JP4925329B2 - スリーブホルダ - Google Patents

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Description

この発明は、コンクリート躯体内に埋め込んで配管孔を確保するためのスリーブ材を、コンクリート躯体を構成する鉄筋と連結するためのスリーブホルダに関する。
建造物を建設する際には、配管経路を確保する必要があり、それらの配管経路は必要に応じて、基礎や梁、若しくは壁を貫通させている。そして、それらの配管経路を確保するために、紙や発泡ポリスチレン等から形成される略円柱形状のスリーブ材を、コンクリート躯体を構成している鉄筋に固定し、その後、コンクリートを打設し、養生した後に、該スリーブ材を抜取り配管経路を確保している。このように鉄筋にスリーブ材を固定する方法として以下のようなスリーブ固定具が考案されている。
このスリーブ固定具101は、図14に示すように、柔軟性を有する合成樹脂からなり、鉄筋Rに装着しうる断面略C字状のクリップ部102と、このクリップ部102の側方に張り出すアーム部103と、このアーム部103に連続して設けられスリーブSを前記鉄筋Rと直交する方向に保持する略C字状のスリーブ保持部104とを有してなるものである(例えば、特許文献1)。
特開2002−47796号公報
しかし、配管経路を確保するためのスリーブ材の径、及びコンクリート躯体を構成する鉄筋の径は、建設される建物に応じて異なる場合も多く、前述のスリーブ固定具では多種多様な径のスリーブ材、及び鉄筋に対応することができず、使用することができない、若しくは、針金等で更なる補強が必要になる等の問題が生じる。また、前記スリーブ固定具をスリーブ材に取付け、さらに、他のスリーブ固定具を該スリーブ材に取付ける等、複数のスリーブ固定具を使用する場合には、スリーブ保持部同士が互いに干渉し、他のスリーブ固定具のクリップ部の位置がずれるため、当該クリップ部を鉄筋に取付けることができないという問題が生じる。
この発明は上記のような種々の課題を解決することを目的としてなされたものであって、鉄筋のかぶり厚を確保しつつ、多様な径のスリーブ材や鉄筋にも対応することができ、さらに、複数の方向からでも鉄筋とスリーブ材とを連結可能なスリーブホルダに関する。
上記目的を達成するために、請求項1記載のスリーブホルダは、コンクリート躯体内に埋め込んで配管孔を確保するためのスリーブ材の外周に巻付けるバンド部材と、該バンド部材を前記コンクリート躯体を構成する鉄筋と連結する連結部材と、を具備するスリーブホルダであって、前記連結部材は、連結部の一方側に形成された断面がC字型の第1の保持部と、前記連結部の他方側に前記第1の保持部よりも大径となるように断面がC字型に形成された第2の保持部と、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部の開口部の両端部が外開きとなるように形成するガイド部とを具備し、前記第1の保持部と、前記第2の保持部とは、何れか一方が前記開口部より前記鉄筋を受け入れて保持し、他方が前記開口部より前記バンド部材を受け入れて保持し、前記連結部は、前記鉄筋と前記スリーブ材との間隔が少なくとも建築基準法で定める所定のかぶり厚以上確保できる長さを有していることを特徴としている。
請求項記載のスリーブホルダは、前記第1の保持部、及び第2の保持部が弾性を有する部材から形成されていることを特徴としている。
請求項記載のスリーブホルダは、前記バンド部材が、長尺に形成され可撓性を有するバンド部と、該バンド部の一端側に形成され、該バンド部の他端側を挿通係止するための挿通係止部と、を具備することを特徴としている。
請求項記載のスリーブホルダは、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部のそれぞれの中心同士を結んだ直線と、前記それぞれの中心と前記開口部の開口中心とを結んだ直線との成す角度が90度以下であることを特徴としている。
請求項記載のスリーブホルダは、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部のそれぞれの内周面に、該内周面から突出する係止部が形成されていることを特徴としている。
