JP2009299259A - 排水処理部材用の排水ホース取付具、及び排水ホース取付具の取付方法 - Google Patents

排水処理部材用の排水ホース取付具、及び排水ホース取付具の取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009299259A
JP2009299259A JP2008151297A JP2008151297A JP2009299259A JP 2009299259 A JP2009299259 A JP 2009299259A JP 2008151297 A JP2008151297 A JP 2008151297A JP 2008151297 A JP2008151297 A JP 2008151297A JP 2009299259 A JP2009299259 A JP 2009299259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drainage hose
drainage
lid
groove member
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008151297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5116157B2 (ja
Inventor
Shoichiro Matsumura
彰一郎 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toli Corp
Original Assignee
Toli Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toli Corp filed Critical Toli Corp
Priority to JP2008151297A priority Critical patent/JP5116157B2/ja
Publication of JP2009299259A publication Critical patent/JP2009299259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5116157B2 publication Critical patent/JP5116157B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】 本発明の課題は、空調機のドレイン水を流す排水処理部材に取り付けられる排水ホース取付具であって、水の滲み出しなどを防止でき、さらに、2個以上を簡易に取り付ける排水ホース取付具を提供する。
【解決手段】 溝部材2と蓋部材3とを有する排水処理部材5に取付けられる排水ホース取付具1において、排水ホース95が接続される接続部7と、接続部7に連通する貫通孔87が形成され且つ溝部材2の凹面29に設置される本体部8と、を有し、本体部8は、溝部材2の長手方向一方側に延設された第1延出部81と、溝部材2の他方側に延設された第2延出部82と、を有し、第1延出部81の下面に、第1延出部81の一方側端から貫通孔87に連通された第1通水部41が形成されており、第2延出部82の下面に、第2延出部82の中途部から貫通孔87に連通された第2通水部42が形成されている。
【選択図】 図9

Description

本発明は、排水ホースから出る水を所定の箇所へ導く排水処理部材に用いられる排水ホース取付具、及びその取付方法に関する。
空調機などの排水ホースから出る水が、マンションの共同廊下やベランダ、その他構造物の下地などの各種床面上を流れると、該床面に汚れやシミが生じる。
これを防止するため、従来、排水ホースから出る水を雨樋や側溝などの所定の箇所へ導く排水処理構造が、床面に施工されている。
上記排水処理構造は、床面に細長い凹状の溝部材が敷設されたものであり、この溝部材の端部に排水ホースを取付けることにより、水を凹状の溝部材に従って雨樋などの所定の箇所へ導くことができる。
かかる溝部材の凹面上方部を蓋部材で覆い、溝部材に排水ホース取付具を取り付けた排水処理構造も知られている(特許文献1)。
具体的には、特許文献1には、長手方向に延びた底部と両側部で構成された排水路を有する通水部材と、この両側部に形成された溝部にスライド挿入される蓋部材と、を有するドレイン排水溝部材が開示されている。この通水部材の側部の溝部に、ホース差込孔部と板状の取付部を有するドレイン連結具の該取付部の縁部をスライド挿入することにより、ドレイン排水溝部材にドレイン連結具が取り付けられる。
また、特許文献1には、2つのドレイン連結具の縁部を接合させた状態で、該2つのドレイン連結具を1つのドレイン排出溝部材に取り付けることが開示されている(同文献の[0113]及び図35など)。
特開2007−113355号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示のドレイン連結具(本発明のホースの取付具に相当)は、次のような問題点がある。
上記ドレイン連結具をドレイン排水溝部材に取り付けると、ドレイン連結具の取付部の下面とドレイン排水溝部材の通水部材の排水路との間に、隙間が形成される。排水ホースから出る水は、この隙間を通じて、通水部材の排水路に沿って流れるようになっている。
しかしながら、上記ドレイン連結具の取付部は、板状である。よって、取付部の下面と通水部材の排水路との間に形成される隙間は、排水路の長手方向一方側及び長手方向他方側の双方に通じている。このため、排水ホースから出る水は、排水路の長手方向一方側及び他方側の双方に流れ得る。つまり、排水ホースから出る水は、本来、ドレイン連結具を通じて、ドレイン排水溝部材の排水路の長手方向一方側に導かれ、雨樋などに流れるようにすべきところ、上記公報のドレイン連結具では、排水路の長手方向他方側へも水が流れることがある(以下、長手方向他方側へ水が流れることを、逆流という場合がある)。特に、排水ホースから出る水量が多いと、逆流が生じ易い。かかる問題を解決する方法としては、前記隙間の他方側端を塞ぐことが考えられるが(例えば、隙間の他方側端に栓などを取り付ける)、かかる方法では、ドレイン連結具の取付作業が煩雑となる。
また、上記特許文献1では、2つのドレイン連結具を取り付けたとき、両者を接合しているだけなので、その接合面の間から水が浸み出す虞がある。さらに、前記接合面の間から排水路内に粉塵が入り込み、排水路内が早期に目詰まりする虞がある。この問題を解決する方法としては、2つのドレイン連結具の接合面を溶着又は接着することが考えられるが、かかる方法では、ドレイン連結具の取付作業が煩雑となる。
本発明の第1の目的は、排水処理部材に簡易に取り付けることができ、排水ホースから出る水を排水処理部材の長手方向一方側に導くことができる排水ホース取付具を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、水の滲み出しなどを防止でき、且つ、2個以上を簡易に取り付けることができる排水処理部材用の排水ホース取付具、及び該排水ホース取付具の取付方法を提供することである。
本発明の排水処理部材用の排水ホース取付具は、水を流す長尺凹状の溝部材と、前記溝部材の凹面上方部を覆う蓋部材と、を有する排水処理部材に取付けられる排水ホース取付具において、排水ホースが接続される接続部と、前記接続部に連通する貫通孔が形成され且つ前記溝部材の凹面に設置される本体部と、を有し、前記本体部は、前記貫通孔を基準にして、前記溝部材の長手方向一方側に向かって延び且つ上面に蓋部材が被せられる第1延出部と、前記溝部材の他方側に向かって延び且つ上面に前記蓋部材が被せられる第2延出部と、を有し、前記第1延出部の下面には、第1延出部の一方側端から前記貫通孔に連通された第1通水部が形成されており、前記第2延出部の下面には、第2延出部の中途部から前記貫通孔に連通された第2通水部が形成されていることを特徴とする。
1つの好ましい態様では、前記第1延出部及び第2延出部の少なくとも何れか一方の上面には、前記蓋部材の端面が接し得る段部が形成されている。
他の好ましい態様では、前記第2延出部の上面に、前記蓋部材の端面が接し得る第2段部が形成されており、前記第2通水部が、前記第2段部に対応する位置と第2延出部の他方側端との間から前記貫通孔に連通されている。
他の好ましい態様では、前記第1延出部の高さが、前記第2通水部の高さ以下とされている。
他の好ましい態様では、前記本体部には、前記溝部材の側壁に形成された嵌入用溝に嵌入可能な舌状片部が延設されている。
本発明の別の局面によれば、上記排水ホース取付具の取付方法を提供する。
