JP4233263B2 - 配管固定具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、さや管等の可撓性ダクト管を被取付け部に取付け可能にする配管固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、給湯管などを配管敷設する手法として、配管ルート上に予めに可撓性ダクト管である可撓性のある蛇腹管状のさや管を、建設途中の建屋の床下や縦壁内等に敷設し、建屋の建設後において、給湯管などの実配管(内管)をさや管内に挿入案内させて、配管施工を可能にするとともに、配管交換に際しても、床や壁を壊さずに実配管を更新することができ、且つ、結露の防止効果や保温効果などを付加することができるさや管工法が存在している。
この種のさや管工法では、図11に示すように、U字状の胴部110の開放側両端部を外方に折り曲げ形成した断面形状がほぼΩ状の固定サドル100を介して床下や縦壁内の内壁部等の被取付け部Bにさや管2を取付け可能にしている。
具体的には、固定サドルの胴部内にさや管2を収容するとともに、折り曲げ片120,120に取付けネジCを介して、被取付け部Bに取付け可能になっている。
一般的に、図12(イ)に示すように、固定サドル100の胴部110には、内周面にさや管2の蛇腹胴部分の環状溝部2Aに係合する係止突起130が形成されており、さや管2を取付け位置で拘束して勝手に動かないようにして、実配管を円滑に挿入配管することができる構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の配管固定具100においては、配管途中で無理な引張りを受ける状態になったり、又は、さや管2内に実配管を挿入して配管する際、場所によっては実配管がさや管と強く接触しながら送りこまれる状態になることもあるので、このような場合、固定サドルで拘束されているさや管部分が力負けして挿入方向に一緒に移動しようと外力を受け、図12( ロ) に示すように、取付けネジCによって被取付け面に固定された折り曲げ片120,120を残して挿入方向に固定サドル100の胴部110が強制的に移動する状態となり、胴部内周の係止突起130とさや管2の環状溝部2Aとの係合が解除されて、配管挿入に際する纏われ付き等の不具合によって、実配管の円滑な挿入操作が妨げられる点が指摘されている。
【0004】
また、さや管自体は床下や縦壁内に取付けられるが、このような被取付け部には固定サドルの取付け幅がないような箇所も多く存在するため、唯単に最短距離の配管ルートであるだけの判断では、実際のさや管の配管を施工することができない場合も多くあり、さや管の配管ルートの設定には熟練を要する問題があった。
【0005】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、被取付け部に対する可撓性ダクト管の保持強度の向上を図るとともに、取付け箇所の多様化を図り取付け箇所の選択の幅を広めることができる配管固定具を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による配管固定具の特徴構成は、蛇腹管状の環状溝部を有する可撓性ダクト管に対して軸芯合わせ状態に外套可能であるとともに、可撓性ダクト管の環状溝部に係合可能な係合突起を備える可撓性のある円弧状の把持部が基盤に対して片持ち状に一体形成された配管固定具であって、前記把持部の遊端側に連接する遊端部にネジ受け孔が形成され、これに対して遊端部が重合する位置に対応する基盤の重ね部にネジ挿通孔が形成され、把持部におけるダクト軸芯方向の少なくとも一側に対応する基盤の延出部にネジ受け孔が形成されている点にある。
【0007】
