JP2007120228A - 住宅 - Google Patents

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章弘 宇田
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Abstract

【課題】標準的な階高、軒高で上階と下階との間に天井裏収納室を備える住宅を標準的な階高、軒高の施工コストに近い施工コストで提供する。
【解決手段】下階Aの天井と上階Bの床との間に天井裏収納室Hを備える住宅Wであって、この天井裏収納室Hが、下階Aの天井面Abから下方に下げられた下げ天井部Ab’を収納室床部Haとし、かつ、上階Bの床面Baから上方に上げられた上げ床部Ba’を収納室天井部Hbとしてある。
【選択図】図3

Description

この発明は、天井裏収納室を備える住宅を、標準的な階高や、標準的な軒高を備えた住宅として比較的低コストで提供しようとするものである。
一般的に、住宅内における快適な居住性を高めるために当該住宅内に必要且つ十分な収納空間を用意し、日常用いられる生活空間内において不要とされる物を当該収納空間内に納め入れて、スッキリとした居住空間内にして生活することが望まれている。
かかる住宅内における収納空間は、例えば、独立した納戸、各居室等に備えられる押入、廊下突き当たりに備えられる廊下収納、階段下に備えられる階段下収納、ウオーキングクロゼット等各種の形態で住宅内に組み込まれている。
しかしながら、このように平面的な広がりの要請される収納空間を住宅内に設けることは敷地面積や建築予算等から制約を受けることが多く、やむなく床下収納や小屋裏収納によって収納空間を確保することが試みられてきた。
かかる床下収納や小屋裏収納は、収納対象物によっては、より効果的な収納空間として用い得るものの、多種、多様な一般的収納物の収納手段として用いるには難があった。
かかる点から近時、特許文献1に開示されているように下階と上階との間に中間階を設け、この中間階を収納空間として用いることが試みられている。
特開2004−346525
この特許文献1では、上階と下階の間に中間階を有する建物であって、前記下階に配置された居住空間と、前記中間階の前記居住空間の上に配置された収納室とを備え、前記居住空間の天井の一部が前記中間階の天井の高さに達している中間階を有する建物が開示されている。
しかしながら、かかる中間階を有する建物では、上階と下階との間に中間階が設けられ、しかも、下階における天井高さを中間階の天井高さとしてあることから、下階の階高を標準的な仕様における階高に対して100cm以上高くして構成する必要があり、構造躯体、外装、内装、設備配管、階段の段数の増加、場合によっては踊り場の別途設置等に伴って、標準施工に対して施工コストが著しく割高となる不具合があった。
また、下階の階高が著しく高くなることから全体的な意匠的調和性を欠き、不自然な形態となり、また、下階の内部においても極端に天井の高い居住部分を生ずることから、自然な居住性を損なう不具合があった。また、このように階高が著しく高められた階を備える住宅は法規制の面で種々の対応がせまられる不具合があった。
この発明は、住宅における縦方向に無理なく収納室を設け得るようにした住宅の提供を目的として提案されたものである。
この発明は、前記課題を解決するために、下階の天井と上階の床との間に天井裏収納室を備える住宅であって、
この天井裏収納室が、下階の天井面から下方に下げられた下げ天井部を収納室床部とし、かつ、上階の床面から上方に上げられた上げ床部を収納室天井部としてあることを特徴とする住宅としてある。
このように構成される住宅にあっては、効果的に用い得る天井裏収納室を標準的な仕様の階高、軒高の住宅において、その下階と上階との間に設けることができる。
また、このように効果的に用い得る天井裏収納室を備える住宅を標準的な仕様の階高、軒高の住宅における施工コストに近い施工コストで構成することができる。
また、このように効果的に用い得る天井裏収納室を備える住宅を、標準的な仕様の階高、軒高の住宅としての意匠性を損なうことなく構成することができる。
また、天井裏収納室の備えられた上階の居住空間における床面に上げ床部が設けられ、独特の趣のある居住空間を構成することができる。
また、前記構成に係る住宅において、前記天井裏収納室を、上階における居室の窓側壁部から当該居室の入り口側に向けた任意位置までの間に備えるようにした住宅にあっては、上階の居住空間が、その居住空間内の入り口側に対して窓側床部を高くしたスキップフロアとすることができ、趣のある居住感をもたらすことができる。
