JP6392108B2 - 管材保持具、管材保持構造、および管材の配管方法 - Google Patents

管材保持具、管材保持構造、および管材の配管方法 Download PDF

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Description

この発明は、管材保持具、管材保持構造、および管材の配管方法に関するものである。
従来、建物の外壁に沿って、電線管が配管されることがあった(例えば、特許文献1参照)。ここで、電線管が縦配管されたりすると、継ぎ手部分などから雨水が電線管内に浸入する虞があった。そこで、水が電線管内を通って機器内に入らないよう、電線管にU字状の屈曲配管部を設け、その屈曲配管部に水抜き孔をあけることがあった。
特開2013−183589号公報
ところで、前記従来の配管にあっては、管材としての電線管にあけた水抜き孔が外から見えることから、見栄えが悪かった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、管材の見栄えを損なうことなく水を抜くことができる、管材保持具、管材保持構造、および管材の配管方法を提供することにある。
この発明に係る管材保持具、管材保持構造、および管材の配管方法は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る管材保持具は、取付面に沿って配管される管材を、周方向に取り囲んで保持する保持部と、その保持部の両端から延出し、互いに対向位置して前記取付面に固定される固定部とを、備える。ここで、前記保持部は、前記管材に形成された水抜き孔を覆う覆い壁と、前記水抜き孔と対面しない位置に設けられて前記水抜き孔から排出される水を前記保持部外に排水する排水口と、内面に設けられて前記水抜き孔から排出される水を前記排水口へ案内する案内路とを、有する。
この管材保持具によると、管材を保持する保持部は、管材にあけられた水抜き孔を覆う覆い壁を備え、排水口が、水抜き孔と対面しない位置に設けられる。このため、例えば、起立する取付面に沿って水平に配管された水平配管部や、起立する取付面に沿って配管されて下に凸となるよう屈曲する屈曲配管部を保持した際に、同部分にあけられた水抜き孔を、覆い壁によって隠すことができる。そして、保持部は、案内路を備える。このため、管材の水抜き孔から排出された水は、案内路に案内されて排水口に進み、その排水口から保持部外に排水される。また、この管材保持具は、保持部と固定部とを備えていることから、一般的なサドルとしてどこにでも使用することができ、さらに、管材に水抜き孔が形成された箇所においては、化粧用のサドルとして使用することができる。
また、請求項2に記載の発明に係る管材保持具は、請求項1に記載の管材保持具において、前記排水口は、前記取付面に向けて開口する。こうして、排水口が取付面に向けて開口することで、その排水口が外から見えにくくなる。
また、請求項3に記載の発明に係る管材保持具は、請求項1に記載の管材保持具において、前記排水口は、前記管材の軸方向となる保持部幅方向の少なくとも一方の側に設けられ、前記案内路は、前記保持部幅方向に沿って形成される。
また、請求項4に記載の発明に係る管材保持具は、請求項3に記載の管材保持具において、前記管材は、波付管からなり、前記案内路は、前記管材の外面凸部の外側にあって前記保持部の内面から窪むように形成される。
また、請求項5に記載の発明に係る管材保持具は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の管材保持具において、前記排水口は、その端縁が、前記取付面から離れた位置となるよう形成される。こうして、排水口の端縁が取付面から離れた位置にあることで、排水口から排水された水が取付面を伝って落ちてその取付面に染みが付くことを防ぐことができる。
また、請求項6に記載の発明に係る管材保持具は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の管材保持具において、前記管材は、波付管からなる。そして、前記管材の軸方向の、前記保持部と前記管材との相対的なずれを防止すべく、前記保持部は、その内面に、前記管材の外面凹部に係合する係合部を有する。
