JP2007124774A - 建屋内外部通信伝送路 - Google Patents

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Abstract

【課題】建屋に床の穴あけなどの大規模工事をすることなく、縦配線路のサポート数を少なくして、建屋の居住者に多重系統の光ケーブルを短期間にかつ低コストの工事で、敷設することにある。
【解決手段】外部通信ケーブル3を各階に設けられた分配器11に接続する建屋内外部通信伝送路において、各階の昇降路壁32に設けられた複数の外部通信ケーブル接続コネクタ8と分配器11とを同一階において接続する複数の分配器接続ケーブル7と、各階の外部通信ケーブル接続コネクタ8間を接続して多重のコネクタ接続回路を形成する外部通信渡りケーブル5とを含み、外部通信渡りケーブル5は昇降路30内に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建屋内に設けられる外部との通信伝送路に関する。
近年、インターネットなどの普及に伴って、高速大容量の通信伝送路は必須の要件となりつつある。また、従来このような大容量通信伝送路が必要なかった中小の事務所ビルあるいは集合住宅などにおいてもその必要性が増してきている。これらの通信伝送路は、LAN(Local Area Network)の利用等を目的として光ケーブルを敷設することによって構成することが多くなされている。また、これらの光ケーブルのLAN等においては、災害時を考慮した多重系統化の要求も多くなってきている。
図5に光ケーブルによる通信伝送路網を示す。基幹光ケーブル101によって各基幹局107が接続され基幹光ネットワークが形成される。各基幹局107には基幹分配器108が設けられ、基幹光ケーブル101を各幹線光ケーブル102に分岐する。各幹線光ケーブル102は分岐点109にて各建物114に向かう支線光ケーブル103を分岐する。各支線光ケーブル103は各建物114の主配線盤110に接続される。主配線盤110からは建屋内光ケーブル104によって建物各階の分配器111に接続され、各分配器から個別光ケーブル106によって各個の端末112に接続されている。各個別の住宅117に接続する時には、幹線光ケーブル102の分岐点109から光ドロップケーブル116によって接続器113に接続され、ここから屋内の個別光ケーブル106によって各個の端末112に接続される。
上記の基幹光ケーブル101、幹線光ケーブル102、支線光ケーブル103、建屋内光ケーブル104は、複数の大容量あるいは中小容量回線であることから、図6(a)のように、数十から数百のテープ心線121を溝つきスペーサ122のスロット126に収容し外面を押さえ巻き124およびポリエチレンシース125で覆ったテープスロット型ケーブル120が用いられる。また、個別光ケーブル106には図6(b)のような1つのテープ心線121の周りをポリエチレンシース125で覆ったインドアケーブル130が用いられる。テープ心線121は石英ガラスでできている非常に脆弱な光ファイバを保護するために、その周囲を紫外線硬化樹脂で覆った心線を複数本並べてさらに紫外線硬化樹脂で覆ったものである。また、光ケーブルの敷設時に光ファイバに張力がかかり破損することを防止するためにテープスロット型ケーブル、インドアケーブルともに鋼線からなるテンションメンバ123が埋め込まれている。
光ファイバはその特性上、曲がると伝播特性が劣化したり、破損が生じたりすることから、各ケーブルに最小曲げ半径が規定されている。幹線光ケーブル102に用いられる、数百心をまとめた大容量のテープスロット型ケーブルではその最小曲げ半径は300〜600mm、支線光ケーブル103、建屋内光ケーブル104に用いられる数十心をまとめた中小容量のテープスロット型ケーブルでもその最小曲げ半径は100〜200mmで、個別光ケーブル106に用いられる単心のインドアケーブルでは15〜30mm程度となっている。このため、建屋内光ケーブル104は専用の直線状の縦配線路に設置され、分配器からの個別光ケーブル106は各個への曲げ配管の中に設置されている。
古いビル、あるいは中小の事務所ビルあるいは集合住宅はこのような光ファイバケーブルによる高速大容量の通信伝送路を設置することを考慮した設計となっていないため、上記のような直線状の縦配線路を設置できるようなスペースがなく、光ファイバケーブルによる高速大容量の通信伝送路を敷設できない状況が発生してきている。いくつかの曲がり配線路がある場合には、主配線盤110のそばに分配器111を配置し、そこから各個の端末まで個別光ケーブル106を敷設することが考えられるが、少数のケーブルの場合は可能であっても、数百箇所もの端末があるビルや集合住宅では、このような大規模な個別光ケーブルを設置することは困難で、実質的には光ファイバケーブルによる高速大容量の通信伝送路を敷設することは非常に困難であった。まして、多重系統の通信伝送路を敷設することは到底困難であった。
