JP2000116240A - 栽培用パネル - Google Patents
栽培用パネルInfo
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- JP2000116240A JP2000116240A JP10288505A JP28850598A JP2000116240A JP 2000116240 A JP2000116240 A JP 2000116240A JP 10288505 A JP10288505 A JP 10288505A JP 28850598 A JP28850598 A JP 28850598A JP 2000116240 A JP2000116240 A JP 2000116240A
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- JP
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- cultivation
- panel
- cultivation panel
- container
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G9/00—Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
- A01G9/04—Flower-pot saucers
- A01G9/045—Trays for receiving multiple pots
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G9/00—Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
- A01G9/02—Receptacles, e.g. flower-pots or boxes; Glasses for cultivating flowers
- A01G9/027—Pots connected in horizontal rows
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 栽培用パネル10には、円筒状をした栽
培容器11を着脱可能に保持する開口部12が多数形成
され、栽培用パネル10内において隣接する開口部12
同士の間隔13が全て同一となるように配列されてい
る。また、開口部12には、培土14が充填された栽培
容器11を挿入、保持することができる。 【効果】 単位面積当たりの栽培本数を増加させること
が可能で、収穫量増大を図ることができる。
培容器11を着脱可能に保持する開口部12が多数形成
され、栽培用パネル10内において隣接する開口部12
同士の間隔13が全て同一となるように配列されてい
る。また、開口部12には、培土14が充填された栽培
容器11を挿入、保持することができる。 【効果】 単位面積当たりの栽培本数を増加させること
が可能で、収穫量増大を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜、果物、草花
などの栽培容器を地面より高い位置に保持するための栽
培用パネルに関する。
などの栽培容器を地面より高い位置に保持するための栽
培用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】苺などの農作物の栽培は、従来より、栽
培地の地面に形成された畝に沿って苗を植えて栽培す
る、いわゆる土耕栽培が行われているが、育苗から収穫
に至る一連の作業は、中腰やしゃがんだ姿勢での作業が
多く、かつ苗の運搬などの肉体的負担の大きな労働を伴
う作業である。このような労働条件を改善するために、
育苗容器の改善が行われたり、あるいは栽培容器を地面
より高い位置に保持して栽培を行う高設栽培などが採用
されている。
培地の地面に形成された畝に沿って苗を植えて栽培す
る、いわゆる土耕栽培が行われているが、育苗から収穫
に至る一連の作業は、中腰やしゃがんだ姿勢での作業が
多く、かつ苗の運搬などの肉体的負担の大きな労働を伴
う作業である。このような労働条件を改善するために、
育苗容器の改善が行われたり、あるいは栽培容器を地面
より高い位置に保持して栽培を行う高設栽培などが採用
されている。
【0003】本出願人は、苺などの育苗用容器として、
培土使用量が少なくてすみ、根の成長の良い育苗用容器
を開発して、実開平6−34437号公報などにおいて
開示している。また、この育苗用容器を保持する栽培用
パネルなどを開発して、実公平6−16495号公報な
どにおいて開示している。これらの育苗用容器と栽培用
