JP2008245417A - ケーブル保護管及び分岐管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の継手本体を有する分岐管継手を備えるケーブル保護管において、ケーブルの通線作業の作業性を向上させることができるケーブル保護管及び分岐管継手を提供する。
【解決手段】保護管本体11又は分岐管継手13に、通信ケーブル14の引込用ケーブル16を保護管本体11内から分岐管継手13の各継手本体29内に引き出すための通線具32が一方の継手本体29内を経て保護管本体11内に挿入されたときに、保護管本体11内から他方の継手本体29内に既に挿入された引込用ケーブル16の上方へ通線具32を案内する案内部35を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば通信ケーブルを保護するためのケーブル保護管及び分岐管継手に関する。
従来、例えば地中に埋設されたハンドホール等のケーブル接続桝から地中を伸びる通信ケーブルを地下水等から保護するためのケーブル保護管として、ケーブル接続桝に接続され、通信ケーブルを収容する保護管本体と、該保護管本体内から建物に通信ケーブルを引き込むべく保護管本体を分岐させる分岐管を保護管本体に接続するため分岐管継手とを備えるケーブル保護管が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
分岐管継手は、保護管本体の外周面に取り付けられるサドル部と、該サドル部から伸びる筒状の継手本体とを有する。また、分岐管継手は、地中に埋設された保護管本体内から建物内に通信ケーブルを容易に引き込むことができるように、保護管本体にその横断面で見て上半部に設けられている。
このケーブル保護管では、通信ケーブルを保護管本体内から建物に引き込むとき、通線具を継手本体内から保護管本体内を通してケーブル接続桝内に送る。次に、建物に引き込むべき通信ケーブルを通線具の先端に取り付け、通線具を引き戻す。これにより、通信ケーブルが通線具により牽引されるので、通信ケーブルをケーブル接続桝内から保護管本体及び継手本体内を通して建物内に容易に引き出すことができる。
このようなケーブル保護管を、例えば住宅街に設けられた道路のように通信ケーブルが引き込まれる建物が両側に建てられた道路の路面下に埋設する場合、通信ケーブルを保護管本体内からその両側に引き出す必要がある。
そこで、サドル部に一対の継手本体が設けられた分岐管継手を保護管本体に取り付けることが提案されている。この分岐管継手では、一対の継手本体のうち一方の継手本体は、サドル部から道路の一側に向けて伸び、他方の継手本体は、サドル部から道路の他側に向けて伸びる。保護管本体内の通信ケーブルを保護管本体内から各継手本体内にそれぞれ通すことにより、保護管本体の両側の建物にそれぞれ通信ケーブルを容易に引き込むことができる。
特開2005−192329号
しかしながら、分岐管継手は保護管本体の横断面で見て上半部に設けられていることから、通信ケーブルのようなケーブルが保護管本体内から各継手本体内に引き込まれた状態では、ケーブルは部分的に各継手本体内から保護管本体内に垂れ下がる。
このため、ケーブルが保護管本体内から一方の継手本体を通って建物に引き込まれている状態で、ケーブル接続桝から他方の継手本体を経てケーブルを引き出すために通線具を前記他方の継手本体内から保護管本体内に挿入したとき、前記一方の継手本体内から保護管本体内に垂れ下がったケーブルの下方に通線具が潜り込んでしまう虞がある。
通線具がケーブルの垂れ下がった部分の下方に潜り込むと、ケーブル接続桝に向けての通線具の移動がケーブルの前記部分により妨げられるため、ケーブルを新たに引き込むための通線作業が困難になる。
そこで、本発明の目的は、一対の継手本体を有する分岐管継手を備えるケーブル保護管において、ケーブルの通線作業の作業性を向上させることができるケーブル保護管及び分岐管継手を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ケーブルを収容して保護するためのケーブル保護管であって、保護管本体と、該保護管本体の横断面で見て上半部に設けられ、前記保護管本体を分岐させる分岐管を前記保護管本体に接続するための分岐管継手とを備え、該分岐管継手は、前記保護管本体の外周面に取り付けられるサドル部と、該サドル部から前記保護管本体の外方へ向けて伸び、前記分岐管が接続される一対の筒状の継手本体とを有し、前記保護管本体又は前記分岐管継手には、前記ケーブルを前記保護管本体内から前記各継手本体内に引き出すための通線具が一方の前記継手本体内を経て前記保護管本体内に挿入されたときに、前記保護管本体内から他方の前記継手本体内に既に挿入された前記ケーブルの上方へ前記通線具を案内する案内部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記サドル部には、前記各継手本体内に開放する一対の開口