また、請求項7に記載の発明に係る管材保持具は、請求項6に記載の管材保持具において、前記係合部は、前記管材における前記水抜き孔を挟む両外面凸部を越えて前記水抜孔から離れた各側にある外面凹部に係合するよう、複数設けられる。こうして、係合部が、管材の水抜き孔から離れた各側にある外面凹部に係合することで、管材が、水抜き孔から周方向に延びる亀裂により分断された場合であっても、その分断された管材が保持部から抜けることがない。
また、請求項8に記載の発明に係る管材保持具は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の管材保持具において、前記保持部は、内面に、周方向に延びて前記案内路に達する凹部を有する。こうして、保持部の内面に設けられた凹部が、周方向に延びて案内路に達することで、保持部と管材との、周方向の位置ずれがあっても、管材の水抜き孔から排出された水は、凹部を通って案内路に進むことができる。
また、請求項9に記載の発明に係る管材保持構造は、起立する取付面に沿って配管されて下に凸となるよう屈曲する屈曲配管部を有する管材と、前記屈曲配管部を保持して前記取付面に固定された管材保持具とを備える。ここで、前記屈曲配管部には、水抜き孔が形成される。そして、前記管材保持具は、前記屈曲配管部を周方向に取り囲んで保持する保持部を備える。そこで、前記保持部は、前記水抜き孔を覆う覆い壁と、前記水抜き孔と対面しない位置に設けられて前記水抜き孔から排出される水を前記保持部外に排水する排水口と、内面に設けられて前記水抜き孔から排出される水を前記排水口へ案内する案内路とを、備える。そして、前記排水口は、その端縁が、前記取付面から離れた位置にある。
この管保持構造によると、管材保持具の保持部は、管材にあけられた水抜き孔を覆う覆い壁を備え、排水口が、水抜き孔と対面しない位置に設けられる。このため、水抜き孔を、覆い壁によって隠すことができる。そして、保持部は、案内路を備える。このため、管材の水抜き孔から排出された水は、案内路に案内されて排水口に進み、その排水口から保持部外に排水される。また、排水口の端縁が取付面から離れた位置にあることで、排水口から排水された水が取付面を伝って落ちてその取付面に染みが付くことを防ぐことができる。
また、請求項10に記載の発明に係る管材の配管方法は、管材保持具を用いて、管材を取付面に沿って配管する配管方法である。ここで、前記管材保持具は、前記管材を周方向に取り囲んで保持する保持部と、前記取付面に固定される固定部とを備えるとともに、前記保持部は、前記取付面に向けて開口する排水口を有する。そこで、前記配管方法は、前記保持部を前記取付面から遠ざけた状態で、前記排水口から、穿孔具を挿入して前記保持部に保持された前記管材に水抜き孔をあける。そして、前記保持部を前記取付面側に移して前記固定部を前記取付面に固定して、前記管材を前記取付面に沿って配管する。
この配管方法によると、保持部に保持された管材に対し、排水口から穿孔具を挿入して水抜き孔をあけることで、保持部に対して水抜き孔を所定の位置に保つことができる。そして、排水口は、取付面に向けて開口する。このため、その排水口が外から見えにくく、その排水口の奥にある水抜き孔もまた外から見えにくくなる。そして、管材の水抜き孔から排出された水は、排水口から保持部外に排水される。
この発明に係る管材保持具および管材保持構造によれば、保持部が、管材の水抜き孔を覆う覆い壁を備え、その水抜き孔と対面しない位置に排水口を備えることで、水抜き孔が外から見えにくく、このため、管材の見栄えを損なうことなく水を抜くことができる。
また、この発明に係る管材の配管方法によれば、管材保持具における保持部に、取付面に向けて開口する排水口を設け、その排水口から穿孔具を挿入して管材に水抜き孔をあけることで、その排水口とか水抜き孔が外から見えにくく、このため、管材の見栄えを損なうことなく水を抜くことができる。