パネルなどを組み合わせることによって、図6に示すよ
うな栽培装置を形成することができる。
培土使用量が少なくてすみ、根の成長の良い育苗用容器
を開発して、実開平6−34437号公報などにおいて
開示している。また、この育苗用容器を保持する栽培用
パネルなどを開発して、実公平6−16495号公報な
どにおいて開示している。これらの育苗用容器と栽培用
パネルなどを組み合わせることによって、図6に示すよ
うな栽培装置を形成することができる。
【0004】図6に示すように、栽培装置60において
は、地面に立設された支柱61にフレーム62が取り付
けられ、フレーム62に栽培用パネル63が装着され、
栽培用パネル63に形成された多数の開口部67(図7
参照)に円筒状の育苗用容器65が挿入、保持されてい
る。
は、地面に立設された支柱61にフレーム62が取り付
けられ、フレーム62に栽培用パネル63が装着され、
栽培用パネル63に形成された多数の開口部67(図7
参照)に円筒状の育苗用容器65が挿入、保持されてい
る。
【0005】また、栽培用パネル63は、図7に示すよ
うに、その外周部分に形成された複数の係止部材64に
よってフレーム62に係止されるようになっており、栽
培用パネル63の全面に渡って碁盤目状に配列された開
口部67のそれぞれに育苗用容器65が挿入されてい
る。この場合、それぞれの開口部67の周囲は四角形状
に区画されるとともに、開口部67に向かって下降した
漏斗形状となっている。そして、育苗用容器65に充填
された培土66中において苺苗の育苗などを行うことが
できる。
うに、その外周部分に形成された複数の係止部材64に
よってフレーム62に係止されるようになっており、栽
培用パネル63の全面に渡って碁盤目状に配列された開
口部67のそれぞれに育苗用容器65が挿入されてい
る。この場合、それぞれの開口部67の周囲は四角形状
に区画されるとともに、開口部67に向かって下降した
漏斗形状となっている。そして、育苗用容器65に充填
された培土66中において苺苗の育苗などを行うことが
できる。
【0006】このような栽培装置を使用することによ
り、中腰やしゃがんだ姿勢での作業を低減することが可
能となるため、苺などの栽培期間中における肉体的負担
が軽減され、労働条件の改善を図ることができる。
り、中腰やしゃがんだ姿勢での作業を低減することが可
能となるため、苺などの栽培期間中における肉体的負担
が軽減され、労働条件の改善を図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す栽培装置6
0の場合、栽培用パネル63に形成された複数の開口部
67は、図7に示すように、縦方向および横方向が同一
間隔となるように配列されているため、これらの開口部
67に挿入、保持された育苗用容器65においては、図
8に示すように、隣接する育苗用容器65の縦方向間隔
68および横方向間隔69は互いに同一であるが、斜め
方向間隔70は縦方向間隔68および横方向間隔69よ
り大となっている。
0の場合、栽培用パネル63に形成された複数の開口部
67は、図7に示すように、縦方向および横方向が同一
間隔となるように配列されているため、これらの開口部
67に挿入、保持された育苗用容器65においては、図
8に示すように、隣接する育苗用容器65の縦方向間隔
68および横方向間隔69は互いに同一であるが、斜め
方向間隔70は縦方向間隔68および横方向間隔69よ
り大となっている。
【0008】したがって、一つの育苗用容器65に着目
した場合、その周囲に隣接する8個の育苗用容器65と
の間隔は完全に一致していない。このため、育苗用容器
65で育苗される苺苗などの茎や葉などの生育方向につ
いて、隣接する苗との関係によって、偏りが生じること
がある。すなわち、一般に苗同士は日照確保のため相互
遮蔽を回避する性質があって、互いの干渉が少ない方向
へ成長しようとするので、隣接する苗との間隔が離れた
方向への成長が盛んとなり、育苗用容器65で栽培され
る苗の生育方向に偏りが生じることがある。このような
生育方向の偏りが生じると、苗全体としての成長を鈍化
させる原因となり、収穫量減少を招くおそれがある。
した場合、その周囲に隣接する8個の育苗用容器65と
の間隔は完全に一致していない。このため、育苗用容器
65で育苗される苺苗などの茎や葉などの生育方向につ
いて、隣接する苗との関係によって、偏りが生じること
がある。すなわち、一般に苗同士は日照確保のため相互
遮蔽を回避する性質があって、互いの干渉が少ない方向
へ成長しようとするので、隣接する苗との間隔が離れた
方向への成長が盛んとなり、育苗用容器65で栽培され
る苗の生育方向に偏りが生じることがある。このような
