JP2007114385A - 投影露光装置及びその投影露光方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワークシート2を間歇的に搬送して投影露光を行なう投影露光装置1であって、ワークシート2を載せ搬送可能な露光テーブル4と、露光テーブル4により投影位置に搬送されたワークシート2に投影露光を行なう投影露光部10と、を備え、露光テーブル4が、ワークシート2の搬送方向において所定のストロークだけ前進及び後進が可能であり、かつワークシート2の保持及び解放が可能であって、露光テーブル4が、ワークシート2を保持した状態で前進し、ワークシート2を解放した状態で後進することによって、ワークシート2を間歇的に搬送する投影露光装置1を提供する。
【選択図】 図1c
Description
また、「投影露光部」は、光源から出力された光を、所定のパターンが描かれたレクチルに照射し、その透過光を投影レンズを介して露光テーブル上のワークシートに照射し、所定のパターンを投影露光する機器である。また、レクチルは、通常、投影露光部に備えられたレチクルステージに交換可能な状態で保持されている。
ここで、ワークシートを保持する方法としては、例えば、真空吸引を用いることも考えられるし、ワークシートが磁性体であれば磁力を用いることも考えられるし、機械的なクランプ機構等を用いることも考えられるし、その他の様々な保持手段を用いることができる。
前記ワークシートの搬送方向において、前記露光テーブルの出側に設置され、前記ワークシートの保持及び解放が可能な出側保持部と、を更に備え、前記入側保持部及び前記出側保持部が前記ワークシートを解放し、前記露光テーブルが前記ワークシートを保持した状態で、前記露光テーブルが前進し(以下、前進工程という)、前記入側保持部及び前記出側保持部が前記ワークシートを保持し、前記露光テーブルが前記ワークシートを解放した状態で、前記露光テーブルが後進する(以下、後進工程という)ことを特徴とする。
ここで、露光テーブル、入側保持部、及び出側保持部の接触面を移動させる場合には、露光テーブルの接触面だけを移動させることも考えられるし、入側保持部及び出側保持部の接触面だけを移動させることも考えられるし、両方の接触面を移動させることも考えられる。また、接触面が移動する方向としては、ワークシートの厚み方向に移動させることも考えられるし、ワークシートの幅方向においてワークシートの存在しない位置へ移動させることも考えられる。
接触面だけを移動させる場合には、例えば、露光テーブル、または入側保持部及び出側保持部のワークシートの厚み方向の寸法を、機械的機構により増減させることも考えられるし、また、弾性材の内部に流体を入れ、その流体の流入量や圧力を変化させて変形させることも考えられる。
なお、露光テーブルの移動ストロークと露光ピッチ距離とが一致する場合も、本実施態様に含まれ、この場合には、ステップ7では、ステップ4からステップ6の工程が1回だけ行なわれる。
(本発明の投影露光装置の第1の実施形態の説明)
始めに図1aから図1dを用いて、本発明の投影露光装置の第1の実施形態、及びその投影露光方法の説明を行なう。まず、図1aを用いて、本実施形態の投影露光装置の全体構造の説明を行なう。
この投影露光装置1は、ワークシート2を間歇的に搬送しながら、投影露光部10によりワークシート2に投影露光を行なう装置である。このワークシート2の搬送順に沿って、投影露光装置1の各構成機器の説明を行なう。
ロール状に巻かれたワークシート2は、投影露光装置1の入側に設置された巻出しロール20に挿入され、電動モータ(図示せず)の駆動力により巻出しロール20が回転することによって、ワークシート2を巻き出して、入側ダブルロール24へ送り出す。入側ダブルロール24は、上ロールと下ロールから構成され、ワークシート2を上下のロールで挟み込むようにしながら、電動モータ(図示せず)の駆動力により上ロールと下ロールが各々回転して、入側サポートロール28へ送り出す。
また、入側サポートロール28は駆動されないフリーロールであって、接触したワークシート2の動きに追従して回転する。なお、入側サポートロール28は、回転抵抗が極力小さくなるようにして、ワークシート2に不要な力が加わらないようなっている。
