JP2016186406A - 排水案内システム - Google Patents

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【課題】建築物のパイプシャフト内に設置される給湯装置で生じるドレン水を、より簡素な構造で安全に排水することができる排水案内システムを提供する。
【解決手段】パイプシャフト(92)内に設置される給湯装置(7)で生じるドレン水の排水を案内する排水案内システム(1)は、内部に排水路を有し、第一端部(E1)が排水構造部(95)に臨む状態で床面(93)に設置される排水案内具(2)と、給湯装置(7)よりも鉛直下側に設けられ、給湯装置(7)から延出するドレン管(77)と排水案内具(2)の第二端部(E2)とを連通接続する接続案内具(4)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物のパイプシャフト内に設置される給湯装置で生じるドレン水の排水を案内する排水案内システムに関する。
例えば集合住宅等の建築物において、共用廊下に面して設けられるパイプシャフト内に給湯装置が設置される場合がある。給湯装置で生じるドレン水は、例えば特開2008−8588号公報(特許文献1)に開示されているように浴槽の配管システムを利用して排水されても良いが、構造の簡素化を図る観点からは、建築物の排水構造部を利用して排水されることが好ましい。そのような建築物の排水構造部を利用した排水構造が、例えば特開2013−204839号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献2の排水構造では、ドレン水を溜める溜め容器とドレンポンプとが排水ユニットに備えられ、ドレンポンプから延びるドレン管が建築物の天井を介して、排水構造部としての排水溝又は雨水管に接続されている。ドレンポンプは、溜め容器の水位が所定液面レベル以上になると作動して、溜め容器内のドレン水を建築物の天井側を通って排水溝又は雨水管へと送り出す。
しかし、特許文献2の排水構造では、給湯装置よりも上方において建築物の天井に沿ってドレン管が配置されるため、ドレン水を排出するためにはドレンポンプが必須の要素となっている。また、ドレンポンプを作動するための電力が必要であるとともに、ドレンポンプを適切に制御する必要もある。
特開2008−8588号公報 特開2013−204839号公報
建築物のパイプシャフト内に設置される給湯装置で生じるドレン水を、より簡素な構造で安全に排水することができる排水案内システムが求められている。
本発明に係る排水案内システムは、
建築物のパイプシャフト内に設置される給湯装置で生じるドレン水の排水を案内する排水案内システムであって、
内部に排水路を有し、第一端部が前記建築物の排水構造部に臨む状態で前記建築物の床面に設置される排水案内具と、
前記給湯装置よりも鉛直下側において前記パイプシャフトの内外に亘って設けられ、前記給湯装置から延出するドレン管と前記排水案内具における前記第一端部とは反対側の第二端部とを連通接続する接続案内具と、
を備える。
この構成によれば、パイプシャフト内に設置される給湯装置のドレン管と建築物の排水構造部とが、給湯装置よりも鉛直下側において、接続案内具と排水案内具とを介して連通接続される。よって、給湯装置で生じるドレン水を、自然流下により、接続案内具と排水案内具とを介して建築物の排水構造部へと導くことができる。ドレンポンプを設ける必要がなく、当該ドレンポンプの作動用の電力や複雑な制御等も必要ないので、排水構造の簡素化を図ることができる。ドレン水は接続案内具及び排水案内具の内部を通って流れ、建築物の排水構造部以外の部分では外部に流出しないので、安全性も高い。従って、建築物のパイプシャフト内に設置される給湯装置で生じるドレン水を、より簡素な構造で安全に排水することができる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
1つの態様として、前記接続案内具は、前記ドレン管に接続される接続口部を有する第一接続案内部材を含み、前記第一接続案内部材は、前記接続口部から下方に延びる第一流下水路部と、前記第一流下水路の下端部から前記パイプシャフトの外部に向かって水平方向に延びる水平水路部と、を有し、前記水平水路部における天井面が、幅方向中央部から両端部に向かうに従って下方となるV字状に形成されていると好適である。
この構成によれば、パイプシャフト内に設置される給湯装置で生じるドレン水を、第一接続案内部材を介して、パイプシャフトの外部へと適切に導くことができる。その際、第一流下水路部を流下したドレン水の一部は水平水路部の天井面を伝う場合があるが、当該天井面はV字状に形成されているので、当該V字状の天井面に沿ってドレン水を流下させて水平水路部の底面に容易に集水できる。よって、ドレン水をひとかたまりとしてパイプシャフトの外部へと効率的に導くことができる。
1つの態様として、前記水平水路部に、前記第一流下水路部側から前記排水案内具側に向かうに従って下方となる勾配が設けられていると好適である。
この構成によれば、水平水路部の底面に集水されたドレン水を、下り勾配を利用してさらに効率的にパイプシャフトの外部(排水案内具側)へと導くことができる。
1つの態様として、前記接続案内具は、前記ドレン管に接続される接続口部を有する第一接続案内部材と、前記第一接続案内部材に接続される第二接続案内部材と、を含み、前記第一接続案内部材は、前記接続口部から下方に延びる第一流下水路部と、前記第一流下水路部の下端部から前記パイプシャフトの外部に向かって水平方向に延びる水平水路部と、を有し、前記第二接続案内部材は、前記水平水路部に連通されて下方に延びる第二流下水路部を有し、前記水平水路部における底面が、凹状に窪み形成された凹溝部を有し、前記第二流下水路部の上流側領域における前記凹溝部に対応する位置に、上下方向に沿う案内板が、前記水平水路部側の壁面に接する状態で設置されていると好適である。
この構成によれば、水平水路部の底面に形成された凹溝部を利用して、ドレン水を容易に集水することができる。また、その凹溝部を通って第二流下水路部側に向かって流れたドレン水を、第二接続案内部材に設置された案内板を伝わせて効率的に第二流下水路部へと導くことができる。つまり、水平水路部と第二流下水路部との境界部において、両者間に案内板を介在させることで、水平水路部の底面と案内板との間及び案内板と第二流下水路部の壁面との間の両方の濡れ浸透を利用して、ドレン水を効率的に第二流下水路部へと導くことができる。
