JP2007117439A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】機枠の幅寸法のうち遊技盤や図柄変動装置などを保持するために使用可能な空間を拡大し、遊技領域の拡大に貢献することのできる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤15を保持するための遊技盤保持空間21を備える中枠2と、側方を開口側としてこれと開閉自在に組み付けられた外枠3とを有し、施錠機構6およびこれを作動させる施錠機構作動部材7を備える施錠装置5によって前記中枠2と外枠3との開放が規制されるパチンコ機1において、前記施錠装置5が、中枠開放側枠部25と、施錠機構6と、前記中枠開放側枠部25の機内方向側面であって遊技盤保持空間21の外部に組み付けられる施錠機構作動部材7とから構成され、さらに中枠開放側枠部25の横断面形状が、後側から前側に向かって機外方向に広がる複数の段からなる階段状であることを特徴とするパチンコ機1。
【選択図】図2

Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ球を使用したスロットマシン(所謂、パロット)またはパチンコ機等の遊技機に関し、特に遊技盤または遊技部材を保持する第一の機枠と、これと開閉自在に組み付けられる第二の機枠とを施錠する施錠装置を備える遊技機に関する。
遊技機のうち例えばパチンコ機は、縦長の矩形枠状に形成された外枠と、外枠の開口領域に開閉自在に組み付けられて遊技盤を着脱自在に保持する中枠と、さらにその前面に中枠と開閉自在に組み付けられる前枠などからなる複数の機枠を備えて構成されることが一般的である。これら複数の機枠や遊技盤には、それぞれ遊技用の様々な部品や部材が取り付けられており、複数の機枠の開閉を規制するための施錠装置は一般に中枠に設けられている。また遊技盤には、遊技球の転動流下する遊技領域が主として略円形状に区画形成されている。
一方、近年、多様なゲーム性の演出や他の遊技機との差別化を目的として、パチンコ機においては遊技盤の遊技領域に配設される図柄表示装置や装飾部材が大型化している。これらの部材を大型化するにあたり、遊技領域において遊技球の転動流下する流路が所定以上に狭まることのないよう、遊技領域を拡大することが望まれている。また、図柄変動装置を備えるスロットマシンやパロットについても同様に、図柄変動装置の大型化や視認性の向上が望まれている。
パチンコ機の遊技領域を拡大するには、遊技盤自体を大型化することが必要となるが、そのためには遊技盤を保持する機枠に確保される遊技盤保持空間を拡大しなければならない。これを実現する方法としては、例えば遊技盤が中枠に保持される場合、遊技機の外枠を大きくすることで、これに収納保持される中枠を拡大可能にし、もって中枠の遊技盤保持空間を拡大することが可能である。しかし、遊技店においては遊技機の設置される設置スペース(遊技島)は寸法が規格により一定に定まっているため、外枠の外径寸法を拡大することは避けなければならない。
そこで従来から、外枠の外径寸法を拡大せずに遊技盤保持空間を拡大することを目的とした遊技機の発明がなされている。例えば特許文献1には、外枠の厚みを薄くして、中枠および遊技盤保持空間を拡大することを可能にするパチンコ機の発明が記載されている。
しかしながら、該文献に記載のパチンコ機では外枠の厚みを薄くすることでその分の寸法を縮小できたとしても、遊技盤保持空間の拡大という意味ではなお十分なものとは言い難い。なぜならば、遊技盤の強度や取り付け作業性の観点から、フレーム部分の薄型化には限界があるために遊技領域の拡大の余地として多くを期待することができないからであり、また遊技盤保持空間は一般に中枠の枠体に囲まれた閉領域に設けられるところ、この面積を拡大するためには、外枠の薄型化のみならず中枠の枠体の薄型化も検討しなければならないからである。
パチンコ機を構成する機枠のうち、中枠は一般に上下左右4枚の枠部を組み付けてなる縦長形状であって、かつその中枠が保持する遊技盤はほぼ方形をなしていることから、上下左右の枠部、特に左右の枠部(側枠部)を薄型化することが、より大きな遊技盤を中枠に保持可能にするために必要である。ここで、中枠の側枠部を薄型化するにあたっては、特に中枠に設けられることの多い施錠装置の存在が問題となる。
施錠装置は、一般に開閉自在に組み付けられている中枠と外枠、または中枠と前枠との間を開放または閉鎖し、パチンコ機内部のメンテナンスや遊技球の除去、補充、交換などを可能とする装置である。一般的な施錠装置は、鉤片が設けられた施錠杆等から構成される施錠機構と、これを作動する施錠機構作動部材と、これらを搭載するための断面L字状の施錠基材とがユニットとして構成されている(例えば特許文献2参照)。
また施錠機構の鉤片と係合する受け部材が、施錠機構とは別に外枠や前枠に設けられている。施錠や開錠の方式は様々であるが、例えばこれらを掛合または解除することで、施錠または開錠を行うことが一般的である。
特許文献1,2に記載のパチンコ機のように、ユニット化された施錠装置を中枠に設ける場合は、遊技盤保持空間内を転動流下する遊技球と施錠機構作動部材とが干渉しないよう、遊技盤保持空間の外側、すなわち中枠の側枠部の外側に、断面L字状の施錠基材のうち、側面部(取付面)をネジなどの固定部材を用いて取り付けることが一般的である。
一方、施錠機構作動部材には、施錠機構を昇降駆動するカムと、これにトルクを与えるシリンダ錠とを組み合わせて用いることが一般的であるところ、かかるトルクを十分なものとするためシリンダ錠には20mm程度の大きな径が与えられている。またシリンダ錠は、パチンコ機の機枠を開閉する際の操作性の観点から、上記した断面L字状の施錠基材のうち遊技者に正対する前面部(搭載面)に搭載される。遊技店においてパチンコ機は遊技機島とよばれる設置台に横並びで取り付けられることが通常であるが、隣接するパチンコ機との間隔は非常に狭いため、シリンダ錠をパチンコ機の側方に突出または指向させ、その外側から鍵を挿入してシリンダ錠を回転させることは困難だからである。なお、シリンダ錠をパチンコ機の下方または上方に突出または指向させることは、作業者のアクセス性が著しく劣るため好ましくない。よって施錠基材のかかる搭載面は、大きな径を有するシリンダ錠を支持できるだけの十分な幅を要する。
したがって中枠には、その側枠部自体の厚みのみならず、施錠基材の取付面の板厚と、さらに、搭載面の横幅とが加算された大きな厚み分が、遊技盤保持空間として用いることのできない領域(デッドスペース)として確保されてしまうため、外形寸法に限界のある中枠においては、遊技盤保持空間が上記デッドスペースに圧迫され、遊技領域の拡大という近年の要請に十分に応えることができないという問題が生じていた。
特開2005−073881号公報 特開2003−154135号公報