本発明の1つの排水ホース取付具の取付方法は、床面に敷設され且つ水を流す長尺凹状の溝部材と、前記溝部材の凹面上方部を覆う蓋部材であって、一方の側端が前記溝部材に連結され且つ他方の側端が前記溝部材の側壁に形成された嵌入用溝に嵌入された蓋部材と、を有する排水処理部材に、上記排水ホース取付具を少なくとも2個取付ける方法において、前記2個の排水ホース取付具のうち、第1排水ホース取付具の第2延出部の一部分を切除して、その切除端面から第2通水部を開口させる工程(A−1)、前記蓋部材の他方の側端を嵌入用溝から外し、その長手方向中途部において蓋部材の2つの部分を切除して第1切除部分及び第2切除部分を形成し、この第1切除部分及び第2切除部分において前記蓋部材を第1蓋部、第2蓋部及び第3蓋部に分割する工程(B−1)、前記第1切除部分から前記第1排水ホース取付具の接続部が突出するように位置合わせすると共に、第1排水ホース取付具の第1延出部を溝部材の長手方向一方側に向け、且つ第1排水ホース取付具の第2延出部を溝部材の長手方向他方側に向けた状態で、前記第1排水ホース取付具の本体部を前記溝部材の凹面に載せる工程(C−1)、前記第2切除部分から前記第2排水ホース取付具の接続部が突出するように位置合わせすると共に、第2排水ホース取付具の第1延出部を溝部材の長手方向一方側に向け、且つ第2排水ホース取付具の第2延出部を溝部材の長手方向他方側に向けると共に、前記第1排水ホース取付具の切除端面に、第2排水ホース取付具の第1延出部の一方側端を接合した状態で、前記第2排水ホース取付具の本体部を前記溝部材の凹面に載せる工程(D−1)、前記第1蓋部を第1排水ホース取付具の第1延出部の上面に被せ、前記第2蓋部を第1排水ホース取付具の第2延出部の上面及び第2排水ホース取付具の第1延出部の上面に被せ、前記第3蓋部を第2排水ホース取付具の第2延出部の上面に被せる工程(E−1)、を含むことを特徴とする。
本発明の他の排水ホース取付具の取付方法は、床面に敷設され且つ水を流す長尺凹状の溝部材と、前記溝部材の凹面上方部を覆う蓋部材であって、一方の側端が前記溝部材に連結され且つ他方の側端が前記溝部材の側壁に形成された嵌入用溝に嵌入された蓋部材と、を有する排水処理部材に、上記排水ホース取付具を少なくとも2個取付ける方法において、前記2個の排水ホース取付具のうち、第1排水ホース取付具の第2延出部の一部分を切除して、その切除端面から第2通水部を開口させる工程(A−2)、前記蓋部材の他方の側端を嵌入用溝から外し、その長手方向中途部において蓋部材の1つの部分を切除して切除部分を形成し、この切除部分において前記蓋部材を第1蓋部及び第2蓋部に分割する工程(B−2)、前記切除部分から前記第1排水ホース取付具の接続部が突出するように位置合わせすると共に、第1排水ホース取付具の第1延出部を溝部材の長手方向一方側に向け、且つ第1排水ホース取付具の第2延出部を溝部材の長手方向他方側に向けた状態で、前記第1排水ホース取付具の本体部を前記溝部材の凹面に載せる工程(C−2)、前記切除部分から前記第2排水ホース取付具の接続部が突出するように位置合わせすると共に、第2排水ホース取付具の第1延出部を溝部材の長手方向一方側に向け、且つ第2排水ホース取付具の第2延出部を溝部材の長手方向他方側に向けると共に、前記第1排水ホース取付具の切除端面から開口された第2通水部内に、第2排水ホース取付具の第1延出部を挿入した状態で、前記第2排水ホース取付具の本体部を前記溝部材の凹面に載せる工程(D−2)、前記第1蓋部を第1排水ホース取付具の第1延出部の上面に被せ、前記第2蓋部を第2排水ホース取付具の第2延出部の上面に被せる工程(E−2)、を含むことを特徴とする。
本発明に係る排水ホース取付具は、第1通水部が第1延出部の一方側端から貫通孔に連通されているので、排水ホースから出る水を、貫通孔から第1通水部を通じて、排水処理部材の長手方向一方側に導くことができる。また、本発明に係る排水ホース取付具は、第2通水部が第2延出部の中途部から前記貫通孔に連通されているので、排水ホースから出る水が、第2通水部を通じて長手方向他方側へ流れても、該水を第2延出部の中途部で堰き止めて、水の逆流を防止できる。
本発明に係る排水ホース取付具は、排水処理部材に簡易に取り付けることができ、さらに、従来のように隙間を塞ぐ必要もなく、排水処理部材に取り付けるだけで水の逆流を防止できる。
本発明の排水ホース取付具の取付方法によれば、2個以上の排水ホース取付具の接合部分から水が滲み出たり、或いは、粉塵などが入り込むことを防止できる。
さらに、本発明の排水ホース取付具の取付方法によれば、2個以上の排水ホース取付具を、接着剤による接着や熱溶着などの煩雑で且つ再利用不可能な手段を用いずに、排水処理部材に取り付けることもできるので、これらを簡易に取り付け、及び、取り外すことができる。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
ただし、本明細書において、用語の接頭語として「第1」「第2」などを付している場合があるが、該接頭語は同様の用語を区別するために付しているのであって、その優劣や順序などを意味するわけではない。
<第1実施形態>
図1及び図2において、1は、床面91に敷設された凹状の溝部材2と該溝部材2の凹面上方部を覆う開閉可能な蓋部材3とを有する排水処理部材5と、該排水処理部材5に取付けられた排水ホース取付具6と、を有する排水処理構造を示す。
図示例では、1つの排水処理部材5に、2個の排水ホース取付具6が並べて取り付けられている。この2個の排水ホース取付具6のうち、一方の排水ホース取付具6を特に指す場合には「第1排水ホース取付具6a」といい、他方を「第2排水ホース取付具6b」といい、第1及び第2排水ホース取付具を総称する場合には排水ホース取付具6という。
床面91は、例えば、マンションなどの構造物の共同廊下などが例示できるが、これに限定されるわけではない。
上記排水処理部材5は、床面91を横切って敷設されている。該排水処理部材の端部は、例えば、構造物の壁面92から排水路93(雨樋や側溝等)に至っている。
なお、94は、空調機の室外機を示し、95は、前記空調機の水を流すための第1排水ホースを示し、97は、図示した空調機とは異なる空調機の水を流すため、又は、空調機以外の水を流すための第2排水ホースを示す。
96は、溝部材2が設けられた床面以外の、床面上に敷設された外装材を示す。
以下、本発明の排水ホース取付具及びその取付方法の各実施形態をそれぞれ説明する。
(第1実施形態の排水ホース取付具について)
排水処理部材5の溝部材2は、図3にも示すように、断面視凹状に形成され、さらに、平面視細長い長尺状に形成されている。
なお、本明細書において、長尺状とは、直交する2つの方向のうち、一方向が他方向に比して明らかに長い形状をいう。以下、この長い方向を「長手方向」といい、該長手方向と面内で直交する方向を「幅方向」という。
溝部材2は、図3に示すように、下面が床面91に接着され且つ上面が水の通路となる底壁21と、該底壁21の幅方向両側において上方に立設された両側壁22,23と、を有する。底壁21及び側壁22,23は、長手方向に延び、該底壁21と側壁22,23によって溝部材2の長手方向に延びる凹面29が形成されている。
溝部材2は、その長手方向一方側端が構造物の排水路93の近傍に位置するようにして、床面91上に、接着剤を介して、固着されている。
溝部材2の凹面29の幅方向長さW(両側壁22,23の内側間の長さ)は、特に限定されず、通常、1cm〜10cm程度、好ましくは2cm〜5cm程度である。側壁22,23の高さ(上下方向長さ)は、特に限定されないが、余りに高いと歩行時に排水処理部材5が邪魔になることがあるので、通常、1mm〜10mm程度、好ましくは2mm〜5mm程度に形成される。
溝部材2の両側壁22,23の上端部外側には、側壁22,23の外面に対して略直交する方向へ延びる重合片部24が延設されている。重合片部24は、溝部材2の長手方向全体に亘って形成されている。この重合片部24は、床面91に敷設された外装材96の端部上面に被さる部分である。重合片部24は、溝部材2と外装材96の間に生じる目地を隠し且つ両者間の不陸を解消するために設けられている。
また、溝部材2の一方の側壁22には、蓋部材3の一方の側端32が連結されている。溝部材2の他方の側壁23の上端部内側には、嵌入用溝25が形成されている。該嵌入用溝25は、側壁23の内面に対して略直交する方向へ凹んだ溝(例えば、断面視略V字状に凹んだ溝)であり、溝部材2の長手方向全体に亘って形成されている。この嵌入用溝25には、蓋部材3の他方の側端33が嵌入脱可能である。
蓋部材3は、溝部材2の凹面上方部を覆う長尺状の板部材であり、溝部材2の長手方向全体に亘って形成されている。該蓋部材3の一方の側端32は、溝部材2の一方の側壁22の上端部内側に一体的に連結されており、蓋部材3の他方の側端33は、自由端とされている。
この蓋部材3の他方の側端33は、溝部材2の嵌入用溝25に嵌入脱可能な形状に形成されている。蓋部材3の他方の側端33を嵌入用溝25に嵌入することにより、蓋部材3と溝部材2の凹面29との間に所定の隙間を有した状態で、溝部材2の凹面上方部が蓋部材3によって覆われている。なお、溝部材2の凹面29は、排水ホースから出る水の通路となる部分である。
一方、図4に示すように、蓋部材3の他方の側端33を嵌入用溝25から外し、且つ一方の側端32を支点にして蓋部材3を曲げながら上方へ捲ることにより、溝部材2の凹面上方部を開放できる。このように蓋部材3を開くことにより、溝部材2の凹面29上に溜まったゴミや水垢などを清掃することができる。
排水処理部材5を形成する材料は、特に限定されない。もっとも、上述のように蓋部材3を曲げながら開けることができるようにするため、排水処理部材5は、弾性を有する材料で形成されていることが好ましい。該弾性を有する材料としては、特に限定されず、軟質ポリ塩化ビニル系樹脂、軟質ポリエチレン系樹脂、熱可塑性エラストマー、各種ゴム、これらの混合材料、または、これらと他の樹脂とを混合した混合材料などが挙げられる。
また、溝部材2と蓋部材3は、通常、同一材料を用いた押出し成型法で形成できるが、溝部材2と蓋部材3を別々に成型した後、該蓋部材3の側端32を溝部材2に接着(溶着を含む)することによって一体化させることもできる。従って、溝部材2と蓋部材3は同一材料に限られず、それぞれ異なる材料を用いて形成することもできる。
