JP2007116241A - デジタル変調信号発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オフセット誤差および直交誤差の補償精度を高く且つ安定に維持でき、任意のパターンのベースバンド信号を出力している際に補償用のパラメータを更新することができるようにする。
【解決手段】誤差補償部22は、ベースバンド信号発生部11が出力した同相成分信号と直交変調器14の出力信号を直交復調して得られる同相成分信号の振幅比をGi、ベースバンド信号発生部11が出力した直交成分信号と直交変調器14の出力信号を直交復調して得られる直交成分信号の振幅比をGq、同相成分信号に対する直交変調器14のキャリア信号の位相誤差をθi、リークレベルをLi、直交成分信号に対する直交変調器14のキャリア信号の位相誤差をθq、リークレベルをLqとし、入力されるベースバンド信号に対して図示の演算を行うことにより、オフセット誤差、振幅誤差および位相誤差が補償されたベースバンド信号を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベースバンド信号発生部から出力されたベースバンドのデジタルの同相成分信号と直交成分信号とを、それぞれD/A変換器によりアナログの同相成分信号と直交成分信号に変換して直交変調器に入力し、アナログの同相成分信号と直交成分信号とで直交変調された所定周波数帯の信号を出力するデジタル変調信号発生装置において、特定の校正用のベースバンド信号を用いることなく高精度なデジタル変調信号を生成できるようにするための技術に関する。
デジタル無線通信機器等を試験するための信号源として、従来から直交変調器を用いたデジタル変調信号発生装置が使用されている。
図7は、デジタル変調信号発生装置10の基本構成を示すものであり、ベースバンド信号発生部11から出力されたベースバンドのデジタルの同相成分信号I(k)と直交成分信号Q(k)とを、それぞれD/A変換器12、13によりアナログの同相成分信号I(t)と直交成分信号Q(t)に変換して直交変調器14に入力し、同相成分信号I(t)と直交成分信号Q(t)とで直交変調された所定周波数帯の信号mを生成出力している。
ここで、アナログ型の直交変調器14は、キャリア信号発生器14aから出力された所定周波数fcのキャリア信号Cを移相器14bに入力して、90度の位相差をもつキャリア信号Ca、Cbを生成し、一方のキャリア信号Caを第1ミキサ14cに入力し、他方のキャリア信号Cbを第2ミキサ14dに入力する。
同相成分信号I(t)は第1ミキサ14cによりキャリア信号Caと混合され、直交成分信号Q(t)は第2ミキサ14dによりキャリア信号Cbと混合され、両混合成分が合成器14eによって合成されてデジタル変調出力信号mが生成される。
ここで、
Ca=cos ωt,Cb=sin ωt (ω=2πfc)
とすると、変調出力信号mは、
m(t)=I(t)・cos ωt−Q(t)・sin ωt
と表すことができる。
また、例えばベースバンド信号の周波数をfbとし、
I(t)=cos ω’t,Q(t)=sin ω’t (ω=2πfb)
とすれば、変調出力信号mは、
m(t)=cos ω’t・cos ωt−sin ω’t・sin ωt
=cos (ω+ω’)t
となり、周波数(fc+fb)の正弦波信号となる。
上記したデジタル変調信号発生装置10の基本構成は、例えば特許文献1に記載されている。
特開2001−136216号公報
上記構成のデジタル変調信号発生装置では、主に直交変調器14の直交誤差、キャリアリークの影響により、変調出力信号mの品質が大きく低下することが知られている。
即ち、キャリア信号Ca、Cbの位相差が90度に対して誤差をもつか、あるいはキャリア信号Ca、Cb間に振幅差があると、変調出力信号mの変調精度、例えば、EVM(Error Vector Magnitude)等が悪くなる。