生育方向の偏りが生じると、苗全体としての成長を鈍化
させる原因となり、収穫量減少を招くおそれがある。
【0009】また、従来の栽培装置60の場合、単位面
積当たりの栽培本数を増大させるということが重要なテ
ーマの一つであるが、栽培用パネル63の場合、複数の
開口部67は縦方向および横方向が同一間隔となるよう
に碁盤目状に配列されているため、単位面積当たり配列
可能な最大個数を実現するまでには至っていない。
積当たりの栽培本数を増大させるということが重要なテ
ーマの一つであるが、栽培用パネル63の場合、複数の
開口部67は縦方向および横方向が同一間隔となるよう
に碁盤目状に配列されているため、単位面積当たり配列
可能な最大個数を実現するまでには至っていない。
【0010】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、単位面積当たりの栽培本数を増加させることが可能
で、収穫量増大を図ることができる栽培用パネルを提供
することにある。
は、単位面積当たりの栽培本数を増加させることが可能
で、収穫量増大を図ることができる栽培用パネルを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、栽培容器を着脱可能に保持する複数の開
口部を有する栽培用パネルであって、栽培用パネル内に
おいて隣接する開口部同士の間隔が全て同一であること
を特徴とする。このような構成とすることにより、隣接
する栽培容器同士の間隔が全て同一となるように複数の
栽培容器を配列、保持することが可能となるので、各々
の栽培容器で栽培される植物苗の生育方向は、その周囲
に隣接する他の植物苗との関係において全方向に渡って
均等となって、生育方向の偏りが発生しなくなるため、
生育状態が向上し、収穫量増大を図ることができる。
め、本発明は、栽培容器を着脱可能に保持する複数の開
口部を有する栽培用パネルであって、栽培用パネル内に
おいて隣接する開口部同士の間隔が全て同一であること
を特徴とする。このような構成とすることにより、隣接
する栽培容器同士の間隔が全て同一となるように複数の
栽培容器を配列、保持することが可能となるので、各々
の栽培容器で栽培される植物苗の生育方向は、その周囲
に隣接する他の植物苗との関係において全方向に渡って
均等となって、生育方向の偏りが発生しなくなるため、
生育状態が向上し、収穫量増大を図ることができる。
【0012】また、隣接する開口部同士の間隔が全て同
一となるように開口部を配列することにより、隣接する
3個の開口部はそれぞれ正三角形の頂点に位置する配列
となるため、いわゆる蜂の巣状の配列となり、単位面積
当たり最大個数の開口部を配列することができる。した
がって、単位面積当たりの栽培本数を増加させることが
可能であり、これによっても収穫量増大を図ることがで
きる。
一となるように開口部を配列することにより、隣接する
3個の開口部はそれぞれ正三角形の頂点に位置する配列
となるため、いわゆる蜂の巣状の配列となり、単位面積
当たり最大個数の開口部を配列することができる。した
がって、単位面積当たりの栽培本数を増加させることが
可能であり、これによっても収穫量増大を図ることがで
きる。
【0013】この場合、栽培用パネルの開口部の形状
は、多角形または円形とすることができる。栽培用パネ
ルの開口部を三角形、四角形、六角形などの多角形また
は円形とすることにより、栽培する植物の種類などに応
じて開発された多角筒状あるいは円筒状の栽培容器に対
応することができる。
は、多角形または円形とすることができる。栽培用パネ
ルの開口部を三角形、四角形、六角形などの多角形また
は円形とすることにより、栽培する植物の種類などに応
じて開発された多角筒状あるいは円筒状の栽培容器に対
応することができる。
【0014】また、栽培用パネルの開口部における栽培
容器の保持角度を変更可能とすることにより、栽培用パ
ネル全体を傾斜状態に保持して植物栽培を行う場合、栽
培容器の保持角度を任意に設定することができるように
なるため、栽培容器を傾斜状態に保持して植物苗の根の
活着を良くしたり、垂直状態に保持して茎、葉、花など
の直立状態を良くするなど、栽培植物に最適な角度に定
めることが可能となり、収穫量増大あるいは品質向上を
図ることができる。
容器の保持角度を変更可能とすることにより、栽培用パ
ネル全体を傾斜状態に保持して植物栽培を行う場合、栽
培容器の保持角度を任意に設定することができるように
なるため、栽培容器を傾斜状態に保持して植物苗の根の
活着を良くしたり、垂直状態に保持して茎、葉、花など
の直立状態を良くするなど、栽培植物に最適な角度に定
めることが可能となり、収穫量増大あるいは品質向上を
