸塩
を添加することは好ましいことである。ただし,スルフ
ォイソフタル酸塩の使用量は,鞘成分の使用量より多く
する必要があり,一般には2.5mol%以上にし,アル
カリ溶解速度を2倍以上速くするとよい。
きは,その酸成分および/またはグリコール成分を2種
以上併用してアルカリ溶解速度を高めて使用し,特に鞘
成分に使用したポリエステルのスルフォイソフタル酸塩
を添加することは好ましいことである。ただし,スルフ
ォイソフタル酸塩の使用量は,鞘成分の使用量より多く
する必要があり,一般には2.5mol%以上にし,アル
カリ溶解速度を2倍以上速くするとよい。
【0012】本発明は,上記記載の鞘成分と芯成分を用
いてC型芯鞘複合繊維にするが,このとき格別の方法を
採用する必要はなく,通常の複合繊維の溶融紡糸方法を
任意に採用することができる。例えば,2相のエクスト
ゥルーダーからなる芯鞘型複合紡糸機を使用し,アルカ
リ溶解速度の相対的に遅い成分を鞘成分とし,同速度の
相対的に速い成分を芯成分並びに芯と連通し繊維表面の
一部分を構成する成分として複合紡糸すればよい。この
際の芯鞘比は,特に限定するものではないが,アルカリ
溶解後の糸質や耐フィブリル性から考慮すると,重量比
で芯:鞘の比率を10〜40:90〜60にすることが
望ましい。
いてC型芯鞘複合繊維にするが,このとき格別の方法を
採用する必要はなく,通常の複合繊維の溶融紡糸方法を
任意に採用することができる。例えば,2相のエクスト
ゥルーダーからなる芯鞘型複合紡糸機を使用し,アルカ
リ溶解速度の相対的に遅い成分を鞘成分とし,同速度の
相対的に速い成分を芯成分並びに芯と連通し繊維表面の
一部分を構成する成分として複合紡糸すればよい。この
際の芯鞘比は,特に限定するものではないが,アルカリ
溶解後の糸質や耐フィブリル性から考慮すると,重量比
で芯:鞘の比率を10〜40:90〜60にすることが
望ましい。
【0013】次に,本発明では,複合紡糸された複合繊
維に仮撚捲縮嵩高加工を施す。ここで施される仮撚捲縮
嵩高加工は,スピンドル方式,チューブ,ディスクまた
はベルト等によるフリクション方式等のいずれかの加工
方法で行えばよい。ここでは,延伸した後に仮撚捲縮嵩
高加工を行っても,延伸と仮撚捲縮嵩高加工を同時に行
うDTY方式で行ってもよい。仮撚捲縮嵩高加工条件
は,格別の条件で行う必要はなく,目的とする捲縮嵩高
性能に応じて,通常の条件から任意に選択して実施すれ
ばよい。
維に仮撚捲縮嵩高加工を施す。ここで施される仮撚捲縮
嵩高加工は,スピンドル方式,チューブ,ディスクまた
はベルト等によるフリクション方式等のいずれかの加工
方法で行えばよい。ここでは,延伸した後に仮撚捲縮嵩
高加工を行っても,延伸と仮撚捲縮嵩高加工を同時に行
うDTY方式で行ってもよい。仮撚捲縮嵩高加工条件
は,格別の条件で行う必要はなく,目的とする捲縮嵩高
性能に応じて,通常の条件から任意に選択して実施すれ
ばよい。
【0014】続いて,仮撚捲縮嵩高加工された複合繊維
は,製織または編成して布帛に形成される。ここでの製
編織では,丸編機,経編機,横編機で編成される編物や
フライシャットル織機,レピア織機,ウォータージェッ
トルーム織機,エアージェットルーム織機で織成される
織物が形成される。このときの編成条件や織成条件は,
目的とする布帛に合わせて適宜決めればよい。
は,製織または編成して布帛に形成される。ここでの製
編織では,丸編機,経編機,横編機で編成される編物や
フライシャットル織機,レピア織機,ウォータージェッ
トルーム織機,エアージェットルーム織機で織成される
織物が形成される。このときの編成条件や織成条件は,
目的とする布帛に合わせて適宜決めればよい。
【0015】上述のごとくして形成された布帛は,次に
アルカリ水溶液に浸漬して,芯成分が溶出除去される。
ここで使用するアルカリ化合物としては,水酸化ナトリ
ウム,水酸化カリウムが好ましい。アルカリ水溶液濃度
は,アルカリ化合物の種類,処理条件等により異なる
が,一般に5〜20g/リットルの範囲が好ましい。こ
こでアルカリ水溶液濃度が5g/リットル未満であれ
ば,芯成分の溶出が極端に遅くなり,生産性が悪くな
る。一方,20g/リットルを超えるアルカリ水溶液濃
度であれば,鞘成分も溶解される危険性が生じるので注