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、機枠の幅寸法のうち遊技盤や図柄変動装置などを保持するために使用可能な空間を拡大し、遊技領域の拡大に貢献することのできる遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)遊技盤保持空間を備える第一の機枠と、側方を開放側としてこれと開閉自在に組み付けられる第二の機枠と、これらの開放を規制する施錠装置とを有する遊技機であって、かつ、該施錠装置が、前記機枠を構成する枠部のうち開放側に位置する開放側枠部に、施錠機構および施錠機構作動部材を組み付けてなり、さらに、前記施錠機構作動部材が組み付けられる場所が、開放側枠部の機内方向側面であって遊技盤保持空間の外部位置であることを特徴とする遊技機;
(2)さらに、第一の機枠の前側に第三の機枠が組み付けられ、かつ、施錠機構が、第一の機枠と第二の機枠との開閉を規制する第一施錠機構と、第一の機枠と第三の機枠との開閉を規制する第二施錠機構とを備えることを特徴とする遊技機;
(3)さらに、施錠機構が、開放側枠部について施錠機構作動部材とは反対側にあたる機外方向側面に設けられ、かつ、開放側枠部には施錠機構作動部材と施錠機構とを連結するための切欠部が設けられていることを特徴とする遊技機;
(4)さらに、第一の機枠の開放側枠部の横断面形状が、後側から前側に向かって機外方向に広がる複数の段からなる階段状であって、前記段のいずれかに前記施錠機構が組み付けられていることを特徴とする遊技機;
(5)さらに、第一の機枠の開放側枠部の横断面形状が中空の閉領域を有し、かつ、第一の機枠と第二の機枠とが閉鎖した状態において、第二の機枠の開放側枠部の前側に前記閉領域が位置することを特徴とする遊技機;
(6)さらに、中枠の開放側枠部が、金属材料を押出成形してなることを特徴とするもの;
(7)さらに、施錠機構が、施錠機構作動部材によって昇降駆動される施錠杆と、施錠杆から突出して第一の機枠と第二の機枠とを施錠する鉤片と、施錠時に鉤片の昇降を規制する開放規制部材および/または開錠時に鉤片の昇降を規制する閉鎖規制部材と、を備えることを特徴とする遊技機;
(8)さらに、第一施錠機構が、施錠機構作動部材によって昇降駆動される板状の第一施錠杆と、該第一施錠杆から突出して第一の機枠と第二の機枠とを施錠する第一鉤片とを備え、第二施錠機構が、施錠機構作動部材によって昇降駆動される板状の第二施錠杆と、該第二施錠杆から突出して第一の機枠と第三の機枠とを施錠する第二鉤片とを備え、かつ、前記第一施錠杆と第二施錠杆とが一の平面内に設けられていることを特徴とする遊技機;
(9)さらに、遊技盤を保持するための遊技盤保持空間に替えて、図柄変動装置を備える遊技部材を保持するための遊技部材保持空間を第一の機枠が有しており、かつ、施錠機構作動部材が遊技部材保持空間の外部に組み付けられることを特徴とする遊技機;
を要旨とする。
従来の遊技機における施錠装置では、断面L字状の施錠基材に、施錠機構と、シリンダ錠に代表される施錠機構作動部材とを組み付けてユニット化し、これを、側方を開放側として開閉するいずれかの機枠のうち、開放側に位置する側枠部(開放側枠部)に取り付ける構成をとっていた。これに対し、本発明にかかる遊技機によれば、第一または第二の機枠の開放側枠部に施錠機構と施錠機構作動部材とを直接取り付けることによって施錠基材を不要とし、幅広の搭載面の存在に起因するデッドスペースを削除することができる。また、施錠基材の取付面や、これを固定する取付座の厚さに相当するデッドスペースも削除が可能となる。
一方、第一の機枠に保持される遊技盤保持空間を拡大し、遊技者に広い遊技領域を提供するため、本発明においては施錠機構作動部材を開放側枠部の機内方向側面であって、かつ遊技盤保持空間の外部位置に取り付ける。これにより、施錠機構作動部材は遊技盤保持空間と干渉することがなく、第一の機枠における遊技盤保持空間として使用可能な面積を十分に拡大することが可能となる。
またこの結果、施錠基材、および上記の取付座や緊締具などの部品点数を削減することができ、機体の製造、組立コストの低減も図られるほか、従来のように施錠機構作動部材を施錠基材に組み付けたユニットを第一の機枠に取り付ける場合と異なり、施錠機構作動部材の組み付け位置を自在に調整可能になるという効果も得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき、図面を用いて具体的に説明する。本実施の形態では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例示する。ただし本発明にかかる遊技機は、開閉自在な第一および第二の機枠を少なくとも有し、その開放が施錠装置にて規制されるものであれば広く対象とすることができ、例えば、スロットマシンやパロットなどを挙げることができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる遊技機の正面図である。1はパチンコ機、3は外枠、4は前枠、15は遊技盤、11a乃至11dはそれぞれヒンジ機構である。遊技者は、紙面手前側よりパチンコ機1に正対して遊技を行うことが通常である。したがって、本発明において、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機1を正面から見た状態における手前側、奥側、上側、下側、左側、右側をそれぞれ意味するものとする。
パチンコ機1は、打球装置43により遊技球を遊技領域に打ち出し、図示しない入賞装置にこれを入賞させることで賞球(新たな遊技球)を得る遊技機である。賞球は上皿41や下皿42に払い出され、所定量が貯留される。
パチンコ機1は一般に、前枠4、外枠3および同図には図示しない中枠からなる三つの機枠を備えている。また中枠と前枠4、および中枠と外枠3とは、ヒンジ機構11a乃至11dを回転軸としてそれぞれ互いに開閉自在に組み付けられて、パチンコ球の供給/排出、釘の調整、および機器のメンテナンス等の作業を容易にしている。同図においては、ヒンジ機構の設けられていない右側が、機枠の開放により開となる方向、すなわち開放側にあたる。前枠4と上皿41とは一体に成形され、ヒンジ機構11aおよび11bを両端とする回転軸により中枠と開閉自在に組み付けられている。また、下皿42は、前枠4とは別部材からなり、ヒンジ機構11cおよび11dを両端とする回転軸により、中枠と開閉自在に組み付けられている。
図2は、ヒンジ機構11aと11dとを回転軸の両端として、中枠2と外枠3とを開放した状態を示す斜視図である。中枠2の開放側、および外枠3の開放側をそれぞれ矢印にて示す。同図では、前枠4および下皿42と中枠2とは開放されておらず、これらが閉鎖されて一体となった状態で、外枠3との間での開放が行われている。
ここで、各機枠の構成と機能について説明する。
