JP2019070281A - 継手 - Google Patents

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Kazuhisa Igawa
一久 井川
剛史 井田
Takashi Ida
剛史 井田
孝博 三浦
Takahiro Miura
孝博 三浦
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Abstract

【課題】段差を乗り越えてドレインチューブをドレイン排水溝部材に接続する必要がある場合において、ドレインチューブとドレイン排水溝部材との接続を、十分な高さのない低い段差においても容易に行えるようにする継手を提供すること。【解決手段】ドレインチューブが接続されるドレイン排水溝部材に適用される継手において、ドレインチューブが接続されるチューブ接続部11と、ドレイン排水溝部材が接続される排水溝部材接続部13とを備え、チューブ接続部11と排水溝部材接続部13との間に連通路P1が形成され、連通路P1によって、チューブ接続部11に流入するドレイン水が、その流入方向とは異なる方向で、排水溝部材接続部13から流出するように構成されていることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、集合住宅等における給湯設備や冷暖房装置の外機等からのドレイン水を、共用廊下やベランダ等に排水するために使用するドレイン排水溝部材に適用される継手に関する。
上述のドレイン排水溝部材に適用される従来の継手としては、例えば、以下の特許文献1に記載されるようなドレイン連結具が知られている。当該ドレイン連結具は、ホース差込孔部と取付部とから構成され、ホース差込孔部にドレインチューブを差し込むことによって、ドレイン排水溝部材とドレインチューブとが接続される(特許文献1の図1、図6参照)。
特許第4818684号公報
上述のドレイン連結具におけるホース差込孔部は上向きに開口しているため、ドレインチューブを接続する際には、ドレインチューブの端部を上から差し込む必要がある。そのため、例えば、図15に示されるように、給湯設備Kと共用廊下Rとの間に段差19がある場合、この段差19にある程度の高さがないと、ドレインチューブ17を差し込み難くなるという問題がある。
本発明の目的は、段差を乗り越えてドレインチューブをドレイン排水溝部材に接続する必要がある場合において、ドレインチューブとドレイン排水溝部材との接続を、十分な高さのない低い段差においても容易に行えるようにする継手を提供することにある。
本発明の継手の特徴構成は、ドレインチューブが接続されるドレイン排水溝部材に適用される継手において、前記ドレインチューブが接続されるチューブ接続部と、前記ドレイン排水溝部材が接続される排水溝部材接続部とを備え、前記チューブ接続部と前記排水溝部材接続部との間に連通路が形成され、該連通路によって、前記チューブ接続部に流入するドレイン水が、その流入方向とは異なる方向で、前記排水溝部材接続部から流出するように構成されている点にある。
本構成の継手には、ドレイン水の流入方向と流出方向とが異なるようにチューブ接続部と排水溝部材接続部が設けられている。そのため、本構成の継手を使用すれば、ドレイン排水溝部材に取り付けられている本継手のチューブ接続部に対して、ドレインチューブを、上から以外の別の方向から接続することができる。従って、段差を乗り越えてドレインチューブをドレイン排水溝部材に接続する必要がある場合において、その段差にたとえ十分な高さがなくとも、ドレインチューブとドレイン排水溝部材との接続を、従来よりも行い易くなる。
本発明の継手のさらなる特徴構成は、前記連通路が、L字状である点にある。
本構成によれば、連通路がL字状に構成されていることから、ドレインチューブを、ドレイン排水溝部材に取り付けられている本継手のチューブ接続部に対して、上からではなく横方向から接続することができる。従って、段差を乗り越えてドレインチューブをドレイン排水溝部材に接続する必要がある場合において、その段差にたとえ十分な高さがなくとも、ドレインチューブとドレイン排水溝部材との接続を、従来よりもより一層行い易くなる。
本発明の継手のさらなる特徴構成は、前記ドレイン排水溝部材に対して、前記排水溝部材接続部の軸心回りに回動可能に取り付けられるように構成されている点にある。
本構成によれば、排水溝部材接続部の軸心回りに継手を回転させることにより、チューブ接続部の向きを適宜変更することができる。
本発明の継手のさらなる特徴構成は、前記排水溝部材接続部が、その軸心方向に沿う長さを調節できるように構成されている点にある。
本構成によれば、継手をドレイン排水溝部材に取り付けたときのチューブ接続部の高さ位置を適宜変更することができる。