図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は実施の形態である栽培用パ
ネルを示す平面図、図2は前記栽培用パネルの部分拡大
図、図3は図1のA−A線断面図である。
に基づいて説明する。図1は実施の形態である栽培用パ
ネルを示す平面図、図2は前記栽培用パネルの部分拡大
図、図3は図1のA−A線断面図である。
【0016】本実施形態は苺の育苗用容器を保持するた
めの栽培用パネルの例を示すものである。図1から図3
に示すように、本実施形態の栽培用パネル10において
は、円筒状をした栽培容器(育苗用容器)11を着脱可
能に保持する開口部12が多数形成されており、栽培用
パネル10内において隣接する開口部12同士の間隔1
3が全て同一となるように配列されている。また、全て
の開口部12は、培土14が充填された栽培容器11を
挿入、保持することができる。さらに、それぞれの開口
部12の周囲は六角形状に区画されるとともに開口部1
2に向かった下り斜面が形成され、漏斗形状をなしてい
る。
めの栽培用パネルの例を示すものである。図1から図3
に示すように、本実施形態の栽培用パネル10において
は、円筒状をした栽培容器(育苗用容器)11を着脱可
能に保持する開口部12が多数形成されており、栽培用
パネル10内において隣接する開口部12同士の間隔1
3が全て同一となるように配列されている。また、全て
の開口部12は、培土14が充填された栽培容器11を
挿入、保持することができる。さらに、それぞれの開口
部12の周囲は六角形状に区画されるとともに開口部1
2に向かった下り斜面が形成され、漏斗形状をなしてい
る。
【0017】したがって、栽培用パネル10に保持され
た複数の栽培容器11については、隣接する栽培容器1
1同士の間隔13が全て同一となるので、各々の栽培容
器11で育苗される苗21の生育方向は、その周囲に隣
接する他の苗21との関係において全方向に渡って均等
となる。このため、図6に示す従来の栽培装置において
発生していた苗の生育方向の偏りが発生しなくなり、生
育状態が向上する。
た複数の栽培容器11については、隣接する栽培容器1
1同士の間隔13が全て同一となるので、各々の栽培容
器11で育苗される苗21の生育方向は、その周囲に隣
接する他の苗21との関係において全方向に渡って均等
となる。このため、図6に示す従来の栽培装置において
発生していた苗の生育方向の偏りが発生しなくなり、生
育状態が向上する。
【0018】また、栽培用パネル10においては、隣接
する開口部12同士の間隔13が全て同一となるように
開口部12を配列することにより、隣接する3個の開口
部12がそれぞれ正三角形の頂点に位置する配列となる
ため、いわゆる蜂の巣状の配列となり、開口部12の配
列個数は単位面積当たり最大となる。したがって、従来
の栽培用パネル63より単位面積当たり育苗可能な苗2
1の本数が増加する。さらに、それぞれの開口部12の
周囲は六角形状に区画されるとともに開口部12に向か
った下り斜面が形成され、漏斗形状をなしているため、
栽培用パネル10に撒かれた水や液肥が漏れなく栽培容
器11に流れ込み、水や液肥が無駄に消費されることが
ない。
する開口部12同士の間隔13が全て同一となるように
開口部12を配列することにより、隣接する3個の開口
部12がそれぞれ正三角形の頂点に位置する配列となる
ため、いわゆる蜂の巣状の配列となり、開口部12の配
列個数は単位面積当たり最大となる。したがって、従来
の栽培用パネル63より単位面積当たり育苗可能な苗2
1の本数が増加する。さらに、それぞれの開口部12の
周囲は六角形状に区画されるとともに開口部12に向か
った下り斜面が形成され、漏斗形状をなしているため、
栽培用パネル10に撒かれた水や液肥が漏れなく栽培容
器11に流れ込み、水や液肥が無駄に消費されることが
ない。
【0019】ここで、図2および図8を参照して、本実
施形態の栽培用パネル10と従来の栽培用パネル63に
おける開口部の配列個数の相違について説明する。
施形態の栽培用パネル10と従来の栽培用パネル63に
おける開口部の配列個数の相違について説明する。
【0020】栽培用パネル10の開口部12の周囲の六
角形区画および栽培用パネル63の開口部67の周囲の
四角形区画が、それぞれ直径12cmの仮想円20が内
接可能な大きさであるとすると、栽培用パネル63の四
角形区画の場合の1区画の面積は144cm2 となり、
栽培用パネル10の六角形区画の場合の1区画の面積は
108cm2 となるので、栽培用パネル10の1区画の
面積は、栽培用パネル63の1区画の面積の3/4とな
る。すなわち、直径12cmの仮想円20のスペースを
確保するのに必要な面積は、栽培用パネル10の方が1
