JP2007198536A - 集合住宅の配管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 集合住宅の共用通路の天井部分に電気、ガス、水道等の共用配線及び配管を配設し、そこから上下2階にわたって専用の配線及び配管を分岐させ、配管ラインの簡略化と、建設コストの削減を実現する。
【解決手段】 複数階にわたって積層した住戸を有し、各階に共用通路を備えてその通路に面して住戸が配置され、それらの複数の住戸に共用する共用配線及び配管が設けられており、この共用配線及び配管からそれぞれの住戸に専用の配線及び配管を分岐させるように構成した集合住宅の配管構造において、前記共用通路の天井部分に電気、ガス、水道等の共用配線及び配管を配設し、その共用配線及び配管から各住戸に専用の配線及び配管を分岐させ、さらに、その共用通路の直上階の各住戸にも専用配線及び配管を分岐させ、共用通路の配線及び配管から上下2階にわたって供給を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数階にわたって積層された住戸を有する、いわゆるマンション等の集合住宅の配管構造に関するものである。
従来、マンション等の集合住宅における配線及び配管設備は、上下に並ぶ住戸を貫通して配管されている。
そして、それぞれの住戸には区画された箱形構造のメータボックスが設けられ、メータボックスの内部に、共用配線及び配管が上下方向で貫通させられ、それらの共用配線及び配管からメータを介してそれぞれの住戸用の専用配管が延びている。また、通信用ケーブルやテレビ用ケーブルのための各種配管等も上下方向で貫通させられている。
このような竪方向に配線及び配管を配設する方法では、メータボックスの区画領域が必要なため、そのスペースによって共用部分または住居部分の占有面積が圧迫されるという問題がある。特に、高層住宅ではメータボックスも多くなり、そのスペースも膨大なものになる。
そこで、このような問題を解決するために、集合住宅における配管・配線システムの一例として、特開平11−324039号に記載された発明がある。この発明は、集合住宅 の共用廊下の床下に配管・配線用の共同溝を構成し、この共同溝内に設置した共通の配管・配線から同階の住戸に、共同溝と各住戸の床下空間を通して各住戸用の配管・配線を設置するようにしたものである。
特開平11−324039号公報
前記特開平11−324039号公報記載の技術は、従来住戸ごとに配設されていた竪管(パイプシャフト)を廃止し、それに付随したメータボックスのスペースを有効利用する技術であるが、マンション全ての共用廊下に配管・配線を配置するために、配設の手間と建設コストがかかるという問題がある。
また、床下に共同溝を形成して、この共同溝内に配管・配線を収容する構成であるため、床から浸入する雨水等への対処も必要となる。そして、共同溝の全長にわたって防水処理を施すことは困難である。
本発明は係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、集合住宅の共用通路の天井部分に電気、ガス、水道等の共用配線及び配管を配設し、そこから上下2階にわたって専用の配線及び配管を分岐させ、配管ラインの簡略化と、建設コストの削減を実現した集合住宅の配管構造を提供することにある。
前記目的を達成するための手段として、請求項1記載の集合住宅の配管構造では、複数階にわたって積層した住戸を有し、各階に共用通路を備えてその通路に面して住戸が配置され、それらの複数の住戸に共用する共用配線及び配管が設けられており、この共用配線及び配管からそれぞれの住戸に専用の配線及び配管を分岐させるように構成した集合住宅の配管構造において、前記共用通路の天井部分に電気、ガス、水道等の共用配線及び配管を配設し、その共用配線及び配管から各住戸に専用の配線及び配管を分岐させ、さらに、その共用通路の直上階の各住戸にも専用配線及び配管を分岐させ、共用通路の配管から上下2階にわたって供給を行う構成とした。
請求項2記載の集合住宅の配管構造では、請求項1記載の集合住宅の配管構造において、水道メータを共用通路の直上階の床面に配置し、ガスメータ及び電気メータを共用通路の天井直下に配置したことを特徴とする。