露光テーブル4の搬送方向における入側には、入側保持部6が設置され、露光テーブル4の搬送方向における出側には、出側保持部8が設置されている。入側保持部6及び出側保持部8は、真空吸引によりワークシート2を保持し、また開放することができるようになっている。本実施形態では、露光テーブル4、入側保持部6、及び出側保持部8によるワークシート2の保持、開放と、露光テーブル4の前進、後進を適切に組み合わせることによって、ワークシート2を間歇的に搬送することができる。この搬送方法については、追って詳述する。
また、出側ダブルロール26は、入側ダブルロール24と同様に、上ロールと下ロールから構成され、ワークシート2を上下のロールで挟み込むようにしながら、電動モータ(図示せず)の駆動力により上ロールと下ロールが各々回転して、ワークシート2を巻取りロール22へ送り出す。
そして、電動モータ(図示せず)の駆動力により巻取りロール22が回転して、ワークシート2を巻取り、ワークシート2の投影露光のための一連の工程を終了する。
次に、本実施形態の露光テーブル4によるワークシート2の搬送方法について、図1a〜1dを用いて説明する。
まず、本実施形態の露光テーブル廻りの構成機器について、更に詳細に説明する。図1aに示すように、露光テーブル4は、矩形平板状の中央部4aの前後に、中央部4aより幅が狭くなった入側部4bと出側部4cが接続された構造になっている。そして、入側部4bは、入側保持部6の保持面6aと保持面6bの間を通るように配置され、同様に、出側保持部4cは、出側保持部8の保持面8aと保持面8bの間を通るように配置されている。
<図1aに示す状態>
図1aは、ワークシート2とレチクル12の位置決め調整が終了し、1回目の投影露光を行なって1つ目の露光パターン16を形成したところを示す。1回目の投影露光に際しては、コイル状に巻かれたワークシート2は、巻出しロール20から巻取りロール22に至るまで、予め投影露光装置1のライン上の各機器にセットされ、入側ループ部32及び出側ループ部34には所定量のワークシート2が蓄えられている。
投影露光する場合には、露光テーブル4は出側位置で停止し、真空吸引によりワークシート2を保持した状態になっている。一方、入側保持部6及び出側保持部8は、ワークシート2を解放した状態になっている。
その後、露光テーブル4は、保持していたワークシート2を解放し、図1bの矢印に示すように、入側位置に到達するまで所定のストローク後進する。この場合、ワークシート2は、入側保持部6及び出側保持部8により保持されているので、ワークシート2に、位置ずれ、伸び、波うち、しわ等が生じる恐れはない。
<図1cに示す状態>
その後、入側保持部6及び出側保持部8は、保持していたワークシート2を解放し、露光テーブル4は、図1cの矢印に示すように、出側位置に到達するまで所定のストローク前進する。この場合、ワークシート2は露光テーブル4に保持されているので、位置ずれ、伸び、波うち、しわ等が生じる恐れなく搬送が行なわれる。
また、このとき、図1cに示すように、搬送された分だけ、入側ループ部32に蓄えられたワークシート2が減少し、出側ループ部34に蓄えられたワークシート2が増加する。
なお、本実施形態では、露光テーブル4は、機械的なストロークエンド(出側位置と入側位置)の間を移動し、この移動距離と投射ピッチ距離を一致させることによって、投影ピッチ距離に正確に対応させてワークシート2を搬送することができるので、投影露光に際しての位置決め調整を最小限に抑えることができる。
また、仮に、露光テーブル4の移動距離が、ストロークエンド間の距離より小さい場合であっても、本実施形態ではリニアモータを用いて移動するので、正確な搬送距離を確保することができる。更に、リニアモータによりガイドされているので、露光テーブル4の移動において、横ぶれ、蛇行等が生じる恐れもなく、正確なワークシート2の搬送を実現できる。
また、露光テーブル4の広い領域でワークシート2を強く保持できるので、位置ずれ等を生じる恐れがなく、高速でワークシート2を搬送することができる。
2回目の投影露光の後、入側保持部6及び出側保持部8が、真空吸引によりワークシート2を保持する。つまり、ワークシート2の位置ずれを防止するため、露光テーブル4、入側保持部6、及び出側保持部8が、同時にワークシート2を保持する。そして、この状態において、入側ダブルロール24及び巻出しロール20を回転させて、入側ループ部32にワークシート2を供給し、搬送で減少したワークシート2の量を元に戻す。同様に、出側ダブルロール26と巻取りロール22を回転させて、出側ループ部34からワークシート2を搬出し、搬送で増加したワークシート2の量を元に戻す。