前枠4は、遊技盤15に区画形成された遊技領域を透視保護する機枠である。パチンコ機1の前面に位置して遊技者にもっとも視認されやすい機枠であるため、遊技盤15とともに意匠性に富むよう形成される。また前枠4は、上皿41のほか、装飾用または表示機能用のランプ、ボタン類、透明の保護部材などからなることが一般的である。前枠4と下皿42とは別部材として形成し、それぞれ独立して中枠2と開閉可能とすることでメンテナンス性が向上するが、下皿42を前枠4と一体に形成することも可能である。
中枠2は、図3に斜視図を示すように、上枠部22、下枠部23、軸側枠部24および中枠開放側枠部25を矩形枠状に組み合わせてなることが一般的である。ただし本発明における中枠2は、上記いずれかまたはすべての枠部が一体として形成されていてもよく、四つの部材を要するものではない。該矩形枠の内部に形成される遊技盤保持空間21(斜線を付す)には遊技盤15の収納保持が可能である。また中枠2の背面側には、遊技機が並設される遊技設備から補給されるパチンコ球を貯留するための球タンク16や、遊技盤に配設された図柄表示装置や基板等の電子部品を保護するためのリアパック17が突出して設けられている(図2参照)。
本発明にかかる中枠2においては、中枠開放側枠部25は、施錠機構6、および施錠機構作動部材を構成するシリンダ錠70が組み付けられて、これらとともに施錠装置5を構成している。なお、本発明においては、例えば上枠部22に球タンク16を一体成型し、リアパック17を両側枠部24,25に取り付けることも可能である。
外枠3はパチンコ機1の外郭をなし、遊技機島などの設置台への取付インタフェースを備える機枠である。一般に、外枠3は上下左右の4枚の枠部により矩形枠状に構成され、該矩形枠の内部に中枠2を収納保持可能である。ただし本発明における外枠3は、中枠2と同様、いずれかまたはすべての枠部が一体として形成されていてもよく、必ずしも四つの部材を要するものではない。また、前枠4は外枠3の前記矩形枠の内部に収納保持されるか、または外枠3の前面に当接するよう設けられている。図2に示す本実施の形態において、外枠3の開放側(図中右側)に位置する枠部を外枠開放側枠部35とする。なお、外枠3の外形寸法の上限は規格により決定されている一方で、遊技盤15およびこれに略円形に区画形成されてなる遊技領域を大きくして多様な演出による遊技性の増大や、他のパチンコ機との差別化に資することが望まれていることから、外枠3を構成する枠部が遊技盤15や遊技領域の面積を極力圧迫しないことが好ましい。
本発明は、施錠装置5と、これにより互いの開放が規制される第一および第二の機枠を有する遊技機に関するものであって、第一・第二の機枠が、それぞれ前枠4、中枠2または外枠3のいずれに対応してもよい。本実施の形態では、遊技盤保持空間21を備える機枠が中枠2である態様を例示していることから、中枠2が第一の機枠に相当する。また中枠2と外枠3、および中枠2と前枠4とはいずれもヒンジ機構11a乃至11dにより開閉自在に組みつけられ、かつ施錠装置5にてその開放が規制されることから、前枠4または外枠3のいずれもが第二の機枠に相当し得る。
また本発明は、第一または第二の機枠を構成する枠部のうち、開放される開放側枠部に施錠機構6およびシリンダ錠70に例示される施錠機構作動部材が組み付けられて施錠装置を構成することを特徴とするところ、本実施の形態では第一の機枠である中枠開放側枠部25が、かかる開放側枠部に相当している。
ただし本発明においては、機枠を構成する側方の枠部(側枠部)のうち、機枠開放時に開放されるものを開放側枠部と称するものであり、遊技機の態様によっては、例えば、外枠開放側枠部35の機内方向(内側)の側面に施錠機構6や施錠機構作動部材が設けられて施錠装置5が形成される場合も想定し得るなど、機枠同士の開閉の方式や開放側枠部に該当する枠部がいずれであるか等は、本実施の形態に限られるものではない。よって、本発明にかかる開放側枠部は本実施の形態で例示した中枠開放側枠部25には限られない。上記の場合は外枠開放側枠部35が開放側枠部に相当することとなる。
また本発明にかかる遊技機は、第一の機枠の前側に、遊技盤の少なくとも一部を透視保護する第三の機枠が開閉自在に組み付けられていることが遊技盤15や遊技球の保護の観点から好ましい。本実施の形態においては前枠4が第三の機枠に相当するが、遊技機の態様によってこれに限られないことは上記と同様である。
図4は、本実施の形態にかかる遊技機の分解斜視図であり、左手前から前枠4、遊技盤15、中枠2、外枠3を部材ごとに分解した状態を示している。44はカバー部材、45はこれに穿設されたシリンダ錠70の挿通孔であり、いずれも中枠2の下枠部23の前面側に組み付けられる。前枠4および遊技盤15はそれぞれ一の部材として取り扱うことができるように形成されている。中枠2および外枠3は、それぞれコーナー補強材や緊締具を用いて、4つの枠部より縦長矩形状の機枠が組み上げられてなる。中枠2の遊技盤保持空間21に前面側より遊技盤15を嵌め入れて固定し、また同図には図示しない球タンク16やリアパック17を中枠2の裏面側に突出して取り付ける。また中枠2の前面側には打球装置43およびカバー部材44も取り付けておく。かかる状態から、外枠3の軸側枠部34の上下に設けられたヒンジ機構11aと11dに対して中枠2の軸側枠部24を軸着し、両者を回転自在に組み付ける。さらに中枠2のヒンジ機構11aと11bとの間に前枠4を、中枠2のヒンジ機構11cと11dとの間に下皿42を、それぞれ軸着してパチンコ機1は組み立てることができる。
第三の機枠を第一の機枠の前側に有する本実施の形態においては、施錠機構6は、第一および第二の機枠の開閉を規制する機能を有する第一施錠機構と、第一の機枠と第三の機枠との開閉を規制する機能を有する第二施錠機構とを備えている。これにより、例えば第一の機枠と第二の機枠とを閉鎖したまま、これらを第三の機枠との間で開放することができるなど、各機枠の開放または閉鎖のパターンの自由度が向上するため好適である。
施錠装置5の具体例を図5に斜視図にて示す。同図(a)は、中枠開放側枠部25を含む施錠装置5を右手前側から見た右斜視図、同図(b)は(a)に示す円X部の拡大図、同図(c)は施錠装置5を左手前側から見た左斜視図である。図5(b)に示す中枠開放側枠部25の断面形状については後述する。
中枠開放側枠部25には、後方に突出する二つの中枠鉤片601a,bを有する第一施錠機構60と、前方に突出する三つの前枠鉤片621a,b,cを有する第二施錠機構62とがいずれも組み付けられている。中枠鉤片601a,bは、中枠2と外枠3とを施錠するための係合片であり、前枠鉤片621a,b,cは、中枠2と前枠4とを施錠するための係合片である。また、中枠開放側枠部25の機内方向側面には、リアパック17を回転自在に保持するためのリアパック用ヒンジ機構171a,171bが取り付けられている。これにより、リアパック17を遊技盤15の裏面ではなく中枠2に取り付けが可能となり、遊技盤15に設けられる液晶装置やセンター役物などの装飾部材とリアパック17との干渉が防止できるため、遊技盤に対する装飾部材その他の遊技部材の配設領域を拡大可能である。