本発明の継手のさらなる特徴構成は、第2のドレインチューブが接続される第2チューブ接続部を備え、該第2チューブ接続部が、前記連通路に連通している点にある。
本構成によれば、2つのドレインチューブを継手に接続することができるため、ドレイン排水溝部材は、冷暖房装置の外機や給湯設備等といった2つのドレイン水供給源からのドレイン水を排水させることができ、一つのドレイン排水溝部材をより効率的に使用することができる。
本発明の継手のさらなる特徴構成は、前記チューブ接続部に対して、逆止弁部材を取り付け可能に構成されている点にある。
本構成のごとく、チューブ接続部に対して逆止弁部材を取り付けることによって、第2のドレインチューブからのドレイン水が、チューブ接続部に接続されているドレインチューブの側に流れ込むのを防止することができる。
本発明の継手のさらなる特徴構成は、前記チューブ接続部、前記第2チューブ接続部、及び前記排水溝部材接続部を連通する連通路が、T字状である点にある。
本構成によれば、チューブ接続部、第2チューブ接続部、及び排水溝部材接続部を連通する連通路がT字状に構成されているため、チューブ接続部に対しては、第1のドレインチューブを横方向から接続することができる共に、第2チューブ接続部に対しては、第2のドレインチューブを従来のように上から差し込むことができる。
本発明に係る継手(第1実施形態)を備えるドレイン排水溝部材を共通廊下に適用した例を示す斜視図である。 ドレイン排水溝部材の縦断面図である。 本発明に係る継手(第1実施形態)の斜視図である。 本発明に係る継手(第1実施形態)の縦断面図である。 本発明に係る継手(第1実施形態)のその他の形態を示す斜視図である。 本発明に係る継手(第1実施形態)と継手ホルダーとドレインチューブとの接続を示す分解斜視図である。 本発明に係る継手(第2実施形態)を備えるドレイン排水溝部材をベランダに適用した例を示す斜視図である。 本発明に係る継手(第2実施形態)の斜視図である。 本発明に係る継手(第2実施形態)の縦断面図である。 逆止弁部材の斜視図である。 逆止弁部材の開閉状態を示す縦断面図である。 本発明に係る継手(第2実施形態)と逆止弁部材と継手ホルダーと2つのドレインチューブとの接続を示す分解斜視図である。 本発明に係る継手(第2実施形態)と逆止弁部材と継手ホルダーと2つのドレインチューブとを接続した状態を示す斜視図である。 本発明に係る継手(第2実施形態)と逆止弁部材と継手ホルダーと2つのドレインチューブとを接続した状態を示す縦断面図である。 ドレイン排水溝部材とドレインチューブとの従来の接続状態を示す斜視図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
(ドレイン排水溝部材)
図1に示されるように、本実施形態に係るドレイン排水溝部材1は、集合住宅等の共通廊下Rに設けられている。図2に示されるように、ドレイン排水溝部材1は、ドレイン水を排水するための長手方向に延びる排水路2を有する通水部材3と、該排水路2の上方を覆う着脱自在な蓋部材4と、継手ホルダー5(図1参照)とを備えて構成されている。
図1及び図2に示されるように、ドレイン排水溝部材1は、その長手方向において共通廊下Rの床面を横断し、その下流側端部が排水溝Hに臨むように配置されている。給湯設備Kと継手10とがドレインチューブ17を介して連結されており、給湯設備Kから排出されたドレイン水が、ドレインチューブ17の中を通って継手ホルダー5に流れ込み、さらにドレイン排水溝部材1の中の排水路2を通って排水溝Hに排水されるように構成されている。
(継手ホルダー)
図6に示されるように、継手ホルダー5は、継手10(場合によってはドレインチューブ17)を取り付けるための筒部6と、板状部7と、通水部材3の排水路2を閉塞するための閉塞部(図示せず)とを備える。継手ホルダー5の内部には空洞が形成されており、筒部6の上端の上部開口8と、継手ホルダー5の裏面に設けられている下部開口(図示せず)とが連通している。これにより、継手ホルダー5が通水部材3に取り付けられている状態において、下部開口が通水部材3の排水路2に通じるように構成されている。
(継手)
図3及び図4に示されるように、本実施形態に係る継手10は、ドレインチューブ17が接続されるチューブ接続部11と、ドレイン排水溝部材1の継手ホルダー5が接続される排水溝部材接続部13と、立方体状の本体15とを備える。チューブ接続部11及び排水溝部材接続部13が、本体15に設けられている。
チューブ接続部11及び排水溝部材接続部13のそれぞれはいずれも、短い円筒状に構成されている。チューブ接続部11と排水溝部材接続部13とは、連通路P1を介して互いに連通している。連通路P1によって、チューブ接続部11に流入するドレイン水は、その流入方向とは異なる方向で、排水溝部材接続部13から流出するように構成されている。