が前記保護管本体の周方向に互いに間隔をおいて形成されており、前記案内部は、前記両開口間に前記保護管本体の周方向に互いに間隔をおいて配置され、前記保護管本体の内周面又は前記サドル部の前記保護管本体側に位置する内周面から前記保護管本体の内方に突出し且つ前記保護管本体の軸線方向に伸びる一対のガイド部材を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記保護管本体には、該保護管本体内からの前記ケーブルの挿通を許す挿通孔が形成されており、前記ケーブルは、前記挿通孔及び前記各開口を経て前記保護管本体内から前記各継手本体内のそれぞれに挿入され、前記挿通孔は、前記サドル部が前記保護管本体の前記外周面に取り付けられた状態で前記サドル部に覆われ且つ前記両開口を取り囲む大きさを有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記サドル部には、該サドル部の外周面からその外方に突出し且つ前記保護管本体の周方向又は軸線方向に伸びる複数のリブがそれぞれ前記保護管本体の軸線方向又は周方向に互いに間隔をおいて形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、ケーブルを収容して保護するためのケーブル保護管の保護管本体を分岐させる分岐管を前記保護管本体に接続するための分岐管継手であって、該分岐管継手は、前記保護管本体の横断面で見て上半部における該保護管本体の外周面に取り付けられるサドル部と、該サドル部から前記保護管本体の外方へ向けて伸び、前記分岐管が接続される一対の筒状の継手本体とを有し、前記サドル部には、前記ケーブルを前記保護管本体内から前記各継手本体内に引き出すための通線具が前記一方の継手本体内を経て前記保護管本体内に挿入されたときに、前記保護管本体内から前記他方の継手本体内に既に挿入された前記ケーブルの上方へ前記通線具を案内する案内部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、保護管本体又は分岐管継手には、ケーブルを保護管本体内から各継手本体内に引き出すための通線具が一方の継手本体内を経て保護管本体内に挿入されたときに、保護管本体内から他方の継手本体内に既に挿入されたケーブルの上方へ通線具を案内する案内部が設けられている。
すなわち、ケーブルが保護管本体内から前記他方の継手本体を通って建物に引き込まれている状態で、前記一方の継手本体を経てケーブルを引き出すために通線具を前記一方の継手本体内から保護管本体内に挿入したとき、通線具の移動は、前記一方の継手本体内から保護管本体内に垂れ下がったケーブルの上方に案内部によって案内される。
これにより、通線具を前記一方の継手本体内から保護管本体内に挿入したときに、通線具が保護管本体内に垂れ下がったケーブルの下方に潜り込むことを確実に防止することができる。
従って、ケーブルの垂れ下がった部分がケーブル接続桝に向けての通線具の移動の妨げになることが防止されるので、ケーブルを新たに引き込むための通線作業を従来に比べて容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、保護管本体の内周面又はサドル部の保護管本体側に位置する内周面から保護管本体の内方に突出し且つ保護管本体の軸線方向に伸びる一対のガイド部材が、サドル部に形成された各開口間に保護管本体の周方向に互いに間隔をおいて配置されている。
このことから、保護管本体が従来のようなケーブル接続桝に接続されている場合、保護管本体に設けられた一の分岐管継手よりもケーブル接続桝から離れる側で保護管本体に設けられた他の分岐管継手の各継手本体内から保護管本体内にケーブル接続桝へ向けて通線具を挿入したとき、又は、新たなケーブルが取り付けられた通線具をケーブル接続桝から引き戻したとき、通線具の移動を両ガイド部材間で該両ガイド部材の伸長方向に沿って案内することができる。
これにより、通線具が分岐管継手の下方を通過するとき、通線具が保護管本体内の空間のうち両ガイド部材の側方の空間すなわち開口の下方空間に移動することが抑制されるので、前記他の分岐管継手の各継手本体内からケーブル接続桝へ向けて挿入された通線具又はケーブル接続桝から引き戻された通線具が、前記一の分岐管継手の各継手本体内から各開口を経て保護管本体内に垂れ下がる各ケーブルに引っ掛かったり該各ケーブルの下方に潜り込んだりすることを確実に抑制することができる。従って、ケーブルを新たに引き込むための通線作業をより容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、保護管本体には、該保護管本体内からのケーブルの挿通を許す挿通孔が形成されており、ケーブルは、挿通孔及び各開口を経て保護管本体内から各継手本体内のそれぞれに挿入され、挿通孔は、サドル部が保護管本体の外周面に取り付けられた状態でサドル部に覆われ且つ両開口を取り囲む大きさを有することから、サドル部を保護管本体の外周面に取り付けたとき、各開口をそれぞれ保護管本体内に単一の挿通孔を経て開放させることができる。