前記構成を採用したことにより、本発明では次の効果を有する。
共用通路を利用して配管を行うため、各住戸に設置していたメータボックス、パイプスペースが不要となる。そのため、共用通路または住居部分の占有面積を広く確保することができ、また、住宅プランの自由度が高くなる。
また、配線及び配管を天井部分に配設するため、床下に比べて配管の露出領域を広く確保することが可能となり、配管・配線の取り替え等のメンテナンスが容易となる。
そして、共用通路の上下2階にわたって同時に供給を行うので、奇数階または偶数階のみの共用通路へ配設すればよく、建設の手間とコストが削減される。
各メータの検針は、奇数階または偶数階のみを訪問すれば完了する。
また、水道メータを共用通路の直上階の床面に配置し、ガスメータ及び電気メータを共用通路の天井直下に配置したので、各メータを分散して適所に配置できると共に、ガスメータ及び電気メータを風雨の浸入から保護する。
以下、図面に基づいて本発明の集合住宅の配管構造を実現する最良の形態を説明する。
図1は、本発明を適用したマンションの共用配線及び配管の配設状態を示す断面斜視図である。
このマンションは複数の住戸が上下左右に連続して建物矩体が形成され、上下階は床材または天井材を介して積層し、左右の住戸は隔壁によって仕切られている。また、それぞれの住戸の表側には共用通路1が通過し、共用通路1に面した玄関から出入りが行われる。
本実施例では図2に示すように、共用通路1を挟んでその左右に住戸が面し、共用通路の位置は建物全体を平面から見ると、建物全体の中で略同位置となるように配置されている。つまり、共用通路1の直下及び直上に同一形状の共用通路1が配置されている。
共用通路幅は1.5〜2m程度であり、その通路幅が建物内を水平方向に延びてその一端に階段またはエレベータが接続されている。
共用通路は通気等の確保のため外部に通じ、必要に応じ照明が配置される。
図3,4では共用通路に面して左右それぞれに4戸、合計8戸の住戸が配置されている。
前記共用廊下の天井には水道管2、ガス管3、電気配線4、テレビ及び電話の端子盤等の共用配管が配置されている。これらの共用配線及び配管は、天井に沿って管を直接取付ける方法による他、天井に溝を形成し、その溝に各種配管を収容しその表面を装飾材で被覆して取付けられる。
天井の溝に収容する場合には、天井面に埋め込まれた状態とされるが、この場合は共用通路の天井に所定間隔をおいてメンテナンス用の点検口を配置する。
この配線及び配管は共用通路の天井下面に沿って水平方向へ延設されるため、上階から見ると共用通路の床下に配置された構成となり、雨水、漏水等から配線及び配管が保護されることになる。
前記共用配線及び配管2〜4からは共用通路1に面する左右の住戸へ専用配線及び配管が分岐する。そして、共用通路の天井を貫通して上階の左右の住戸へも専用配線及び配管が接続されることになる。
そのため、一本の配管ラインから共用通路の左右、そして、上階の左右へ同時に4方向へ電気、水道、ガスが供給されることになる。これらの専用配管は、一戸の住戸については主管に当たるもので、適当な部位においてさらに分岐され、住戸内の最終的な必要箇所に到達するようにされている
本実施例のマンションは共用通路を挟んでその左右に住戸が面し、上下階にも同様の住居及び共用通路が配置されており、その他の階においても同様の配管ラインが構成されている。
また、マンションの側壁には最上階から最下階まで上下方向に共用配線及び配管の基幹5が貫通させられている。(図3、4参照)この基幹5はマンション外部から水道管、ガス管、電気配線を導入したものであり、この基幹5に共用配線及び配管が接続されている。
前記共用配管のうち水道管2は上方に延びて水道メータ6に接続され、その水道メータ6を介して各住戸へ専用配管が接続されている。そして、水道メータ6は上階の床下に配置されて、上面には検針扉7が配置されて、上階の共用通路から検針扉7を開いて検針できるようになっている。また、1カ所の検針扉7には上下2住戸分の水道メータが収容されている。
水道メータは検針扉7によって、雨水等の吹き込みが防止されているが、仮に雨水が浸入することがあっても、共用通路用の排水溝を利用して排水路の確保が可能となっている。