本実施形態においては、チューブ接続部11及び排水溝部材接続部13が、それぞれの軸心X及び軸心Yが互いに直交するように本体15に設けられている。これにより、継手10の内部には縦断面にてL字状の空洞(L字状の連通路P1)が形成されている。
尚、排水溝部材接続部13については、上述の形態に限られるものではなく、図5に示されるように、その軸心方向に沿う長さを調節できるように構成されていることが望ましい。この形態では、排水溝部材接続部13が、上述の形態よりも長い円筒状に構成されており、その外周面には、長手方向に等間隔で複数の周溝16が形成されている。この構成によれば、適当な周溝16を選んで切断することによって、排水溝部材接続部13の長さを調節することができる。従って、本形態の継手10をドレイン排水溝部材1に取り付けたときの本体15(即ち、チューブ接続部11)の高さ位置を、ドレインチューブ17の高さに合わせて適宜変更することができる。
上述の継手10は、例えば、ポリ塩化ビニル等を用いて、公知の射出成形方法などによって製造することができる。
(ドレインチューブの接続方法)
本実施形態では、給湯設備Kと共通廊下Rとの間に低い段差19(例えば、およそ25mm程度)がある場合における、ドレインチューブ17とドレイン排水溝部材1との接続方法を以下に説明する。
先ず、共通廊下Rの所定の位置、即ち本実施形態においては給湯設備Kのドア30の下の隙間から出ているドレインチューブ17に近接する位置の床面に、ドレイン排水溝部材1を設置する。このとき、ドレイン排水溝部材1は、その長手方向において共通廊下Rの床面を横断し、その下流側端部が排水溝Hに臨むように設置される。尚、ドレイン排水溝部材1は、設置位置となる廊下面に接着剤を塗布し、その上に通水部材の下面を貼りつけることよって固定することができる。
次いで、図6に示されるように、継手10の排水溝部材接続部13を、ドレイン排水溝部材1における継手ホルダー5の筒部6に外側に嵌め込む。このとき、継手10は、継手ホルダー5に対して、排水溝部材接続部13の軸心Y回りに回動可能に取り付けられている。そのため、継手10を横方向に回転させることにより、チューブ接続部11の向きを適宜変更することができる。
継手10を所定の向き、即ちドレインチューブ17の方に向けて回転させた後、ドレインチューブ17の端部を、チューブ接続部11の内側に嵌め込む。即ち、本構成によれば、ドレインチューブ17を、ドレイン排水溝部材1に対して、上からではなく、横方向から接続することができるため、段差19を乗り越えてドレインチューブ17をドレイン排水溝部材1に接続する必要がある場合において、その段差19に十分な高さが無い場合においても、ドレインチューブ17とドレイン排水溝部材1との接続を容易に行うことができる。
尚、本実施形態においては、もし仮に、給湯設備Kと共通廊下Rとの間の段差19にある程度の高さがある場合には、継手10を使用することなく、ドレインチューブ17の端部を継手ホルダー5の筒部6の内側に上から直接嵌め込むようにしても良い。
以上より、給湯設備Kより排出されたドレイン水は、ドレインチューブ17、継手10、及びドレイン排水溝部材1を経由して、共通廊下Rの排水溝Hの方に流れることになる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。尚、本実施形態においては、上述の第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略し、主として異なる構成について説明を行う。
(継手)
図8に示されるように、本実施形態に係る継手10は、ドレインチューブ17が接続されるチューブ接続部11と、第2のドレインチューブ18が接続される第2チューブ接続部14と、ドレイン排水溝部材1の継手ホルダー5が接続される排水溝部材接続部13と、立方体状の本体15とを備える。チューブ接続部11、第2チューブ接続部14及び排水溝部材接続部13が、本体15に設けられている。
チューブ接続部11、第2チューブ接続部14及び排水溝部材接続部13のそれぞれはいずれも、短い円筒状に構成されている。図9に示されるように、チューブ接続部11、第2チューブ接続部14、及び排水溝部材接続部13は、連通路P2を介して互いに連通している。連通路P2によって、第2チューブ接続部14に流入するドレイン水は、従来と同様に、その流入方向と同じ方向で、排水溝部材接続部13から流出するが、チューブ接続部11に流入するドレイン水は、その流入方向とは異なる方向で、排水溝部材接続部13から流出するように構成されている。