区画当たり25%小さくてすむことになる。
角形区画および栽培用パネル63の開口部67の周囲の
四角形区画が、それぞれ直径12cmの仮想円20が内
接可能な大きさであるとすると、栽培用パネル63の四
角形区画の場合の1区画の面積は144cm2 となり、
栽培用パネル10の六角形区画の場合の1区画の面積は
108cm2 となるので、栽培用パネル10の1区画の
面積は、栽培用パネル63の1区画の面積の3/4とな
る。すなわち、直径12cmの仮想円20のスペースを
確保するのに必要な面積は、栽培用パネル10の方が1
区画当たり25%小さくてすむことになる。
【0021】次に、1枚のパネルサイズが現行の120
cm×90cm前後であると想定した場合、栽培用パネ
ル63に配列可能な直径12cmの仮想円20の個数
は、10個×7個=70個(120cm×84cm)と
なり、栽培用パネル10に配列可能な直径12cmの仮
想円20の個数は、11個×7個=77個(117.8
cm×90cm)となるので、栽培用パネル10の方が
10%程度配列個数が多くなる。
cm×90cm前後であると想定した場合、栽培用パネ
ル63に配列可能な直径12cmの仮想円20の個数
は、10個×7個=70個(120cm×84cm)と
なり、栽培用パネル10に配列可能な直径12cmの仮
想円20の個数は、11個×7個=77個(117.8
cm×90cm)となるので、栽培用パネル10の方が
10%程度配列個数が多くなる。
【0022】また、前記サイズのパネルをそれぞれ10
0枚ずつ併設した場合、栽培用パネル63の場合の総面
積は、1.2m×84m=100.8m2 (7000
個)となり、栽培用パネル10の場合の総面積は、1.
178m×84.6m≒99.66m2 (7700個)
となるため、栽培用パネル10の方が、小さい面積で7
00個多く配列可能であることが分かる。
0枚ずつ併設した場合、栽培用パネル63の場合の総面
積は、1.2m×84m=100.8m2 (7000
個)となり、栽培用パネル10の場合の総面積は、1.
178m×84.6m≒99.66m2 (7700個)
となるため、栽培用パネル10の方が、小さい面積で7
00個多く配列可能であることが分かる。
【0023】そこで、前記データに基づいて、7000
株の苗を育苗するのに必要な栽培用パネルの枚数を算出
すると、栽培用パネル63の場合は7000÷70=1
00枚となり、栽培用パネル10の場合は7000÷7
7≒91枚となる。
株の苗を育苗するのに必要な栽培用パネルの枚数を算出
すると、栽培用パネル63の場合は7000÷70=1
00枚となり、栽培用パネル10の場合は7000÷7
7≒91枚となる。
【0024】このように、栽培用パネル10を使用した
場合、従来の栽培用パネル63より単位面積当たりの育
苗本数を10%程度増大させることが可能であり、ま
た、同じ育苗本数であれば、栽培用パネル10の方が従
来の栽培用パネル63より少ない面積で育苗可能である
ことが分かる。
場合、従来の栽培用パネル63より単位面積当たりの育
苗本数を10%程度増大させることが可能であり、ま
た、同じ育苗本数であれば、栽培用パネル10の方が従
来の栽培用パネル63より少ない面積で育苗可能である
ことが分かる。
【0025】さらに、単位面積当たり同じ本数の苗を育
苗するのであれば、栽培用パネル10は従来の栽培用パ
ネル63より1区画の面積を大きくすることができる。
例えば、7000本の苗を育苗する場合、栽培用パネル
63の1区画は直径12cmの仮想円20が内接可能な
面積であるとして、その総面積は1.2m×84m=1
00.8m2 (7000個)であるが、栽培用パネル1
0の1区画は直径12.65cmの仮想円が内接可能な
面積を確保しつつ、その総面積は1.24m×80.6
4m=100.1m2 (7007個)となる。
苗するのであれば、栽培用パネル10は従来の栽培用パ
ネル63より1区画の面積を大きくすることができる。
例えば、7000本の苗を育苗する場合、栽培用パネル
63の1区画は直径12cmの仮想円20が内接可能な
面積であるとして、その総面積は1.2m×84m=1
00.8m2 (7000個)であるが、栽培用パネル1
0の1区画は直径12.65cmの仮想円が内接可能な
面積を確保しつつ、その総面積は1.24m×80.6
4m=100.1m2 (7007個)となる。
【0026】このように、栽培用パネル10は、栽培用
パネル63より、1区画当たりに内接可能な仮想円の直
径を64mmだけ大きくとることが可能であり、換言す
ると、栽培用パネル10は栽培用パネル63より隣接す
る苗同士の間隔を大きくとることができるため、相互遮
蔽が改善され、苗の伸びすぎを抑制することができる。