次に、排水ホース取付具6は、図5〜図8に示すように、排水ホースが接続される接続部7と、接続部7に連通する貫通孔87が形成され且つ溝部材2の凹面29上に設置される本体部8と、を有する。
具体的には、排水ホース取付具6は、本体部8の上面に、管状の接続部7が突設されている。
管状の接続部7は、その管内に排水ホースを挿入脱できる径(排水ホースの外径よりも少し大きな内径)に形成されている。該接続部7は、全体として本体部8の上面に対して傾斜して突設されている。
このように接続部7が傾斜状に設けられていることにより、その傾斜角に対応して接続部7の上端開口部の高さ位置が低くなる。施工場所によっては、排水ホースの下方が少し余っていることがあるが、前記のように接続部7の上端開口部の高さ位置が低ければ、少し長い排水ホースを接続部7に比較的容易に差し込むことができる。また、本体部8に対して傾斜した接続部7は、その傾斜角に応じて接続部7の突出長が長くなるので、挿入した排水ホースが外れにくくなるという利点もある。
ただし、接続部7は、本体部8の上面に対して傾斜して突設されている場合に限定されず、接続部7は、本体部8の上面に対して略直交する方向に延びて突設されていてもよい(図示せず)。
また、接続部7の形状は、鈍角に屈曲した屈曲部を有する管状に形成され、好ましくは、図示したように、鈍角に屈曲した屈曲部71,72を2箇所有する管状に形成されている。このように屈曲した管状の接続部7であれば、排水ホースを挿入したときに、接続部7の屈曲部71,72において排水ホースが適宜折れ曲がり、排水ホースが接続部7に係合し易くなる。このため、排水ホースが接続部7から不用意に外れることを防止できる。
ただし、接続部7の形状は、必ずしも屈曲状に限られず、例えば、真っ直ぐな管状(直管状)でもよい(図示せず)。
本体部8は、接続部7の下端開口部に連通する貫通孔87と、接続部7の一端から離れる方向に延びる第1延出部81と、接続部7の他端から離れる方向に延びる第2延出部82と、接続部7の一側端であって、第1延出部81の一側端及び第2延出部82の一側端に跨って形成された舌状片部83と、を有する。
第1延出部81及び第2延出部82は、溝部材2の凹面29に嵌り込む平面視略矩形状に形成されている。
第1延出部81及び第2延出部82は、貫通孔87を基準にして、相反する方向(180度方向)に延びている。換言すると、第1延出部81は、本体部8を溝部材2の凹面29に設置したときに、溝部材2の長手方向一方側に向かって延びる部分であり、第2延出部82は、同溝部材2の長手方向他方側に向かって延びる部分である。また、本体部8を溝部材2の凹面29に設置したとき、第1延出部81及び第2延出部82の上に、蓋部材3を被せることが可能である。
さらに、第1延出部81の上面には、第1段部85が形成されている。該第1段部85は、第1延出部81の幅方向に形成されている。第1段部85を境界として、第1延出部81の上面は、接続部7が突設された突設領域815と、蓋部材3が被せられる被覆領域816と、に区画されている。この被覆領域816は、突設領域815よりも、第1段部85の高さ分だけ低くなっている。
同様に、第2延出部82の上面には、第2段部86が形成されている。該第2段部86は、第2延出部82の幅方向に形成されている。第2段部86を境界として、第2延出部82の上面は、接続部7が突設された突設領域825と、蓋部材3が被せられる被覆領域826と、に区画されている。この被覆領域826は、突設領域825よりも、第2段部86の高さ分だけ低くなっている。
また、第1延出部81の被覆領域816の上面及び第2延出部82の被覆領域826の上面は、被せられる蓋部材3の下面に面接触しうる形状(例えば平坦状など)に形成されている。ここで、本明細書において、「面接触しうる形状」とは、水が滲み出ない程度に水密性を以て接する形状をいう。例えば、接触する一方が平坦状であるときに、接触する他方が平坦状である場合や、接触する一方が非平坦状であるときに、接触する他方がその非平坦状に沿って全体又は一部が接する形状である場合が含まれる。
上記第1段部85及び第2段部86を形成することにより、第1延出部81の被覆領域816及び第2延出部82の被覆領域826の上に被せた蓋部材3の端面を該段部85,86に当てることができる。
第1段部85及び第2段部86の高さ(上下方向長さ)は、特に限定されないが、蓋部材3の厚みと略同じであることが好ましい。第1延出部81及び第2延出部82の上に蓋部材3を被したときに、蓋部材3の上面と突設領域815,825の上面が略同じ高さとなるからである。
一方、第1延出部81の下面には、第1延出部81の長手方向一方側端から前記貫通孔87に連通された第1通水部41が形成されている。この第1通水部41は、第1延出部81の下面に形成された凹状部分で構成されている。
具体的には、第1延出部81の下面には、第1延出部81の幅方向両側部において、長手方向に延びる一対の第1長状突出壁811,811が下方に突設されている。この一対の第1長状突出壁811,811は、第1延出部81の長手方向一方側端から貫通孔87の側端にまで延設されている。第1長状壁811の下面は、溝部材2の凹面29に面接触しうる形状に形成されている。
第1通水部41は、一対の第1長状突出壁811,811の内側と第1延出部81の下面とで区画された凹状部分からなる。
なお、第1延出部81の下面には、第1延出部81の幅方向中央部において、第1支持部812が下方に突設されている。この第1支持部812は、長手方向に延びる長状に突出された部分である。第1支持部812の突出長さ(高さ)は、第1長状突出壁811と同じ突出長さである。この第1支持部812は、第1延出部81の上面に荷重が加わったときに、第1通水部41が凹むことを防止するために設けられている。
また、第2延出部82の下面には、第2延出部82の長手方向中途部(第2段部86に対応する位置と第2延出部82の他方側端の間)から前記貫通孔87に連通された第2通水部42が形成されている。この第2通水部42は、第2延出部82の下面に形成された凹状部分で構成されている。
具体的には、第2延出部82の下面には、第2延出部82の幅方向両側部において、長手方向に延びる一対の第2長状突出壁821,821が下方に突設されている。この一対の第2長状突出壁821,821は、第2延出部82の長手方向他方側端から貫通孔87の側端にまで形成されている。第2長状突出壁821の下面は、溝部材2の凹面29に面接触しうる形状に形成されている。この第2長状突出壁821は、上記第1長状突出壁811と同じ突出高さであることが好ましい。なお、第2長状突出壁821と第1長状突出壁811は、連結されている(一体化されている)。
さらに、第2延出部82の下面には、第2延出部82の長手方向他方側端において、幅方向に延びる封止突出壁823が下方に突設されている。封止突出壁823の下面は、溝部材2の凹面29に面接触しうる形状に形成されている。
この封止突出壁823の突出長さ(高さ)は、第2長状突出壁821と同じ突出長さである。封止突出壁823の両側部は、一対の第2長状突出壁821,821にそれぞれ連結されている(一体化されている)。
第2通水部42は、一対の第2長状突出壁821,821及び封止突出壁823の内側と第1延出部81の下面とで区画された凹状部分である。つまり、第2通水部42は、第2延出部82の下面に突設された底面視略コ字状の突出壁(第2長状突出壁821,821及び封止突出壁823)で囲われた凹状部分からなる。
なお、第2延出部82の下面にも、上記第1支持部812と同様な、第2支持部822が突設されている。該第2支持部822は、上記第1支持部812と同様に、第2延出部82の下面の幅方向中央部において、長手方向に延びる長状突出部分で構成することができる。
上記本体部8を溝部材2の凹面29に設置したときに、第1長状突出壁811の下面が凹面29に面接触し、第1延出部81の第1通水部41と溝部材2の凹面29との間に、長手方向一方側端から貫通孔87にまで連通した隙間が形成される。このため、接続部7に接続された排水ホースから出る水は、貫通孔87から前記第1通水部41を通じて第1延出部81の長手方向一方側端から出て、溝部材2の一方側へ流れ出ていく。
他方、上記本体部8を溝部材2の凹面29に設置したときに、第2長状突出壁821の下面及び封止突出壁823の下面が凹面29に面接触し、第2延出部82の第2通水部42と溝部材2の凹面29との間に、封止突出壁823の内側から貫通孔87にまで連通した隙間が形成される。このため、接続部7に接続された排水ホースから出る水が、貫通孔87から前記第2通水部42を通じて第2延出部82の長手方向他方側へ流れても、封止突出壁823によって該水の流れを堰き止めることができる。よって、水が、溝部材2の長手方向他方側へ流れること(逆流すること)を防止できる。
また、上記第2延出部82の上面には、薄肉部824が設けられている。該薄肉部824は、第2延出部82の厚みが薄くなった部分である。
薄肉部824は、前記第2通水部42を2つに分断するような位置において、第2延出部82の幅方向に延びて形成されている。
具体的には、薄肉部824は、例えば、第2延出部82の厚み方向に略V字状に切込まれた切込み線からなり、該切込み線は、第2延出部82の幅方向に延設されている。この薄肉部824は、第2延出部82の上面の幅方向全体に亘って形成されている。該薄肉部824の形成位置は、第2段部86と封止突出壁823の間である。
