JP4402024B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技機に関し、さらに詳しくは、この遊技機の前扉として、上扉、及び、下扉を備えた遊技機に関するものである。
従来、スロットマシン等の遊技機として、資源の有効利用、遊技機交換作業の簡易化及び経費削減等の観点から、遊技内容の変更に最低限必要な構成部品のみを交換し、筐体やその他の部品は交換せずにホールに残したままにしておく、いわゆる分離型遊技機が提供されている。
具体的には、このような分離型遊技機は、正面側に開口部を有する筐体を備える。そして、この筐体の開口部を開閉自在に塞ぎ、かつ、遊技機の正面構造を構成する前扉と、を有している。また、この前扉は、筐体の開口部の上部を開閉自在に塞ぐ上扉と、筐体の開口部の下部を開閉自在に塞ぐ下扉とに分割されている。また、上扉及び下扉は、筐体の側部のいずれか一方において軸支されて前後方向に開閉可能となっており、かつ、反軸支側の側部において、筐体等にロックされるものとなっている。
さらに、このような分離型遊技機は、前記筐体の内部空間の上部に着脱自在に収納できるように形成された分離体を有している。そして、この分離体には、遊技機の作動を制御するための制御装置等、遊技内容の変更に必要な構成部品が備えられている。
しかし、このような分離型遊技機における前扉は、上述のように、上扉と下扉とに分割されていることにより、この前扉の正面側における上扉と下扉とを分割した部分に、隙間が生じることとなっていた。この隙間は、前扉の右端から左端にかけての広範囲に渡って生じるものである。そのため、この前扉の正面側に生じた隙間からピアノ線やワイヤ等の異物を筐体の内部に挿入し、制御装置等の重要部品を不正に操作する、いわゆるゴト行為が行われるというおそれがあった。
そこで、分離型遊技機では、上扉における下扉側の端部に、下扉における上扉側の端部の裏面にまで達する隠し部を設けることにより、上扉と下扉との間の隙間から異物を挿入されにくくして、前述のようなゴト行為が行われることを防止している。
このような遊技機は、たとえば、下記の特許文献1に開示されている。
特開2003−052890号公報
しかし、前述のような、上扉と下扉との間の隙間は、前扉の正面側のみならず、前扉の側部においても生じるものである。
したがって、上扉及び下扉が筐体等にロックされる側の側部に生じた隙間からも、ピアノ線やワイヤ等の異物を筐体の内部に挿入するようなゴト行為が行われるというおそれが生じており、上述のような構造を有する遊技機では、いまだ、ゴト行為の防止は不十分であった。
なお、上扉及び下扉が筐体等にロックされる側の側部には、当該ロックを行うためのロック手段が備えられているため、確実なロックが行われた上で、ロック及びロックの解除や、上扉及び下扉の開閉に関する操作性や操作感を低下させることなく、効果的に、前述のようなゴト行為を防止する必要があった。
そこで、各発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
第1の発明
すなわち、第1の発明は、上記事情によりなされたものであり、上扉の側部と下扉の側部との間に生じる隙間から筐体内部へピアノ線等の異物を挿入して、制御基板等を不正に操作するようなゴト行為を防止可能な遊技機を提供することを目的とする。
第2又は第3の発明
すなわち、第2又は第3の発明は、上記した第1の発明の目的に加え、操作性や操作感を低下させることなく、上扉及び下扉の開閉が可能であって、かつ、ゴト行為をより効果的に防止可能な遊技機を提供することを目的とする。
第4の発明
すなわち、第4の発明は、上記した第2の発明の目的に加え、効率的であって、かつ、よりスムーズに、下扉を開放することができるような遊技機を提供することを目的とする。
第5の発明
すなわち、第5の発明は、上記した第2、第3又は第4の発明の目的に加え、効率的であって、かつ、よりスムーズに、下扉を閉止することができるような遊技機を提供することを目的とする。
第6の発明
すなわち、第6の発明は、上記した第1、第2、第3、第4又は第5の発明の目的に加え、いわゆる面替え等の作業を容易なものとして、作業負担を軽減することができるような遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1の発明
第1の発明は、正面側に開口部11を有する筐形の筐体1と、筐体1の側部に軸支され、かつ、筐体の開口部11を開閉自在に塞ぐ前扉3と、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能に形成された図柄表示手段と、前記図柄表示手段の図柄表示を制御するための制御装置と、を少なくとも有し、前記前扉3は、筐体1の開口部11の上部を開閉自在に塞ぐ上扉30と、筐体1の開口部11の下部を開閉自在に塞ぐ下扉40と、から構成され、前記上扉30は、少なくとも、正面側に配置される上扉正面板30a、及び、上扉正面板30aの左右両側に配置される一対の上扉側板を有し、前記下扉40は、少なくとも、正面側に配置される下扉正面板40a、及び、下扉正面板40aの左右両側に配置される一対の下扉側板を有する遊技機において、前記上扉30の反軸支側に位置する上扉側板の内側には、当該上扉側板の下端よりも下方に突出した閉塞板60を備え、前記閉塞板60は、上扉30及び下扉40を閉止した際に、前記閉塞板60の下端面67が下扉側板の上端よりも下方に位置することにより、上扉側板の下端と下扉側板の上端との間に生じる隙間を閉塞するように形成されたことを特徴とする。
ここで、遊技機としては、スロットマシン、パロット(登録商標)遊技機などが挙げられる。
また、ここで「正面」とは、遊技機から見た場合に、この遊技機に向き合って遊技を行う遊技者が位置している方向をいうものであり、「前」、「前方」又は「先端側」と同義である。また、「後」、「後方」又は「後端側」とは、前記「正面」と反対の方向をいう。
また、図柄表示手段は、表面に複数の図柄を表示した回転リール23や、液晶表示装置などが含まれる。
また、制御装置は、遊技や遊技に付随する演出を制御するための基板を備えることができる。基板としては、たとえば、遊技機の各装置の作動を制御することができる電子部品を搭載した基板である主基板が挙げられる。前記主基板は、ROM、RAM、CPU等を有しており、主として、当選の抽選や、図柄表示手段における図柄変動表示及び停止表示など遊技を制御するものである。また、前記主基板のみを備えるのではなく、図柄表示手段などの作動以外を制御することができる基板として副基板を備えることも可能である。
また、基板は、不正防止等の観点から、密封可能なケースなどに収納するのが望ましい。
また、主基板及び副基板などを、ケースに収納して一体に構成することで、基板ユニット24を形成することもできる。このように、基板は、基板ユニット24として筐体1内に設けることもできる。
また、本発明に係る遊技機には、前述の図柄表示手段や制御装置等を搭載可能であって、筐体1の内部に着脱自在な分離体2を備えることもできる。
また、前扉3は、上述の如く、筐体1の側部に軸支され、かつ、筐体の開口部11を開閉自在に塞ぐものである。
ここで、「筐体1の側部に軸支され」とは、筐体1の側部に直接軸支されるだけでなく、筐体1に固定された部材等の側部に軸支されることで、筐体1の側部に間接的に軸支されることも含むものである。たとえば、筐体1の内部に前述の分離体2が固定されている場合には、前扉3は、この分離体2の側部に軸支されるものであってもよい。
また、前扉3は、筐体1の側部に軸支されるものであれば、筐体1の右側部に軸支されるものであってもよく、筐体1の左側部に軸支されるものであってもよい。
また、上扉30又は下扉40の反軸支側における側板にはそれぞれ、上扉30又は下扉40を閉めた際に、筐体1とロックされるロック手段を備えることができる。ここで、「反軸支側」とは、上扉30又は下扉40が軸支されている筐体1の側部と対向する方向を意味するものである。なお、このロック手段は、筐体1自体と直接ロックされるものでもよく、分離体2等の、筐体1に固定された部材等とロックされることで、筐体1と間接的にロックされるものであってもよい。