この発明の一実施の形態の、管材保持構造の正面図である。 同じく、図1におけるA−A線による拡大断面図である。 同じく、管材保持具の側面図である。 同じく、管材保持具の斜視図である。 同じく、管材保持具の他の斜視図である。 同じく、管材の配管方法を示す断面図である。 この発明の他の実施の形態の、管材保持具の側面図である。 同じく、管材保持具の斜視図である。 同じく、図7におけるB−B線による断面図である。 この発明の他の実施の形態の、変形例を示す図9相当図である。 この発明のさらに他の実施の形態の、管材保持具の斜視図である。 同じく、管材保持具の断面図である。 この発明のさらに他の実施の形態の、管材保持具の斜視図である。 同じく、管材保持具の他の斜視図である。
以下、この発明に係る管材保持具、管材保持構造、および管材の配管方法を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、建物の壁面等の起立する取付面を示す。2は、前記取付面1に沿って配管される管材を示す。3は、管材保持具を示す。4は、管材保持構造を示す。
ここで、管材保持具3は、前記管材2を周方向に取り囲んで保持する保持部5と、その保持部5の両端から延出し、互いに対向位置して前記取付面1に固定される固定部6とを、備える。そして、保持部5は、管材2に形成された水抜き孔2aを覆う覆い壁5aと、水抜き孔2aと対面しない位置に設けられて水抜き孔2aから排出される水を保持部5外に排水する排水口5bと、内面に設けられて水抜き孔2aから排出される水を排水口5bへ案内する案内路5cとを、有する。そして、排水口5bは、その端縁が、取付面1から離れた位置となるよう形成される。
具体的には、管材2は、電線や通信ケーブル等を収容保護する電線管であったり、通水管等の流体管を収容保護する保護管であったりする。そして、管材2は、例えば、波付管からなる。この管材2は、前記取付面1に沿って配管されて、下に凸となるよう屈曲する(詳しくは、略U字状に屈曲する)屈曲配管部2bを有する。そして、その屈曲配管部2bに(詳しくは、屈曲配管部2bの下端に)、前記水抜き孔2aが形成され、その水抜き孔2aを覆い壁5aが覆うようにして、管材保持具3が配置される。
管材保持具3は、全体が片サドル状(詳しくは、両端部に設けられた固定部6が重なるように向き合う片サドル状)に曲がって形成され、その湾曲する中間部が前記保持部5となり、各端側が前記固定部6となる。固定部6は、取付面1側に位置する第1固定部6aと、その反対側に対向位置する第2固定部6bとからなり、第1固定部6aは、第2固定部6bよりも、その基部側に長く延びて形成される。そして、保持部5は、大半が、管材2の周面に沿うように円弧状に形成され、その一方端と第1固定部6aの基部とが滑らかに繋がり、その他方端と第2固定部6bの基部とが、直角に折れ曲がって繋がっている。
この管材保持具3は、固定部6が上側となり保持部5が下側となって、第1固定部6aが取付面1に当接するようにして配置される。そして、第1および第2固定部6a、6bには、取付孔6cがあけられており、この取付孔6cに、ビスとか釘とかの固着具(図示せず)が挿入されて取付面1に、ねじ込まれたり打ち込まれたりし、これによって、固定部6、ひいては管材保持具3は、取付面1に固定される。また、図示実施の形態においては、第1固定部6aには、側方に突出する補助固定部6dが設けられている。そして、この補助固定部6dには、補助取付孔6eがあけられており、この補助取付孔6eに、ビスとか釘とかの固着具(図示せず)が挿入されて取付面1に、ねじ込まれたり打ち込まれたりする。
保持部5は、覆い壁5aと排水口5bと案内路5cとを二組有する。すなわち、保持部5は、一組目となる、覆い壁5aとしての第1の覆い壁511と、排水口5bとしての第1の排水口521と、案内路5cとしての第1の案内路531とを備える。そして、保持部5は、二組目となる、覆い壁5aとしての第2の覆い壁512と、排水口5bとしての第2の排水口522と、案内路5cとしての第2の案内路532とを有する。
第1の覆い壁511(5a)は、保持部5の外側に膨出して形成され、その第1の覆い壁511は、管材2の軸方向となる保持部幅方向の中央部分を、管材2の周方向となる保持部周方向に(詳しくは、水抜き孔2aと対面する位置から取付面1側に)延びて形成される。そして、第1の覆い壁511は、図示実施の形態においては、取付面1側に延びる端部が開口し、その開口Xと、その開口Xに続く保持部5の貫通部Yとが、第1の排水口521(5b)となる(図2参照)。すなわち、第1の排水口521は、取付面1に向けて開口する。そして、第1の覆い壁511の内側が、保持部5の内面から窪むことで、第1の案内路531(5c)となる。
