JP2015194041A - ドレイン管接続具及びドレイン管接続構造 - Google Patents

ドレイン管接続具及びドレイン管接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015194041A
JP2015194041A JP2014073007A JP2014073007A JP2015194041A JP 2015194041 A JP2015194041 A JP 2015194041A JP 2014073007 A JP2014073007 A JP 2014073007A JP 2014073007 A JP2014073007 A JP 2014073007A JP 2015194041 A JP2015194041 A JP 2015194041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain pipe
connection port
drain
extending
pipe connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014073007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6468713B2 (ja
Inventor
清水 明
Akira Shimizu
明 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inaba Denki Sangyo Co Ltd filed Critical Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Priority to JP2014073007A priority Critical patent/JP6468713B2/ja
Publication of JP2015194041A publication Critical patent/JP2015194041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6468713B2 publication Critical patent/JP6468713B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

【課題】複数のドレイン水排出機器のそれぞれから互いに異なる方向に延びるドレイン管を、1つの水路形成部材に対して体裁良く適切に接続することができるドレイン管接続具を実現する。【解決手段】複数のドレイン水排出機器のそれぞれから延びるドレイン管と排水路が形成された水路形成部材とを接続するためのドレイン管接続具1は、複数のドレイン管のうちの1つが接続される上向きの第一接続口21と、第一接続口21よりも下方に設けられ、複数のドレイン管のうちの他の1つが接続される側方向きの第二接続口22とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、ドレイン水排出機器から延びるドレイン管と排水路が形成された水路形成部材とを接続するためのドレイン管接続具、及びこれを用いたドレイン管接続構造に関する。
例えばマンション等の集合住宅において、排水路が形成された水路形成部材をベランダ等の床面に設置し、この水路形成部材を用いて、空調装置等のドレイン水排出機器から排出されるドレイン水をベランダ等に設けられる側溝に排水することが行われている。ドレイン水排出機器からのドレイン水は、当該ドレイン水排出機器から延びるドレイン管を通って排出されるため、ドレイン管と水路形成部材とを接続するためのドレイン管接続具が必要となる。このようなドレイン管接続具に関して、1つの水路形成部材に対して複数のドレイン水排出機器のそれぞれから延びる複数のドレイン管を接続可能としたものが知られている。そのような複数口タイプのドレイン管接続具が、例えば特開2010−127006号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1のドレイン管接続具において、ドレイン管〔ドレンホース4a,4b〕が接続される2つの接続口は、幅方向に並んでいずれも上向きに形成されている。このため、2つのドレイン管の延在方向が互いに異なるような場合には、少なくとも一方のドレイン管をドレイン管接続具の近傍において屈曲させて、2つのドレイン管の延在方向を略上下方向に沿わせる必要がある。しかし、ドレイン管中におけるドレイン水の流れを確保するためにはその延在方向の全体に亘って所定勾配を確保する必要があるところ、ドレイン管を屈曲させながらそのような所定勾配を確保することが困難な場合があった。逆に、所定勾配を確保しながらドレイン管を屈曲させようとすれば、一方のドレイン水排出機器の配設位置が制約を受ける等、施工上の不都合が生じる場合があった。
特開2010−127006号公報
そこで、複数のドレイン水排出機器のそれぞれから互いに異なる方向に延びるドレイン管を、1つの水路形成部材に対して体裁良く適切に接続することができるドレイン管接続具及びドレイン管接続構造の実現が望まれる。
本発明に係るドレイン管接続具は、
複数のドレイン水排出機器のそれぞれから延びるドレイン管と排水路が形成された水路形成部材とを接続するためのドレイン管接続具であって、
複数の前記ドレイン管のうちの1つが接続される上向きの第一接続口と、
前記第一接続口よりも下方に設けられ、複数の前記ドレイン管のうちの他の1つが接続される側方向きの第二接続口と、
を備える。
この構成によれば、上向きの第一接続口と側方向きの第二接続口とが個別に設けられるので、複数のドレイン管の延在方向が互いに異なる場合でも、一方を略上下方向に沿って第一接続口に接続し、他方を略水平方向に沿って第二接続口に接続することができる。第二接続口は第一接続口よりも下方に設けられるので、複数のドレイン管どうしの干渉を回避できるとともに、第二接続口に接続されるドレイン管に所定勾配を確保することが容易となる。また、第二接続口に接続されるドレイン管に係るドレイン水排出機器を必要以上に嵩上げして設置する必要がなくなるので、施工上の不都合が生じることも少ない。従って、複数のドレイン水排出機器のそれぞれから互いに異なる方向に延びるドレイン管を、1つの水路形成部材に対して体裁良く適切に接続することができるドレイン管接続具を実現することができる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