さらに、直交変調器14のミキサ14c、14dに直流オフセットがあると、キャリア信号Ca、Cbが出力側に漏れ、変調出力信号mに周波数fcのキャリア成分が大きなレベルで発生してしまう。
この直交変調器14のオフセット誤差や直交誤差による変調出力信号mの品質低下を防ぐための補償技術が種々検討されている。
例えば、特許文献2には、直交変調器に入力されるアナログの同相成分信号と直交成分信号に対して直流電圧を加算して、直交変調器のオフセット誤差を補償する技術が開示されている。
特開2003−249822号公報
また、直交変調器の直交誤差を補償する場合には、例えば前記したように変調出力信号が単一周波数の正弦波となるようなベースバンド信号を校正用信号として用い、直交誤差によって変調出力信号に含まれるイメージ成分をスペクトラムアナライザにより観測し、このイメージ成分のレベルが最小となるように直交変調器14に入力される同相成分信号Iと直交成分信号Qの振幅と位相の調整をしている。
しかしながら、上記のように校正用の信号を用いて変調出力信号のスペクトラムを測定してイメージ成分が最小となるように振幅、位相を補償する方法では、操作者の熟練を要し、補償精度にバラツキが生じるという問題があった。
また、補償のためのパラメータを調整あるいは再調整する間は、校正用のベースバンド信号しか出力できず、調整が完了するまで実際の試験を行うことができないという問題があった。
本発明は、この問題を解決し、オフセット誤差および直交誤差の補償精度を高く且つ安定に維持でき、任意のパターンのベースバンド信号を出力している際に補償用のパラメータを更新することができるデジタル変調信号発生装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1のデジタル変調信号発生装置は、
ベースバンドのデジタルの同相成分信号と直交成分信号とを出力するベースバンド信号発生部(11)と、前記デジタルの同相成分信号と直交成分信号をアナログの同相成分信号と直交成分信号に変換するD/A変換器(12、13)と、前記アナログの同相成分信号と直交成分信号とで直交変調された所定周波数帯の信号を出力する直交変調器(14)とを有し、且つ、
前記ベースバンド信号発生部と前記D/A変換器との間に、前記直交変調器のオフセット誤差および直交誤差を補償する誤差補償部(22)が設けられたデジタル変調信号発生装置において、
前記誤差補償部は、
前記ベースバンド信号発生部が出力した同相成分信号と前記直交変調器の出力信号を直交復調して得られる同相成分信号の振幅比をGi、前記ベースバンド信号発生部が出力した直交成分信号と前記直交変調器の出力信号を直交復調して得られる直交成分信号の振幅比をGq、同相成分信号に対する前記直交変調器のキャリア信号の位相誤差をθi、該キャリア信号のリークレベルをLi、直交成分信号に対する前記直交変調器のキャリア信号の位相誤差をθq、該キャリア信号のリークレベルをLqとし、
入力される同相成分信号Iと直交成分信号Qに対して、次式
I′={(I−Li)cos θq−(Q−Lq)sin θq}
/{Gi・cos (θq−θi)}
Q′=−{(I−Li)sin θi−(Q−Lq)cos θi}
/{Gq・cos (θq−θi)}
の演算を行うことにより、前記オフセット誤差、振幅誤差および位相誤差が補償された同相成分信号I′と直交成分信号Q′を生成することを特徴としている。
また、本発明の請求項2のデジタル変調信号発生装置は、請求項1記載のデジタル変調信号発生装置において、
前記直交変調器の出力信号を受けて、デジタルのベースバンドの同相成分信号と直交成分信号を復調する復調部(31)と、
前記復調部によって復調された同相成分信号と直交成分信号とをIQ直交座標上のシンボル点の座標情報として順次記憶し、該記憶した各シンボル点の座標情報から、前記オフセット誤差の補償に必要なリークレベル、前記直交誤差の補償に必要な振幅比Gi、Gqおよび位相誤差θi、θqを求めて前記誤差補償部に設定する誤差検出部(32)とを備えたことを特徴としている。