第2の覆い壁512(5b)は、保持部5の外側に膨出して形成され、その第2の覆い壁512は、管材2の軸方向となる保持部幅方向に(詳しくは、水抜き孔2aと対面する位置から保持部幅方向の両方の側に)延びている。そして、第2の覆い壁512は、保持部幅方向の両端が開口し、その開口が第2の排水口522(5b)となる。つまり、第2の排水口522は、保持部幅方向の両方の側に設けられる。そして、第2の覆い壁512の内側が、保持部5の内面から窪むことで、第2の案内路532(5c)となる。すなわち、第2の案内路532は、保持部幅方向に沿って形成され、また、波付管からなる管材2の外面凸部2cの外側にあって保持部5の内面から窪むように形成される。
また、管材保持具3は、貫通孔7を備えている。図示実施の形態においては、貫通孔7は、第1固定部6aと保持部5との境界部分に設けられる。この貫通孔7は、取付面1が水平な場合に、排水口として機能するものであって、管材2に、貫通孔7と対向するよう配置された水抜き孔から、水が排出されると、その水は、この貫通孔7を通って保持部5外に排水される。
管材保持構造4は、前記管材2と、その管材2(図示実施の形態においては、その管材2の屈曲配管部2b)を保持して前記取付面1に固定された前記管材保持具3とを備える。そして、第1および第2の排水口521、522は、その端縁が、取付面1から離れた位置にある。
次に、管材保持具3を用いて、管材2を起立する取付面1に沿って配管する配管方法を、図6を用いて説明する。ここで、配管保持具3は、管材2を周方向に取り囲んで保持する保持部5と、取付面1に固定される固定部6を備える。そして、保持部5は、取付面1に向けて開口する排水口521(5b)を有する。そこで、この配管方法は、保持部5を取付面1から遠ざけた状態で、排水口521(5b)から、穿孔具8を挿入して保持部5に保持された管材2に水抜き孔2aをあける。その後、保持部5を取付面1側に移して固定部6を取付面1に固定して、管材2を取付面1に沿って配管する。
次に、以上の構成からなる管材保持具3、管材保持構造4、および管材2の配管方法の作用効果について説明する。
この管材保持具3および管材保持構造4によると、管材2を保持する保持部5は、管材2にあけられた水抜き孔2aを覆う覆い壁5aを備え、排水口5bが、水抜き孔2aと対面しない位置に設けられる。このため、例えば、起立する取付面1に沿って水平に配管された水平配管部や、起立する取付面1に沿って配管されて下に凸となるよう屈曲する屈曲配管部2bを保持した際に、同部分にあけられた水抜き孔2aを、覆い壁5aによって隠すことができる。そして、保持部5は、案内路5cを備える。このため、管材2の水抜き孔2aから排出された水は、案内路5cに案内されて排水口5bに進み、その排水口5bから保持部5外に排水される。すなわち、保持部5が、管材2の水抜き孔2aを覆う覆い壁5aを備え、その水抜き孔2aと対面しない位置に排水口5bを備えることで、水抜き孔2aが外から見えにくい。このため、管材2の見栄えを損なうことなく水を抜くことができる。
また、排水口521(5b)が取付面1に向けて開口することで、その排水口521(5b)が外から見えにくくなる。そして、排水口521(5b)、522(5b)の端縁が取付面1から離れた位置にあることで、排水口521(5b)、522(5b)から排水された水が取付面1を伝って落ちてその取付面1に染みが付くことを防ぐことができる。
また、この管材保持具3は、保持部5と固定部6とを備えていることから、水抜き孔2aの有無を問わず、一般的なサドルとしてどこにでも(つまり、取付面1が起立するかどうかにかかわらず、また、管材2のどの部分に対しても)使用することができ、管材2を保持固定することができる。そして、上述したように管材2に水抜き孔2aが形成された箇所においては、化粧用のサドルとして使用することができる。
