JP3699429B2 - 分離型スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、分離型スロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スロットマシンについては、遊技内容を変更するために台交換を行う際、遊技には直接関係のない筐体やホッパーユニット等も同時に交換され、交換に要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄となっていた。この問題点を解決すべく、遊技に関わる部分のみを交換可能に形成した分離型スロットマシンが考案されている(特願2001−163570など)。これは、リールユニット及び基板を搭載した交換ユニットを、筐体から脱着可能に形成したものである。具体的には、交換ユニットを筐体内部に設けられた中板の上に載せて固定又は固定解除することにより着脱するように形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の分離型スロットマシンにおいては、交換ユニットを筐体内から手前に引き出して取り出し、また新しい交換ユニットを装着する際にも、交換ユニットを両手で抱えて筐体内に水平方向に押し込まなければならなかった。そのため、作業者にはかなりの負担が強いられ、また熟練していない作業者の場合には、交換ユニットを規定の位置まで押し込むことができず、取り替え作業がはかどらないという問題点があった。
【0004】
そこで、各請求項に記載された発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、以下の点にある。
(請求項1乃至3)
すなわち、請求項1乃至3記載の発明は、交換作業にかかる作業者の負担を軽くし、取り替え作業が容易に行えるとともに、交換ユニットを容易に規定の装着位置に装着することができる分離型スロットマシンを提供することを目的とする。
【0005】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、交換ユニットの一部が表出することがない分離型スロットマシンを提供することを目的とする。
【0006】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、交換ユニットの形状を複雑にすることなく交換作業もしやすい分離型スロットマシンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、かっこ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0008】
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、底板 (15) 及び側板 (16) 及び天板 (17) 及び裏板 (18) からなり正面側に開口する筺形の筐体ユニット(1)と、筐体ユニット(1)の開口部(11)を開閉自在に塞ぐ前扉(3)と、複数の図柄を表示可能な図柄表示手段を有するリールユニット(20)とを少なくとも有し、支持体(21)に少なくとも前記リールユニット(20)を設置した交換ユニット(2)を、前記筐体ユニット(1)内部に着脱自在に形成した分離型スロットマシンである。そして、前記交換ユニット(2)は、支持体前方下部に形成された支持体軸支部(80)を備え、前記筐体ユニット(1)は、前記底板 (15) の奥行き寸法が前記天板 (17) の奥行き寸法よりも長く形成されており、前記底板 (15) と前記天板 (17) の間であって天板正面 (171) よりも手前側に形成され前記支持体軸支部 (80) と係合可能な筐体軸支部 (80) を備えている。また、前記交換ユニット (2) の支持体 (21) 正面側上部に、収納時に前記天板正面 (171) に係止可能な張り出し片 (22) を設けてある。そして、前記支持体軸支部と前記筐体軸支部を係合させるとともに軸支部を中心に交換ユニットを回動させ、交換ユニットの (2) 重心位置 (O) が前記支持体軸支部 (80) 及び筐体軸支部 (80) よりも奥側になった位置で前記交換ユニット (2) の張り出し片を前記筐体ユニット (1) の天板正面 (171) に係止させて、交換ユニット(2)を筐体ユニット(1)内に収納固定可能に形成されていることを特徴とする。
【0009】
前記筐体ユニット(1)は、正面側に開口する箱型の筐体であり、底板(15)、側板(16)、天板(17)、裏板(18)を有している。また、開口部(11)を上下に仕切る中板(12)を有していてもかまわない。
そして筐体ユニット(1)の内部には、リールユニット(20)を設置した交換ユニット(2)が少なくとも収納されている。筐体ユニット(1)にはこの他にも、遊技機の作動を制御する基板を搭載した基板ユニット(24)や、遊技メダルなどの遊技媒体を貯留すると共に払い出すためのホッパーユニット(5)や、遊技機に電源を入れるため電源ユニット(4)などが設置されていてもよい。
【0010】
そして、この筐体ユニット(1)の例えば高さ方向略中央部の正面側には、筐体軸支部(70)が形成されている。筐体軸支部(70)は、例えば筐体ユニット(1)の側板(16)に設けられた軸(71)とすることができる。
なお、筐体ユニット(1)に、前記筐体軸支部(70)よりも奥側に形成され、交換ユニット(2)を支持可能な係止手段(9)を設けてもよい。この係止手段(9)よりも筐体軸支部(70)が手前側に位置するようになっており、交換ユニット(2)の収納時に交換ユニット(2)を支持可能なものであれば、係止手段(9)の設置場所や形状は問わない。例えば裏板(18)に取り付けた支持部材(130)とすることができる。
【0011】
前記交換ユニット(2)は、支持体(21)及びリールユニット(20)とから構成されているが、他の構成部品、例えば、遊技を制御するための主基板や演出を制御するための副基板を搭載した基板ユニット(24)が含まれていてもよい。
支持体(21)は、交換ユニット(2)を筐体ユニット(1)内部に固定するためのものである。この支持体(21)は、リールユニット(20)及び主基板等の機器を設置することが可能な強度を有する枠状の構造体であれば良いものであり、具体的には、例えば、図1に示すように、略直方体状の枠構造からなる金属枠のようなものを含むものである。そして、支持体(21)の内部には、複数の仕切り等を設けて、基板ユニット(24)等を配置しやすくしても良いものである。