1つの態様として、前記第二流下水路部における前記水平水路部側の壁面が、上下方向に沿う縦溝部を有し、前記縦溝部の底部の位置と前記第二流下水路部における前記案内板の設置位置とが一致していると好適である。
この構成によれば、案内板を伝って第二流下水路部に流入したドレン水を、縦溝部を利用して、集水状態を保ったまま流下させることができる。よって、ドレン水をさらに効率的に排水案内具側へと導くことができる。
1つの態様として、前記接続口部が前記パイプシャフトの前面開口の幅方向に沿う長円状に形成されているとともに、前記ドレン管が可撓性を有する材料で構成されていると好適である。
この構成によれば、接続口部が真円状に形成される構成に比べて第一接続案内部材を薄型に形成することができる。よって、パイプシャフトの前面開口付近に十分に広い空間が確保しにくい場合であっても第一接続案内部材を適切に設置しやすい。また、例えば第一流下水路部に偏心状態で絞り部が設けられる場合にも、接続口部が真円状に形成される構成に比べて、流路断面の重複割合が高くなるので、意図せぬ流路閉塞が起こりにくい。ドレン管は可撓性材料で構成されるので、長円状の接続口部に対しても確実に接続することができる。
1つの態様として、前記接続案内具は、前記排水案内具に接続されるアダプタ部材を含み、前記アダプタ部材は、当該アダプタ部材における前記排水案内具側の天井領域に、前記排水案内具の天井面よりも上方に膨出して膨出空間を形成する膨出部を有すると好適である。
この構成によれば、アダプタ部材と排水案内具との接続部における天井領域に、膨出部によって形成される膨出空間が存在するので、アダプタ部材に流入したドレン水は天井面までは到達しにくい。このため、ドレン水がアダプタ部材の底面と天井面(膨出部の内面)との両方に接触する状態となることが回避できるので、アダプタ部材の内部でのドレン水の滞留を抑制することができる。よって、排水案内具側へのドレン水の円滑な排出を促進することができる。
1つの態様として、前記接続案内具は、前記排水案内具に接続されるアダプタ部材を含み、前記排水案内具の前記排水路は、幅方向中央部において長手方向に沿って延びるように設けられた中央堰部によって一対の平行流路部に隔離可能に形成され、前記アダプタ部材は、通過するドレン水を前記排水案内具における一対の前記平行流路部のうちの一方に導く誘導面を有すると好適である。
この構成によれば、アダプタ部材に設けられた誘導面により、排水案内具の排水路を構成する一対の平行流路部の一方に、ドレン水を集中的に導くことができる。これにより、ドレン水が一対の平行流路部に分散して流れる場合に比べて、排水路の表面とドレン水との接触面積の総和を小さく抑えることができ、ドレン水の流通抵抗を小さく抑えることができる。よって、排水案内具からのドレン水の円滑な排出を促進することができる。
1つの態様として、前記アダプタ部材における前記誘導面よりも上側の領域の少なくとも一部が、前記排水案内具における一対の前記平行流路部のうちの他方に連通していると好適である。
この構成によれば、仮に一対の平行流路部の一方で意図せぬ流路閉塞が生じたとしても、アダプタ部材における誘導面よりも上側の連通領域を介して、一対の平行流路部の他方へとドレン水を導くことができる。よって、排水案内具からのドレン水の排出の確実性を高めることができる。
1つの態様として、前記給湯装置は、燃焼ガスによる排気顕熱に加えて排気潜熱をも利用して温水を生成する潜熱回収型給湯装置であると好適である。
潜熱回収型給湯装置では、排気潜熱を利用した加熱の際に多量の凝縮水が生じるため、この凝縮水がドレン水として潜熱回収型給湯装置から多量に排出される場合が多い。この点に鑑み、上記のように給湯装置が潜熱回収型である場合に本発明を適用することで、ドレン水が多量に生じる場合であってもそのドレン水を簡素な構造で安全に排水することができて好ましい。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
実施形態に係る排水案内システムが組み込まれた建築物を示す斜視図 給湯装置の模式図 排水案内具の斜視図 排水案内具の断面図 排水案内システムの縦断面図 図5におけるVI−VI断面図 第一接続案内部材の平面図 第一接続案内部材への接続時のドレン管の状態を示す図 第一接続案内部材の正面図 第一接続案内部材と第二接続案内部材との接続状態を示す分解斜視図 図10におけるXI−XI断面図 アダプタ部材の斜視図 アダプタ部材の斜視図 第一接続案内部材の6面図 第二接続案内部材の6面図 アダプタ部材の6面図 第一接続案内部材の別態様を示す斜視図 排水案内システムの別態様を示す断面図 排水案内システムの別態様を示す断面図 第三接続案内部材の斜視図
排水案内システムの実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の排水案内システム1は、建築物9のパイプシャフト92内に設置される給湯装置7で生じるドレン水の排水を案内するためのシステムである。この排水案内システム1は、パイプシャフト92内の給湯装置7で生じるドレン水を、自然流下を利用して建築物9の排水構造部95へと案内するべく、互いに連通接続される排水案内具2と接続案内具4とを備える点によって特徴付けられる。具体的には、排水案内システム1は、内部に排水路22を有し、第一端部E1が建築物9の排水構造部95に臨む状態で建築物9の床面93に設置される排水案内具2と、給湯装置7よりも鉛直下側においてパイプシャフト92の内外に亘って設けられ、給湯装置7から延出するドレン管77と排水案内具2における第二端部E2とを連通接続する接続案内具4とを備える。これにより、建築物9のパイプシャフト92内に設置される給湯装置7で生じるドレン水を、簡素な構造で安全に排水することができる。以下、本実施形態に係る排水案内システム1について、詳細に説明する。
なお、以下の説明において、各部材についての「延在方向」とは、ドレン水の排水経路に沿って延びる方向を表す。各部材についての「幅方向」とは、ドレン水の排水経路全体に対して正対した状態(正面視)で延在方向に直交する方向を表す。また、以下の説明で用いる位置や方向、寸法等に関する用語(例えば「一致」や「平行」等)は、誤差(製造上許容され得る程度の誤差)による差異を有する状態も含む概念である。