上記特徴構成によれば、基盤の延出部から取付けネジを介して被取付け部に取付け、把持部に軸芯合わせ状態に可撓性ダクト管を外套した状態で、基盤の重ね部に把持部に連接する遊端部を重ね合せながら、連通する遊端部のネジ受け孔と重ね部のネジ挿通孔に取付けネジを介して被取付け部に取付けることによって、可撓性ダクト管の環状溝部に把持部の係合突起が係合して、把持部に可撓性ダクト管が拘束された状態のまま被取付け部への取付けがなされ、取付けが簡単であることに加えて、可撓性ダクト管に配管軸芯方向の外力が加わった場合においても、基盤の延出部がその外力を下支えする位置に存在する構成になっているので、従来の固定サドルのような配管固定具に比べて、可撓性ダクト管に配管軸芯方向の外力が加わり把持部がその外力方向に移動して、その取付け位置で可撓性ダクト管の拘束状態が解かれてしまうようなことがなく、反対にそのような外力に対向する構造になっているので、被取付け部に対する可撓性ダクト管の保持強度の向上を図ることによって、信頼性のある配管固定具を形成することができる。
【0008】
また、把持部におけるダクト軸芯方向に基盤の延出部が形成されているので、配管軸芯方向と直交する幅方向に被取付け部の取付け部が設けられた従来の配管固定具に比べて、幅方向の寸法は小さくなり、そのことによって、幅狭で従来の配管固定具では取付けられなかった箇所への取付が可能になることによって、取付け箇所を多様化して取付け箇所の選択の幅を広めることができる結果、例えば、さや管施工の場合、配管ルートの選定作業を容易化することで、熟練度の軽減化を図ることができるというように作業性の向上を図ることができる。
【0009】
ここで、軸芯合わせ状態とは、円弧状の把持部の軸芯と可撓性ダクト管との軸芯とが合わされた状態を意味し、両者の軸芯が一致する合わせ状態だけでなく、両者の軸芯が近接する合わせ状態も含む。
【0010】
本発明の請求項2による配管固定具の特徴構成は、前記遊端部と基盤の延出部とに形成されたネジ受け孔には、挿通された取付ネジのネジ部と係合する仮止め手段が形成されている点にある。
【0011】
上記特徴構成によれば、ネジ受け孔に取付けネジを係合した状態では、取付けネジがネジ受け孔に仮止め状態となり、例えば、縦壁内を上下方向に可撓性ダクト管を取付けるような場合、従来であれば配管固定具の落ち止めと取付けネジの落ち止めとを同時に行いながら縦壁内となる被取付け部にネジ止めを行うというような熟練を要する取付け作業を軽減することができ、取付け作業性の向上を図ることができる。
【0012】
本発明の請求項3による配管固定具の特徴構成は、前記基盤の重ね部から把持部の円弧状内周面に至る連続面には、テーパ状の傾斜案内面が形成されている点にある。
【0013】
上記特徴構成によれば、基盤の重ね部と、把持部に連接する遊端部との対向面間を経て外部から差し入れられた可撓性ダクト管が、把持部にスムーズに軸芯合わせ状態に外套案内することができるので、可撓性ダクト管の配管施工の能率化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態の配管固定具Aを図面に基づいて説明する。
この実施形態においては、図2に示すように、建屋内の部屋などの縦壁部分に、石膏ボードからなる化粧壁パネルPを取付ける際に、釘打ち部分となる間柱などの角材からなる被取付け部Bに配管固定具Aを介して可撓性ダクト管であるさや管2を取付ける例を説明する。被取付け部Bに取付けられたさや管2(外管)は、給湯管などを配管敷設する配管ルート上に取付けられ、取付け後に給湯管などの実質配管(内管)3を、当該さや管2内に挿入案内させて、配管施工を可能にするさや管工法に用いられるものである。
【0015】
前記さや管2は、例えば、ポリエチレンやポリブデンから成型され、管軸に沿って断面形状が半円状の山部と谷部が交互に連続する環状溝部2Aを形成する蛇腹管状で可撓性を備えた長尺(例えば、30m〜50m程度)の管であり、配管前の状態においてはドラム状に巻装してあるものであり、巻解き使用がなされる。