また、閉塞板60は、上扉30及び下扉40を閉止した際に、閉塞板60の下端面67が下扉側板の上端よりも下方に位置するものであれば、その形状については特に限定されるものではなく、たとえば、長方形状の平板や、半円状の平板等とすることができる。
(作用)
本発明によれば、上扉30の反軸支側に位置する上扉側板の内側に、閉塞板60を備えており、上扉30及び下扉40を閉止した際に、前記閉塞板60の下端面67が、下扉側板の上端よりも下方に位置することとなる。
これにより、閉塞板60は、上扉側板の下端と下扉側板との間に生じる隙間を閉塞することとなるため、前記隙間から、ピアノ線等の異物を挿入して、筐体1内部に収納されている制御基板等を不正に操作するようなゴト行為を防止することができる。
第2の発明
第2の発明は、上記第1の発明の特徴に加え、前記下扉40は、前記上扉30を閉止しなければ閉止不能であるように形成されるとともに、前記上扉30は、前記下扉40を開放しなければ開放不能であるように形成され、前記閉塞板60は、前後方向に揺動可能に備えられ、前記下扉40の反軸支側に位置する下扉側板の内側には、上扉30及び下扉40を閉止した際に、前記閉塞板60の後端側に位置する凸部85を備え、前記下扉40の開閉時には、前記凸部85は、閉塞板60に当接して、当該閉塞板60を揺動させながら移動するように形成されたことを特徴とする。
ここで、「下扉40は、前記上扉30を閉止しなければ閉止不能である」とは、上扉30、下扉40という順番で閉止していかなければ、両扉を閉めることができないことを意味する。すなわち、下扉40を閉止してから上扉30を閉止するということはできないことを意味する。
また、同様に、「上扉30は、前記下扉40を開放しなければ開放不能である」とは、下扉40、上扉30という順番で開放していかなければ、両扉を開放することができないことを意味する。すなわち、上扉30を開放してから下扉40を開放するということはできないことを意味する。
また、凸部85は、上述のごとく、上扉30及び下扉40を閉止した際に、閉塞板60の後端側に位置するものである。
ここで、「閉塞板60の後端側に位置する」とは、凸部85が閉塞板60の後端又はその近傍に接触することを含むものである。さらに、凸部85が閉塞板60の後端に接触せず、凸部85が閉塞板の後端よりもやや後側に位置していることも含むものである。
また、凸部85は、下扉40の開閉時に、閉塞板60に当接して、この閉塞板60を揺動させながら移動することができれば、その形状については特に限定されるものではなく、たとえば、円柱状や角柱状の突起等とすることができる。
(作用)
本発明によれば、下扉40の反軸支側に位置する下扉側板の内側に、凸部85が備えられており、上扉30及び下扉40を閉止した際には、前記凸部85は、閉塞板60の後端側に位置することとなる。
したがって、上扉30及び下扉40を閉止した状態において、閉塞板60を前後方向に移動させようとしても、凸部85が閉塞板60に接触することにより、閉塞板60の移動を妨げることとなる。これにより、閉塞板60を移動させることが困難となるため、前記隙間からピアノ線等を挿入するゴト行為をより効果的に防止することができる。
また、上述の如く、下扉40の開閉時には、凸部85が閉塞板60を揺動させながら移動していく。すなわち、下扉40の開閉時には、この下扉40の開閉の邪魔にならないように、閉塞板60が自動的に揺動することとなる。したがって、操作性や操作感を低下させることなく、上扉30及び下扉40の開閉を行うことができることとなる。
第3の発明
第3の発明は、上記第1の発明の特徴に加え、前記下扉40は、前記上扉30を閉止しなければ閉止不能であるように形成されるとともに、前記上扉30は、前記下扉40を開放しなければ開放不能であるように形成され、前記下扉40の反軸支側に位置する下扉側板の内側には、下扉40を閉止した際に、下扉40と筐体1とを施錠し、かつ、所定操作により、下扉40と筐体1との施錠を解除可能に形成された下扉ロック手段7と、上扉30及び下扉40を閉止した際に、閉塞板60の後端側で、かつ、閉塞板60の下端面67よりも上方に位置する凸部85と、を備え、前記凸部85は、下扉ロック手段7によって下扉40と筐体1との施錠が解除された際に、当該解除に伴って下方に移動し、閉塞板60の下端面67の下方に位置するように形成されるとともに、前記凸部85は、下扉40を閉止する際には、閉塞板60の下端面67に当接し、この下端面67に沿って移動する一方、下扉40を開放する際には、閉塞板60の下端面67の下方を移動するように形成されていることを特徴とする。
下扉ロック手段7は、鍵により施錠する鍵錠装置とすることができる。また、シリンダー錠のように、解錠手段が施錠手段を兼ねているものを用いることもできる。
また、所定操作とは、たとえば、鍵穴44に鍵を挿入して解錠方向に回転し錠前をロック解除状態にするようなものを意味する。
また、凸部85は、上述のごとく、上扉30及び下扉40を閉止した際に、閉塞板60の後端側で、かつ、閉塞板60の下端面67よりも上方に位置するものである。
ここで、「閉塞板60の後端側で、かつ、閉塞板60の下端面67よりも上方に位置する」とは、閉塞板60の後端の、下端面67よりも上方となる位置で、凸部85が閉塞板60に接触するような状態を含むものである。さらに、凸部85が、閉塞板60の後端よりもやや後側の、下端面67よりも上方で、凸部85が閉塞板60と接触していないような状態も含むものである。
また、凸部85は、下扉40と筐体1との施錠が解除された際に、この解除に伴って、下方に移動し、閉塞板60の下端面67の下方に位置するものである。
すなわち、この凸部85は、下扉40と筐体1との施錠を解除するための下扉ロック手段7による所定操作に連動して、下方に移動するものである。
具体的には、たとえば、下扉ロック手段7に、所定操作に連動して下方に移動する部材(可動板80)を備え、当該部材に前記凸部85を設けることができる。これにより、施錠を解除する操作が行われると、これに併せて、前記部材が下方に移動すると共に、凸部85が下方に移動することとなる。なお、この場合においては、凸部85は、前記部材と一体となるように形成されていてもよく、前記部材と別体となるように形成されていてもよい。
また、ここで、「閉塞板60の下端面67の下方に位置する」とは、凸部85が閉塞板60の下端面67に接触するような状態を含むものである。さらに、凸部85が、閉塞板60の下端面67よりも下方に位置して、下端面67に接触していないような状態も含むものである。
また、凸部85は、下扉40を閉止する際に、閉塞板60の下端面67に当接し、この下端面67に沿って移動するものである。ここで、「閉塞板60の下端面67に当接し、この下端面67に沿って移動する」とは、凸部85が閉塞板60の下端面67に当接して、閉塞板60を揺動させながら移動するような態様を含むものである。さらに、凸部が閉塞板60の下端面67に当接して、凸部85又は閉塞板60のいずれか一方が、他方を押し上げ又は押し下げながら移動するような態様も含むものである。
また、凸部85は、閉塞板60の下端面67に当接し、この下端面67に沿って移動することができれば、その形状については特に限定されるものではなく、たとえば、円柱状や角柱状の突起等とすることができる。
また、凸部85は、下扉40を開放する際には、閉塞板60の下端面67の下方を移動するものである。ここで、「閉塞板60の下端面67の下方を移動する」とは、上述と同様に、凸部85が閉塞板60の下端面67に接触して移動するような態様を含むものである。さらに、凸部85が、閉塞板60の下端面67よりも下方に位置して、下端面67に接触せずに移動するような態様も含むものである。
(作用)