次に、図2を用いて、本発明の投影露光装置の第2の実施形態の説明を行なう。本実施形態では、入側保持部6及び出側保持部8を同時に昇降させる昇降機構を備えている。なお、露光テーブル4を含め、投影露光装置1を構成するその他の機器については、図1a〜1dに示す機器、または後述する図3a〜3dに示す機器を適用することができる。また、本実施形態の露光テーブル4、入側保持部6、及び出側保持部8のワークシート2に接触する領域には、吸引穴が開けられ、真空吸引によりワークシート2を保持することができるようになっている。
なお、本実施形態では、入側保持部6及び出側保持部8を昇降させているが、露光テーブル4の方を昇降させることも可能であるし、両方を昇降させることもできる。更に、露光テーブル4、入側保持部6、出側保持部8自体を昇降させるのではなく、ワークシート2との接触面のみを上下に動かすようにすることも考えられる。
次に、図3aから図3dを用いて、本発明の投影露光装置の第3の実施形態の説明を行なう。本実施形態の機器構成は、図1a〜1dに示す投影露光装置1と同様である。ただし、本実施形態においては、露光テーブル4が入側位置から出側位置へ移動するストロークが露光ピッチ距離よりも長く、具体的には、露光テーブル4が、露光ピッチ距離分の移動を3回繰り返したときに、移動ストロークに達するようになっている。露光テーブル4は、リニアモータによって移動するので、正確に露光ピッチ距離分移動することができる。
図3aには、露光テーブル4が、露光ピッチ距離分前進し、その都度、投影露光部10が投影露光を行なう工程が示されている。
(a1)には、ワークシート2とレチクル12の位置決め調整が終了し、1回目の投影露光を行なって、1つ目の露光パターン16を形成したところを示す。1回目の投影露光に際しては、コイル状に巻かれたワークシート2は、巻出しロール20から巻取りロール22に至るまで、予め投影露光装置1のライン上の各機器にセットされ、入側ループ部32及び出側ループ部34には所定量のワークシート2が蓄えられている。
1回目の投影露光する場合には、露光テーブル4は、入側位置から露光ピッチ距離1ピッチ分だけ前進した位置で停止し、真空吸引によりワークシート2を保持した状態になっている。一方、入側保持部6及び出側保持部8は、ワークシート2を解放した状態になっている。
そして、露光テーブル4が露光ピッチ距離分前進して停止すると、必要に応じて、ワークシート2とレチクル12の位置決め調整を行ない、その後、3回目の投影露光を行なって、3つ目の露光パターン16を形成する。
その後、露光テーブル4は、保持していたワークシート2を解放し、図3bの矢印に示すように、入側位置に到達するまで移動ストローク分後進する。この場合、ワークシート2は、入側保持部6及び出側保持部8により保持されているので、ワークシート2に、位置ずれ、伸び、波うち、しわ等が生じる恐れはない。
<図3cに示す状態>
その後、入側保持部6及び出側保持部8が、保持していたワークシート2を解放し、図3cの矢印に示すように、露光テーブル4が、露光ピッチ距離分前進して、ワークシートを搬送する。露光テーブル4が露光ピッチ距離分前進して停止すると、必要に応じて、ワークシート2とレチクル12の位置決め調整を行ない、その後、4回目の投影露光を行なって、4つ目の露光パターン16を形成する。
なお、露光テーブル4が前進する場合においては、図3cに示すように、搬送の分だけ、入側ループ部32に蓄えられたワークシート2が減少し、出側ループ部34に蓄えられたワークシート2が増加する。
6回目の投影露光の後、入側保持部6及び出側保持部8が、真空吸引によりワークシート2を保持する。つまり、ワークシート2の位置ずれを防止するため、露光テーブル4、入側保持部6、及び出側保持部8が、同時にワークシート2を保持する。そして、この状態において、入側ダブルロール24及び巻出しロール20を回転させて、入側ループ部32にワークシート2を供給し、搬送で減少したワークシート2の量を元に戻す。同様に、出側ダブルロール26と巻取りロール22を回転させて、出側ループ部34からワークシート2を搬出し、搬送で増加したワークシート2の量を元に戻す。
本実施形態によれば、ワークシートの位置ずれ、伸び、波うち、しわ等が生じる恐れなく、高い位置決め精度を有するワークシートの高速搬送を行なうことができる。特に、本実施形態では、露光テーブル4を後進させることなく、続けてワークシート2の投影露光を行なうことができるので、投影露光装置の稼動効率を更に高めることができる。