【0016】
配管固定具Aは、図1〜図10に示すように、基盤1aに、蛇腹管状のさや管2に軸芯合わせ状態に外套可能な可撓性のある円弧状の把持部1bが片持ちリング状に一体形成され、この把持部1bの先端の折り曲げ辺からなり連接された遊端部1cに、基盤1aの一端取付け部と重合する重ね部1dが一体形成され、重合状態で遊端部1cに形成されたネジ受け孔1eと重ね部1dに形成されたネジ挿通孔1fとが連通して、被取付け部Bに対して取付けネジCを螺入可能にするとともに、基盤1aの他端部分に、把持部1bよりも配管軸芯方向の一側に延出部1gが延出形成され、この延出部1gに形成されたネジ受け孔1hを通して、被取付け部Bに対して取付けネジCを螺入可能に構成されている。
【0017】
また、把持部1bの内周面には,周方向に沿って把持部1bの内径よりも小径の半円形状で、さや管2の環状溝部2Aの山部と山部とに挟まれた谷部に係入して係合可能な係合突起1Aが一体形成されている。
【0018】
さらに、把持部1bと遊端部1cとの境界部分には、重合状態で遊端部1cのネジ受け孔1eと重ね部1dのネジ挿通孔1fとが連通する孔軸に対応する方向に凹溝1mが形成され、取付けネジCのネジ頭C2の回避代が形成されている。この実施形態の凹溝1mは、図面からわかるように、把持部1bの先端側が凹溝1mによって穴あき状態になっているが、さや管2の外径が小さなものであれば、把持部1bの外径も小さく設定することができるので、ネジ頭C2の回避代を、把持部1bと遊端部1cとの境界部分に形成する必要性はない。
【0019】
前記把持部1bの遊端部1cと基盤1aの延出部1gとに形成されたネジ受け孔1e,1hには、挿通された取付ネジCのネジ部C1と係合する仮止め手段10が形成されている。
【0020】
詳しくは、図8〜図10に示すように、遊端部1cのネジ受け孔1eにおいては貫通孔下側の孔開口縁に仮止め手段10が形成され、延出部1gのネジ受け孔1hにおいては貫通孔上側の孔開口縁に仮止め手段10が形成され、各仮止め手段10は、例えば、孔周縁を均等4分割し対向する分割円弧部分に、対向方向に突出する合計4つの弓状の係止爪10a…から構成され、各係止爪10a…の中央部分が、頭丸ネジ(木ネジ)である取付けネジCのネジ部C1の山径よりも小径であるけれども谷径よりも大径に構成されているので、取付けネジCのネジ部C1と係合可能になっている。ここで、遊端部1cのネジ受け孔1eにおいて、貫通孔下側の孔開口縁に仮止め手段10が形成され、延出部1gのネジ受け孔1hにおいて、貫通孔上側の孔開口縁に仮止め手段10が形成されているのは、配管固定具Aが樹脂成型で製作されるので、上金型と下金型の抜き工程を容易にする金型構成に対応する配置構成にもなっている。
【0021】
また、仮止め手段10を構成する各係止爪10aは、基部から先端部に向かう程、肉厚さが減少する断面形状がテーパ形状或いはくさび形状に形成されているとともに、配管固定具A自体が合成樹脂材から構成されているので、取付けネジCを螺入によって係止爪10aとネジ部C1とを、所望のネジ部C1位置で両者を係合する状態にすることも、或いは、係止爪10aの弾性変形を利用して、取付けネジCをネジ受け孔1e,1hに押込み挿入して係止爪10aを押し広げる状態に弾性変形して、係止爪10aとネジ部C1とを、所望のネジ部C1位置で両者を係合する状態にすることも可能である。
【0022】
実際には、配管固定具Aを被取付け部Bに当て付けて、延出部1gにおいては取付けネジCの先端が被取付け部Bに当接する係合状態に取付けネジCを仮止め状態にし、遊端部1cにおいては連通する重ね部1dのネジ挿通孔1fを挿通して、取付けネジCの先端が被取付け部Bに当接する係合状態に取付けネジCを仮止め状態にするのが好適な使用例である。