図6は、中枠2を外枠3に収納し、これらを施錠する様子を示す斜視図である。ただし同図では中枠2については、施錠装置5、およびその一部を構成する中枠開放側枠部25のみを図示し、その他の枠部や遊技盤15などの被保持物は省略している。外枠開放側枠部35の機内方向側面には、二つの係合片351a,bと押圧片352とが突出して設けられている。中枠2と外枠3とを施錠する際には、外枠3の係合片351a,bを中枠開放側枠部25の開口部602a,bに導き、スリット603a,b内に収容したところで、係合片351a,bと中枠鉤片601a,bとを係合する。かかる係合は、施錠機構作動部材7および弾性体610を駆動力として行うことができる。逆に中枠2と外枠3とを開錠する際は、施錠機構作動部材7の駆動力によって中枠鉤片601a,bを降下させ、係合片351a,bとの係合を解除することで行われる。
図7は図6に示す施錠装置5の分解斜視図である。上述のように施錠装置5は、施錠機構6と、中枠開放側枠部25と、施錠機構作動部材7とを備える。本実施の形態においては、施錠機構6は、中枠2と外枠3との開放を規制する第一施錠機構60と、中枠2と前枠4との開放を規制する第二施錠機構62とを有し、第一および第二施錠機構60,62は、ともに中枠開放側枠部25に組み付けられ、ひとつのシリンダ錠70によって駆動される。また第一および第二施錠機構60,62は、遊技球や遊技盤側部との干渉を防止するため、中枠開放側枠部25の機外方向側面に組み付けられている。
本実施の形態においては、中枠開放側枠部25により近い位置に第一施錠機構60が設けられ、その外側に第二施錠機構62が設けられてなる状態を例示しているが、これに限られるものではなく、第一および第二施錠機構60,62はいずれを外側としてもよく、また両者をパチンコ機1の前後方向(奥行方向)に並べて設けることもできる。
本実施の形態にかかる第一施錠機構60は、後方に突出する二つの中枠鉤片601a,bと、これらを連結してともに昇降させる板状の第一施錠杆605とを有する。また第一施錠杆605の下端部には前方に突出する規制部606が、中間部にはピン孔607が、それぞれ設けられている。中枠鉤片601a,bの先端にはそれぞれ折り返しを設けるとともに上端を前側に傾斜させている。これは、中枠2と外枠3とを施錠する際に、予め第一施錠杆605を手または施錠機構作動部材7によって押し下げて開口部602a,bを開いておかなくとも、外枠3の係合片351a,b(図6参照)が中枠鉤片601a,bを押し下げながら開口部602a,bに導入されることを可能にするためである。
また、第一施錠機構60の良好な機械特性と耐久性、および部品点数の削減や加工コストの低減の観点から、中枠鉤片601a,b、第一施錠杆605および規制部606は金属板材料により一体に形成することが好ましい。
第二施錠機構62もまた板状をなし、前方に突出する三つの前枠鉤片621a,b,cと、これらをつなぐ第二施錠杆625とを有し、また第二施錠杆625の中間部には後方に突出する指先操作部626が、さらに下端部の前面側には機内方向側に突出する突片627が、それぞれ設けられている。第一施錠機構60と同様の理由により、これらは金属板材料により一体に形成することが好ましい。
なお、本実施の形態おいては、中枠鉤片601a,bおよび前枠鉤片621a,b,cの個数はそれぞれ二つおよび三つとしているが、外枠3および前枠4が中枠2に対して十分な強度で施錠可能である限りこれらの個数は限定されるものではない。また本実施の形態においては中枠鉤片601a,bは上向きの鉤状に、前枠鉤片621a,b,cは下向きの鉤状に形成されているが、外枠3または前枠4に設けられる受け側の係合部の形状や位置によっては他の形状を採り得ることは当然である。
第一および第二施錠機構60,62を中枠開放側枠部25の長手方向に沿って昇降駆動する施錠機構作動部材7の例として、図7では、カム71と、これを回転駆動するシリンダ錠70と、これらを緊締具(例えば、ネジ)などを用いて中枠開放側枠部25に結合する取付部72からなる構成を示している。
従来のパチンコ機1において中枠開放側枠部25の機外側に設けられていた幅広のデッドスペースを排除するため、本発明においては施錠機構作動部材7を中枠開放側枠部25の機内方向の側面に設けることを特徴とする。また本発明においては、施錠機構作動部材7は、遊技盤保持空間21の上方または下方などの外部に取り付け、遊技盤保持空間21との干渉を防いでいる。
ここで、遊技盤保持空間21は、遊技者の視線の高さに合わせてパチンコ機1の中央から上方にかけて設けられることが一般的であるため、具体的には、シリンダ錠70は遊技盤保持空間21の下方に設けることが好ましいといえる。ただし、シリンダ錠70の取付位置については、中枠開放側枠部25の機内方向側面であって遊技盤保持空間21と干渉しない外部位置であるならばその下方に限らず、上方であってもよい。また遊技盤保持空間21が単純な略円形や矩形ではなく中間の高さにくびれがある形状の場合は、該くびれ部分に収容される位置および大きさのシリンダ錠70を中枠開放側枠部25の機内方向側面に設けることができる。
なお、遊技盤保持空間21と干渉しないよう、シリンダ錠70をパチンコ機1の右上コーナー部近傍に設ける場合は、遊技店におけるシリンダ錠70の視認性が向上し、防犯性が高まるという効果がある。また、中枠開放側枠部25に対して、施錠機構6を機外方向側、施錠機構作動部材7を機内方向側と、それぞれ反対面上に設けることにより、施錠および開錠の操作時にも互いの駆動部分の干渉を避けることができる。
シリンダ錠70によって回転駆動されるカム71は、中枠開放側枠部25に設けられた連通部251を介して中枠開放側枠部25の機外方向側面に組み付けられた第一および第二施錠機構60,62に駆動力を伝達するようになっている。カム71は、第一施錠機構60を駆動する第一突片711と、第二施錠機構62を駆動する第二突片712とを備える。ただしカム71がシリンダ錠70によって回転する際に第一突片711が描く回転面と、第二突片712が描く回転面とは、パチンコ機1の奥行方向に若干オフセットしている。本実施の形態においては、図7に示すカム71においては、第一突片711が奥側に、第二突片712が手前側に突出して構成されている。なお、連通部251の形状は特に限定されず、第一突片711および第二突片712をともに挿通させて駆動可能とする幅広のスリットもしくは切欠、またはそれぞれの突片ごとに挿通可能な二つの孔によって構成してもよい。
第一施錠杆605には、第一突片711の回転面に対応する位置に第一突片押下部608が設けられ、また第二突片712の回転面に対応する位置に、切欠609が設けられ、第二突片712との干渉を防いでいる。一方、第二施錠杆625には、第二突片押上部628が設けられるとともに、その奥側には第一突片711の先端部との干渉を防ぐためのスリットが設けられている。なお、図7では、第一突片押下部608および第二突片押上部628はスリット状の切り欠きによって形成されているがこれに限られず、例えば第一および第二施錠杆605,625から突出する係合片を設けてもよい。