該薄肉部824を利用すれば、第2延出部82を容易に分断することができる。該薄肉部824にて第2延出部82を分断すると、封止突出壁823が排水ホース取付具6から除去される。該封止突出壁823が除去された後の第2延出部82の長手方向他方側端(切除端面)には、第2通水部42が開口される。
舌状片部83は、溝部材2の嵌入用溝25に嵌入脱可能な形状に形成されている。好ましくは、舌状片部83は、蓋部材3の他方の側端33と略同じ形状に形成される。
上記第1延出部81及び第2延出部82の横長さは、特に限定されないが、これらの横長さは、溝部材2の凹面29の横長さと略等しい長さに形成されていることが好ましい。本体部8を溝部材2の凹面29に設置したとき、第1延出部81及び第2延出部82と溝部材2の両側壁22,23との間に隙間が生じることを防止できるからである。
また、第1延出部81及び第2延出部82の縦長さは、特に限定されず、適宜設計することができる。
ただし、本明細書において、横長さとは、本体部8を溝部材2の凹面29に設置したとき、溝部材2の幅方向と平行な方向における長さをいう。縦長さとは、本体部8を溝部材2の凹面29に設置したとき、溝部材2の長手方向と平行な方向における長さをいう。
排水ホース取付具6を形成する材料は、特に限定されず、比較的硬質な材料が好ましい。
排水ホース取付具6の形成材料としては、例えば、硬質ポリ塩化ビニル系樹脂などの硬質の合成樹脂、金属などが挙げられる。
上記排水ホース取付具6は、蓋部材3の一部分に形成された切除部分に嵌め込むことにより、排水処理部材5に取付けられる。
具体的には、図2、図9及び図10に示すように、蓋部材3の一部分に形成された切除部分37,38において、本体部8(第1延出部81及び第2延出部82)が溝部材2の凹面29上に設置され、且つ、舌状片部83が溝部材2の嵌入用溝25に嵌入されていると共に、第1延出部81及び第2延出部82の上に蓋部材3が被せられることによって、排水ホース取付具6が排水用処理部材5に取付けられている。
本発明の排水処理構造1は、1つの排水処理部材5に対して1個の排水ホース取付具6が取り付けられていてもよいし、或いは、1つの排水処理部材5に対して2個又はそれ以上(複数個)の排水ホース取付具6が取り付けられていてもよい。
排水処理部材5の施工場所は、排水ホースが1本だけであるところもあれば、排水ホースが別個に2本以上存在するところもある。施工場所によっては、例えば、室内機の排水ホース及び室外機の排水ホースの2本の排水ホースが存在したり、或いは、2台以上の空調機を有するところでは、2本以上の排水ホースが存在する。本発明の排水ホース取付具6は、2本以上の排水ホースを接続する場合に効果的である。
(第1実施形態の排水ホース取付具を2個設置する取付方法について)
以下、1つの排水処理部材5に2個の排水ホース取付具6を設置する場合を具体的に説明する。ただし、3個以上の排水ホース取付具6を1つの排水処理部材5に設置する場合も、2個取り付ける場合と同様にして実施できるので、その説明は省略する。
なお、排水ホース取付具6の設置に際して、排水処理部材5は、床面91に敷設されていてもよいし、或いは、床面91に敷設されていなくてもよい。排水処理部材5が床面91に敷設されていない場合には、排水ホース取付具6を排水処理部材5に取付けた後、該排水処理部材5を床面91に敷設すればよい。
・工程(A−1)
工程(A−1)は、排水ホース取付具6の第2延出部82の一部分を切除して、その切除端面から第2通水部42を開口させる工程である。
上記第1排水ホース取付具6aの第2延出部82を、第2通水部42の長手方向他方側が開口するように分断する。上述の通り、第2延出部82に形成された薄肉部824を利用し、これに沿って第2延出部82を分断すれば、封止突出壁823が形成された部分を容易に除去できる。該封止突出壁82を除去することにより、第1排水ホース取付具6aの第2延出部82の長手方向他方側端(切除端面)から第2通水部42を開口させることができる。
・工程(B−1)
工程(B−1)は、第1排水ホース取付具6a及び第2排水ホース6bを設置するため、蓋部材3の長手方向中途部に、2つの切除部分を形成する工程である。
排水処理部材5の蓋部材3の他方の側端33を、溝部材2の嵌入用溝25から外す。外した蓋部材3の他方の側端33を、溝部材2の他方の側壁23の上に載せる。
次に、2個の排水ホース取付具を設置する2箇所を決め、蓋部材3の一部分を、カッターなどの切断具を用いて2箇所切除する。切除は、図11に示すように、蓋部材3の他方の側端33における長手方向に離れた2箇所の縁から、蓋部材3を幅方向に切断すると共に、蓋部材3の一方の側端32に沿って長手方向に切断することによって実施される。従って、蓋部材3の一部分が、平面コ字状に切除される。蓋部材3の切除は、当て木や市販の物差しなどを利用し、該物差しに沿ってカッターなどの切断具を用いて実施できる。
この切除を所定間隔を開けて2箇所実施することにより、蓋部材3に、第1切除部分37及び第2切除部分38を形成できる。2箇所で切除された蓋部材3は、図11に示すように、第1切除部分37及び第2切除部分38を基準にして、第1蓋部3a、第2蓋部3b及び第3蓋部3cに分割される。
第1切除部分37及び第2切除部分38の縦長さL1は、排水ホース取付具6の第1段部85から第2段部86までの縦長さL2と略同じに形成することが好ましい(尚、この縦長さL2については、図5に図示している)。もっとも、前記縦長さL1は、縦長さL2よりも少し大きくなるように形成してもよい。
また、第2蓋部3bの縦長さL3は、第1排水ホース取付具6aの第2延出部82の切除端面と第2排水ホース取付具6bの第1延出部81の長手方向一方側端を当接させた状態において、第1排水ホース取付具6aの第2段部86から第2排水ホース取付具6bの第1段部85までの縦長さL4と略同じに形成することが好ましい(尚、この縦長さL4については、図9に図示している)。もっとも、第2蓋部3bの縦長さL3は、前記縦長さL4よりも少し短くてもよい。第2蓋部3bの縦長さL3は、第1切除部分37及び第2切除部分38の形成間隔を調整することによって、適宜に設定できる。
なお、工程(A−1)及び工程(B−1)は、何れを先に実施しても良いし、両工程は、同時並行的に実施してもよい。
・工程(C−1)
工程(C−1)は、前記第1切除部分37に第1排水ホース取付具6aを嵌め込んで、第1排水ホース取付具6aの本体部8を溝部材2の凹面29に設置する工程である。
図12に示すように、第1蓋部3a及び第2蓋部3bを上方へ捲り、第1切除部分37を大きく拡張する。
次に、第1排水ホース取付具6aの第1延出部81を溝部材2の長手方向一方側に向け、且つ同第2延出部82を溝部材2の長手方向他方側に向ける。
そして、第1排水ホース取付具6aの接続部7が第1切除部分37から突出するように位置合わせすると共に、第1段部85が第1蓋部3aの切除端面31aに接し且つ第2段部86が第2蓋部3bの一方の切除端面31bに接するように位置合わせした状態で、溝部材2の側方から第1排水ホース取付具6aを入れ、舌状片部83を溝部材2の嵌入用溝25に嵌入することにより、第1排水ホース取付具6aの本体部8を溝部材2の凹面29に載せる。
このように舌状片部83を嵌入用溝25に嵌入することにより、第1排水ホース取付具6aが溝部材2の幅方向に位置ズレすることを防止できる。
・工程(D−1)
工程(D−1)は、前記第2切除部分38に第2排水ホース取付具6bを嵌め込んで、第2排水ホース取付具6bの本体部8を溝部材2の凹面29に設置する工程である。
図13に示すように、第2蓋部3b及び第3蓋部3cを上方へ捲り、第2切除部分38を大きく拡張する。
次に、第2排水ホース取付具6bの第1延出部81を溝部材2の長手方向一方側に向け、且つ同第2延出部82を溝部材2の長手方向他方側に向ける。
そして、第2排水ホース取付具6bの接続部7が第2切除部分38から突出するように位置合わせすると共に、第1段部85が第2蓋部3bの他方の切除端面32bに接し且つ第2段部86が第3蓋部3cの切除端面31cに接するように位置合わせした状態で、溝部材2の側方から第2排水ホース取付具6bを入れ、舌状片部83を溝部材2の嵌入用溝25に嵌入することにより、第2排水ホース取付具6bの本体部8を溝部材2の凹面29に載せる。
このとき、第2排水ホース取付具6bの長手方向一方側端を、第1排水ホース取付具6aの第2延出部82の切除端面82aに当接させる。このように当接することにより、第1及び第2排水ホース取付具6a,6bの端面が接合して、第1排水ホース取付具6aの第2通水部42と第2排水ホース取付具6bの第1通水部41とを連通させることができる。さらに、第1及び第2排水ホース取付具6a,6bの端面を接合し、両者を隙間なく並べることにより、排水ホース取付具全体の設置長さを短くできる。
もっとも、第1排水ホース取付具6aの第2延出部82の切除端面82aと第2排水ホース取付具6bの第1延出部81の長手方向一方側端とは、必ずしも当接させる必要はない。両者に隙間が生じても第2蓋部3bを被せることによって、該隙間から排水が外部に漏れることはないからである。
なお、工程(C−1)及び工程(D−1)は、何れを先に実施しても良いし、両工程は、同時並行的に実施してもよい。
・工程(E−1)
工程(E−1)は、第1蓋部3a、第2蓋部3b及び第3蓋部3cを、第1排水ホース取付具6a及び第2排水ホース取付具6bの第1延出部81及び第2延出部82の上に被せ、排水ホース取付具6を固定する工程である。