1つの態様として、略上下方向に延びる第一延在部と当該第一延在部に対して交差する方向に延びる第二延在部とを含み側面視で略L字状を呈する一対の側壁部と、この一対の側壁部どうしをつなぐ連結壁部と、を有する本体部を備え、一対の前記第一延在部と前記連結壁部とによって区画される空間に前記第一接続口が設けられ、前記第二延在部に前記第二接続口が設けられていると好適である。
この構成によれば、側面視で略L字状を呈する一対の側壁部とそれらをつなぐ連結壁部とを有して構成される本体部の基本的構成態様を利用して、第一接続口及び第二接続口をそれぞれ簡易かつ適切に形成することができる。また、少なくとも第一接続口に接続されるドレイン管からのドレイン水を、その流下過程で水路形成部材の排水路の延在方向に沿う向きに変向案内することができる。よって、ドレイン水を排水路へと円滑に導くことができる。
1つの態様として、前記第二接続口が、接続対象となる前記ドレイン管の外形に少なくとも部分的に沿うように前記第二延在部に形成された脆弱部を切断して前記第二延在部の一部を除去することによって現出するように構成されていると好適である。
この構成によれば、例えば施工現場において、そこで用いられるドレイン管接続具毎に、必要とされる部位だけに簡易かつ適切に第二接続口を現出させることができる。この場合において、一対の側壁部(第二延在部)のそれぞれに脆弱部が設けられていることが好ましい。そのようにすれば、第二接続口に接続される方のドレイン管に対応するドレイン水排出機器との位置関係に応じて、当該ドレイン水排出機器側の側壁部だけに第二接続口を現出させることができる。よって、施工性を高めることができるとともに、当初から一対の側壁部のそれぞれに第二接続口を設ける場合に比べて、不要な接続口を不存としてドレイン管接続具全体としての見栄えを良好に維持することができる。
1つの態様として、前記第二接続口が、前記第二延在部の上端縁に開口するように切り欠いて形成されていると好適である。
この構成によれば、第二接続口の上部開口から、当該第二接続口に接続されるドレイン管を上下方向に沿って押し付けて、両者を容易に接続することができる。また、当該接続後において、第二接続口にて下方側を含む3方向からドレイン管を支持して、その姿勢の安定化を図ることができる。
1つの態様として、前記第二接続口の上端側の開口幅が、接続対象となる前記ドレイン管の外径よりも小さいと好適である。
この構成によれば、第二接続口からのドレイン管の抜け止めを容易に図ることができる。
1つの態様として、前記第二接続口との境界部における前記側壁部の外面又は内面若しくはその両方が、前記第二接続口の端縁から離れるに従って次第に厚みが増すようにテーパー状に形成されていると好適である。
この構成によれば、例えば第二接続口に接続されるドレイン管の外面が蛇腹状に形成されている場合に、第二接続口の上部開口からドレイン管を押し込む際の初期抵抗を低減することができる。また、ドレイン管を押し込むにつれて両者間の係合力を増大させることができる。よって、接続のさらなる容易化を図りつつ、当該接続後における姿勢のさらなる安定化を図ることができる。
1つの態様として、前記複数のドレイン水排出機器は、空調装置の室内機と室外機とを含み、前記第一接続口に、前記室内機から略上下方向に沿って延びる第1のドレイン管が接続され、前記第二接続口に、前記室外機から略水平方向に沿って延びる第2のドレイン管が接続されると好適である。
この構成のように、複数のドレイン水排出機器が空調装置の室内機と室外機とを含む場合には、複数のドレイン管の延在方向が互いに異なることが多い。すなわち、室内機から延びる第1のドレイン管は略上下方向に沿って延在し、室外機から延びる第2のドレイン管は略水平方向に沿って延在する場合が多い。この点に鑑み、空調装置の室内機及び室外機からそれぞれ延びる複数のドレイン管を1つの水路形成部材に対して接続する場合に、本発明を好適に適用することができる。
この場合における、本発明に係るドレイン管接続構造は、
ドレイン管接続具を用いて、空調装置の室内機及び室外機のそれぞれから延びるドレイン管と排水路が形成された水路形成部材とを接続するドレイン管接続構造であって、
前記ドレイン管接続具に設けられる上向きの第一接続口に対して、前記室内機から略上下方向に沿って延びる第1のドレイン管を接続し、
前記ドレイン管接続具における前記第一接続口よりも下方に設けられる側方向きの第二接続口に対して、前記室外機から略水平方向に沿って延びる第2のドレイン管を接続してなる。
この構成によれば、空調装置の室内機から延びる第1のドレイン管と、室外機から延びる第2のドレイン管とを、1つの水路形成部材に対して体裁良く適切に接続することができる。
ドレイン排水案内構造を示す斜視図 ドレイン管接続構造を示す斜視図 ドレイン管接続構造を示す正面図 ドレイン管接続具を示す斜視図 ドレイン管接続具を示す側面図 ドレイン管接続具を示す正面図 ドレイン管接続具を示す上面図 ドレイン管接続具を示す下面図 ドレイン管接続具の別態様を示す側面図 ドレイン管接続具の別態様を示す側面図 ドレイン管接続具の別態様を示す斜視図
本発明に係るドレイン管接続具の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態に係るドレイン管接続具1は、ドレイン排水案内構造において、複数のドレイン水排出機器(50A,50B)のそれぞれから延びるドレイン管51,52と排水路Dが形成された水路形成部材60とを接続するための器具である。本実施形態に係るドレイン管接続具1は、複数のドレイン管51,52のうちの1つである第一ドレイン管51が接続される上向きの第一接続口21と、第一接続口21よりも下方に設けられ、複数のドレイン管51,52のうちの他の1つである第二ドレイン管52が接続される側方向きの第二接続口22とを備える点によって特徴付けられる。これにより、複数のドレイン水排出機器50A,50Bのそれぞれから互いに異なる方向に延びるドレイン管51,52を、1つの水路形成部材60に対して体裁良く適切に接続することができる。以下、本実施形態に係るドレイン管接続具1について、詳細に説明する。