また、前記構成に係る住宅にあって、前記天井裏収納室を、上階における居室の窓側壁部と当該居室の入り口側壁部とにわたって備えるようにした住宅にあっては、廊下等から当該居住空間に立ち入る際に、当該居住空間の床面を廊下等の床面よりも高い床面とすることができ、当該居住空間に対する出入りに趣のある居住感をもたらすことができる。
この発明に係る住宅は、標準的な階高、軒高の住宅の施工コストに近い施工コストをもって、標準的な階高、軒高の住宅における意匠性を損なうことなく、しかも、法規制面で不利益を被ることなく、標準的な仕様の階高、軒高のままで、上階と下階との間に、効果的に用い得る天井裏収納室を構成できる住宅を提供する。
以下、図1〜図8に基づいて、この発明を実施するための最良の形態に係る住宅Wについて説明する。
なお、ここで図1〜図4は当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な第1の住宅例を、図5〜図8は当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な第2の住宅例を示しており、図1は当該第1の典型的な実施形態に係る住宅Wの下階部分を水平向きで断面して上方から見て、図2は、その上階部分を水平向きで断面して上方から見て、図3は、この住宅Wを図2におけるV−V線位置で縦向きに断面して矢視の向きで見て、図4は、図3におけるX−X線位置で水平断面して矢視の向きで見て示している。図5は当該第2の典型的な実施形態に係る住宅Wの下階部分を水平向きで断面して上方から見て、図6は、その上階部分を水平向きで断面して上方から見て、図7は、この住宅Wを図6におけるY−Y線位置で縦向きに断面して矢視の向きで見て、図8は、図7におけるZ−Z線位置で水平断面して矢視の向きで見て示している。
当該発明を実施するための最良の形態に係る住宅Wは、下階Aの天井と上階Bの床との間に天井裏収納室Hを備える住宅Wであって、この天井裏収納室Hが、下階Aの天井面Abから下方に下げられた下げ天井部Ab’を収納室床部Haとし、かつ、上階Bの床面Baから上方に上げられた上げ床部Ba’を収納室天井部Hbとしてあって、これらの上げ床部Ba’が上階Bの床として各種荷重に耐え得る強度を備えたものとしてあり、かつ、収納室床部Haが天井裏収納室Hとして各種荷重に耐え得る強度を備えた床を構成するようにしてある。
かかる住宅Wは、下階Aと上階Bとを備える住宅Wであれば、いわゆる戸建て住宅であっても、また、集合住宅であってもよい。また、木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造等いかなる材によって構成してあっても、いかなる工法によって構成してあってもよい。
また、かかる住宅Wは、下階Aと上階Bとを備える住宅Wであれば、当該下階Aと上階Bとが内階段等によって連絡された同一の居住空間としてあっても、当該下階Aと上階Bとが遮断された独立の居住空間、例えば、独立した別の住戸として構成してあってもよい。
また、天井裏収納室Hは、下階Aと上階Bとの間に構成してあれば、いかなる場所に構成してあっても、また、一個又は一個以上の複数の天井裏収納室Hとしてあってもよい。また、複数備えられた天井裏収納室Hにあっては、各天井裏収納室Hが独立した状態で備えられていても、一部又は前部が連通した状態に備えられていてもよい。
また、この下階Aの天井裏に備えられる天井裏収納室Hは、当該天井裏収納室Hにおける収納室床部Haと収納室天井部Hbとを備えて構成されておれば、いかなる態様に構成してあってもよく、その収納室床部Haと収納室天井部Hbとで構成される空間を巡るように周囲を周壁によって囲むように構成してあっても、また、当該住宅Wを構成する各壁、例えば、外壁11、界壁13その他の間仕切り壁Hc等によって囲むように構成してあっても、また、さらに、他の仕切り材によって囲むように構成してあってもよく、あるいは、当該天井裏収納室Hを構成する収納室床部Haと収納室天井部Hbとの間の側方を開口した状態に構成してあっても、また、当該天井裏収納室Hの間仕切り壁Hcに、明かり取り窓や、出入り用開口等を設けるようにしてあってもよく、例えば、一般的なロフト状に構成してあってもよい。また、かかる天井裏収納室Hが、その周壁を巡るように囲まれた構成としてある場合、この天井裏収納室Hに出入りするための開口を開閉蓋を備え、又は、開閉蓋を備えない状態で当該周壁部分や天井裏収納室Hの床部Haに設け、この出入り口Hdを用いて当該天井裏収納室Hに対する収納物の出し入れをなすようにしてあってもよい。
また、かかる天井裏収納室Hに出入りする手段は、当該天井裏収納室Hの構成態様や、その使用態様等によって各種の出入り方法によることができ、梯子、階段、脚立、踏み台等の各種の昇降手段Heを備え付け用意する以外に、必要に応じて外部から各種の昇降手段Heを持ち込み用いるようにしてあってもよい。