また、本実施形態では、高い搬送精度を有するので、投影ピッチ距離分前進するごとに、投影露光のための位置決め調整を行なう必要はなく、仮に、位置決め調整を行なう場合であっても、位置決め調整に要する時間を削減することができ、投影露光装置の稼動効率を高めることができる。
次に、図4を用いて、本発明の投影露光装置の第4の実施形態の説明を行なう。本実施形態では、露光テーブルの移動方向と、レチクルの投影パターンの方向を一致させるための調整方法を示す。
まず、図4(a)を用いて、本実施形態に用いる露光テーブル廻りの構造を説明する。本実施形態に用いる露光テーブル廻りの各機器は、図1a〜1d、及び図3a〜3dに示したものと同様のものである。
ここで、投影像12a’、b’は、概略露光テーブル4の搬送方向に沿って、露光ピッチ距離分だけ離れた位置に投影される。ここでいう「概略露光テーブル4の搬送方向」とは、投影像12a’、12b’を結ぶラインと露光テーブルの搬送方向と一致させる調整を行なうことができる、調整可能範囲に入っていることを意味する。
なお、同様に、投影像12c’、d’を用いて位置調整を行なうための基準マークを、露光テーブル4に設定することもできる。
また、検出した位置ずれの累積誤差が所定値に達するまで、調整を行なわずに投影露光を行ない、累積誤差が所定値に達したときだけ上述の調整を行なうことによって、投影露光の作業効率を向上させることもできる。
なお、本発明の投影露光装置、及びその投影露光方法は、上述の実施形態だけでなく、その他の様々な実施形態が含まれる。
2 ワークシート
4 露光テーブル
4a 中央部
4b 入側部
4c 出側部
6 入側保持部
6a、b 保持面
8 出側保持部
8a、b 保持面
10 投影露光部
12 レクチル
12a〜d アライメントマーク
12a’〜d’ 投影像
14 投影レンズ
16 露光パターン
20 巻出しロール
22 巻取りロール
24 入側ダブルロール
26 出側ダブルロール
28 入側サポートロール
30 出側サポートロール
32 入側ループ部
34 出側ループ部
Claims (13)
- ワークシートを間歇的に搬送して投影露光を行なう投影露光装置であって、
前記ワークシートを載せ搬送可能な露光テーブルと、
前記露光テーブルにより投影位置に搬送された前記ワークシートに投影露光を行なう投影露光部と、
を備え
前記露光テーブルが、前記ワークシートの搬送方向において所定のストロークだけ前進及び後進が可能であり、かつ前記ワークシートの保持及び解放が可能であって、
前記露光テーブルが、前記ワークシートを保持した状態で前進し、前記ワークシートを解放した状態で後進することによって、前記ワークシートを間歇的に搬送することを特徴とする投影露光装置。 - 前記ワークシートの搬送方向において、前記露光テーブルの入側に設置され、前記ワークシートの保持及び解放が可能な入側保持部と、
前記ワークシートの搬送方向において、前記露光テーブルの出側に設置され、前記ワークシートの保持及び解放が可能な出側保持部と、
を更に備え、
前記入側保持部及び前記出側保持部が前記ワークシートを解放し、前記露光テーブルが前記ワークシートを保持した状態で、前記露光テーブルが前進し(以下、前進工程という)、
前記入側保持部及び前記出側保持部が前記ワークシートを保持し、前記露光テーブルが前記ワークシートを解放した状態で、前記露光テーブルが後進する(以下、後進工程という)ことを特徴とする請求項1に記載の投影露光装置。 - 前記前進工程から前記後進工程へ移行する間、及び前記後進工程から前記前進工程に移行する間の前記露光テーブルが停止した状態において、前記入側保持部、前記出側保持部、及び前記露光テーブルが同時に前記ワークシートを保持する工程を有することを特徴とする請求項2に記載の投影露光装置。
- 前記露光テーブル、前記入側保持部、及び前記出側保持部について、前記ワークシートと接触する状態と前記ワークシートと接触しない状態とに変更する接触状態変更手段を更に備え、
前記接触状態変更手段が、
前記前進工程では、前記露光テーブルが前記ワークシートと接触し、前記入側保持部及び前記出側保持部が前記ワークシートと接触しない状態を形成し、
前記後進工程では、前記露光テーブルが前記ワークシートと接触せずに、前記入側保持部及び前記出側保持部が前記ワークシートと接触する状態を形成することを特徴とする請求項2または3に記載の投影露光装置。 - 前記所定のストロークが、前記ワークシートを投影露光する露光ピッチ距離と一致することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の投影露光装置。