このように本発明のデジタル変調信号発生装置は、誤差補償部が、
入力される同相成分信号Iと直交成分信号Qに対して、次式
I′={(I−Li)cos θq−(Q−Lq)sin θq}
/{Gi・cos (θq−θi)}
Q′=−{(I−Li)sin θi−(Q−Lq)cos θi}
/{Gq・cos (θq−θi)}
の演算を行うことにより、オフセット誤差、振幅誤差および位相誤差が補償された同相成分信号I′と直交成分信号Q′を生成しているので、既知の各パラメータを用いて各誤差が補償された成分信号を得ることができ、人手による補償精度のバラツキをなくすことができる。
また、復調部と、復調部によって復調された同相成分信号と直交成分信号とをIQ直交座標上のシンボル点の座標情報として順次記憶し、該記憶した各シンボル点の座標情報から、前記オフセット誤差の補償に必要なリークレベルLi、Lq、前記直交誤差の補償に必要な振幅比Gi、Gqおよび位相誤差θi、θqを求めて前記誤差補償部に設定する誤差検出部とを備えたデジタル変調信号発生装置では、各補償に必要なパラメータを特定の校正用信号を用いることなく、任意パターンのベースバンド信号を出力している間に得ることができ、高い変調品質を維持できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用したデジタル変調信号発生装置20の構成を示している。
図1に示しているように、このデジタル変調信号発生装置20は、前記したデジタル変調信号発生装置10の基本構成をなすベースバンド信号発生部11、D/A変換器12、13および直交変調器14を有している。
また、ベースバンド信号発生部11とD/A変換器12、13の間には、誤差補償部22が設けられている。
また、直交変調器14の出力側には、変調出力信号mを出力端子20aと復調部31とに分配する信号分配器26が設けられている。
復調部31は、変調出力信号mをA/D変換器31aによりデジタル信号Mに変換し、直交復調器31bによりベースバンドの同相成分信号Irと直交成分信号Qrを復調して、後述の誤差検出部32に出力する。
次に、この実施形態の補償原理について説明する。
図2の(a)は、デジタル変調信号発生装置の基本構成の誤差モデルである。
図2の(a)において、ゲイン誤差回路103、104は、ベースバンド信号発生部11から直交変調器14までの各成分信号に対するゲインGi、Gq(理想値は1)を示し、ゲインGiは、ベースバンド信号発生部11が出力した同相成分信号と直交変調器14の出力信号を直交復調して得られる同相成分信号の振幅比に相当し、ゲインGqは、ベースバンド信号発生部11が出力した直交成分信号と直交変調器14の出力信号を直交復調して得られる直交成分信号の振幅比に相当している。
ベースバンド信号発生部11からデジタル値で出力されたベースバンドの理想的な各成分信号I、Qが、ゲイン誤差回路103、104を経て、直交変調器14のミキサ14c、14dに入力される(D/A変換器12、13は省略し、各成分信号I、Qはデジタル、アナログの区別なく説明する)。
また、移相器14bからミキサ14cに入力されるキャリア信号Caにθiの位相誤差があり、ミキサ14dに入力されるキャリア信号Cbにθqの位相誤差があるものとし、さらに、直交変調器14自体の直流オフセットの影響により発生するキャリア信号Caのミキサ14c側へのリークレベルをLi、キャリア信号Cbのミキサ14d側へのリークレベルをLqとしている。ただし、各リークレベルLi、Lqは直交変調器14の入力換算値である。
この誤差モデルにおいて、図2の(b)に示しているように、ゲインGi、Gqの逆数のゲイン1/Gi,1/Gqをもつ回路107、108をベースバンド信号発生部11から直交変調器14(あるいはD/A変換器12、13)の間に挿入することで、各成分信号I、Qに対するゲインはともに1に補償される。