そこで、このような建物内へ光ケーブルを敷設する場合は、建物の各階の床に穴開けし、建物の縦方向に光ケーブルを敷設する縦配線路を設けていた。そのために、まず各階の床をX線による非破壊検査等で検査して、床の中に埋め込まれている電気ケーブルや配管の位置を事前調査し、それらの場所を避けて床に穴開け施工して、その穴に直線状の縦配線管を設置して、配管中に光ケーブルを敷設する方法が行われている。そして、多重系統化を図ろうとすると、本線用とバックアップ用と2つの穴を別々の場所に開けることが必要であった。
しかし、建物の各階の床に穴開け施工を行うことは、非破壊検査等による事前調査と床が厚いことによる大規模工事が必要になることから、工期とコストが増大するという問題があり、多重回線となると更に工事規模が大きくなり工期が長くなるという問題があった。また、光ファイバケーブルは光ファイバに張力を掛けないように設置することが必要なことから、縦配線路に多くのサポートをとることが必要で、工期とコストが増大するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、建屋に床の複数の穴あけなどの大規模工事をすることなく、縦配線路のサポート数を少なくして、建屋の居住者に多重系統の光ケーブルを短期間にかつ低コストの工事で、敷設することが可能な建屋内外部通信伝送路を提供することにある。
本発明の目的は、外部通信ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、各階の昇降路壁に設けられた複数の外部通信ケーブル接続コネクタと分配器とを同一階において接続する複数の分配器接続ケーブルと、各階の外部通信ケーブル接続コネクタ間を接続して多重のコネクタ接続回路を形成する外部通信渡りケーブルとを含み、外部通信渡りケーブルは昇降路内に配置されることによって達成することができる。また、本発明の目的は、外部通信ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、外部通信ケーブルを分岐する主配線盤と、各階の昇降路壁に設けられた複数の外部通信ケーブル接続コネクタと分配器とを同一階において接続する複数の分配器接続ケーブルと、各階の外部通信ケーブル接続コネクタと主配線盤とを接続して多重のコネクタ接続回路を形成する階別外部通信ケーブルとを含み、階別外部通信ケーブルは昇降路内に配置されていることによっても達成できる。更に本発明の目的は、外部通信ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、外部通信ケーブルを分岐する主配線盤と、各階の昇降路壁に設けられた複数の外部通信ケーブル接続コネクタと分配器とを同一階において接続する複数の分配器接続ケーブルと、各階の外部通信ケーブル接続コネクタ間を接続して多重のコネクタ接続回路を形成する外部通信渡りケーブルと、各コネクタ接続回路と主配線盤を接続するための多重の建屋内外部通信ケーブルとを含み、外部通信渡りケーブルと建屋内外部通信ケーブルは昇降路内に配置されていることによっても達成することができる。
本発明の目的は、外部通信ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、外部通信ケーブルを分岐する主配線盤と、各階の昇降路壁に設けられた複数の第1の外部通信ケーブル接続コネクタと分配器とを同一階において接続する複数の第1の分配器接続ケーブルと、各階の第1の外部通信ケーブル接続コネクタ間を接続して多重のコネクタ接続回路を形成する外部通信渡りケーブルと、各コネクタ接続回路と主配線盤を接続するための多重の建屋内外部通信ケーブルとを含む第1の建屋内外部通信伝送路と、外部通信ケーブルを分岐する主配線盤と、各階の昇降路壁に設けられた複数の第2の外部通信ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する複数の第2の分配器接続ケーブルと、各階の第2の外部通信ケーブル接続コネクタと主配線盤を接続して多重のコネクタ接続回路を形成する階別外部通信ケーブルと、を含む第2の建屋内外部通信伝送路とを有し、外部通信渡りケーブルと建屋内外部通信ケーブルと階別外部通信ケーブルは昇降路内に配置されたことによっても達成することができる。