本発明によれば、下扉40の反軸支側に位置する下扉側板の内側に、凸部85が備えられており、上扉30及び下扉40を閉止した際には、前記凸部85は、閉塞板60の後端側であって、かつ、前記下端面67よりも上方に位置することとなる。
したがって、上扉30及び下扉40を閉止した状態において、閉塞板60を前後方向に移動させようとしても、凸部85が閉塞板60に接触することにより、閉塞板60の移動を妨げることとなる。これにより、閉塞板60を移動させることが困難となるため、前記隙間からピアノ線等を挿入するゴト行為をより効果的に防止することができる。
また、本発明によれば、下扉40の閉止時には、凸部85が閉塞板60の下端面67に当接し、この下端面67に沿って移動することとなる。また、凸部85は、下扉ロック手段7によって下扉40と筐体1との施錠が解除された際に、当該解除に伴って下方に移動し、下扉40を開放する際には、閉塞板60の下端面67の下方を移動することとなる。
これにより、下扉40の開閉時に、閉塞板60が凸部85に接触して下扉40の開閉の邪魔となることを防止することができる。したがって、操作性や操作感を低下させることなく、上扉30及び下扉40の開閉を行うことができることとなる。
第4の発明
第4の発明は、上記第2の発明の特徴に加え、前記閉塞板60の下端面67には、下扉40を開放する際に、前記凸部85が当接する後側案内面67bが設けられ、当該後側案内面67bは、前記閉塞板60の下端面67を、後端側から前方に向けて、下方に傾斜して形成されていることを特徴とする。
ここで、「後端側」とは、閉塞板60の下端面67における後端、又は、この下端面67における後端近傍を意味するものである。
また、後側案内面67bは、後端側から前方に向けて、下方に傾斜していれば、平面とすることもできるし、曲面とすることもできる。
(作用)
本発明によれば、下扉40を開放する際に、凸部85が前記後側案内面67bに当接し、この後側案内面67bに沿って、移動していくこととなる。すなわち、下扉40を開放する際に、後側案内面67bが、凸部85の前方への移動をガイドすることとなる。
したがって、下扉40の開放を、効率的、かつ、よりスムーズに行うことができることとなる。
第5の発明
第5の発明は、上記第2、第3又は第4の発明の特徴に加え、前記閉塞板60の下端面67には、下扉40を閉止する際に、前記凸部85が当接する前側案内面67aが設けられ、当該前側案内面67aは、前記閉塞板60の下端面67を、先端側から後方に向けて、下方に傾斜して形成されていることを特徴とする。
ここで、「先端側」とは、閉塞板60の下端面67における先端、又は、この下端面67における先端近傍を意味するものである。
また、前側案内面67aは、先端側から後方に向けて、下方に傾斜していれば、平面とすることもできるし、曲面とすることもできる。
(作用)
本発明によれば、下扉40を閉止する際に、凸部85が前記前側案内面67aに当接し、この前側案内面67aに沿って、移動していくこととなる。すなわち、下扉40を閉止する際に、前側案内面67aが、凸部85の後方への移動をガイドすることとなる。
したがって、下扉40の閉止を、効率的、かつ、よりスムーズに行うことができることとなる。
第6の発明
第6の発明は、上記第1、第2、第3、第4又は第5の発明の特徴に加え、前記遊技機は、前記図柄表示手段及び前記制御装置を少なくとも搭載可能であり、かつ、前記筐体1の開口部11の上部内部に着脱自在な分離体2、を有し、上扉30を閉止した際に、当該上扉30と分離体2とが施錠されるように形成されたことを特徴とする。
分離体2は、たとえば直方体状の金属枠などからなる支持体21に、図柄表示手段や基板ユニット24等の遊技機の装置等を備えたものであり、筐体1内部の上部に着脱自在となっている。この支持体21は、金属枠のような枠状の構造体として形成するのみならず、側板や天板などを備えた箱状の構造体として形成することもできる。また、この支持体21の内部には、複数の仕切り等を設けて、制御装置等を配置しやすくしても良いものである。
また、分離体2は筐体1内部の上部に着脱自在であれば、その着脱手段は、特に限定されるものではない。たとえば、筐体1の内部空間に分離体2を載置可能とする載置手段を設け、この載置手段により、分離体2を筐体1に着脱自在とすることができる。この載置手段としては、たとえば、筐体1の内部に横方向に渡されて、この筐体1の内部空間を上下二つの空間に仕切るような板状の中板12が挙げられる。また、分離体2を筐体1に吊り下げ可能とし、かつ、筐体1内部を前後方向に移動可能とする吊り下げ手段を設け、分離体2を筐体1に吊り下げることで、分離体2を筐体1に着脱自在とすることもできる。
また、上扉30に係合部(上扉係合部36)を設け、支持体21には、前記上扉係合部36と回転自在に係合する係合部(上部係合部25)を設け、分離体2を筐体1に固定した状態で、筐体1の開口上部13を上扉30で閉塞可能に形成してもよいものである。
なお、本請求項に係る発明においては、上扉30を閉止したまま、分離体2を着脱することができるが、分離体2の着脱時に、上扉30に設けられた閉塞板60が下扉40と接触して、分離体2の着脱の邪魔となるのを防ぐために、閉塞板60は前後方向に揺動可能なものとするのが望ましい。
(作用)
本発明によれば、上扉30を閉止した際に、この上扉30と分離体2とが施錠されるように形成されており、上扉30を閉めたまま分離体2を着脱することが可能となるため、いわゆる面替え等の作業を効果的に行うことができることとなる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
第1の発明
すなわち、第1の発明は、上扉の側部と下扉の側部との間に生じる隙間から筐体内部へピアノ線等の異物を挿入して、制御基板等を不正に操作するようなゴト行為を防止可能な遊技機を提供することができる。
第2又は第3の発明
すなわち、第2又は第3の発明は、上記した第1の発明の効果に加え、操作性や操作感を低下させることなく、上扉及び下扉の開閉が可能であって、かつ、ゴト行為をより効果的に防止可能な遊技機を提供することができる。
第4の発明
すなわち、第4の発明は、上記した第2の発明の効果に加え、効率的であって、かつ、よりスムーズに、下扉を開放することができるような遊技機を提供することができる。
第5の発明
すなわち、第5の発明は、上記した第2、第3又は第4の発明の効果に加え、効率的であって、かつ、よりスムーズに、下扉を閉止することができるような遊技機を提供することができる。
第6の発明
すなわち、第6の発明は、上記した第1、第2、第3、第4又は第5の発明の効果に加え、いわゆる面替え等の作業を容易なものとして、作業負担を軽減することができるような遊技機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(1)第1の実施の形態
(図面の説明)
図1から図7までは、本発明の第1の実施の形態を示すものである。図1は、スロットマシンSを分解した状態を示す斜視図である。図2は、スロットマシンSの前扉3の開放状態、及び、上扉30並びに下扉40を示す斜視図である。図3は、上扉右側板30cの内側、及び、下扉右側板40cの内側を示す斜視図である。図4は、下扉40を閉止する前における、閉塞板60及び凸部85の状態を示す側断面図である。図5は、下扉40の閉止中における、閉塞板60及び凸部85の状態を示す側断面図である。図6は、下扉40を閉止した際の、閉塞板60及び凸部85の状態を示す側断面図である。図7は、下扉40の開放中における、閉塞板60及び凸部85の状態を示す側断面図である。
(スロットマシンS)
第1の実施の形態における遊技機は、分離型のスロットマシンSである。