請求項記載のスリーブホルダは、コンクリート躯体内に埋め込んで配管孔を確保するためのスリーブ材の外周に巻きつけるバンド部材と、該バンド部材を前記コンクリート躯体を構成する鉄筋と連結部材と、を具備するスリーブホルダであって、前記連結部材連結部の一方側に形成された断面がC字型の第1の保持部と、前記連結部の他方に前記第1の保持部よりも大径となるように断面がC字型に形成された第2の保持部と、前記第1の保持部、及び第2の保持部の開口部の両端部が外開きとなるように形成するガイド部と、前記連結部の両端部において、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部のそれぞれの中心同士を結んだ直線に対して略垂直方向に延出する第3の保持部を具備し、前記第1の保持部と、前記第2の保持部とは、前記開口部より前記鉄筋を受け入れて保持し、前記第3の保持部は、前記第1の保持部と前記第2の保持部との何れかとの間に前記バンド部材を受け入れて保持し、前記連結部は、前記鉄筋と前記スリーブ材との間隔が少なくとも建築基準法で定める所定のかぶり厚以上確保できる長さを有していることを特徴としている。
請求項記載のスリーブホルダは、前記連結部が、前記第1の保持部と前記第2の保持部とが相互に近接又は離反する方向に伸縮自在に形成されていることを特徴としている。また、請求項8記載のスリーブホルダは、コンクリート躯体内に埋め込んで配管孔を確保するためのスリーブ材の外周に巻付けるバンド部材と、該バンド部材を前記コンクリート躯体を構成する鉄筋と連結する連結部材と、を具備するスリーブホルダであって、前記連結部材は、連結部の一方側に形成された断面がC字型の第1の保持部と、前記連結部の他方側に前記第1の保持部よりも大径となるように断面がC字型に形成された第2の保持部と、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部の開口部の両端部が外開きとなるように形成するガイド部とを具備し、前記第1の保持部と、前記第2の保持部とは、弾性を有する部材から形成されると共に、何れか一方が前記開口部より前記鉄筋を受け入れて保持し、他方が前記開口部より前記バンド部材を受け入れて保持し、前記連結部は、前記鉄筋と前記スリーブ材との間隔が少なくとも建築基準法で定める所定のかぶり厚以上確保できる長さを有し、かつ、前記第1の保持部と前記第2の保持部とが相互に近接又は離反する方向に伸縮自在に形成されていることを特徴としている。
請求項1及び8記載のスリーブホルダによれば、連結部材は、連結部の一方側に形成された断面がC字型の第1の保持部と、連結部の他方側に第1の保持部よりも大径となるように断面がC字型に形成された第2の保持部とが、連結部を介して連結されている。これにより、第1の保持部が鉄筋に保持される場合には、第1の保持部がバンド部材に保持され、逆に、第2の保持部が鉄筋に保持される場合には、第1の保持部がバンド部材に保持される。すなわち、第2の保持部は第1の保持部よりも大径であるので、鉄筋の径が大きい場合には第2の保持部で当該鉄筋を保持し、鉄筋の径が小さい場合には第1の保持部で当該鉄筋を保持することができる。また、バンド部材にはいずれの保持部であっても引掛けることができる。これにより、径の異なる鉄筋に対しても対応することができ、針金等で補強する必要がない。
また、バンド部材はスリーブ材の外周に巻付けて使用されるため、どのような径のスリーブ材に対しても使用することができる。さらに、スリーブ材の外周に巻付けられたバンド部材の何れの場所にでも連結部材を取付けることができるので、当該バンド部材の外周には複数の連結部材を取付けることができる。さらに、連結部は、前記鉄筋と前記スリーブ材との間隔が少なくとも建築基準法で定める所定のかぶり厚以上確保できる長さを有している。そのため、連結部材を1つ使用した場合にも鉄筋周囲のコンクリート厚みであるかぶり厚を確保できるが、複数の方向から連結部材によって連結された場合には、より確実にかぶり厚を確保することができる。また、例えば複数の連結部材を使用した場合にも、バンド部材の外周上に該連結部材を取付ければ、何れの連結部材もスリーブ材から鉄筋までの間隔を同じ距離で連結するので、連結部の長さの異なる連結部材を多数作製する必要がない。又、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部の開口部の両端部に外開きとなるようにガイド部を具備している。これにより、連結部材を鉄筋やバンド部材へ取付ける作業を行う際には、ガイド部を鉄筋に当てて押込むだけで開口部を通ってその内部に鉄筋が入り込むので取付作業が容易なものとなる。