上記の本発明の課題解決手段において、外部通信渡りケーブル、階別外部通信ケーブルを共通の昇降路内に配置してもよいし、異なる昇降路に配置されていてもよい。また、外部通信ケーブル接続コネクタは、各階に設けられる呼び出し用操作盤の中又は、各階の天井裏に接する昇降路壁もしくは天井裏の中又は、各階の上げ床部と接する昇降路壁もしくは上げ床内部又は各階の床上と接する昇降路壁もしくは各階の床上に設けられた成端箱の中に設けられていてもよい。
本発明による建屋内外部通信伝送路は、建屋の昇降機の昇降路内に多重化された外部通信ケーブルを配置するため、床の非破壊検査等による事前調査や複数の穴開け施工が不要で多重系統の光ケーブルの敷設が容易になり、建屋内の居住者に外部通信伝送路を短期間にかつ低コストの工事で、敷設することができるという効果を奏する。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。図1から図4は本発明の第1から第4の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。
図1は、建屋1の中に設置された昇降機2の昇降路30とその中に配置された、昇降機の制御用ケーブル配置と多重化された建屋内外部通信伝送路を示している。建屋1は、複数の階を有し、その複数の階を連絡するために昇降機2が設置されている。昇降機は建屋に設けられた昇降路30の中を上下に移動するように設置され、昇降路30の最上部の機械室には昇降機を駆動するための巻き上げ機などの駆動機構及び昇降機制御盤20が設置されている。建屋の各階には昇降機を呼び出すための押しボタンなどが配置された呼び出し用操作盤(図示しない)が設けられ、昇降機制御盤20と昇降機制御ケーブル21によって接続されている。
外部の幹線通信路から分岐した外部通信ケーブル3は建屋1の中に引き込まれ、建屋内の主配線盤10に接続されている。主配線盤10は外部通信ケーブル3を複数の建屋内外部通信ケーブル4に分岐している。建屋の各階にはケーブルを各個の端末12に分配する分配器11が設置されている。主配線盤10と分配器11とは、一端に主配線盤側建屋内外部通信ケーブル接続コネクタ9bが取り付けられた建屋内外部通信ケーブル4と、一端に分配器側外部建屋内外部通信ケーブル接続コネクタ9aが取り付けられた分配器接続ケーブル7によって2系統を構成するように接続されている。ここで、第1の系統は、主配線盤側建屋内外部通信ケーブル接続コネクタ9bと分配器側外部建屋内外部通信ケーブル接続コネクタ9aによって構成される建屋内外部通信ケーブル接続コネクタ9が、取り付けケース35によって昇降路壁32の中央部に固定され、主配線盤10と分配器11は昇降路壁32の中央部を通って建屋内外部通信ケーブル4と分配器接続ケーブル7によって接続されている。また、第2の系統は、建屋内外部通信ケーブル接続コネクタ9が、取り付けケース35によって天井裏52に接する昇降路壁32に固定され、主配線盤10と分配器11は天井裏に接する昇降路壁を通って建屋内外部通信ケーブル4と分配器接続ケーブル7によって接続されている。このように主配線盤10と分配器11は昇降路壁の中央を通る配線と天井裏に接する昇降路壁を通る配線の2系統の構成となっている。
各階の分配器相互の接続も上記と同様に2系統で接続されている。第1の系統は、分配器側外部通信ケーブル接続コネクタ8aと渡りケーブル側外部通信ケーブル接続コネクタ8bにより構成される外部通信ケーブル接続コネクタ8が取り付けケース35によって昇降路壁32の中央部に固定され、分配器11相互間はこの昇降壁32の中央部を通って外部信号渡りケーブル5と分配器接続ケーブル7によって接続されている。第2の系統は上記と同様に、分配器側外部通信ケーブル接続コネクタ8aと渡りケーブル側外部通信ケーブル接続コネクタ8bにより構成される外部通信ケーブル接続コネクタ8が取り付けケース35によって昇降路壁32の天井裏52に接する昇降路壁32に固定され、分配器11相互間はこの昇降壁32の天井上裏部分を通って外部信号渡りケーブル5と分配器接続ケーブル7によって接続されている。このように分配器11相互の接続を行う配線は、昇降路中央部を通る第1の系統と天上裏に接する昇降路壁32を通るものの2系統構成となっている。
上記の第1の系統、第2の系統は1つの系統は常時使用する本線系統で、他の1系統は火災、地震などの災害によって、上記の本線が切断されたときのバックアップ用として用いられる。冗長性を重視する場合には、これら2系統の配線仕様、容量、は同一とし、バックアップ側の配線仕様、容量は第1の系統よりも回線数が小さいものとしてもよい。また、この時には、第1の系統を構成する外部信号渡りケーブル5と第2の系統を構成する外部信号渡りケーブル5は同一昇降路内に設置するときには別々の場所に設置することが好ましく、別々の昇降路30の中に設置することによって更に冗長度を上げることもできる。