これにより、保護管本体に複数の挿通孔を各開口のそれぞれに対応させて形成する場合に比べて、保護管本体への挿通孔の形成作業を確実に容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、サドル部には、該サドル部の外周面からその外方に突出し且つ保護管本体の周方向又は軸線方向に伸びる複数のリブがそれぞれ保護管本体の軸線方向又は周方向に互いに間隔をおいて形成されていることから、サドル部に該サドル部を撓ませる力が作用したとき、この力は、各リブに該各リブをそれぞれの伸長方向に圧縮する圧縮力又は伸長方向に引っ張る引張り力として作用する。これにより、サドル部に作用する外力を各リブで受け止めることができるので、サドル部が外力によって変形することを確実に防止することができる。
また、各リブがそれぞれ保護管本体の周方向に沿って伸びる場合、分岐管継手を保護管本体に固定すべくサドル部の内周面を保護管本体の外周面に例えば接着剤により接着する際、サドル部の内周面が保護管本体の外周面に密着した状態に保持するために帯状部材を保護管本体にサドル部上から巻き付けたとき、帯状部材を各リブ間に入れ込むことにより、帯状部材が保護管本体の周方向に沿って伸びる状態を維持することができる。これにより、サドル部への帯状部材の巻き付け姿勢が保護管本体の周方向に沿う姿勢からずれることが防止されるので、帯状部材からサドル部に保護管本体に向けての締め付け力を保護管本体の周方向に均一に作用させることができる。従って、前記締め付け力が偏ることによる保護管本体へのサドル部の接着強度の低下を確実に防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、分岐管継手のサドル部には、ケーブルを保護管本体内から各継手本体内に引き出すための通線具が一方の継手本体内を経て保護管本体内に挿入されたときに、保護管本体内から他方の継手本体内に既に挿入されたケーブルの上方へ通線具を案内する案内部が設けられている。
すなわち、ケーブルが保護管本体内から前記他方の継手本体を通って建物に引き込まれている状態で、前記一方の継手本体を経てケーブルを引き出すために通線具を前記一方の継手本体内から保護管本体内に挿入したとき、通線具の移動は、前記一方の継手本体内から保護管本体内に垂れ下がったケーブルの上方に案内部によって案内される。
これにより、通線具を前記一方の継手本体内から保護管本体内に挿入したときに、通線具が保護管本体内に垂れ下がったケーブルの下方に潜り込むことを確実に防止することができる。
従って、ケーブルの垂れ下がった部分がケーブル接続桝に向けての通線具の移動の妨げになることが防止されるので、ケーブルを新たに引き込むための通線作業を従来に比べて容易に行うことができる。
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
本発明に係るケーブル保護管10は、図1に示すように、円形の横断面を有する保護管本体11と、該保護管本体を分岐させる分岐管12を保護管本体11に接続するための分岐管継手13とを備える。
保護管本体11は、例えば硬質塩化ビニルのような強度の高い合成樹脂材料で形成されており、図2に示すように、電話線のような通信ケーブル14を道路の路面下に埋設するときに収容し、通信ケーブル14を例えば地下水から保護するために用いられている。
保護管本体11内に収容される通信ケーブル14は、例えば電話局間を結ぶ複数の幹線用ケーブル15と、該各幹線用ケーブルから分岐し、図示しない住宅や店舗等の建物に引き込まれる複数の引込用ケーブル16とで構成されている。
各幹線用ケーブル15及び各引込用ケーブル16は、それぞれ地中に埋設された図示しないケーブル接続桝から地中を伸び、保護管本体11は前記ケーブル接続桝に接続されている。前記ケーブル接続桝は、従来よく知られているように、通信ケーブル14の点検作業や通信ケーブル14同士の接続作業等を行うための室である。
保護管本体11の内部には、それぞれ該保護管本体の内部に各幹線用ケーブル15及び各引込用ケーブル16をそれぞれ分離して収容するために、保護管本体11の内部を該保護管本体の横断面で見て上下に二つの空間に区画するセパレータ17が設けられている。
保護管本体11内の上部空間18内には各引込用ケーブル16が収容されている。保護管本体11の下部空間19内には複数の鞘管20が収容されており、該各鞘管内に幹線用ケーブル15が一本ずつ挿入されている。
セパレータ17は、図示の例では、保護管本体11内の横断面を左右に横切るように保護管本体11内に挿入される板状部21と、該板状部の幅方向(図2で見て左右方向である。)で互いに向かい合う各側縁部21aから板状部21の下方へ向けて伸びる一対の板ばね部22とを有する。