尚、水道管2はガス管3に比べて、浸水による腐食により漏洩することがあっても、ガスに比べて危険性は低い。そのため、床面であっても設置可能である。
1カ所の検針扉7には上下2住戸分の水道メータが収容されているので、2階分の住居の水道メータは上階に集約されることになる。したがって、検針時には上階のみを循環すればよく、多数階のマンションでは偶数回またま奇数階のいずれかを巡回するのみで検針することができる。
前記共用配管のうちガス管は下方に延びてガスメータ8に接続され、そのガスメータ8を介して各住戸へ専用配管が接続されている。そして、ガスメータ8は下階の通路側壁上方に配置されて、ケース等に収容されて扉を開閉して検針できるようになっている。上下2住戸分のガスメータ8は隣接して一カ所に配置されている。
このガスメータ8は共用通路の天井近辺に設けられるので、風雨等の吹き込みから保護されている。
2階分の住居のガスメータ8は下階に集約されることになる。したがって、検針時には下階のみを循環すればよく、多数階のマンションでは偶数回またま奇数階のいずれかを巡回するのみで検針することができる。
前記共用配管のうち電気配線4はガス管と同様に配置されている。つまり、電気配線4は下方に延びて電気メータ9に接続され、その電気メータ9を介して各住戸へ専用配線が接続されている。そして、電気メータ9は下階の通路側壁上方に配置されて、ケース等に収容されて扉を開閉して検針できるようになっている。上下2住戸分の電気メータは隣接して一カ所に配置されている。
この電気メータ9は共用通路の天井近辺に設けられるので、風雨等の吹き込みから保護されている。
2階分の住居の電気メータは下階に集約されることになる。したがって、検針時には下階のみを循環すればよく、多数階のマンションでは偶数回またま奇数階のいずれかを巡回するのみで検針することができる。
前記配管及びメータの配設状態の平面を示したものが図3,4である。
図中、点線はそれぞれ水道管2、ガス管3、電気配線4を示している。
図3の奇数階では、天井に沿って水道管2、ガス管3、電気配線4が通過して、その配線から上下左右へ専用配管が延びて、ガスメータ8、電気メータ9が左右の壁面に配置されている。
図4の偶数階では水道メータ6が床面に埋設され、それぞれの箇所には2個の水道メータが配置されている。
本実施例では水道メータ6のみを上階の床に埋設しているが、水道メータはガスメータ等に比べて耐浸水性を備えるので、床面への配置が可能となっている。
以上、実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、一階部分と二階部分とを有する、いわゆるメゾネット型のマンションにおいても、通路に面して住戸が配置される構成であれば本発明を適用することができる。
また、生活排水の配水管等については、通常の集合住宅と同様に配設することができる。
マンションの共用配線及び配管の配設状態を示す断面斜視図である。 本発明を適用したマンション3〜5階の部分断面図である。 本発明を適用したマンションの奇数階平面図である。 本発明を適用したマンションの偶数回平面図である。
符号の説明
1 共用通路
2 水道管
3 ガス管
4 電気配線
5 基幹
6 水道メータ
7 検針扉
8 ガスメータ
9 電気メータ

Claims (2)

  1. 複数階にわたって積層した住戸を有し、各階に共用通路を備えてその通路に面して住戸が配置され、それらの複数の住戸に共用する共用配線及び配管が設けられており、この共用配線及び配管からそれぞれの住戸に専用の配線及び配管を分岐させるように構成した集合住宅の配管構造において、
    前記共用通路の天井部分に電気、ガス、水道等の共用配線及び配管を配設し、その共用配線及び配管から各住戸に専用の配線及び配管を分岐させ、
    さらに、その共用通路の直上階の各住戸にも専用配線及び配管を分岐させ、共用通路の配線及び配管から上下2階にわたって供給を行う構成とした集合住宅の配管構造。
  2. 水道メータを共用通路の直上階の床面に配置し、ガスメータ及び電気メータを共用通路の天井直下に配置したことを特徴とする請求項1記載の集合住宅の配管構造。
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