このように構成される住宅Wにあっては、効果的に用い得る天井裏収納室Hを標準的な仕様の階高、軒高の住宅Wにおいて、その下階Aと上階Bとの間に設け得る特長を有する。
また、このように効果的に用い得る天井裏収納室Hを備える住宅Wを標準的な仕様の階高、軒高の住宅Wにおける施工コストに近い施工コストで構成できる利点を有する。
また、このように効果的に用い得る天井裏収納室Hを備える住宅Wを、標準的な仕様の階高、軒高の住宅Wとしての意匠性を損なうことなく構成できる特長を有する。
また、天井裏収納室Hの備えられた上階Bの居住空間における床面Baが上げ床部Ba’によってスキップフロアとされており、独特の趣のある居住空間を構成できる特長を有する。
また、前記構成に係る天井裏収納室Hを、上階Bにおける居室20の窓側壁部(外壁11a)から当該居室20の入り口側に向けた任意位置までの間に備えるようにした場合にあっては、その上階Bの居室20が、その入り口側の床面Baから窓側で高くなるスキップフロアとした態様で用いることができ、趣のある居住感を居住者にもたらすことができる特長を有する。
また、前記天井裏収納室Hを、上階Bにおける居室20の窓側壁部11aと当該居室20の入り口側の間仕切り壁27とにわたって備えるようにした住宅Wにあっては、廊下等の床面Baから当該居室20に対して上がり込むように立ち入り用いることができ、当該居室20に対する出入りに趣のある居住感をもたらし得る特長を有する。
まず、図1〜図4に示される典型的な住宅Wについて具体的に説明する。
この図示例に係る住宅Wは、下階Aの天井と上階Bの床との間に天井裏収納室Hを備える住宅Wであって、この天井裏収納室Hが、下階Aの天井面Abから下方に下げられた下げ天井部Ab’を収納室床部Haとし、かつ、上階Bの床面Baから上方に上げられた上げ床部Ba’を収納室天井部Hbとしてある。
かかる図示例の住宅Wは、下階Aと上階Bとにそれぞれ独立した住戸W’、W’、W’…を備える二階建の集合住宅であって、下階A及び上階Bのいずれにあっても界壁13を境にして玄関22を隣り合わせるようにして構成してあり、当該界壁13と外壁11とで囲まれた住空間内を一住戸分として構成してある。
かかる住宅Wを構成する各住戸W’は、通路15に沿って備えられている外壁11のドア12aから玄関22に入り込み得る構成としてあり、この玄関22に連続して床面Aa、Baと天井面Ab、Bb間に各種設備が設けてある。まず。玄関22から設けられている廊下21の一方の側に窓12bを備えたトイレット24及びキッチン21aを、また、他方の側に浴室23と洗面ルーム25とが並ぶように設けてあり、廊下21の突き当たりに間仕切り壁27が設けてあって、この間仕切り壁27に備えられている開口に居室20、この図示例にあっては洋室20’のドア20aが設けてあり、当該ドア20aから洋室20’に出入りし得る構成としてある。
かかる住宅Wの各住戸W’に備えられる洋室20’は、当該間仕切り壁27と外壁11及び界壁13とで囲まれた構成としてあり、前記洗面ルーム25の側に向けてクローゼット26を備えるようにしてあり、また、ベランダ14に掃き出し窓12cから出入りし得るようにしてある。
かかる住宅Wの各住戸W’における上階Bの洋室20’には、その屋根裏に近い上部位置に、前記間仕切り壁27から掃き出し窓12cを備えた外壁11aに向けて水平に突き出すロフト16を設けてあり、このロフト16に備えられている出入り用の開口16b、より具体的には、開閉蓋を備えたハッチ16b’から梯子16a’等の昇降手段16aを用いて当該ロフト16に出入りし得るようにしてある。
かかるロフト16を備えた上階Bの洋室20’に対応する下階Aに備えられている洋室20’としての居室20が天井裏収納室Hを備える構成とし、その使い勝手を良好としている。
この図示例に係る天井裏収納室Hは、前記掃き出し窓12cの備えられている外壁11aに沿うようにして、この外壁11aから所定の幅で当該洋室20’内に備えられる構成としてある。
この図示例に係る天井裏収納室Hは、下階Aにおける天井面Abの下方に下げられた下げ天井部Ab’と、上階Bにおける床面Baの上方に上げられた上げ床部Ba’との間に構成するようにしてある。すなわち、下げ天井部Ab’を天井裏収納室Hにおける収納室床部Haとし、また、上げ床部Ba’を当該天井裏収納室Hの収納室天井部Hbとして構成し、当該天井裏収納室Hを各種物品の収納可能な空間とし、且つ上げ床部Ba’を上階Bにおける床として機能するようにしてある。
