JP2016142091A - 舗石用ストッパー - Google Patents

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JP2016142091A JP2015020106A JP2015020106A JP2016142091A JP 2016142091 A JP2016142091 A JP 2016142091A JP 2015020106 A JP2015020106 A JP 2015020106A JP 2015020106 A JP2015020106 A JP 2015020106A JP 2016142091 A JP2016142091 A JP 2016142091A
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宗之 大谷
Muneyuki Otani
宗之 大谷
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Abstract

【課題】舗石の間隔変更に対応できる舗石用ストッパーを提供する。【解決手段】舗石11の移動を防止するために用いられる舗石用ストッパー1であって、二股に分かれた平面視略コ字型の雌部材2と、その雌部材2に係合する平面視略T字型の雄部材3と、からなる。そして、雌部材2と雄部材3は、その各々が互いに対向する立ち上がり板部2a・3aを備え、これら立ち上がり板部2a・3a同士の間隔を調整可能に係合している。具体的には、雌部材2は、その立ち上がり板部2aの両端部下端から同一方向に平行に延出し、底面が地面に接する二つの接地板部2bを備える。また、雄部材3は、その立ち上がり板部3aの中央部下端から延出し、底面が地面に接する一つの接地板部3bを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、舗石の移動を防止するために用いられる舗石用ストッパーに関する。
道路や広場、駐車スペース等の舗装に舗石(インターロッキングブロック、コンクリート平板等)が用いられる。例えば図15(a)に示すように、舗石による通路の舗装では長い距離の水勾配(矢印参照)が必要となり、また、舗装の端縁では余りが出て舗石の切断加工が必要となる。
そこで、図15(b)に示すように、舗石による舗装の間に隙間を空けて、水勾配の距離が短くなるように調整(矢印参照)することが行われるが、その場合、舗装の隙間での舗石のズレが問題になる。
このような舗石の移動を防止するために、舗石用ストッパーが用いられる。
例えば特許文献1において、隣接する舗石間に植生部を介在させつつ多数の舗石を敷設してなる舗装構造において用いる舗石用ストッパーが開示される。この舗石用ストッパーは、4角形状の板部材の各角部に舗石の角部の形状に合わせた切り込みをそれぞれ形成することで、中央部分から外側4方向にスペーサ片が突出する十字形状を備えるもので、その各切り込みに4個の舗石の角部をそれぞれ嵌め込むようにしたものである。
特開2000−319802号公報
しかし、従来の舗石用ストッパーでは、舗石を一定間隔に規制するだけで、舗石の間隔変更には対応できなかった。
本発明の課題は、舗石の間隔変更に対応できる舗石用ストッパーを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図12に示すように、
舗石11の移動を防止するために用いられる舗石用ストッパー1であって、
二股に分かれた平面視略コ字型の雌部材2と、
前記雌部材2に係合する平面視略T字型の雄部材3と、からなり、
前記雌部材2と前記雄部材3は、その各々が互いに対向する立ち上がり板部2a・3aを備え、これら立ち上がり板部2a・3a同士の間隔を調整可能に係合していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、二股に分かれた平面視略コ字型の雌部材2と、その雌部材2に係合する平面視略T字型の雄部材3と、からなる舗石用ストッパー2で、雌部材2と雄部材3は、その各々が互いに対向する立ち上がり板部2a・3aを備え、これら立ち上がり板部2a・3a同士の間隔を調整可能に係合しているので、雌部材2及び雄部材3の各々の立ち上がり板部2a・3a同士の間隔を広げることによって、少なくとも一方の立ち上がり板部2a(または立ち上がり板部3a)を舗石11に強く当接させることができる。
従って、舗石11の間隔変更に対応することができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図12に示すように、
請求項1に記載の舗石用ストッパー1において、
前記雌部材2は、その前記立ち上がり板部2aの両端部下端から同一方向に平行に延出し、底面が地面に接する二つの接地板部2bを備え、
前記雄部材3は、その前記立ち上がり板部3aの中央部下端から延出し、底面が地面に接する一つの接地板部3bを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、雌部材2は、その立ち上がり板部2aの両端部下端から同一方向に平行に延出して備える二つの接地板部2bの底面が地面に接して、雄部材3は、その立ち上がり板部3aの中央部下端から延出して備える一つの接地板部3bの底面が地面に接する。
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図12に示すように、
請求項2に記載の舗石用ストッパー1において、
