JP2017071983A - 浴室用フロア - Google Patents

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Abstract

【課題】排水性を向上できる浴室用フロアを提供する。【解決手段】平面視多角形の凸部21を間隔をあけて複数配置し、隣り合う凸部21により溝部40が形成され、隣り合う凸部21で互いに対向する辺22と辺22とが平行に位置し、溝部40内に凸部21の辺に沿って突条部31を配置し、これにより溝部40を、凸部間に形成した1筋の広幅溝41と、突条部31により広幅溝41内に画成した2列の狭幅溝42,42と、で3筋の溝として、浴室用フロアを構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、多数の凸部が表面に配設された樹脂製の浴室用フロアに関する。
従来、多数の凸部が表面に配設された樹脂製の浴室用フロアとして、例えば下記特許文献1の浴室用洗場床パンなどが知られている。
特許文献1の浴室用洗場床パンでは、流れ勾配を有する床面に多数のパターン凸部及び目地が形成されており、各パターン凸部が山形に形成され、目地が排水方向に直線的に傾斜している。さらに縦目地内や横目地内に、水滴を薄膜化するための微小凸部を多数設けることで、水滴が留まりにくくしてパターン凸部や目地を乾き易くしようとしている。
特開2002−88845号公報
しかしながら、従来の浴室用フロアでは、凸部間に設けられた目地等の溝内に残留する水の排水性を改善する余地があった。
例えば上記特許文献1では、球状化した水滴が接することで薄膜化するよう、縦目地内及び横目地内に多数の微小凸部が間隔を有して設けられているが、微小凸部間では水滴が広がらないため、少量の水に対する縦目地及び横目地の排水性を向上する作用は得られなかった。そのため目地等の溝内の排水性を向上することが望まれていた。
そこで本発明は、排水性を向上し得るとともに、清掃性に優れた浴室用フロアを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の浴室用フロアは、平面視多角形の凸部が間隔をあけて複数配置された浴室用フロアであって、隣り合う凸部により溝部が形成され、凸部の一辺と、当該凸部の隣りの凸部の辺のうち、当該凸部の一辺と対向する辺と、が平行に向い合い、溝部内に少なくとも一つの突条部が配置されてなり、この突条部は、凸部の辺に沿って設けられ、当該突条部が設けられた溝部が当該突条部により少なくとも2列の狭幅溝に区画されてなるものである。
この浴室用フロアでは、溝部は交差部を有し、溝部の交差部に臨む少なくとも一つの突条部の端部が、溝部の交差部内まで延出しているのが好適である。
この浴室用フロアでは、突条部は両側の凸部の高さより低い高さに形成されているのが好適である。
本発明によれば、複数の凸部同士が互いに間隔をあけて敷設されることで、この間隔によって連続する溝部が形成され、さらに、該溝部内に少なくとも一つの突条部を凸部の辺に沿って設けることで、凸部間で対向する辺と辺とで挟まれた溝部が、突条部により少なくとも並列して2筋の狭幅溝に区画される。これにより、上記溝部の断面積に比べて断面積が小さい狭幅溝を溝部内に形成することができる。
そのため、浴室用フロア上に流れる水が少ないときであっても、断面積が小さい狭幅溝内に水を収容できるので、途切れることなく水を流すことができる。また、狭幅溝には断面積が急激に拡大するような部位がないため、少量の水でも途切れることなく排水することができる。
また、溝部が交差部を有し、溝部の交差部に臨む少なくとも一つの突条部の端部が溝部の交差部内まで延出している。
このため、水を交差部内まで延出する突条部に沿って流すことができるので、水を交差部内に導くことができる。従って、他の溝に水を流しやすくなり、排水性が向上する。