本実施形態においては、チューブ接続部11及び排水溝部材接続部13が、それぞれの軸心X及び軸心Yが互いに直交するように本体15に設けられている。また第2チューブ接続部14及び排水溝部材接続部13が、それぞれの軸心が互いに一致するように本体15に設けられている。即ち、第2チューブ接続部14の軸心及び排水溝部材接続部13の軸心はいずれも同じ軸心Yとなる。これにより、継手10の内部には縦断面にてT字状の空洞(T字状の連通路P2)が形成されている。
図8に示されるように、チューブ接続部11には、後述する逆止弁部材20を取り付ける際の位置決めとなる凹部12が形成されている。
尚、排水溝部材接続部13については、上述の形態に限られるものではなく、第1実施形態と同様に、その軸心方向に沿う長さを調節できるように構成されていても良い。
上述の継手10は、例えば、ポリ塩化ビニル等を用いて、公知の射出成形方法などによって製造することができる。
(逆止弁部材)
図10及び図11に示されるように、本実施形態に係る逆止弁部材20は、全体として円筒状の部材であって、ドレインチューブ17を差し込み可能な大開口22を有する大径部分21と、逆止弁27を有する小径部分25とが連設して構成されている。
大径部分21の内周面は、長さ方向において内径が略一定の平坦面23と、小径部分25の側ほど内径が小さくなるテーパー面24とが、連設して構成されている。
小径部分25の端面の端部には、大開口22よりも小さな小開口26が形成されている。また、当該小径部分25の端面には、小開口26を開閉可能な半円形の逆止弁27が設けられている。
逆止弁27は、ピン28を有するヒンジ構造によって、ピン28の軸心回りに回動可能に連結されている。尚、図示しないが、必要に応じて、適当なバネ部材を使用することにより、逆止弁27が閉姿勢になるように付勢されるように構成しても良い。
また、逆止弁部材20における、小開口26の側とは反対側の段部には、上述のチューブ接続部11の凹部12に嵌め込み可能な凸部29が形成されている。
上述の逆止弁27と、逆止弁27以外の逆止弁部材20とはいずれも、例えば、ポリ塩化ビニル等を用いて、公知の射出成形方法などによってそれぞれを製造した後、ピン28を用いてこれらを連結することによって得ることができる。
(ドレインチューブの接続方法)
図7に示されるように、本実施形態では、給湯設備Kと冷暖房装置の外機Gとが設置されているベランダVにおける、ドレインチューブ17,18とドレイン排水溝部材1との接続方法を以下に説明する。
先ず、ベランダVの所定の位置、即ち本実施形態においては、給湯設備Kの下で、且つ外機Gの横外方の床面に、ドレイン排水溝部材1を設置する。このとき、ドレイン排水溝部材1は、その長手方向においてベランダVの床面を横断し、その下流側端部が排水溝Hに臨むように設置される。
次いで、図12及び図13に示されるように、継手10の排水溝部材接続部13を、ドレイン排水溝部材1における継手ホルダー5の筒部6に外側に嵌め込む。このとき、継手10は、継手ホルダー5に対して、排水溝部材接続部13の軸心回りに回動可能に取り付けられている。そのため、継手10を横方向に回転させることにより、チューブ接続部11の向きを適宜変更することができる。
継手10を所定の向き、即ち、冷暖房装置の外機Gからのドレインチューブ17の方に向けて回転させた後、逆止弁部材20の小径部分25を、チューブ接続部11の内側に嵌め込む。このとき、チューブ接続部11の凹部12に、逆止弁部材20の凸部29が嵌め込まれることによって、逆止弁部材20の位置決めがなされ、図14に示されるように、小開口26が下側に配置されて、逆止弁27が上下方向に回動可能となる。そのため、冷暖房装置の外機Gのドレインチューブ17にドレイン水が流れていない状態では、逆止弁27は自重により小開口26を閉じることになる。
次いで、図12及び図13に示されるように、冷暖房装置の外機Gのドレインチューブ17の端部を、逆止弁部材20の大開口22の内側に嵌め込み、さらに、給湯設備Kのドレインチューブ18(第2のドレインチューブ)の端部を、第2チューブ接続部14の内側に上から嵌め込む。これにより、冷暖房装置の外機G及び給湯設備Kのそれぞれから排出されたドレイン水は、ドレインチューブ17,18、継手10、及びドレイン排水溝部材1を経由して、共通廊下Rの排水溝Hの方に流れることになる。尚、冷暖房装置の外機Gのドレインチューブ17と、逆止弁部材20と、継手10との相互の接続は、適当な接着剤を用いて接着固定するようにしても良い。
本構成によれば、2つのドレインチューブ17,18を継手10に接続することができるため、ドレイン排水溝部材1は、冷暖房装置の外機Gと給湯設備Kの両方からのドレイン水を排水させることができ、一つのドレイン排水溝部材1をより効率的に使用することができる。