第1及び第2排水ホース取付具6a,6bを溝部材2の凹面29に設置した後、第1蓋部3aを第1排水ホース取付具6aの第1延出部81の被覆領域816の上面に被せる。同様に、第2蓋部3bを、第1排水ホース取付具6aの第2延出部82の被覆領域826及び第2排水ホース取付具6bの第1延出部81の被覆領域816の上面に被せる。同様に、第3蓋部3cを、第2排水ホース取付具6bの第2延出部82の被覆領域826の上面に被せる。
蓋部材3が弾性材料から形成されている場合には、第1蓋部3a、第2蓋部3b及び第3蓋部3cの止めを解除するだけで、それらは元の形状に弾性復帰し、溝部材2の上方へと戻る。
被せられた第1蓋部3aの切除端面31aは、第1排水ホース取付具6aの第1段部85に接し、且つ第2蓋部3bの一方の切除端面31bは、第1排水ホース取付具6aの第2段部86に接する。従って、第1排水ホース取付具6aは、溝部材2の長手方向に位置ズレすることがない。
同様に、被せられた第2蓋部3bの他方の切除端面32bは、第2排水ホース取付具6bの第1段部85に接し、且つ第3蓋部3cの切除端面31cは、第2排水ホース取付具6bの第2段部86に接する。従って、第2排水ホース取付具6bは、溝部材2の長手方向に位置ズレすることがない。
そして、第1蓋部3a、第2蓋部3b及び第3蓋部3cの側端33を、それぞれ溝部材2の嵌入用溝25に嵌入して、該第1蓋部3a、第2蓋部3b及び第3蓋部3cを溝部材2に固定する。このように第1蓋部3a、第2蓋部3b及び第3蓋部3c(蓋部材3)を、排水ホース取付具6の第1延出部81及び第2延出部82の上面に被せることにより、その自重により押さえ付けられた排水ホース取付具6は、浮き上がることなく溝部材2の所定位置に固定される。蓋部材3が弾性材料から形成されている場合には、元の形状に弾性復帰しようとする復元力によって、排水ホース取付具6を溝部材2に更に強固に固定できる。
また、第1排水ホース取付具6aの第2延出部82及び第2排水ホース取付具6bの第1延出部81の上面に、第2蓋部3bを被せることにより、第1排水ホース取付具6aと第2排水ホース取付具6bの接合部分が第2蓋部3bによって覆われる。このため、第1排水ホース取付具6aと第2排水ホース取付具6bの接合部分から(第1排水ホース取付具6aの第2延出部82の切除端面82aと第2排水ホース取付具6bの長手方向一方側端の間から)、水が滲み出す虞はない。また、前記接合部分から粉塵などが入り込む虞もない。
なお、工程(E−1)は、工程(C−1)及び/又は工程(D−1)と同時に実施してもよい。
最後に、第1排水ホース取付具6aの接続部7に第1排水ホース95を挿入し、第2排水ホース取付具6bの接続部7に第2排水ホース97を挿入することにより、図2及び図9に示すような、排水処理構造1を構築できる。
本発明の排水処理構造1は、第1排水ホース95及び第2排水ホース97から出る水を、第1排水ホース取付具6a及び第2排水ホース取付具6bを介して溝部材2の長手方向一方側へ流し、雨樋などの排水路93へ水を導くことができる。
すなわち、第1排水ホース95から出る水は、第1排水ホース取付具6aの第1通水部41を通じて、溝部材2の長手方向一方側へ流れる。第2排水ホース97から出る水は、第2排水ホース取付具6bの第1通水部41から第1排水ホース取付具6aの第2通水部42及び第1通水部41を通じて、溝部材2の長手方向一方側へ流れる。第2排水ホース取付具6bの第2通水部42の長手方向他方側には、封止突出壁823を有するので、水が溝部材2の長手方向他方側へ流れ出ることを防止できる。
本発明の排水ホース取付具は、溝部材2に設置するだけで、排水ホースから出る水を、溝部材2の長手方向一方側へと確実に導き、該水の逆流を防止できる。
また、排水ホース取付具6の接続部7は、傾斜状に設けられているので、図9に示すように、挿入した排水ホース95の先端の一部分のみが溝部材2の凹面29に接する。このため、排水ホース95の下端開口部が溝部材2の凹面29によって塞がれることもない。
本発明の排水ホース取付具6は、接着剤による接着や熱溶着などの煩雑で且つ再利用不可能な手段を用いずに、排水処理部材5に取付けることができる。従って、排水ホース取付具6を排水処理部材5に簡易に取付けることができ、さらに、一旦取付けた排水ホース取付具6が破損し、交換する必要性が生じた場合であっても、これを容易に交換することができる。
さらに、本発明の排水ホース取付具6は、溝部材2の凹面29に載せ且つ第1延出部81及び第2延出部82の上に蓋部材3を被せることにより取付けられるので、蓋部材3を溝部材2から外すときに、排水ホース取付具6が蓋部材3と共に外れることがなく、蓋部材3のみを容易に外すことができる。このため、蓋部材3のみを外し、溝部材2の凹部上方部を開放し、溝部材2の清掃を行うことができる。
(第1実施形態の排水ホース取付具の変形例について)
上記排水ホース取付具6は、本体部8に舌状片部83が形成されているが、該舌状片部83が形成されていなくてもよい。本発明の排水ホース取付具6は、蓋部材3が被さる第1延出部81及び第2延出部82を有するので、溝部材2の所定位置に取り付けることができるからである。
(第1実施形態の排水ホース取付具の取付方法の変形例)
上記第1実施形態の工程(C−1)においては、第1蓋部3a及び第2蓋部3bを上方へ捲って第1切除部分37を大きく拡張した後、第1排水ホース取付具6aを溝部材2に設置しているが、例えば、これを下記のように変形することもできる。
・工程(C−1)の変形例
第1切除部分37を形成した後、第1蓋部3aの側端33を、溝部材2の嵌入用溝25に嵌入し、第1蓋部3aを溝部材2に固定する。他方、第2蓋部3bは上方へ捲り上げておく。
次に、第1排水ホース取付具6aの本体部8を、溝部材2の凹面29に載せると共に、第1排水ホース取付具6aの舌状片部83を、溝部材2の嵌入用溝25に嵌入する。次に、該第1排水ホース取付具6aを、前記第1蓋部3aの切除端面31a側へ、溝部材2の凹面29上をスライド移動させる。第1排水ホース取付具6aの第1段部85が第1蓋部3aの切除端面31aに当たるまで、第1排水ホース取付具6aをスライド移動させることにより、該第1排水ホース取付具6aを第1切除部分37に位置させることができる。その後、第2排水ホース取付具6bを第2切除部分38に設置し、両者の接合部分の上に第2蓋部3bを被せ、事後、上記実施形態と同様に実施すればよい。
また、上記第1実施形態の工程(D−1)においては、第2蓋部3b及び第3蓋部3cを上方へ捲って第2切除部分38を大きく拡張した後、第2排水ホース取付具6bを溝部材2に設置しているが、例えば、これを下記のように変形することもできる。
・工程(D−1)の変形例
この工程(D−1)の変形例は、通常、工程(C−1)の前に実施される。
上記工程(B−1)において第2切除部分38を形成した後、第3蓋部3cの側端33を、溝部材2の嵌入用溝25に嵌入し、第3蓋部3cを溝部材2に固定する。他方、第2蓋部3bは上方へ捲り上げておく。
次に、第2排水ホース取付具6bの本体部8を、溝部材2の凹面29に載せると共に、第2排水ホース取付具6bの舌状片部83を、溝部材2の嵌入用溝25に嵌入する。次に、該第2排水ホース取付具6bを、前記第3蓋部3cの切除端面31c側へ、溝部材2の凹面29上をスライド移動させる。第2排水ホース取付具6bの第2段部86が第3蓋部3cの切除端面31cに当たるまで、第2排水ホース取付具6bをスライド移動させることにより、該第2排水ホース取付具6bを第2切除部分38に位置させることができる。その後、第1排水ホース取付具6aを第1切除部分37に設置し、両者の接合部分の上に第2蓋部3bを被せ、事後、上記実施形態と同様に実施すればよい。
ことができる。
なお、上記取付方法は、排水ホース取付具6を2個設置する場合について説明したが、排水ホース取付具6を1個設置する場合も、この取付方法によって実施できる。排水ホース取付具6を1個設置する場合には、溝部材2の一箇所に切除部分を形成し、その切除部分に上記排水ホース取付具6(封止突出壁82が除去されていない排水ホース取付具6)を、上記取付方法と同様にして設置すればよい。
<第2実施形態>
第2実施形態は、2個の排水ホース取付具を1つの排水処理部材に取り付けるときに、第1排水ホース取付具に第2排水ホース取付具を挿入して連結できる態様に関する。
第2実施形態を説明するにあたっては、上記第1実施形態と同様の構成及び効果については説明を省略し、且つ、用語及び符号をそのまま援用する場合がある。
図14〜図17は、本実施形態の排水ホース取付具6を示す。本実施形態の排水ホース取付具6は、上記実施形態と同様に、貫通孔87を基準にして、溝部材2の長手方向一方側に向かって延び且つ上面に蓋部材3が被せられる第1延出部81と、溝部材2の他方側に向かって延び且つ上面に蓋部材3が被せられる第2延出部82と、を有し、第1延出部81及び第2延出部82の上面には、第1段部85及び第2段部86が形成されている。
第1段部85を境界として、第1延出部81の上面は、接続部7が突設された突設領域815と、蓋部材3が被せられる被覆領域816と、に区画されている。この第1延出部81の下面には、第1延出部81の長手方向一方側端から前記貫通孔87に連通された第1通水部41が形成されている。
第2延出部82の上面は、第2段部86を境界として、接続部7が突設された突設領域825と、蓋部材3が被せられる被覆領域826と、に区画されている。
第2延出部82のうち突設領域825の下面に、第2通水部42が形成されている。
この第2通水部42は、第2段部86に対応する位置から貫通孔87に連通されている。