パネル63より、1区画当たりに内接可能な仮想円の直
径を64mmだけ大きくとることが可能であり、換言す
ると、栽培用パネル10は栽培用パネル63より隣接す
る苗同士の間隔を大きくとることができるため、相互遮
蔽が改善され、苗の伸びすぎを抑制することができる。
【0027】また、栽培用パネル10の場合、全体的に
蜂の巣状の構造であり、格子状の構造である栽培用パネ
ル63より、剛性が大であるため、地面上に栽培装置を
形成する場合の支持部材を低減することが可能であり、
栽培用パネル10に栽培容器11をセットしたままの移
動も容易である。
蜂の巣状の構造であり、格子状の構造である栽培用パネ
ル63より、剛性が大であるため、地面上に栽培装置を
形成する場合の支持部材を低減することが可能であり、
栽培用パネル10に栽培容器11をセットしたままの移
動も容易である。
【0028】さらに、栽培用パネル10は、栽培用パネ
ル63より、単位面積当たり多数の開口部12が形成さ
れているため、パネル1枚当たりの重量が軽く、搬送作
業や組立・撤収作業なども容易である。
ル63より、単位面積当たり多数の開口部12が形成さ
れているため、パネル1枚当たりの重量が軽く、搬送作
業や組立・撤収作業なども容易である。
【0029】次に、図4、図5を参照して、栽培用パネ
ル10の使用状態について説明する。図4は栽培用パネ
ルの使用状態を示す説明図、図5は前記栽培用パネルの
使用状態を示す部分断面図である。
ル10の使用状態について説明する。図4は栽培用パネ
ルの使用状態を示す説明図、図5は前記栽培用パネルの
使用状態を示す部分断面図である。
【0030】本実施形態の栽培用パネル10は、水平状
態に保持して使用することが可能であるが、図4に示す
ように、水平より30度傾斜させた状態に保持して苗2
1の育苗を行うこともできる。この場合、長さの異なる
支柱22,23を地面24に立設し、これらの支柱2
2,23に取り付けられたフレーム25に、栽培用パネ
ル10の周囲に形成された係止部材27を係合させるこ
とによって栽培用パネル10を傾斜状態に保持する。
態に保持して使用することが可能であるが、図4に示す
ように、水平より30度傾斜させた状態に保持して苗2
1の育苗を行うこともできる。この場合、長さの異なる
支柱22,23を地面24に立設し、これらの支柱2
2,23に取り付けられたフレーム25に、栽培用パネ
ル10の周囲に形成された係止部材27を係合させるこ
とによって栽培用パネル10を傾斜状態に保持する。
【0031】このように、栽培用パネル10を30度傾
斜状態に保持して苗21の育苗を行うことにより、栽培
地における栽培用パネル10の占有面積は、栽培用パネ
ル10を水平状態に保持して育苗する場合より約13%
低減する。
斜状態に保持して苗21の育苗を行うことにより、栽培
地における栽培用パネル10の占有面積は、栽培用パネ
ル10を水平状態に保持して育苗する場合より約13%
低減する。
【0032】また、栽培用パネル10を傾斜状態に保持
することにより、通路26から離れた位置にある栽培容
器11にも作業者28の手が届くようになるため、育苗
期間中における各種管理作業が行いやすくなる。さら
に、従来の栽培装置において作業者の腰部付近の高さに
位置していた迫り出し部分が、栽培用パネル10を傾斜
状態に保持することによって下方に位置するようになる
ため、通路26を狭くすることが可能であり、栽培地の
面積有効活用を図ることができる。
することにより、通路26から離れた位置にある栽培容
器11にも作業者28の手が届くようになるため、育苗
期間中における各種管理作業が行いやすくなる。さら
に、従来の栽培装置において作業者の腰部付近の高さに
位置していた迫り出し部分が、栽培用パネル10を傾斜
状態に保持することによって下方に位置するようになる
ため、通路26を狭くすることが可能であり、栽培地の
面積有効活用を図ることができる。
【0033】さらに、栽培用パネル10を傾斜状態に保
持した場合、栽培容器11も傾斜状態となるため、培土
14中における苗21の根21rの活着が良好となって
生育状態が向上する。なお、栽培用パネル10の場合、
開口部12において栽培容器11の保持角度を変更する
ことが可能であるため、苗の生育状態や作業状態に応じ
て適当な保持角度に変更することもできる。
持した場合、栽培容器11も傾斜状態となるため、培土
14中における苗21の根21rの活着が良好となって
生育状態が向上する。なお、栽培用パネル10の場合、
開口部12において栽培容器11の保持角度を変更する
ことが可能であるため、苗の生育状態や作業状態に応じ
て適当な保持角度に変更することもできる。