この分離型のスロットマシンSは、図1に示すように、正面側に開口部11を有し、かつ、内部空間を上下方向に仕切る水平状の中板12を有する筐体1と、筐体1内部で中板12に着脱自在に設けられる分離体2と、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されており、さらに、この前扉3は、筐体1の、中板12上部である開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30と、筐体1の、中板12下部である開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
なお、ここで「正面」とは、遊技機から見た場合に、この遊技機に向き合って遊技を行う遊技者が位置している方向をいうものであり、「前」、「前方」又は「先端側」と同義である。また、「後」、「後方」又は「後端側」とは、前記「正面」と反対の方向をいう。
(筐体1)
筐体1は、図1に示すように、底板15、右側板16a、左側板16b、天板17、及び、背板18から構成される正面側に開口する箱体である。そして、筐体1内部の、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。
そして、この中板12の下面には、電源ユニット4が設けられている。電源ユニット4には、特に図示していないが、電源装置が内装されているとともに、遊技における各種当選役の抽選確率を変更するための設定変更部が設けられている。設定変更部には、特に図示していないが、設定変更用のキーを挿入するための鍵穴や、設定を切り替える設定変更ボタン等の設定変更操作部が備えられている。
なお、電源ユニット4の設置場所は、中板12の下面に限られるものではなく、電源ユニット4は、たとえば、底板15上面の左部に設置することもできる。
また、筐体1内部における底板15の略中央部には、遊技者にスロットマシンSの遊技を行うための遊技メダルを払い出すホッパーユニット5が設けられている。このホッパーユニット5は、上方に向けて開口しており、かつ、遊技メダルを貯留可能に形成されている。また、筐体1内部における底板15の右部には、上方に開口した箱状に形成されたオーバーフロータンク8が、前記ホッパーユニット5に近接して、設けられる。
また、特に図示しないが、筐体1の内部には、集中端子板を取り付けることもできる。集中端子板とは、総メダル投入枚数、総メダル払い出し枚数、総回転数、大当たり抽選回数などの遊技に関するデータを、ホールコンピュータ等との間で送受信する装置である。この集中端子板は、ホールコンピュータとのネットワーク接続ができるのであれば、たとえば筐体1の右側板16a又は左側板16bに備えても良く、中板12の下面に備えても良い。
前述の、電源ユニット4、ホッパーユニット5などは、遊技性に影響を与える部品ではないことから、分離体2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっている。
また、図1及び図2に示すように、前記左側板16bには、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するための下部係合部19が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。
また、図1及び図2に示すように、前記右側板16a、すなわち、前記下部係合部19の対向側には、後述する下扉ロック手段7と係止することで、下扉40をロックするための下部突出片27が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。
(分離体2)
分離体2は、図1に示すように、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット20、及び、スロットマシンSに関する種々の制御を行う基板を収納する基板ユニット24から形成されている。
ここで、リールユニット20は、複数の駆動モータを有し、各駆動モータの回転軸には、各々、表面に複数の図柄が表示された回転リール23が固定されている。また、前記基板ユニット24には、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板が含まれている。
前記支持体21は、図1に示すように、枠体構造となっている。また、この支持体21の左側には、前記上扉30を係合させ、回転自在となるように支持するための上部係合部25が上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。
また、図1及び図2に示すように、この支持体21の右側、すなわち、上部係合部25の対向側には、後述する上扉ロック手段6と係止することで、上扉30をロックするための上部突出片26が設けられている。
分離体2は、筐体1の中板12の上に載置され、開口上部13内部に収納されるものである。その後、分離体2は、固定装置10により筐体1に固着される。
なお、分離体2は、筐体1の天板17に吊り下げられるような形で支持される構造に形成することで、中板12の上方に収納するようにしてもよい。
なお、筐体1と分離体2との電気的接続は下記のように行うことができる。
具体的には、筐体1の背板18に、電気的接続のための筐体コネクタを設ける。さらに、分離体2の背面に、分離体2を筐体1の開口上部13に押し込んだときに前記筐体コネクタと電気的に接続するための分離体コネクタを設ける。このように形成することで、分離体2を筐体1の開口上部13に収納した際には、筐体コネクタと分離体コネクタとが接続されて、筐体1と分離体2との電気的接続を行うことができる。なお、筐体1と分離体2との電気的接続は、上述のような態様によるものに限られるわけではない。
(前扉3)
前扉3は、上述の如く、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐものであり、この前扉3は、筐体1の、中板12上部である開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30と、筐体1の、中板12下部である開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
ここで、本実施の形態に係るスロットマシンSにおいて、前扉3を閉止するときは、上扉30を閉止した後でなければ下扉40を閉止することができないように形成されている。また、前扉3を開放するときは、下扉40のロックを解除して下扉40を開放した後でなければ、上扉30を開放することができないように形成されている。
なお、上扉30及び下扉40は、閉止することにより、それぞれ自動的にロックされるように形成されている。
(上扉30)
上扉30は、分離体2の支持体21の左側に回転自在に支持され、かつ、支持体21の右側で係止可能に形成されている板状の扉であり、図1に示すように、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部33を設けてある。そして、図柄表示窓31の下方には、種々の表示を行うための表示部32が設けられているものである(図1参照)。
具体的には、この上扉30は、図2に示すように、正面側に配置される上扉正面板30a、この上扉正面板30aを挟んで左右両側に配置される上扉側板としての上扉左側板30b及び上扉右側板30c、並びに、頂部に配置される上扉天板30dを有している。
ここで、前記飾り部33は、ランプ等により形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するようにしてもよい。また、前記表示部32は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいはCRTなどとしてもよい。
さらに、上扉30の裏側左部には、図2に示すように、前記上部係合部25に係合可能な上扉係合部36が上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。また、上扉係合部36の対向側、すなわち、上扉30の右側部裏面には、分離体2の右側に設けられた前記上部突出片26と係止して、上扉30と分離体2とをロックするための上扉ロック手段6が設けられている。
すなわち、上扉ロック手段6は、上扉30を閉止することにより、この上扉ロック手段6に設けられた上扉係止片37が、分離体2の右側に設けられた上部突出片26に係止されて、上扉30と分離体2とが自動的にロックされるように形成されている。そして、上扉ロック手段6の下端を下に引き下げると、前記ロックが解除されるように形成されている。
また、図3に示すように、上扉30の上扉右側板30cの内側下部には、上扉30及び下扉40を閉止した際に、上扉30の右側部の下端と、下扉40の右側部の上端との間に生じる隙間、すなわち、上扉30の上扉右側板30cの下端面と、後述する下扉40の下扉右側板40cの上端面との間に生じる隙間を塞ぐための平板状部材である閉塞板60が設けられている。
具体的には、上扉30の上扉右側板30cの内側下部に、上下方向が長手方向となる楕円型の案内溝61が形成されている(図3参照)。そして、前記閉塞板60は、この案内溝61にガイドされて上下方向に摺動可能となるように取り付けられているとともに、この取り付け部分を軸として前後方向に揺動可能となるように形成されている。また、上扉30及び下扉40を閉止したときには、この閉塞板60の下端面67が、下扉40の下扉右側板40cの上端よりも下方に位置するように備えられており、これにより、上扉30の上扉右側板30cの下端面と、下扉40の下扉右側板40cの上端面との間に生じる隙間が塞がれることとなる。
また、図3及び図4に示すように、閉塞板60の下端面67には、この下端面67の先端から中央付近にかけて、下方に傾斜する前側案内面67aが形成されているとともに、この下端面67の後端から中央付近にかけて、下方に傾斜する後側案内面67bが形成されている。なお、閉塞板60の下端面67における中央部が、この閉塞板60における最下の高さ位置となっている。
また、前側案内面67a及び後側案内面67bは、下方に向けて傾いており、前記下端面67の中央部が最下となってれば、曲面となっていてもよい。
また、上扉30の上扉正面板30aの裏面上部の左右には、種々の音声を出力するためのスピーカ35が設けられている。
以上のように構成された上扉30は、前記分離体2を筐体1に固着した状態で閉止して、後述する上扉ロック手段6の上扉係止片37と上部凸部26とを係止することにより、筐体1の開口上部13を密閉することができるものである。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の開口下部14を塞ぐための扉であり、筐体1の左側板16bに回転自在かつロック可能に形成されているものである。
具体的には、この下扉40は、正面側に配置される下扉正面板40a、この下扉正面板40aを挟んで左右両側に配置される下扉側板としての下扉左側板40b及び下扉右側板40c、頂部に配置される下扉天板40d、並びに、底部に配置される下扉底板40eを有している。
下扉40の下扉天板40dの手前側は、図1に示すように、スロットマシンSを作動させるための操作部41となっており、下扉40の下扉天板40dの上面手前側は、閉止時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。また、下扉40の下部には払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43が形成されており、前記操作部41とメダル受け皿43との間には、遊技内容その他の表示をするための表示パネルが取り付けられている(図1参照)。また、前記表示パネルの下部には、ホッパーユニット5からメダル受け皿43へ、遊技メダルを払い出すためのメダル払い出し口45が設けられている。
前記操作部41としては、図1に示すように、下扉40の上面手前側右端にはメダル投入口42及び上面手前側左部に設けられたベットスイッチ、下扉40の正面略中央部にはスタートスイッチ、ストップスイッチ、及び、鍵穴44が設けられている。
なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴44は、下扉40の施錠を解除する際に所定の鍵を挿入可能に形成されている。
さらに、図2に示すように、下扉40の下扉正面板40aの裏側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター45が設けられている。
また、図2に示すように、下扉40の裏側左部には、前記下部係合部19と係合可能な下扉係合部46が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉係合部46の対向側、すなわち、下扉40の裏側右部には、筐体1の右側に設けられた前記下部突出片27と係止し、下扉40をロックするための下扉ロック手段7が設けられている。
また、図3に示すように、下扉40における下扉右側板40cの内側面の奥側であって、かつ、前記閉塞板60における下端面67の最下端の高さ位置よりも高い位置には、左方に突き出した凸部85が備えられている。
この凸部85は、下扉40を開閉するときは、前記閉塞板60の下端面67に当接して、この閉塞板60を揺動させながら移動するものとなっている。さらに、凸部85は、上扉30及び下扉40を閉止した際に、上扉30に設けられた閉塞板60の後端に接触するものとなっている。上扉30及び下扉40を開閉する際の、閉塞板60及び凸部85の動きについては、後で述べる。
なお、下扉40は、面替えの際には、パネルユニットを新機種に対応したものに交換して、本体は筐体1に据え置かれたままにされるものである。
(上扉ロック手段6、及び、下扉ロック手段7)
上扉ロック手段6、及び、下扉ロック手段7の構造は、基本的には同じであり、上扉ロック手段6は、下扉40を開放した後、上扉ロック手段6の下端を下に引っ張って解錠するようになっているが、下扉ロック手段7は、鍵穴44に所定の鍵を差し込んで解錠するようになっている点が異なるものである。換言すれば、上扉ロック手段6は、外側から解錠することができず、下扉40が開放しているときにのみロック解除可能となっているものであるが、下扉ロック手段7は、外側からの解錠が可能となっているものである。ここでは、下扉ロック手段7を例に、構造を説明する。
下扉ロック手段7は、具体的には、バネ(図示しておらず)により常時上方向に付勢され、下扉40における下扉右側板40cの内側に上下方向に摺動可能に取り付けられた可動板80と、この可動板80から、下扉40の背面側に突出し、上側又は下側に斜辺を有する鉤状の下扉係止片47と、を備えている(図3参照)。そして、この下扉係止片47を、筐体1の右側板16aに設けられた下部突出片27に係止させることにより、下扉40をロックするものである。すなわち、下扉ロック手段7は、下扉40を閉めると、下扉係止片47の斜辺81aが下部突出片27に当接して可動板80を下方に押し下げられた後、バネの力で元の位置に復帰して自動的に下扉係止片47が下部突出片27の溝部81bに引っ掛かることで係止されるようになっている。
また、下扉ロック手段7には、鍵穴44の奥側に解錠手段としてのシリンダー錠70が設けられており、シリンダー錠70の背面部には、鍵の回転により回転する回転板71が設けられている。そして、鍵穴44に所定の鍵を差し込んで回すことにより、回転板71が回転して可動板80を下方に押し下げ、下扉係止片47と下部突出片27との係合が解除されて、下扉40を開放することができることとなる。
(上扉30及び下扉40の開閉)
以上のような構成を有する上扉30及び下扉40の開閉について、上扉30に設けられた閉塞板60及び下扉40に設けられた凸部85の動きと併せて、説明する。
上扉30及び下扉40が開放している状態から前扉(上扉30及び下扉40)を閉めるときは、上述の如く、上扉30から閉めていく。そして、上扉30を閉めると、上扉30と分離体2とが自動的にロックされる。
具体的には、上扉30を閉めると、この上扉30に設けられた上扉ロック手段6の上扉係止片37が、分離体2の右側部に設けられた上部突出片26に自動的に係止され、これにより、上扉30がロックされる。
