JP2007113354A - ドレイン排水溝部材、ドレイン排水設備、及び屋外床面設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 屋外の床面に設置されてドレインホースからのドレイン水を受けて流して排水するための、ドレイン排水溝部材において、ドレイン水を流すための長手方向に延びた排水路、を有する通水部材5と、該排水路を上方から塞ぐための平板状の蓋部材6と、からなっており、蓋部材6が、通水部材5に対して、長手方向にスライドして脱着可能となっていることを特徴としている。
【選択図】図3
Description
(1)ドレイン水の広がった場所に埃や砂等が付着し、床面に、汚れやシミができたりカビが発生したりする。
(2)床面が濡れることによって滑りやすくなるために、転倒事故が発生しやすくなる。
(a)風によってドレイン水が排水路から溢れ出てしまうので、排水機能を十分に果たすことができない。
(b)排水路に埃や砂等が溜まりやすく、それ故、排水機能が低下しやすい。
(c)排水路による段差のために、利用者が躓きやすく、それ故、安全面において好ましくない。
(d)長年の使用によって排水路が詰まった場合には、メンテナンスのために、ドレイン排水溝部材を切断するかドレイン排水溝部材を床面から取り外す必要があり、したがって、いずれの場合も、再度、ドレイン排水溝部材を床面に貼着する必要があり、面倒である。
(e)ドレインホースの出口端部を取り付ける位置が、ドレイン排水溝部材の端部近傍に限定されてしまう。
(f)排水路を有する部材に蓋部材がマジックテープ(登録商標)によって取り付けられた場合には、利用者の通常の歩行によって蓋部材が外れてしまう恐れがある。また、脱着を繰り返すと、マジックテープ(登録商標)が弱まってしまい、蓋部材がより外れやすくなる。
(g)排水路を有する部材に蓋部材が凹凸による嵌合によって取り付けられた場合には、次のような問題がある。
(g1)嵌合をきつくすれば、利用者の通常の歩行によって蓋部材が外れてしまう恐れはなくなるが、蓋部材の脱着が困難となる。
(g2)脱着を繰り返すと、嵌合が弱まってしまい、蓋部材がより外れやすくなる。
(g3)部材の材質によっては、排水路や凸部が経時的に変形してしまい、嵌合が不可能となる恐れがある。
(g4)部材の可撓性が大きいと、嵌合が外れやすくなり、逆に小さいと、嵌合しにくくなる。
(g5)そもそも嵌合作業自体が煩雑である。
(1)蓋部材を、スライドさせるだけで通水部材に対して脱着できるので、蓋部材の脱着作業を容易に行うことができる。
(2)長年の使用によって排水路が詰まった場合には、蓋部材をスライドさせ排水路を露出させて排水路の詰まりを解消することができるので、メンテナンスを容易に行うことができる。
(3)蓋部材をスライドさせることにより、ドレイン連結具を取り付ける位置を、ドレイン排水溝部材の端部近傍だけでなく、任意の位置に設定できる。したがって、現場における施工の利便性を向上できる。
(1)蓋部材を、簡単な構成によって且つ安定して、通水部材に対してスライドさせることができる。
(2)蓋部材の両縁部が通水部材の排水路の両側部の溝部に挿入された状態で、蓋部材が通水部材に取り付けられるので、蓋部材は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(3)蓋部材の両縁部と通水部材の排水路の両側部の溝部との間には、蓋部材を通水部材に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(3-1)蓋部材の脱着が困難となることはない。
(3-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったり蓋部材が外れやすくなったりすることはない。
(3-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、蓋部材のスライドが不可能となることはない。
(3-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、蓋部材のスライドを円滑に行うことができる。
(1)蓋部材を、簡単な構成によって且つ安定して、通水部材に対してスライドさせることができる。
(2)蓋部材の両縁部の溝部に通水部材の排水路の両側部の突部が挿入された状態で、蓋部材が通水部材に取り付けられるので、蓋部材は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(3)蓋部材の両縁部の溝部と通水部材の排水路の両側部の突部との間には、蓋部材を通水部材に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(3-1)蓋部材の脱着が困難となることはない。
(3-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったり蓋部材が外れやすくなったりすることはない。
(3-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、蓋部材のスライドが不可能となることはない。