- 前記所定のストロークが、前記ワークシートを投影露光する露光ピッチ距離より長く、前記露光テーブルが前記露光ピッチ距離だけ前進または後進することができることを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の投影露光装置。
- 前記露光テーブルを前記露光ピッチ距離だけ前進させて前記ワークシートに投影露光を行なう工程を、前記露光テーブルの前進距離が前記所定のストロークに達するまで繰り返し、前記露光テーブルの前進距離が前記所定のストロークに達したときに、前記露光テーブルを前記所定のストロークだけ後進させることを特徴とする請求項6に記載の投影露光装置。
- 前記露光テーブルの前記ワークシートを保持する領域と、前記入側保持部及び前記出側保持部の前記ワークシートを保持する領域とが、前記所定のストロークの全域に渡ってオーバーラップしていることを特徴とする請求項2から7の何れか1項に記載の投影露光装置。
- 前記露光テーブル、及び/または前記投影露光部に備えられたレチクルステージを回転させて、前記露光テーブルの移動方向と、前記投影露光部によるレチクルの投影パターンの方向とを一致させる回転機構を更に備えることを特徴とする請求項2から8の何れか1項に記載の投影露光装置。
- ロール状に巻かれた前記ワークシートを前記入側保持部へ送り出す巻出し部と、
前記出側保持部から送り出された前記ワークシートをロール状に巻き取る巻取り部と、
前記巻出し部と前記入側保持部との間、及び前記出側保持部と前記巻取り部との間に設置された前記ワークシートに弛みを持たせるループ部と、
を更に備えることを特徴とする請求項2から9の何れか1項に記載の投影露光装置。 - 前記入側保持部、前記出側保持部、及び前記露光テーブルが、真空吸引によって前記ワークシートを保持することを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の投影露光装置。
- ワークシートを間歇的に搬送して投影露光を行なう方法であって、
前記ワークシートの搬送方向において露光テーブルの入側に設置された入側保持部及び出側に設置された出側保持部により前記ワークシートを保持させ、その後、前記露光テーブルが前記ワークシートを保持している場合には、その保持を解放させるステップ1と、
前記露光テーブルを、前記ワークシートを解放した状態で、所定のストロークだけ後進させるステップ2と、
前記露光テーブルにより前記ワークシートを保持させ、その後、前記入側保持部及び前記出側保持部による前記ワークシートの保持を解放させるステップ3と、
前記露光テーブルを、前記ワークシートを保持した状態で、前記ワークシートを投影露光する露光ピッチ距離分だけ前進させるステップ4と、
位置ずれの累積誤差が所定値を越えた場合に、前記露光テーブルの移動方向と、投影露光部によるレチクルの投影パターンの方向とを一致させるステップ5と、
前記投影露光部により前記ワークシートに投射露光を行なうステップ6と、
前記露光テーブルの前進距離が前記所定のストロークに達するまで、前記ステップ4から6のステップを繰り返すステップ7と、
を含むことを特徴とする投影露光方法。 - 前記ステップ5に、
前記投影露光部により、前記レクチルに設けられた第1のアライメントマーク及び第2のアライメントマークを、概略前記搬送方向に沿って前記露光ピッチ距離分離れた位置に投影するステップ5Aと、
前記第1のアライメントマークの投影位置と、前記露光テーブルに設けられた基準マークとを一致させるステップ5Bと、
前記露光テーブルを、前記基準マークが前記第2のアライメントマークの投影位置に近づく方向に、前記露光ピッチ距離分だけ移動させるステップ5Cと、
前記基準マークと前記第2のアライメントマークの投影位置との位置のずれを計測するステップ5Dと、
計測された前記ずれに基づいて、前記第1のアライメントマークまたは前記第2のアライメントマークの投影位置を中心に、前記露光テーブルまたは前記投影露光部に備えられたレチクルステージを回転させるステップ5Eと、
が含まれることを特徴とする請求項12に記載の投影露光方法。
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