図1に示すように、本実施形態の排水案内システム1は、建築物9の一例としての集合住宅において、共用廊下91に面して設けられるパイプシャフト92から、共用廊下91の床面93を経由して、排水構造部95までに亘って設けられる。パイプシャフト92内に設置される給湯装置7から延出するドレン管77と床面93とに亘って接続案内具4が設けられ、床面93上において接続案内具4と排水構造部95とに亘って排水案内具2が設けられる。本実施形態では、排水構造部95は、共用廊下91におけるパイプシャフト92とは反対側の端部に窪み形成された排水溝95Aであり、排水案内具2は、接続案内具4と排水溝95Aとに亘って設けられている。
図2に示すように、給湯装置7は、第一熱交換器71と第二熱交換器72とバーナ74とを備えている。第一熱交換器71及び第二熱交換器72は、第一熱交換器71が第二熱交換器72に対して下流側に位置する状態で、湯水流通路73に設けられている。湯水流通路73は、ループ状/非ループ状のいずれの状態に形成されていても良い。第一熱交換器71は、バーナ74に供給される燃料ガスの燃焼によって生じる燃焼ガスの排気顕熱を利用して、湯水流通路73内の湯水を加熱する。第二熱交換器72は、第一熱交換器71との熱交換で温度が低下した燃焼ガスの排気潜熱を利用して、第一熱交換器71よりも上流側で湯水流通路73内の湯水を予加熱する。このように、本実施形態の給湯装置7は、燃焼ガスによる排気顕熱に加えて排気潜熱をも利用して温水を生成する潜熱回収型給湯装置として構成されている。
給湯装置7は、ドレン受け75とドレンタンク76とをさらに備えている。ドレン受け75は、第一熱交換器71及び第二熱交換器72の下方に配置され、潜熱回収用の第二熱交換器72の表面での凝縮によって生じるドレン水を受ける。ドレン受け75にはドレンタンク76が接続されており、ドレン受け75にて受けられたドレン水はドレンタンク76に貯留される。ドレンタンク76に流入するドレン水は酸性となっているため、中和処理又は希釈処理が施されることが好ましい。その後、ドレン水は、適宜のタイミングで、給湯装置7のドレンタンク76から延出するドレン管77を通って排出される。なお、ドレン管77は、可撓性を有する材料(例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエチレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂とを混合した樹脂、熱可塑性エラストマー等)で構成されている。
図3及び図4に示すように、排水案内具2は、水路形成部材20と、この水路形成部材20に対して着脱自在な蓋部材30とを備えている。水路形成部材20及び蓋部材30は、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂等の熱可塑性樹脂;フェノール樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂;スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)等の熱可塑性エラストマー;等で形成することができる。この他、水路形成部材20及び蓋部材30は、金属類やセラミクス類等で形成することもできる。搬送時や施工時の取り扱いの容易性の観点からは、可撓性を有する材料(例えば、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエチレン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂とを混合した樹脂、熱可塑性エラストマー等)が好ましい。これらの中では、一例として、軟質の塩化ビニル樹脂を好ましく用いることができる。
水路形成部材20は、ドレン水を排水するための排水路22が形成された本体部21と、この本体部21に対して幅方向の両側に設けられた一対のスロープ部27とを含む。本体部21は、排水路22の形成部を提供する水路形成部材20の主要部分である。本体部21には、左右対称状の排水路22が形成されている(図4を参照)。本実施形態の排水路22は、幅方向中央部において長手方向に沿って延びるように設けられた中央堰部23によって、第一流路部22Aと第二流路部22Bとに隔離可能に形成されている。本実施形態では、対をなす第一流路部22A及び第二流路部22Bが「一対の平行流路部」に相当する。
中央堰部23は、幅方向両端部から幅方向中央に向かうに従って次第に上方となる山型状の隆起部として構成されている。この中央堰部23により、物理的には1つの空間からなる排水路22が、機能的には2つの流路部(第一流路部22A及び第二流路部22B)に隔離可能となっている。排水案内具2を流れるドレン水の水量が少ない場合には、第一流路部22Aと第二流路部22Bとは互いに独立した流路部として機能する。ドレン水の水量が規定量を超えて多くなると、ドレン水が中央堰部23を乗り越えて移動し、第一流路部22Aと第二流路部22Bとが一体の流路部として機能する。排水路22(第一流路部22A及び第二流路部22B)は、例えば1/50〜1/200程度(好ましくは1/100程度)の水勾配となるように設置されている。
本体部21における排水路22の幅方向の両側には、一対の側堤部24が形成されている。側堤部24は、所定幅を有しつつ排水路22に沿って延びるように形成されている。蓋部材30は、この側堤部24の上面に載置される状態で、水路形成部材20に取り付けられる。側堤部24は、蓋部材30を載置支持するための“支持部”としても機能する。一対の側堤部24には、被係合部25がそれぞれ形成されている。本実施形態では、被係合部25は、側堤部24の上面に開口しつつ側堤部24の延在方向に沿って延びるように形成されている。被係合部25には、蓋部材30の係合部32が係合される。なお、係合部32は、蓋部材30の天板部31における幅方向の両端部に、下方に向かって突出しつつ被係合部25に沿って延びるように形成されている。係合部32と被係合部25とが係合した状態で水路形成部材20に蓋部材30が装着されて、水路形成部材20に形成された排水路22が蓋部材30で覆われる。このとき、係合部32と被係合部25との嵌合部によって防水機能が果たされる。よって、仮に凍結等に起因する流路閉塞が排水路22に生じて満水になったとしても、水路形成部材20と蓋部材30との装着面間からのドレン水の漏洩を有効に抑止することができる。