図1に、本実施形態に係るドレイン排水案内構造を示す。本実施形態では、マンション等の集合住宅(建築物の一例)のベランダにおけるドレイン排水案内構造を一例として説明する。図1に示すように、建築物の外壁71には、室内に設置された空調装置50の室内機50Aから延び、外壁71を貫通して引き出された第一ドレイン管51が、略上下方向に沿って固定されている。また、外壁71には、室外(ベランダ)に設置された空調装置50の室外機50Bから延びる第二ドレイン管52が、略水平方向に沿って固定されている。なお、第二ドレイン管52の延在方向についての「略水平方向」とは、概ね水平方向に沿いながらも、水勾配を確保するために水平方向に対して僅かに傾斜する方向を表す概念である。第一ドレイン管51及び第二ドレイン管52のそれぞれの端部は、外壁71と床面72との立面コーナー部分に位置している。
ベランダの床面72には、長手方向に沿って延びる直線状の排水路Dが形成された長尺状の水路形成部材60が設置されている。水路形成部材60は、例えば接着剤等の固定手段によって床面72に固定されている。図3に示すように、水路形成部材60は、床面72に設置される底板部61と、この底板部61の幅方向両側に“堰”として設けられた一対の側堤部62とを有する。これらの底板部61と一対の側堤部62とにより、排水路Dが区画形成されている。なお、底板部61と各側堤部62との境界部分には、長手方向に沿って延びる凹溝63が形成されている。図1に示すように、水路形成部材60は、その一端がドレイン管51,52の端部に臨み、かつ、他端がベランダに設けられる排水溝73に臨むように、ベランダの奥行方向(外壁71に対して直交する方向)でもある前後方向に沿って配置されている。
本実施形態に係るドレイン排水案内構造によれば、空調装置50の室内機50A及び室外機50Bから排出されたドレイン水(例えば結露水)は、それぞれ第一ドレイン管51及び第二ドレイン管52を通って水路形成部材60へと導かれる。その後、水路形成部材60内の排水路Dを通って排水溝73及びその先に接続された雨水管(図示せず)へと排出される。よって、ドレイン水がベランダの床面72を広がることがなく、空調装置50の設置箇所近傍の見栄え及び環境等を良好に維持することができる。なお、水路形成部材60において、排水路Dを上方から覆う蓋部材が設けられても良い。
ドレイン管接続具1は、上記のようなドレイン排水案内構造において、空調装置50の室内機50A及び室外機50Bのそれぞれから延びるドレイン管51,52と、水路形成部材60(排水路D)とを接続するために用いられる。図2及び図3に示すように、本実施形態に係るドレイン管接続具1は、1つの水路形成部材60に対して複数(本例では2つ)のドレイン管51,52を同時に接続可能に構成されている。本実施形態では、空調装置50の室内機50A及び室外機50Bが本発明における「ドレイン水排出機器」に相当する。
なお、本明細書において、「上下方向」、「幅方向」、及び「前後方向」は、ドレイン管接続具1の通常の使用状態において、建築物の外壁71に対して正対する側から見た場合における各方向を表す。すなわち、上下方向は鉛直方向に一致し、幅方向は建築物のベランダの長手方向に一致し、前後方向はベランダの奥行方向に一致する。また、「正面側」は建築物の外壁71に対して正対した状態における手前側であり、「背面側」は奥側(外壁71側)である。
図2及び図3に示すように、ドレイン管接続具1は、ドレイン管51,52との接続部となる本体部10と、水路形成部材60との接続部となる脚部30とを備える。本体部10と脚部30とは一体的に形成されている。ドレイン管接続具1は、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、及びポリ塩化ビニル(PVC)等の汎用樹脂を用いて形成することができる。もちろん、これ以外の樹脂材料を用いて形成しても良いし、金属類やセラミクス類等を用いて形成することも可能である。
図3に示すように、脚部30は、本体部10に連結されて当該本体部10を支持する支持脚31(図5も参照)と、支持脚31の下端部に連結されて水路形成部材60の底板部61の上に載置される着座板32とを有する。支持脚31及び着座板32は、いずれも板状に形成されており、これらは一体的に形成されている。支持脚31は、ドレイン管接続具1の幅方向中央位置において上下方向に沿うように配置されている。着座板32は、ドレイン管接続具1の下端部において水平方向に沿うように配置されている。着座板32における幅方向の両端部は、水路形成部材60の凹溝63に係止される係止片部33となっている。
図8に示すように、着座板32は、下面視(下から見た状態)で概略矩形状に形成されており、その四隅のうち互いに対角に位置する2つの隅部は、円弧状に丸みを帯びたアール部34となっている。着座板32の長手方向(図示左右方向)が排水路Dの長手方向に沿うように着座板32を底板部61の上に載置した状態で、ドレイン管接続具1を縦向き中心軸心周りに回動させると、図3に示すように係止片部33が凹溝63に係止される。このようにして、水路形成部材60に対してドレイン管接続具1を安定的に接続することができる。
図4に示すように、本体部10は、側面視で略L字状を呈する一対の側壁部11と、この一対の側壁部11どうしをつなぐ連結壁部17とを有する。それぞれの側壁部11は、略上下方向に延びる第一延在部12と、この第一延在部12よりも下方に設けられて略水平方向(本例では、水平方向に対して僅かに傾斜した方向)に延びる第二延在部15とを含む。図5に示すように、第二延在部15は、第一延在部12との境界部からそれとは反対側の端部に向かうに従って次第に下方に位置するように、僅かに傾斜する方向に延びるように形成されている。第一延在部12における第二延在部15との境界部には、略水平方向に沿うスリット状の切欠部14が形成されている。なお、本例では、切欠部14の形成領域によって第一延在部12と第二延在部15とが区画されるものとする。
