JP2013204839A - 給湯装置のドレン排水構造 - Google Patents

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【課題】ドレン水の排水を簡単な構造でもって行うことができる給湯装置のドレン排水構造を提供すること。
【解決手段】温水を生成する給湯装置本体4と、給湯装置本体4からの凝縮水を中和するための中和器と、中和器からのドレン水を溜めて排水するための排水ユニット40と、排水ユニット40からのドレン水を排水するドレン管と、を備えた給湯装置のドレン排水構造80。排水ユニット40は、中和器からのドレン水を溜める溜め容器と、溜め容器に溜まったドレン水をドレン管を通して排水するためのドレンポンプとを備え、ドレン管が建造物の廊下の天井側を通して廊下側の雨水管88に接続され、又は排水溝92に延びている。
【選択図】図3

Description

本発明は、給湯装置のドレンパンに捕集された凝縮水を中和処理して排水する給湯装置のドレン排水構造に関する。
近年、給湯装置の熱効率を高めるために、燃焼排気ガスの排気潜熱をも利用するようにした給湯装置(所謂、潜熱回収型給湯装置)が実用に供されている(例えば、特許文献1参照)。この種の給湯装置は、温水を生成する給湯装置本体と、この給湯装置本体からの凝縮水を中和する中和器とを備えている。給湯装置本体は、燃焼室の下部に配設された燃料バーナと、燃焼バーナの上方に配設された熱交換器と、燃焼室内に配設されたドレンパンとを備え、熱交換器の主熱交換器部がこのドレンパンの下側に配設され、熱交換器の副熱交換器部がドレンパンの上側に配設されている。
この給湯装置においては、燃焼バーナの燃焼排気ガスが主熱交換器部の周囲を流れる間に熱交換が行われ、更にこの燃焼排気ガスが副熱交換器部の周囲を流れる間に熱交換が行われ、これら熱交換によって温水が生成される。また、副熱交換器部にて結露した凝縮水は、ドレンパンに捕集されて中和器に流れ、この中和器にて中和された後に外部に排水される。
この給湯装置の中和器から排水されるドレン水は、例えば、浴槽の配管を利用して排水される(例えば、特許文献2参照)。浴槽には、追焚き用の循環ラインが設けられ、この循環ラインは給湯装置本体の熱交換器(主熱交換器部及び副熱交換器部)に接続され、浴槽内の湯水は、循環ライン及び熱交換器を通して循環される。この循環ラインには、第1切換弁を介して排水管が接続されているとともに、第2切換弁を介して中和器からのドレン管が接続されている。第1切換弁は、第1の切換状態のときには循環ラインを連通状態にし、第2の切換状態のときには循環ラインと排水管とを連通する。また、第2切換弁は、第1の切換状態のときには循環ラインを連通状態にし、第2の切換状態のときには循環ラインとドレン管を連通する。浴槽の湯水を循環するときには、第1及び第2切換弁が第1の切換状態に保持され、浴槽内の湯水が循環ライン及び給湯装置本体の熱交換器(主熱交換器部及び副熱交換器部)を通して循環される。浴槽内の湯水を排水するときには、第1切換弁が第2の切換状態に、また第2切換弁が第1の切換状態に保持され、浴槽内の湯水が循環ライン及び排水管を通して外部に排水される。また、中和器にて中和されたドレン水を排水するときには、第1及び第2切換弁が第2の切換状態に保持され、中和器からのドレン水がドレン管、循環ライン及び排水管を通して外部に排水される。
特開2002−31410号公報 特開2008−8588号公報
このような浴槽の配管を利用したドレン排水構造では、次の通りの問題がある。第1に、中和器からのドレン管を浴槽の循環ラインに接続する構造であるために、浴槽関係の設備と給湯装置とを新たに設置する場合には適用可能であるが、既設の浴槽関係の設備をそのままにして給湯装置のみを新たなものに交換する場合には大幅な設置工事が必要となり、このような場合には潜熱回収型給湯装置に交換することが難しくなる。
第2に、ドレン管を浴槽の循環ラインに接続するのに切換弁(ドレン水用切換弁)を介して行う必要があるために、その構造が複雑になるとともに、その設置作業も煩雑となる。加えて、湯水用の切換弁とドレン水用の切換弁を用いるために、それらの切換制御も複雑になる。
本発明の目的は、ドレン水の排水を簡単な構造でもって行うことができる給湯装置のドレン排水構造を提供することである。
本発明の請求項1に記載の給湯装置のドレン排水構造は、温水を生成する給湯装置本体と、前記給湯装置本体からの凝縮水を中和するための中和器と、前記中和器からのドレン水を溜めて排水するための排水ユニットと、前記排水ユニットからのドレン水を排水するドレン管と、を備えた給湯装置のドレン排水構造であって、
前記排水ユニットは、前記中和器からのドレン水を溜める溜め容器と、前記溜め容器に溜まったドレン水を前記ドレン管を通して排水するためのドレンポンプとを備え、前記ドレン管が建造物の排水溝又は雨水管に連通されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の給湯装置のドレン排水構造では、前記ドレン管は、前記排水ユニットから前記建造物の廊下の天井側を通して前記建造物の前記廊下側に配設された前記雨水管に接続されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の給湯装置のドレン排水構造では、前記ドレン管は、前記排水ユニットから前記建造物の廊下の天井側を通して前記建造物の前記廊下に設けられた前記排水溝に延びていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の給湯装置のドレン排水構造では、前記溜め容器には、ドレン水の低液面レベルを検知する第1検知手段と、ドレン水の高液面レベルを検知する第2検知手段とが設けられ、前記ドレンポンプは、前記第2検知手段がドレン水の前記高液面レベルを検知すると作動し、この作動後所定時間経過後に作動停止することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の給湯装置のドレン排水構造では、前記ドレンポンプに関連して、前記ドレン管の排出部が第1の位置に位置して前記雨水管に接続されているか第2の位置に位置して前記排水溝に接続されているかを判定するための接続判定手段が設けられ、前記接続判定手段は、前記ドレンポンプの作動によって前記溜め容器内のドレン水を前記低液面レベルよりも低くなるように排水した後に前記溜め容器に戻るドレン水の液面レベルに基づいて前記ドレン管の接続位置を判定することを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の給湯装置のドレン排水構造は、温水を生成する給湯装置本体と、前記給湯装置本体からの凝縮水を中和するための中和器と、前記中和器からのドレン水を溜めて排水するための排水ユニットと、前記排水ユニットからのドレン水を排水するドレン管と、を備えた給湯装置のドレン排水構造であって、
前記排水ユニットは、前記中和器からのドレン水を溜める溜め容器と、前記溜め容器に溜まったドレン水を前記ドレン管を通して排水するためのドレンポンプとを備え、前記ドレン管の水平方向に延びる水平部分は、上下方向に細長い楕円状になっていることを特徴とする。
更に、本発明の請求項7に記載の給湯装置のドレン排水構造は、温水を生成する給湯装置本体と、前記給湯装置本体からの凝縮水を中和するための中和器と、前記中和器からのドレン水を溜めて排水するための排水ユニットと、前記排水ユニットからのドレン水を排水するドレン管と、を備えた給湯装置のドレン排水構造であって、
前記排水ユニットは、前記中和器からのドレン水を溜める溜め容器と、前記溜め容器に溜まったドレン水を前記ドレン管を通して排水するためのドレンポンプとを備え、前記ドレン管に関連して、周囲温度を検知するための温度検知手段が設けられ、前記温度検知手段の検知温度が凍結発生温度になると、前記ドレンポンプが強制的に作動して前記溜め容器内のドレン水を前記ドレン管を通して排水することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の給湯装置のドレン排水構造によれば、中和器からのドレン水を溜めて排水するための排水ユニットは、ドレン水を溜める溜め容器と、ドレン水をドレン管を通して排水するためのドレンポンプとを備え、ドレン管が建造物の排水溝(又は雨水管)に連通されているので、ドレンポンプが作動すると、溜め容器内のドレン水がドレン管を通して排水溝(又は雨水管)に流れ、この排水溝(又は雨水管)を通して安全に排水することができる。尚、給湯装置本体とは、給湯用(例えば、浴槽など)の温水及び/又は暖房用(例えば、床暖房装置など)の温水を生成するものである。また、中和器及び排水ユニットは、別体として構成することもでき、またこれらを中和ユニットとして一体的に構成することもできる。
また、本発明の請求項2に記載の給湯装置のドレン排水構造によれば、ドレン管が排水ユニットから建造物の廊下の天井側を通してこの廊下側に配設された雨水管に接続されているので、建造物の廊下側の天井空間を利用してドレン管を配設し、この廊下側の雨水管を利用してドレン水を排水することができる。
また、本発明の請求項3に記載の給湯装置のドレン排水構造によれば、ドレン管が排水ユニットから建造物の廊下の天井側を通してその廊下に設けられた排水溝に連通されているので、建造物の廊下側の天井空間を利用してドレン管を配設し、この廊下側の排水溝を通してドレン水を排水することができる。
また、本発明の請求項4に記載の給湯装置のドレン排水構造によれば、溜め容器には第1及び第2検知手段が設けられ、第2検知手段が凝縮水の高液面レベルを検知すると、ドレンポンプが作動して溜め容器内の凝縮水を排水し、その作動後所定時間経過後に、このドレンポンプが作動停止し、このようにドレンポンプを制御することによって、溜め容器内のドレン水を確実に排水することができる。
また、本発明の請求項5に記載の給湯装置のドレン排水構造によれば、ドレンポンプに関連して接続判定手段が設けられ、この接続判定手段は、溜め容器の低液面レベルよりも低くなるように排水した後に溜め容器に戻るドレン水の液面に基づいてドレン管の接続位置を判定するので、その接続位置を自動的に判別することができる。即ち、ドレン管を雨水管に接続したときには、その排出部は低液面レベルよりも高く、このような接続状態において排水後ドレンポンプの作動を停止すると、ドレン管に残るドレン水が溜め容器内に戻り、溜め容器内の液面が上昇する。一方、ドレン管を排水溝に連通させたときには、その排水部は低液面レベルよりも低く、このような接続状態においてドレンポンプの作動を停止すると、ドレン管内に残るドレン水はドレン管を通して排水溝に流れ、溜め容器内の液面が上昇することはなく、このことを利用して接続状態を判別することができる。
また、本発明の請求項6に記載の給湯装置のドレン排水構造によれば、排水ユニットからのドレン水を排水するドレン管の水平方向に延びる水平部分が上下方向に細長い楕円状になっているので、この水平部分を流れるときにはドレン水はその下部を流れるようになり、仮に凍結したとしてもその下部のみとなって流路(所謂、気道)を確保することができ、この水平部分が完全に凍結するのを防止することができる。
更に、本発明の請求項7に記載の給湯装置のドレン排水構造によれば、ドレン管に関連して、周囲温度を検知するための温度検知手段が設けられ、温度検知手段の検知温度が凍結発生温度になると、ドレンポンプが強制的に作動して溜め容器内のドレン水をドレン管を通して排水するので、ドレン水が凍結しそうなときには、溜め容器が空となり、その結果、凍結のおそれのあるときの給湯装置本体の稼働を確保することができる。
本発明が適用される給湯装置の給湯装置本体の一例を示す簡略図。 図1の給湯装置本体に適用された中和器及び排水ユニットを簡略的に示す断面図。 本発明の給湯装置のドレン排水構造の一実施形態を示す簡略斜視図。 図3のドレン排水構造を示す断面図。 図3のドレン排水構造のドレン管の一部を断面で示す部分拡大断面図。 図1の給湯装置の制御系を簡略的に示すブロック図。 本発明の給湯装置のドレン排水構造の他の実施形態を示す断面図。 図7の給湯装置の制御系を簡略的に示すブロック図。 給湯装置に適用する制御系の他の例を示すブロック図。 図9の制御系による接続個所の自動判定の流れを示すフローチャート。 図9の制御系による上接続における作動時間設定の流れを示すフローチャート。 図9の制御系による下接続における作動時間設定の流れを示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う給湯装置のドレン排水構造の一実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本発明が適用される給湯装置の給湯装置本体の一例について説明する。
図1において、図示の給湯装置2は給湯装置本体4を備え、この給湯装置本体4内に燃焼室6が配設され、この燃焼室6の上端部に横方向(図1において左方)に延びる排気流路8が設けられている。燃焼室6の下部には燃焼バーナ10が配設され、この燃焼バーナ10にはガス供給流路12が接続され、このガス供給流路12にガス開閉弁14が設けられている。ガス開閉弁14が開状態になると、ガス供給流路12を通して燃料用ガスが燃焼バーナ10に供給され、燃焼バーナ10の燃焼により生成された燃焼排気ガスは燃焼室6内を上方に流れ、排気流路8を通して外部に排出される。
燃焼室6内の燃焼バーナ10の上方には熱交換器16及びドレンパン18が配設されている。ドレンパン18はプレート状であり、熱交換器16の上下方向中間部に配置され、熱交換器16は、このドレンパン18の下側(燃焼バーナ10側)に位置する主熱交換器部20と、ドレンパン18の上側(燃焼バーナ10と反対側)に位置する副熱交換器部22から構成されている。熱交換器16の流入側、この実施形態では副熱交換器部22の上端部に、例えば給水パイプから構成される給水流路24が接続されている。また、熱交換器16の流出側、この実施形態では主熱交換器部20の下端部に、例えば出湯パイプから構成される出湯流路28が接続され、この出湯流路28に出湯開閉弁26が配設されている。また、給水流路24と出湯流路28との間にバイパス流路30が接続され、このバイパス流路30と出湯流路28との接続部に分配弁31が配設されている。出湯開閉弁26が開放されると、水道管などからの水が給水流路24を通して熱交換器16の副熱交換器部22に供給され、副熱交換器部22を通して流れる間に燃焼排気ガスの潜熱を吸収し、また主熱交換器部20を通して流れる間に燃焼排気ガスの顕熱を吸収して温水となり、この温水が出湯流路28を通して流れる。分配弁31は、出湯流路28を流れる温水とバイパス流路30を流れる水とを混合して所望の温度の温水を生成し、かく温度調整された温水が出湯流路28を通し例えば浴槽(図示せず)に送給される。
ドレンパン18には、凝縮水を中和器32に導くための凝縮水流路34(例えば、凝縮水管35)が接続され、副熱交換器部22にて凝縮した凝縮水は、ドレンパン18に流下して捕集された後に凝縮水流路34(凝縮水管35)を通して中和器32に送給される。この中和器32には排水接続管36が接続され、中和器32にて中和された凝縮水はドレン水として排水接続管36を通して排水ユニット40に流れ、この排水ユニット40から後述する如く排水される。
この実施形態では、中和器32と排水ユニット40とが別個に構成され、中和器32については給湯装置本体4内に内蔵され、排水ユニット40については給湯装置本体4の外部に設けられており、このような形態では、既設の給湯装置本体4に排水ユニット40及び後述するドレン排水構造を設けることによって、本発明を既設の給湯装置にも適用することが可能となるが、この中和器32及び排水ユニット40を例えば中和ユニットとして一体的に構成し、この中和ユニットを給湯装置本体に内蔵するようにしてもよい。
次に、主として図2を参照して、この給湯装置本体4に設けられる中和器32及び排水ユニット40について説明する。中和器32は中和ハウジング42を備え、この中和ハウジング42内が中間仕切り壁44によって第1及び第2中和室46,48に仕切られている。第1及び第2中和室46,48内には、凝縮水を中和するための中和剤(例えば、炭化カルシウムなど)(図示せず)が充填され、それらの底部が連通開口50を通して連通されている。また、排水ユニット40は、ドレン水を溜める溜め容器51を備え、この溜め容器51は溜めハウジング52を有し、溜めハウジング52はドレン水を溜める溜め室54を規定する。
中和器32の流入部(具体的には、第1中和室46の流入部)には凝縮水管35が接続され、ドレンパン18からの凝縮水は、凝縮水管35(凝縮水流路34)を通して中和ハウジング42の第1中和室46に送給される。また、中和ハウジング42の第2中和室48には排水接続管36の一端側が接続され、その他端側は溜め容器51の溜めハウジングに接続され、中和器32の第1及び第2中和室46,48を通して流れる間に中和された凝縮水は、排水接続管36を通して溜め容器51の溜め室54に溜められる。
ドレン管38は溜め容器51の溜め室54の排出部に接続され、溜め室54内のドレン水(即ち、中和された凝縮水)は、ドレン管38を通して後述する如く排水される。排水ユニット40は、更に、ドレン水を排水するためのドレンポンプ58を含み、このドレンポンプ58がドレン管38に設けられ、ドレンポンプ58の作動によって、溜め容器51の溜め室54内に溜まったドレン水が排水される。
この実施形態では、溜め容器51に第1及び第2検知手段62,64が設けられている。第1検知手段62は、溜め容器40内のドレン水を排水したことを検知するものであり、溜め室54の底部まで延びるグランド電極68及び低レベル検知電極70から構成される。また、第2検知手段64は、溜め容器40内に凝縮水が溜まったことを検知するためのものであり、溜め室54の上端部に設けられた高レベル検知電極72及び上記グランド電極68から構成される。
溜め容器41内のドレン水の水位が上昇して高レベル検知電極72がドレン水を検知すると、第2検知手段64は、溜め容器51内にドレン水が溜まったことを検知する。また、溜め容器51内のドレン水の水位が低下して低レベル検知電極70がドレン水を検知しなくなると、第1検知手段62は、溜め容器51に溜まったドレン水が排水されたことを検知する。
この形態では、中和器32にドレン管38の詰まりを検知するための第3検知手段74が設けられている。この第3検知手段74は、中和ハウジング42の第2室48の上端部に設けられた一対の詰まり検知電極76から構成される。第2室48内の凝縮水の水位レベルが上昇して一対の詰まり検知電極76が凝縮水を検知すると、この第3検知手段74は、ドレン管38などに詰まりが発生していることを検知し、第3検知手段76からの詰まり検知信号に基づいて、例えば給湯装置本体4(図1参照)の作動が停止し、温水の生成が終了する。尚、この第3検知手段74は、中和器32に代えて、溜め容器51に設けるようにしてもよい。
この排水ユニット40からのドレン水の排水は、図3〜図5に示す排水構造80により行われる。図3〜図5において、この実施形態では、給湯装置本体4は、建造物としての例えば集合住宅の共同用廊下82の各玄関の横に設けられたパイプシャフト84内に設置されており、このような場合、この共同用廊下82の天井側の空間を利用して排水構造80が設けられる。
共同用廊下82の外側、即ち共同用廊下82の保護壁86の外側には、雨水を排水するための雨水管88が設けられており、このことに関連して、共同用廊下82の床壁90の保護壁86側には、共同用廊下82の雨水を排水するための排水溝92が設けられ、この排水溝92が接続管94を介して雨水管88に連通されている。
この実施形態では、排水ユニット40からのドレン管38は、図3及び図4に示すように、集合住宅の共同用廊下82側の壁96の壁面及びその天井壁98(この天井壁98は、上の階の共同用廊下82の床壁90となる)の天井面に沿って取り付けられて延び、その排出部100が接続管94に接続され、この接続管94を介して雨水管88に連通されている。尚、このドレン管38の排出部100は、雨水管88に直接的に接続するようにしてもよい。
このようにドレン管38を設ける場合、ドレン管38の水平方向に延びる水平部分36a(例えば、天井壁98の天井面に沿って取り付けられている部分)は、例えば、図5に示すように構成するのが望ましい。図5において、ドレン管38は、弾性変形可能な断面円形状の樹脂チューブ102から構成され、この樹脂チューブ102が断面矩形状のモール部材104内に挿入されて断面楕円形状に弾性変形されている。
ドレン管38に用いる樹脂チューブ102は、内径が例えば8mm程度のものを用いることができ、モール部材104内に保持された弾性変形状態では、その長軸Lが10mm程度に、その短軸Pが6mm程度となるように保持され、樹脂チューブ102の長軸Lの
方向が上下方向となるように(換言すると、モール部材104の断面における長手方向が上下方向となるように)、またその短軸Pの方向が水平方向となるように(換言すると、モール部材104の断面における長手方向に対して垂直な幅方向が水平方向となるよう)に共同用廊下82の天井壁98に取り付けられる。
ドレン管38を通して排水されるドレン水は、排水終了後に樹脂チューブ102の水平部分38aに溜まって流路を塞ぐおそれがある(寒冷時、この塞いだドレン水が凍結するようになる)が、このような構成にすることによって、樹脂チューブ102の水平部分38aにおいては、仮にドレン水が溜まったとしてもその底部に溜まるようにより、これにより、樹脂チューブ102の上部に流路(所謂、気道)が確保されるようになる。従って、仮に凍結した場合においても、その凍結は樹脂チューブ102の底部のみとなり、その上部に流路(所謂、気道)を確保することができる。
このような樹脂チューブ102としては、撥水材料(例えば、四フッ化エチレン、シリコンなど)から形成されたものを好都合に用いることができる。尚、この形態では、断面円形状の樹脂チューブ102をモール部材104内に挿入して弾性変形させて断面楕円形状にしているが、予め断面楕円形状に形成した樹脂チューブをその長軸方向が上下方向となるように取り付けるようにしてもよい。
この給湯装置2は、例えば、図6に示す制御系によって制御される。この制御系は、後述する如く制御するためのコントローラ106を備え、このコントローラ106は、給湯装置本体4及びドレンポンプ58などを制御するための制御手段108、低レベル判定手段110、高レベル判定手段112、詰まり判定手段114、タイマ手段116及びメモリ手段118を含んでいる。
低レベル判定手段110は、第1検知手段62からの検知信号に基づき低液面レベルを判定する。即ち、低レベル検知電極70がドレン水を検知しなくなると、第1検知手段62が低液面レベル信号を生成し、低レベル判定手段110はこの低液面レベル信号に基づいて溜め容器51内のドレン水が排水されたと判定する。
また、高レベル判定手段112は、第2検知手段64からの検知信号に基づき高液面レベルを判定する。即ち、高レベル検知電極72がドレン水を検知すると、第2検知手段64が高液面レベル信号を生成し、高レベル判定手段112はこの高液面レベル信号に基づいて溜め容器51内にドレン水が溜まったと判定し、この判定結果に基づき、制御手段108は、ドレンポンプ58を作動する。
更に、詰まり判定手段114は、第3検知手段74からの検知信号に基づきドレン管38の詰まりを判定する。即ち、一対の詰まり検知電極76が凝縮液を検知すると、第3検知手段74が詰まり信号を生成し、詰まり判定手段114はこの詰まり信号に基づいて中和器32の中和ハウジング42から凝縮水がオーバーフローしそうであると判定し、この判定結果に基づき、制御手段108は、給湯装置本体4(燃焼バーナ10など)を作動停止する。
更にまた、タイマ手段116は、第1検知手段62が低液面レベル信号を生成した後ドレンポンプ58が作動停止されるまでの所定時間を計時する。この所定時間は、例えば5〜30秒程度(例えば、20秒)に設定され、この所定時間情報がメモリ手段118に登録される。
この給湯装置2の凝縮水の排水は、例えば、次のようにして行われる。主として、図2〜4及び図6を参照して、給湯装置本体4の作動によって温水が生成され、この温水の生成により凝縮水が中和器32の中和ハウジング42内に流入すると、この中和ハウジング42(第1及び第2中和室46,48)を通して流れる間に凝縮水が中和剤(図示せず)により中和され、中和された凝縮水(ドレン水)が排水接続管36を通して溜め容器52に溜められる。
溜め容器51内の凝縮水が増えて第2検知手段64がドレン水の液面を検知すると、この第2検知手段64の高液面レベル信号に基づき、制御手段108はドレンポンプ58を作動し、このドレンポンプ58によって、溜め容器51内のドレン水がドレン管38を通して流れ、このドレン管38及び接続管94を通して更に雨水管88に流れ、この雨水管88を通して安全に排水することができる。
この排水により溜め容器51内のドレン水が少なくなって第1検知手段62がドレン水の液面を検知すると、この第1検知手段62の低液面レベル信号に基づきタイマ手段116が計時を開始し、このタイマ手段116が上記所定時間を計時すると、制御手段108はドレンポンプ58の作動を停止し、このようにしてドレン水の排水が終了する。
排水ユニット40からのドレン管38を共同用廊下82側の雨水管88(又は接続管94)に接続する場合、ドレン管38の排出部100は、溜め容器51の低液面レベル(即ち、第1検知手段62が検知する液面レベル)よりも高い位置となることが多く、このような場合、第1検知手段62がドレン水の液面を検知したときにドレンポンプ58の作動を停止すると、ドレン管38内に残留するドレン水が溜め容器51に逆流して戻り、溜め容器51内のドレン水を充分に排水することができなくなる。これに対して、上述したように、第1検知手段62がドレン水の液面を検知した後所定時間経過した後にドレンポンプ58の作動を停止するようにすると、この所定時間の間にドレン管38に残留するドレン水が雨水管88に排水され、その結果、ドレンポンプ58を作動停止したときに溜め容器51に逆流するドレン水がなく、溜め容器51内のドレン水を確実に排水することができる。
図7及び図8は、給湯装置の排水構造の他の実施形態を示している。この他の実施形態では、ドレン管の接続構造及び強制排水に関して改良が施されている。尚、この変形形態において、上述した実施形態と実質上同一の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図7及び図8において、この変形形態においては、ドレン管38Aは、集合住宅の共同用廊下82側の壁96の壁面及びその天井壁98の天井面に沿って取り付けられ、更に雨水管88及び共同用廊下82の保護壁86の内面に沿って取り付けられ、その排出部100Aが共同用廊下82の排水溝92に連通されている。このようにドレン管38Aを設けた場合、図7に示すように、その排出部100Aは、排水ユニット40の溜め容器の低液面レベルHよりも低くなり、ドレン管38Aのドレン水がこの低液面レベルHよりも下方まで流れると、溜め容器内のドレン水をドレン管38Aを通して排水溝92に排水することが可能となる。
この給湯装置2Aは、図8に示す制御系によって制御される。更に説明すると、この変形形態では、上述の第1〜第3検知手段62,64,74に加えて、温度検知手段132が設けられる。温度検知手段132は周囲の温度を検知する。この温度検知手段132に関連して、コントローラ106Aは、低レベル判定手段110、高レベル判定手段112、詰まり判定手段114及びメモリ手段118Aに加えて、更に凍結発生判定手段134及び凍結発生温度設定手段136を含んでいる。メモリ手段118Aには、ドレン水の凍結が発生するおそれのある温度、凍結発生温度(例えば、3℃程度に設定される)が登録され、凍結発生判定手段134は、温度検知手段132の検知温度が上記凍結発生温度まで下がると凍結発生のおそれがあると判定して強制作動信号を生成する。また、凍結発生温度設定手段134は、メモリ手段118Aに登録された凍結発生温度値よりも高い温度でドレン水の凍結が発生したときにこの凍結発生した温度を凍結発生温度として設定してメモリ手段118Aに更新登録する。
この給湯装置2Aの凝縮水の排水は、例えば、次のようにして行われる。上述したようにして発生した凝縮水が中和器にて中和処理されて排水ユニット40に流れ、この排水ユニット40の溜め容器内のドレン水が増えて第2検知手段64がドレン水の液面を検知すると、この第2検知手段64の高液面レベル信号に基づき、制御手段108はドレンポンプ58を作動し、このドレンポンプ58によって、溜め容器内のドレン水が、ドレン管38Aを通して共同用廊下82の排水溝92に流れ、更に接続管94及び雨水管88を通して排水され、このようにして排水溝92及び雨水管88を通して安全に排水することができる。
この排水により排水ユニット40の溜め容器内のドレン水が少なくなって第1検知手段62がドレン水の液面を検知すると、この第1検知手段62の低液面レベル信号に基づき、制御手段108はドレンポンプ58の作動を停止し、ドレン管38Aに残留するドレン水は、排水ユニット40に逆流することなく排水溝92に流れ、このようにしてドレン水を所要の通りに排水することができる。
また、温度検知手段132の検知温度が凍結発生温度まで低下すると、凍結発生判定手段34は凍結発生のおそれありと判定して強制作動信号を生成し、この強制作動信号に基づいて、制御手段108はドレンンポンプ58を強制作動し、これによって、排水ユニット40の溜め容器に溜まっているドレン水が、ドレンン管38Aを通して排水溝92に排水される。従って、凍結発生のおそれが生じると、溜め容器内のドレン水が強制的に排水されるために、第3検知手段74がドレン水の液面を検知するまでの給湯装置本体4の作動が確保され、凍結発生による給湯装置本体4の作動停止の頻度を従来に比して少なく抑えることができる。
上述した実施形態では、ドレン管38(38A)の接続個所(雨水管88、排水溝92)によって排水の制御が相違しているが、次のように構成することによって、接続個所に関係なく効率的なドレン水の排水制御を行うことができる。
図9〜図12を参照して更に説明すると、この給湯装置に装備されるコントローラ106Bは、図9に示す構成を有し、低レベル判定手段110、高レベル判定手段112及び詰まり判定手段114に加えて、ポンプ作動時間設定手段142、接続個所判定手段144、ポンプ作動時間修正手段146、作動時間判定手段148及び作動時間登録手段150を含んでいる。ポンプ作動時間設定手段142は、ドレン管38(38A)の接続個所を自動判別する際のドレンポンプ58の作動時間を設定し、接続個所判定手段144は、後述する如くしてドレン管38(38A)の排出部100(100A)の接続個所を判定し、ポンプ作動時間修正手段146は、上接続のときには作動時間が長くなるように延長修正し、下接続のときには作動時間が短くなるように短縮修正する。また、作動時間判定手段148は、ポンプ作動時間修正手段146により修正された修正作動時間が適正でるかを判定し、この修正作動時間が適正であるときには、作動時間登録手段150は、後述するように修正した作動時間をメモリ手段118に登録する。このコントローラ106Bのその他の構成は、図6に示すものと同様であり、図7に示す形態のコントローラ106Aにも同様に適用することができる。
このコントローラ106Bによる接続個所の自動判定は、例えば給湯装置の使用開始後に次のように行われる。図9とともに図10を参照して、給湯装置を使用してドレン水が排水ユニット40の溜め容器51に溜まり、第2検知手段64がドレン水の液面(高液面レベル)を検知すると、ステップS1からステップS2に進み、タイマ手段116が作動するとともに、ドレンポンプ58が作動し(ステップS3)、排水ユニット40内のドレン水の排水が行われる。
この排水により溜め容器51内のドレン水が減少して第1検知手段62がドレン水の液面(低液面レベル)を検知すると、溜め容器51内のドレン水が排水されたとしてステップS4からステップS5に進み、タイマ手段116が作動停止するとともに、ドレンポンプ58が作動停止する。そして、タイマ手段116の計時時間がメモリ手段118に登録され(ステップS6)、ポンプ作動時間設定手段142は、ドレンポンプ58が次に作動するときのポンプ作動時間を設定する(ステップS7)。このポンプ作動時間は、タイマ手段116が計時した時間に5〜10秒程度加えた時間に設定され、この設定時間がメモリ手段118に登録される。ポンプ作動時間をこのような時間に設定することによって、次回の排水の際には、低液面レベルよりも更に低いレベル、例えば低液面レベルより5〜10mm程度低いレベルまでドレン水が排水される。