図3に示すように、スロープ部27は、全体として、本体部21側から幅方向の外側に向かうに従って低位となるように形成されている。スロープ部27は、床面93との一体感が創出されやすいように、例えば1°〜10°程度の比較的緩やかな傾斜角度で形成されている。このような傾斜角度であれば、人がその上を歩いても傾斜を感知しにくいという利点がある。また、バリアフリーにも対応可能である。本実施形態では、スロープ部27の上面には、水路形成部材20の延在方向に沿って延びる凹凸部28が形成されている。このような凹凸部28を備えることで、スロープ部27に滑り止め効果を付与することができるという利点がある。
図1に示すように、内部に排水路22を有する排水案内具2は、パイプシャフト92の外部に設置されている。排水案内具2は、共用廊下91を横断する状態で、当該共用廊下91に設置されている。排水案内具2は、その第一端部E1が排水構造部95(本例では排水溝95A)に臨む状態で、共用廊下91の床面93に設置されている。排水案内具2の第二端部E2(第一端部E1とは反対側の端部)には、接続案内具4が接続されている。
図1及び図5に示すように、接続案内具4は、パイプシャフト92内に設置された給湯装置7よりも鉛直下側において、パイプシャフト92の内外に亘って設けられている。接続案内具4は、給湯装置7から延出するドレン管77と、排水案内具2の第二端部E2とを連通接続している。図5及び図6に示すように、接続案内具4は、互いに接続される第一接続案内部材40と第二接続案内部材50とアダプタ部材60とを含んでいる。
第一接続案内部材40、第二接続案内部材50、及びアダプタ部材60は、水路形成部材20及び蓋部材30に関して説明した各種の材料を用いて形成することができる。それらの中では、一例として、軟質の塩化ビニル樹脂を好ましく用いることができる。
第一接続案内部材40は、ドレン管77の下流側端部に接続されている。図5及び図14に示すように、第一接続案内部材40は、L字状に屈曲形成されている。第一接続案内部材40は、上下方向に沿って配置される第一延在部41と、この第一延在部41に対して交差する方向(本例では水平方向)に沿って配置される第二延在部45とを有する。第一延在部41は、パイプシャフト92の前面開口を覆う前面扉92Aの下端部において、当該前面扉92Aが閉じられた状態でその背面に沿う状態に配置されている。第二延在部45は、前面扉92Aが閉じられた状態でその下面に沿う状態に配置されている。
第一延在部41及び第二延在部45は、いずれも、全体として扁平な直方体状に形成されている。第一延在部41の上流側端部(第二延在部45とは反対側の端部)には、ドレン管77に接続される接続口部42が、上向きに開口するように形成されている。図7に示すように、本例では、第一延在部41は、その延在方向である上下方向に見て、長辺がパイプシャフト92の前面開口の幅方向に沿うとともに、短辺がパイプシャフト92の奥行方向に沿う状態に配置されている。そして、接続口部42が、パイプシャフト92の前面開口の幅方向に沿う長円状に形成されている。長円状の接続口部42には、ドレン管77が同等の長円状に弾性変形された状態(図8を参照)で差し込まれて接続される。
図5及び図6に示すように、第一延在部41の内部には、接続口部42から下方に延びる第一流下水路部43が形成されている。本実施形態では、第一延在部41における姿勢安定化のためのリブ44を除いた部分は、第二延在部45との接続部の位置の奥行幅が接続口部42の位置の奥行幅よりも小さくなるように形成されている。これに応じて、第一流下水路部43は、接続口部42の位置に比べて第二延在部45との接続部の位置において、流路断面積が小さくなっている。言い換えれば、第一流下水路部43における第二延在部45との接続部は、絞り部43Aとなっている。図7に示すように、絞り部43Aは、接続口部42と概ね相似する長円状に形成されている。接続口部42と絞り部43Aとは偏心状態で配置されている。本実施形態では、第一延在部41の下端側を薄型に形成することで、パイプシャフト92の前面開口付近における前面扉92Aとの隙間空間が狭い場合にも、第一接続案内部材40を適切に設置しやすくなっている。この場合において、接続口部42及び絞り部43Aが長円状とされているので、第一流下水路部43に沿って見た場合における両者の重複割合が高くなっており、意図せぬ流路閉塞が起こりにくくなっている。
第二延在部45の内部には、第一流下水路部43の下端部からパイプシャフト92の外部に向かって水平方向に延びる水平水路部46が形成されている。本実施形態では、水平水路部46には、第一流下水路部43側から排水案内具2側(第二接続案内部材50側)に向かうに従って次第に下方となる勾配(下り勾配)が設けられている。下り勾配は、例えば1/10〜1/200程度(好ましくは1/100程度)に設定されて良い。本実施形態では、「水平方向に延びる」とは、このような下り勾配の存在を許容する概念であり、水平方向に対して僅かに傾斜する方向に延びることを含む概念である。
図9に示すように、水平水路部46における天井面46aは、幅方向中央部から両端部に向かうに従って下方となるV字状に形成されている。天井面46aは、下向きに拡開するV字状天井面として構成されている。このV字状天井面の中心角は例えば120°〜175°であって良く、本例ではおよそ150°に設定されている。水平水路部46における一対の側面46bは、天井面46aの幅方向中央部から両端部から下方に向かって互いに平行に延びるように形成されている。水平水路部46における底面46cは、凹状に窪み形成された凹溝部47を有する。本実施形態では、底面46cは、幅方向両端部から中央部に向かうに従って下方となるV字状に形成されている。すなわち、本実施形態では、V字状の底面46cの全体によって凹溝部47が形成されている。凹溝部47を構成するV字状底面の中心角は例えば120°〜175°であって良く、本例ではおよそ150°に設定されている。このように、水平水路部46は、扁平な六角形状の断面形状を有するように形成されている。