板状部21は、その幅方向の中央部に形成された平面部23と、該平面部の両縁部23aから斜め上方へ向けて伸びる一対の傾斜部24とを有し、全体に上部空間18に開放するV字状をなした横断面を有する。これにより、各引込用ケーブル16は、それぞれ上部空間18内に挿入されたときに板状部21の各傾斜部24の傾斜により平面部23に向けて案内されるので、板状部21の平面部23上及びその近傍に集中して配置されている。
各傾斜部24の先端すなわち板状部21の各側縁部21aは、保護管本体11の内周面11aに当接している。これにより、各引込用ケーブル16が各側縁部21aと保護管本体11の内周面11aとの間に挟み込まれることによる各引込用ケーブル16の破損が防止される。
各板ばね部22は、それぞれ保護管本体11の内周面11aの曲率とほぼ等しい曲率で該内周面に向けて湾曲している。各板ばね部22の外面22aは、保護管本体11内へのセパレータ17の挿入状態で保護管本体11の内周面11aに密着している。これにより、セパレータ17に該セパレータを保護管本体11の軸線の周りに回転させる力が作用したとき、各板ばね部22と保護管本体11との間に生じる摩擦力により、セパレータ17が保護管本体11の軸線の周りに回転することが抑制される。また、各板ばね部22の外面22aには、それぞれ保護管本体11の内周面11aに形成された突起部25に係合される凹部26が形成されている。各突起部25への各凹部26の係合により、保護管本体11の軸線周りのセパレータ17の回転がより確実に防止される。
保護管本体11の周壁11bには、上部空間18内の各引込用ケーブル16を図示しない建物に引き込むときに該各引込用ケーブルを上部空間18内から取り出すための挿通孔27が形成されている。挿通孔27は、図1及び図2に示すように、保護管本体11の周壁11bの上半部に各突起部25間で形成されており、軸線方向に伸びる矩形状をなしている。
分岐管継手13は、保護管本体11と同様に、硬質塩化ビニルのような合成樹脂材料からなり、保護管本体11の外周面11cに取り付けられるサドル部28と、該サドル部から保護管本体11の外方へ伸びる一対の筒状の継手本体29とを有する。
サドル部28は、図2に示すように、その横断面が保護管本体11の曲率とほぼ等しい曲率を有する半円筒部材からなり、その軸線が保護管本体11の軸線に一致するように該保護管本体の上半部における外周面11c上に配置されている。サドル部28の大きさは、図1に示すように、保護管本体11の外周面11cに取り付けられた状態で挿通孔27を覆う大きさに設定されている。
サドル部28には、図1に示すように、保護管本体11に形成された挿通孔27を経て保護管本体11の外方に引き出された引込用ケーブル16を各継手本体29内に挿入するための一対の開口30が形成されている。
各開口30は、図2に示すように、保護管本体11の周方向すなわちサドル部28の周方向に配列されており、保護管本体11の軸線方向に伸びる。また、各開口30は、サドル部28の頂部28aからサドル部28の周方向に沿って互いに離れる方向へ等間隔をおき且つサドル部28が保護管本体11の外周面11cに取り付けられた状態でそれぞれ挿通孔27内に開放するようにサドル部28に形成されている。すなわち、サドル部28が保護管本体11に取り付けられた状態では、両開口30は、図1に示すように、それぞれ挿通孔27に取り囲まれる。
サドル部28の外周面28bには、図1及び図2に示すように、該外周面からサドル部28の径方向外方へ突出する複数のリブ31が形成されている。各リブ31は、図示の例では、それぞれサドル部28の周方向に伸び且つサドル部28の軸線方向に互いに等間隔をおいてサドル部28の外周面28bに形成されている。
サドル部28は、その内周面28cが保護管本体11の外周面11cに例えば図示しない接着剤により接着されることにより、保護管本体11に固定される。
一対の継手本体29は、図1及び図2に示すように、それぞれの軸線がほぼ水平になるようにサドル部28の開口30の縁部30aから保護管本体11の側方へ互いに離反する方向へ伸びる。更に、各継手本体29は、それぞれの軸線がサドル部28の軸線に関して角度的になるように前記ケーブル接続桝から離れる方向(図1で見て右方向である。)へ傾斜している。
継手本体29が、それぞれの軸線がほぼ水平になるようにサドル部28の開口30の縁部30aから伸びることから、ケーブル保護管10全体の高さ寸法が、保護管本体11への分岐管継手13の取り付けによって大きくなることはない。これにより、分岐管継手13が設けられた保護管本体11を地中内に埋設したとき、地中での保護管本体11の深さ位置を分岐管継手13が取り付けられていないときの深さ位置よりも極端に深くする必要はないので、地面をより深く掘削することによる配管作業の手間の増加を抑制することができる。
各継手本体29の先端部29aには、図1に示すように、前記建物に向けて伸びる分岐管12が接続される。
引込用ケーブル16を前記建物に引き込む際、先ず、図1及び図2に示すように、通線具32を各継手本体29内に挿入する。通線具32は、従来と同様に、ワイヤー33と該ワイヤーの先端部33aに設けられた球状部材34とから構成されている。