【0012】
そして、この支持体(21)の前方下部には、支持体軸支部(80)が設けられている。「支持体(21)の前方下部」には、支持体(21)の正面側底面や、正面側底部側面を含む。支持体軸支部(80)は、前記筐体軸支部(70)と係合可能な軸支部であって、例えば引っ掛け部(26)とすることができる。なお、支持体軸支部(80)と筐体軸支部(70)を係合させることにより、軸支部(8)が形成される。
さらに、支持体 (21) の正面側上部には、上方に張り出す張り出し片 (22) が形成されている。
【0013】
この支持体(21)は、例えばクリップなどの固定装置(10)により筐体ユニット内部に固定されると共に、固定装置(10)を解除することにより、筐体ユニット(1)から取り出し可能となっている。
リールユニット(20)は、表面に複数の図柄が表示される複数(例えば3個)の図柄表示手段を有している。ここで、図柄表示手段は、駆動モータを備えた回転リール(23)であってもよいし、液晶表示画面に図柄を変動表示若しくは停止表示可能に形成したものであってもよい。従って、リールユニット(20)には、液晶表示装置などの図柄表示手段を搭載したものも含まれる。
【0014】
前扉(3)は、係合部(6)を介して筐体ユニット(1)の開口部(11)を開塞自在に取り付けられており、扉を閉めるとスロットマシンの正面構造となるように形成されているものである。すなわち、回転リール(23)の図柄を見ることができる図柄表示窓(31)や、スロットマシンを操作するための操作部(50)や、払い出されたメダルを貯留しておくためのメダル受け皿(43)などを有しているものである。
【0015】
ここで、前扉(3)は、筐体ユニット(1)に固定されていてもよいし、分離可能に形成されていてもよい。さらに、前扉(3)を、筐体ユニット(1)の開口部(11)上側を開閉自在に塞ぐ上扉(30)と、筐体ユニット(1)の開口部(11)下側を開閉自在に塞ぐ下扉(40)とに分割してもよい。
(作用)
本発明において、交換ユニット(2)を筐体ユニット(1)に装着する場合には、支持体軸支部(80)と筐体軸支部(70)を係合させてから交換ユニット(2)を軸支部(8)を中心に回動させることにより、交換ユニット(2)の支持体 (21) に形成された張り出し片 (22) が天板正面 (171)に引っかかり、交換ユニット(2)を筐体ユニット(1)の開口部(11)の内部に係止することが出来る。すなわち、天板正面 (171) は、交換ユニット (2) を支持可能な係止手段 (9) として機能するものである。また、交換ユニット(2)を筐体ユニット(1)から取り出す場合には、交換ユニット(2)を軸支部(8)を中心に手前側に回動させて開口部(11)から外に出し、支持体軸支部(80)と筐体軸支部(70)を係合を解除することにより、筐体ユニット(1)から取り外すことができる。
【0016】
なお、交換ユニット(2)を筐体ユニット(1)の開口上部(11)内で回動できるように、支持体軸支部(80)と交換ユニット(2)の側面対角線上の端部までの長さは、筐体軸支部(70)と天板(17)との距離よりも短く形成しておくのが好ましい。例えば、交換ユニット(2)の背面上部を斜めに切り欠いた形状としたり、背面上部を円弧状に形成すればよい。
【0017】
ここで、交換ユニット(2)には、交換ユニット(2)の重心位置(O)が軸支部(8)を超えると下方向に回動しようとする力がかかる。一方、支持体軸支部(80)(軸支部(8))は交換ユニット(2)の支持体(21)前方下部、すなわち重心位置(O)よりも前方に設けられており、天板正面 (171)は筐体軸支部(70)(軸支部(8))よりも奥側に位置している。従って、交換ユニット(2)の収納時には、交換ユニット(2)は軸支部(8)と、天板正面 (171) による張り出し片 (22) の係止により開口部(11)上部に支持されている状態となっているが、常に下方向への力がかかっているので、交換ユニット(2)が筐体 (1)に固定されていなくても、安定的に開口部(11)内に係止される。
【0018】
本発明によれば、軸支部(8)で交換ユニット(2)の重量を支えながら脱着作業ができ、また交換ユニット(2)を回動させることにより筐体ユニット(1)内部に収納するという作業のため、水平方向に交換ユニット(2)を押し込む場合に比べて、作業者の負担は軽減される。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0019】
すなわち、請求項2記載の発明は、前記筐体ユニット(1)は、前記開口部(11)を上下に仕切る中板(12)を有し、前記筐体軸支部(70)は、前記中板(12)に設けられていることを特徴とする。
本発明及び請求項3記載の発明は、筐体軸支部(70)の位置を限定したものである。本発明においては、筐体軸支部(70)は筐体ユニット1の開口部(11)を上下に仕切る中板(12)に設けてある。すなわち、中板(12)の正面側端部や、正面側中央部に設けることができる。
【0020】
(作用)
本発明によれば、交換ユニット(2)を中板(12)の上に載置して固定することができる。従って、中板(12)が係止手段(9)の役割を果たすこともできる。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0021】
すなわち、請求項3記載の発明は、前記筐体軸支部(70)は、筐体ユニット(1)の側板(16)に設けられていることを特徴とする。
本発明においては、筐体ユニット(1)は中板(12)の有無にかかわらず、筐体軸支部(70)が側板(16)に設けられている。
筐体軸支部(70)としては、例えば側板(16)の正面側に開口する切欠部(72)とすることができる。
【0022】
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記前扉 (3) は、前記交換ユニット (2) を前記筐体ユニット (1) に収納固定し扉を閉めた状態で、その上端部が前記張り出し片 (22) を正面側及び上面側から覆い隠すことを特徴とする。
【0023】
交換ユニット (2) の収納時には、張り出し片 (22) が筐体ユニット (1) の外部に露出することとなるが、前扉 (3) を閉めれば正面側及び上面側から覆い隠される。
【0024】