第一流下水路部43から水平水路部46に流入するドレン水の多くは、自然流下して、水平水路部46の底面46cに形成された凹溝部47で集水される。このとき、流入するドレン水の一部は水平水路部46の天井面46aを伝う場合があるが、当該天井面46aはV字状に形成されているので、当該V字状の天井面46a及び側面46bに沿ってドレン水が流下する。よって、流入するドレン水の大部分(実質的に全て)を、水平水路部46の底面46cに容易に集水することができる。そして、水平水路部46に設けられた下り勾配も利用して、底面46cに集水されたドレン水を効率的に下流側(第二接続案内部材50側)へと導くことができる。その際、第一接続案内部材40内の第一流下水路部43及び水平水路部46により、給湯装置7で生じたドレン水をパイプシャフト92の内部から外部へと導くことができる。
図5及び図6に示すように、第二接続案内部材50は、第一接続案内部材40(第二延在部45)の下流側端部に接続されている。図5及び図15に示すように、第二接続案内部材50は上下方向に沿って配置される本体部51を有する直線状に形成されている。第二接続案内部材50は、全体として扁平な直方体状に形成されている。第二接続案内部材50は、その延在方向である上下方向に見て、長辺がパイプシャフト92の下方の廊下壁96に沿う状態に配置されている。第二接続案内部材50の上流側端部には、第一接続案内部材40に接続される接続口部52が、水平方向(本例ではパイプシャフト92の奥側)に向かって開口するように形成されている。接続口部52に第一接続案内部材40の下流側端部が嵌合した状態で、第一接続案内部材40と第二接続案内部材50とは、全体としてクランク状の屈曲形状を呈する。
第二接続案内部材50の内部には、接続口部52を介して水平水路部46に連通されて下方に延びる第二流下水路部53が形成されている。第二流下水路部53における水平水路部46側の壁面(図5を参照;以下、「内側壁面53a」と言う)は、図11に示すように、上下方向に沿う縦溝部54を有する。縦溝部54は、水平水路部46側(廊下壁96側)に向かって凹状に窪み形成されている。本実施形態では、V字状の内側壁面53aの全体によって縦溝部54が形成されている。縦溝部54を構成するV字状壁面の中心角は例えば100°〜175°であって良く、本例ではおよそ140°に設定されている。第二流下水路部53における内側壁面53a以外の壁面は、平坦面に形成されている。こうして、第二流下水路部53は、扁平な五角形状の断面形状を有するように形成されている。
図5及び図10に示すように、本実施形態では、第二流下水路部53の上流側領域53Uにおける第一接続案内部材40の凹溝部47に対応する位置に、上下方向に沿う案内板56が設置されている。案内板56は、第二流下水路部53の上流側領域53Uのうち、少なくとも接続口部52の下端縁の高さ位置をカバーするように設置されている。また、案内板56は、そのエッジ部分が第二流下水路部53の内側壁面53aに接する状態で設置されている。本実施形態では特に、V字状の内側壁面53aとして形成される縦溝部54の底部の位置と第二流下水路部53における案内板56の設置位置とが一致している(図11を参照)。つまり、案内板56は、縦溝部54の底部に接する状態で設置されている。なお、案内板56は、第二接続案内部材50の本体部51と一体的に形成されても良いし、本体部51とは別体に形成されて組み合わせて用いられても良い。
このような案内板56を備えることで、第一接続案内部材40の凹溝部47(V字状の底面46c)に沿って流れてくるドレン水を効率的に第二流下水路部53へと導くことができる。つまり、案内板56は、水平水路部46と第二流下水路部53との境界部において、両者間に亘って介在されるため、水平水路部46の底面46cと案内板56との間の濡れ浸透によって水平水路部46からのドレン水を案内板56へと導くことができる。同様に、案内板56へと導かれたドレン水を、案内板56と第二流下水路部53の内側壁面53aとの間の濡れ浸透によって第二流下水路部53へと導くことができる。なお、本明細書において、「濡れ浸透」とは、第1の固体の表面に接触する液体が、表面張力によって第2の固体の表面に拡がっていく現象を表す。このようにして、水平水路部46の底面46cと案内板56との間及び案内板56と第二流下水路部53の内側壁面53aとの間の両方の濡れ浸透を利用して、ドレン水を効率的に第二流下水路部53へと導くことができる。
また、案内板56は第二流下水路部53におけるV字状の内側壁面53aの底部に接しているので、案内板56を伝って流入したドレン水を、V字状の内側壁面53aの底部に沿って、集水状態を保ったまま流下させることができる。
図3及び図5等に示すように、アダプタ部材60は、第二接続案内部材50(第二流下水路部53)の下流側端部に接続されている。また、アダプタ部材60は、排水案内具2に接続されている。図12に示すように、アダプタ部材60の上面には、第二接続案内部材50に接続される矩形状(本例では長方形状)の接続口部61が、上向きに開口するように形成されている。また、図13及び図16に示すように、アダプタ部材60は、排水路嵌合部62と蓋部63と被覆部64とを有する。排水路嵌合部62は、水路形成部材20に形成された排水路22と相補的な形状を有しており、排水案内具2の第二端部E2において、排水路22に嵌合する(図6を参照)。蓋部63は、排水路嵌合部62と排水路22との嵌合時に水路形成部材20の側堤部24に接する状態で載置され、蓋部材30に対して並列状態で同一平面状に配置される。被覆部64は、排水路嵌合部62と排水路22との嵌合時に、蓋部63と蓋部材30との突き合わせ領域及び蓋部63とスロープ部27との突き合わせ領域を上方から被覆するように配置される。
図5及び図12に示すように、に示すように、アダプタ部材60は、接続口部61及び排水路嵌合部62よりも排水案内具2側(排水構造部95側)の天井領域(蓋部63及び被覆部64を含む領域)に、上方側に向かって膨出する膨出部65を有する。膨出部65は、被覆部64よりもさらに上方に向かって膨出しており、排水案内具2の天井面を構成する蓋部材30の上面よりも上方に膨出している。膨出部65の内側には、膨出空間Bが形成されている。
排水路嵌合部62には、接続口部61に連通するとともに排水路22に嵌合した状態で当該排水路22にも連通する接続連通空間Sが形成されている。接続連通空間Sは、中実の排水路嵌合部62を部分的に刳り抜いて形成されている。本実施形態では、排水路嵌合部62を多面カット状に刳り抜いて、接続連通空間Sが形成されている。アダプタ部材60(排水路嵌合部62)は、第二流下水路部53から流入するドレン水の流れ方向を排水路22側へと変向させるための第一誘導面66及び第二誘導面67を有する。