請求項2及び8記載のスリーブホルダによれば、前記第1の保持部、及び第2の保持部が弾性を有する部材から形成されている。これにより、第1の保持部、及び第2の保持部の径よりも大きな鉄筋を保持する際にも、該第1の保持部、及び該第2の保持部が拡径するように弾性変形するため鉄筋を保持することができる。さらに、鉄筋は第1の保持部、及び第2の保持部の弾性力によって保持されるので、容易に離脱することがない。また、第1の保持部、及び第2の保持部が弾性変形することにより、鉄筋とバンド部材との距離が多少長くなっても対応することができる。
請求項記載のスリーブホルダによれば、前記バンド部材は、長尺に形成され可撓性を有するバンド部と、該バンド部の一端側に形成され、該バンド部の他端側を挿通係止するための挿通係止部と、を具備している。これにより、スリーブ材をバンド部材で保持する際にも、該バンド部材を該スリーブ材の外周に巻付け、バンド部の他端側を挿通係止部に挿通するだけでよく、作業を効率的に行うことができる。
請求項記載のスリーブホルダによれば、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部のそれぞれの中心同士を結んだ直線と、前記それぞれの中心と前記開口部の開口中心とを結んだ直線との成す角度が90度以下である。これにより、第1又は第2の保持部に引張力が発生しても、引張力が発生する鉄筋との接触部分が多くなるので、開口部が拡大しても鉄筋から抜出ることがない。
請求項記載のスリーブホルダによれば、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部のそれぞれの内周面には、該内周面から突出する係止部が形成されている。これにより、第1の保持部、及び第2の保持部の内周面と、該第1の保持部、及び第2の保持部によって保持された鉄筋やバンド部材との間に作用する摩擦力が増すので、前記保持された鉄筋やバンド部材が容易に離脱することがない。
請求項記載のスリーブホルダによれば、前記連結部材は、前記連結部の両端部において、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部のそれぞれの中心同士を結んだ直線に対して略垂直方向に延出する第3の保持部を具備している。これにより、第1の保持部、及び第2の保持部を鉄筋の保持のみに使用することができ、第3の保持部をバンド部材の保持のみに使用することができる。そのため、第1の保持部、及び第2の保持部を鉄筋を保持しやすい形状に、そして、第3の保持部をバンド部材を保持しやすい形状に設計しておけば、鉄筋にスリーブ材を固定するための作業を効率的に行うことができる利点がある。
請求項7及び8記載のスリーブホルダによれば、前記連結部は、前記第1の保持部と前記第2の保持部とが相互に近接又は離反する方向に伸縮自在に形成されている。これにより、鉄筋とスリーブ材との間隔が異なる場合にも、適宜連結部の長さを伸縮させ対応することができるので、連結部の長さの異なる連結部材を多数作製する必要がない。
この発明におけるスリーブホルダの最良の実施形態について、以下に説明する。本発明に係るスリーブホルダ1は、図1、及び図2に示すように、コンクリート躯体内に埋め込んで配管孔を確保するためのスリーブ材2の外周に巻付けるバンド部材3と、該バンド部材3を前記コンクリート躯体を構成する鉄筋4と連結する連結部材5と、を具備する。前記連結部材5は、連結部6の一方側に形成された断面がC字型の第1の保持部7と、前記連結部6の他方側に前記第1の保持部7よりも大径となるように断面がC字型に形成された第2の保持部8とを具備し、前記連結部6は、前記鉄筋4と前記スリーブ材2との間隔が少なくとも建築基準法で定める所定のかぶり厚以上確保できる長さを有している。
前記連結部材5は、前述のように図1、及び図2に示す鉄筋4と、バンド部材3が巻付けられたスリーブ材2と、を連結するための部材である。そして、連結部材5は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂で形成されていることが、成形性がよく、安価で、且つ、適度な弾性を有するため好ましく、その他のポリエチレン系、アクリル系、ナイロン系、スチレン系等の合成樹脂も適宜使用することができる。これにより、連結部材5がコンクリート躯体内に埋め込まれた場合にも、その内部で当該連結部材5が酸化膨張し、コンクリート躯体にひび割れが生じる等の問題が生じることがない。しかし、連結部材5の材料は前述のものに限定されるものではなく、その他にも耐腐食性の金属等も使用できる。