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記筐体ユニット(1)は、天板(17)が上方に開閉可能に形成されていることを特徴とする。
【0025】
ここで、天板(17)は、ヒンジ(50)などにより取り付けられるものであり、全面が上方に開放可能に形成されていてもよいし、その一部、すなわち前方のみが開くようになっていてもかまわない。また、天板(17)は、正面側から奥に向かって跳ね上がるように取り付けられるのが好ましいが、側方に開閉するものであってもよい。
【0026】
(作用)
本発明によれば、交換ユニット(2)の着脱時には、天板(17)を上方に跳ね上げておけば交換ユニット(2)と交換ユニット(2)が干渉しあうことはない。従って、支持体(21)の背面部を切り欠くなどの加工は必要なく、支持体(21)に基板ユニット(24)等の部品を搭載させるスペースを十分に確保することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、第一の実施の形態から第三の実施の形態に分けて、図面に基づき説明する。
(第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図11は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
【0028】
図1は分離型スロットマシンを示す分解斜視図、図2は分離型スロットマシンの開扉状態を示す斜視図、図3は軸支部を示す分解斜視図、図4乃至図6は軸支部及び係止手段を示す断面図、図7はカバーの取り付けを示す斜視図、図8は交換ユニットの取り付け状態の概略を示す斜視図、図9は係止手段を示す断面図、図10及び図11は交換ユニットの取り付けを示す断面図である。
【0029】
(分離型スロットマシンS)
本実施の形態における分離型スロットマシンSは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体ユニット1、筐体ユニット1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体ユニット1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されており、さらにこの前扉3は、開口部11の上側を開閉可能に塞ぐ上扉30、開口部11の下側を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
【0030】
(筐体ユニット1)
筐体ユニット1は、図1に示すように、底板15及び側板16及び天板17及び裏板18からなる正面側に開口する筺体である。また、底板 15 の奥行き寸法が天板 17 の奥行き寸法よりも長く形成されており、筐体ユニット1の正面が若干上向きに傾斜するような形となっている。
【0031】
前記底板15には電源ユニット4及びホッパーユニット5が載置されている。ここで、電源ユニット4は、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、正面側にはスロットマシンSの主電源を入れるための電源スイッチ等よりなる店操作部100を有している。ホッパーユニット5は、メダルを貯留するタンクを有すると共に、入賞時にメダルを払い出すためのメダル排出装置を内蔵している。
【0032】
上記電源ユニット4及びホッパーユニット5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
前記側板16の正面左側下部には、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するための筐体係合部62(係合部6)が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。また、この筐体係合部62の対向側の側板16には、突片90(ロック機構7)が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。さらに、側板16の内側面上方には、交換ユニット2を固定するためのクリップである固定部材10が設けられている。なお、固定装置10は裏板18内面に設けてもよい。
【0033】
そして、側板16の正面側略中央部には、交換ユニット2を回動可能に軸支する筐体軸支部70(軸支部8)が形成されているが、この詳細については後述する。また、前記裏板18には、交換ユニット2の収納時に交換ユニット2を支持する支持部材130が取り付けられている。この支持部材130は、図4乃至図6に示すように、L字型のアングル材で形成されており、交換ユニット2の底部後端を下方から支持するものである。そして、この支持部材130は、交換ユニット2の回動を係止する係止手段9としての役割も果たすものである。なお、支持部材130としては、上記した形状に限られず、交換ユニット2の後端を下方から支持可能な形状であればよい。
【0034】
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図1に示すように、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット20及び基板ユニット24とから形成されている。
ここで、リールユニット20は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24には、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板が含まれている。
【0035】
前記支持体21は、略直方体状の枠構造を有し、上部に仕切りが設けられていて、底面には前記リールユニット20が固定されるとともに、仕切りの上部には基板ユニット24が設置されている。また、支持体21の背面上部は円弧状に形成されている。これは、交換ユニット2の回動時に支持体21の背面部が天板17にぶつからないようにするためのものである。従って、上記形状に限らず、例えば支持体21の上面後方が斜めに傾斜するように形成されているものでもよい。
【0036】