ここで、排水案内具2の第二端部E2側を排水路嵌合部62の「基端側」と定義し、排水案内具2の第一端部E1側を排水路嵌合部62の「先端側」と定義すると、第一誘導面66は、基端側から先端側に向かって次第に下方となる傾斜面として形成されている。第一誘導面66は、アダプタ部材60の延在方向を向く傾斜面となっている。このような第一誘導面66は、アダプタ部材60を通過するドレン水を排水案内具2の排水路22側へと導くように作用する。第二誘導面67は、排水路嵌合部62における第二流路部22B(図4を参照)に対応する部分において、幅方向外側から幅方向中央側に向かって次第に下方となる傾斜面として形成されている。第二誘導面67は、アダプタ部材60の幅方向を向く傾斜面となっている。このような第二誘導面67は、アダプタ部材60を通過するドレン水を、排水案内具2における一対の流路部22A,22Bのうちの一方である第一流路部22Aに導くように作用する。本実施形態では、第二誘導面67が「誘導面」に相当する。
このような第一誘導面66及び第二誘導面67を備えることにより、排水案内具2の排水路22を構成する一対の流路部22A,22Bのうちの第一流路部22Aに、ドレン水を集中的かつ効率的に導くことができる。よって、ドレン水が第一流路部22Aと第二流路部22Bとに分散して流れる場合に比べて、排水路22の表面とドレン水との接触面積の総和を小さく抑えることができ、ドレン水の流通抵抗を小さく抑えることができる。よって、排水案内具2からのドレン水の円滑な排出を促進することができる。
第二誘導面67によってドレン水が第一流路部22Aに集中すると、アダプタ部材60と排水案内具2との接続領域において、ドレン水の水位が上昇する。この場合であっても、アダプタ部材60における排水案内具2側の天井領域には膨出空間Bが存在するので、ドレン水はアダプタ部材60の天井面(膨出部65の内面)までは到達しにくい。このため、ドレン水が排水路22の底面とアダプタ部材60の天井面との両方に接触する状態となることが回避できるので、アダプタ部材60と排水案内具2との接続領域でのドレン水の滞留を抑制することができる。
本実施形態では、アダプタ部材60の排水路嵌合部62に形成された接続連通空間Sにおける第二誘導面67よりも上側の領域の少なくとも一部が、一対の流路部22A,22Bのうちの第二流路部22Bに連通している。接続連通空間Sにおける第二誘導面67よりも上側の領域は、ドレン水が集中的に導かれる第一流路部22Aではない方の第二流路部22Bに、連通開口部C(図6を参照)を介して連通している。このような連通開口部Cを確保しておくことで、仮にドレン水が集中的に導かれる方の第一流路部22Aで意図せぬ流路閉塞が生じたとしても、連通開口部Cを介して、第二流路部22Bへとドレン水を導くことができる。よって、排水案内具2からのドレン水の排出の確実性を高めることができる。
本実施形態の排水案内システム1によれば、給湯装置7で生じるドレン水を、自然流下により、給湯装置7の下方に設けられた接続案内具4と排水案内具2とを介して建築物9の排水構造部95へと導くことができる。ドレン水を排水するためにドレンポンプを設ける必要がなく、当該ドレンポンプの作動用の電力や複雑な制御等も必要ないので、排水構造の簡素化を図ることができる。また、接続案内具4の各構成部品の形状等を上述したように好適化しているので、給湯装置7で生じるドレン水を効率的に排水案内具2へと導くことができ、ひいてはドレン水を効率的に排水構造部95へと排水することができる。接続案内具4及び排水案内具2の内部でのドレン水の滞留が生じにくいので、例えば低温環境下であっても、凍結等に起因する流路閉塞等が起こりにくい。
また、ドレン水は接続案内具4及び排水案内具2の内部を通って流れ、建築物9の排水構造部95以外の部分では外部に流出しないので、排水案内具2の設置箇所近傍が水浸しになるようなことがなく安全性も高い。さらに、排水案内具2の設置箇所近傍の見栄え及び環境等が悪化することもない。従って、建築物9のパイプシャフト92内に設置される給湯装置7で生じるドレン水を、簡素な構造で安全に排水することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、接続口部42及び第一流下水路部43が長円状の断面形状を有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、接続口部42及び第一流下水路部43が、例えば真円状の断面形状を有するように形成されても良い。この場合、ドレン管77は弾性変形することなく接続口部42に接続可能であるので、硬質材料で構成されても良い。
(2)上記の実施形態では、第一延在部41の奥行幅が接続口部42の位置に比べて第二延在部45との接続部の位置で小さくなるように形成され、かつ、第一流下水路部43に絞り部43Aが設けられている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えばパイプシャフト92における前面扉92Aとの隙間空間に余裕がある場合等には、第一延在部41を一定の奥行幅に形成しても良い。この場合、第一流下水路部43には絞り部43Aを設けなくても良い。
(3)上記の実施形態では、水平水路部46の内面がV字状の天井面46a、一対の側面46b、及びV字状の底面46cを含み、水平水路部46が扁平な六角形状の断面形状を有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えばV字状の天井面46aとV字状の底面46cとが一対の側面46bを介さずに直接接続されて、水平水路部46が扁平な菱形状の断面形状を有するように形成されても良い。
(4)上記の実施形態では、水平水路部46の天井面46aがV字状に形成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば水平水路部46の天井面46aが平坦状に形成されても良い。この場合において、例えば天井面46aが水平方向に沿う平坦面に形成され、水平水路部46が扁平な下向き五角形状又は下向き三角形状の断面形状を有するように形成されても良い。