【0023】
このことは、遊端部1cのネジ受け孔1eにおいては貫通孔下側の孔開口縁に仮止め手段10が形成されても、貫通孔上側の孔開口縁に仮止め手段10が形成されていても、取付けネジCの仮止めには何ら影響は生じないが、延出部1gのネジ受け孔1hにおいては貫通孔下側の孔開口縁に仮止め手段10が形成されている場合、配管固定具Aを被取付け部Bに対して少し持上げた状態であれば、取付けネジCを仮止めすることが可能ではあるけれども、作業上、素直に配管固定具Aを被取付け部Bに直に当て付けてた状態では、仮止め手段10が被取付け部Bに近接し過ぎて取付けネジCを仮止めすることができないので、延出部1gのネジ受け孔1hにおける仮止め手段10の形成位置は貫通孔上側に近い方が望ましい。
【0024】
前記基盤1の重ね部1dから把持部1bの円弧状内周面に至る連続面には、差入れ奥部に向かう程高位となるテーパ状の傾斜案内面20が形成されている。
【0025】
傾斜案内面20の始端から終端までの高低差は、少なくとも取付けネジC(頭丸ネジ)の頭の高さよりも僅かに大に設定してある。この実施例では、把持部1bにおけるダクト軸芯方向の一側に対応して延出部1gが形成されているので、当然に、配管固定具Aを介してさや管2を被取付け部Bに取付けた状態では、延出部側の取付けネジCのネジ頭とさや管2とが干渉する位置関係に存在することから、干渉を避けれる高さになっているが、取付けネジCに皿ネジを用いた場合や、取付けネジCのネジ頭とさや管2とが干渉しないように、延出部1gの肉厚さを他の基盤1部分よりも薄く、又は、反対に、延出部1gの肉厚さより他の基盤1a部分の方が厚くしても可能であり、本来的には、さや管2を把持部1bに外套する際のガイドとして傾斜案内面20が形成されている。
【0026】
この実施形態の把持部1bは、単品状態では拡径状態になっており、弾性変形力に抗して縮径して重ね部1dに重合する構成であるので、基盤1aの重ね部1dの端部には、重合する把持部1bの拡径側の弾性復元力を、遊端部1cを介して受け止めるストッパー突起1kが一体的に突出形成されている。ここで、遊端部1cを受け止めた状態では、両者が位置合わせされた状態を維持するように、拡径方向の弾性力が拡径阻止力に作用するのが好ましい。変形例としては、遊端部1cとストッパー突起1kの間に、重合状態を長く維持することができる凹凸係合などの係合手段が形成されていてもよい。
【0027】
このような構成によれば、基盤1の延出部1gから取付けネジCを介して被取付け部Bに取付け、把持部1bの軸芯X1とさや管2の軸芯X2とを軸芯合わせ状態に、把持部1bにさや管2を外套した状態で、基盤1aの重ね部1dに把持部1bの遊端部1cを拡径力に抗して縮径しながら位置合わせしながら重ね合せ、遊端部1cをストッパー突起1kに当て付けた後、連通する遊端部1cのネジ受け孔1eと重ね部1dのネジ挿通孔1fに取付けネジCを介して被取付け部Bに取付けることによって、さや管2の環状溝部2Aに把持部1bの係合突起1Aが係合して、把持部1bにさや管2が拘束された状態のまま被取付け部Bへの取付けがなされる。
【0028】
また、把持部1bにおけるダクト軸芯方向である把持部1bの配管軸芯X1方向に基盤1aの延出部1gが形成されているので、軸芯X1方向と直交する幅寸法Wは小さい構成になっているので、その幅内の被取付け部Bに取付けが可能であるとともに、その幅に対して外径の大きなさや管2を把持部1bで外套することができる配管固定具Aを形成することができる。
【0029】
〔その他の実施形態〕
1) 上記実施形態では、基盤1aの他端部分に、把持部1bよりも配管軸芯方向の一側に延出部1gが延出形成されている例を説明したが、本発明はこれに限らず、把持部1bよりも配管軸芯方向の両側に延出部1gが延出形成されている配管固定具Aであってもよい。