【0034】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
ができる。
【0035】(1)栽培容器を着脱可能に保持する複数
の開口部を有する栽培用パネルにおいて、パネル内で隣
接する開口部同士の間隔を全て同一とすることにより、
隣接する栽培容器同士の間隔が全て同一となるように複
数の栽培容器を配列、保持することが可能となるので、
各々の栽培容器で栽培される植物苗の生育方向は、その
周囲に隣接する他の植物苗との関係において全方向に渡
って均等となって、生育方向の偏りが発生しなくなるた
め、生育状態が向上し、収穫量増大を図ることができ
る。
の開口部を有する栽培用パネルにおいて、パネル内で隣
接する開口部同士の間隔を全て同一とすることにより、
隣接する栽培容器同士の間隔が全て同一となるように複
数の栽培容器を配列、保持することが可能となるので、
各々の栽培容器で栽培される植物苗の生育方向は、その
周囲に隣接する他の植物苗との関係において全方向に渡
って均等となって、生育方向の偏りが発生しなくなるた
め、生育状態が向上し、収穫量増大を図ることができ
る。
【0036】(2)隣接する開口部同士の間隔が全て同
一となるように開口部を配列することにより、隣接する
3個の開口部はそれぞれ正三角形の頂点に位置する配列
となるため、いわゆる蜂の巣状の配列となり、単位面積
当たり最大個数の開口部を配列することが可能であり、
単位面積当たりの栽培本数を増加させて、収穫量増大を
図ることができる。
一となるように開口部を配列することにより、隣接する
3個の開口部はそれぞれ正三角形の頂点に位置する配列
となるため、いわゆる蜂の巣状の配列となり、単位面積
当たり最大個数の開口部を配列することが可能であり、
単位面積当たりの栽培本数を増加させて、収穫量増大を
図ることができる。
【0037】(3)栽培用パネルの開口部を三角形、四
角形、六角形などの多角形または円形とすることによ
り、栽培する植物の種類などに応じて開発された多角筒
状あるいは円筒状の栽培容器に対応することができる。
角形、六角形などの多角形または円形とすることによ
り、栽培する植物の種類などに応じて開発された多角筒
状あるいは円筒状の栽培容器に対応することができる。
【0038】(4)栽培用パネルの開口部における栽培
容器の保持角度を変更可能とすることにより、栽培用パ
ネル全体を傾斜状態に保持して植物栽培を行う場合、栽
培容器の保持角度を任意に設定することができるように
なるため、栽培容器を傾斜状態に保持して植物苗の根の
活着を良くしたり、垂直状態に保持して茎、葉、花など
の直立状態を良くするなど、栽培植物に最適な角度に定
めることが可能となり、収穫量増大あるいは品質向上を
図ることができる。
容器の保持角度を変更可能とすることにより、栽培用パ
ネル全体を傾斜状態に保持して植物栽培を行う場合、栽
培容器の保持角度を任意に設定することができるように
なるため、栽培容器を傾斜状態に保持して植物苗の根の
活着を良くしたり、垂直状態に保持して茎、葉、花など
の直立状態を良くするなど、栽培植物に最適な角度に定
めることが可能となり、収穫量増大あるいは品質向上を
図ることができる。
【図1】実施の形態である栽培用パネルを示す平面図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す栽培用パネルの部分拡大図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1の栽培用パネルの使用状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】図4に示す栽培用パネルの部分断面図である。
【図6】従来の栽培装置を示す斜視図である。
【図7】図6の栽培装置を構成する栽培用パネルの平面
図である。
図である。
【図8】図7に示す栽培用パネルの部分拡大図である。
10 栽培用パネル 11 栽培容器(育苗用容器) 12 開口部 13 開口部同士の間隔 14 培土 20 仮想円 21 苗 21r 根 22,23 支柱 24 地面 25 フレーム 26 通路 27 係止部材 28 作業者
Claims (3)
- 【請求項1】 栽培容器を着脱可能に保持する複数の開
口部を有する栽培用パネルであって、パネル内において
隣接する開口部同士の間隔が全て同一であることを特徴
とする栽培用パネル。 - 【請求項2】 前記開口部が多角形または円形である請
求項1記載の栽培用パネル。 - 【請求項3】 前記開口部における栽培容器の保持角度
が変更可能である請求項1,2記載の栽培用パネル。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288505A JP2000116240A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 栽培用パネル |