本系統を構成する建屋内外部通信ケーブル4、外部通信渡りケーブル5は、数十心をまとめた中小容量のテープスロット型ケーブルが用いられるため、最小曲げ半径が100〜200mmとなるように昇降路内に配置される。また、分配器接続ケーブル7も同様のテープスロット型ケーブルが用いられるため、最小曲げ半径が100〜200mmとなるように昇降路内に配置される。また、分配器接続ケーブル7も同様のテープスロット型ケーブルが用いて呼び出し用操作盤22の近傍に配置される。一方、個別接続ケーブル13は最小曲げ半径は15〜30mm単心のインドアケーブルが用いられるので、分配器11から既設の電話回線配管などの曲がり配管内に自在に配置される。またバックアップ系統はこれよりも回線数の少ない小容量テープスロット型ケーブルで配線される。
本発明の第1の実施形態によると、本線となる第1の系統は最小曲げ半径が100〜200mmの数十心をまとめた中小容量のテープスロット型ケーブルを床に孔をあけずに配置できることから、床の非破壊検査等による事前調査や穴開け施工が不要で光ケーブルの敷設が容易になり、建屋内の居住者に外部通信伝送路を短期間にかつ低コストの工事で、敷設することができるという効果を奏する。第2のバックアップ系統も上記の第1の系統と同様に床に孔を空けることなく設置することができる。また、各階を接続する渡りケーブルは長さが各階高程度であることから、コネクタ間のケーブル重量は軽量で別途ケーブルサポートを設置しなくとも光ファイバを損傷することがないので、特別なサポートなしでケーブルを敷設することができ、現場作業を低減し工事を短期間にすることができるという効果を奏する。
さらに、建屋内外部通信伝送路を多重化してあることから、地震、火災などの災害時のバックアップ回線が確保でき、災害に強い通信回線網を構築する事ができという効果を奏する。特にバックアップ回線を非常用昇降機の呼び出し用操作盤22から取り出すようにすると、非常用昇降機は全階に停止することから、全階に漏れなくバックアップケーブルを配線、設置することができるという効果を奏する。
本発明の第2の実施形態について図2を参照しながら説明する。第1の実施形態と同様の部分については同様の符号を用い説明は省略する。
外部の幹線通信路から分岐した外部通信ケーブル3は建屋1の中に引き込まれ、建屋内の主配線盤10に接続されている。主配線盤10は外部通信ケーブル3を複数の階別外部通信ケーブル6に分岐している。建屋の各階にはケーブルを各個に分配する分配器11が設置されている。主配線盤10と分配器11とは、一端に主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14bが取り付けられた複数の階別外部通信ケーブル6と、一端に分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14aが取り付けられた複数の分配器接続ケーブル7によって2系統となるように接続されている。ここで、第1の系統は、主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14bと分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ14aによって構成される階別外部通信ケーブル接続コネクタ14が、取り付けケース35によって昇降路壁32の中央部に固定され、主配線盤10と分配器11は昇降路壁32の中央部を通って階別外部通信ケーブル6と分配器接続ケーブル7によって接続されている。また、第2の系統は、階別外部通信ケーブル接続コネクタ14が、取り付けケース35によって天井裏52に接する昇降路壁32に固定され、主配線盤10と分配器11は天井裏に接する昇降路壁を通って階別外部通信ケーブル6と分配器接続ケーブル7によって接続されている。このように主配線盤10と分配器11は昇降路壁の中央を通る配線と天井裏に接する昇降路壁を通る配線の2系統の構成となっている。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様、上記の第1の系統、第2の系統により冗長度のある伝送回路を設けることができるという効果を奏する。第2の実施形態においては、第1の系統、第2の系統の階別外部接続ケーブル6は、昇降路30の中のサポート63から直線状に吊り下げ配置されて、中心にテンションメンバ123を有する中小容量のテープスロット型ケーブルが用いられていることから、災害において光ファイバの通信線が損傷を受けた場合でも、このテンションメンバを利用して超音波通信による非常通信を行うことができ、更に冗長度を向上させることが可能となるという効果を奏する。