図4及び図5に示すように、連結壁部17は、全体として、一対の側壁部11どうしをつなぐように円弧状に湾曲しつつ、側面視で略L字状を呈するように屈曲形成されている。連結壁部17は、一対の第一延在部12の背面側の端縁どうしをつなぐ円弧状の背板部18と、一対の第二延在部15の下端縁どうしをつなぐ円弧状の傾斜底板部19とを含む。背板部18と傾斜底板部19とは、切欠部14の形成領域によって区画される。背板部18は、略上下方向に延びるように形成されている。傾斜底板部19は、略水平方向(本例では、水平方向に対して僅かに傾斜した方向)に延びるように形成されている。なお、この傾斜は、ドレイン管51,52から流入するドレイン水を排水路Dへと導くための水勾配を構成する。
図4及び図7に示すように、一対の側壁部11と連結壁部17(背板部18)とからなる本体部10は、上面視(上方から見た状態)で略U字状に形成されている。また、図4及び図6に示すように、本体部10は、正面視(正面側から見た状態)でも略U字状に形成されている。本体部10は、概略的には、略U字状の樋状部材を略L字状に屈曲形成したものに相当する。
図4に示すように、本実施形態では、一対の第一延在部12と連結壁部17(背板部18)とによって区画される空間に第一接続口21が設けられている。第一接続口21は、当該領域において上向き(本例では鉛直方向上向き)に開口する第一開口部A1により構成されている。この第一開口部A1からなる第一接続口21に、室内機50Aから略上下方向に沿って延びる第一ドレイン管51が接続される(図2を参照)。言い換えれば、ドレイン管接続具1は、第一ドレイン管51が接続される上向きの第一接続口21を備えている。
一対の第一延在部12と連結壁部17(背板部18)とによって区画される空間は、正面側に向かっても開口している。すなわち、一対の第一延在部12のそれぞれの正面側の端縁間に、正面向きに開口する第二開口部A2が形成されている。第一ドレイン管51は、例えばその下端部が第一延在部12の上端縁よりも下方(好適には上下方向でおよそ切欠部14の位置)に位置する状態で、正面側から押し込むことで、第二開口部A2を通過して第一接続口21に接続することができる(図2を参照)。その際、第一ドレイン管51の下端部の外周面を一対の第一延在部12の内側に当接させて、当該一対の第一延在部12を弾性変形させながら第二開口部A2を通過させる形態で、第一ドレイン管51に対して第一延在部12を外嵌する。側壁部11のスリット状の切欠部14は、第一延在部12の弾性変形を容易化させるために設けられている。
それぞれの第一延在部12における正面側の内側端部には、第一接続口21に接続された第一ドレイン管51に対して係止可能な係止部13が設けられている。本実施形態では、互いに異なる上下方向の位置において第一延在部12の内面から突出形成された複数(本例では2つ)の三角形状の係止突起として、係止部13が構成されている。このような係止部13を備えることで、第一ドレイン管51の抜け止めを図ることができ、第一接続口21に対して第一ドレイン管51を安定的に接続することができる。なお、例えば第一ドレイン管51が蛇腹状に形成される場合にはその谷部に係止部13が嵌合することで、或いは例えば第一ドレイン管51が可撓性の直管で構成される場合にはその外表面に部分的に喰い込むことで、上下方向の位置ズレを図ることもできる。
図4に示すように、本実施形態では、第二延在部15に第二接続口22が設けられている。第二接続口22は、板状の第二延在部15の上端縁15uに開口するように切り欠いて形成されている。第二延在部15は、その上端縁15u側を部分的に切り欠いて形成された切欠状凹部23を有する。本例では、切欠状凹部23は丸底フラスコ状の形状を有するように形成されている。この切欠状凹部23からなる第二接続口22に、室外機50Bから略水平方向に沿って延びる第二ドレイン管52が接続される(図2を参照)。言い換えれば、ドレイン管接続具1は、第二ドレイン管52が接続される側方向き(本例では、水平方向に沿って幅方向外側に向かう向き)の第二接続口22を備えている。第二接続口22は、第一接続口21よりも下方に設けられている。
第二延在部15の上端縁15uにおける切欠状凹部23に対応する部分には、上向きに開口する第三開口部A3が形成されている。この第三開口部A3の前後方向の幅(前後方向に沿う切欠状凹部23の上端側の開口幅)は、第二ドレイン管52の外径よりも小さく設定されている。なお、図2の例のように第二ドレイン管52が蛇腹状に形成される場合には、その山部における直径(山部径)が、当該蛇腹状の第二ドレイン管52の“外径”である。第三開口部A3の幅は、例えば蛇腹状の第二ドレイン管52の谷部における直径(谷部径)と同程度か、それよりも僅かに小さく設定することができる。また、前後方向に沿う切欠状凹部23の最大幅は、第二ドレイン管52の外径よりも小さく設定されている。
本実施形態では、第二延在部15は、切欠状凹部23との境界部における外面側に、第二接続口22の端縁22eから離れるに従って外側に向かうように傾斜するテーパー面29を有する(図7も参照)。すなわち、第二接続口22を構成する切欠状凹部23との境界部における側壁部11(第二延在部15)の外面は、第二接続口22の端縁22eから離れるに従って次第に厚みが増すようにテーパー状に形成されている。言い換えれば、第二延在部15における切欠状凹部23との境界部は、第二接続口22の端縁22eに向かうに従って次第に厚みが低減するように形成されている。
第二ドレイン管52は、例えばその先端部が第二延在部15の内面よりもさらに内側に位置する状態で、上方から押し込むことで、第三開口部A3を通過して第二接続口22に接続することができる(図2を参照)。その際、蛇腹状の第二ドレイン管52の先端側の谷部を第二延在部15の切欠状凹部23の第三開口部A3の位置に合わせ、第二ドレイン管52を弾性変形させながら第二開口部A2を通過させる形態で、第二ドレイン管52の谷部に対して切欠状凹部23を外嵌する。