意を要する。処理温度は,60〜100℃の範囲が好ま
しく,処理時間は,5〜60分間の範囲で行えばよい。
アルカリ水溶液に浸漬して,芯成分が溶出除去される。
ここで使用するアルカリ化合物としては,水酸化ナトリ
ウム,水酸化カリウムが好ましい。アルカリ水溶液濃度
は,アルカリ化合物の種類,処理条件等により異なる
が,一般に5〜20g/リットルの範囲が好ましい。こ
こでアルカリ水溶液濃度が5g/リットル未満であれ
ば,芯成分の溶出が極端に遅くなり,生産性が悪くな
る。一方,20g/リットルを超えるアルカリ水溶液濃
度であれば,鞘成分も溶解される危険性が生じるので注
意を要する。処理温度は,60〜100℃の範囲が好ま
しく,処理時間は,5〜60分間の範囲で行えばよい。
【0016】このようにして得られた布帛を,本発明で
は,最後にカチオン染料で130℃以上の染色温度にて
染色する。ここで使用されるカチオン染料は,カチオン
染料可染ポリエステルに使用される塩基性染料に限定さ
れる。アクリル用のカチオン染料は,耐熱水性に問題が
あるので好ましくない。染色温度は130℃以上が必須
であり,望ましくは130〜135℃の範囲である。こ
こで染色温度が130℃未満であれば,本発明で使用し
ているスルフォイソフタル酸成分0.8〜1.8mol%含
有のカチオン染料可染ポリエステルを鮮明な濃色に染色
することが困難になる。本発明は,以上の構成よりなる
ものである。
は,最後にカチオン染料で130℃以上の染色温度にて
染色する。ここで使用されるカチオン染料は,カチオン
染料可染ポリエステルに使用される塩基性染料に限定さ
れる。アクリル用のカチオン染料は,耐熱水性に問題が
あるので好ましくない。染色温度は130℃以上が必須
であり,望ましくは130〜135℃の範囲である。こ
こで染色温度が130℃未満であれば,本発明で使用し
ているスルフォイソフタル酸成分0.8〜1.8mol%含
有のカチオン染料可染ポリエステルを鮮明な濃色に染色
することが困難になる。本発明は,以上の構成よりなる
ものである。
【0017】
【作用】本発明者らは,仮撚捲縮嵩高加工で中空部がつ
ぶれることなく,軽量性を維持した,染色堅牢度の良好
な軽量鮮明布帛を得るために鋭意研究した結果,カチオ
ン染料で染色されたカチオン染料可染ポリエステル布帛
は,分散染料で染色された通常のポリエステル布帛に比
べて色相が鮮明で,深みのある濃色が得られ,しかも染
色堅牢度に優れている点に着目し,本発明の製造方法に
到達したものである。
ぶれることなく,軽量性を維持した,染色堅牢度の良好
な軽量鮮明布帛を得るために鋭意研究した結果,カチオ
ン染料で染色されたカチオン染料可染ポリエステル布帛
は,分散染料で染色された通常のポリエステル布帛に比
べて色相が鮮明で,深みのある濃色が得られ,しかも染
色堅牢度に優れている点に着目し,本発明の製造方法に
到達したものである。
【0018】本発明の鞘成分のカチオン染料可染ポリエ
ステルは,スルフォイソフタル酸成分が0.8〜1.8mo
l%の限定された範囲まで低下しているので,アルカリ
溶解速度が通常のポリエステルに近い速度に抑えられて
おり,また,染色における強度低下がほとんどなく,1
30℃以上の染色温度での染色が可能になっている。カ
チオン染料の染着挙動は,繊維にある染着座席に染料分
子が結合することにより染色されるものであるが,本発
明方法のように温度を上昇させると,カチオン染料にお
いても分散染料と同じ挙動を示し,繊維の内部へも吸着
し,通常は繊維内部の染着に寄与しない染着座席にも染
料分子が結合するようになり,従って,スルフォイソフ
タル酸成分の添加量を低下しても染色性が低下せずに,
優れた染色性を示すのである。
ステルは,スルフォイソフタル酸成分が0.8〜1.8mo
l%の限定された範囲まで低下しているので,アルカリ
溶解速度が通常のポリエステルに近い速度に抑えられて
おり,また,染色における強度低下がほとんどなく,1
30℃以上の染色温度での染色が可能になっている。カ
チオン染料の染着挙動は,繊維にある染着座席に染料分
子が結合することにより染色されるものであるが,本発
明方法のように温度を上昇させると,カチオン染料にお
いても分散染料と同じ挙動を示し,繊維の内部へも吸着