施錠された中枠2と外枠3とを開錠する方法について以下説明する。
中枠鉤片601a,bが開口部602a,bやスリット603a,bと重なる位置(以下、施錠位置という)にあって、スリット603a,bに外枠3の係合片351a,b(同図には図示せず)が収納された施錠状態において、シリンダ錠70を正面視時計回りに回転させると、第一突片711は第一施錠杆605の第一突片押下部608に当接し、さらにこれを下方に押し下げる。すると中枠鉤片601a,bはこれと連動し、開口部602a,bやスリット603a,bから下にスライドした位置(以下、開錠位置という)に押し下げられる。これにより、係合片351a,bはスリット603a,bからの離脱が可能となり、中枠2と外枠3とが開錠されることとなる。
次に、中枠2と前枠4とを施錠および開錠する方法について以下説明する。
前枠4には、前枠鉤片621a,b,cに対応する位置に、3つの挿通溝623a,b,c(図5参照)が設けられている。シリンダ錠70を正面視反時計回りに回転させ、カム71に同方向のトルクを与えると、第二突片712は第二施錠杆625の第二突片押上部628と当接し、これを上方に押し上げる。すると前枠鉤片621a,b,cも第二施錠杆625と連動して開錠位置まで押し上げられて前枠4の挿通溝623a,b,cへの滑らかな挿脱が可能となる。また、前枠4と中枠2とを閉鎖した状態でシリンダ錠70のトルクを開放すれば、弾性体611の弾性復元力により第二施錠杆625が施錠位置に戻り、前枠鉤片621a,b,c下部に突出する係合部が前枠4の挿通溝623a,b,cと下縁と係合し、施錠が行われる。なお、図7に示すように、前枠鉤片621a,b,cの下部側を奥行方向に傾斜させておくことで、作業者はシリンダ錠70の操作によりカム71にトルクを与えなくとも、前枠4を中枠2に押し当てるだけで両者を施錠することができる。前枠4の挿通溝623a,b,cの下縁が、前枠鉤片621a,b,cの前記傾斜部を滑らかに押し上げつつこれらを挿通溝に導入可能となるためである。また、中枠2と外枠3とが開放された状態で、さらに中枠2から前枠4を開放する場合は、作業者は指先操作部626を手で押し上げることで前枠鉤片621a,b,cと前枠4の挿通溝の下縁との係合を解除することができる。
施錠機構6は、第一および第二施錠機構60,62のほか、さらに開放規制部材および閉鎖規制部材を備える。開放規制部材は、中枠2と外枠3とが閉鎖された状態で、第一施錠杆605が施錠位置から開錠位置に向かう移動を規制する部材である。また閉鎖規制部材は、中枠2と外枠3とが開放された状態で、第一施錠杆605が開錠位置から施錠位置に向かう移動を規制する部材である。
図7に示すように、開放規制部材は、開放規制部材65aおよびbの二つの部材からなる。開放規制部材65aは、弾性体610の上端を係止し、ピン孔650と、共に後方に突出する被押圧片651およびストッパー片652とを有する。また開放規制部材65bは、弾性体610の下端を係止し、ストッパー片652と当接可能なストッパー当接部653と、カム71の第一突片711が押し下げ可能な第一突片当接部654と、ピン67により第一施錠杆605のピン孔607と枢結されるピン孔655とを有する。
閉鎖規制部材66は、第一施錠杆605下端の規制部606と係合可能な規制片661と、中枠2と外枠3の施錠時に外枠3により前方に押圧される規制解除部662と、ピン68cにより中枠開放側枠部25と枢結されるピン孔663とを有する。
第一施錠杆605および第二施錠杆625は、ピン68a乃至cを用いて、ともに中枠開放側枠部25に対して昇降可能かつ摺動可能に組み付けられる。これらの部材を連結するピン67および68a乃至cは、レイカール工法により設けられることが好適である。
図8乃至図10を用いて、開放規制部材65a,bと閉鎖規制部材66の作動する仕組みについてさらに詳細に説明する。図8(a)乃至(c)は、施錠装置5の機外方向側面図であり、(a)は中枠閉鎖時、(b)は中枠開放操作時、(c)は中枠開放時をそれぞれ示す。また、図8(a)乃至(c)中に示す円Y1乃至Y5の拡大図をそれぞれ図9(a)乃至(e)に示す。なお、図10(a)乃至(c)は、それぞれ図8(a)乃至(c)の透過図である。
図8(a)および図10(a)に示す中枠閉鎖時においては、中枠鉤片601a,bはともに施錠位置に押し上げられて、スリット603a,bに収納された外枠3の係合片351a,b(同図には図示せず)と係合しその離脱を抑制している。また、中枠2と外枠3とを閉鎖する際に、外枠3の押圧片352(同図には図示せず)は、開放規制部材65aの被押圧片651をパチンコ機1の前方に押圧する。ピン孔650で中枠開放側枠部25に枢結されている開放規制部材65aは、被押圧片651が前方(同図における左側)に押圧されることにより、ストッパー片652は逆にパチンコ機1の後方に突出する(図9(a)参照)。これによりストッパー片652は、開放規制部材65bが下降スライドしようとした場合にストッパー当接部653と係合することとなり、開放規制部材65bおよびこれとピン67(図7参照)により連結する第一施錠杆605の下降運動を規制するストッパーとして機能する。したがって、中枠2と外枠3とが閉鎖した状態では、中枠鉤片601a,bの昇降は規制され、係合片351a,bとの係合が保持される。
また、図9(b)に示すように、中枠閉鎖時には、閉鎖規制部材66の規制解除部662は外枠3の係合片351bにより前方に押圧されている。よって閉鎖規制部材66はピン68cを中心に、同図において時計回りに傾き、規制片661は前方に突出している。したがって、かかる中枠閉鎖時には、規制片661と第一施錠杆605の規制部606とは係合しておらず、中枠鉤片601a,bが施錠位置へと上昇スライドすることを規制する閉鎖規制部材66のストッパー機能は作用していない。なお、閉鎖規制部材66がピン68cを中心に時計回りに傾くと、ピン68cよりも後方に端部を連結している弾性体611には引張方向の荷重が負荷される。よって係合片351bにより規制解除部662が前方に押圧された同図の状態においては、閉鎖規制部材66は全体に反時計回りに弾性復元力を付勢されているといえる。
なお、遊技機島に並設される複数台のパチンコ機1の中枠をそれぞれの外枠から一斉に開放する一斉開錠装置を設ける場合などは、押圧片352の押圧による開放規制部材65aの上記開放規制機能は不要となる。かかる場合に押圧片352を外枠3より除去可能とするため、押圧片352は外枠3に対してネジなどにより着脱可能に設けられることが好適である。一方、係合片351a,bについては、不正な取り外しを防止するため、かしめピンにより固定することが好ましい。
図8(a)に示す中枠閉鎖状態から、シリンダ錠70を操作して正面視時計回りにカム71を回転させると、中枠2と外枠3とが開放される。具体的には、まず、第一突片711が開放規制部材65bの第一突片当接部654をパチンコ機1の後方(同図における右側)に押し上げることで、ストッパー当接部653とストッパー片652との係合を解除し、第一施錠杆605および中枠鉤片601a,bの昇降が可能となる(図9(c)参照)。