このとき、第二延在部15の外面に形成されたテーパー面29の存在により、上方から第二ドレイン管52を押し込む際の初期抵抗を低減することができる。また、第二ドレイン管52を押し込むにつれて、切欠状凹部23と第二ドレイン管52との間の係合力を増大させることができる。よって、第二接続口22に対する第二ドレイン管52の接続の容易化を図りつつ、当該接続後における第二ドレイン管52の姿勢の安定化を図ることができる。また、切欠状凹部23の最大幅を蛇腹状の第二ドレイン管52の山部径よりも小さく設定し、かつ、第三開口部A3の幅を第二ドレイン管52の谷部径よりも小さく設定することで、第二接続口22からの第二ドレイン管52の抜け止めを容易に図ることができる。
第二接続口22は、ドレイン管接続具1に常時設けられるように構成されても良いし、必要時にのみ現出するように構成されても良い。本実施形態では、後者の要時現出型の構成が採用されており、図4に示すように、第二接続口22は、側壁部11の第二延在部15に形成された脆弱部25(図5を参照)を切断して第二延在部15の一部を除去することによって現出するように構成されている。図5に示すように、脆弱部25は、第二ドレイン管52の外形(蛇腹状の第二ドレイン管52の場合には、その谷部の外形)に少なくとも部分的に沿うように形成されている。本例では、脆弱部25は、第二ドレイン管52の外形に対して、中心角およそ270°程度の範囲に亘って沿うように形成されている。
脆弱部25は、側壁部11(第二延在部15)における他の部位に比べて機械的強度が低い部位である。図5に示すように、本実施形態では、第二延在部15をその厚み方向に貫通する状態に線状に切り欠いて形成されたスリット26と、このスリットの延在方向に沿って分散配置された複数(本例では3つ)の保持片27とにより、脆弱部25が構成されている。このような構成では、例えばカッターやニッパー等の切断用工具を用いて保持片27を切断し、第二延在部15におけるスリット26で区画される部位を除去することにより、施工現場において簡易かつ適切に第二接続口22を現出させることができる。保持片27の強度次第では、切断用工具を用いない作業者の手作業による切断除去も可能である。よって、施工性を高めることができる。
図4から容易に理解できるように、本実施形態では、一対の側壁部11(第二延在部15)のそれぞれに脆弱部25が設けられている。そして、施工現場において、そこで用いられるドレイン管接続具1毎に、必要とされる部位だけに第二接続口22を現出させる仕様となっている。すなわち、室外機50Bとの位置関係に応じて、当該室外機50B側に位置する側壁部11だけに第二接続口22を現出させる仕様となっている。よって、単一パターンのドレイン管接続具1を用いて、全ての施工現場に対応することができる。また、例えば当初から一対の側壁部11(第二延在部15)のそれぞれに第二接続口22が設けられる場合に比べて、不要な接続口を不存としてドレイン管接続具1の全体としての見栄えを良好に維持することができる(図2を参照)。
このようなドレイン管接続具1を用いて、空調装置50の室内機50A及び室外機50Bのそれぞれから延びるドレイン管51,52と排水路Dが形成された水路形成部材60とを接続するドレイン管接続構造は、以下のようにして実現される。まず、水路形成部材60の底板部61の上にドレイン管接続具1の着座板32を載置し、縦向き中心軸心周りに回動させて、水路形成部材60にドレイン管接続具1を接続する。この状態において、ドレイン管接続具1の本体部10による屈曲した樋状部は、排水路Dの長手方向に沿うように配置される。
この状態で、ドレイン管接続具1に設けられる上向きの第一接続口21に対して、室内機50Aから略上下方向に沿って延びる第一ドレイン管51を接続する。その際、第一ドレイン管51を、正面側から押し込んで第二開口部A2を通過させ、第一接続口21に接続する。また、ドレイン管接続具1における第一接続口21よりも下方に設けられる側方向きの第二接続口22に対して、室外機50Bから略水平方向に沿って延びる第二ドレイン管52を接続する。その際、第二ドレイン管52を、上方から押し込んで第三開口部A3を通過させ、第二接続口22に接続する。本実施形態では、第一ドレイン管51が本発明における「第1のドレイン管」に相当し、第二ドレイン管52が本発明における「第2のドレイン管」に相当する。
この状態で、図3に示すように、2本のドレイン管51,51は、ドレイン管接続具1に対して、正面視で(本例では外壁71に対して直交する方向から見て)互いに交差する方向から接続される。本実施形態では、ドレイン管51,51は、ドレイン管接続具1に対して互いに略直交する状態に接続される。
このように、本実施形態に係るドレイン管接続具1には、上向きの第一接続口21と側方向きの第二接続口22とが個別に設けられる。このため、室内機50A及び室外機50Bのそれぞれから互いに異なる方向に延びるドレイン管51,52の両方を、いずれも(特に第二ドレイン管52を)ドレイン管接続具1の近傍において屈曲させることなく、そのままドレイン管接続具1に接続することができる。よって、第二接続口22が第一接続口21よりも下方に設けられることとも合わせて、略水平方向に沿って延びる第二ドレイン管52にも所定勾配を確保することが容易となる。なお、略上下方向に沿って延びる第一ドレイン管51に所定勾配が確保可能なのは当然である。また、第二接続口22が第一接続口21よりも下方に設けられるので、第一ドレイン管51と第二ドレイン管52との干渉を容易に回避することもできる。
また、第二ドレイン管52に所定勾配を確保することが容易となるので、当該第二ドレイン管52に接続される室外機50Bを必要以上に嵩上げして設置する必要がなくなる。よって、室外機50Bの設置位置が制約される等の施工上の不都合が生じることが少ない。従って、本実施形態に係るドレイン管接続具1を用いたドレイン管接続構造によれば、室内機50A及び室外機50Bのそれぞれから互いに異なる方向に延びるドレイン管51,52を、1つの水路形成部材60に対して体裁良く適切に接続することができる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係るドレイン管接続具及びドレイン管接続構造の、その他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、第一接続口21(第一開口部A1)が鉛直方向上向きに開口する構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。第一接続口21が開口する向きは、少なくとも上方優位となっていれば、鉛直方向に対して傾斜していても良い。すなわち、第一接続口21は、鉛直方向に対して前後左右にそれぞれ45°以内の角度で傾斜する向きに開口していても良い。鉛直方向に対する傾斜角度の上限は、例えば30°、15°、10°等であっても良い。
(2)上記の実施形態では、第二接続口22が水平方向に沿う側方向きに開口する構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。第二接続口22が開口する向きは、少なくとも側方優位となっていれば、水平方向に対して傾斜していても良い。すなわち、第二接続口22は、水平方向に対して前後及び上方にそれぞれ45°以内の角度で傾斜する向きに開口していても良い。水平方向に対する傾斜角度の上限は、例えば30°、15°、10°等であっても良い。
(3)上記の実施形態では、第二延在部15の上端縁15uに開口するように丸底フラスコ状に切り欠いて形成された切欠状凹部23によって第二接続口22が構成される例について説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば図9に示唆されるように、第二接続口22が、第二延在部15の上端縁15uに開口するようにU字状に切り欠いて形成された切欠状凹部23によって構成されても良い。或いは、例えば図10に示唆されるように、第二接続口22が、第二延在部15の上端縁15uに開口することなくその内部領域に貫通形成された円形貫通孔によって構成されても良い。後者の場合、第二接続口22を現出可能とするための脆弱部25は、第二ドレイン管52の全周に亘ってその外形に沿うように形成される。
(4)上記の実施形態では、第二接続口22を現出可能とするための脆弱部25が、スリット26と3つの保持片27とによって構成された例について説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、保持片27の個数は2つ、4つ、5つ、・・・と適宜に設定されても良い(図9及び図10も参照)。また、脆弱部25が、例えば第二延在部15をその厚み方向に貫通することなく第二ドレイン管52の外形に少なくとも部分的に沿うように形成された凹条(肉薄部)によって構成されても良い。或いは、脆弱部25が、例えば第二ドレイン管52の外形に少なくとも部分的に沿って断続的に形成されたミシン目状の切れ込み等によって構成されても良い。
(5)上記の実施形態では、第二接続口22が必要時にのみドレイン管接続具1に現出するように構成された例について説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。第二接続口22がドレイン管接続具1に常時設けられるように構成されても良い。この場合において、第二接続口22は、一対の側壁部11(第二延在部15)のそれぞれに設けられても良いし、いずれか一方にのみ設けられても良い。後者の場合には、第二接続口22が左側の側壁部11に設けられる第一パターンのものと、右側の側壁部11に設けられる第二パターンのものとを準備しておき、各施工現場において、室外機50Bとの位置関係に応じていずれのパターンを用いるかを選択すれば良い。
(6)上記の実施形態では、第二接続口22との境界部における側壁部11(第二延在部15)の外面がテーパー状に形成されている構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば図11に示すように、第二接続口22との境界部における側壁部11の内面が、第二接続口22の端縁22eから離れるに従って次第に厚みが増すようにテーパー状に形成されても良い。或いは、第二接続口22との境界部における側壁部11の外面及び内面の両方が、第二接続口22の端縁22eから離れるに従って次第に厚みが増すようにテーパー状に形成されても良い(図示省略)。
(7)上記の実施形態では、係止部13が、互いに異なる上下方向の位置において第一延在部12の内面から突出形成された2つの三角形状の係止突起によって構成された例について説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば三角形状の係止突起の個数は1つ、3つ、4つ、・・・であっても良い。或いは、例えば図11に示すように、上下方向に連続する略三角柱状の係止部13が、第一延在部12の内面から突出形成されていても良い。
(8)上記の実施形態では、第一接続口21の形成空間を区画する一対の第一延在部12と連結壁部17(背板部18)とが上面視で略U字状をなしている構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。一対の第一延在部12と連結壁部17とは、例えば上面視で略C字状であっても良いし、コ字状(角張ったU字状)であっても良い。
(9)上記の実施形態では、本体部10(側壁部11)が側面視で略L字状を呈するように形成された構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば本体部10(側壁部11)は、側面視で略三角形状であっても良いし、略矩形状等であっても良い。
(10)上記の実施形態では、一対の側壁部11(第二延在部15)の一方にのみ第二接続口22が現出され、当該1つの第二接続口22にのみ第二ドレイン管52が接続される構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、一対の側壁部11の両方に第二接続口22が現出され、これら両方の第二接続口22に、第二ドレイン管52及び第3のドレイン管が接続されても良い。このように、1つのドレイン管接続具1に対して、ドレイン管51,52を含む3本のドレイン管を正面視で略T字状に接続するドレイン管接続構造にも、本発明を適用することが可能である。
(11)上記の実施形態では、第一ドレイン管51を正面側から押し込んで第一接続口21に接続し、その後、第二ドレイン管52を上方から押し込んで第二接続口22に接続する構成を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。第一ドレイン管51を、第一接続口21の接続方向である上側から挿入して当該第一接続口21に接続しても良いし、第二ドレイン管52を、第二接続口22の接続方向である側方から挿入して当該第二接続口22に接続しても良い。また、ドレイン管51,52の接続順序は任意であり、第二接続口22に第二ドレイン管52を接続し、その後、第一接続口21に第一ドレイン管51を接続しても良い。
(12)上記の実施形態では、ドレイン管接続具1を用いて、空調装置50の室内機50A及び室外機50Bのそれぞれから延びるドレイン管51,52と水路形成部材60とを接続する例について説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。空調装置50の室内機50A及び室外機50Bに限らず、互いに近接して設置される複数の他のドレイン水排出機器から延びるドレイン管と水路形成部材60とを接続する場合にも、本発明を適用することが可能である。
(13)上記の実施形態では、集合住宅のベランダにおけるドレイン排水案内構造に、本発明に係るドレイン管接続具及びドレイン管接続構造を適用した例について説明した。しかし、本発明の適用範囲はこれに限定されない。例えば集合住宅の共用廊下や、戸建住宅(建築物の一例)のベランダ等におけるドレイン排水案内構造にも、本発明を適用することが可能である。
(14)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。従って、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、ドレイン水排出機器から延びるドレイン管と排水路が形成された水路形成部材とを接続するためのドレイン管接続具に利用することができる。
1 ドレイン管接続具
10 本体部
11 側壁部
12 第一延在部
15 第二延在部
17 連結壁部
21 第一接続口
22 第二接続口
25 脆弱部
50 空調装置
50A 室内機(ドレイン水排出機器)
50B 室外機(ドレイン水排出機器)
51 第一ドレイン管(第1のドレイン管)
52 第二ドレイン管(第2のドレイン管)
60 水路形成部材
D 排水路

Claims (7)

  1. 複数のドレイン水排出機器のそれぞれから延びるドレイン管と排水路が形成された水路形成部材とを接続するためのドレイン管接続具であって、
    複数の前記ドレイン管のうちの1つが接続される上向きの第一接続口と、
    前記第一接続口よりも下方に設けられ、複数の前記ドレイン管のうちの他の1つが接続される側方向きの第二接続口と、
    を備えるドレイン管接続具。
  2. 略上下方向に延びる第一延在部と当該第一延在部に対して交差する方向に延びる第二延在部とを含み側面視で略L字状を呈する一対の側壁部と、この一対の側壁部どうしをつなぐ連結壁部と、を有する本体部を備え、
    一対の前記第一延在部と前記連結壁部とによって区画される空間に前記第一接続口が設けられ、
    前記第二延在部に前記第二接続口が設けられている請求項1に記載のドレイン管接続具。
  3. 前記第二接続口が、接続対象となる前記ドレイン管の外形に少なくとも部分的に沿うように前記第二延在部に形成された脆弱部を切断して前記第二延在部の一部を除去することによって現出するように構成されている請求項2に記載のドレイン管接続具。
  4. 前記第二接続口が、前記第二延在部の上端縁に開口するように切り欠いて形成されている請求項2又は3に記載のドレイン管接続具。
  5. 前記第二接続口の上端側の開口幅が、接続対象となる前記ドレイン管の外径よりも小さい請求項4に記載のドレイン管接続具。
  6. 前記第二接続口との境界部における前記側壁部の外面又は内面若しくはその両方が、前記第二接続口の端縁から離れるに従って次第に厚みが増すようにテーパー状に形成されている請求項4又は5に記載のドレイン管接続具。
  7. ドレイン管接続具を用いて、空調装置の室内機及び室外機のそれぞれから延びるドレイン管と排水路が形成された水路形成部材とを接続するドレイン管接続構造であって、
    前記ドレイン管接続具に設けられる上向きの第一接続口に対して、前記室内機から略上下方向に沿って延びる第1のドレイン管を接続し、
    前記ドレイン管接続具における前記第一接続口よりも下方に設けられる側方向きの第二接続口に対して、前記室外機から略水平方向に沿って延びる第2のドレイン管を接続してなるドレイン管接続構造。
JP2014073007A 2014-03-31 2014-03-31 ドレイン管接続具及びドレイン管接続構造 Active JP6468713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073007A JP6468713B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 ドレイン管接続具及びドレイン管接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073007A JP6468713B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 ドレイン管接続具及びドレイン管接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015194041A true JP2015194041A (ja) 2015-11-05