そして、上扉30閉止された後に、下扉40を閉めていくことができる。下扉40を閉める方向に押すと、図4に示すように、下扉40に設けられた凸部85が、上扉30に設けられた閉塞板60の前側案内面67aに当接することとなる。
そして、さらに下扉40を閉める方向に押すと、図5に示すように、この下扉40が前記方向に移動するとともに、凸部85が、閉塞板60の前側案内面67aを押して閉塞板60を回転させながら、この閉塞板60の前側案内面67aに当接したまま移動していく。前記閉塞板60は、具体的には、その前側が上方に向かうように回転していく。そして、凸部85が、前側案内面67aに当接したまま閉塞板60の下端面67の最下端付近まで進むと、前記閉塞板60の回転が止まるとともに、この閉塞板60が、上扉右側板30cの案内溝61を介して、凸部85により押し上げられる。
そして、さらに下扉40を閉める方向に押すと、この下扉40が前記方向に移動するとともに、凸部85が、閉塞板60を押し上げたまま閉塞板60の最下端を通過する。
そして、その後、凸部85が後側案内面67bに当接したまま、下扉40が移動していく。この際、凸部85により上方向に押し上げられていた閉塞板60は、上扉右側板30cの案内溝61を介して、自重により下がりながら、この閉塞板60の前側が下方に向かうように回転していく(図6参照)。
そして、最終的には、図6に示すように、凸部85が閉塞板60の後端まで移動して、当該閉塞板60に接触した状態で、下扉40は閉まる。そして、閉塞板60は、下扉40が閉まるとともに、下扉40を閉める以前の元の位置に戻ることとなる。
この際、前記閉塞板60の下端面67は、下扉40の下扉右側板40cの上端よりも下方に位置しているため、上扉30の上扉右側板30cの下端面と、下扉40の下扉右側板40cの上端面との間に生じる隙間が閉塞されることとなる。
なお、下扉40を閉めると、上扉30の場合と同様に、下扉40に設けられた下扉ロック手段7の下扉係止片47が、筐体1の右側板16aに設けられた下部突出片27に自動的に係止され、これにより、下扉40がロックされる。
このように、上扉30及び下扉40を閉止した際には、上扉右側板30cに取り付けられた閉塞板60によって、上扉右側板30cの下端面と下扉右側板40cの上端面との間に生じた隙間が閉塞されることとなる。これにより、前記隙間から、ピアノ線等の異物を挿入して、制御基板等を不正に操作するようなゴト行為を防止することができる。
また、上扉30及び下扉40を閉止した状態において、閉塞板60を前後方向に移動させようとしても、下扉右側板40cに設けられた凸部85が閉塞板60の後端に接触しているため、閉塞板60の前後方向の移動が妨げられることとなる。これにより、閉塞板60を移動させることが困難となるため、上述のようなゴト行為をより効果的に防止することができることとなる。
そして、前述の状態から、上扉30及び下扉40を開放するには、上述の手順と逆の手順を行えばよい。
すなわち、まず、下扉40の鍵穴44に所定の鍵を挿入して、所定の解錠方向(たとえば、右回り)に回転させる。すると、上述の如く、下扉係止片47と下部突出片27との係合が解除され、下扉40を開放することができることとなる。
そして、下扉40の右端を前方向に引いていく(下扉40を開放する方向に引いていく)と、図7に示すように、この下扉40が前記方向に移動するとともに、凸部85が、閉塞板60の後側案内面67bを押して閉塞板60を回転(閉塞板60の後側が上方に向かうように回転)させながら、閉塞板60の後側案内面67bに当接したまま移動していく。
そして、凸部85が、後側案内面67bに当接したまま閉塞板60の下端面67の最下端付近まで進むと、前記閉塞板60の回転が止まるとともに、この閉塞板60が、前記案内溝61を介して、凸部85により押し上げられる。
そして、さらに下扉40の右端を前方向に引いていくと、下扉40が前記方向に移動するとともに、凸部85が、閉塞板60を押し上げたまま閉塞板60の最下端を通過する。
そして、その後、凸部85が前側案内面67aに当接したまま、下扉40が移動していく。この際、凸部85により押し上げられていた閉塞板60は、前記案内溝61を介して、自重により下がりながら、この閉塞板60の後側が下方に向かうように回転していく。そして、最終的に、下扉40が開放される。
そして、下扉40を開放した後、上扉30に設けられた上扉ロック手段6の下端を下に引っ張ると、上扉係止片37と上部突出片26との係合が解除され、上扉30を開放することができることとなる。すなわち、この状態から、上扉30の右端を前方に引けば(上扉30を開放する方向に引けば)上扉30は開放される。
(総括)
上述の如く、第1の実施の形態に係るスロットマシンSでは、上扉30の上扉右側板30cの内側に、閉塞板60が設けられており、上扉30及び下扉40を閉止した際には、この閉塞板60が、上扉右側板30cの下端面と下扉右側板40cの上端面との間に生じた隙間を閉塞することとなる。これにより、前記隙間から、ピアノ線等の異物を挿入して、筐体1内部に収納されている制御基板等を不正に操作するようなゴト行為が行われるのを防止することができる。
また、上述の如く、下扉40の下扉右側板40cの内側には、左方に突出する凸部85が設けられており、上扉30及び下扉40を閉止した際には、この凸部85が前記閉塞板60の後端に接触することとなる。したがって、上扉30及び下扉40を閉止した状態において、閉塞板60を前後方向に移動させようとしても、凸部85が閉塞板60の移動を妨げることとなるため、上述のようなゴト行為をより効果的に防止することができる。
また、上述の如く、前記閉塞板60の下端面67には、その前側及び後側に、下方に傾斜する前側案内面67a及び後側案内面67bがそれぞれ、形成されている。そして、下扉40を開閉する際には、凸部85が前側案内面67a又は後側案内面67bにガイドされて移動していくこととなる。また、この際、凸部85は、閉塞板60を押して、前後方向に揺動させながら、移動していく。すなわち、下扉40の開閉時には、この下扉40の開閉の邪魔にならないように、閉塞板60が自動的に揺動することとなる。したがって、操作性や操作感を低下させることなく、上扉30及び下扉40の開閉を行うことができることとなる。
また、上述のように下方に傾斜する前側案内面67a及び後側案内面67bを形成することで、閉塞板60が前後方向へ揺動する角度を小さくすることができる。したがって、閉塞板60周辺の空間をより効率的に利用することもできることとなる。
なお、本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。たとえば、遊技媒体として遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット(登録商標)遊技機に使用してもよいものである。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態は、閉塞板60、及び、凸部85の構造等が、第1の実施の形態と相違し、他については第1の実施の形態と同一であるため、この相違点について具体的に説明する。
(図面の説明)
図8から図13までは、本発明の第2の実施の形態を示すものである。図8は、上扉右側板30cの内側、及び、下扉右側板40cの内側を示す斜視図である。図9は、下扉40を閉止する前における、閉塞板60及び凸部85の状態を示す側断面図である。図10は、下扉40の閉止中における、閉塞板60及び凸部85の状態を示す側断面図である。図11は、下扉40を閉止した際の、閉塞板60及び凸部85の状態を示す側断面図である。図12は、下扉ロック手段7による施錠を解除したときの、閉塞板60及び凸部85の状態を示す側断面図である。図13は、下扉40の開放中における、閉塞板60及び凸部85の状態を示す側断面図である。
(閉塞板60)