続いて、通線具32をサドル部28の各開口30及び保護管本体11の挿通孔27を介して保護管本体11の上部空間18内に挿入し、該上部空間内を前記ケーブル接続桝内に向けて(図1で見て左方向である。)送る。このとき、各継手本体29は、前記したように、前記ケーブル接続桝から離れる方向へ傾斜していることから、各継手本体29内への通線具32の挿入方向が保護管本体11内を前記ケーブル接続桝に向かう方向に沿うので、通線具32の移送方向を変更することなく通線具32を各継手本体29内から保護管本体11内に前記ケーブル接続桝に向けて容易に挿入することができる。また、板状部21が、前記したように、全体に上部空間18に開放するV字状をなしていることから、上部空間18内に挿入された通線具32は、板状部21の各傾斜部24の案内作用により平面部23に向けて案内され、該平面部上を保護管本体11の軸線に沿って通る。
次に、前記ケーブル接続桝内で通線具32の球状部材34に新たな引込用ケーブル16を取り付け、通線具32のワイヤー33を引き戻す。これにより、球状部材34に取り付けられた新たな引込用ケーブル16は、通線具32によって牽引され、前記ケーブル接続桝内から保護管本体11の上部空間18内を経て各継手本体29内のそれぞれに引き込まれる。このとき、各継手本体29は、前記したように、前記ケーブル接続桝から離れる方向へ傾斜していることから、引込用ケーブル16を大きく撓ませることなく保護管本体11の上部空間18内から継手本体29内に容易に引き込むことができる。引込用ケーブル16が保護管本体11の上部空間18内から分岐管継手13内に引き込まれた状態では、分岐管継手13が保護管本体11の上半部に取り付けられていることから、引込用ケーブル16は部分的に各継手本体29内から開口30を経て上部空間18内に該上部空間を上下に横切るように垂れ下がる。
その後、各継手本体29の先端部29aに挿入された分岐管12を通して引込用ケーブル16を前記建物内に引き込むことにより、引込用ケーブル16の引き込み作業が終了する。
本発明に係るケーブル保護管10には、保護管本体11又は分岐管継手13に、通線具32が一方の継手本体29内を経て保護管本体11内に挿入されたときに、保護管本体11内から他方の継手本体29内に既に挿入された引込用ケーブル16の上方へ通線具32を案内する案内部35が設けられている。
案内部35は、図1及び図2に示す例では、サドル部28に設けられており、一対のガイド部材36,37を有する。
各ガイド部材36,37は、図示の例では、それぞれ板状をなしており、サドル部28の各開口30の間の部分である中間部28dにおける内周面28cに、該内周面から挿通孔27を経て保護管本体11の内方に突出し且つサドル部28の頂部28aからサドル部28の周方向に互いに離反する方向へ等間隔をおいて設けられている。また、各ガイド部材36,37は、それぞれ中間部28dの前記ケーブル接続桝側に位置する一端部28eからサドル部28の軸線に沿って前記ケーブル接続桝から離れる方向へ向けて伸び、更に、開口30内を経て各継手本体29のそれぞれの横断面の左右(図2における左右である。)で互いに対向する縁部29b,29cのうち各開口30の前記ケーブル接続桝側と反対側に位置する端部30aに連なる内縁部29bに向けて各継手本体29の軸線に沿って伸びる。すなわち、各ガイド部材36,37は、それぞれ該各ガイド部材間の間隔が前記ケーブル接続桝側に位置する一端部36a,37aから該一端部と反対側に位置する他端部36b,37bに向けて漸増するように湾曲している。
各ガイド部材36,37の一端部36a,37aは、図1及び図3に示すように、各ガイド部材36,37をそれぞれ設けることなく各継手本体29内からそれぞれ保護管本体11内に通線具32を挿入したときに各通線具32が互いに干渉する干渉点Pよりも前記ケーブル接続桝側にそれぞれ位置している。
引込用ケーブル16が保護管本体11内から前記他方の継手本体29(図1で見て下側の継手本体29である。)内に既に挿入された状態で、通線具32を前記一方の継手本体29内に該継手本体の軸線に沿って挿入したとき、各ガイド部材36,37の他端部36b,37bが、前記したように、各継手本体29の軸線に沿って各継手本体29の前記内縁部29bに向けて伸びることから、通線具32の球状部材34は、ガイド部材36,37の他端部36b,37bに当接し、ガイド部材36,37上を摺動することによりガイド部材36,37によって前記一方の継手本体29の軸線に沿って案内される。
通線具32を保護管本体11内に向けて前記一方の継手本体29内に更に押し込むと、球状部材34は、ガイド部材36,37により前記一方の継手本体29の軸線に沿って案内された後、各ガイド部材36,37が、前記したように、それぞれ中間部28dの一端部28eからサドル部28の軸線に沿って前記ケーブル接続桝から離れる方向へ向けて伸びることから、サドル部28の軸線に沿ってすなわち保護管本体11の軸線に沿って前記ケーブル接続桝に向けて、ガイド部材36,37により保護管本体11の中心への移動が拘束された状態で案内される。