第3の実施形態について、図3を参照しながら説明する。第3の実施形態は、第1、第2の実施形態で説明したと同様の方法で、第1の系統は昇降路壁32の中央を通して主配線盤10と分配器11を建屋内外部通信ケーブル4と分配器接続ケーブル7によって接続したもので、第2の系統は天上裏52に接する昇降路壁32を通じて主配線盤10と分配器11を階別外部通信ケーブル6と分配器接続ケーブル7によって接続するようにしたものである。
この第3の実施形態によると、第1、第2の実施形態の効果に加えて、異なる配線方式を組み合わせて二重化された建屋内外部通信伝送路を形成していることから、各配線の配置を分散させることができ、冗長度を向上させることができるという効果を奏する。
第4の実施形態について、図4を参照しながら説明する。第4の実施形態は、第3の実施形態で説明したと同様の方法で、第1の系統は第1の昇降路の昇降路壁32の中央を通して主配線盤10と分配器11を建屋内外部通信ケーブル4と分配器接続ケーブル7によって接続したもので、第2の系統は天上裏52に接する第2の昇降路の昇降路壁32を通じて主配線盤10と分配器11を階別外部通信ケーブル6と分配器接続ケーブル7によって接続するようにしたものである。
この第4の実施形態によると、第3の実施形態の効果に加えて、異なる配線方式を組み合わせて回線を二重し、更に複数の昇降路の中に別々の配線していることから、各配線の配置を分散させることができ、冗長度をさらに向上させることができるという効果を奏する。
本発明はエレベータなどの人貨用の昇降機の昇降路に限らず、小荷物専用昇降機や、自動車用エレベータなどの昇降路に外部通信伝送路を敷設する場合にも同様に適用することができる。また、主配線盤10は建屋の下部に設置した場合に限らず建屋の上部の機械室の中など、どこに設置してもよい。
本発明の第1の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。 本発明の第2の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。 本発明の第3の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。 本発明の第4の実施形態の建屋内外部通信伝送路の説明図である。 光ケーブルによる通信伝送路網の概念図である。 光ファイバケーブルの断面図である。
符号の説明
1 建屋、2 昇降機、3 外部通信ケーブル、4 建屋内外部通信ケーブル、5 外部通信渡りケーブル、6 階別外部通信ケーブル、7 分配器接続ケーブル、8 外部通信ケーブル接続コネクタ、8a 分配器側外部通信ケーブル接続コネクタ、8b 渡りケーブル側外部通信ケーブル接続コネクタ、9 建屋内外部通信ケーブル接続コネクタ、9a 分配器側外部建屋内外部通信ケーブル接続コネクタ、9b 主配線盤側建屋内外部通信ケーブル接続コネクタ、10 主配線盤、11 分配器、12 端末、13 個別接続ケーブル、14 階別外部通信ケーブル接続コネクタ、14a 分配器側階別外部通信ケーブル接続コネクタ、14b 主配線盤側階別外部通信ケーブル接続コネクタ、20 昇降機制御盤、21 昇降機制御ケーブル、22 呼び出し用操作盤、30 昇降路、32 昇降路壁、35 取り付けケース、63、サポート、103 支線光ケーブル、104 建屋内光ケーブル、106 個別光ケーブル、107 基幹局、108 基幹分配器、110 主配線盤、111 分配器、112 端末、113 接続器、114 建物、120 テープスロット型ケーブル、121 テープ心線、122 溝つきスペーサ、123 テンションメンバ、124 押さえ巻き、125 ポリエチレンシース、126 スロット、130 インドアケーブル。

Claims (11)

  1. 外部通信ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、
    各階の昇降路壁に設けられた複数の外部通信ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する複数の分配器接続ケーブルと、
    各階の前記外部通信ケーブル接続コネクタ間を接続して多重のコネクタ接続回路を形成する外部通信渡りケーブルとを含み、
    前記外部通信渡りケーブルは昇降路内に配置されたこと、
    を特徴とする建屋内外部通信伝送路。
  2. 外部通信ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、