第1の実施形態に係る連結部材5について以下に示す。
第1の実施形態に係る連結部材5には、図3に示すように、一方側に略円筒状で断面がC字型の第1の保持部7が形成され、他方側には該第1の保持部7よりも大径な略円筒状で断面がC字型の第2の保持部8が形成され、これらが連結部6を介して連結されている。第1の保持部7は、円筒の一部がその中心線と平行方向に渡って切欠かれるようにして形成された開口部9を具備している。そして、この開口部9の両端部には、該第1の保持部7の外周面7aから外方に突出し、且つ、前記外周面7aから離れるに従い外開きに広がるように形成されたガイド部10が形成されている。第2の保持部8は、図3に示すように、既述の第1の保持部7よりも大径に形成されている以外は同様の形状であるので説明は省略する。
以上のように形成された第1の保持部7と第2の保持部8とは、互いに平行となり、双方の中心線に対して略垂直方向となるように薄板状の連結部6を介して双方の外周面7a、8aで連結されている。さらに、図4に示すように、第1の保持部7、及び第2の保持部8のそれぞれの中心同士を結んだ直線と、前記それぞれの中心と開口部9の開口中心とを結んだ直線との成す角度αが90度以下であることが好ましい。これにより、図5、及び図6に示すように、鉄筋4やバンド部材3を保持し、鉛直方向である矢印A方向にスリーブ材2の荷重や、コンクリート打設時の圧力等の引張力が第1の保持部7又は第2の保持部8に作用した際にも、前記引張力が発生する鉄筋4との接触部分が多くなるので、開口部9が拡大しても鉄筋4から抜出ることがない。さらに、連結部6は、第1の保持部7と第2の保持部8との間隔Tが、建築基準法で定められた所定のかぶり厚以上を確保できる程度の長さに形成されている。
本実施形態においては、連結部材5は弾性を有する合成樹脂から形成されているので、第2の保持部8に保持される鉄筋4の径が開口部9の幅よりも大きい場合であっても、ガイド部10が該鉄筋4を第2の保持部8内へとガイドすると共に、該第2の保持部8が、図4に示す2点鎖線で示されるように弾性変形するため、ガイド部10に鉄筋4を当てて押込むだけで容易に鉄筋4を保持することができ、さらに、鉄筋4とバンド部材3との距離が多少長くなっても対応することができる。また、第2の保持部8よりも大径の鉄筋4も容易に保持することができるので、幅広い径の鉄筋4に対応することができ、さらに、保持した鉄筋4を弾性力で保持するので鉄筋4から容易に離脱することがない。第2の保持部8を例に説明したが第1の保持部7も同様の機能を有することは勿論である。
また、第1の保持部7、及び第2の保持部8は、図5、図6に示すように、鉄筋4、バンド部材3の何れも保持することが可能である。すなわち、第1の保持部7、及び第2の保持部8のうち、一方が鉄筋4を保持した場合には、他方はスリーブ材2とバンド部材3との間にガイド部10の先端側からその内部へと挿入され、バンド部材3を保持するのである。
次に、第2の実施形態に係る連結部材5について以下に示す。
第2の実施形態に係る連結部材5は、図7、図8に示すように、既述の第1の実施形態に係る連結部材5における、円筒状の第1の保持部7、及び第2の保持部8の内周面7b、8bに係止部11が形成されたものである。係止部11は、円筒状に形成された第1の保持部7、及び第2の保持部8の中心線と平行方向に渡って、これらの内周面7b、8bから突出するように複数形成されている。これにより、第1の保持部7、若しくは、第2の保持部8が鉄筋4を保持した場合には、これらと鉄筋4との摩擦力が増すため、該鉄筋4に取付けられた連結部材5の位置がずれたり、容易に脱離したりすることがない。さらに、第1の保持部7、若しくは、第2の保持部8がバンド部材3を保持した場合には、保持された該バンド部材3が係止部11に引掛かるため該バンド部材3の位置がずれたり、容易に脱離したりすることがない。また、本実施形態では、係止部11は第1の保持部7、及び第2の保持部8の中心線と平行方向に渡って形成されているが、これに限定されることなく、これらの内周面7b、8bにドット状に形成される等、適宜変更してもよい。
次に、第3の実施形態に係る連結部材5について以下に示す。