カム71を同方向にさらに回転させると、第一突片711は第一施錠杆605の第一突片押下部608を押し下げ、中枠鉤片601a,bが開錠位置にスライドする(図8(b)および図10(b)参照)。これにより中枠鉤片601a,bと係合片351a,bとの係合が解除され、係合片351a,bがスリット603a,bから後方に離脱可能となる。したがって、中枠2と外枠3とが閉鎖した状態から、シリンダ錠70を正面視時計回りに回転させ、そのままシリンダ錠70とともに中枠2を外枠3より引き出せば、両機枠は開放される。
両機枠の開放が可能となる図8(b)の状態からさらに中枠開放操作を進め、シリンダ錠70を十分に回転させて第一施錠杆605を開錠位置の最下方までスライドさせると、第一施錠杆605下端部の規制部606は閉鎖規制部材66よりも下方に突出する(図8(d)参照)。一方、規制解除部662が前方に押し込まれた状態においては、上述のように閉鎖規制部材66は弾性体611により反時計回りの付勢力が与えられている。したがって、第一施錠杆605を開錠位置まで下降スライドさせ、さらに外枠3とともに係合片351bをスリット603bより後方に引き出すと、閉鎖規制部材66の規制片661は後方に引き戻されて第一施錠杆605の規制部606と係合してこれをロックする(図9(e)参照)。よって、その後作業者がシリンダ錠70へのトルクを解除したとしても、かかるロックにより第一施錠杆605が弾性体610に引っ張られて上方にスライドすることはなく、開錠位置において第一施錠機構60が保持される(図8(c)および図9(c)参照)。
次に、開放された中枠2と外枠3とを閉止し、両機枠を施錠する仕組みについて説明する。図8(c)に示す中枠開放状態から、シリンダ錠70のトルクを解除し、さらに中枠2を外枠3に収納するよう押し当てると、閉鎖規制部材66の規制解除部662は、スリット603bに導入されてきた外枠3の係合片351bによってパチンコ機1の前方に押圧され、規制片661と規制部606との係合が解除される。一方、第一施錠杆605が開錠位置に下降スライドしたことで弾性体610には引張方向に荷重が負荷されていたところ、規制片661によるロックが解除された第一施錠杆605は、弾性体610の弾性復元力により施錠位置まで引き上げるため、中枠鉤片601a,bと係合片351a,bとは係合し、中枠2と外枠3とが施錠される。また、中枠2を外枠3に押し当てたことにより、外枠3の押圧片352によって、中枠2の被押圧片651もまたパチンコ機1の前方に押圧されるため、上述したように開放規制部材65aのストッパー片652とストッパー当接部653とが係合し、中枠2と外枠3との開放が規制されることとなる(図8(a)および図9(a)参照)。
以上のように、閉鎖された中枠2と外枠3とはシリンダ錠70を正面視時計回りに回転操作することで開錠され、また中枠鉤片601a,bは閉鎖規制部材66の働きによって開錠位置にて保持される。一方、かかる開錠位置にて保持された中枠鉤片601a,bは、中枠2を外枠3に収容してこれに押し当てることにより、係合片351a,bと係合して両機枠を施錠するとともに、開放規制部材65a,bの働きによって施錠位置にて保持される。
次に、本実施の形態にかかる中枠開放側枠部25の特徴について、図5(b)および(c)を用いて以下説明する。
本実施の形態にかかる中枠開放側枠部25は、複数の段からなる階段状の横断面形状を有する板材料よりなる。かかる階段状の横断面は、パチンコ機1の後側から前側に向かって機外方向に広がる方向に形成されているとよい。また、段252には第一および第二施錠機構60,62が組み付けられ、さらに機外方向の最も外側に位置する段253には、後側より、同図には図示しない外枠の前縁を収納保持可能である。なお、段252に組み付けられる第二施錠機構62が前枠4との間で施錠を行う必要があることから、段252のうち少なくとも前枠鉤片621a,b,cに対応する位置には、これらを挿通する挿通溝623a,b,cが打ち抜き形成されている。施錠機構6を段252の内部に収納する構成としたことで、機枠の開閉時に施錠機構6が外枠3や前枠4と干渉することがなく、また昇降駆動する第一および第二施錠杆605,625が左右方向にぶれることなく段252の内壁面に沿って摺動可能となる。
なお、中枠開放側枠部25の横断面の階段形状は、同図に示すように前側に向かって機外方向に広がるもののほか、逆に前側に向かって一部または全部の段が狭まる態様とすることも可能であり、本実施の形態に限られるものではない。
中枠開放側枠部25を板状に形成する場合、横断面を階段状とすることで、高い剛性と曲げおよび座屈強度が得られる。また横断面を階段状にすることで、かかる機械特性を確保しつつも、施錠機構6および外枠3を各段の内部に好適に収納可能であるため、パチンコ機1の正面から見た場合、中枠開放側枠部25、施錠機構6および外枠3それぞれの厚さの合計よりも遥かに小さな幅寸法によって、機枠および施錠装置を構成することができる。これにより、遊技盤保持空間21として使用可能な面積を十分に拡大することができる。
さらに、遊技球が転動流下する遊技領域は中枠2の前面側に形成されることが一般的であるところ、中枠開放側枠部25の階段状の横断面をパチンコ機1の後側から前側に向かって機外方向に広がる方向に形成することによって、遊技領域のさらなる拡大を図ることができ、本発明の目的が好適に達成される。
また、中枠開放側枠部25の機械特性をさらに向上させるため、その横断面には中空の閉領域254a,b、段差部256、および突起部255a,bを形成している。閉領域254a,bは、階段状断面の両端に近い位置に設けることで中枠開放側枠部25の局所的な座屈や曲げ変形に対する強度を好適に高めることができるとともに、機枠内部への不正な侵入も防止できる。また閉領域254aを段253の前方に形成したことにより、外枠3の前縁を段253に収納保持する際に、かかる前縁が段253と所定の撃力をもって衝突したとしても、段253またはその近傍の損傷を防止できる。かかる閉領域は中実にて形成してもよい。段差部256は、第一施錠機構60より突出するピン頭が中枠開放側枠部25と干渉しないための逃げの役割と、中枠開放側枠部25の機械特性を向上するリブの役割とを兼ねるものであり、中枠開放側枠部25の幅方向に沿って複数本を設けてもよい。
また、突起部255a,bを中枠開放側枠部25の前後方向に延出することにより、それぞれ中枠2と前枠4、中枠2と外枠3との重なり長さが大きくなるため、やはり器具などを用いての機枠内部への不正な侵入を防止することができる。さらに、パチンコ機1の前側に向かって広がる階段状の横断面形状としたことで中枠開放側枠部25の後側が内部に入り込む形となるため、パチンコ機1の後側より機枠の内部に侵入することがより困難となる。