さらに突条部は両側の凸部の高さより低い高さに形成されていれば、溝部を、凸部間に断面積が大きい広幅溝と、突条部により広幅溝内に形成された2筋の並列する断面積の小さい狭幅溝との、2種類の溝に構成できる。従って、浴室用フロア上の水が多いときには、断面積が大きい広幅溝で多量の水を移動させることができ、水量が少なくなると狭幅溝内に水を収容して移動させることができるので、排水スピードを向上させることができる。その結果、排水性を向上できる浴室用フロアを提供することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る浴室用フロアの部分平面図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室用フロアを構成するパネルの部分斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室用フロアの凸部及び突条部を示す拡大平面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態に係る浴室用フロアの表面に水を流した状態を示す部分拡大断面図であり、(a)は水が広幅溝を流れる状態、(b)は水が狭幅溝を流れる状態を示している。 本発明の第2実施形態に係る浴室用フロアの凸部及び突条部を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2に示す本実施形態の浴室用フロア10は、浴槽12に隣接した洗い場床を構成しており、排水口が設けられた排水部11に向けて水勾配が設けられている。
浴室用フロア10は、縦横に交差する溝部40を介して配置された平面視多角形の複数の凸部21と、溝部40内に配置されて凸部21とは異なる形状の突条部31と、を上面に備えている。
この浴室用フロア10はシートモールディングコンパウンド法、バルクモールディングコンパウンド法等を利用した樹脂製の成形体からなる。
各凸部21の形状は異なっていてもよいが、本実施形態では、図2及び図3に示すように、複数の凸部21は同一形状であり、平面視矩形を有している。
各凸部21の長辺22aは、隣りの凸部21の長辺22aと一定間隔をあけて互いに平行に配置され、各凸部21の短辺22bも、隣りの凸部21の短辺22bと一定間隔をあけて互いに平行に配置されている。すなわち、凸部21の一辺と、この凸部21の隣りの凸部21の辺のうち当該凸部の一辺と対向する辺と、が平行に向い合っている。ここで凸部21の辺とは、凸部21を水平に切断したときに現れる断面の外形線を言う。凸部21の長辺22a及びこれと隣り合う凸部21の長辺22aの間隔と、凸部21の短辺22b及びこれと隣り合う凸部21の短辺22bの間隔は、異なっていてもよいが、本実施形態では同一である。また、隣り合う各凸部21の長辺22aは、同一直線上に配置され、隣り合う各凸部21の短辺22bも同一直線上に配置されている。
従って、平面視矩形の凸部21が間隔を開けて複数配置されることで形成される溝部40は、フロア10に交差部43を有して格子状に形成されている。なお、凸部21の各角部26は平面視でR面取りされている。なお、角部がR面取りされている多角形も、多角形に含まれるものとする。本実施形態では、凸部21は長辺22aが35mm、短辺22bが12mmの長方形に形成され、凸部21と凸部21の間隔は、5mmに設定されている。
各凸部21の上面は、周縁部が下り勾配に形成された傾斜面を有している。本実施形態では、各凸部21の上面も周縁部に向かって下り勾配に形成されて全体が凸湾曲面形状に形成されている。図4に示すように、凸部21の長手方向断面では、凸部21の上面は、中央部24に直線部分を有し、直線部分の端部から側方に向かって湾曲しながら傾斜している。また図5に示すように、凸部21の短手方向断面では、凸部21の上面は中央部24から側方に向かって湾曲して傾斜している。
溝部40は、凸部21を間隔をあけて配置することによって構成される。これらの溝部40は、全ての凸部21間に各交差部43で交わりながら排水部11に達するよう、縦横に形成され、流れた水が溝部40を通って排水部11に向けて流れるようになっている。
隣り合う凸部21で対向する辺22と辺22とで挟まれた溝部40内にはそれぞれ、平面視で凸部21の短辺22bの長さよりも幅が細い1本の直線状の突条部31が辺22に沿って設けられている。突条部31は、突条部31に水が落ちたときに突条部31に水が残らない幅に設定されている。このため、突条部31に水が落ちたとしても、突条部31に水が残らず、落ちてきた水を後述する狭幅溝42に分配することが可能である。具体的には、本実施形態では、突条部の幅は2mmに設定されている。これらの突条部31は、各凸部21の長辺22aと周囲の凸部21の長辺22aとの間の溝部40と、各凸部21の短辺22bと周囲の凸部21の短辺22bとの間の溝部40とにそれぞれ配置されて、縦横に複数条設けられている。
突条部31は、両側辺32がそれぞれ対向する凸部21の長辺22a又は短辺22bと略平行に形成され、溝部40の中央に配置されている。なお、突条部31の長手方向の両端は平面視で半円形状等の凸曲線形状に形成されている。
複数配置された凸部21の長辺22a間に配置された突条部31a及び短辺22b間に配置された突条部31bは、これら長辺22a及び短辺22bの長さに対応して各辺の長さとほぼ同じ又はそれ以上の長さで連続して形成されている。
本実施形態では、凸部21の長手側、即ち長辺22aに隣接する突条部31aは、凸部21の長辺22aよりも長く設定され、凸部21の短手側、即ち短辺22bに隣接する突条部31bが凸部21の短辺22bと同じ長さに設定されている。
長辺22a間の突条部31aは長辺22aより長く形成され、長辺22aの端部から交差部43内に突出しており、互いに対向する長辺22a間の突条部31aの端部間が、直角方向の短辺22b間の突条部31bの端部間より近接した状態で対峙している。
なお、突条部31aの端部が交差部43内へ突出する量は、突条部31aの両端で同じである。また、対峙する突条部31aの端部間の距離は、突条部31bの幅と同じに設定されている。本実施形態では、突条部31aが交差部内へ延出しているが、突条部31bが交差部内へ延出していてもよい。本実施形態では、突条部31aの端部が交差部43内へ突出する量は、1.75mmに設定されている。
各突条部31の高さは、両側の凸部21の高さと同程度の高さ、或いは、両側の凸部21とは異なる高さであってよいし、各突条部31の高さがそれぞれ違っていてもよいが、本実施形態では、各突条部31は同一高さに形成され、それぞれ両側の凸部21,21の高さより低い高さに形成されている。また、突条部31の端部側では、突条部31の端部が凸部21,21の周縁部の傾斜面よりも上方に突出している。すなわち、突条部31の端部が、凸部21,21の角部26より高くなっている。
突条部31は、溝部40を2列に分割するよう、長手方向に沿って隣り合う凸部21間に1つ形成されている。これにより、溝部40内に、凸部21間の間隔に対応する広幅状の溝(以下、これを広幅溝41と称する。)と、さらに広幅溝41内に列状に配置された2筋の狭幅溝42との合計3筋の溝が構成される。
なお、凸部21間の間隔を広げることで、幅が拡大した溝部40内に2筋以上の狭幅溝42を並設することもできる。この場合は、一つの広幅溝41の他に、3筋以上の狭幅溝42が形成されることになる。狭幅溝42は、水の表面張力により移動可能な間隔に設定されている。具体的には2.5mm以下であることが好ましい。2.5mm以下であれば、水の表面張力を利用した排水が可能である。本実施形態では、1.5mmに設定されている。
長辺22a間及び短辺22b間の各突条部31a,31bの断面形状は異なっていてもよいが、本実施形態では全て同じに形成されている。図4,5に示すように、突条部31は鉛直方向断面において、底部23から頂部34まで急峻な山状に上方へ突出した凸曲面形状に形成されており、頂部34は両側に配置された凸部21の中央部24よりも低く形成されている。本実施形態では、凸部21の高さは0.7mmに形成され、突条部31の高さは0.3mmに形成されている。
互いに対向する各凸部21の長辺22a及びその間に配置された突条部31aは、互いに間隔を開けて配置されており、各凸部21の短辺22b及びその間に配置された突条部31bも、互いに間隔を開けて配置されている。
詳細には、凸部21の斜面と突条部31の斜面とが離間して形成されて、底部23付近では凸部21の斜面と突条部31の斜面とが凹曲面形状に連続している。凸部21の斜面と突条部31の斜面との間の間隔、特に底部23付近の間隔は、水滴が接触すると浴室用フロア10の傾斜と水の表面張力により、排水溝に向かって移動可能な間隔となっている。
このような凸部21及び突条部31が多数設けられた浴室用フロア10では、互いに隣り合う凸部21,21によって、直線的に延びる1筋の広幅溝41が画成されている。交差部43では、複数の広幅溝41が互いに交差して縦横に延びている。