し,通常は繊維内部の染着に寄与しない染着座席にも染
料分子が結合するようになり,従って,スルフォイソフ
タル酸成分の添加量を低下しても染色性が低下せずに,
優れた染色性を示すのである。
【0019】本発明では,上記の鞘成分と鞘成分よりア
ルカリ溶解速度の速い芯成分で構成された複合繊維に仮
撚捲縮嵩高加工を施し,製編織した後にアルカリ水溶液
で芯成分を溶出すると,仮撚捲縮嵩高加工時に中空部が
つぶれることがないので,一定のC型横断面形状を有し
た,仮撚捲縮加工を施したポリエステル中空糸使いの布
帛が得られ,さらに,得られたポリエステル中空糸布帛
は,カチオン染料で染色されているので,従来より分散
染料で染色されていた中空糸で問題になっていた淡染化
と染色堅牢度低下が大幅に改善され,染色堅牢度の良好
な軽量鮮明布帛が得られる。
ルカリ溶解速度の速い芯成分で構成された複合繊維に仮
撚捲縮嵩高加工を施し,製編織した後にアルカリ水溶液
で芯成分を溶出すると,仮撚捲縮嵩高加工時に中空部が
つぶれることがないので,一定のC型横断面形状を有し
た,仮撚捲縮加工を施したポリエステル中空糸使いの布
帛が得られ,さらに,得られたポリエステル中空糸布帛
は,カチオン染料で染色されているので,従来より分散
染料で染色されていた中空糸で問題になっていた淡染化
と染色堅牢度低下が大幅に改善され,染色堅牢度の良好
な軽量鮮明布帛が得られる。
【0020】
【実施例】以下,実施例によって本発明方法をさらに具
体的に説明するが,実施例中における布帛の測定,評価
は,下記の方法により行った。 (1)L* 値 得られた染色布をマクベス社製の測色機カラーアイMS
−2020で測色し,下記式のCIE Labの明度指
標であるL* 値を求めた。 L* =116(Y/Yw)1/3−16 (ただし,Yは刺激値,Ywは光源の係数である。) (2)染色堅牢度 洗濯堅牢度 : JIS L−0844 C−II法 摩擦堅牢度 : JIS L−0849 学振形 汗堅牢度 : JIS L−0848 A法 (3)厚 さ : JIS L−1018 (4)目 付 : JIS L−1018 (5)強 力 : JIS L−1018 破裂強さ
体的に説明するが,実施例中における布帛の測定,評価
は,下記の方法により行った。 (1)L* 値 得られた染色布をマクベス社製の測色機カラーアイMS
−2020で測色し,下記式のCIE Labの明度指
標であるL* 値を求めた。 L* =116(Y/Yw)1/3−16 (ただし,Yは刺激値,Ywは光源の係数である。) (2)染色堅牢度 洗濯堅牢度 : JIS L−0844 C−II法 摩擦堅牢度 : JIS L−0849 学振形 汗堅牢度 : JIS L−0848 A法 (3)厚 さ : JIS L−1018 (4)目 付 : JIS L−1018 (5)強 力 : JIS L−1018 破裂強さ
【0021】実施例1 図2に示すC型芯鞘複合繊維の鞘成分として,5−ナト
リウムスルフォイソフタル酸成分を1.5mol%共重合
したポリエチレンテレフタレート系コポリエステル,芯
成分として5−ナトリウムスルフォイソフタル酸成分を
3.0mol%共重合したポリエチレンテレフタレート系
コポリエステルを用い,芯鞘比率(重量比)が30/7
0となるように芯鞘型複合紡糸機を用いて,紡糸温度2
90℃で溶融紡糸し,延伸して,150デニール/30
フィラメントの図2のごとき芯鞘複合繊維を得た。
リウムスルフォイソフタル酸成分を1.5mol%共重合
したポリエチレンテレフタレート系コポリエステル,芯
成分として5−ナトリウムスルフォイソフタル酸成分を
3.0mol%共重合したポリエチレンテレフタレート系
コポリエステルを用い,芯鞘比率(重量比)が30/7
0となるように芯鞘型複合紡糸機を用いて,紡糸温度2
90℃で溶融紡糸し,延伸して,150デニール/30
フィラメントの図2のごとき芯鞘複合繊維を得た。
【0022】この複合繊維を用いて,仮撚数2530T
/m,ヒーター温度200℃,加工速度120m/min
にて通常の仮撚捲縮嵩高加工を施し,150デニール/
30フィラメントの仮撚捲縮嵩高加工糸を得た。次に,
この加工糸を用いて,釜径30インチ,20ゲージの丸
編機にて,32ウェール/インチ,40コース/インチ