(3-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、蓋部材のスライドを円滑に行うことができる。
(1)取付部を、スライドさせるだけで通水部材に対して脱着できるので、ドレイン連結具の脱着作業を容易に行うことができる。
(2)ドレイン連結具を取り付けた箇所の排水路が長年の使用によって詰まった場合に、取付部をスライドさせ当該排水路を露出させて排水路の詰まりを解消することができるので、メンテナンスを容易に行うことができる。
(3)取付部をスライドさせるとともに、蓋部材をスライドさせることによって、ドレイン連結具を、ドレイン排水溝部材の端部近傍だけでなく、任意の位置に、簡単に取り付けることができる。したがって、現場における施工の利便性を向上できる。
(1)取付部を、簡単な構成によって且つ安定して、通水部材に対してスライドさせることができる。
(2)取付部の両縁部が通水部材の排水路の両側部の溝部に挿入された状態で、ドレイン連結具が通水部材に取り付けられるので、ドレイン連結具は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(3)取付部の両縁部と通水部材の排水路の両側部の溝部との間には、取付部を通水部材に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(3-1)ドレイン連結具の脱着が困難となることはない。
(3-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったりドレイン連結具が外れやすくなったりすることはない。
(3-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、ドレイン連結具のスライドが不可能となることはない。
(3-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、ドレイン連結具のスライドを円滑に行うことができる。
(1)取付部を、簡単な構成によって且つ安定して、通水部材に対してスライドさせることができる。
(2)取付部の両縁部の溝部に通水部材の排水路の両側部の突部が挿入された状態で、ドレイン連結具は通水部材に取り付けられるので、ドレイン連結具は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(3)取付部の両縁部の溝部と通水部材の排水路の両側部の突部との間には、取付部を通水部材に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(3-1)ドレイン連結具の脱着が困難となることはない。
(3-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったりドレイン連結具が外れやすくなったりすることはない。
(3-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、ドレイン連結具のスライドが不可能となることはない。
(3-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、ドレイン連結具のスライドを円滑に行うことができる。
(1)取付部を、簡単な構成によって且つ安定して、通水部材に対してスライドさせることができる。
(2)取付部の突部が通水部材の排水路の両側部の溝部に挿入された状態で、ドレイン連結具が通水部材に取り付けられるので、ドレイン連結具は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(3)取付部の突部と通水部材の排水路の両側部の溝部との間には、取付部を通水部材に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(3-1)ドレイン連結具の脱着が困難となることはない。
(3-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったりドレイン連結具が外れやすくなったりすることはない。
(3-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、ドレイン連結具のスライドが不可能となることはない。
(3-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、ドレイン連結具のスライドを円滑に行うことができる。
(1)取付部を、簡単な構成によって且つ安定して、通水部材に対してスライドさせることができる。
(2)取付部の両側の溝部に通水部材の排水路の両側部の突部が挿入された状態で、ドレイン連結具は通水部材に取り付けられるので、ドレイン連結具は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(3)取付部の両側の溝部と通水部材の排水路の両側部の突部との間には、取付部を通水部材に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(3-1)ドレイン連結具の脱着が困難となることはない。
(3-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったりドレイン連結具が外れやすくなったりすることはない。