かかる天井裏収納室Hは、より具体的には、下階Aにおいて下方に下げられた天井面Abの下げ天井部Ab’を天井裏収納室Hの収納室床部Haとし、また、上階Bにおいて床面Baから上方に上げられた上げ床部Ba’を当該天井裏収納室Hの収納室天井部Hbとして構成される。かかる天井裏収納室Hにおける収納室床部Haから収納室天井部Hbに到る高さは、例えば、80cm〜140cmとなるように構成する。また、好ましくは、当該天井裏収納室Hにおける収納室床部Haから収納室天井部Hbに到る高さが、90cm〜130cmとなるように構成する。また、より好ましくは、当該天井裏収納室Hにおける収納室床部Haから収納室天井部Hbに到る高さが、95cm〜125cmとなるように構成する。
かかる天井裏収納室Hの構成に際して、上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方に位置づけるように構成する。例えば、上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方に10cm〜45cm上げた位置に構成する。また、好ましくは上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方に20cm〜40cm上げた位置に構成する。また、より好ましくは上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方にほぼ40cm上げた位置に構成する。このように上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方に位置づけるように構成することで、下階Aにおける下げ天井部Ab’の下げ幅を極力少なくすることができる。
このように上階Bにおける床面Baを上方に段違い状に高めた、いわゆる上げ床部Ba’とし、また、下階Aの天井面Abを必要最小限に下方に段違い状に低めた、いわゆる下げ天井部Ab’として、この両者間に、好ましくは、天井裏収納室Hに座った状態で頭が当該天井裏収納室Hの収納室天井部Hbの天井面内に納まる程度の高さを備えた天井裏収納室Hを構成する。
この図示例にあっては前記外壁11a位置から洋室20’における間仕切り壁27側に向けて天井裏収納室Hが設けてあり、更に具体的には当該天井裏収納室Hを当該外壁11aの位置から間仕切り壁27側に向けた一定幅で、当該洋室20’の掃き出し窓12cに沿った全幅にわたるように設けてあり、下階Aの居住者には、さほどの圧迫感をもたらすことなく収納量の大きい天井裏収納室Hを提供できると共に、上階Bの居住者には、掃き出し窓12c側に一段高いスキップフロアとしての空間が提供されることから、ドア20aから洋室20’に入って当該洋室を床面Baで用いる際には落ち着いた雰囲気を、また上げ床部Ba’を用いる際には晴れやかな雰囲気を、日常的な居住性を何等損なうこと無く、それぞれに味わい得る特長を備えている。
この図示例にかかる住宅Wにあっては、上階Bと下階Aとの間に構成される天井裏収納室Hは、その収納室床部Haと収納室天井部Hbとの間を外壁11、界壁13、仕切り壁Hcその他適宜の仕切り壁材によって囲まれた密閉収納空間として構成してあり、当該天井裏収納室Hを構成する収納室床部Ha、すなわち、下階Aにおける下げ天井部Ab’にハッチHd’状に出入り口Hdを設け、界壁13に備え付けの昇降手段Heとしての梯子He’を用いて随時当該天井裏収納室Hに収納物の出し入れをなし得るようにしてある。
なお、この図示例にあっては、上階Bにおける床面Baと上げ床部Ba’との間に段部Ba”を設け、床面Baと上げ床部Ba’間の円滑な往来と、上階Bにおける床面Baの意匠性を高めるようにしてある。
このように構成される住宅Wにあっては、標準的な仕様の階高、軒高のままで前記天井裏収納室Hを設けることができ意匠的な不具合を生ずることが無く、施工コストも比較的低く抑えることができる。また、かかる図示例の構成からなる住宅Wにあっては、標準的な仕様の階高、軒高とされることから法規制上における不利益を生ずることがない。
ついで図5〜図8に示される他の典型的な住宅Wについて具体的に説明する。
この図示例に係る住宅Wは、下階Aの天井と上階Bの床との間に天井裏収納室Hを備える住宅Wであって、この天井裏収納室Hが、下階Aの天井面Abから下方に下げられた下げ天井部Ab’を収納室床部Haとし、かつ、上階Bの床面Baから上方に上げられた上げ床部Ba’を収納室天井部Hbとしてある。
この図5〜図8において示される住宅Wにあっては、前記天井裏収納室Hを掃き出し窓12cの備えられている外壁11aから、居室20としての洋室20’のドア20aに到る間、すなわち、上階Bにあって外壁11aと間仕切り壁27との間にある洋室20’の床面Baの全てを上げ床部Ba’として、廊下21に段部Ba”を設けるようにして、この廊下21から当該段部Ba”を上がり込む態様でドア20aから当該洋室20’に立ち入りうる構成とし、また、これに対応する下階Aにおける洋室20’の天井面Abを下方に下げた下げ天井部Ab’として、この下げ天井部Ab’と上げ床部Ba’との間に天井裏収納室Hを構成した以外の構成を前記図1〜図4に示されている住宅Wの構成と同一又は実質的に同一の構成としてある。