    外部通信ケーブルを分岐する主配線盤と、
    各階の昇降路壁に設けられた複数の外部通信ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する複数の分配器接続ケーブルと、
    各階の前記外部通信ケーブル接続コネクタと前記主配線盤とを接続して多重のコネクタ接続回路を形成する階別外部通信ケーブルとを含み、
    前記階別外部通信ケーブルは昇降路内に配置されていること、
    を特徴とする建屋内外部通信伝送路。
  3. 外部通信ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、
    外部通信ケーブルを分岐する主配線盤と、
    各階の昇降路壁に設けられた複数の外部通信ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する複数の分配器接続ケーブルと、
    各階の前記外部通信ケーブル接続コネクタ間を接続して多重のコネクタ接続回路を形成する外部通信渡りケーブルと、
    前記各コネクタ接続回路と前記主配線盤を接続するための多重の建屋内外部通信ケーブルとを含み、
    前記外部通信渡りケーブルと建屋内外部通信ケーブルは昇降路内に配置されていること、
    を特徴とする建屋内外部通信伝送路。
  4. 外部通信ケーブルを各階に設けられた分配器に接続する建屋内外部通信伝送路において、
    外部通信ケーブルを分岐する主配線盤と、
    各階の昇降路壁に設けられた複数の第1の外部通信ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する複数の第1の分配器接続ケーブルと、
    各階の前記第1の外部通信ケーブル接続コネクタ間を接続して多重のコネクタ接続回路を形成する外部通信渡りケーブルと、
    前記各コネクタ接続回路と前記主配線盤を接続するための多重の建屋内外部通信ケーブルと、
    を含む第1の建屋内外部通信伝送路と、
    外部通信ケーブルを分岐する主配線盤と、
    各階の昇降路壁に設けられた複数の第2の外部通信ケーブル接続コネクタと前記分配器とを同一階において接続する複数の第2の分配器接続ケーブルと、
    各階の前記第2の外部通信ケーブル接続コネクタと前記主配線盤を接続して多重のコネクタ接続回路を形成する階別外部通信ケーブルと、を含む第2の建屋内外部通信伝送路とを有し、
    前記外部通信渡りケーブルと建屋内外部通信ケーブルと階別外部通信ケーブルは昇降路内に配置されたこと、
    を特徴とする建屋内外部通信伝送路。
  5. 外部通信渡りケーブルは共通の昇降路内に配置されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の建屋内外部通信伝送路。
  6. 外部通信渡りケーブルは異なる昇降路内に配置されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の建屋内外部通信伝送路。
  7. 階別外部通信ケーブルは共通の昇降路内に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の建屋内外部通信伝送路。
  8. 階別外部通信ケーブルは異なる昇降路内に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の建屋内外部通信伝送路。
  9. 外部通信渡りケーブル及び階別外部通信ケーブルは共通の昇降路内に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の建屋内外部通信伝送路。
  10. 外部通信渡りケーブルと階別外部通信ケーブルは異なるそれぞれの昇降路内に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の建屋内外部通信伝送路。
  11. 外部通信ケーブル接続コネクタは、
    各階に設けられる呼び出し用操作盤の中又は、
    各階の天井裏に接する昇降路壁もしくは天井裏の中又は、
    各階の上げ床部と接する昇降路壁もしくは上げ床内部又は
    各階の床上と接する昇降路壁もしくは各階の床上に設けられた成端箱の中に設けられたこと、
    を特徴とする請求項1から10のいずれか1に記載の建屋内外部通信伝送路。
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Citations (10)

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