その後、球状部材34は、その移動がガイド部材36,37によって該ガイド部材の一端部36a,37aまで案内され、該一端部を超えたときに、保護管本体11の中心への通線具32の移動が開放される。このとき、各ガイド部材36,37の一端部36a,37aが、前記したように、前記干渉点Pよりも前記ケーブル接続桝側に位置していることから、ガイド部材36,37の一端部36a,37aを超えた球状部材34は、前記干渉点Pよりも前記ケーブル接続桝側に位置する。ここで、各継手本体29内から保護管本体11内に挿入された引込用ケーブル16は、図3に示すように、保護管本体11内を前記ケーブル接続桝に向けて漸次降下するので、前記干渉点Pよりも前記ケーブル接続桝側では引込用ケーブル16の高さ位置が前記干渉点Pにおける高さ位置よりも低くなる。従って、ガイド部材36,37の一端部36a,37aを超えた球状部材34は、前記他方の継手本体29から保護管本体11内に垂れ下がった引込用ケーブル16の前記干渉点Pよりも高さ位置が低い部分の上方で、保護管本体11の中心への通線具32の移動が開放される。これにより、球状部材34は、前記他方の継手本体29から保護管本体11内に垂れ下がった引込用ケーブル16に干渉することなくその上方を通過した後、保護管本体11内を前記ケーブル接続桝に向けて移動する。
このように、引込用ケーブル16が保護管本体11内から前記他方の継手本体29を通って建物に引き込まれている状態で、前記一方の継手本体29を経てケーブルを引き出すために通線具32を前記一方の継手本体29内から保護管本体11内に挿入したとき、通線具32の移動は、前記他方の継手本体29内から保護管本体11内に垂れ下がった引込用ケーブル16の上方に案内部35のガイド部材36,37によって案内される。
これにより、通線具32を前記一方の継手本体29内から保護管本体11内に挿入したときに、通線具32が保護管本体11内に垂れ下がった引込用ケーブル16の下方に潜り込むことを確実に防止することができる。
従って、引込用ケーブル16の垂れ下がった部分が前記ケーブル接続桝に向けての通線具32の移動の妨げになることが防止されるので、引込用ケーブル16を新たに引き込むための通線作業を従来に比べて容易に行うことができる。
また、前記したように、一対のガイド部材36,37が、保護管本体11の内周面11a又はサドル部28の内周面28cから保護管本体11の内方に突出し且つ保護管本体11の軸線方向に伸び、サドル部28に形成された各開口30間にサドル部28の周方向に互いに間隔をおいて配置されていることから、保護管本体11に設けられた一の分岐管継手13よりも前記ケーブル接続桝から離れる側で保護管本体11に設けられた他の分岐管継手13の各継手本体29内から保護管本体11内に前記ケーブル接続桝へ向けて通線具32を挿入したとき、又は、新たな引込用ケーブル16が取り付けられた通線具32を前記ケーブル接続桝から引き戻したとき、通線具32の球状部材34の上部を各ガイド部材36,37の下端に摺動させることにより、球状部材34の移動を両ガイド部材36,37間で該両ガイド部材の伸長方向に沿って案内することができる。
これにより、通線具32が前記一の分岐管継手13の下方を通過するとき、通線具32が保護管本体11内の上部空間18のうち両ガイド部材36,37の側方の空間すなわち各開口30の下方空間に移動することが抑制されるので、前記他の分岐管継手13の各継手本体29内から前記ケーブル接続桝へ向けて挿入された通線具32又は前記ケーブル接続桝から引き戻された通線具32が、各継手本体29内から各開口30を経て保護管本体11内に垂れ下がる引込用ケーブル16に引っ掛かったり該引込用ケーブルの下方に潜り込んだりすることを確実に抑制することができる。従って、引込用ケーブル16を新たに引き込むための通線作業をより容易に行うことができる。
更に、前記したように、各ガイド部材36,37は、それぞれ各ガイド部材36,37間の間隔が前記ケーブル接続桝側に位置する一端部36a,37aからその他端部36b,37bに向けて漸増するように湾曲しており、各ガイド部材36,37の他端部36b,37bは各継手本体29の前記内縁部29bに至る。このことから、前記他の分岐管継手13の各継手本体29内から保護管本体11内に前記ケーブル接続桝へ向けて挿入された通線具32が保護管本体11の上部空間18の前記側方空間内をたとえ通ったとしても、前記一の分岐管継手13の下方を通過するとき、球状部材34が引込用ケーブル16に接触する前にいずれかのガイド部材36,37の他端部36b,37bに当接し、更に、該ガイド部材によって両開口30間に向けて案内される。これにより、前記他の分岐管継手13の各継手本体29内から保護管本体11に前記ケーブル接続桝へ向けて挿入された通線具32が、前記一の分岐管継手13の各継手本体29内から各開口30を経て保護管本体11内に垂れ下がる引込用ケーブル16に干渉することをより確実に抑制することができる。