また隣り合う二つの凸部間に設けた突条部31によって、広幅溝41が列状に2筋の狭幅溝42に区画され、互いに隣り合う凸部21と突条部31により狭幅溝42が画成されている。複数の狭幅溝42は広幅溝41内に設けられ、各狭幅溝42の深さが広幅溝41の深さより浅くなっている。
交差部43には、各突条部31の端部が臨んで配置されている。一部の突条部31の端部は、互いに隣り合う凸部21の角部26のうちの突条部31と隣接する角部26よりも交差部43内まで延出している。交差部43に臨む複数の突条部31の端部のうち、互いに対向する1組の突条部31の端部と端部とが凸部21の長辺22aの端部からさらに交差部43内に延出しているため互いに近接している。
交差部43に臨ませて配置された他の突条部31の端部は、それぞれ交差部43内まで延出している突条部31の端部に近接配置されている。この実施形態では、交差部43における各突条部31の端部と端部との間の間隔及び各突条部31の端部と角部26の頂部との間の間隔は何れも水が移動できる程度の距離となっており、少なくとも広幅溝41の溝幅以下で、例えば狭幅溝42の溝幅程度となっている。
この浴室用フロア10に水を流すと、まず多量の水が排水部11へ流下する。このとき複数の凸部21及び突条部31上の全体を水が移動する。
その後、流れる水量が減少したときには、図6(a)に示すように、凸部21間に形成された広幅溝41内を水が移動する。各広幅溝41の断面積が大きいため大量の水を流下させることができる。ここで、凸部21は山なりの湾曲面を有しているので、凸部21上から満遍なく水を周囲の溝部40に落とすことができる。
さらに水量が減少したときには、図6(b)に示すように、水は広幅溝41内に設けられた断面積が小さい複数の狭幅溝42内に収容されて移動する。とくに、直線状の突条部31を凸部21の間の溝40内に形成したので、狭幅溝42の断面積の変化が少ない。このため、狭幅溝42に収容した僅かな水でも途切れずに排水部11へ向かって移動することができる。
以上のような浴室用フロア10によれば、広幅溝41内に凸部21の高さより低い高さで突条部31が凸部21の辺22に沿って設けられているので、断面積の大きい広幅溝41内に断面積の小さい狭幅溝42を少なくとも2筋形成できる。そのため水量に適した経路で、浴室用フロア10上の水を排水部11へ移動させることができる。
特に、この浴室用フロア10では、広幅溝41内に凸部21の辺22に沿って連続して突条部31が設けられることで、突条部31により広幅溝41が少なくとも2筋の狭幅溝42に区画されているので、広幅溝41内にこの広幅溝の断面積に比べて断面積が小さい連続した狭幅溝42が形成される。
この狭幅溝42には断面積が急激に拡大したり縮小したりする部位が生じない。そのため、狭幅溝42を水が移動する途中で流動抵抗が変化したり、毛細管現象による作用が変化したりすることで、狭幅溝42の途中で水の移動が停止して滞留することを防止できる。よって少量の水でも移動させることができ、浴室用フロア10の排水性を向上することが可能である。仮に狭幅溝42内に水が残留したとしても微量であるため、短時間で乾燥できる。
この浴室用フロア10によれば、複数の広幅溝41が交差部43で互いに交差し、交差部43に臨む突条部31の端部が広幅溝41の交差部43内まで延出しているので、狭幅溝42内を流動する水が広幅溝41の交差部43内に導かれ易い。そのため他の狭幅溝42に誘導され易く、さらに下流へ流下させることができ、少量の水であっても満遍なく狭幅溝42内で流れることで、排水性を向上できる。
この浴室用フロア10によれば、凸部21の上面が周縁部に向かって下り勾配に形成され、突条部31が両側の凸部21の高さより低い高さに形成されている。そのため凸部21間に断面積が大きい広幅溝41と、突条部31により広幅溝41内に形成された2筋の並列する断面積の小さい狭幅溝42との2種類の溝で、排水性を向上できることに加え、清掃性にも優れている。