(5)上記の実施形態では、水平水路部46の底面46cが全体としてV字状に形成されて凹溝部47を構成している例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、水平水路部46の底面46cに部分的に形成される溝部として凹溝部47が構成されても良い。この場合における溝部の断面形状は、V字状やU字状、矩形状等であって良い。また、例えば水平水路部46の底面46cが平坦状に形成されても良い。この場合において、例えば底面46cが水平方向に沿う平坦面に形成され、水平水路部46が扁平な上向き五角形状又は上向き三角形状の断面形状を有するように形成されても良い。
(6)上記の実施形態では、水平水路部46に下り勾配が設けられている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば水平水路部46には下り勾配が設けられずに、水平水路部46の全体が水平面に沿って形成されても良い。
(7)上記の実施形態では、水平水路部46に単一の凹溝部47が形成されるとともに、その凹溝部47に対応する位置に単一の案内板56が設置されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば水平水路部46に複数の凹溝部47が形成されても良い。この場合、第二流下水路部53の上流側領域53Uにおける各凹溝部47に対応する位置に、案内板56がそれぞれ設置されていることが好ましい。同様に、第二流下水路部53の内側壁面53aにおける各凹溝部47及び案内板56に対応する幅方向の位置に、縦溝部54がそれぞれ形成されていることが好ましい。
(8)上記の実施形態では、第一接続案内部材40の姿勢安定化のため、上下方向に沿って延びるリブ44が第一延在部41に設けられている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば上記の実施形態におけるリブ44の下端部に対応する位置において、パイプシャフト92の底面に接して水平方向に延びる支持板が、第一延在部41から突出して設けられても良い。支持板は、単一部材として形成されても良いし、幅方向に離隔した複数部材として形成されても良い。また、例えば図17に示すように、リブ44とは別に、第一延在部41の幅方向外側に向かって突出して延びる一対の突出板部41Aが、第一延在部41と一体的に設けられても良い。突出板部41Aは、図示の例のように下方に向かうに従って幅広となる三角形状に形成されても良いし、上下方向の位置によらずに等幅となる矩形状に形成されても良い。もちろん、それ以外の形状を有するように形成されても良い。
(9)上記の実施形態では、第二流下水路部53の内側壁面53aが全体としてV字状に形成されて縦溝部54を構成している例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、第二流下水路部53の内側壁面53aに部分的に形成される溝部として縦溝部54が構成されても良い。この場合における溝部の断面形状は、V字状やU字状、矩形状等であって良い。また、例えば第二流下水路部53の内側壁面53aが平坦状に形成されても良い。
(10)上記の実施形態では、第一接続案内部材40と第二接続案内部材50とが、互いに独立した別部材として形成されるとともに接続口部52を介して接続可能に構成されている例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば第一接続案内部材40と第二接続案内部材50とが、一体的に形成されて互いに分離不可能であっても良い。この場合においても、案内板56は設置されていることが好ましい。
(11)上記の実施形態では、アダプタ部材60が上方側に向かって膨出する膨出部65を有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えばアダプタ部材60が膨出部65を有さずに、アダプタ部材60の天井領域が排水案内具2の天井領域と同一平面状に形成されても良い。
(12)上記の実施形態では、アダプタ部材60(排水路嵌合部62)が第一誘導面66及び第二誘導面67の両方を有する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば第一誘導面66及び第二誘導面67の少なくとも一方が、アダプタ部材60(排水路嵌合部62)に形成されていなくても良い。
(13)上記の実施形態では、アダプタ部材60の排水路嵌合部62に形成された接続連通空間Sにおける第二誘導面67よりも上側の領域の少なくとも一部が第二流路部22Bに連通している構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば接続連通空間Sにおける第二誘導面67よりも上側の領域と第二流路部22Bとの間が閉塞されていても良い。
(14)上記の実施形態では、排水路22が中央堰部23によって第一流路部22Aと第二流路部22Bとに隔離可能に形成された構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば排水路22が単一の流路によって構成されても良い。この場合において、排水路22の底面は、平坦状又はV字状に形成されても良いし、V字状やU字状、矩形状等の溝部を有するように形成されても良い。
(15)上記の実施形態では、スロープ部27の上面に凹凸部28が形成されている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、スロープ部27が凹凸部28を有さずに、スロープ部27の上面が平坦状の傾斜面に形成されても良い。
(16)上記の実施形態では、排水案内具2が、接続案内具4に対して正対した状態で当該接続案内具4と一直線状に(同じ幅方向の位置に)設置される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、例えば排水案内具2が、接続案内具4から少なくとも幅方向に延びるように設置されても良い。この場合、第二接続案内部材50の外形を例えば正多角形状及び円形等の回転対称な形状とするとともに、アダプタ部材60の接続口部61を対応する形状とすれば良い。第二接続案内部材50及び接続口部61を例えば正方形状に形成すれば、接続案内具4に対して排水案内具2が90°の交差角度で接続される場合に好適に適用できる。また、第二接続案内部材50及び接続口部61を例えば円形に形成すれば、接続案内具4に対して排水案内具2を任意の交差角度で接続することができる。