第2延出部82の下面のうち、第2段部86に対応する位置には、幅方向に延びる封止突出壁823が下方に突設されている。この封止突出壁823の下面は、溝部材2の凹面29に面接触しうる形状に形成されている。第2延出部82の被覆領域826の下面は、前記封止突出壁323の下面に連続し、溝部材2の凹面29に面接触しうる形状に形成されている。
さらに、第2延出部82の突設領域825の下面には、第2延出部82の幅方向両側部において、長手方向に延びる一対の第2長状突出壁821,821が下方に突設されている。この一対の第2長状突出壁821,821は、第2段部86に対応する位置から貫通孔87の側端にまで形成されている。該第2長状突出壁821の下面も、溝部材2の凹面29に面接触しうる形状に形成されている。
本実施形態の第2通水部42は、一対の第2長状突出壁821,821及び封止突出壁823の内側と第1延出部81の突設領域825の下面とで区画された凹状部分からなる。
本実施形態の第1延出部81の高さH1は、前記第2通水部42(第2長状突出壁821)の高さH2以下とされている。好ましくは、第1延出部81の高さH1と前記第2通水部42の高さH2は、略同じに形成される。
さらに、本実施形態の排水ホース取付具6の第2延出部82にも、薄肉部が設けられているが、その形成位置が、上記第1実施形態と異なる。
具体的には、第2延出部82の突設領域825の上面には、第1薄肉部827が形成されている。この第1薄肉部827は、封止突出壁823の内面に対応した位置において、第2延出部82の幅方向に延設されている。
また、第2延出部82の突設領域825の両側面には、第2薄肉部828,828がそれぞれ形成されている。この第2薄肉部828,828は、第2段部86と被覆領域826の境界部から貫通孔87の側端まで、長手方向に延設されている。
さらに、第2延出部82の一対の第2長状突出壁821,821の下面には、第3薄肉部829,829がそれぞれ形成されている。この第1薄肉部827は、第2薄肉部828の端部に対応した位置において、第2延出部82の幅方向に延設されている。
第1〜第3薄肉部827,828,829は、例えば、第2延出部82の厚み方向に略V字状に切込まれた切込み線からなる。
第1〜第3薄肉部827,828,829を利用すれば、第2延出部82を容易に分断することができる。
第1薄肉部827にて第2延出部82を分断すると、封止突出壁823及び被覆領域826が排水ホース取付具6から除去される。該封止突出壁823が除去された後の第2延出部82の長手方向他方側端(切除端面)には、第2通水部42が開口される。
さらに、第2及び第3薄肉部828,829にて第2延出部82を分断すると、一対の第2長状突出壁821,821の一部分(切除端面から貫通孔87の側端までの部分)が排水ホース取付具6から除去される。
これらを除去した後の排水ホース取付具6は、図18に示すように、第2通水部42が開口していると共に、突設領域825の下面825aが平坦状となる。
本実施形態の排水ホース取付具6は、上記第1実施形態と同様に、蓋部材3の一部分に形成された切除部分に嵌め込むことにより、排水処理部材5に取付けられる。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、1つの排水処理部材5に対して2個又はそれ以上(複数個)の排水ホース取付具6を取り付けることもできる。或いは、1つの排水処理部材5に対して排水ホース取付具6を1個取り付けることもできる。
図19は、1つの排水処理部材5に対して、本実施形態の排水ホース取付具6が2個取り付けられた排水処理構造1を示す。
本実施形態において、第1排水ホース取付具6aと第2排水ホース取付具6bは、隣接する端部を接触させた状態で取り付けられている。
(第2実施形態の排水ホース取付具を2個設置する取付方法について)
以下、本実施形態の排水ホース取付具6を、1つの排水処理部材5に2個設置する場合を具体的に説明する。ただし、3個以上の排水ホース取付具6を1つの排水処理部材5に設置する場合も、2個取り付ける場合と同様にして実施できるので、その説明は省略する。また、1個の排水ホース取付具6を1つの排水処理部材5に設置する場合についても、2個取付ける取付方法に準じて実施できるので、その説明は省略する。
・工程(A−2)
工程(A−2)は、排水ホース取付具6の第2延出部82の一部分を切除して、その切除端面から第2通水部42を開口させる工程である。
第1排水ホース取付具6aの第2延出部82を、第2通水部42の長手方向他方側が開口するように分断する。上述の通り、第2延出部82に形成された第1〜第3薄肉部827,828,829を利用すれば、第2延出部82を容易に分断できる。分断された第1排水ホース取付具6aは、図18に示すように、切除端面から第2通水部42が開放される。
・工程(B−2)
工程(B−2)は、第1排水ホース取付具6a及び第2排水ホース6bを設置するため、蓋部材3の長手方向中途部に、1つの切除部分を形成する工程である。
2個の排水ホース取付具6を設置する箇所を決め、カッターなどの切断具を用いて、蓋部材3の1箇所切除して、切除部分39を形成する(図20参照)。この切除部分39の縦長さL5は、第1排水ホース取付具6aの第1段部85から第2段部86までの縦長さと第2排水ホース取付具6bの第1段部85から第2段部86までの縦長さの合計長さと略同じに形成することが好ましいが、それよりも少し大きくなるように形成してもよい。
切除された蓋部材3は、切除部分39を基準にして、第1蓋部3a及び第2蓋部3bに分割される。
なお、工程(A−2)及び工程(B−2)は、何れを先に実施しても良いし、両工程は、同時並行的に実施してもよい。
・工程(C−2)
工程(C−2)は、前記切除部分39に第1排水ホース取付具6aを嵌め込んで、第1排水ホース取付具6aの本体部8を溝部材2の凹面29に設置する工程である。
図21に示すように、第1蓋部3aを上方へ捲り、切除部分39を大きく拡張する。
次に、第1排水ホース取付具6aの第1延出部81を溝部材2の長手方向一方側に向け、且つ同第2延出部82を溝部材2の長手方向他方側に向ける。
そして、第1排水ホース取付具6aの接続部7が切除部分39から突出するように位置合わせすると共に、第1段部85が第1蓋部3aの切除端面31aに接するように位置合わせした状態で、溝部材2の側方から第1排水ホース取付具6aを入れ、舌状片部83を溝部材2の嵌入用溝25に嵌入することにより、第1排水ホース取付具6aの本体部8を溝部材2の凹面29に載せる。
・工程(D−2)
工程(D−2)は、前記切除部分39に第2排水ホース取付具6bを嵌め込んで、第2排水ホース取付具6bの本体部8を溝部材2の凹面29に設置する工程である。
第2排水ホース取付具6bの第1延出部81を溝部材2の長手方向一方側に向け、且つ同第2延出部82を溝部材2の長手方向他方側に向ける。
図22に示すように、第2排水ホース取付具6bの接続部7が切除部分39から突出するように位置合わせすると共に、上記第1排水ホース取付具6aの切除端面82aから開口された第2通水部42内に第2排水ホース取付具6bの第1延出部81を挿入し、且つ第2排水ホース取付具6bの第2延出部82の第2段部86が第2蓋部3bの切除端面31bに接するように位置合わせした状態で、溝部材2の側方から第2排水ホース取付具6bを入れ、舌状片部83を溝部材2の嵌入用溝25に嵌入することにより、第2排水ホース取付具6bの本体部8を溝部材2の凹面29に載せる。
排水ホース取付具6の第1延出部81の高さは、第2通水部42の高さ以下に形成されているので、上記第2排水ホース取付具6bの第1延出部81を、第1排水ホース取付具6aの切除端面82aから第2通水部42内へと挿入することができる。
このように挿入されることにより、第1排水ホース取付具6aと第2排水ホース取付具6bを、水密的に接合することができる。特に、第1排水ホース取付具6aの切除端面82aと第2排水ホース取付具6bの第1段部85が当接するので、両者の接合部分から水が滲み出したり、或いは接合部分から粉塵などが入り込む虞もない。
さらに、第1排水ホース取付具6aの突設領域825と第2排水ホース取付具6bの突設領域815が連なって平坦状(面一状)となるので、ゴミなどが溜まることも防止できる。尚、第1排水ホース取付具6aの切除端面82aと第2排水ホース取付具6bの第1段部85は、当接させることが好ましいが、両者間は若干離れていてもよい。両者の間に多少の隙間があっても、第2排水ホース取付具6bの第1延出部81が第1排水ホース取付具6aの第2通水部42内に挿入されているので、水漏れやゴミの進入を防止できる。
なお、工程(C−2)及び工程(D−2)は、何れを先に実施しても良いし、両工程は、同時並行的に実施してもよい。
・工程(E−2)
工程(E−2)は、第1蓋部3a及び第2蓋部3bを、第1排水ホース取付具6aの第1延出部81及び第2排水ホース取付具6bの第2延出部82の上に被せ、排水ホース取付具6を固定する工程である。
第1及び第2排水ホース取付具6a,6bを溝部材2の凹面29に設置した後、第1蓋部3aを第1排水ホース取付具6aの第1延出部81の被覆領域816の上面に被せる。同様に、第2蓋部3bを、第2排水ホース取付具6bの第2延出部82の被覆領域826の上面に被せる。
被せられた第1蓋部3aの切除端面31aは、第1排水ホース取付具6aの第1段部85に接し、且つ第2蓋部3bの切除端面31bは、第2排水ホース取付具6bの第2段部86に接する。従って、接合された第1排水ホース取付具6a及び第2排水ホース取付具6bは、溝部材2の長手方向に位置ズレすることがない。また、蓋部材3が弾性材料から形成されている場合には、第1及び第2排水ホース取付具6a,6bに対して長手方向の外力が加わったときに、蓋部材3の弾性により、該排水ホース取付具6a,6bの位置ズレを更に効果的に防止できる。