即ち、広幅溝41及び狭幅溝42はそれぞれ直線的に形成され、突条部31の高さが低く、凸部21及び突条部31が凸曲面形状であって底部23に近接した部位が傾斜した曲面となっている。また凸部21の上面が周縁部に向かって下り、突条部31が両側の凸部21の高さより低いので、溝部40の開口幅を大きくできる。そのためスポンジやブラシ等の清掃用具を用いて浴室用フロア10の表面を擦る際、広幅溝41及び狭幅溝42の底部23に清掃用具が入り込み易く、容易に接触させて洗浄することができる。従って広幅溝41及び狭幅溝42を洗浄し易く、清掃性も良好である。
[第2実施形態]
図7は浴室用フロア10の第2実施形態の部分拡大断面図である。
第2実施形態の浴室用フロアは、凸部21に対して突条部131の高さが高く形成されている。突条部131が凸部21より高いと、互いに隣り合う突条部131の間に、凸部21を縦断して広幅溝141が形成される。その他は第1実施形態と同様である。
このような第2実施形態の浴室用フロアであっても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
例えば、水は排水される量に適した断面積の溝内を流下させることができ、また狭幅溝142の断面積の急激な変化がないため、排水時に浴室用フロア10上に残留する水量を少なくできる。さらに狭幅溝142内を流動する水が広幅溝141の交差部43内に導かれ易い。また清掃用具が広幅溝141や狭幅溝142に入り込み易いなどの作用効果を得ることができる。
なお上記各実施形態は、本発明の範囲内で適宜変更可能である。
上記では複数の凸部21が縦横に整列して配置した例について説明したが、突条部31,131を介して隣り合う凸部21同士が縦方向又は横方向にずれていてもよく、また、斜め方向或いはランダムな配置であっても本発明の範囲に含まれる。
上記では浴室用フロア10全体に同一形状の凸部21を設けたが、例えば浴室用フロア10の一部に上述のような複数の凸部21と、凸部間に配置された突条部31,131と、を設けたものであっても本発明を同様に適用できる。
上記各実施形態では平面視矩形の凸部21を用いた例を説明したが、凸部21の平面視形状は三角形や五角形以上の多角形であってもよい。その場合であっても、突条部31,131を介して隣り合う凸部21の辺22と辺22同士を対向させ、その間に突条部31,131を設ければ本発明を適用することは可能である。
上記では広幅溝41に1本の突条部31を設けたが、複数の突条部31を設けることも可能である。
また、突部21間すべてに突条部31を形成しなくてもよい。例えば、突条部31が形成されていない溝40を意図的に設けることで、フロア10の排水時間を制御したり、フロア10に意匠を付与したりしてもよい。
また、突条部31は凸部21の辺に平行に配置されることが好ましいが、水の表面張力を利用した排水が可能な範囲で、突条部31を凸部21の辺と平行でないように、すなわち、狭幅溝の間隔が変化するように設けてもよい。
また、凸部の一辺と、隣りの凸部の辺のうち、当該凸部の一辺と対向する辺と、が全て平行に向い合っていることが好ましいが、一部は平行でなくてもよい。
10 浴室用フロア
11 排水部
12 浴槽
21 凸部
22 辺
22a 長辺
22b 短辺
23 底部
24 中央部
26 角部
31,31a,31b,131 突条部
32 側辺
34 頂部
40 溝部
41,141 広幅溝
42,142 狭幅溝
43 交差部

Claims (3)

  1. 平面視多角形の凸部が間隔をあけて複数配置された浴室用フロアであって、
    隣り合う前記凸部により溝部が形成され、
    前記凸部の一辺と、当該凸部の隣りの凸部の辺のうち、当該凸部の一辺と対向する辺と、が平行に向い合い、
    前記溝部内に少なくとも一つの突条部が配置されてなり、
    前記突条部は、前記凸部の辺に沿って設けられ、当該突条部が設けられた前記溝部が当該突条部により少なくとも2列の狭幅溝に区画されてなる、浴室用フロア。
  2. 前記溝部は交差部を有し、前記溝部の交差部に臨む少なくとも一つの前記突条部の端部が、前記溝部の交差部内まで延出している、請求項1に記載の浴室用フロア。
  3. 前記突条部は両側の前記凸部の高さより低い高さに形成されている、請求項1または2に記載の浴室用フロア。
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