中枠開放側枠部25は機械特性の観点より一般に金属材料よりなるが、かかる階段状かつ中空の閉領域を有する横断面を有することから、押出成形によって成形するとよい。ただし、中枠開放側枠部25を金属材料から得る場合、板材料の曲げ、削りおよび溶接等の加工を排除するものではない。また、中枠開放側枠部25の材料としては、例えば機械特性に優れる樹脂複合材料(例えば、ABS樹脂)などを一部または全部に使用することも可能であり、金属材料のみに限られるものではない。
次に、本実施の形態における前枠4と中枠2との施錠を補助し、前枠4下部のガタツキを防止するための機構について説明する。図11(a)は、背面側から見た前枠4および中枠2である。ただし簡単のため、前枠4の上下枠部および前面側の部材、ならびに中枠2の下枠部23および中枠開放側枠部25を除く部材は図示を省略している。また図11(b)は前枠およびリンク機構の背面側斜視図であり、同図(c)は、同図(b)に示す円Z部の拡大図である。
第二施錠杆625の下端部には、機内方向に突出するように突片627が設けられている(図5、図7参照)。突片627は、中枠2下部の対応する位置にピン孔272を中心として回動自在に設けられたリンク機構27に対して、突片当接部271の下側から当接する。この状態から、施錠機構作動部材7の働きにより突片627が中枠開放側枠部25に沿って上昇することで、リンク機構27は後方視時計回りに回転する。なお、突片627をパチンコ機1の機内方向に好適に突出させるため、中枠開放側枠部25と、中枠2の下枠部23にはともに対応する位置に所定の長さを有する切り欠きが設けられている。
また、前枠4の裏面には断面鉤型形状の押え片46が固設されている。押え片46の先端はリンク機構27と係合可能である。なお、前枠4と中枠2とが閉鎖する際に押え片46の先端が中枠2の下枠部23の裏側に通出するよう、その先端を収納し、通出させる連通孔26が中枠2の下部に設けられている(図3参照)。
図11(a)に示す前枠閉鎖状態においては、リンク機構27は略水平位置にあり、連通孔26を介して通出した押え片46の先端とリンク機構27とは係合している。この状態から、第二施錠杆625とともに突片627を上方にスライドすると、突片当接部271が押し上げられ、ピン孔272を中心としてリンク機構27が後方視時計回りに回転することで、押え片46との係合が解除される。
一方、第二施錠杆625が上方にスライドすると、前枠鉤片621a,b,cもこれと連動して上昇し、前枠4の挿通溝623a,b,cからそれぞれ脱離可能となる。
したがって、前枠4と中枠2との施錠状態においては、前枠鉤片621a,b,cとともに押え片46によって両機枠は好適に施錠されているが、これらを開錠する際は、シリンダ錠70の回転操作または指先操作部626の押し上げなどにより第二施錠杆625を上昇させるのみですべての係合が解除される。
また、本実施の形態にて示すように、開放規制部材65a,bおよび閉鎖規制部材66を第一および第二施錠機構60,62と連動させるよう設けることにより、部品点数と設置スペースの削減が図られる。
なお、本発明の目的を達成することのできる遊技機は上記実施の形態には限られない。例えば、スロットマシンやパロットは、少なくとも二つの機枠が開閉自在に組み付けられ、両機枠の開放が、施錠機構とこれを駆動する施錠機構作動部材とを有する施錠装置により規制されている遊技機である。一般にスロットマシンは、回動装置を収納保持したドラムユニットを設置する本体枠と、遊技者が操作するボタン類や、回動装置を視認するための窓等を備える前枠とを有し、またパロットは、パチンコ機と同様に、前枠、中枠および外枠から構成され、ドラムユニットは中枠の遊技部材保持空間に収納保持されることが一般的であるところ、これらの遊技機もまた、ゲーム性の向上や他の遊技機との差別化のために遊技領域の大型化が望まれている。ここで、スロットマシンやパロットにおける遊技領域とは、回動装置や液晶表示装置などに代表される、所定の図柄を変動して表示する図柄変動装置が遊技者に視認できるよう設けられた部位をいうものとする。また図柄変動装置は、機械的または電気的なインタフェース機能を有する部材を介してスロットマシンに取り付けられる。本発明においては、かかるインタフェース部材と図柄変動装置とをあわせて遊技部材と呼称する。
以上より、本発明にかかるスロットマシンやパロットについては、図柄変動装置を備える遊技部材を保持するための遊技部材保持空間を拡大することが、本発明の目的である遊技領域の拡大に資することとなる。具体的には、施錠装置を、例えばスロットマシンの本体枠やパロットの中枠に例示される機枠の開放側枠部と、該開放側枠部に組み付けられる施錠機構と、該開放側枠部の機内方向側面であって遊技部材保持空間の外部に組み付けられる施錠機構作動部材と、から構成することが好適である。
なお本発明にかかるスロットマシンにおいては、遊技部材の具体例として、回動装置を収納保持するドラムユニットが本体枠に設けられることが一般的である一方、前枠にも、図柄変動表示を行う液晶表示装置と、これを保持する表示基板とが遊技部材として設けられる態様も想定される。したがって、遊技部材保持空間を備える第一の機枠には、前枠と本体枠のいずれもが該当し得る。パロットについても、ドラムユニットを保持する機枠は中枠に限られず、またスロットマシンと同様に図柄変動表示を行う液晶表示装置が前枠に設けられる態様も想定されるため、遊技部材保持空間を備える第一の機枠には、前枠、中枠または外枠のいずれもが該当し得る。
また、前枠、中枠および外枠の3つの機枠から構成されるパロットについては、本発明の実施の形態にて説明した第一および第二施錠機構60,62、施錠機構作動部材7、階段状の横断面を有する中枠開放側枠部25、開放規制部材65a,b、および閉鎖規制部材66等がそのまま適用可能であり、本発明の効果を特に有効に享受することができる。
このほか、遊技機がパチンコ機である場合についても、例えば遊技盤保持空間を備える第一の機枠が中枠ではなく前枠または外枠である場合や、第二の機枠が前枠または中枠である場合も想定し得る。また、施錠機構の駆動方式も、本実施の形態で例示した係合片を連結する施錠杆をカムにより昇降駆動する機械式のもののほか、モーターやソレノイドを駆動力とする電気式のものを使用または併用することもできる。
本実施の形態においては、第一および第二施錠機構60,62は、ともに昇降動作する二式の機構から構成する場合を示したが、施錠機構6としてはこのほか、第一の機枠および第二の機枠の開放を規制する機能と、第一の機枠および第三の機枠の開放を規制する機能を有する限り、一式の機構によってこれを実現してもよい。この場合、本発明においては、前者の機能を実現する部分を第一施錠機構60、後者の機能を実現する部分を第二施錠機構62と呼ぶものとし、ハードウェアとしての両者が別体であることを要しない。また、第一および第二施錠機構60,62が一部の部材を共有することもまた排除するものではない。なお、遊技機の態様によってはこれに替えて、またはこれに追加して、第二の機枠と第三の機枠とを施錠するための他の施錠機構を備えてもよい。