第1の実施の形態と同様に、上扉30の上扉右側板30cの内側下部には、上扉30及び下扉40を閉止した際に、上扉30の右側部の下端と、下扉40の右側部の上端との間に生じる隙間、すなわち、上扉30の上扉右側板30cの下端面と、下扉40の下扉右側板40cの上端面との間に生じる隙間を塞ぐための平板状部材である閉塞板60が設けられている(図8参照)。
具体的には、第1の実施の形態と同様に、上扉右側板30cの内側下部に、上下方向が長手方向となる楕円型の案内溝61が形成されている(図8参照)。そして、閉塞板60は、この案内溝61にガイドされて上下方向に摺動可能となるように取り付けられているとともに、この取り付け部分を軸として前後方向に揺動可能となるように形成されている。また、上扉30及び下扉40を閉止したときには、この閉塞板60の下端面67が、下扉40の下扉右側板40cの上端よりも下方に位置するように備えられており、これにより、上扉30の上扉右側板30cの下端面と、下扉40の下扉右側板40cの上端面との間に生じる隙間が塞がれることとなる。
また、第1の実施の形態と同様に、閉塞板60の下端面には、この下端面の先端部から中央付近にかけて、下方に傾斜する前側案内面67aが形成されている(図8及び図9参照)。なお、閉塞板60の下端面67の後側には、上述のような面は形成されていない(図9参照)。
(下扉右側板40c)
第1の実施の形態と同様に、下扉40は、正面側に配置される下扉正面板40a、この下扉正面板40aを挟んで左右両側に配置される下扉側板としての下扉左側板40b及び下扉右側板40c、頂部に配置される下扉天板40d、並びに、底部に配置される下扉底板40eを有している。
また、第1の実施の形態と同様に、下扉40の裏側右部には、筐体1の右側に設けられた下部突出片27と係止し、下扉40をロックするための下扉ロック手段7が設けられている。
(下扉ロック手段7)
下扉ロック手段7は、第1の実施の形態と同様に、可動板80を有しており(図8参照)、この可動板80は、バネにより常時上方向に付勢され、下扉右側板40c内側に上下方向に摺動可能に取り付けられている。
そして、図8に示すように、この可動板80の上端側に、左方に突き出した凸部85が備えられている。この凸部85は、前述のように、可動板80に備えられているため、可動板80の上下動にあわせて上下動するものとなっている。
そして、凸部85は、図9に示すように、前記可動板80が押し下げられていない状態において、前記閉塞板60の下端面67の最下端よりも上方に位置するものとなっているとともに、上扉30及び下扉40を閉止したときには、図11に示すように、閉塞板60の後端に接するものとなっている。また、凸部85は、図12に示すように、可動板80が押し下げられた状態においては、前記閉塞板60の下端面67の最下端よりも下方に位置するものとなっている。
また、この凸部85は、下扉40を閉止するときは、前記閉塞板60の下端面67に当接して、この閉塞板60を揺動させながら移動するものとなっている(図10参照)。
(下扉40の開閉)
以上のような構成を有するスロットマシンでは、上扉30を閉止した後、下扉40を閉めていくと、第1の実施の形態と同様に、下扉40に設けられた凸部85が、上扉30に設けられた閉塞板60の前側案内面67aに当接することとなる(図10参照)。
そして、さらに下扉40を閉める方向に押すと、図10に示すように、この下扉40が前記方向に移動するとともに、凸部85が、閉塞板60の前側案内面67aを押して閉塞板60を回転させながら、この閉塞板60の前側案内面67aに当接したまま移動していく。前記閉塞板60は、その前側が上方に向かうように回転していく。そして、凸部85が、前側案内面67aに当接したまま閉塞板60の下端面67の中央付近まで進むと、前記閉塞板60の回転が止まるとともに、この閉塞板60が、上扉右側板30cの案内溝61を介して、凸部85により押し上げられる。
そして、さらに下扉40を閉める方向に押すと、凸部85が閉塞板60の下端面67に当接したまま、下扉40が移動していく。この際、凸部85により上方向に押し上げられていた閉塞板60は、上扉右側板30cの案内溝61を介して、自重により下がりながら、この閉塞板60の前側が下方に向かうように、回転していく(図11参照)。
そして、最終的には、図11に示すように、凸部85が、閉塞板60の後端でかつ閉塞板60の下端面よりも上方となる位置まで移動し、閉塞板60の後端に接触した状態で、下扉40は閉止する。なお、下扉40が閉止するとともに、閉塞板60は、下扉40を閉止する前の元の位置に戻ることとなる。
したがって、上述のような構成を有するスロットマシンでも、上扉30及び下扉40を閉止した際に、前記閉塞板60の下端面67は、下扉40の下扉右側板40cの上端よりも下方に位置しているため、上扉30の上扉右側板30cの下端面と、下扉40の下扉右側板40cの上端面との間に生じる隙間が閉塞されることとなる。
また、上扉30及び下扉40を開放するには、上述の手順と逆の手順を行えばよい。
すなわち、まず、下扉40の鍵穴44に所定の鍵を挿入して、所定の解錠方向(たとえば、右回り)に回転させる。すると、上述の如く、図12に示すように、下扉ロック手段7に設けられた可動板80が押し下げられ、下扉係止片47と下部突出片27との係合が解除される。
また、図12に示すように、可動板80が押し下げられると、これに併せて、可動板80に備えられている凸部85も下方に移動することとなる。具体的には、凸部85は、閉塞板60の下端面67の最下端よりも下方に位置することとなる。
そして、下扉40を開放する方向に引いていくと、この下扉40が前記方向に移動していく。なお、凸部85は、上述のように、閉塞板60の下端面67の最下端よりも下方を、前記方向に移動していくこととなるため、凸部85が閉塞板60と接触することなく、下扉40を開放していくことができる。そして、最終的に、下扉40が開放される。
(総括)
したがって、第2の実施の形態に係るスロットマシンも、上述の第1の実施の形態と同一の作用効果を奏することとなる。
具体的には、上扉30及び下扉40を閉止した際には、閉塞板60が、上扉右側板30cの下端面と下扉右側板40cの上端面との間に生じた隙間を閉塞することとなるため、前記隙間から、ピアノ線等の異物を挿入して、筐体1内部に収納されている制御基板等を不正に操作するようなゴト行為が行われるのを防止することができる。
また、上扉30及び下扉40を閉止した際には、凸部85が、閉塞板60の後端でかつ閉塞板60の下端面67よりも上方に位置し、閉塞板60に接触することとなる。したがって、上扉30及び下扉40を閉止した状態において、閉塞板60を前後方向に移動させようとしても、凸部85が閉塞板60の移動を妨げることとなるため、上述のようなゴト行為をより効果的に防止することができる。
また、下扉40を閉止する際には、凸部85が前側案内面67aにガイドされて移動していくこととなる。そして、この際、凸部85は、閉塞板60を押して、前後方向に揺動させながら、移動していく。すなわち、下扉40の閉止時には、この下扉40の閉止の邪魔にならないように、閉塞板60が自動的に前後方向に揺動することとなる。したがって、操作性や操作感を低下させることなく、下扉40を閉止することができることとなる。
また、下方に傾斜する前側案内面67aを形成することで、閉塞板60が前後方向へ揺動する角度を小さくすることができる。したがって、閉塞板60周辺の空間をより効率的に利用することもできることとなる。
さらに、第2の実施の形態では、下扉ロック手段7の可動板80に凸部85が備えられており、この凸部85は、可動板80の上下動にあわせて上下動するものとなっている。そして、下扉ロック手段7の解錠操作(所定の鍵を鍵穴44に挿入して、所定方向に回転させる)を行うことにより、可動板80が押し下げられ、下方に下扉係止片47と下部突出片27との係合が解除されるとともに、凸部85が、閉塞板60における下端面の最下端より下方に移動することとなる。これにより、凸部85が閉塞板60に接触することなく、下扉40を開放することができることとなる。したがって、操作性や操作感を低下させることなく、下扉40を開放することができることとなる。