その後、排水ユニット40の溜め容器51にドレン水が溜まり、第2検知手段64がドレン水の液面(高液面レベル)を再び検知すると、ステップS8からステップS9に進み、ドレンポンプ58が作動し、排水ユニット40内のドレン水の排水が行われる。そして、ドレンポンプ58がポンプ作動時間作動すると、ステップS10からステップS11に進み、ドレンポンプ58の作動が停止し、ドレン水の排水が終了する。
このドレン水の排水の後所定時間(例えば、1〜3分程度に設定される)経過すると、ステップS12からステップS13に進み、第1検知手段62がドレン水を検知したかが判断される。ドレン管38(38A)の排出部100(100A)が雨水管88(又は接続管94を介して雨水管88)に接続されている場合、この排出部100(100A)は排水ユニット40の低液面レベルよりも高い第1の位置に位置している。それ故に、ドレンポンプ58の作動が停止すると、ドレン管38(38A)内に残留しているドレンン水は、排水ユニット40の溜め容器51内に逆流して戻り、溜め容器51内のドレン水の液面レベルが上昇し、第1検知手段62はドレン水を検知する。このように第1検知手段62がドレン水を検知すると、ステップS13からステップS14に進み、接続個所判定手段146は、第1検知手段62からの検知信号に基づいて雨水管88に接続されると判定し、上接続の作動時間設定の動作が遂行される(ステップS15)。
一方、ドレン管38(38A)の排出部100(100A)が排水溝92に接続されている場合、この排出部100(100A)は排水ユニット40の低液面レベルよりも低い第2の位置に位置している。それ故に、ドレンポンプ58の作動が停止すると、ドレン管38(38A)内に残留しているドレンン水は、そのまま流れて排水溝92に排水され、溜め容器51内のドレン水の液面レベルが上昇することはなく、第1検知手段62はドレン水を検知することはない。このように第1検知手段62がドレン水を検知しないと、ステップS13からステップS16に進み、接続個所判定手段146は、第1検知手段62からの検知信号に基づいて排水溝92に接続されると判定し、下接続の作動時間設定の動作が遂行される(ステップS17)。
上接続の場合における作動時間の設定は、例えば、図11に示すように行われる。給湯装置を使用してドレン水が排水ユニット40の溜め容器51に溜まり、第2検知手段64がドレン水の液面(高液面レベル)を検知すると、ステップS15−1からステップS15−2に進み、ポンプ作動時間修正手段146は、ポンプ作動時間設定手段142により設定された作動時間よりも長い時間(例えば10秒程度長い時間)に延長修正し、この延長修正時間ドレンポンプ58が作動される(ステップS15−3)。
そして、ドレンポンプ58がこの延長修正時間作動すると、ステップS15−4からステップS15−5に進み、ドレンポンプ58が作動停止し、排水ユニット40に溜まったドレン水の排水が終了する。
その後、上述したと同様に所定時間経過すると、ステップS15−6からステップS15−7に進み、第1検知手段62がドレン水を検知したかが判断される。ドレンポンプ58が作動停止すると、ドレン管38(38A)内に残留しているドレンン水は、上述したように排水ユニット40の溜め容器51内に逆流して戻り、溜め容器51内のドレン水の液面レベルが上昇する。このとき、第1検知手段62がドレン水を検知したときには、ステップS15−7からステップS15−8に進み、作動時間判定手段148は、ドレン水が充分に排水されてなく、延長修正されたポンプ作動時間が不適切と判定し、ステップS15−1に戻り、上述したステップS15−1からステップS15−8が繰り返し遂行される。
一方、第1検知手段62がドレン水を検知しないときには、排水ユニット40の溜め容器51内のドレン水が充分に排水されており、このときには、ステップS15−7からステップS15−9に移り、作動時間判定手段148は延長修正されたポンプ作動時間が適正であると判定し、作動時間登録手段150は、延長修正されたポンプ作動時間をポンプ作動時間としてメモリ手段118に登録し、以後この登録されたポンプ作動時間でもってドレンポンプ58が作動され、このように作動させることによって、ドレンポンプ58を無駄に作動させることなく排水ユニット40内のドレン水を排水することができる。
また、下接続の場合における作動時間の設定は、例えば、図12に示すように行われる。ドレン水が排水ユニット40の溜め容器51に溜まり、第2検知手段64がドレン水の液面(高液面レベル)を検知すると、ステップS17−1からステップS17−2に進み、ポンプ作動時間修正手段146は、ポンプ作動時間設定手段142により設定された作動時間よりも短い時間(例えば10秒程度短い時間)に短縮修正し、この短縮修正時間ドレンポンプ58が作動される(ステップS17−3)。
そして、ドレンポンプ58がこの短縮修正時間作動すると、ステップS17−4からステップS17−5に進み、ドレンポンプ58が作動停止し、排水ユニット40に溜まったドレン水の排水が終了する。
その後、上述したと同様に所定時間経過すると、ステップS17−6からステップS17−7に進み、第1検知手段62がドレン水を検知したかが判断される。ドレンポンプ58が作動停止すると、ドレン管38(38A)内に残留しているドレンン水及び溜め容器51内のドレン水は、そのまま流れて溜め容器51内のドレン水が所要の通りに排水される。このとき、第1検知手段62がドレン水を検知しないということは、溜め容器51内のドレン水が充分に排水されているとうことであり、このときには更なるポンプ作動時間の短縮が可能であるとして、ステップS17−7からS17−8に進み、作動時間判定手段148は、短縮修正されたポンプ作動時間が不適切と判定し、ステップS17−1に戻り、上述したステップS17−1からステップS17−8が繰り返し遂行される。