のモックミラノリブ組織の丸編地を製編した。
/m,ヒーター温度200℃,加工速度120m/min
にて通常の仮撚捲縮嵩高加工を施し,150デニール/
30フィラメントの仮撚捲縮嵩高加工糸を得た。次に,
この加工糸を用いて,釜径30インチ,20ゲージの丸
編機にて,32ウェール/インチ,40コース/インチ
のモックミラノリブ組織の丸編地を製編した。
【0023】ここで,この丸編地を液流染色機にて80
℃で20分間リラックス処理し,引き続き,テンターに
て180℃で1分間のプレセットを行った後,濃度10
g/リットルのNaOH水溶液にて100℃で30分間
のアルカリ溶解処理を施し,芯成分がすべて溶出し,3
2%重量減した図1に示すC型横断面形状の仮撚捲縮嵩
高加工中空糸よりなる丸編地を得た。
℃で20分間リラックス処理し,引き続き,テンターに
て180℃で1分間のプレセットを行った後,濃度10
g/リットルのNaOH水溶液にて100℃で30分間
のアルカリ溶解処理を施し,芯成分がすべて溶出し,3
2%重量減した図1に示すC型横断面形状の仮撚捲縮嵩
高加工中空糸よりなる丸編地を得た。
【0024】続いて,上記丸編地を下記染色処方1に示
すカチオン染料液で温度130℃,時間30分の条件に
て黒色に染色した後,170℃で1分間のファイナルセ
ットを行い,本発明の加工布帛を得た。 染色処方1 Aizen Cathilon Black CD−BLH 10%o.w.f. (保土谷化学工業株式会社製,カチオン染料) ニッカサンソルト AN 0.5g/リットル (日華化学株式会社製,カチオン染料用緩染剤) 酢 酸 0.2cc/リットル
すカチオン染料液で温度130℃,時間30分の条件に
て黒色に染色した後,170℃で1分間のファイナルセ
ットを行い,本発明の加工布帛を得た。 染色処方1 Aizen Cathilon Black CD−BLH 10%o.w.f. (保土谷化学工業株式会社製,カチオン染料) ニッカサンソルト AN 0.5g/リットル (日華化学株式会社製,カチオン染料用緩染剤) 酢 酸 0.2cc/リットル
【0025】本発明との比較のため,本実施例1におい
て,鞘成分の5−ナトリウムスルフォイソフタル酸成分
を1.5mol%共重合したポリエチレンテレフタレート
系コポリエステルに代えて通常のポリエチレンテレフタ
レートを用い,染色に際しては,染色処方1に代えて下
記染色処方2の分散染料を用いて行う他は,本実施例1
とまったく同一の方法により比較用の加工布帛(比較例
1)を得た。 染色処方2 Dianix Black HG−FS 15.0%o.w.f. (三菱化成ヘキスト株式会社製,分散染料) ニッカサンソルト SN−130 0.5g/リットル (日華化学株式会社製,分散剤) 酢 酸 0.2cc/リットル
て,鞘成分の5−ナトリウムスルフォイソフタル酸成分
を1.5mol%共重合したポリエチレンテレフタレート
系コポリエステルに代えて通常のポリエチレンテレフタ
レートを用い,染色に際しては,染色処方1に代えて下
記染色処方2の分散染料を用いて行う他は,本実施例1
とまったく同一の方法により比較用の加工布帛(比較例
1)を得た。 染色処方2 Dianix Black HG−FS 15.0%o.w.f. (三菱化成ヘキスト株式会社製,分散染料) ニッカサンソルト SN−130 0.5g/リットル (日華化学株式会社製,分散剤) 酢 酸 0.2cc/リットル
【0026】また,本発明との比較のため,本実施例1
で用いた繊維の鞘成分に代えて5−ナトリウムスルフォ
イソフタル酸成分を2.5mol%共重合したポリエチレ
ンテレフタレート系コポリエステルを用い,芯成分にお
いても5−ナトリウムスルフォイソフタル酸成分を5.0
mol%共重合したポリエチレンテレフタレート系コポ
リエステルを用いる他は,本実施例1とまったく同一の
方法により比較用の加工布帛(比較例2)を得た。しか
し,ここで得られた比較例2の加工布帛は,極端に強力
の弱いものとなり実用に供し得ない布帛であった。
で用いた繊維の鞘成分に代えて5−ナトリウムスルフォ
イソフタル酸成分を2.5mol%共重合したポリエチレ
ンテレフタレート系コポリエステルを用い,芯成分にお
いても5−ナトリウムスルフォイソフタル酸成分を5.0
