JP2009013786A - ドレイン排水溝部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】屋外の床面に設置されてドレインホースからのドレイン水を受けて流して排水するための、ドレイン排水溝部材において、ドレイン水を流すための長手方向に延びた排水路、を有する通水部材と、該排水路を上方から塞ぐための平板状の蓋部材6と、からなっており、蓋部材6が、複数層664、665の積層体からなっていることを特徴としている。
【選択図】図10
Description
(1)ドレイン水の広がった場所に埃や砂等が付着し、床面に、汚れやシミができたりカビが発生したりする。
(2)床面が濡れることによって滑りやすくなるために、転倒事故が発生しやすくなる。
(1)蓋部材が、少なくとも化粧層を有しており、表から見て化粧層が見えるよう構成されている。
(2)蓋部材が、最下層に抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層を有している。
(3)蓋部材が、最上層に耐紫外線作用を発揮する作用層を有している。
(4)蓋部材が、最上層に耐紫外線作用を発揮する作用層を有しており、最下層に抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層を有している。
(5)蓋部材が、第1化粧層及び第2化粧層を有しており、表から見て第1化粧層が見え且つ裏から見て第2化粧層が見えるよう構成されている。
(6)蓋部材が、最上層及び最下層に抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層をそれぞれ有している。
(7)蓋部材が、最上層及び最下層に耐紫外線作用を発揮する作用層をそれぞれ有している。
(8)蓋部材の表面に、長手方向に延びた複数の凸部が形成されている。
(9)蓋部材の裏面に、長手方向に延びた複数の凸部が形成されている。
図1は、本発明の屋外床面設備の一例を示す部分断面斜視図である。この屋外床面設備100は、マンション等の集合住宅の、共通廊下やベランダ等である屋外200の床面201に、設けられているものであり、ドレイン排水溝部材1、床材2、及び、ドレイン連結具3を備えている。なお、ドレイン連結具3を備えない場合もある。ドレイン排水溝部材1及び床材2は、床面201に貼り付け等により固定されている。なお、床材2としては、床シート、床タイル等がある。ドレイン排水溝部材1は、その長手方向(矢印L方向)が床面201を横断し、下流側端部が排水溝部202に臨むように、配置されている。床材2は、ドレイン排水溝部材1の両側に配置されている。ドレイン排水溝部材1の両側部52、53と床材2の縁部21とは互いに当接させて溶着されている。符号101は溶着部を示している。ドレイン連結具3は、ドレイン排水溝部材1の上流側端部に取り付けられており、冷暖房装置の外機203からのドレインホース204をドレイン排水溝部材1に連結している。ドレイン排水溝部材1にドレイン連結具3を取り付けてなるものをドレイン排水設備300と称する。図2は、ドレイン排水設備300の斜視図である。図3は、ドレイン排水溝部材1の斜視図である。
(1)ドレイン水を流すための排水路50が蓋部材6によって塞がれているので、次のような効果を発揮できる。
(1-1)風によってドレイン水が排水路50から溢れ出てしまうことはない。したがって、排水機能を十分に果たすことができる。
(1-2)排水路50に埃や砂等が溜まることはない。したがって、排水機能の低下を防止できる。
(1-3)排水路50による段差が蓋部材6によって塞がれているため、利用者の躓きを防止でき、それ故、安全性を向上できる。
(2-1)蓋部材6を、スライドさせるだけで通水部材5に対して脱着できるので、蓋部材6の脱着作業を容易に行うことができる。
(2-2)長年の使用によって排水路50が詰まった場合には、蓋部材6をスライドさせ排水路50を露出させて排水路50の詰まりを解消することができるので、メンテナンスを容易に行うことができる。
(2-3)蓋部材6をスライドさせることにより、ドレイン連結具3を取り付ける位置を、ドレイン排水溝部材1の端部近傍だけでなく、任意の位置に設定できる。したがって、現場における施工の利便性を向上できる。
(2-4)蓋部材6の両縁部61、62が通水部材5の溝部521、531に挿入された状態で、蓋部材6が通水部材5に取り付けられているので、蓋部材6は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(2-5)蓋部材6の両縁部61、62と通水部材5の溝部521、531との間には、蓋部材6を通水部材5に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(2-5-1)蓋部材6の脱着が困難となることはない。
(2-5-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったり蓋部材6が外れやすくなったりすることはない。
(2-5-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、蓋部材6のスライドが不可能となることはない。
(2-5-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、蓋部材6のスライドを円滑に行うことができる。
(1)ドレイン連結具3を備えているので、ドレインホース204の出口端部2041を確実にドレイン排水溝部材1に連結できる。したがって、ドレインホース204からのドレイン水を、床材2上に漏らすことなく、ドレイン排水溝部材1によって良好に受けて流すことができる。
(2-1)風によってドレイン水が溢れ出てしまうことはない。したがって、排水機能を良好に果たすことができる。
(2-2)排水路50に埃や砂等が溜まることはない。したがって、排水機能の低下を防止できる。
(3-1)取付部8を、スライドさせるだけで通水部材5に対して脱着できるので、ドレイン連結具3の脱着作業を容易に行うことができる。
(3-2)ドレイン連結具3を取り付けた箇所の排水路50が長年の使用によって詰まった場合には、取付部8をスライドさせ排水路50を露出させて排水路50の詰まりを解消することができるので、メンテナンスを容易に行うことができる。
(3-3)取付部8をスライドさせるとともに、蓋部材6をスライドさせることによって、ドレイン連結具3を、ドレイン排水溝部材1の端部近傍だけでなく、任意の位置に、簡単に取り付けることができる。したがって、現場における施工の利便性を向上できる。
(3-4)取付部8の両縁部81、82が通水部材5の溝部521、531に挿入された状態で、ドレイン連結具3が通水部材5に取り付けられているので、ドレイン連結具3は、利用者の通常の歩行によっても、外れにくい。
(3-5)取付部8の両縁部81、82と通水部材5の溝部521、531との間には、取付部8を通水部材5に対してスライドさせるために、遊びが存在している。したがって、次のような効果を発揮できる。
(3-5-1)ドレイン連結具3の脱着が困難となることはない。
(3-5-2)脱着を繰り返しても、スライドしにくくなったりドレイン連結具3が外れやすくなったりすることはない。
(3-5-3)部材が経時的に変形しても、遊びがその変形を吸収するので、ドレイン連結具3のスライドが不可能となることはない。
(3-5-4)部材の可撓性が大きくても小さくても、ドレイン連結具3のスライドを円滑に行うことができる。
蓋部材6は、具体的には、次に示すような構成を有している。
(i)粒状チップ及び/又は繊維状チップが混入されることにより、模様が構成されている。
(ii)微量の顔料が混入されることにより、着色層となっている。
(iii)上記(i)及び(ii)の両方を備えている。
(i)粒状チップ及び/又は繊維状チップが混入されることによって構成される模様。
(ii)印刷模様。
(iii)色の異なる樹脂原料を押出成形して作られる模様。
Claims (10)
- 屋外の床面に設置されてドレインホースからのドレイン水を受けて流して排水するための、ドレイン排水溝部材において、
ドレイン水を流すための長手方向に延びた排水路、を有する通水部材と、
該排水路を上方から塞ぐための平板状の蓋部材と、からなっており、
蓋部材が、複数層の積層体からなっていることを特徴とするドレイン排水溝部材。 - 蓋部材が、少なくとも化粧層を有しており、表から見て化粧層が見えるよう構成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、最下層に抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層を有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、最上層に耐紫外線作用を発揮する作用層を有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、最上層に耐紫外線作用を発揮する作用層を有しており、最下層に抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層を有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、第1化粧層及び第2化粧層を有しており、表から見て第1化粧層が見え且つ裏から見て第2化粧層が見えるよう構成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、最上層及び最下層に抗菌作用又は防カビ作用を発揮する作用層をそれぞれ有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材が、最上層及び最下層に耐紫外線作用を発揮する作用層をそれぞれ有している、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材の表面に、長手方向に延びた複数の凸部が形成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
- 蓋部材の裏面に、長手方向に延びた複数の凸部が形成されている、請求項1記載のドレイン排水溝部材。
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