また、前記したように、挿通孔27は、サドル部28が保護管本体11の外周面11cに取り付けられた状態でサドル部28に覆われ且つ両開口30を取り囲む大きさを有することから、サドル部28を保護管本体11の外周面11cに取り付けたとき、各開口30をそれぞれ保護管本体11内に単一の挿通孔27を経て開放させることができる。
これにより、保護管本体11に複数の挿通孔27を各開口30のそれぞれに対応させて形成する場合に比べて、保護管本体11への挿通孔27の形成作業を確実に容易に行うことができる。
更に、前記したように、サドル部28には、該サドル部の外周面28bからその外方に突出し且つ保護管本体11の周方向に伸びる複数のリブ31がそれぞれ保護管本体11の軸線方向に互いに間隔をおいて形成されていることから、サドル部28に該サドル部を撓ませる力が作用したとき、この力は、各リブ31に該各リブをそれぞれの伸長方向に圧縮する圧縮力又は伸長方向に引っ張る引張り力として作用する。これにより、サドル部28に作用する外力を各リブ31で受け止めることができるので、サドル部28が外力によって変形することを確実に防止することができる。
また、分岐管継手13を保護管本体11に固定すべくサドル部28の内周面28cを保護管本体11の外周面11cに例えば接着剤により接着する際、サドル部28の内周面28cが保護管本体11の外周面11cに密着した状態に保持するために帯状部材を保護管本体11にサドル部28上から巻き付けたとき、帯状部材を各リブ31間に入れ込むことにより、帯状部材が保護管本体11の周方向に沿って伸びる状態を維持することができる。これにより、サドル部28への帯状部材の巻き付け姿勢が保護管本体11の周方向に沿う姿勢からずれることが防止されるので、帯状部材からサドル部28に保護管本体11に向けての締め付け力を保護管本体11の周方向に均一に作用させることができる。従って、前記締め付け力が偏ることによる保護管本体11へのサドル部28の接着強度の低下を確実に防止することができる。
更に、前記したように、各ガイド部材36,37がそれぞれサドル部28の中間部28dに設けられていることから、各ガイド部材36,37に中間部28dを補強する補強部材としての役割を担わせることができる。これにより、保護管本体11の外周面11c上へのサドル部28の配置状態で挿通孔27上に位置する中間部28dに挿通孔27内に向けての押圧力が作用したとき、該押圧力によって中間部28dが撓み変形することを、確実に抑制することができる。
本実施例では、各ガイド部材38,39は、それぞれ該各ガイド部材間の間隔が一端部38a,39aから他端部38b,39bに向けて漸増するように湾曲している例を示したが、これに代えて、例えば図4(a)及び図4(b)に示すように、一対のガイド部材38,39をそれぞれサドル部28の軸線方向に沿って互いに平行に伸びるようにサドル部28の中間部28dに形成し、各ガイド部材38,39のそれぞれの一端部38a,39aに両ガイド部材38,39間の間隔が前記ケーブル接続桝に向かう方向に漸増するように互いに離反する方向へ屈曲する屈曲部40を形成し、更に、各ガイド部材38,39のそれぞれの他端部38b,39bに両ガイド部材38,39間の間隔が前記ケーブル接続桝から離れる方向に漸増するように互いに離反する方向へ屈曲する屈曲部41を形成することができる。
この場合、前記他の分岐管継手13の各継手本体29内から保護管本体11内に前記ケーブル接続桝へ向けて挿入された通線具32又は前記ケーブル接続桝から引き戻された通線具32が保護管本体11の上部空間18の前記側方空間内をたとえ通ったとしても、前記一の分岐管継手13の下方を通過するとき、球状部材34が引込用ケーブル16に接触する前にいずれかのガイド部材38,39の屈折部40又は屈折部41に当接し、更に、該ガイド部材によって両開口30間に向けて案内される。これにより、前記他の分岐管継手13の各継手本体29内から前記ケーブル接続桝へ向けて挿入された通線具32又は前記ケーブル接続桝から引き戻された通線具32が、前記一の分岐管継手13の各継手本体29内から各開口30を経て保護管本体11内に垂れ下がる引込用ケーブル16に干渉することを確実に抑制することができる。
また、本実施例では、案内部35が一対のガイド部材36,37を有する例を示したが、これに代えて、例えば図5(a)及び図5(b)に示すように、サドル部28の軸線方向に伸びる単一のガイド部材42を有する案内部35を本発明に適用することができる。
更に、本実施例では、各継手本体29は、それぞれの軸線がほぼ水平になるようにサドル部28から保護管本体11の側方へ互いに離反する方向へ伸びる例を示したが、これに代えて、各継手本体29の軸線がそれぞれ水平に対して角度的になるようにサドル部28に設けることができる。