mol%共重合したポリエチレンテレフタレート系コポ
リエステルを用いる他は,本実施例1とまったく同一の
方法により比較用の加工布帛(比較例2)を得た。しか
し,ここで得られた比較例2の加工布帛は,極端に強力
の弱いものとなり実用に供し得ない布帛であった。
【0027】最後に紡糸段階で中空繊維とした,いわゆ
るマカロニタイプの中空糸と比較すべく,本実施例1の
鞘成分のみを用いて,図3に示す中空率30%の100
デニール/24フィラメントの中空繊維を常法により製
造した。以下,実施例1においてアルカリ溶解処理工程
を省く他は,実施例1とまったく同一の方法により比較
用の加工布帛(比較例3)を得た。ここで得られた加工
布帛は,仮撚捲縮嵩高加工で中空部がつぶれた,嵩高性
のない偏平な,軽量感のない布帛であった。
るマカロニタイプの中空糸と比較すべく,本実施例1の
鞘成分のみを用いて,図3に示す中空率30%の100
デニール/24フィラメントの中空繊維を常法により製
造した。以下,実施例1においてアルカリ溶解処理工程
を省く他は,実施例1とまったく同一の方法により比較
用の加工布帛(比較例3)を得た。ここで得られた加工
布帛は,仮撚捲縮嵩高加工で中空部がつぶれた,嵩高性
のない偏平な,軽量感のない布帛であった。
【0028】得られた本発明および比較用の加工布帛の
性能を測定,評価し,その結果を合わせて表1に示し
た。
性能を測定,評価し,その結果を合わせて表1に示し
た。
【表1】
【0029】表1より明らかなように,本発明の加工布
帛は,染色堅牢度に優れ,鮮明で深みのある黒色を呈
し,かつ嵩高性のある,軽量感に富んだ加工布帛であっ
た。
帛は,染色堅牢度に優れ,鮮明で深みのある黒色を呈
し,かつ嵩高性のある,軽量感に富んだ加工布帛であっ
た。
【0030】
【発明の効果】本発明方法によれば,仮撚捲縮嵩高加工
による横断面形状の変化が起こらず,一定のC型横断面
形状を維持し,しかも優れた染色堅牢度を有し,鮮明な
深みのある色相を有する軽量布帛を得ることができる。
このような性能の本発明の加工布帛は,スポーツ衣料,
ユニフォーム衣料等の衣料に好適な素材として提供する
ことができる。
による横断面形状の変化が起こらず,一定のC型横断面
形状を維持し,しかも優れた染色堅牢度を有し,鮮明な
深みのある色相を有する軽量布帛を得ることができる。
このような性能の本発明の加工布帛は,スポーツ衣料,
ユニフォーム衣料等の衣料に好適な素材として提供する
ことができる。
【図1】本発明方法で得られる布帛を構成する繊維の断
面形状の一例を示す横断面図である。
面形状の一例を示す横断面図である。
【図2】本発明方法で用いる芯鞘複合繊維の一例を示す
横断面図である。
横断面図である。
【図3】本発明との比較のために用いるマカロニタイプ
中空繊維の横断面形状の一例を示す断面図である。
中空繊維の横断面形状の一例を示す断面図である。
1 鞘 部 2 芯 部 3 中空部 4 芯成分の露出部 5 開口部 6 マカロニ型中空繊維の鞘部 7 マカロニ型中空繊維の中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/84 305 B 8/14 B D03D 15/00 B H D06M 11/38 D06P 3/52 F // D06M 101:32
Claims (1)
- 【請求項1】 スルフォイソフタル酸成分を0.8〜1.8
mol%含有するC型横断面形状のカチオン染料可染ポ
リエステルが鞘成分を構成し,該鞘成分よりもアルカリ
溶解速度の速い熱可塑性重合体が芯成分と芯と連通し繊
維表面の一部分を構成してなる複合繊維を用い,これに
仮撚捲縮嵩高加工を施した後,製編織して布帛を形成
し,次にアルカリ水溶液で芯成分を溶出し,しかる後に
カチオン染料で130℃以上の染色温度にて染色するこ