第3の実施形態に係る連結部材5は、図9に示すように、既述の第1の実施形態に係る連結部6の両側に第3の保持部12を具備したものである。この、第3の保持部12は、連結部6の両端部において、前記第1の保持部7、及び前記第2の保持部8のそれぞれの中心同士を結んだ直線に対して略垂直方向に延出する側面板13と、該側面板13の先端部分に形成され所定勾配を有する鉤状の挿入部14とから形成されている。これにより、スリーブ材2と、該スリーブ材2と密着するように取付けられたバンド部材3との間隔Uに、図10に示すように、挿入部13から第3の保持部12を挿入することで、バンド部材3が保持され、且つ、抜けにくくなる。また、本実施形態で示すように、連結部6を補強するために該連結部6に対して垂直方向で、且つ、長手方向に渡って補強部材15を適宜設けてもよい。
次に、第4の実施形態に係る連結部材5について以下に示す。
第4の実施形態に係る連結部材5は、連結部6が、第1の保持部7と第2の保持部8とが相互に近接又は離反する方向に伸縮自在に形成されている点を除き他の構成は、第1の実施形態に係る連結部材5と同様の構成である。図11に示すように、円筒状の第1の保持部7にはその中心線に対して略垂直方向に第1の連結部6aが設けられている。この、第1の連結部6aに円柱状の孔16が長手方向に所定の間隔を空けて複数形成されている。また、第2の保持部8にも第2の連結部6bが設けられており、この第2の連結部6bに前記孔16と略同径の円柱状の突起17が形成されている。そして、この第2の連結部6bに形成された突起17を第1の連結部6aに形成された孔16のいずれかに挿入することで連結部6を構成し、第1の保持部7と第2の保持部8とが相互に近接又は離反する方向に連結部6を適宜伸縮することができる。この場合には、突起17を連結部6が最も短くなる孔16に挿入した際にも、第1の保持部7と第2の保持部8との間隔は、鉄筋4周囲に所定のかぶり厚が確保できるように形成しておくのが好ましい。
次に、第5の実施形態に係る連結部材5について以下に示す。
第5の実施形態に係る連結部材5は、連結部6が、第1の保持部7と第2の保持部8とが相互に近接又は離反する方向に伸縮自在に形成されている構成が、前記第4の実施形態と異なり、連結部6の材料としてガラス転移温度が例えば60〜80度程度の合成樹脂を使用している点である。これにより、熱湯や熱風等の周知の加熱手段により連結部6を前述のガラス転移温度以上に加熱し、図12に示すように、作業者が第1の保持部7と第2の保持部8とが離反するB方向に引っ張ることで、図12の2点鎖線で示される元の状態から容易に連結部6の長さを伸長させることができる。また、連結部6の長さを短縮する際には、前述のように連結部6を加熱した後、作業者が第1の保持部7、及び第2の保持部8をその両側から互いの方向へ押圧すればよい。また、連結部6だけでなく、第1の保持部7、及び第2の保持部8を含めた連結部材5全体の材料として、前述のようにガラス転移温度が例えば60〜80度程度の合成樹脂を使用した場合には、連結部6だけでなく、第1の保持部7、及び第2の保持部8も加熱することでこれらの径も容易に拡縮することができる。また、図12の2点鎖線で示される伸張前の元の状態でも第1の保持部7と第2の保持部8との間隔は、鉄筋4周囲に所定のかぶり厚が確保できるように形成しておくのが好ましい。
以上のような第1〜第5の実施形態に係る連結部材5は一例であって、第1の保持部7と第2の保持部8との径の比率、連結部材5の肉厚、開口部9の開口方向、連結部6の形状、第1の保持部7、及び第2の保持部8の形状、連結部6の伸縮方法等は目的に応じて適宜変更することができる。さらに、これらの実施形態に周知の機能や構成を付与することも可能である。また、第1の保持部7、及び第2の保持部8の径や、これらの間隔が異なる複数のバリエーションを準備しておけば、多種多様な径の鉄筋4等に対応することができ好適である。
前記バンド部材3は、図1に示すように、長尺に形成され可撓性を有するバンド部18と、該バンド部18の一端側に形成され、該バンド部18の他端側を挿通係止するための挿通係止部19と、を具備している。バンド部材3は、連結部材5と同様に、例えばポリプロピレン等の合成樹脂で形成されていることが、成形性がよく、安価で、且つ、適度な弾性を有するため好ましく、その他のポリエチレン系、アクリル系、ナイロン系、スチレン系等の合成樹脂も適宜使用することができる。これにより、バンド部材3がコンクリート躯体内に埋め込まれた場合にも、その内部で当該バンド部材3が酸化膨張しコンクリート躯体にひび割れが生じる等の問題が生じることがない。しかし、バンド部材3の材料は前述のものに限定されるものではなく、その他にも耐腐食性の金属等も使用できる。