また本構成によれば、逆止弁部材20を備えることにより、冷暖房装置の外機Gからドレイン水が排水される際は、逆止弁27が上に開いて継手10の中に流れ込むが、給湯設備Kからのドレイン水は逆止弁27により阻止されるため、冷暖房装置の外機Gのドレインチューブ17に流れ込むことをできない。そのため例えば、冬場において、給湯設備Kのドレインチューブ18の中に残留していたドレイン水が夜間に凍り、日中に気温が上がって溶け出すような状況が生じたとしても、給湯設備Kからのドレイン水が、冷暖房装置の外機Gのドレインチューブ17に流れ込むのを防止することができる。
尚、本実施形態においては、段差のない状況下でのドレインチューブ17の接続方法を示すものであるが、これに限らず、例えば、冷暖房装置の外機Gと、ドレイン排水溝部材1との間に段差がある場合でも、冷暖房装置の外機Gのドレインチューブ17の端部を、継手10の逆止弁部材20に接続することができる。従って、本実施形態についても、十分な高さのない低い段差を乗り越えてドレインチューブをドレイン排水溝部材に接続する必要がある場合に適用することができる。
〔その他の実施形態〕
1.図15に示されるような、ドレイン排水溝部材1の継手ホルダー5に給湯設備Kのドレインチューブ17が既に接続されている状況で、さらに、冷暖房装置の外機G等の別のドレインチューブを接続する必要が生じた場合には、継手ホルダー5の直ぐ上の部分で給湯設備Kのドレインチューブ17を切断し、上述の第2実施形態に係る継手10を新に取り付けることによって、冷暖房装置の外機G等の別のドレインチューブをさらに接続することができるようになる。
2.上述の第1実施形態に係る構成をベランダに適用し、上述の第2実施形態に係る構成を共通廊下に適用しても良い。また、上述の共通廊下やベランダに適用する実施形態はあくまでも例示であって、本発明の適用がこれらの構造物に限定されることを意図するものではない。
3.上述の第2実施形態における逆止弁部材20については、必要に応じて設けるようにしても良い。
4.上述の第1実施形態におけるL字状の連通路及び第2実施形態におけるT字状の連通路は、軸心Xと軸心Yが厳密に90度で交差する場合にのみ限られるものではなく、ドレイン水の流れを総じてL字状又はT字状に規制し得る形態をも含むものである。
本発明は、給湯設備や冷暖房機の外機等から排出されるドレイン水の排水に関わる産業分野において好適に利用することができる。
1 ドレイン排水溝部材
2 排水路
3 通水部材
4 蓋部材
5 継手ホルダー
6 筒部
7 板状部
8 上部開口
10 継手
11 チューブ接続部
12 凹部
13 排水溝部材接続部
14 第2チューブ接続部
15 立方体状の本体
16 周溝
17,18 ドレインチューブ
19 段差
20 逆止弁部材
21 大径部分
22 大開口
23 平坦面
24 テーパー面
25 小径部分
26 小開口
27 逆止弁
28 ピン
29 凸部
30 ドア
R 共通廊下
H 排水溝
K 給湯設備
G 冷暖房装置の外機
V ベランダ
X 軸心
Y 軸心
P1,P2 連通路

Claims (7)

  1. ドレインチューブが接続されるドレイン排水溝部材に適用される継手において、
    前記ドレインチューブが接続されるチューブ接続部と、前記ドレイン排水溝部材が接続される排水溝部材接続部とを備え、前記チューブ接続部と前記排水溝部材接続部との間に連通路が形成され、該連通路によって、前記チューブ接続部に流入するドレイン水が、その流入方向とは異なる方向で、前記排水溝部材接続部から流出するように構成されていることを特徴とする継手。
  2. 前記連通路が、L字状であることを特徴とする請求項1に記載の継手。
  3. 前記ドレイン排水溝部材に対して、前記排水溝部材接続部の軸心回りに回動可能に取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の継手。
  4. 前記排水溝部材接続部が、その軸心方向に沿う長さを調節できるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の継手。
  5. 第2のドレインチューブが接続される第2チューブ接続部を備え、該第2チューブ接続部が、前記連通路に連通していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の継手。
  6. 前記チューブ接続部に対して、逆止弁部材を取り付け可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の継手。
  7. 前記チューブ接続部、前記第2チューブ接続部、及び前記排水溝部材接続部を連通する連通路が、T字状であることを特徴とする請求項5又は6に記載の継手。
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