CN99244534U CN2394427Y (zh) | 1998-10-09 | 1999-09-14 | 栽培用托盘 |
KR2019990019925U KR200170456Y1 (ko) | 1998-10-09 | 1999-09-16 | 재배용 패널 |
TW088216861U TW466901U (en) | 1998-10-09 | 1999-10-05 | Panel for cultivation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10288505A JP2000116240A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 栽培用パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000116240A true JP2000116240A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17731102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10288505A Pending JP2000116240A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 栽培用パネル |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000116240A (ja) |
KR (1) | KR200170456Y1 (ja) |
CN (1) | CN2394427Y (ja) |
TW (1) | TW466901U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007501017A (ja) * | 2003-05-20 | 2007-01-25 | ホール・アンド・サン・コーポレイション・プロプライエタリー・リミテッド | 植物を育成するための装置 |
JP2007116241A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Anritsu Corp | デジタル変調信号発生装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110073850A (zh) * | 2019-06-10 | 2019-08-02 | 查泰山 | 种植韭黄的深井式地下工厂 |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP10288505A patent/JP2000116240A/ja active Pending
-
1999
- 1999-09-14 CN CN99244534U patent/CN2394427Y/zh not_active Expired - Fee Related
- 1999-09-16 KR KR2019990019925U patent/KR200170456Y1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-10-05 TW TW088216861U patent/TW466901U/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007501017A (ja) * | 2003-05-20 | 2007-01-25 | ホール・アンド・サン・コーポレイション・プロプライエタリー・リミテッド | 植物を育成するための装置 |
JP2007116241A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Anritsu Corp | デジタル変調信号発生装置 |
JP4659584B2 (ja) * | 2005-10-18 | 2011-03-30 | アンリツ株式会社 | デジタル変調信号発生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR200170456Y1 (ko) | 2000-02-15 |
CN2394427Y (zh) | 2000-09-06 |
TW466901U (en) | 2001-12-01 |
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