そして、図13に示すように、バンド部18の表面には鋸歯状の傾斜鋸歯部20が形成されており、バンド部18の一端側に形成された挿通係止部19には該バンド部18の他端側を挿通する挿通孔21が形成されている。そして、挿通係止部19の内部には、挿通孔21から挿通されたバンド部18の傾斜鋸歯部20と接触する面に、当該傾斜鋸歯部20と逆方向にのみ噛合う鋸歯部22を有する係止部材23が形成されている。これにより、バンド部18の他端側を挿通係止部19に矢印C方向に挿通する際には容易に挿通することができるが、一旦挿通されたバンド部18が当該挿通係止部19から矢印Cと反対方向に引抜けることがない。以上のように形成されるバンド部材3は、例えば市販のインシュロック等を好適に使用することができるが、これに限定されるものではなくナイロン製のロープ等でも代用することができる。
以上のように形成される連結部材5、及び、バンド部材3から構成されるスリーブホルダ1の使用方法について、第1の実施形態に係る連結部材5を用いたスリーブホルダ1を例に挙げて以下に説明する。
コンクリート躯体内に埋め込まれ、且つ、これを補強するために構築された鉄筋4にスリーブ材2を取付ける際には、先ず、図1に示すように、該スリーブ材2の外周にバンド部材3を前述のようにして巻付ける。この時、必要に応じて第1の保持部7又は第2の保持部8の一方をバンド部材3に挿入しておけば、後にこれらの他方の鉄筋への取付作業が容易になる。次に、鉄筋4と、バンド部材3が巻付けられたスリーブ材2と、を連結部材5を用いて連結する。この場合には、スリーブ材2が固定される鉄筋4の径に応じて第1の保持部7、若しくは、第2の保持部8の一方を選択して鉄筋4に取付け、該鉄筋4を保持する。そして、第1の保持部7、若しくは、第2の保持部8の他方をバンド部材3に引掛けるようにして取付け、該バンド部材3を保持する。尚、図1においては、略等間隔に3つの連結部材5を使用してスリーブ材2を3方向から保持しているので、該スリーブ材2を確実に鉄筋4に固定することができ、さらに、確実に鉄筋4のかぶり厚を確保することができる。また、図2に示すように、スリーブ材2が固定される鉄筋4の形状が異なる場合にも同様の手順でスリーブ材2が固定される。そして、連結部材5は、図2に示すように、鉄筋4とバンド部材3とを保持するだけでなく、鉄筋4同士を連結するために使用することもできる。
前述のスリーブホルダ1の使用例は一例であり、使用されるバンド部材3の数や連結部材5の数等は、使用されるスリーブ材2の径等に応じて適宜変更することができる。以上のように構成されるスリーブホルダ1を使用することで、かぶり厚を確保しつつ、多様な径のスリーブ材2や鉄筋4にも対応することができ、さらに、複数の方向からでも容易に鉄筋4とスリーブ材2とを連結することができる。
本発明に係るスリーブホルダ1は、スリーブ材2だけでなく配管自身を保持することも可能である。
スリーブを鉄筋に取付けた状態を示す全体斜視図 スリーブを他の形状の鉄筋に取付けた状態を示す全体斜視図 第1の実施形態に係る連結部材の全体斜視図 第1の実施形態に係る連結部材の上視図 第1の保持部でバンド部材を保持し、第2の保持部で鉄筋を保持する状態を示す断面図 第1の保持部で鉄筋を保持し、第2の保持部でバンド部材を保持する状態を示す断面図 第2の実施形態に係る連結部材の全体斜視図 第2の実施形態に係る連結部材の上視図 第3の実施形態に係る連結部材の全体斜視図 第3の実施形態に係る連結部材で鉄筋とバンド部材とを保持する状態を示す断面図 第4の実施形態に係る連結部材の全体斜視図 第5の実施形態に係る連結部材の全体斜視図 挿通係止部の詳細を示す断面図 従来技術を示す図
符号の説明
1 スリーブホルダ
2 スリーブ材
3 バンド部材
4 鉄筋
5 連結部材
6 連結部
7 第1の保持部
7b 内周面
8 第2の保持部
8b 内周面
9 開口部
10 ガイド部
11 係止部
12 第3の保持部
18 バンド部
19 挿通係止部

Claims (8)

  1. コンクリート躯体内に埋め込んで配管孔を確保するためのスリーブ材の外周に巻付けるバンド部材と、該バンド部材を前記コンクリート躯体を構成する鉄筋と連結する連結部材と、を具備するスリーブホルダであって、