一方、第1検知手段62がドレン水を検知するときには、排水ユニット40からのドレン水がドレン管38(38A)を通して低液面レベルHより下方に流れず、ドレン管38(38A)に流れたドレン水が排水ユニット40に逆流して戻ったということであり、このときにはポンプ作動時間の更なる短縮修正ができないとして、ステップS17−7からステップS17−9に移り、作動時間判定手段148は、この短縮修正されたポンプ作動時間よりも一つ前の短縮修正ポンプ作動時間(換言すると、排水ユニット40のドレン水を充分に排水できる最も短いポンプ作動時間)が適正であると判定し、作動時間登録手段150は、一つ前の短縮修正されたポンプ作動時間をポンプ作動時間としてメモリ手段118に登録し、以後この登録されたポンプ作動時間でもってドレンポンプ58が作動され、このように作動させることによって、ドレンポンプ58の作動時間を短くすることができ、上接続の場合に比してポンプ作動時間の大幅な短縮化を図ることができる。
以上、本発明に従う給湯装置のドレン排水構造の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
2,2a 給湯装置
4 給湯装置本体
32 中和器
38,38A ドレン管
36a 水平部分
40 排水ユニット
51 溜め容器
80 排水構造
82 共同用廊下
88 雨水管
92 排水溝
98 天井壁
106,106A,106B コントローラ
144 接続個所判定手段
146 ポンプ作動時間修正手段
148 作動時間判定手段

Claims (7)

  1. 温水を生成する給湯装置本体と、前記給湯装置本体からの凝縮水を中和するための中和器と、前記中和器からのドレン水を溜めて排水するための排水ユニットと、前記排水ユニットからのドレン水を排水するドレン管と、を備えた給湯装置のドレン排水構造であって、
    前記排水ユニットは、前記中和器からのドレン水を溜める溜め容器と、前記溜め容器に溜まったドレン水を前記ドレン管を通して排水するためのドレンポンプとを備え、前記ドレン管が建造物の排水溝又は雨水管に連通されていることを特徴とする給湯装置のドレン排水構造。
  2. 前記ドレン管は、前記排水ユニットから前記建造物の廊下の天井側を通して前記建造物の前記廊下側に配設された前記雨水管に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置のドレン排水構造。
  3. 前記ドレン管は、前記排水ユニットから前記建造物の廊下の天井側を通して前記建造物の前記廊下に設けられた前記排水溝に延びていることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置のドレン排水構造。
  4. 前記溜め容器には、ドレン水の低液面レベルを検知する第1検知手段と、ドレン水の高液面レベルを検知する第2検知手段とが設けられ、前記ドレンポンプは、前記第2検知手段がドレン水の前記高液面レベルを検知すると作動し、この作動後所定時間経過後に作動停止することを特徴とする請求項2又は3に記載の給湯装置のドレン排水構造。
  5. 前記ドレンポンプに関連して、前記ドレン管の排出部が第1の位置に位置して前記雨水管に接続されているか第2の位置に位置して前記排水溝に接続されているかを判定するための接続判定手段が設けられ、前記接続判定手段は、前記ドレンポンプの作動によって前記溜め容器内のドレン水を前記低液面レベルよりも低くなるように排水した後に前記溜め容器に戻るドレン水の液面レベルに基づいて前記ドレン管の接続位置を判定することを特徴とする請求項4に記載の給湯装置のドレン排水構造。
  6. 温水を生成する給湯装置本体と、前記給湯装置本体からの凝縮水を中和するための中和器と、前記中和器からのドレン水を溜めて排水するための排水ユニットと、前記排水ユニットからのドレン水を排水するドレン管と、を備えた給湯装置のドレン排水構造であって、
    前記排水ユニットは、前記中和器からのドレン水を溜める溜め容器と、前記溜め容器に溜まったドレン水を前記ドレン管を通して排水するためのドレンポンプとを備え、前記ドレン管の水平方向に延びる水平部分は、上下方向に細長い楕円状になっていることを特徴とする給湯装置のドレン排水構造。
  7. 温水を生成する給湯装置本体と、前記給湯装置本体からの凝縮水を中和するための中和器と、前記中和器からのドレン水を溜めて排水するための排水ユニットと、前記排水ユニットからのドレン水を排水するドレン管と、を備えた給湯装置のドレン排水構造であって、
    前記排水ユニットは、前記中和器からのドレン水を溜める溜め容器と、前記溜め容器に溜まったドレン水を前記ドレン管を通して排水するためのドレンポンプとを備え、前記ドレン管に関連して、周囲温度を検知するための温度検知手段が設けられ、前記温度検知手段の検知温度が凍結発生温度になると、前記ドレンポンプが強制的に作動して前記溜め容器内のドレン水を前記ドレン管を通して排水することを特徴とする給湯装置の排水構造。
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