とを特徴とする染色堅牢度の良好な軽量鮮明布帛の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6260339A JPH08120575A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 軽量鮮明布帛の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6260339A JPH08120575A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 軽量鮮明布帛の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08120575A true JPH08120575A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17346618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6260339A Pending JPH08120575A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 軽量鮮明布帛の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08120575A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092227A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Toray Ind Inc | ポリエステル芯鞘複合繊維およびその布帛 |
JP2007131980A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Toray Ind Inc | ポリエステル芯鞘複合繊維およびその繊維布帛 |
JP2014227612A (ja) * | 2013-05-20 | 2014-12-08 | 東レ株式会社 | 軽量編織物 |
JPWO2016002100A1 (ja) * | 2014-06-30 | 2017-04-27 | 東レ株式会社 | マルチフィラメント糸と編織物およびその製造方法 |
CN111005128A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-14 | 江苏恒力化纤股份有限公司 | 一种膏药布的制备方法 |
CN116262991A (zh) * | 2023-01-03 | 2023-06-16 | 凯泰特种纤维科技有限公司 | 一种c形复合纤维、面料及其制备方法 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP6260339A patent/JPH08120575A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092227A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Toray Ind Inc | ポリエステル芯鞘複合繊維およびその布帛 |
JP2007131980A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Toray Ind Inc | ポリエステル芯鞘複合繊維およびその繊維布帛 |
JP2014227612A (ja) * | 2013-05-20 | 2014-12-08 | 東レ株式会社 | 軽量編織物 |
JPWO2016002100A1 (ja) * | 2014-06-30 | 2017-04-27 | 東レ株式会社 | マルチフィラメント糸と編織物およびその製造方法 |
CN111005128A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-14 | 江苏恒力化纤股份有限公司 | 一种膏药布的制备方法 |
CN116262991A (zh) * | 2023-01-03 | 2023-06-16 | 凯泰特种纤维科技有限公司 | 一种c形复合纤维、面料及其制备方法 |
CN116262991B (zh) * | 2023-01-03 | 2023-11-03 | 凯泰特种纤维科技有限公司 | 一种c形复合纤维、面料及其制备方法 |
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