従って、前記図1〜図4に示される住宅Wと同一又は実質的に同一の構成部分についいては同一の番号を付して、その説明を省略する。
この図5〜図8において示される住宅Wは、下階Aにあっても、また、上階Bにあっても、洋室20’における部屋内において下げ天井部Ab’や、上げ床部Ba’が存在せず、通例の洋室20’と同一の構成の洋室20’の形態を備えて構成されることから、その使用感に問題を生ずることなく、下階Aにあっては天井裏収納室Hを備えた構成とされ、また、上階Bにあっては、廊下21から上がり込み用い得る明るく、かつ、清潔感に溢れた洋室20’を構成し得る特長を有している。
なお、ここで構成される天井裏収納室Hは、外壁11,界壁13、間仕切り壁Hcとしての間仕切り壁27によって四周を囲まれた構成とされ、独立した空間を構成し、前記と同様に出入り口HdとしてハッチHd’を設け、昇降手段Heとして梯子He’を設けることで容易に当該天井裏収納室Hに出入りすることができる。
また、この図示例にあっても、上階Bにおける床面Ba(厳密には当該洋室20’を除く上階Bの床面Ba)から上方に位置するように上げ床部Ba’を設け、この上げ床部Ba’を収納室天井部Hbとして、また、当該手収納室天井部Hbから下がった位置に収納室床部Haを構成する下げ天井部Ab’を備えるように構成してある。
かかる天井裏収納室Hは前記図1〜図4に示される住宅Wと同様に、下階Aにおいて下方に下げられた天井面Abの下げ天井部Ab’を天井裏収納室Hの収納室床部Haとし、また、上階Bにおいて床面Baから上方に上げられた上げ床部Ba’を当該天井裏収納室Hの収納室天井部Hbとして構成してあり、かかる天井裏収納室Hにおける収納室床部Haから収納室天井部Hbに到る高さは、例えば、80cm〜140cmとなるように構成する。また、好ましくは、当該天井裏収納室Hにおける収納室床部Haから収納室天井部Hbに到る高さが、90cm〜130cmとなるように構成する。また、より好ましくは、当該天井裏収納室Hにおける収納室床部Haから収納室天井部Hbに到る高さが、95cm〜125cmとなるように構成する。
かかる天井裏収納室Hの構成に際して、上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方に位置づけるように構成する。例えば、上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方に10cm〜45cm上げた位置に構成する。また、好ましくは上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方に20cm〜40cm上げた位置に構成する。また、より好ましくは上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方にほぼ40cm上げた位置に構成する。このように上階Bにおける上げ床部Ba’を、上階Bにおける床面Baから上方に位置づけるように構成することで、下階Aにおける下げ天井部Ab’の下げ幅を極力少なくすることができる。
典型的な住宅の下階を示す平断面図 同上階の平断面図 図2におけるV−V線矢視縦断面図 図3におけるX−X線矢視平断面図 典型的な他の住宅の下階を示す平断面図 同上階の平断面図 図6におけるY−Y線矢視縦断面図 図7におけるZ−Z線矢視平断面図
符号の説明
W 住宅
A 下階
Ab’ 下げ床部
B 上階
Ba’ 上げ床部
H 天井裏収納室
Ha 収納室床部
Hb 収納室天井部

Claims (3)

  1. 下階の天井と上階の床との間に天井裏収納室を備える住宅であって、
    この天井裏収納室が、下階の天井面から下方に下げられた下げ天井部を収納室床部とし、かつ、上階の床面から上方に上げられた上げ床部を収納室天井部としてあることを特徴とする住宅。
  2. 前記天井裏収納室が、上階における居室の窓側壁部から当該居室の入り口側に向けた任意位置までの間に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 前記天井裏収納室が、上階における居室の窓側壁部と当該居室の入り口側壁部とにわたって備えられていることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
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