そして、第1蓋部3a及び第2蓋部3bの側端33を、それぞれ溝部材2の嵌入用溝25に嵌入して、該第1蓋部3a及び第2蓋部3bを溝部材2に固定する。
なお、工程(E−2)は、工程(C−2)及び/又は工程(D−2)と同時に実施してもよい。
最後に、第1排水ホース取付具6aの接続部7に第1排水ホース95を挿入し、第2排水ホース取付具6bの接続部7に第2排水ホース97を挿入することにより、図19及び図22に示すような、排水処理構造1を構築できる。
本実施形態の排水処理構造1も、上記第1実施形態と同様に、第1排水ホース95及び第2排水ホース97から出る水を、第1排水ホース取付具6a及び第2排水ホース取付具6bを介して溝部材2の長手方向一方側へ流し、雨樋などの排水路へ水を導くことができる。
(第2実施形態の排水ホース取付具の取付方法の変形例)
上記第2実施形態の工程(C−2)においては、第1蓋部3aを上方へ捲って切除部分39を大きく拡張した後、第1排水ホース取付具6aを溝部材2に設置しているが、この方法に代えて、上記第1実施形態の工程(C−1)の変形例に準じて、第1排水ホース取付具6aを溝部材2の凹面29上をスライド移動させてもよい。
また、上記工程(D−2)が、工程(C−2)よりも先に実施される場合には、該工程(D−2)は、上記第1実施形態の工程(D−1)の変形例に準じて、第2排水ホース取付具6bを溝部材2の凹面29上をスライド移動させてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態は、溝部材と蓋部材が分離可能な別体で構成されており、排水ホース取付具に2つの舌状片部が形成されている態様に関する。
第3実施形態を説明するにあたっては、上記第1実施形態と同様の構成及び効果については説明を省略し、且つ、用語及び符号をそのまま援用する場合がある。
上記第1及び第2実施形態の排水処理部材5は、蓋部材3の一方の側端32が溝部材2の一方の側壁22に連結され、且つ蓋部材3の他方の側端33が溝部材2の他方の側壁33に形成された嵌入用溝25に嵌入されているが、本実施形態の排水処理部材5は、図23に示すように、蓋部材3の両方の側端32,33が、溝部材2の両方の側壁22,23にそれぞれ形成された嵌入用溝25,26に嵌入されている。
この排水処理部材5に上記排水ホース取付具6が取付けられる。
具体的には、本実施形態の排水処理部材5は、溝部材2と蓋部材3が完全分離可能な別体で形成されている。
溝部材2の両側壁22,23の上端部内側には、嵌入用溝25,26が形成されている。該嵌入用溝25,26は、側壁22,23の内面に対して略直交する方向へ凹んだ溝であり、溝部材2の長手方向全体に亘って形成されている。
蓋部材3は、長尺の帯板状に形成されている。蓋部材3の幅方向長さは、溝部材2の側壁22,23の内面間の長さより大きく、且つ、溝部材2の嵌入用溝25,26間の長さよりも少し短く形成されている。
従って、蓋部材3の両側端32,33を溝部材2の嵌入用溝25,26に嵌入し、帯板状の蓋部材3を溝部材2の長手方向にスライドさせることにより、蓋部材3を溝部材2に着脱することができる。
本実施形態の排水ホース取付具6は、図24に示すように、本体部8の両側端に舌状片部83,89がそれぞれ形成されていること以外は、上記第1実施形態(又は第2実施形態)と同様である。
前記舌状片部83は、本実施形態の溝部材2の一方の嵌入用溝25に嵌入脱可能であり、前記舌状片部89は、本実施形態の溝部材2の他方の嵌入用溝26に嵌入脱可能である。
本実施形態の排水ホース取付具6は、溝部材2の凹面29に設置するときに、舌状片部83を溝部材2の嵌入用溝25に嵌入し、且つ舌状片部89を溝部材2の嵌入用溝26に嵌入する。このように舌状片部89を溝部材2の嵌入用溝26に嵌入するという作業が加わることを除いて、本実施形態の排水ホース取付具6は、上記第1及び第2実施形態の取付方法と同様にして取り付けることができる。
なお、本実施形態の排水ホース取付具6は、両側端に舌状片部83,89がそれぞれ形成されているため、両方の側壁22,23に嵌入用溝25,26がそれぞれ形成された溝部材2に好適に取り付けることができる。
もっとも、上記第1及び第2実施形態のように、舌状片部83が一方だけ形成されている排水ホース取付具6又は舌状片部が形成されていない排水ホース取付具6を、嵌入用溝25,26がそれぞれ形成された溝部材2に取り付けることもできる。
本発明の第1実施形態の排水処理構造を示す参考斜視図。 図1の要部拡大参考斜視図。 図2のI−I線断面図。 蓋部材を捲り上げた状態を示す参考断面図。 第1実施形態の排水ホース取付具を示す平面図。 図5のII−II線断面図。 同底面図。 同排水ホース取付具を底面側から見た斜視図。 図2のIII−III線断面図。 図2のIV−IV線断面図。 第1実施形態の取付方法において、蓋部材を切除する工程を示す参考平面図。 同取付方法において、第1排水ホース取付具を溝部材に設置する工程を示す参考平面図。 同取付方法において、第2排水ホース取付具を溝部材に設置する工程を示す参考平面図。 第2実施形態の排水ホース取付具を示す底面図。 同側面図。 図14のV−V線断面図。 図15のVI−VI線断面図。 同排水ホース取付具の第2延出部の一部分を除去した状態を示す底面図。 第2実施形態の排水処理構造を示す要部拡大参考斜視図。 第2実施形態の取付方法において、蓋部材を切除する工程を示す参考平面図。 第2実施形態の取付方法において、第1排水ホース取付具を溝部材に設置する工程を示す参考平面図。 図19のVII−VII線断面図。 第3実施形態の排水処理部材を示す断面図。 2つの舌状片部が形成された排水ホース取付具を示す平面図。
符号の説明
1…排水処理構造、2…溝部材、21…溝部材の底壁、22,23…溝部材の側壁、25,26…溝部材の嵌入用溝、29…溝部材の凹面、3…蓋部材、3a…第1蓋部、3b…第2蓋部、3c…第3蓋部、31a…第1蓋部の端面(切除端面)、31b,32b…第2蓋部の端面(切除端面)、31c…第3蓋部の端面(切除端面)、32,33…蓋部材の側端、37…第1切除部分、38…第2切除部分、41…第1通水部、42…第2通水部、5…排水処理部材、6…排水ホース取付具、6a…第1排水ホース取付具、6b…第2排水ホース取付具、7…接続部、8…本体部、81…第1延出部、82…第2延出部、83…舌状片部、85…第1段部、86…第2段部、87…貫通孔、91…床面(施工面)、95…第1排水ホース、97…第2排水ホース

Claims (7)

  1. 水を流す長尺凹状の溝部材と、前記溝部材の凹面上方部を覆う蓋部材と、を有する排水処理部材に取付けられる排水ホース取付具において、
    排水ホースが接続される接続部と、前記接続部に連通する貫通孔が形成され且つ前記溝部材の凹面に設置される本体部と、を有し、
    前記本体部は、前記貫通孔を基準にして、前記溝部材の長手方向一方側に向かって延び且つ上面に蓋部材が被せられる第1延出部と、前記溝部材の他方側に向かって延び且つ上面に前記蓋部材が被せられる第2延出部と、を有し、
    前記第1延出部の下面には、第1延出部の一方側端から前記貫通孔に連通された第1通水部が形成されており、
    前記第2延出部の下面には、第2延出部の中途部から前記貫通孔に連通された第2通水部が形成されていることを特徴とする排水処理部材用の排水ホース取付具。
  2. 前記第1延出部及び第2延出部の少なくとも何れか一方の上面には、前記蓋部材の端面が接し得る段部が形成されている請求項1に記載の排水処理部材用の排水ホース取付具。
  3. 前記第2延出部の上面に、前記蓋部材の端面が接し得る第2段部が形成されており、
    前記第2通水部が、前記第2段部に対応する位置と第2延出部の他方側端との間から前記貫通孔に連通されている請求項1に記載の排水処理部材用の排水ホース取付具。
  4. 前記第1延出部の高さが、前記第2通水部の高さ以下である請求項1に記載の排水処理部材用の排水ホース取付具。
  5. 前記本体部には、前記溝部材の側壁に形成された嵌入用溝に嵌入可能な舌状片部が延設されている請求項1〜4のいずれかに記載の排水処理部材用の排水ホース取付具。
  6. 床面に敷設され且つ水を流す長尺凹状の溝部材と、前記溝部材の凹面上方部を覆う蓋部材であって、一方の側端が前記溝部材に連結され且つ他方の側端が前記溝部材の側壁に形成された嵌入用溝に嵌入された蓋部材と、を有する排水処理部材に、
    請求項1に記載の排水ホース取付具を少なくとも2個取付ける方法において、
    前記2個の排水ホース取付具のうち、第1排水ホース取付具の第2延出部の一部分を切除して、その切除端面から第2通水部を開口させる工程(A−1)、
    前記蓋部材の他方の側端を嵌入用溝から外し、その長手方向中途部において蓋部材の2つの部分を切除して第1切除部分及び第2切除部分を形成し、この第1切除部分及び第2切除部分において前記蓋部材を第1蓋部、第2蓋部及び第3蓋部に分割する工程(B−1)、
    前記第1切除部分から前記第1排水ホース取付具の接続部が突出するように位置合わせすると共に、第1排水ホース取付具の第1延出部を溝部材の長手方向一方側に向け、且つ第1排水ホース取付具の第2延出部を溝部材の長手方向他方側に向けた状態で、前記第1排水ホース取付具の本体部を前記溝部材の凹面に載せる工程(C−1)、