支持体21の正面左側には、上扉30を係合させ、回転自在に支持するための支持体係合部61(係合部6)が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。また、前記支持体係合部61の対向側には、突片90(ロック機構7)が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。そして、支持体21の正面上方には、交換ユニット2の収納時に、筐体ユニット1の天板正面171と当設する張り出し片22が形成されている。
【0037】
また、支持体21底部手前側には、前記筐体軸支部70に軸支可能な支持体軸支部80(軸支部8)が設けられているが、この詳細については後述する。
さらに、支持体21の底部後端には、緩衝部材28が設けられている。この緩衝部材28は、例えばゴム製のローラや弾性樹脂製のブロックなどにより形成され、前記交換ユニット2の収納時に前記筐体ユニット1の支持部材130との間の緩衝作用を施すためのものである。なお、緩衝部材28は、支持部材130に設けてもよく、また前記張り出し片22や、天板正面171に設けてもよい。このようにすると、交換ユニット2が軸支部8を中心に勢いよく回動した場合に、天板17や支持体21の破損を防ぐことができる。
【0038】
交換ユニット2は、軸支部8を介して筐体ユニット1の側板16に軸支され、開口部11上部に収納されるものである。そして、固定装置10により筐体ユニット1に固着される。
(上扉30)
上扉30は、前記交換ユニット2の支持体21に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であり、図1に示すように、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部32を設けてある。そして、種々の表示を行うための表示装置33が設けられているものである。
【0039】
ここで、前記飾り部32は、ランプ等により形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するようにしてもよい。また、前記表示装置33は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいはCRTなどとしてもよい。
さらに、図2に示すように、上扉30の裏面には、前記支持体係合部61に係合可能な上扉係合部63が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、上扉係合部63の対向側には、筐体ユニット1の突片90と係合可能な係合片を有するロック機構7が設けられている。
【0040】
以上のように構成された上扉30は、前記交換ユニット2を筐体ユニット1に固着した状態で、扉を閉めロックすることにより、筐体ユニット1の開口部11上側を密閉することができるものである。また、このように形成することにより、上扉30と交換ユニット2とを同時に交換することができるものである。
なお、本実施の形態では、上扉30は、交換ユニット2の支持体21に取り付ける構成としたが、筐体ユニット1の側板16に取り付けるようにしてもよい。この場合は、筐体ユニット1の側板16の正面左側上部に係合部6を設け、上扉係合部63を係合させるようにすればよい。
【0041】
(下扉40)
下扉40は、筐体ユニット1の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体ユニット1の側板16に回転自在かつロック可能に形成されているものである。
下扉40の上部は、図1に示すように、スロットマシンを作動させるための操作部41となっており、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。操作部41には、回転リール23の回転を開始させるためのスタートスイッチや、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ、クレジットをメダル投入に代えるためのベットスイッチ、クレジットをキャンセルするための精算スイッチなどが設けられている。また、下扉40の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口42が設けられている。
【0042】
さらに、下扉40の下部には、メダルを払い出すためのメダル排出口及び払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43が形成されており、前記操作部41とメダル受け皿43との間には、遊技内容その他の表示をするための表示パネル45が取り付けられている。
また、下扉40の上部右端には、鍵穴44が設けられている。鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除されるものである。そして、下扉40が解錠されることにより、上扉30も解放可能に形成されている。
【0043】
さらに、図2に示すように、下扉40の裏面側には、メダル投入口42から投入されたメダルを適正にホッパーユニット5に送り出すためのメダルセレクター48が設けられている。
下扉40の裏面下部の左右には、種々の音声を出力するためのスピーカ49が設けられている。また、下扉40の裏面には、前記筐体係合部62と係合可能な下扉係合部64が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉係合部64の対向側には、ロック機構7が設けられている。ロック機構7の構成は、上扉30のものとほぼ同様である。
【0044】
(軸支部8)
次に、軸支部8について詳述する。
軸支部8は、交換ユニット2を筐体ユニット1に回動可能に軸支するためのものである。すなわち、交換ユニット2の交換時において、収納又は取り出しの補助をするものである。そして、軸支部8は、筐体ユニット1に形成された筐体軸支部70と、交換ユニット2に形成された支持体軸支部80とから構成されている。
【0045】
筐体軸支部70は、図1及び図3に示すように、筐体ユニット1の側板16の正面側略中央部に、筐体内側に向かって水平方向に突設された軸71である。この軸71は、図示したように二枚の側板16に相対向するように二つ設けられている。そして、側板16は、図1に示すように、側面視したときに上方から下方に行くに従って正面側が幅広になっていることから、前記筐体軸支部70は、側板16の正面側上端部すなわち天板正面171よりも手前側に位置している。
【0046】
支持体軸支部80は、図3及び図4に示すように、交換ユニット2の支持体21の正面側底部に形成された引っ掛け部26である。引っ掛け部26は、断面略U字状に形成され、前記筐体軸支部70の軸71の外径に嵌り合う内径を有し、軸71に上方から引っ掛けることができると共に、軸71に引っ掛けた状態で交換ユニット2を回動可能に形成されている。
【0047】
この引っ掛け部26を軸71に引っ掛け、交換ユニット2を筐体ユニット1内に収納したとき、交換ユニット2の重心O(回転リール23の回転軸)が、軸支部8の中心位置よりも奥方向に位置するようになっている。このように形成することにより、交換ユニット2には常に筐体ユニット1の奥方向への力がかかることになる。そのため、交換ユニット2を収納する際、筐体の奥まで入れるのに作業者はそれほど力を要しない。
【0048】
ところで、軸支部8は、上記したもののほか、以下のような構成とすることができる。
例えば、図5に示すように、筐体軸支部70を軸受け73とし、支持体軸支部80を軸27とすることができる。
あるいは、図6及び図7に示すように、筐体軸支部70を側板16に形成した正面側に開口する切欠部72とし、支持体軸支部80を軸27とすることができる。この場合、軸支部8の隙間から物を差し込む等の不正行為を防止するため、軸支部8を側板16の側面及び正面側から覆い隠すカバー120を取り付けるとよい。
【0049】
カバー120は、軸27を切欠部72に嵌め入れ交換ユニット2を筐体ユニット1内に収納した後に、軸支部8に取り付けるものである。具体的には、図7に示すように、取り付け面122及びカバー面121を有する断面略L字型の薄板状の部材であり、カバー面121を側板16の嵌め込み段部161に嵌め込むと、カバー面121が軸支部8を側面側から、取り付け面122が軸支部8を正面側から、それぞれ覆い隠すように形成されている。そして、上扉30を閉めると、取り付け面122は筐体内に隠れてしまうようになっている。さらにカバー120は、図3及び図5に示すように、取り付け面122にねじ穴を有し、側板16の正面側にねじ123により固定される。従って、上扉30を閉めた状態では、固定部に外部から触れることはできない。さらに、カバー面121が嵌め込み段部161に嵌め込まれ側板16の側面と面一となるので、これを剥がしたりするのは困難である。
【0050】
(交換ユニット2の交換)
次に、上記構成を有する分離型スロットマシンSの、交換ユニット2の脱着について説明する。
まず、交換ユニット2を取り出す場合には、下扉40を解錠して上扉30のロックを解除し、上扉30を開いて固定装置10を解除する。また、カバー120が取り付けられている場合にはこれを取り外す。その後、交換ユニット2の上方を手前側に引き出す。すると、図8又は図10に示すように、交換ユニット2は軸支部8を中心にして正面側に回動する。このとき、筐体軸支部70と支持体軸支部80は円周面同士の接触で摩擦抵抗は少なく、回動させるのにそれほど大きな力は要しない。また、支持体21の背面上部は円弧状に形成されているので、回動時に天板17と干渉し合うことはない。
【0051】
筐体軸支部70と支持体軸支部80が図4又は図5に示す形状の場合には、交換ユニット2の上部を筐体ユニット1からある程度手前に出したところで交換ユニット2を上方向に持ち上げれば、筐体軸支部70と支持体軸支部80との係合がはずれ、交換ユニット2を取り外すことができる。筐体軸支部70と支持体軸支部80が図6又は図7に示す形状の場合には、交換ユニット2を前方に引き出せばよい。
【0052】
このように、交換ユニット2を軸支部8を中心に回動させ手前に引き出してから取り出すことができるので、交換ユニット2を筐体の奥から水平方向に取り出す場合と比べると、作業者にかかる負担はかなり軽減される。
次に、交換ユニット2を装着する場合には、まず、交換ユニット2の支持体軸支部80を筐体軸支部70に係合させる。支持体軸支部80は、支持体21の手前側に形成されているので、筐体軸支部70に係合させる作業を目で確認しながら行うことができる。その後、交換ユニット2の正面上部を支えながら軸支部8を支点として回動させ、筐体内部に入れる。交換ユニット2には、交換ユニット2の重心位置O(図11参照)が軸支部8を超えると、下方向に回動しようとする力がかかる。一方、軸支部8は交換ユニット2の支持体前方下部、すなわち重心位置Oよりも前方に設けられており、天板正面171は軸支部8よりも奥側に形成されている。従って、交換ユニット2の張り出し片22が天板正面171に当設して回動が停止した状態では、交換ユニット2は軸支部8と天板正面171により開口上部13内に支持される(図9又は図11)。
【0053】
このとき、軸支部8の中心位置と交換ユニット2の重心位置のずれにより、交換ユニット2には常に下方向への力がかかっているので、交換ユニット2が固定されていなくても、安定的に開口上部13内に係止され、この状態で手前側に自然に回動してしまうことはない。またこのとき、交換ユニット2の底部後端に設けられた緩衝部材28が、筐体ユニット1の裏板18に取り付けられた支持部材130と接し、交換ユニット2は支持部材130により下方からも支持される。このように交換ユニット2がしっかりと係止されているので、その後、交換ユニット2を固定装置10にて筐体内部に固定し、カバー120を取り付ける作業も、安定的に行うことができる。
【0054】
なお、張り出し片22は、筐体ユニット1の外部に露出することとなるが、図9に示すように、扉30を閉めれば正面側及び上面側から覆い隠されるようになっている。また、この張り出し片22が設けてあれば、支持部材130がなくとも、軸支部8及び天板正面171で十分に交換ユニット2を筐体内に止めておくことができるが、支持部材130があったほうがより確実に係止できる。
【0055】
このように、交換ユニット2を軸支部8を中心に回動させるだけで、適当な奥行き位置まで移動させることができるので、交換ユニット2を水平方向に押入する場合と比べると、所定の装着位置まで達しない装着不十分による不具合を無くすことができる。また、交換ユニット2が天板正面171又は支持部材130に当設して回動を停止する位置を固定位置としておけば、筐体内部に収納後、改めて設置位置の微調整を行う必要はない。
【0056】
さらに、緩衝部材28を取り付けることにより、交換ユニット2が勢いよく回動した場合のショックをやわらげることができる。
(第二の実施の形態)
第二の実施の形態は、筐体ユニット1に、開口部11を上下に仕切る中板12を有する分離型スロットマシンに係る。
【0057】
(図面の説明)
図12乃至図18は、本発明の第二の実施の形態を示すものである。
図12は分離型スロットマシンを示す分解斜視図、図13及び図14は軸支部を示す分解斜視図、図15乃至図18は軸支部及び係止手段を示す断面図である。
【0058】
(分離型スロットマシンS)
本実施の形態における分離型スロットマシンSは、図12に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体ユニット1、筐体ユニット1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体ユニット1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体ユニット1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
【0059】
(筐体ユニット1)
筐体ユニット1は、図12に示すように、底板15及び側板16及び天板17及び裏板18からなる正面側に開口する筺体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。ここで、中板12を設けてあることにより、開口下部14と開口上部13が完全に分離され、下扉40を開いたときでも、開口下部14から開口上部13に配置されている交換ユニット2(遊技を司る主基板を備えた基板ユニット24が搭載されている)に悪戯等を行うことはできない。従って、中板12を設けることにより、セキュリティー面の向上が図れるものである。また、側板16は、図12に示すように、側面視したときに正面側が上方から下方に行くに従って幅広となるよう形成されていて、筐体ユニット1の正面が若干上向きに傾斜するような形となっている。
【0060】
前記中板12の下面には電源ユニット4が設けられ、底板15にはホッパーユニット5が固定されている。前記電源ユニット4は、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、正面側にはスロットマシンSの主電源を入れるための電源スイッチ等よりなる店操作部100を有している。ホッパーユニット5は、メダルを貯留するタンクを有すると共に、入賞時にメダルを払い出すためのメダル排出装置を内蔵している。
【0061】
上記電源ユニット4及びホッパーユニット5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっているものである。
上記側板16の正面左側下部には、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するための筐体係合部62(係合部6)が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。また、この筐体係合部62の対向側の側板16には、突片90(ロック機構7)が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。さらに、側板16の内側面上方には、交換ユニット2を固定するためのクリップである固定部材10が設けられている。なお、固定装置10は裏板18内面に設けてもよい。
【0062】
そして、筐体ユニット1には、交換ユニット2を回動可能に軸支する筐体軸支部70(軸支部8)が形成されているが、この詳細については後述する。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図12に示すように、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット20及び基板ユニット24とから形成されている。
【0063】
ここで、リールユニット20は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるための駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24には、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板が含まれている。
前記支持体21は、略直方体状の枠構造を有し、上部に仕切りが設けられていて、底面には前記リールユニット20が固定されるとともに、仕切りの上部には基板ユニット24が設置されている。また、支持体21の背面上部が円弧状に形成されているのは、第一の実施の形態と同様である。
【0064】
支持体21の正面左側には、上扉30を係合させ、回転自在に支持するための支持体係合部61(係合部6)が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。また、前記支持体係合部61の対向側には、突片90(ロック機構7)が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。
また、支持体21底部手前側には、前記筐体軸支部70に軸支可能な支持体軸支部80(軸支部8)が設けられているが、この詳細については後述する。
【0065】
さらに、支持体21の底部後端には、緩衝部材28が設けられている。この緩衝部材28は、例えばゴム製のローラや弾性樹脂製のブロックなどにより形成され、前記交換ユニット2の収納時に中板12との間の緩衝作用を施すためのものである。すなわち、交換ユニット2が軸支部8を中心に勢いよく回動した場合に、中板12や支持体21の破損を防ぐことができる。なお、緩衝部材28は、中板12に設けてもよい。
【0066】
交換ユニット2は、軸支部8を介して筐体ユニット1の側板16に軸支されて開口部11上部に収納され、中板12上に載置されるものである。そして、固定装置10により筐体ユニット1に固着される。
ところで、上記したように、本実施の形態においては交換ユニット2が中板12に載置されるものであることから、中板12が交換ユニット2の回動を係止する係止手段9としての役割も果たすこととなる。また、図17に示すように、係止手段9を中板12の奥端部に設けてもよい。
【0067】
なお、図18に示すように、第一の実施の形態と同様支持体21に張り出し片22を設け、これを天板17の正面に当設させて交換ユニット2回動を係止させるようにしてもかまわない。この場合には、緩衝部材28を天板正面171又は張り出し片22の裏面に設けるとよい。また、このように形成した場合には、交換ユニット2が必ずしも中板12の上面に載置されなくとも(交換ユニット2の底部が中板12と接地しなくとも)よい。
【0068】
(上扉30及び下扉40)
上扉30及び下扉40の構成は、第一の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
(軸支部8)
次に、軸支部8について詳述する。
【0069】
軸支部8は、交換ユニット2を筐体ユニット1に回動可能に軸支するためのものである。すなわち、交換ユニット2の交換時において、収納又は取り出しの補助をするものである。そして、軸支部8は、筐体ユニット1に形成された筐体軸支部70と、交換ユニット2に形成された支持体軸支部80とから構成されている。
筐体軸支部70は、図12及び図13に示すように、筐体ユニット1の側板16に設けた切欠部72である。なおこの詳細は、第一の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0070】
ところで、筐体軸支部70は、中板12に設けてもよい。すなわち、図14及び図17及び図16に示すように、中板12の正面側端部上面に設けた軸71や、軸受け73とすることもできる。
支持体軸支部80は、図12及び図13に示すように、交換ユニット2の支持体21の正面側底部から水平方向に張り出す軸27である。この軸27を前記切欠部72に係合させて、交換ユニット2を回動させることができる。
【0071】
なお、支持体軸支部80は、前記筐体軸支部70の他の例と対応するように、引っ掛け部26とすることができる(図14及び図17参照)。
(交換ユニット2の交換)
上記構成を有する分離型スロットマシンSの、交換ユニット2の脱着については、第一の実施の形態と基本的には同様である。本実施の形態においても、交換ユニット2を軸支部8を中心に回動させるだけで、適当な奥行き位置まで移動させることができ、固定位置の微調整を行うことなく交換ユニット2を中板12上に載置できるものである。また、交換ユニット2を中板12上に載置させなくとも、天板正面171に係止させるだけで固定位置の位置決めができるものである。
【0072】
(第三の実施の形態)
第三の実施の形態は、筐体ユニット1の天板17を開閉自在に形成した分離型スロットマシンに係る。
(図面の説明)
図19乃至図22は、本発明の第三の実施の形態を示すものである。
【0073】
図19は分離型スロットマシンを示す分解斜視図、図20は交換ユニットの取り付けを示す断面図、図21及び図22は天板の開閉を示す断面図である。
本実施の形態における分離型スロットマシンSの構成は、基本的に第二の実施の形態と同様であるので、以下、本実施の形態の特徴部分のみを説明する。
(交換ユニット2)
交換ユニット2の基本的な構成は、第一及び第二の実施の形態と同様である。ただ、本実施の形態では、支持体21は図19に示すように外観略直方体形状に形成されている。このため、基板ユニット24を収納するスペースが十分に確保でき、接続コードの接続などの作業がしやすい。
【0074】
(筐体ユニット1)
本実施の形態では、筐体ユニット1は、天板17が開閉可能に形成されている。すなわち、天板17が手前側から上方に跳ね上がるように形成されているものである。
具体的には、図19乃至図21に示すように、天板17は、ヒンジ50を介して裏板18に取り付けられており、正面側を持ち上げるとヒンジ50を支点として回動して開き、閉めたときには側板16の上端部内側に設けられた係合段部162に係止されるようになっている。
【0075】
さらに、天板17の両側端部と、側板16の内側上端部には、天板17をロックするための留め金53が取り付けられている。留め金53は、図21に示すように、天板17に取り付けられた係止片51と、側板16に固定ピンを中心に回転可能に取り付けられたフック52からなり、フック52を係止片51に引っかけると天板17が上方に持ち上がらないようになっているものである。
【0076】
なお、天板17は、板面全体を開閉させなくともよい。すなわち、図22に示すように、天板17の略中央部(交換ユニット2を回動させたときに背面部がぶつからない位置)にヒンジ50を設け、天板17の手前部分のみが開閉するように形成してもよい。
(交換ユニット2の交換)
次に、上記構成を有する分離型スロットマシンSの、交換ユニット2の脱着については、基本的に第一及び第二の実施の形態と同様である。
【0077】
ただ、交換ユニット2を軸支部8を支点として回動させる前に、留め金53を外して天板17を上に跳ね上げる。こうしておけば、交換ユニット2の背面部が天板17と干渉し合うことはない。また、交換ユニット2を装着した後は天板17を閉め、留め金53を掛けてロックする。
ここで、交換ユニット2を回動させて筐体ユニット1の開口上部11内に収納する際、交換ユニット2と筐体との幅方向の隙間は極めて狭いことから、作業者は交換ユニット2の底部と上部を手で持って取り付け作業を行うこととなるが、天板17を跳ね上げておくことにより、支持体21の上部を支えいる手が天板17に挟まれる心配がないので、作業がやりやすいものである。
【0078】
なお、軸支部8は、上述した第一乃至第三の実施の形態において述べたもののほかに、図23に示すような構成としてもよい。すなわち、図23(A)に示すように、筐体軸支部70を側板16の正面側にわたって設けられた軸(あるいは軸受け)とし、支持体軸支部80を支持体21の正面側底面の側端部もしくは中央部に形成した引っかけ部(あるいは軸)としたものや、図23(B)に示すように、筐体軸支部70を中板12の正面側中央部に設けられた軸(あるいは軸受け)とし、支持体軸支部80を支持体21の正面側底面の中央部に形成した引っかけ部(あるいは軸)としたものである。
【0079】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1乃至3)
請求項1乃至3記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0080】
すなわち、請求項1乃至3記載の発明によれば、交換作業にかかる作業者の負担を軽くし、取り替え作業が容易に行えるとともに、交換ユニットを所定の装着位置に容易に装着可能な分離型スロットマシンを提供することができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0081】
すなわち、請求項4記載の発明によれば、交換ユニットの一部が表出することがない分離型スロットマシンを提供することができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0082】
すなわち、請求項5記載の発明によれば、交換ユニットの形状を複雑にすることなく交換作業もしやすい分離型スロットマシンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態であって、分離型スロットマシンの分解斜視図である。
【図2】 本発明の第一の実施の形態であって、分離型スロットマシンの、本体から前扉を外した分解斜視図である。
【図3】 本発明の第一の実施の形態であって、軸支部を示す分解斜視図である。
【図4】 本発明の第一の実施の形態であって、軸支部及び係止手段を示す断面図である。
【図5】 本発明の第一の実施の形態であって、軸支部及び係止手段の他の例を示す断面図である。
【図6】 本発明の第一の実施の形態であって、軸支部及び係止手段の他の例を示す断面図である。
【図7】 本発明の第一の実施の形態であって、側板へのカバーの取り付けを示す斜視図である。
【図8】 本発明の第一の実施の形態であって、交換ユニットの取り付け状態の概略を示す斜視図である。
【図9】 本発明の第一の実施の形態であって、係止手段を示す断面図である。
【図10】 本発明の第一の実施の形態であって、交換ユニットの取り付けを示す断面図である。
【図11】 本発明の第一の実施の形態であって、交換ユニットの取り付けを示す断面図である。
【図12】 本発明の第二の実施の形態であって、分離型スロットマシンの分解斜視図である。
【図13】 本発明の第二の実施の形態であって、軸支部の他の例を示す分解斜視図である。
【図14】 本発明の第二の実施の形態であって、軸支部の他の例を示す分解斜視図である。
【図15】 本発明の第二の実施の形態であって、軸支部及び係止手段を示す断面図である。
【図16】 本発明の第二の実施の形態であって、軸支部及び係止手段の他の例を示す断面図である。
【図17】 本発明の第二の実施の形態であって、軸支部及び係止手段の他の例を示す断面図である。
【図18】 本発明の第二の実施の形態であって、軸支部及び係止手段の他の例を示す断面図である。
【図19】 本発明の第三の実施の形態であって、前扉を省略した分離型スロットマシンを示す分解斜視図である。
【図20】 本発明の第三の実施の形態であって、交換ユニットの取り付けを示す断面図である。
【図21】 本発明の第三の実施の形態であって、天板の開閉を示す断面図である。
【図22】 本発明の第三の実施の形態であって、他の例による天板の開閉を示す断面図である。
【図23】 本発明の他の実施の形態であって、軸支部を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
S スロットマシン
1 筐体ユニット 2 交換ユニット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 係合部
7 ロック機構 8 軸支部
9 係止手段 10 固定部材
11 開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
17 天板 18 裏板
20 リールユニット 21 支持体
22 張り出し片 23 回転リール
24 基板ユニット 26 引っ掛け部
27 軸 28 緩衝部材
30 上扉 31 図柄表示窓
32 飾り部 33 表示装置
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 鍵穴 45 表示パネル
48 メダルセレクター 49 スピーカ
50 ヒンジ 51 係止片
52 フック 53 留め金
61 支持体係合部 62 筐体係合部
63 上扉係合部 64 下扉係合部
70 筐体軸支部 71 軸
72 切欠部 73 軸受け
80 支持体軸支部
90 突片 100 店操作部
120 カバー 130 支持部材
161 嵌め込み段部 162 係合段部
171 天板正面

Claims (5)

  1. 底板及び側板及び天板及び裏板からなり正面側に開口する筺形の筐体ユニットと、
    筐体ユニットの開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、
    複数の図柄を表示可能な図柄表示手段を有するリールユニットとを少なくとも有し、
    支持体に少なくとも前記リールユニットを設置した交換ユニットを、前記筐体ユニット内部に着脱自在に形成した分離型スロットマシンであって、
    前記交換ユニットは、支持体前方下部に形成された支持体軸支部を備え、
    前記筐体ユニットは、前記底板の奥行き寸法が前記天板の奥行き寸法よりも長く形成されており、前記底板と前記天板の間であって天板正面よりも手前側に形成され前記支持体軸支部と係合可能な筐体軸支部を備え、
    前記交換ユニットの支持体正面側上部に、収納時に前記天板正面に係止可能な張り出し片を設け、
    前記支持体軸支部と前記筐体軸支部を係合させるとともに軸支部を中心に交換ユニットを回動させ、交換ユニットの重心位置が前記支持体軸支部及び筐体軸支部よりも奥側になった位置で前記交換ユニットの張り出し片を前記筐体ユニットの天板正面に係止させて、交換ユニットを筐体ユニット内に収納固定可能に形成されていることを特徴とする分離型スロットマシン。
  2. 前記筐体ユニットは、前記開口部を上下に仕切る中板を有し、
    前記筐体軸支部は、前記中板に設けられていることを特徴とする請求項1記載の分離型スロットマシン。
  3. 前記筐体軸支部は、筐体ユニットの側板に設けられていることを特徴とする請求項1記載の分離型スロットマシン。
  4. 前記前扉は、前記交換ユニットを前記筐体ユニットに収納固定し扉を閉めた状態で、その上端部が前記張り出し片を正面側及び上面側から覆い隠すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分離型スロットマシン。
  5. 前記筐体ユニットは、天板が上方に開閉可能に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分離型スロットマシン。
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