(変形例)
第2の実施の形態に係るスロットマシンでは、閉塞板60は、上扉右側板30cに形成された案内溝61にガイドされて上下方向に摺動可能となるように取り付けられているとともに、この取り付け部分を軸心として前後方向に揺動可能となるように形成されているが、この閉塞板60は、上扉右側板30cに固定してもよいものである。
このようなスロットマシンでは、上扉30を閉止した後、下扉40を閉めていくと、下扉ロック手段7の可動板80に設けられた凸部85が、閉塞板60の前側案内面67aに当接することとなる。
そして、さらに下扉40を閉める方向に押すと、前記凸部85が前側案内面67aによって押し下げられるとともに、この凸部85を備えている可動板80も押し下げられながら、下扉40が前記方向に移動していく。そして、凸部85は前側案内面67a及び閉塞板60の下端面67に沿って、閉塞板60の下端面67の後端まで移動する。
そして、さらに下扉40を閉める方向に押すと、閉塞板60の下端面67によって凸部85に加えられていた押し下げ力が開放されて、凸部85及び可動板80が上方向に付勢されて、元の位置に戻る。これにより、前記凸部85が、閉塞板60の後端で、かつ、閉塞板60の下端面67よりも上方となる位置まで移動し、閉塞板60の後端に接触した状態で、下扉40は閉止することとなる。
したがって、このようなスロットマシンでも、上述の第2の実施の形態と同一の作用効果を奏することとなる。
本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンを分解した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、スロットマシンの前扉の開放状態、及び、上扉並びに下扉を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、上扉右側板の内側、及び、下扉右側板の内側を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、下扉を閉止する前における、閉塞板及び凸部の状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、下扉の閉止中における、閉塞板及び凸部の状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、下扉を閉止した際の、閉塞板及び凸部の状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、下扉の開放中における、閉塞板及び凸部の状態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、上扉右側板の内側、及び、下扉右側板の内側を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態であって、下扉を閉止する前における、閉塞板及び凸部の状態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、下扉の閉止中における、閉塞板及び凸部の状態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、下扉を閉止した際の、閉塞板及び凸部の状態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、下扉ロック手段による施錠を解除したときの、閉塞板及び凸部の状態を示す側断面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、下扉の開放中における、閉塞板及び凸部の状態を示す側断面図である。
S スロットマシン
1 筐体 2 分離体
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 上扉ロック手段
7 下扉ロック手段 8 オーバーフロータンク
11 開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
16a 右側板 16b 左側板
17 天板 18 背板
19 下部係合部
20 リールユニット 21 支持体
23 回転リール 24 基板ユニット
25 上部係合部 26 上部突出片
27 下部突出片
30 上扉 30a 上扉正面板
30b 上扉左側板 30c 上扉右側板
30d 上扉天板 31 図柄表示窓
32 表示部 33 飾り部
35 スピーカ 36 上扉係合部
37 上扉係止片
40 下扉 40a 下扉正面板
40b 下扉左側板 40c 下扉右側板
40d 下扉天板 40e 下扉底板
41 操作部
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 鍵穴 45 メダルセレクター
46 下扉係合部 47 下扉係止片
60 閉塞板 61 案内溝
67 下端面 67a 前側案内面
67b 後側案内面
70 シリンダー錠 71 回転板
80 可動板 81a 斜辺
81b 溝部 85 凸部

Claims (1)

  1. 正面側に開口部を有する筐形の筐体と、
    筐体の側部に軸支され、かつ、筐体の開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、
    複数の図柄を変動表示及び停止表示可能に形成された図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の図柄表示を制御するための制御装置と、を少なくとも有し、
    前記前扉は、筐体の開口部の上部を開閉自在に塞ぐ上扉と、筐体の開口部の下部を開閉自在に塞ぐ下扉と、から構成され、
    前記上扉は、少なくとも、正面側に配置される上扉正面板、及び、上扉正面板の左右両側に配置される一対の上扉側板を有し、
    前記下扉は、少なくとも、正面側に配置される下扉正面板、及び、下扉正面板の左右両側に配置される一対の下扉側板を有する遊技機において、
    前記上扉の反軸支側に位置する上扉側板の内側下部には、上下方向が長手方向となる案内溝が形成され、
    前記案内溝に、上扉及び下扉を閉止した際にこれらの反軸支側において上扉側板の下端と下扉側板の上端との間に生じる隙間を閉塞するための閉塞板が、上下方向に摺動可能、かつ、前後方向に揺動可能に取り付けられ、
    前記閉塞板は、上扉及び下扉を閉止した際に、前記下扉の反軸支側に位置する下扉側板の上端よりも前記閉塞板の下端面が下方に位置することにより、前記隙間を閉塞するように形成され、
    前記閉塞板の下端面には、この先端部から後方に向けて、下方に傾斜した前側案内面が形成され、
    前記下扉の反軸支側に位置する下扉側板の内側には、
    下扉を閉止した際に、下扉と筐体とを施錠し、かつ、所定操作により、下扉と筐体との施錠を解除可能に形成された下扉ロック手段と、
    上扉及び下扉を閉止した際には、閉塞板の後端側で、かつ、閉塞板の下端面よりも上方に位置する凸部と、を備え、
    前記凸部は、下扉ロック手段によって下扉と筐体との施錠が解除された際に、当該解除に伴って下方に移動し、上扉を閉止した状態で下扉を開放する際に、閉塞板の下端面の下方を移動するように形成され、
    上扉を閉止した状態にしたまま、開いている下扉を閉めていくと、前記凸部が閉塞板の前側案内面に当接して、この前側案内面に沿って移動することにより、閉塞板がその前側を上方に向かうように回転するとともに、上方向に押し上げられ、
    凸部が閉塞板の後端側まで移動すると、下扉が閉止するとともに、前記閉塞板が前記隙間を閉塞する位置に戻るように形成されたことを特徴とする遊技機。
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