    前記連結部材は、連結部の一方側に形成された断面がC字型の第1の保持部と、
    前記連結部の他方側に前記第1の保持部よりも大径となるように断面がC字型に形成された第2の保持部と
    前記第1の保持部、及び前記第2の保持部の開口部の両端部が外開きとなるように形成するガイド部とを具備し、
    前記第1の保持部と、前記第2の保持部とは、何れか一方が前記開口部より前記鉄筋を受け入れて保持し、他方が前記開口部より前記バンド部材を受け入れて保持し、
    前記連結部は、前記鉄筋と前記スリーブ材との間隔が少なくとも建築基準法で定める所定のかぶり厚以上確保できる長さを有していることを特徴とするスリーブホルダ。
  2. 前記第1の保持部、及び第2の保持部が弾性を有する部材から形成されていることを特徴とする請求項1記載のスリーブホルダ。
  3. 前記バンド部材が、長尺に形成され可撓性を有するバンド部と、
    該バンド部の一端側に形成され、該バンド部の他端側を挿通係止するための挿通係止部と、を具備することを特徴とする請求項1又は2記載のスリーブホルダ。
  4. 前記第1の保持部、及び前記第2の保持部のそれぞれの中心同士を結んだ直線と、前記それぞれの中心と前記開口部の開口中心とを結んだ直線との成す角度が90度以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載のスリーブホルダ。
  5. 前記第1の保持部、及び前記第2の保持部のそれぞれの内周面に、該内周面から突出する係止部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載のスリーブホルダ。
  6. コンクリート躯体内に埋め込んで配管孔を確保するためのスリーブ材の外周に巻きつけるバンド部材と、該バンド部材を前記コンクリート躯体を構成する鉄筋と連結部材と、を具備するスリーブホルダであって、
    前記連結部材は、連結部の一方側に形成された断面がC字型の第1の保持部と、
    前記連結部の他方に前記第1の保持部よりも大径となるように断面がC字型に形成された第2の保持部と、
    前記第1の保持部、及び第2の保持部の開口部の両端部が外開きとなるように形成するガイド部と、
    前記連結部の両端部において、前記第1の保持部、及び前記第2の保持部のそれぞれの中心同士を結んだ直線に対して略垂直方向に延出する第3の保持部とを具備し、
    前記第1の保持部と、前記第2の保持部とは、前記開口部より前記鉄筋を受け入れて保持し、前記第3の保持部は、前記第1の保持部と前記第2の保持部との何れかとの間に前記バンド部材を受け入れて保持し、
    前記連結部は、前記鉄筋と前記スリーブ材との間隔が少なくとも建築基準法で定める所定のかぶり厚以上確保できる長さを有していることを特徴とするスリーブホルダ。
  7. 前記連結部が、前記第1の保持部と前記第2の保持部とが相互に近接又は離反する方向に伸縮自在に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか記載のスリーブホルダ。
  8. コンクリート躯体内に埋め込んで配管孔を確保するためのスリーブ材の外周に巻付けるバンド部材と、該バンド部材を前記コンクリート躯体を構成する鉄筋と連結する連結部材と、を具備するスリーブホルダであって、
    前記連結部材は、連結部の一方側に形成された断面がC字型の第1の保持部と、
    前記連結部の他方側に前記第1の保持部よりも大径となるように断面がC字型に形成された第2の保持部と
    前記第1の保持部、及び前記第2の保持部の開口部の両端部が外開きとなるように形成するガイド部とを具備し、
    前記第1の保持部と、前記第2の保持部とは、弾性を有する部材から形成されると共に、何れか一方が前記開口部より前記鉄筋を受け入れて保持し、他方が前記開口部より前記バンド部材を受け入れて保持し、
    前記連結部は、前記鉄筋と前記スリーブ材との間隔が少なくとも建築基準法で定める所定のかぶり厚以上確保できる長さを有し、かつ、前記第1の保持部と前記第2の保持部とが相互に近接又は離反する方向に伸縮自在に形成されていることを特徴とするスリーブホルダ。
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