また本発明においては、上記したように、中枠開放側枠部25の階段状の横断面のうち、いずれかの段の内部に第一および第二施錠機構60,62を収納した状態で組み付けることが好適であるところ、第一および第二施錠杆605,625を薄型の板状とすることが機枠の幅寸法を小さくする観点から好適である。なお、ここでいう板状とは、端部に折り返しなどの面外突出部を有する態様を排除するものではなく、施錠杆が全体に薄型で中枠開放側枠部25の厚みを抑制できるものという趣旨である。
ここで、さらに第一および第二施錠杆605,625を、中枠開放側枠部25に平行な一の平面内に並べた状態で前記段の内部に収納することにより、施錠機構6の厚みをより小さなものとすることができる。すなわち、本実施の形態においては第一および第二施錠杆605,625が互いに重なった状態で中枠開放側枠部25に組み付けられているところ、これを横並びの状態で組み付けることにより、段253(図5(b)参照)の幅をより小さなものとすることができる。なお、例えばカム71の第一突片711および第二突片712の前後方向のオフセット量を十分に大きくすることで、かかる一の平面内に並設された二つの施錠杆をともに駆動することが可能である。また、第一および第二施錠杆605,625の機能を併せもつ一枚の板カムをシリンダ錠70等で駆動する方式とすれば、同様に幅寸法の削減の効果を得られるとともに、さらに部品点数の低減も図ることができる。
本発明の実施の形態にかかる遊技機の正面図である。 図1の遊技機の開放状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる中枠の斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる遊技機の分解斜視図である。 (a)本発明の実施の形態にかかる施錠装置の右斜視図である。(b)同図(a)に示す円X部の拡大図である。(c)施錠装置の左斜視図である。 中枠と外枠との施錠の仕組みを示す斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる施錠装置の分解斜視図である。 施錠装置の機外方向側面図であり、(a)中枠閉鎖時を表す。(b)中枠開放操作時を表す。(c)中枠開放時を表す。 (a)図8(a)に示す円Y1部分の拡大図である。(b)図8(a)に示す円Y2部分の拡大図である。(c)図8(b)に示す円Y3部分の拡大図である。(d)図8(b)に示す円Y4部分の拡大図である。(e)図8(c)に示す円Y5部分の拡大図である。 図8(a)乃至(c)の透過図である。 (a)前枠および中枠の背面図である。(b)前枠の背面側斜視図である。(c)図11(b)に示す円Z部分の拡大図である。
符号の説明
パチンコ機 1
中枠 2
外枠 3
前枠 4
施錠装置 5
施錠機構 6
施錠機構作動部材 7
遊技盤 15
遊技盤保持空間 21
中枠開放側枠部 25
リンク機構 27
外枠開放側枠部 35
押え片 46
第一施錠機構 60
第二施錠機構 62
開放規制部材 65a,65b
閉鎖規制部材 66
シリンダ錠 70
カム 71
段 252,253
係合片 351a,351b
押圧片 352
中枠鉤片 601a,601b
前枠鉤片 621a,621b,621c
第一施錠杆 605
第二施錠杆 625

Claims (9)

  1. 遊技盤を保持するための遊技盤保持空間を備える第一の機枠と、これと開閉自在に組み付けられた第二の機枠とを有し、施錠機構およびこれを作動させる施錠機構作動部材を備える施錠装置によって前記第一の機枠と第二の機枠との開放が規制される遊技機において、
    前記施錠装置が、前記第一または第二の機枠を構成する枠部のうち開放により開となる方向に存する開放側枠部と、該開放側枠部に組み付けられる施錠機構と、該開放側枠部の機内方向側面であって遊技盤保持空間の外部に組み付けられる施錠機構作動部材と、から構成されることを特徴とする遊技機。
  2. 第一の機枠の前側に、前記遊技盤の少なくとも一部を透視保護する第三の機枠が開閉自在に組み付けられ、
    施錠機構が、第一の機枠と第二の機枠との開閉を規制する第一施錠機構と、第一の機枠と第三の機枠との開閉を規制する第二施錠機構とを備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 施錠機構が開放側枠部の機外方向側面に設けられ、かつ、開放側枠部には施錠機構作動部材と施錠機構とを連結するための切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 第一の機枠の開放側枠部の横断面形状が、後側から前側に向かって機外方向に広がる複数の段からなる階段状であって、前記段のいずれかに前記施錠機構が組み付けられていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 第一の機枠の開放側枠部の横断面形状が中空の閉領域を有し、かつ、第一の機枠と第二の機枠とが閉鎖した状態において、第二の機枠の開放側枠部の前側に前記閉領域が位置することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 中枠の開放側枠部が、金属材料を押出成形してなることを特徴とする請求項4または5に記載の遊技機。
  7. 施錠機構が、施錠機構作動部材によって昇降駆動される施錠杆と、施錠杆から突出して第一の機枠と第二の機枠とを施錠する鉤片と、施錠時に鉤片の昇降を規制する開放規制部材および/または開錠時に鉤片の昇降を規制する閉鎖規制部材と、を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 第一施錠機構が、施錠機構作動部材によって昇降駆動される板状の第一施錠杆と、該第一施錠杆から突出して第一の機枠と第二の機枠とを施錠する第一鉤片とを備え、
    第二施錠機構が、施錠機構作動部材によって昇降駆動される板状の第二施錠杆と、該第二施錠杆から突出して第一の機枠と第三の機枠とを施錠する第二鉤片とを備え、かつ、
    前記第一施錠杆と第二施錠杆とが一の平面内に設けられていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  9. 図柄変動装置を備える遊技部材を保持するための遊技部材保持空間を備える第一の機枠と、これと開閉自在に組み付けられた第二の機枠とを有し、施錠機構およびこれを作動させる施錠機構作動部材を備える施錠装置によって前記第一の機枠と第二の機枠との開放が規制される遊技機において、
    前記施錠装置が、前記第一または第二の機枠を構成する枠部のうち開放により開となる方向に存する開放側枠部と、該開放側枠部に組み付けられる施錠機構と、該開放側枠部の機内方向側面であって遊技部材保持空間の外部に組み付けられる施錠機構作動部材と、から構成されることを特徴とする遊技機。
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