また、管材2の配管方法によると、保持部5に保持された管材2に対し、排水口521(5b)から穿孔具8を挿入して水抜き孔2aをあけることで、保持部5に対して水抜き孔2aを所定の位置に保つことができる。そして、排水口521(5b)は、取付面1に向けて開口する。このため、その排水口521(5b)が外から見えにくく、その排水口521(5b)の奥にある水抜き孔2aもまた外から見えにくくなる。そして、管材2の水抜き孔2aから排出された水は、排水口521(5b)から保持部5外に排水される。すなわち、この配管方法によれば、管材保持具3における保持部5に、取付面1に向けて開口する排水口521(5b)を設け、その排水口521(5b)から穿孔具8を挿入して管材2に水抜き孔2aをあけることで、その排水口521(5b)とか水抜き孔2aが外から見えにくい。このため、管材2の見栄えを損なうことなく水を抜くことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、図7〜図10に示すように、管材2の軸方向の、保持部5と管材2との相対的なずれを防止すべく、保持部5は、その内面に、管材2の外面凹部2dに係合する係合部5dを有してもよい。ここで、図7〜図9に示す例においては、係合部5dは、保持部5の内面において、保持部幅方向の中央に突出して形成され、特に、保持部周方向にリブ状に長く延びる突部からなっている。もっとも、係合部5dは、保持部幅方向の中央に設けられなくとも、中央からずれた位置に設けられてもよく、また、周方向にリブ状に長く延びる突部からならなくとも、例えば柱状に突出する突部であってもよい。また、この係合部5dは、一つでなくとも、図10に示すように、管材2における水抜き孔2aを挟む両外面凸部2c、2cを越えて水抜き孔2aから離れた各側にある外面凹部2dに係合するよう、複数(図示実施の形態においては、二つ)設けられてもよい。そこで、このように、係合部5dが、管材2の水抜き孔2aから離れた各側にある外面凹部2dに係合することで、管材2が、水抜き孔2aから周方向に延びる亀裂により分断された場合であっても、その分断された管材2が保持部5から抜けることがない。
また、水抜き孔2aは、管材2の外面凹部2dに設けられたり、外面凹部2dとその両側の外面凸部2c、2cに渡って設けられたりする以外に、外面凸部2cに設けられたり、外面凸部2cとその両側の外面凹部2d、2dに渡って設けられたりするなど、いずれの位置に設けられてもよい。そこで、この水抜き孔2aが覆い壁511(5a)で覆われるように、係合部5dが設けられて、管材2と保持部5とが、管材2の軸方向に対して相対的に位置決めされる。そして、水抜き孔2aが覆い壁511(5a)で覆われればよいことから、管材2における水抜き孔2aの位置と、保持部5における覆い壁511(5a)の位置しだいで、管材2の外面凹部2dあるいは外面凸部2cは、保持部幅方向の中央に位置する場合もあれば、中央からずれて位置する場合もある。
また、保持部5は、覆い壁5aと排水口5bと案内路5cとを二組有するが、一組のみを有するものであってもよい。すなわち、図11および図12に示すように、保持部5は、第1の覆い壁511と第1の排水口521と第1の案内路531を有するのみで、第2の覆い壁512と第2の排水口522と第2の案内路532を有しなくともよい。また、反対に、図13および図14に示すように、保持部5は、第2の覆い壁512と第2の排水口522と第2の案内路532を有するのみで、第1の覆い壁511と第1の排水口521と第1の案内路531を有しなくともよい。ここで、第2の覆い壁512および第2の案内路532は、保持部幅方向の中央部分から、その保持部幅方向の一方の側のみに延びて、一方の側のみに第2の排水口522が設けられるが、第2の覆い壁512および第2の案内路532が両方の側に延びて、両方の側に第2の排水口522が設けられてもよい。すなわち、第2の排水口522は、保持部幅方向の少なくとも一方の側に設けられればよい。このことは、前述した、図1〜図6に示す実施の形態とか、図7〜図10に示す実施の形態においても同様である。
また、これら図11および図12とか、図13および図14に示す実施の形態においては、保持部5は、内面に、周方向に延びて案内路5cに達する凹部5eを有している。そこで、このように、保持部5の内面に設けられた凹部5eが、周方向に延びて案内路5cに達することで、保持部5と管材2との、周方向の位置ずれがあっても、管材2の水抜き孔2aから排出された水は、凹部5eを通って案内路5cに進むことができる。このことは、前述した、図1〜図6に示す実施の形態とか、図7〜図10に示す実施の形態においても同様であって、保持部5の内面に案内路5cを設けることができる。
また、第1の覆い壁511と第2の覆い壁512とは、保持部5の外側に膨出しているが、膨出しなくともよい。
また、管材2は、波付管からならなくとも、平滑管からなってもよい。
1 取付面
2 管材
2a 水抜き孔
2b 屈曲配管部
2c 外側凸部
2d 外側凹部
3 管材保持具
4 管材保持構造
5 保持部
5a 覆い壁
511 第1の覆い壁(覆い壁)
512 第2の覆い壁(覆い壁)
5b 排水口
521 第1の排水口(排水口)
522 第2の排水口(排水口)
5c 案内路
531 第1の案内路(案内路)
532 第2の案内路(案内路)
5d 係合部
5e 凹部
6 固定部
8 穿孔具

Claims (10)

  1. 取付面に沿って配管される管材を、周方向に取り囲んで保持する保持部と、その保持部の両端から延出し、互いに対向位置して前記取付面に固定される固定部とを、備える管材保持具であって、
    前記保持部は、前記管材に形成された水抜き孔を覆う覆い壁と、前記水抜き孔と対面しない位置に設けられて前記水抜き孔から排出される水を前記保持部外に排水する排水口と、内面に設けられて前記水抜き孔から排出される水を前記排水口へ案内する案内路とを、有する管材保持具。
  2. 前記排水口は、前記取付面に向けて開口する、請求項1に記載の管材保持具。
  3. 前記排水口は、前記管材の軸方向となる保持部幅方向の少なくとも一方の側に設けられ、前記案内路は、前記保持部幅方向に沿って形成される、請求項1に記載の管材保持具。
  4. 前記管材は、波付管からなり、前記案内路は、前記管材の外面凸部の外側にあって前記保持部の内面から窪むように形成される、請求項3に記載の管材保持具。
  5. 前記排水口は、その端縁が、前記取付面から離れた位置となるよう形成される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の管材保持具。
  6. 前記管材は、波付管からなり、
    前記管材の軸方向の、前記保持部と前記管材との相対的なずれを防止すべく、前記保持部は、その内面に、前記管材の外面凹部に係合する係合部を有する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の管材保持具。
  7. 前記係合部は、前記管材における前記水抜き孔を挟む両外面凸部を越えて前記水抜孔から離れた各側にある外面凹部に係合するよう、複数設けられる、請求項6に記載の管材保持具。
  8. 前記保持部は、内面に、周方向に延びて前記案内路に達する凹部を有する、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の管材保持具。
  9. 起立する取付面に沿って配管されて下に凸となるよう屈曲する屈曲配管部を有する管材と、前記屈曲配管部を保持して前記取付面に固定された管材保持具とを備え、
    前記屈曲配管部には、水抜き孔が形成され、
    前記管材保持具は、前記屈曲配管部を周方向に取り囲んで保持する保持部を備え、
    前記保持部は、前記水抜き孔を覆う覆い壁と、前記水抜き孔と対面しない位置に設けられて前記水抜き孔から排出される水を前記保持部外に排水する排水口と、内面に設けられて前記水抜き孔から排出される水を前記排水口へ案内する案内路とを、備え、また、
    前記排水口は、その端縁が、前記取付面から離れた位置にある、管材保持構造。
  10. 管材保持具を用いて、管材を取付面に沿って配管する配管方法であって、
    前記管材保持具は、前記管材を周方向に取り囲んで保持する保持部と、前記取付面に固定される固定部とを備えるとともに、前記保持部は、前記取付面に向けて開口する排水口を有し、
    前記配管方法は、前記保持部を前記取付面から遠ざけた状態で、前記排水口から、穿孔具を挿入して前記保持部に保持された前記管材に水抜き孔をあけ、
    前記保持部を前記取付面側に移して前記固定部を前記取付面に固定して、前記管材を前記取付面に沿って配管する、管材の配管方法。
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