JP5204329B1 - 建築物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建築物1は、天井面の高さが、地盤面と同じ高さ又は地盤面から1000mm以下に形成され、外壁10により画された居室20と、居室20に面するドライエリア30とを備え、外壁10には、ドライエリア30に面し、採光し、避難口としても用いられる開口部15が形成され、開口部15の下端は、居室20の床面から650mm以上1200mm以下の高さに設けられ、ドライエリア床34の上面は、開口部15の下端と略同一の高さに設けられる。
【選択図】図3
Description
特許文献1の技術によれば、植込を登ることによって、ドライエリアと地上面の段差部を通行することが可能になる。これにより、非常時、例えば、火災や地震の際に、地階の居室空間にいる人間は植込を連絡通路として直接ドライエリアから建物外に出ることができる。
ここで、一般的な居室の天井高さは、2300mm前後である。また、例えば、居室の天井面の高さを地盤面から950mmとする。そして、例えば、居室の開口部の下端及びドライエリアの床面を、居室の床面から750mmに設ける。この場合、居室の開口部の下端及びドライエリアの床面から地盤面までの高さは、600mmとなる。通常、成人が登ることができる高さは、1200mm以下とされている。
即ち、開口部の下端の高さ、及び、ドライエリアの床面から地盤面までの高さは、成人が登ることができる高さである。
よって、本発明によれば、居住者は、避難する場合、まず、居室の床面から、開口部の下端及びドライエリアの床面に登る。そして、ドライエリアの床面から地盤面に登って避難できる。
したがって、採光が十分に取れ、避難が可能なドライエリアを備える建築物を提供できる。
これにより、開口部際に、天面の高さが650mm以上1200mm以下の窓台テーブルを設けるこができるため、居住者は、この窓台テーブルを用いて、食事等をすることができる。よって、居住者の居住性を向上できる。
図1は、本発明の実施形態に係る建築物1の地下1階の平面図である。
本実施形態に係る建築物1は、ドライエリアに面する地下1階及び地上複数階のフロアを有する。建築物1は、壁構造の鉄筋コンクリート造である。
外壁10には、ドライエリア30に面し、採光し、避難口としても用いられる開口部15が形成されている。本実施形態において、「開口部」は、ガラスが嵌め込まれた窓や開き戸を含む。
居室20は、天井高さaが2300mmで形成されている。なお、天井高さは、一般的な高さとすることができ、具体的には2100mm〜2800mmとすることができる。
また、居室20は、天井面(図2中のCL)の地盤面(図2中のGL)からの高さbが950mmで形成されている。なお、地盤面からの天井面の高さbは、地盤面と同じ高さ又は地盤面から1000mm以下とすることができる。
また、窓台テーブル16は、天面16aの地盤面(図2中のGL)からの高さdが630mmで形成されている。なお、天面16aの地盤面からの高さdは、上記aの値から上記b及び上記cの値を減じた値であるが、600mm以上1200mm以下であることが望まし。これにより、例えば、災害時において、成人は、窓台テーブル16の天面16aに登ることができる。
ドライエリア30は、外壁10に基端が接続され、水平方向外部側に突出するドライエリアスラブ31と、ドライエリアスラブ31の先端から垂直方向に立設し、避難経路40となる地盤面(図3中のGL)まで達するドライエリア壁32と、を備える。
なお、ドライエリア床34の上面は、排水溝33の天端を水下とした水勾配を設けてもよい。
居住者は、災害が発生し、居室20から避難経路40へ避難する場合、まず、居室20の床面(図3中のB1FL)から、窓台テーブル16の天面16aに登り、開口部15からドライエリア床34上に出る。次に、居住者は、ドライエリア壁32を乗り越え、避難経路40に出る。そして、避難経路40から敷地外に避難する。
斜め上方から居室20の下部に差し込む陽射しのような直接光R1の一部は、ドライエリア床34の上面又は窓台テーブル16の天面16aで反射し、居室20の上部に向かう反射光R2となる。これにより、居室20は、居室20の下部に差し込む直接光R1に加え、居室20の上部に向かう反射光R2による採光が可能となる。
本実施形態によれば、天井面の高さが、地盤面と同じ高さ又は地盤面から1000mm以下に形成され、外壁10により画された居室20と、居室20に面するドライエリア30とを備える建築物において、ドライエリア30に面する開口部15の下端を居室20の床面から650mm以上1200mm以下の高さに設けるとともに、ドライエリア床34の上面を開口部15の下端と略同一の高さに設けた。
これにより、開口部15の下端の高さ、及び、ドライエリア床34の上面から地盤面までの高さは、成人が登ることができる高さとなる。
したがって、採光が十分に取れ、避難が可能なドライエリアを備える建築物を提供できる。
10 外壁
15 開口部
16 窓台テーブル
16a 天面
20 居室
30 ドライエリア
31 ドライエリアスラブ
32 ドライエリア壁
33 排水溝
34 ドライエリア床
40 避難経路
R1 直接光
R2 反射光
Claims (1)
- 天井面の高さが、地盤面と同じ高さ又は前記地盤面から1000mm以下に形成され、外壁により画された居室と、当該居室に面するドライエリアとを備える建築物であって、
前記外壁には、前記ドライエリアに面し、採光し、避難口としても用いられる開口部が形成され、
前記開口部の下端は、前記居室の床面から650mm以上1200mm以下の高さに設けられ、
前記外壁には、前記開口部の下端及び前記ドライエリアの床面と同じ高さの天面が水平方向に前記居室内部側に突出し、避難する場合に居住者に登られる窓台テーブルが設けられ、
前記ドライエリアの床面、前記開口部の下端及び前記窓台テーブルの前記天面は、前記地盤面から600mm以上1200mm以下の高さに設けられ、前記居住者が前記地盤面に避難する場合、前記居室内部において前記窓台テーブルの前記天面に登り、前記開口部から前記ドライエリアの床面に出て、前記ドライエリアの床面から前記地盤面に登る建築物。
Priority Applications (1)
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JP2012110956A JP5204329B1 (ja) | 2012-05-14 | 2012-05-14 | 建築物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012110956A JP5204329B1 (ja) | 2012-05-14 | 2012-05-14 | 建築物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP5204329B1 true JP5204329B1 (ja) | 2013-06-05 |
JP2013238019A JP2013238019A (ja) | 2013-11-28 |
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ID=48713036
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JP2012110956A Active JP5204329B1 (ja) | 2012-05-14 | 2012-05-14 | 建築物 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105133861A (zh) * | 2015-06-19 | 2015-12-09 | 曹保勇 | 一梯多户中凹口集合性居住建筑 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02105448U (ja) * | 1989-02-10 | 1990-08-22 | ||
JPH07305363A (ja) * | 1994-05-16 | 1995-11-21 | Misawa Homes Co Ltd | 地下室付き建物 |
JPH08326071A (ja) * | 1995-05-31 | 1996-12-10 | Asahi Tatemono Kk | ドライエリア構造 |
JP2005016246A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Sekisui House Ltd | 集合住宅 |
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2012
- 2012-05-14 JP JP2012110956A patent/JP5204329B1/ja active Active
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CN105133861A (zh) * | 2015-06-19 | 2015-12-09 | 曹保勇 | 一梯多户中凹口集合性居住建筑 |
CN105133861B (zh) * | 2015-06-19 | 2017-09-08 | 曹保勇 | 一梯多户中凹口集合性居住建筑 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013238019A (ja) | 2013-11-28 |
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