(3-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、スライドが不可能となることはない。
(3-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、スライドを円滑に行うことができる。
図1は、本発明の屋外床面設備の一例を示す部分断面斜視図である。この屋外床面設備100は、マンション等の集合住宅の、共通廊下やベランダ等である屋外200の床面201に、設けられているものであり、ドレイン排水溝部材1、床材2、及び、ドレイン連結具3を備えている。なお、ドレイン連結具3を備えない場合もある。ドレイン排水溝部材1及び床材2は、床面201に貼り付け等により固定されている。なお、床材2としては、床シート、床タイル等がある。ドレイン排水溝部材1は、その長手方向(矢印L方向)が床面201を横断し、下流側端部が排水溝部202に臨むように、配置されている。床材2は、ドレイン排水溝部材1の両側に配置されている。ドレイン排水溝部材1の両側部52、53と床材2の縁部21とは互いに当接させて溶着されている。符号101は溶着部を示している。ドレイン連結具3は、ドレイン排水溝部材1の上流側端部に取り付けられており、冷暖房装置の外機203からのドレインホース204をドレイン排水溝部材1に連結している。ドレイン排水溝部材1にドレイン連結具3を取り付けてなるものをドレイン排水設備300と称する。図2は、ドレイン排水設備300の斜視図である。図3は、ドレイン排水溝部材1の斜視図である。
(1)ドレイン水を流すための排水路50が蓋部材6によって塞がれているので、次のような効果を発揮できる。
(1-1)風によってドレイン水が排水路50から溢れ出てしまうことはない。したがって、排水機能を十分に果たすことができる。
(1-2)排水路50に埃や砂等が溜まることはない。したがって、排水機能の低下を防止できる。
(1-3)排水路50による段差が蓋部材6によって塞がれているため、利用者の躓きを防止でき、それ故、安全性を向上できる。
(2-1)蓋部材6を、スライドさせるだけで通水部材5に対して脱着できるので、蓋部材6の脱着作業を容易に行うことができる。
(2-2)長年の使用によって排水路50が詰まった場合には、蓋部材6をスライドさせ排水路50を露出させて排水路50の詰まりを解消することができるので、メンテナンスを容易に行うことができる。
(2-3)蓋部材6をスライドさせることにより、ドレイン連結具3を取り付ける位置を、ドレイン排水溝部材1の端部近傍だけでなく、任意の位置に設定できる。したがって、現場における施工の利便性を向上できる。
(2-4)蓋部材6の両縁部61、62が通水部材5の溝部521、531に挿入された状態で、蓋部材6が通水部材5に取り付けられているので、蓋部材6は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(2-5)蓋部材6の両縁部61、62と通水部材5の溝部521、531との間には、蓋部材6を通水部材5に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(2-5-1)蓋部材6の脱着が困難となることはない。
(2-5-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったり蓋部材6が外れやすくなったりすることはない。
(2-5-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、蓋部材6のスライドが不可能となることはない。
(2-5-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、蓋部材6のスライドを円滑に行うことができる。
(1)ドレイン連結具3を備えているので、ドレインホース204の出口端部2041を確実にドレイン排水溝部材1に連結できる。したがって、ドレインホース204からのドレイン水を、床材2上に漏らすことなく、ドレイン排水溝部材1によって良好に受けて流すことができる。
(2-1)風によってドレイン水が溢れ出てしまうことはない。したがって、排水機能を良好に果たすことができる。
(2-2)排水路50に埃や砂等が溜まることはない。したがって、排水機能の低下を防止できる。
(3-1)取付部8を、スライドさせるだけで通水部材5に対して脱着できるので、ドレイン連結具3の脱着作業を容易に行うことができる。
(3-2)ドレイン連結具3を取り付けた箇所の排水路50が長年の使用によって詰まった場合には、取付部8をスライドさせ排水路50を露出させて排水路50の詰まりを解消することができるので、メンテナンスを容易に行うことができる。
(3-3)取付部8をスライドさせるとともに、蓋部材6をスライドさせることによって、ドレイン連結具3を、ドレイン排水溝部材1の端部近傍だけでなく、任意の位置に、簡単に取り付けることができる。したがって、現場における施工の利便性を向上できる。