【0030】
2)上記実施形態では、延出部1gに一箇所のネジ受け孔1hを形成するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、2箇所であってもよい。この場合、取付け強度をより強くすることができる。
また、重合状態で連通する遊端部1cのネジ受け孔1eと重ね部1dのネジ挿通孔1fが一組ある例について説明したが、本発明はこれに限らず、2組又は3組が並んであるものであってもよい。
【0031】
3) 上記各実施形態では、把持部1bの内周面に,周方向に沿って係合突起1Aを形成するものについて説明したが、本発明はこれに限らず、さや管2の環状溝部2Aに対応する山部と谷部を把持部1bの内周面に設けてもよい。
【0032】
4) 上記第実施形態では、基盤1aの重ね部1dから把持部1bの円弧状内周面に至る連続面に、差入れ奥部に向かう程高位となるテーパ状の傾斜案内面20が形成されている例を説明したが、本発明はこれに限らず、基盤1aの重ね部1dから把持部1bの円弧状内周面に至る連続面に、差入れ奥部に向かう程低位となるテーパ状の傾斜案内面を形成するものであっても、基盤1aの重ね部1dと、遊端部1cとの対向面間を経て外部から差し入れられたさや管2が、把持部1bにスムーズに軸芯合わせ状態に外套案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管固定具の全体を示す斜視図
【図2】配管固定具を介して可撓性ダクト管を被取付け部に取付けた状態の平断面図
【図3】配管固定具を介して可撓性ダクト管を被取付け部に取付けた状態の簡略側面図
【図4】配管固定具を介して可撓性ダクト管を被取付け部に取付けた状態の縦断面図
【図5】配管固定具に可撓性ダクト管を装着する前の状態を示す平断面図
【図6】重合する重ね部と遊端部に取付けネジを被取付け部に螺入しようとする状態を示す平断面図
【図7】配管固定具に可撓性ダクト管を装着した状態を示す平断面図
【図8】配管固定具の平面図
【図9】遊端部のネジ受け孔を示す縦断面図
【図10】重ね部のネジ受け孔を示す縦断面図
【図11】従来の配管固定具を示す斜視図
【図12】被取付け部と配管固定具と可撓性ダクト管との関係を示す平面図
(イ)は被取付け部に配管固定具を介して可撓性ダクト管を装着した状態を示す簡略平面図
(ロ)可撓性ダクト管に引張り力が作用した状態の配管固定具と可撓性ダクト管との関係を示す簡略平面図
【符号の説明】
A 配管固定具
B 被取付け部
1A 係合突起
1a 基盤
1b 把持部
1c 遊端部
1d 重ね部
1e ネジ受け孔
1f ネジ挿通孔
1h ネジ受け孔
1g 延出部
2 さや管(可撓性ダクト)
2A 環状溝部
10 仮止め手段
20 傾斜案内面
X1 把持部の軸芯
X2 可撓性ダクト
Claims (3)
- 蛇腹管状の環状溝部を有する可撓性ダクト管に対して軸芯合わせ状態に外套可能であるとともに、可撓性ダクト管の環状溝部に係合可能な係合突起を備える可撓性のある円弧状の把持部が基盤に対して片持ち状に一体形成された配管固定具であって、前記把持部の遊端側に連接する遊端部にネジ受け孔が形成され、これに対して遊端部が重合する位置に対応する基盤の重ね部にネジ挿通孔が形成され、把持部におけるダクト軸芯方向の少なくとも一側に対応する基盤の延出部にネジ受け孔が形成されている配管固定具。
- 前記遊端部と基盤の延出部とに形成されたネジ受け孔には、挿通された取付ネジのネジ部と係合する仮止め手段が形成されている請求項1記載の配管固定具。
- 前記基盤の重ね部から把持部の円弧状内周面に至る連続面には、テーパ状の傾斜案内面が形成されている請求項1又は請求項2記載の配管固定具。
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