上記ゲイン誤差の補償を行うことで、変調出力信号mは次のようなる。
m(t)=Gi・(1/Gi)・I・cos (ωt+θi)
−Gq・(1/Gq)・Q・sin (ωt+θq)
+(Li)cos (ωt+θi)
−(Lq)sin (ωt+θq)
=(I+Li)cos (ωt+θi)
−(Q+Lq)sin (ωt+θq)
………(4)
さらに、図2の(c)のように、オフセット誤差によるリーク分を抑制するために各成分信号I、QからLi、Lqをそれぞれ減算する回路109、110を挿入すると、変調出力信号mは次のように表される。
m(t)=(I−Li+Li)cos (ωt+θi)
−(Q−Lq+Lq)sin (ωt+θq)
=I・cos (ωt+θi)−Q・sin (ωt+θq)
………(5)
上記式(5)は、ゲイン誤差およびオフセット誤差が補償された状態の変調出力を示しており、さらにこの式を分解すると、次式(6)が得られる。
m(t)=I{cos ωt・cos θi−sin ωt・sin θi}
−Q{sin ωt・cos θq+cos ωt・sin θq}
={I・cos θi−Q・sin θq}cos ωt
−{I・sin θi+Q・cos θq}sin ωt
=Ia・cos ωt−Qa・sin ωt
ただし、
Ia=I・cos θi−Q・sin θq
Qa=I・sin θi+Q・cos θq
…………(6)
上記式(6)で、変調出力信号mのIa、Qaがそれぞれ元の各成分信号I、Qと等しくなれば、位相誤差が補償されたことになる。
ここで、位相誤差が正しく補償されて直交変調器14に入力されるベースバンド信号をIa′、Iq′とすると、次の式が成り立つ。
Ia=I=Ia′・cos θi−Qa′・sin θq
Qa=Q=Ia′・sin θi+Qa′・cos θq
…………(7)
上記式(7)を、位相補償出力Ia′、Qa′について解くと、次の結果が得られる(途中式省略)。
Ia′=(I・cos θq−Q・sin θq)/cos(θq−θi)
Qa′=−(I・sin θi−Q・cos θi)/cos(θq−θi)
…………(8)
したがって、図2の(d)のように、演算回路111、112により入力成分信号I、Qに対して上記式(8)の演算処理をそれぞれ行って直交変調器14に入力すれば、その変調出力信号mは、
m(t)=I・cos ωt−Q・sin ωt
と理想状態にすることができる。
図1に示している実施形態では、誤差補償部22が、ベースバンド信号発生部11から出力された各成分信号I、Qに対して、図2の回路109、110の減算処理と、回路107、108、109、110の演算処理とを含めて、次の演算処理を行い、変調出力信号m(t)に含まれるキャリアリークおよびイメージ成分を抑圧する。
={(I−Li)cos θq−(Q−Lq)sin θq}
/{Gi・cos(θq−θi)}
=−{(I−Li)sin θi−(Q−Lq)cos θi}
/{Gq・cos(θq−θi)}
…………(9)
この式(9)の補償演算処理により、オフセット誤差および直交誤差による品質劣化がない高精度な変調出力信号を得ることができる。
上記した各補償処理を正しく行うために必要なパラメータであるゲイン(振幅比)Gi、Gq、リークレベルLi、Lq、位相誤差θi、θqは、前記した復調部31および誤差検出部32によって得られる。
誤差検出部32は、復調部31によって復調された各成分信号Ir、QrをIQ直交座標上のシンボル点の座標情報として順次記憶し、その記憶した各シンボル点の座標情報から、オフセット誤差の補償に必要なリークレベルLi、Lq、直交誤差の補償に必要なゲインGi、Gqおよび位相誤差θi、θqを求める。
例えば、変調方式がQPSKでI、Qの絶対値が1の場合で説明すると、理想的なデジタル変調信号を復調して得られる理想シンボル点は、図3の(a)に示すように、IQ直交座標の座標原点を重心とする正方形の頂点Sa(1,1)、Sb(−1,1)、Sc(−1,−1)、Sd(1,−1)のいずれかであり、時間経過に伴い各シンボル点Sa〜Sdの間を移動することになる。