    前記第2切除部分から前記第2排水ホース取付具の接続部が突出するように位置合わせすると共に、第2排水ホース取付具の第1延出部を溝部材の長手方向一方側に向け、且つ第2排水ホース取付具の第2延出部を溝部材の長手方向他方側に向けると共に、前記第1排水ホース取付具の切除端面に、第2排水ホース取付具の第1延出部の一方側端を接合した状態で、前記第2排水ホース取付具の本体部を前記溝部材の凹面に載せる工程(D−1)、
    前記第1蓋部を第1排水ホース取付具の第1延出部の上面に被せ、前記第2蓋部を第1排水ホース取付具の第2延出部の上面及び第2排水ホース取付具の第1延出部の上面に被せ、前記第3蓋部を第2排水ホース取付具の第2延出部の上面に被せる工程(E−1)、
    を含むことを特徴とする排水ホース取付具の取付方法。
  7. 床面に敷設され且つ水を流す長尺凹状の溝部材と、前記溝部材の凹面上方部を覆う蓋部材であって、一方の側端が前記溝部材に連結され且つ他方の側端が前記溝部材の側壁に形成された嵌入用溝に嵌入された蓋部材と、を有する排水処理部材に、
    請求項4に記載の排水ホース取付具を少なくとも2個取付ける方法において、
    前記2個の排水ホース取付具のうち、第1排水ホース取付具の第2延出部の一部分を切除して、その切除端面から第2通水部を開口させる工程(A−2)、
    前記蓋部材の他方の側端を嵌入用溝から外し、その長手方向中途部において蓋部材の1つの部分を切除して切除部分を形成し、この切除部分において前記蓋部材を第1蓋部及び第2蓋部に分割する工程(B−2)、
    前記切除部分から前記第1排水ホース取付具の接続部が突出するように位置合わせすると共に、第1排水ホース取付具の第1延出部を溝部材の長手方向一方側に向け、且つ第1排水ホース取付具の第2延出部を溝部材の長手方向他方側に向けた状態で、前記第1排水ホース取付具の本体部を前記溝部材の凹面に載せる工程(C−2)、
    前記切除部分から前記第2排水ホース取付具の接続部が突出するように位置合わせすると共に、第2排水ホース取付具の第1延出部を溝部材の長手方向一方側に向け、且つ第2排水ホース取付具の第2延出部を溝部材の長手方向他方側に向けると共に、前記第1排水ホース取付具の切除端面から開口された第2通水部内に、第2排水ホース取付具の第1延出部を挿入した状態で、前記第2排水ホース取付具の本体部を前記溝部材の凹面に載せる工程(D−2)、
    前記第1蓋部を第1排水ホース取付具の第1延出部の上面に被せ、前記第2蓋部を第2排水ホース取付具の第2延出部の上面に被せる工程(E−2)、
    を含むことを特徴とする排水ホース取付具の取付方法。
JP2008151297A 2008-06-10 2008-06-10 排水処理部材用の排水ホース取付具、及び排水ホース取付具の取付方法 Expired - Fee Related JP5116157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008151297A JP5116157B2 (ja) 2008-06-10 2008-06-10 排水処理部材用の排水ホース取付具、及び排水ホース取付具の取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008151297A JP5116157B2 (ja) 2008-06-10 2008-06-10 排水処理部材用の排水ホース取付具、及び排水ホース取付具の取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009299259A true JP2009299259A (ja) 2009-12-24
JP5116157B2 JP5116157B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=41546431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008151297A Expired - Fee Related JP5116157B2 (ja) 2008-06-10 2008-06-10 排水処理部材用の排水ホース取付具、及び排水ホース取付具の取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5116157B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015194041A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 因幡電機産業株式会社 ドレイン管接続具及びドレイン管接続構造
JP2022171842A (ja) * 2019-04-26 2022-11-11 東リ株式会社 ドレインホース接続具

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289459A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Tajima Inc 空調器のドレインホースと排水処理用床部材との間に用いる連結具とそれを用いた空調器ドレイン排水処理装置
JP2007113354A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Toli Corp ドレイン排水溝部材、ドレイン排水設備、及び屋外床面設備
JP2008057143A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toli Corp 管状ドレイン排水溝部材、及び管状ドレイン排水床構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289459A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Tajima Inc 空調器のドレインホースと排水処理用床部材との間に用いる連結具とそれを用いた空調器ドレイン排水処理装置
JP2007113354A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Toli Corp ドレイン排水溝部材、ドレイン排水設備、及び屋外床面設備
JP2008057143A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toli Corp 管状ドレイン排水溝部材、及び管状ドレイン排水床構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015194041A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 因幡電機産業株式会社 ドレイン管接続具及びドレイン管接続構造
JP2022171842A (ja) * 2019-04-26 2022-11-11 東リ株式会社 ドレインホース接続具
JP7232959B2 (ja) 2019-04-26 2023-03-03 東リ株式会社 ドレインホース接続具

Also Published As

Publication number Publication date
JP5116157B2 (ja) 2013-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818684B2 (ja) ドレイン排水溝部材、ドレイン排水設備、及び屋外床面設備
JP2007113354A5 (ja)
JP5116157B2 (ja) 排水処理部材用の排水ホース取付具、及び排水ホース取付具の取付方法
JP4943689B2 (ja) ドレイン排水部材
JP2007113355A5 (ja)
JP2007314990A (ja) シートの定着構造
JP4989345B2 (ja) ドレンホース接続具
JP2007113180A5 (ja)
JP5159364B2 (ja) 排水処理部材用の排水ホース取付具、排水ホース取付具の取付方法、及び排水処理構造
JP5374243B2 (ja) ドレイン排水処理装置及びドレイン排水路形成具
JP2005226371A (ja) 乾式防水部材
JP5047495B2 (ja) ドレイン排水溝部材及びドレイン排水床構造
JP4446868B2 (ja) 溝構造
WO2011027025A1 (en) Device for leading a pipe having a large cross section through a roof
JP2007169884A5 (ja)
JP7198844B2 (ja) 仮設樋及びその設置方法
AU2005100344B4 (en) Slot-Drain System
JP4317315B2 (ja) 防水層の改修用ルーフドレイン
JP6126890B2 (ja) 軒先構造
JP5037321B2 (ja) 排水ヘッダー
JP4421738B2 (ja) 建造物における平場端縁の排水溝構造
JP4411311B2 (ja) ルーフドレイン
JP3761549B2 (ja) 防水シート平滑敷設構造及び防水シートの外縁固定部材
JP2009264037A (ja) バルコニーの排水仕切形成部材及びそれを用いた排水仕切構造並びに排水仕切方法
JP6739239B2 (ja) ドレイン排水溝部材、及びドレイン排水溝部材を施工する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees