JP2018071160A - 床スラブ構造 - Google Patents
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Abstract
Description
その場合、共用廊下の廊下床スラブの上面は、居住床スラブの共用廊下側端部の上面と同じ高さで連続するように構築されるのが一般的で、居住床スラブ上に配置の排水管は、通常、廊下床スラブの上面に取り出される(例えば、特許文献1および2参照)。
また、特殊な例としては、廊下床スラブが、居住床スラブの共用廊下側端部より上方に位置するように段差部を設けて構築されたものもある(例えば、特許文献3参照)。
ちなみに、上記特許文献3には、廊下床スラブが、居住床スラブの共用廊下側端部より上方に位置する記載はあるものの、排水管と廊下床スラブとの配置関係については何の記載もない。
言い換えると、排水経路が廊下側梁を貫通することはなく、したがって、廊下側梁の強度低下を招くことも、また、強度低下回避のための後処理も不要となる。
本発明の床スラブ構造は、例えば、タワーマンションを一例とする各種の集合住宅などのように、複数の居住空間と共用廊下とを有する建物に適用される。
建物がタワーマンションの場合、例えば、図1に示すように、タワーマンションTMの中心部に平面視で矩形のエレベータやエレベータパーキング用などの吹抜け部EHが配置され、吹抜け部EHの周囲に共用廊下Cが配置されて、多数の住戸の居住空間Rが、その共用廊下Cから外側に向けて配置される。
各居住空間Rへは、玄関である出入口Dを介して共用廊下C側から出入可能で、居住空間Rの最奥部にはバルコニーBが設けられ、このような多数の居住空間Rが、多層階に亘って配置されている。
奥側梁2と廊下側梁3に関しては、廊下側梁3の上面が奥側梁2の上面よりも下方に位置するように構築され、それによって、居住床スラブ1の上面が、居住空間Rの奥であるバルコニーB側から共用廊下C側に向けて、排水勾配を有するように傾斜した構造に構築される。
共用廊下Cの廊下床スラブ5は、吹抜け部EH側に構築の吹抜け部側梁4と廊下側梁3とに亘って配設され、例えば、現場打ちコンクリートで構成される。
各居住空間Rの居住床スラブ1の上面には、図2に示すように、当該居住空間Rからの排水経路である排水管7が配置されて共用廊下Cの廊下床スラブ5の下方に取り出され、当該居住空間Rへの給水経路である給水管8も、廊下床スラブ5の下方を通って居住床スラブ1の上面に配置される。
廊下床スラブ5の下方には、上述した排水管7や給水管8に加えて、下層階のスプリンクラー用給水管9や各種の電線(図示せず)なども配置され、これら各種の配管や電線などの設備配管類10が集約して配置される。
居住床スラブ1の上方には、排水管7や給水管8を覆うように、床材12が水平に配設され、居住床スラブ1の下方には、スプリンクラー用給水管9や電線、廊下側梁3などを覆い隠すように、下層階の天井材13が中間に段差を有する状態で水平に、つまり、バルコニーB側の天井が高く、出入口D側の天井が低くなるように配設される。
そして、廊下床スラブ5の下方には、設備配管類10を覆う廊下天井材14が、出入口D側の天井材13と同じ高さに配設され、それによって、廊下床スラブ6の下方に設備配管類10を集約して配設するための大きな空間が確保されるとともに、吹抜け部EHの側壁側には、各階の設備配管類10を集合した集合設備配管類11を覆う状態で廊下壁材15が配設される。
(1)先の実施形態では、タワーマンションを建物TMの一例として説明したが、タワーマンション以外にも、各種の集合住宅やホテルなどの建物TMに適用可能である。
その場合、居住空間Rの最奥部にバルコニーBを備えている必要も、共用廊下Cに隣接して吹抜け部EHを備えている必要もなく、居住空間Rと共用廊下Cを備えた建物TMであれば適用可能である。
仮に、奥側梁2と廊下側梁3とに亘って配設する場合、奥側梁2と廊下側梁3の上面を同じ高さにし、居住床スラブ1の厚みの変化によって居住床スラブ1の上面に排水勾配を設けることもできる。
その段差部6に関し、段差部6の上下高さを排水管7や給水管8の上下高さよりも高く設定した例を示したが、段差部6の高さを排水管7や給水管8の高さよりも低く設定することも可能である。その場合には、排水管7や給水管8は、居住床スラブ1、廊下床スラブ5、あるいは、廊下側梁3の一部と段差部6を貫通することになる。
したがって、本発明において「居住空間の奥」とは、居住空間Rの最奥部を意味するものではなく、共用廊下Cに隣接する出入口Dよりも居住空間Rの奥側という意味である。
2 奥側梁
3 廊下側梁
5 廊下床スラブ
6 段差部
7 排水経路
10 設備配管類
TM 建物
R 居住空間
B バルコニー(居住空間の奥)
C 共用廊下
Claims (4)
- 建物の各居住空間の居住床スラブ上面が、各居住空間の奥側から共用廊下側に向けて排水勾配を有するように傾斜している床スラブ構造であって、
前記共用廊下の廊下床スラブが、前記居住床スラブの共用廊下側端部より上方に位置するように段差部を設けて構築され、前記居住床スラブ上の排水経路が、前記廊下床スラブの下方に取り出される床スラブ構造。 - 前記居住床スラブが、各居住空間の奥側に構築の奥側梁と共用廊下側に構築の廊下側梁とに亘って設けられ、前記廊下側梁の上面が、前記奥側梁の上面よりも下方に位置するように構築され、前記排水経路が、当該廊下側梁の上面より上方において前記段差部を貫通する請求項1に記載の床スラブ構造。
- 前記段差部の上下高さが、前記排水経路の上下高さよりも高く設定され、当該排水経路が、前記居住床スラブ上面と前記廊下床スラブ下面の間を通って前記段差部を貫通する請求項1または2に記載の床スラブ構造。
- 前記排水経路を含む設備配管類が、前記廊下床スラブの下方に集約されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の床スラブ構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021021211A (ja) * | 2019-07-25 | 2021-02-18 | 清水建設株式会社 | 梁構造および建物用構造躯体 |
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2016
- 2016-10-27 JP JP2016210981A patent/JP6886799B2/ja active Active
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