(17)接続案内具4に対して排水案内具2を特定交差角度で接続するため、図18及び図19に示すように、第二接続案内部材50とアダプタ部材60との間に第三接続案内部材58を介在させても良い。第三接続案内部材58は、図20に示すように、第二接続案内部材50に接続される第一接続口部58Aと、アダプタ部材60に接続される第二接続口部58Bとが、ねじれの位置関係となるように形成されると良い。平面視での第一接続口部58Aと第二接続口部58Bとの捩れ角(位相差)は、接続案内具4に対する排水案内具2の交差角度に応じて設定されると良い。
(18)上記の実施形態では、排水案内具2が、接続案内具4と排水構造部95の一例としての排水溝95Aとに亘って設けられている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、排水構造部95は、例えば建築物9の外壁に沿って上下方向に配設された雨水管(排水溝95Aとの接続管を含む)や、床面93を貫通する状態に埋設された排水管等であっても良い。
なお、上述した各実施形態(上記の実施形態及びその他の実施形態を含む;以下同様)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。従って、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、例えば給湯装置で生じるドレン水の排水を案内する排水案内システムに利用することができる。
1 排水案内システム
2 排水案内具
4 接続案内具
7 給湯装置
9 建築物
22 排水路
22A 第一流路部(平行流路部)
22B 第二流路部(平行流路部)
23 中央堰部
40 第一接続案内部材
41 第一延在部
42 接続口部
43 第一流下水路部
45 第二延在部
46 水平水路部
46a 天井面
46c 底面
47 凹溝部
50 第二接続案内部材
51 本体部
53 第二流下水路部
53a 内側壁面(水平水路部側の壁面)
54 縦溝部
56 案内板
60 アダプタ部材
65 膨出部
67 第二誘導面(誘導面)
77 ドレン管
92 パイプシャフト
93 床面
95 排水構造部
95A 排水溝
95B 雨水管
E1 第一端部
E2 第二端部
B 膨出空間
C 連通開口部

Claims (10)

  1. 建築物のパイプシャフト内に設置される給湯装置で生じるドレン水の排水を案内する排水案内システムであって、
    内部に排水路を有し、第一端部が前記建築物の排水構造部に臨む状態で前記建築物の床面に設置される排水案内具と、
    前記給湯装置よりも鉛直下側において前記パイプシャフトの内外に亘って設けられ、前記給湯装置から延出するドレン管と前記排水案内具における前記第一端部とは反対側の第二端部とを連通接続する接続案内具と、
    を備える排水案内システム。
  2. 前記接続案内具は、前記ドレン管に接続される接続口部を有する第一接続案内部材を含み、
    前記第一接続案内部材は、前記接続口部から下方に延びる第一流下水路部と、前記第一流下水路部の下端部から前記パイプシャフトの外部に向かって水平方向に延びる水平水路部と、を有し、
    前記水平水路部における天井面が、幅方向中央部から両端部に向かうに従って下方となるV字状に形成されている請求項1に記載の排水案内システム。
  3. 前記水平水路部に、前記第一流下水路部側から前記排水案内具側に向かうに従って下方となる勾配が設けられている請求項2に記載の排水案内システム。
  4. 前記接続案内具は、前記ドレン管に接続される接続口部を有する第一接続案内部材と、前記第一接続案内部材に接続される第二接続案内部材と、を含み、
    前記第一接続案内部材は、前記接続口部から下方に延びる第一流下水路部と、前記第一流下水路部の下端部から前記パイプシャフトの外部に向かって水平方向に延びる水平水路部と、を有し、
    前記第二接続案内部材は、前記水平水路部に連通されて下方に延びる第二流下水路部を有し、
    前記水平水路部における底面が、凹状に窪み形成された凹溝部を有し、
    前記第二流下水路部の上流側領域における前記凹溝部に対応する位置に、上下方向に沿う案内板が、前記水平水路部側の壁面に接する状態で設置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の排水案内システム。
  5. 前記第二流下水路部における前記水平水路部側の壁面が、上下方向に沿う縦溝部を有し、
    前記縦溝部の底部の位置と前記第二流下水路部における前記案内板の設置位置とが一致している請求項4に記載の排水案内システム。
  6. 前記接続口部が前記パイプシャフトの前面開口の幅方向に沿う長円状に形成されているとともに、前記ドレン管が可撓性を有する材料で構成されている請求項2から5のいずれか一項に記載の排水案内システム。
  7. 前記接続案内具は、前記排水案内具に接続されるアダプタ部材を含み、
    前記アダプタ部材は、当該アダプタ部材における前記排水案内具側の天井領域に、前記排水案内具の天井面よりも上方に膨出して膨出空間を形成する膨出部を有する請求項1から6のいずれか一項に記載の排水案内システム。
  8. 前記接続案内具は、前記排水案内具に接続されるアダプタ部材を含み、
    前記排水案内具の前記排水路は、幅方向中央部において長手方向に沿って延びるように設けられた中央堰部によって一対の平行流路部に隔離可能に形成され、
    前記アダプタ部材は、通過するドレン水を前記排水案内具における一対の前記平行流路部のうちの一方に導く誘導面を有する請求項1から7のいずれか一項に記載の排水案内システム。
  9. 前記アダプタ部材における前記誘導面よりも上側の領域の少なくとも一部が、前記排水案内具における一対の前記平行流路部のうちの他方に連通している請求項8に記載の排水案内システム。
  10. 前記給湯装置は、燃焼ガスによる排気顕熱に加えて排気潜熱をも利用して温水を生成する潜熱回収型給湯装置である請求項1から9のいずれか一項に記載の排水案内システム。
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