この場合、各ガイド部材36,37を各開口30の下方へ伸びるようにサドル部28に形成することができる。この場合、通線具32を各継手本体29内から開口30を経て保護管本体11内に挿入したとき、通線具32の球状部材34は、各ガイド部材36,37にその上方から当接することにより保護管本体11の内方への移動が規制された状態で、各ガイド部材36,37により保護管本体11内を前記ケーブル接続桝に向けて案内される。
また、本実施例では、案内部35がサドル部28に設けられた例を示したが、これに代えて、案内部35を保護管本体11に設けることができる。
更に、本実施例では、複数のリブ31が、それぞれサドル部28の周方向に伸び且つサドル部28の軸線方向に互いに等間隔をおいてサドル部28の外周面28bに形成された例を示したが、これに代えて、又は、これに加えて、サドル部28の軸線方向に伸びる複数のリブ31をサドル部28の外周面28bに形成することができる。
また、本実施例では、通信ケーブル14を地中で保護するためのケーブル保護管10に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、例えば電力ケーブルを地中で案内するためのケーブル保護管10に本発明を適用することができる。
本発明に係るケーブル保護管を概略的に示す平面図である。 本発明に係るケーブル保護管を概略的に示す横断面図である。 本発明に係るケーブル保護管を概略的に示す側面図である。 (a)は図1乃至図3に示す実施例とは別の実施例に係るケーブル保護管を概略的に示す平面図であり、(b)はその横断面図である。 (a)は図1乃至図4に示す実施例とは別の実施例に係るケーブル保護管を概略的に示す平面図であり、(b)はその横断面図である。
符号の説明
10 ケーブル保護管
11 保護管本体
12 分岐管
13 分岐管継手
16 ケーブル(引込用ケーブル)
27 挿通孔
28 サドル部
29 継手本体
30 開口
31 リブ
32 通線具
35 案内部
36,37,38,39,42 ガイド部材

Claims (5)

  1. ケーブルを収容して保護するためのケーブル保護管であって、保護管本体と、該保護管本体の横断面で見て上半部に設けられ、前記保護管本体を分岐させる分岐管を前記保護管本体に接続するための分岐管継手とを備え、該分岐管継手は、前記保護管本体の外周面に取り付けられるサドル部と、該サドル部から前記保護管本体の外方へ向けて伸び、前記分岐管が接続される一対の筒状の継手本体とを有し、前記保護管本体又は前記分岐管継手には、前記ケーブルを前記保護管本体内から前記各継手本体内に引き出すための通線具が一方の前記継手本体内を経て前記保護管本体内に挿入されたときに、前記保護管本体内から他方の前記継手本体内に既に挿入された前記ケーブルの上方へ前記通線具を案内する案内部が設けられていることを特徴とするケーブル保護管。
  2. 前記サドル部には、前記各継手本体内に開放する一対の開口が前記保護管本体の周方向に互いに間隔をおいて形成されており、前記案内部は、前記両開口間に前記保護管本体の周方向に互いに間隔をおいて配置され、前記保護管本体の内周面又は前記サドル部の前記保護管本体側に位置する内周面から前記保護管本体の内方に突出し且つ前記保護管本体の軸線方向に伸びる一対のガイド部材を有することを特徴とする請求項1に記載のケーブル保護管。
  3. 前記保護管本体には、該保護管本体内からの前記ケーブルの挿通を許す挿通孔が形成されており、前記ケーブルは、前記挿通孔及び前記各開口を経て前記保護管本体内から前記各継手本体内のそれぞれに挿入され、前記挿通孔は、前記サドル部が前記保護管本体の前記外周面に取り付けられた状態で前記サドル部に覆われ且つ前記両開口を取り囲む大きさを有することを特徴とする請求項2に記載のケーブル保護管。
  4. 前記サドル部には、該サドル部の外周面からその外方に突出し且つ前記保護管本体の周方向又は軸線方向に伸びる複数のリブがそれぞれ前記保護管本体の軸線方向又は周方向に互いに間隔をおいて形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のケーブル保護管。
  5. ケーブルを収容して保護するためのケーブル保護管の保護管本体を分岐させる分岐管を前記保護管本体に接続するための分岐管継手であって、該分岐管継手は、前記保護管本体の横断面で見て上半部における該保護管本体の外周面に取り付けられるサドル部と、該サドル部から前記保護管本体の外方へ向けて伸び、前記分岐管が接続される一対の筒状の継手本体とを有し、前記サドル部には、前記ケーブルを前記保護管本体内から前記各継手本体内に引き出すための通線具が前記一方の継手本体内を経て前記保護管本体内に挿入されたときに、前記保護管本体内から前記他方の継手本体内に既に挿入された前記ケーブルの上方へ前記通線具を案内する案内部が設けられていることを特徴とする分岐管継手。
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