JP6468713B2 JP6468713B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=54433294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014073007A Active JP6468713B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 ドレイン管接続具及びドレイン管接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6468713B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154791A (ja) * 1988-09-29 1990-06-14 Sanyo Electric Co Ltd 脱水洗濯機
JPH09126487A (ja) * 1995-11-02 1997-05-16 Matsushita Seiko Co Ltd 冷媒分岐ユニットのドレン水処理装置
JP2005213936A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Inaba Denki Sangyo Co Ltd ドレン排水案内構造
JP2006090462A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Inaba Denki Sangyo Co Ltd コーナー用化粧カバー
JP2007113355A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Toli Corp ドレイン連結具、ドレイン排水設備、及び屋外床面設備
JP2009299259A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Toli Corp 排水処理部材用の排水ホース取付具、及び排水ホース取付具の取付方法
JP2010127006A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Takiron Co Ltd ドレン排水設備セット及びドレン排水設備

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154791A (ja) * 1988-09-29 1990-06-14 Sanyo Electric Co Ltd 脱水洗濯機
JPH09126487A (ja) * 1995-11-02 1997-05-16 Matsushita Seiko Co Ltd 冷媒分岐ユニットのドレン水処理装置
JP2005213936A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Inaba Denki Sangyo Co Ltd ドレン排水案内構造
JP2006090462A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Inaba Denki Sangyo Co Ltd コーナー用化粧カバー
JP2007113355A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Toli Corp ドレイン連結具、ドレイン排水設備、及び屋外床面設備
JP2009299259A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Toli Corp 排水処理部材用の排水ホース取付具、及び排水ホース取付具の取付方法
JP2010127006A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Takiron Co Ltd ドレン排水設備セット及びドレン排水設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP6468713B2 (ja) 2019-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013533404A (ja) 建設機械における運転室のルーフ用防水グロメット
JP4172041B2 (ja) 配線・配管材の保護カバー
JP6468713B2 (ja) ドレイン管接続具及びドレイン管接続構造
JP5075529B2 (ja) 配索体の保護カバー
JP5810420B2 (ja) コルゲート状ドレインホース接続具、及び排水処理構造
JP2009002099A (ja) バイパス通気用管継手およびこのバイパス通気用管継手を用いた排水システム
JP6392108B2 (ja) 管材保持具、管材保持構造、および管材の配管方法
JP7462381B2 (ja) 管部材保持具および管部材配置構造
JP4713407B2 (ja) 浴槽の設置構造
JP2005213936A (ja) ドレン排水案内構造
JP6405576B1 (ja) 排水蓋
JP4454412B2 (ja) 床下配管の通気構造
JP7438646B2 (ja) ドレインホース接続具
JP2017020178A (ja) 洗濯機用防水パン
JP6259260B2 (ja) 目地排水部材および外壁の排水構造
JP7445585B2 (ja) サイホン排水システム
JP3192988U (ja) 改修ドレン
JP7196012B2 (ja) ドレインホース接続具
JP2008121326A (ja) 竪樋装置
JP5159364B2 (ja) 排水処理部材用の排水ホース取付具、排水ホース取付具の取付方法、及び排水処理構造
JP6610463B2 (ja) 鞘管サポート具
JP4584848B2 (ja) 配線ボックス
KR200493362Y1 (ko) 수전용 호스의 꺾임방지구
JPH0746664Y2 (ja) 角度調整自在エルボ
JP2009243818A (ja) ドレンホース接続具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6468713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250