ここで、前記各誤差のうち、オフセット誤差のみがあり、他の誤差が無いと仮定した場合、復調された各シンボル点には、リークレベルLi、Lqが加わるため、図3の(b)のように、各理想シンボル点Sa〜Sdにそれぞれ対応した受信シンボル点Sa1〜Sd1は、I軸方向にLi、Q軸方向にLq分移動することになる。
また、前記各誤差のうち、例えばゲインGi>1、Gq<1の誤差があり、他の誤差が無いと仮定した場合、復調された各シンボル点のI座標、Q座標はそれぞれGi倍、Gq倍となるので、図3の(c)のように、各理想シンボル点Sa〜Sdにそれぞれ対応した受信シンボル点Sa2〜Sd2のI座標の絶対値が1より大きくなり、受信シンボル点Sa2〜Sd2のQ座標の絶対値は1より小さくなり、4点を結んで形成される4角形は横長の長方形となる。
また、前記各誤差のうち、例えば位相誤差θiのみがあり、他の誤差が無いと仮定した場合、前記式(6)から、復調された各シンボル点Sa3〜Sd3のI座標、Q座標は、
Ia=I・cos θi
Qa=I・sin θi+Q
で表される。
ここで、I、Qの絶対値を1とすれば、受信シンボル点Sa3の座標は(cos θi,sin
θi+1)、受信シンボル点Sb3の座標は(−cos θi,−sin θi+1)となり、2つの点Sa3、Sb3を結ぶ線分のI軸に対する傾きkは、
k=(sin θi+1+sin θi−1)/(cos θi+cos θi)
=sin θi/cos θi=tan θi
となる。また、受信シンボル点Sc3、Sd3を結ぶ線分のI軸に対する傾きも同一結果となる。
つまり、図3の(d)のように、受信シンボル点Sa3、Sb3を結ぶ線分および受信シンボル点Sc3、Sd3を結ぶ線分は、I軸に対して位相誤差θiだけ傾いている。
なお、このとき、受信シンボル点Sa3、Sd3のI座標はともにcos θiで等しく、受信シンボル点Sb3、Sc3のI座標はともに−cos
θiで等しい。
また、前記各誤差のうち、例えば位相誤差θqのみがあり、他の誤差が無いと仮定した場合、前記式(6)から、復調された各シンボル点Sa4〜Sd4のI座標、Q座標は、
Ia=I−Q・sin θq
Qa=Q・cos θq
で表される。
ここで、I、Qの絶対値を1とすれば、受信シンボル点Sa4の座標は(1−sin θq,cos
θq)、受信シンボル点Sd4の座標は(1+sin θq,−cos θq)となり、2つの点Sa4、Sd4を結ぶ線分のQ軸に対する傾きkは、
k=(1+sin θq−1+sin θq)/(cos θq+cos θq)
=sin θq/cos θq=tan θi
となる。また、受信シンボル点Sb4、Sc4を結ぶ線分のQ軸に対する傾きも同一結果となる。
つまり、図3の(e)のように、受信シンボル点Sa4、Sd4を結ぶ線分および受信シンボル点Sb4、Sc4を結ぶ線分は、Q軸に対して位相誤差θqだけ傾いている。
なお、このとき、受信シンボル点Sa4、Sb4のQ座標はともにcos θqで等しく、受信シンボル点Sc4、Sd4のQ座標はともに−cos
θqで等しい。
したがって、上記した全ての誤差が含まれている場合に得られる受信シンボル点Sa′〜Sd′を順番に結んで得られる理論上の図形は、図4に示すような平行四辺形となり、その対角線の交点である重心の座標がリークレベルLi、Lqに相当し、受信シンボル点Sa′、Sb′(あるいはSc′、Sd′)を結ぶ線分の長さの1/2がゲインGiに相当し、その線分のI軸に対する角度が位相誤差θiに相当し、受信シンボル点Sa′、Sd′(あるいはSb′、Sc′)を結ぶ線分の長さの1/2がゲインGqに相当し、その線分のQ軸に対する角度が位相誤差θqに相当する。
ただし、実際に復調されたベースバンド信号に対して得られる受信シンボル点Sa′〜Sd′の位置にはノイズの影響等でバラツキが生じるので、誤差検出部32は、復調部31によって復調された各成分信号Ir、QrをIQ直交座標上のシンボル点の座標情報として順次記憶し、4つの理想シンボル点Sa〜Sdにそれぞれ対応した受信シンボル点の平均化を行い、その平均化で得られた4つのシンボル点Sa″〜Sd″の座標情報について、上記した各演算を行うことで、オフセット誤差の補償に必要なリークレベルLi、Lq、直交誤差の補償に必要なゲインGi、Gqおよび位相誤差θi、θqを求め、これらの補償パラメータを誤差補償部22に設定している。
次に、この実施形態のデジタル変調信号発生装置20の動作について説明する。
始めに、誤差補償部22の補償動作を停止させた状態、即ち、前記した誤差モデルの状態で装置を作動させ、直交変調器14から出力された変調出力信号m(t)に対する復調処理を復調部31で行い、復調部31で得られたベースバンド信号Ir、Qrを誤差検出部32に入力して、その同相成分信号Irと直交成分信号Qrとで決まる受信シンボル点の座標を記憶し、平均化処理して、図5のように、平行四辺形の頂点を形成する4つのシンボル点Sa″〜Sd″を求める。
そして、この平行四辺形の重心Gの座標を、オフセット誤差の補償に必要なリークレベルLi、Lqとし、誤差補償部22に設定する。
また、誤差検出部32は、シンボル点Sa″、Sb″間(あるいはSc″、Sd″間)の長さの1/2と、シンボル点Sa″、Sd″間(あるいはSb″、Sc″間)の長さの1/2を、それぞれゲインGi、Gqとして求め、さらに、シンボル点Sa″、Sb″(あるいはSc″、Sd″)を結ぶ線分のI軸に対する傾き角θiと、シンボル点Sa″、Sd″(あるいはSb″、Sc″)を結ぶ線分のQ軸に対する傾き角θqとを位相誤差として求め、ゲインGi、Gqとともに誤差補償部22に設定する。
上記各パラメータの設定により、オフセット誤差および直交誤差が補償されて直交変調器14の出力信号に含まれていたキャリアリークおよびイメージ成分が抑圧され、これを復調したときに得られる各受信シンボル点は、図5に示しているようにそれぞれ対応する理想シンボル点Sa〜Sdに重なるように修正され、その結果、高精度なデジタル変調信号が得られる。
なお、上記のように補償用のパラメータを求めて設定する動作を、1回だけでなく、複数回繰り返すことで、より理想状態に近づけることができる。
このように実施形態のデジタル変調信号発生装置20は、校正用の特定の信号を必要とせず、任意のパターンのベースバンド信号を出力している間に、オフセット誤差および直交誤差の補償に必要なパラメータを取得して設定することができ、従来のようにスペクトラム波形を観測しながらパラメータを調整するという煩雑で熟練を要する作業が不要となる。
また、測定中の任意のタイミングに新たなパラメータを取得して設定することができ、温度等の環境変化による品質劣化を防ぐことができ、高い変調品質を維持することができる。
上記実施形態では、復調部31および誤差検出部32が装置内部に設けられていたが、図6に示すデジタル変調信号発生装置20′のように、復調部31および誤差検出部32を装置内に設けず、工場出荷時等に復調処理および誤差検出処理によって得られた補償用のパラメータを、装置内のパラメータ記憶部35に記憶設定する構成であってもよい。
また、前記実施形態では、誤差検出の処理として変調方式QPSKの場合について説明したが、16QAM、64QAM等の他の変調方式の場合でも本発明を適用できる。
即ち、前記したQPSKも含めて一般形で言えば、オフセット誤差の補償に必要なリークレベルを検出する場合には、変調方式で決まる理想シンボル点のうち、座標原点を重心とする正n角形(nは4以上)の各頂点に位置する理想シンボル点を選択し、その選択した理想シンボル点にそれぞれ対応する受信シンボル点(またはその平均化で得られる点)を結んで形成されるn角形の重心のI座標とQ座標をリークレベルLi、Lqとして求める。
また、変調方式によって決まる全ての理想シンボル点にそれぞれ対応する各受信シンボル点(またはその平均化で得られる点)のI座標の総和を求めてこれをリークレベルLi、Q座標の総和を求めてこれをリークレベルLqとしてもよい。
また、振幅を求める場合には、変調方式で決まる理想シンボル点のうち、座標原点を重心とする正方形の頂点に位置する理想シンボル点を選択し、その選択した理想シンボル点にそれぞれ対応する受信シンボル点(またはその平均化で得られた点)を結んで形成される四角形の辺の長さを求め、その辺の長さに基づいて振幅を求めればよい。
さらに、位相誤差を求める場合、変調方式で決まる理想シンボル点のうち、Q座標が等しい2つの理想シンボル点にそれぞれ対応する2つの受信点間を結ぶ線分のI軸に対する傾きを位相誤差θiとして求め、I座標が等しい2つの理想シンボル点にそれぞれ対応する2つの受信シンボル点間を結ぶ線分のQ軸に対する傾きを位相誤差θqとして求めればよい。
本発明の実施形態の構成図 実施形態の誤差モデルと補償との関係を示す図 誤差とシンボル点が描く図形との関係を示す図 オフセット誤差と直交誤差を有する信号を復調したときに得られるシンボル点が描く図形を示す図 受信シンボル点の平均化により得られた図形と補償によるシンボル点の変化を示す図 他の実施形態の構成を示す図 従来装置の構成図
符号の説明
11……ベースバンド信号発生部、20、20′……デジタル変調信号発生装置、22……誤差補償部、12、13……D/A変換器、14……直交変調器、31……復調部、32……誤差検出部、35……パラメータ記憶部

Claims (2)

  1. ベースバンドのデジタルの同相成分信号と直交成分信号とを出力するベースバンド信号発生部(11)と、前記デジタルの同相成分信号と直交成分信号をアナログの同相成分信号と直交成分信号に変換するD/A変換器(12、13)と、前記アナログの同相成分信号と直交成分信号とで直交変調された所定周波数帯の信号を出力する直交変調器(14)とを有し、且つ、
    前記ベースバンド信号発生部と前記D/A変換器との間に、前記直交変調器のオフセット誤差および直交誤差を補償する誤差補償部(22)が設けられたデジタル変調信号発生装置において、
    前記誤差補償部は、
    前記ベースバンド信号発生部が出力した同相成分信号と前記直交変調器の出力信号を直交復調して得られる同相成分信号の振幅比をGi、前記ベースバンド信号発生部が出力した直交成分信号と前記直交変調器の出力信号を直交復調して得られる直交成分信号の振幅比をGq、同相成分信号に対する前記直交変調器のキャリア信号の位相誤差をθi、該キャリア信号のリークレベルをLi、直交成分信号に対する前記直交変調器のキャリア信号の位相誤差をθq、該キャリア信号のリークレベルをLqとし、
    入力される同相成分信号Iと直交成分信号Qに対して、次式
    I′={(I−Li)cos θq−(Q−Lq)sin θq}
    /{Gi・cos (θq−θi)}
    Q′=−{(I−Li)sin θi−(Q−Lq)cos θi}
    /{Gq・cos (θq−θi)}
    の演算を行うことにより、前記オフセット誤差、振幅誤差および位相誤差が補償された同相成分信号I′と直交成分信号Q′を生成することを特徴とするデジタル変調信号発生装置。
  2. 前記直交変調器の出力信号を受けて、デジタルのベースバンドの同相成分信号と直交成分信号を復調する復調部(31)と、
    前記復調部によって復調された同相成分信号と直交成分信号とをIQ直交座標上のシンボル点の座標情報として順次記憶し、該記憶した各シンボル点の座標情報から、前記オフセット誤差の補償に必要なリークレベルLi、Lq、前記直交誤差の補償に必要な振幅比Gi、Gqおよび位相誤差θi、θqを求めて前記誤差補償部に設定する誤差検出部(32)とを備えたことを特徴とする請求項1記載のデジタル変調信号発生装置。
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