(3-4)取付部8の両縁部81、82が通水部材5の溝部521、531に挿入された状態で、ドレイン連結具3が通水部材5に取り付けられているので、ドレイン連結具3は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(3-5)取付部8の両縁部81、82と通水部材5の溝部521、531との間には、取付部8を通水部材5に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(3-5-1)ドレイン連結具3の脱着が困難となることはない。
(3-5-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったりドレイン連結具3が外れやすくなったりすることはない。
(3-5-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、ドレイン連結具3のスライドが不可能となることはない。
(3-5-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、ドレイン連結具3のスライドを円滑に行うことができる。
本発明においては、上述した実施形態の、各構成部材、各部の構造、更には全体の構造、に関連して、次のような種々の変形構造を採用できる。
(1)図9は第1例を示す断面図である。このスライド構造では、通水部材5の溝部521、531が、水平に対して傾斜して形成されており、蓋部材6の両縁部61、62も、それに合わせて傾斜している。
(i)蓋部材6の溝部611、621に通水部材5の突部522、532が挿入された状態で、蓋部材6が通水部材5に取り付けられているので、蓋部材6は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(ii)蓋部材6の溝部611、621と通水部材5の突部522、532との間には、蓋部材6を通水部材5に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(ii-1)蓋部材6の脱着が困難となることはない。
(ii-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったり蓋部材6が外れやすくなったりすることはない。
(ii-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、蓋部材6のスライドが不可能となることはない。
(ii-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、蓋部材6のスライドを円滑に行うことができる。
(1)図25は第1例を示す断面図である。この排水路50では、底部51の中央に一段低い排水路が形成されており、これにより、排水路50は、中央の幅狭領域511と、幅狭領域511を含む幅広領域512と、を有している。
(1)図32は第1例を示す断面図である。この蓋部材6では、表面に長手方向に延びた複数の凸部651が形成されている。
(i)粒状チップ及び/又は繊維状チップが混入されることにより、模様が構成されている。
(ii)微量の顔料が混入されることにより、着色層となっている。
(iii)上記(i)及び(ii)の両方を備えている。
(i)粒状チップ及び/又は繊維状チップが混入されることによって構成される模様。
(ii)印刷模様。
(iii)色の異なる樹脂原料を押出成形して作られる模様。
(1)図42は第1例を示す断面図である。このドレイン排水溝部材1では、蓋部材6及び通水部材5が、蓋部材6を通水部材5に取り付けた際に両部材5、6の表面501、601が同一面を形成するよう構成されている。
(1)図43は第1例を示す断面図である。このスライド構造では、通水部材5の溝部521、531が、水平に対して傾斜して形成されており、取付部8の両縁部81、82も、それに合わせて傾斜している。
(i)取付部8の溝部811、821に通水部材5の突部522、532が挿入された状態で、取付部8が通水部材5に取り付けられているので、ドレイン連結具3は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(ii)取付部8の溝部811、821と通水部材5の突部522、532との間には、取付部8を通水部材5に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(ii-1)ドレイン連結具3の脱着が困難となることはない。
(ii-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったりドレイン連結具3が外れやすくなったりすることはない。
(ii-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、ドレイン連結具3のスライドが不可能となることはない。
(ii-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、ドレイン連結具3のスライドを円滑に行うことができる。
(1)図46は第1例である。図46において、(a)は側面図、(b)は背面図である。このホース差込孔部7は、傾斜している。
(1)図49及び図50は第1例である。図49は斜視図である。図50において、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。このドレイン連結具3は、ホース差込孔部7と取付部8とが1個のブロック体30で構成されている。ホース差込孔部7は、ブロック体30に形成された貫通孔であり、取付部8は、ブロック体30の下部である。そして、図50に示すように、取付部8は、ブロック体30の下部の両側に形成された突部85、86を排水路50の両側部52、53に形成された溝部521、531に挿入することによって、通水部材5に対してスライドするようになっている。これにより、ドレイン連結具3は、取付部8にて、通水部材5に対して、長手方向にスライドして脱着可能となっている。
(1)図52は第1例を示す断面図である。このスライド構造では、通水部材5の溝部521、531が、水平に対して傾斜して形成されており、取付部8の突部85、86も、それに合わせて傾斜している。
(i)ブロック体30の溝部871、881に通水部材5の突部522、532が挿入された状態で、ブロック体30が通水部材5に取り付けられているので、ドレイン連結具3は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(ii)ブロック体30の溝部871、881と通水部材5の突部522、532との間には、ドレイン連結具3を通水部材5に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(ii-1)ドレイン連結具3の脱着が困難となることはない。
(ii-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったりドレイン連結具3が外れやすくなったりすることはない。
(ii-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、ドレイン連結具3のスライドが不可能となることはない。
(ii-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、ドレイン連結具3のスライドを円滑に行うことができる。
(1)図55は第1例を示す側面図である。このホース差込孔部7は、湾曲している。
(1)図57は第1例を示す断面図である。この構造では、1つのドレイン排水溝部材1に2つのドレイン連結具3を取り付けている。なお、蓋部材6の縁部63とドレイン連結具3の縁部83とは当接させて溶着されており、2つのドレイン連結具3の縁部83、84同士も当接させて溶着されている。
(1)図58は第1例を示す断面図である。この構造では、ドレイン排水溝部材1の蓋部材6として、共に使用される床材2から切り取ったものを用いている。
Claims (48)
- 屋外の床面に設置されてドレインホースからのドレイン水を受けて流して排水するための、ドレイン排水溝部材において、
ドレイン水を流すための長手方向に延びた排水路、を有する通水部材と、
該排水路を上方から塞ぐための平板状の蓋部材と、からなっており、
蓋部材が、通水部材に対して、長手方向にスライドして脱着可能となっていることを特徴とするドレイン排水溝部材。 - 排水路が、底部と両側部とで構成されており、
蓋部材が、その両縁部を排水路の上記両側部に形成された溝部に挿入することによって、通水部材に対してスライドするようになっている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。 - 排水路の上記両側部の上記溝部が、水平に対して傾斜して形成されている、請求項2記載のドレイン排水溝部材。
- 排水路の上記側部から内向きに突出した突出部が、形成されている、請求項2記載のドレイン排水溝部材。
- 上記突出部の少なくとも一部が蓋部材の下面に当接している、請求項4記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材の上記縁部が、上向き及び/又は下向きの凸部を有しており、
排水路の上記側部の溝部が、上記凸部が嵌合する、下開き及び/又は上開きの、凹部を有しており、
蓋部材の縁部が、凸部を凹部に嵌合させた状態で、溝部に挿入されるようになっている、請求項2記載のドレイン排水溝部材。 - 蓋部材の上記縁部が、上開き及び/又は下開きの凹部を有しており、
排水路の上記側部の溝部が、上記凹部に嵌合する、下向き及び/又は上向きの、凸部を有しており、
蓋部材の縁部が、凹部に凸部を嵌合させた状態で、溝部に挿入されるようになっている、請求項2記載のドレイン排水溝部材。 - 蓋部材の上記縁部が、断面波形形状を有しており、
排水路の上記側部の溝部が、上記縁部が嵌合する断面波形形状を有しており、
蓋部材の上記縁部が、波形形状同士を嵌合させた状態で、溝部に挿入されるようになっている、請求項2記載のドレイン排水溝部材。 - 排水路が、底部と両側部とで構成されており、
蓋部材が、その両縁部に形成された溝部に排水路の上記両側部に形成された突部を挿入することによって、通水部材に対してスライドするようになっている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。 - 蓋部材の上記両縁部の上記溝部が、水平に対して傾斜して形成されている、請求項9記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材の上記縁部の上記溝部が、上開き及び/又は下開きの凹部を有しており、
排水路の上記側部の上記突部が、上記凹部に嵌合する、下向き及び/又は上向きの、凸部を有しており、
蓋部材の上記縁部の上記溝部に、排水路の上記側部の上記突部が、凸部を凹部に嵌合させた状態で、挿入されるようになっている、請求項9記載のドレイン排水溝部材。 - 蓋部材の上記縁部の上記溝部が、上向き及び/又は下向きの凸部を有しており、
排水路の上記側部の上記突部が、上記凸部が嵌合する、下開き及び/又は上開きの、凹部を有しており、
蓋部材の上記縁部の上記溝部に、排水路の上記側部の上記突部が、凹部に凸部を嵌合させた状態で、挿入されるようになっている、請求項9記載のドレイン排水溝部材。 - 蓋部材の上記縁部の上記溝部が、断面波形形状を有しており、
排水路の上記側部の上記突部が、上記溝部に嵌合する断面波形形状を有しており、
蓋部材の上記縁部の上記溝部に、波形形状同士を嵌合させた状態で、排水路の上記側部の上記突部が、挿入されるようになっている、請求項9記載のドレイン排水溝部材。 - 排水路が、中央の幅狭領域と、その幅狭領域を含む幅広領域と、を有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 排水路の底面が、両側から中央に向けて漸次低くなっている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 排水路の底面が、一段低くなった中央領域を有している、請求項15記載のドレイン排水溝部材。
- 排水路の内面に、抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層が形成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 排水路が、底部と両側部とで構成されており、
両側部が、表面に、耐紫外線作用を発揮する作用層を有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。 - 排水路が、底部と両側部とで構成されており、
上記底部が、上向きに突出した複数のリブを有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。 - 蓋部材の表面に、長手方向に延びた複数の凸部が形成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材の裏面に、長手方向に延びた複数の凸部が形成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、1層又は複数層の積層体からなっており、少なくとも化粧層を有しており、表から見て化粧層が見えるよう構成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、1層又は複数層の積層体からなっており、最下層に抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層を有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、1層又は複数層の積層体からなっており、最上層に耐紫外線作用を発揮する作用層を有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、1層又は複数層の積層体からなっており、最上層に耐紫外線作用を発揮する作用層を有しており、最下層に抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層を有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、複数層の積層体からなっており、第1化粧層及び第2化粧層を有しており、表から見て第1化粧層が見え且つ裏から見て第2化粧層が見えるよう構成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、複数層の積層体からなっており、最上層及び最下層に抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層をそれぞれ有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、複数層の積層体からなっており、最上層及び最下層に耐紫外線作用を発揮する作用層をそれぞれ有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材及び通水部材が、蓋部材を通水部材に取り付けた際に両部材の表面が同一面を形成するよう構成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 屋外の床面に設置されてドレインホースからのドレイン水の排水を行うための、ドレイン排水設備において、
ドレインホースからのドレイン水を受けて流して排水するための、ドレイン排水溝部材と、
ドレインホースの出口端部をドレイン排水溝部材に連結するための、ドレイン連結具と、を備えており、
ドレイン排水溝部材が、
ドレイン水を流すための長手方向に延びた排水路、を有する通水部材と、
該排水路を塞ぐための平板状の蓋部材と、からなっており、
蓋部材が、通水部材に対して、長手方向にスライドして脱着可能となっており、
ドレイン連結具が、ドレイン排水溝部材の長手方向の任意の位置にて、通水部材の排水路に連通するよう取り付けられるようになっており、
上記任意の位置が、蓋部材をスライドさせることによって設定されるようになっていることを特徴とするドレイン排水設備。 - ドレイン連結具が、
ドレインホースの出口端部が差し込まれ、ドレイン水をドレイン排水溝部材の排水路に向けて流すようになっている、ホース差込孔部と、
ドレイン排水溝部材に直接取り付けられ、ドレイン排水溝部材の排水路を上方から塞ぐ蓋体を構成する、取付部と、からなり、
ホース差込孔部と取付部とが一体に形成されており、
取付部にて、通水部材に対して、長手方向にスライドして脱着可能となっている、請求項30記載のドレイン排水設備。 - 排水路が、底部と両側部とで構成されており、
ホース差込孔部が、パイプからなっており、
取付部が、パイプの下縁から横方向に広がった板体からなっており、
取付部が、その両縁部を排水路の上記両側部に形成された溝部に挿入することによって、通水部材に対してスライドするようになっている、請求項31記載のドレイン排水設備。 - 排水路の上記両側部の上記溝部が、水平に対して傾斜している、請求項32記載のドレイン排水設備。
- 排水路が、底部と両側部とで構成されており、
ホース差込孔部が、パイプからなっており、
取付部が、パイプの下縁から横方向に広がった板体からなっており、
取付部が、その両縁部に形成された溝部に排水路の上記両側部に形成された突部を挿入することによって、通水部材に対してスライドするようになっている、請求項31記載のドレイン排水設備。 - 取付部の上記両縁部の上記溝部が、水平に対して傾斜している、請求項34記載のドレイン排水設備。
- 複数のドレインホースの出口端部がそれぞれ差し込まれるように、パイプの上流側が複数に分岐している、請求項32又は34に記載のドレイン排水設備。
- 排水路が、底部と両側部とで構成されており、
ホース差込孔部と取付部とが1個のブロック体で構成されており、
ホース差込孔部が、ブロック体に形成された貫通孔であり、
取付部が、ブロック体の下部であり、
取付部が、ブロック体の下部の両側に形成された突部を排水路の上記両側部に形成された溝部に挿入することによって、通水部材に対してスライドするようになっている、請求項31記載のドレイン排水設備。 - 排水路の上記両側部の上記溝部が、水平に対して傾斜している、請求項37記載のドレイン排水設備。
- 排水路が、底部と両側部とで構成されており、
ホース差込孔部と取付部とが1個のブロック体で構成されており、
ホース差込孔部が、ブロック体に形成された貫通孔であり、
取付部が、ブロック体の下部であり、
取付部が、ブロック体の下部の両側に形成された溝部に排水路の上記両側部に形成された突部を挿入することによって、通水部材に対してスライドするようになっている、請求項31記載のドレイン排水設備。 - ブロック体の下部の上記溝部が、水平に対して傾斜している、請求項39記載のドレイン排水設備。
- 複数のドレインホースの出口端部がそれぞれ差し込まれるように、貫通孔の上流側が複数に分岐している、請求項37又は39に記載のドレイン排水設備。
- 1つのドレイン排水溝部材に、複数のドレイン連結具が取り付けられるようになっている、請求項30記載のドレイン排水設備。
- ドレイン排水溝部材が、請求項7乃至請求項29のいずれか1つである、請求項31記載のドレイン排水設備。
- 屋外の床面に設置された、ドレイン排水溝部材及び床材、を備えた屋外床面設備において、
請求項1乃至請求項29のいずれか1つに記載のドレイン排水溝部材が、ドレインホースからのドレイン水を受けて流して排水するよう、屋外の床面に固定されており、
床材が、ドレイン排水溝部材の両側に配置されて屋外の床面に固定され、且つ、その縁部がドレイン排水溝部材の両縁部に接合されていることを特徴とする屋外床面設備。 - ドレイン排水溝部材の蓋部材が、共に使用される床材から切り取ったものである、請求項44記載の屋外床面設備。
- ドレイン排水溝部材の通水部材が、両縁部の上縁から横方向に張り出した張出部を有しており、該張出部が、隣接する床材の縁部上に載せられて該縁部に接合されている、請求項44記載の屋外床面設備。
- 屋外の床面に設置された、ドレイン排水設備及び床材、を備えた屋外床面設備において、
請求項30乃至請求項43のいずれか1つに記載のドレイン排水設備が、ドレインホースからのドレイン水の排水を行うように、屋外の床面に固定されており、
床材が、ドレイン排水設備のドレイン排水溝部材の両側に配置されて屋外の床面に固定され、且つ、その縁部がドレイン排水溝部材の両縁部に接合されていることを特徴とする屋外床面設備。 - ドレイン排水溝部材の蓋部材が、共に使用される床材から切り取ったものである、請求項47記載の屋外床面設備。
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