前記雌部材2及び雄部材3は、その各々において、前記立ち上がり板部2a・3aが、前記接地板部2b・3bの上面からそれぞれ上方に立ち上がった形状に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、雌部材2及び雄部材3は、その各々において、立ち上がり板部2a・3aが、接地板部2b・3bの上面からそれぞれ上方に立ち上がった形状なので、その立ち上がり板部2a・3aの下端面と接地板部2b・3bの底面が接する地面との間には、少なくとも接地板部2b・3bの厚み分の隙間が生じ、雌部材2と雄部材3とを係合させた際に、各々の立ち上がり板部2a・3aの下に接地板部2b・3bがそれぞれ入る状態となる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1〜図12に示すように、
請求項2または3に記載の舗石用ストッパー1において、
前記雌部材2の前記二つの接地板部2bの内側縁部に、その接地板部2bの長さ方向に沿って凹凸部2dがそれぞれ形成されて、
前記雄部材3の前記一つの接地板部3bの両外側縁部に、その接地板部3bの長さ方向に沿って凹凸部3dがそれぞれ形成されていて、
前記雌部材2の前記二つの接地板部2bの内側縁部に沿った前記凹凸部2dと、前記雄部材3の前記一つの接地板部3bの両外側縁部に沿った前記凹凸部3dとが位置変更可能に噛み合って係合することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、雌部材2の二つの接地板部2bの内側縁部に各々長さ方向に沿ってそれぞれ形成した凹凸部2dと、雄部材3の一つの接地板部3bの両外側縁部に各々長さ方向に沿ってそれぞれ形成した凹凸部3dとが噛み合うことで、位置変更可能に係合する。
請求項5に記載の発明は、例えば図1〜図12に示すように、
請求項4に記載の舗石用ストッパーにおいて、
前記雌部材2の前記二つの接地板部2bの内側縁部に形成した前記凹凸部2dは対称的に形成されていて、
前記雄部材3の前記一つの接地板部3bの両外側縁部に形成した前記凹凸部3dも対称的に形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、雌部材2の二つの接地板部2bの内側縁部に各々形成した凹凸部2dが対称的に形成されていて、雄部材3の一つの接地板部3bの両外側縁部に各々形成した凹凸部3dも対称的に形成されているので、雌部材2と雄部材3を、各々の接地板部2b・3bの延在方向が反対向きになるように係合させたり、各々の接地板部2b・3bの延在方向が同一の向きに揃えて係合させたり、二通りの使い方で舗石11の移動をそれぞれ防止することができる。
本発明によれば、舗石の間隔変更に対応できる舗石用ストッパーを提供することができる。
本発明に係る舗石用ストッパーの一例を示すもので、その雌部材と雄部材を係合させて組み合わせた状態の一例を示した斜視図である。 図1の雌部材の単品図である。 図2の雄部材の単品図である。 図2の雌部材と図3の雄部材を打ち抜く一枚の鉄板を示す平面図である。 雌部材と雄部材の組み合わせ状態の第2例を示した斜視図である。 雌部材と雄部材の組み合わせ状態の第3例を示した斜視図である。 本発明に係る舗石用ストッパーの舗石への使用状態の一例を示した平面図である。 本発明に係る舗石用ストッパーの舗石への使用状態の第2例を示した平面図である。 本発明に係る舗石用ストッパーの舗石への使用状態の第3例を示した平面図である。 本発明に係る舗石用ストッパーの舗石への使用状態の第4例を示した平面図である。 本発明に係る舗石用ストッパーの舗石への使用状態の第5例を示した平面図である。 本発明に係る舗石用ストッパーの舗石への使用状態の第6例を示した縦断面図である。 変形例の舗石用ストッパーを示すもので、その雌部材と雄部材を係合させて組み合わせた状態の一例を示した斜視図である。 図13の舗石用ストッパーの舗石への使用状態の一例を示した平面図である。 舗石による通路舗装での長い距離の水勾配を示す概略斜視図(a)と、舗石による舗装の間に隙間を空けて水勾配の距離が短くなる調整例を示す図(b)である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施形態)
図1は本発明に係る舗石用ストッパー1の一例として雌部材2と雄部材3を係合させて組み合わせた状態の一例を示したもので、図示のように、舗石用ストッパー1は、二股に分かれた平面視略コ字型の雌部材2と、その雌部材2に係合する平面視略T字型の雄部材3と、からなる。
雌部材2と雄部材3は、その各々が互いに対向する立ち上がり板部2a・3aを備え、これら立ち上がり板部2a・3a同士の間隔を調整可能に係合しており、これら立ち上がり板部2a・3a同士の間隔を広げることによって、少なくとも一方の立ち上がり板部2a(または立ち上がり板部3a)を、例えば図7〜図12に示すように、舗石に強く当接させることができる。
すなわち、舗石用ストッパー1は、雌部材2及び雄部材3の一組で、舗石の間隔変更に対応できるという目的を果たすことができる。
図2にも示すように、雌部材2は、その立ち上がり板部2aの両端部下端から同一方向に平行に延出し、底面が地面に接する二つの接地板部2bを備える。
この二つの接地板部2bの各々には、水抜き兼アンカー固定用穴2cがそれぞれ形成されている。図示例では、接地板部2bに2個の水抜き兼アンカー固定用穴2cが形成されていて、立ち上がり板部2a及び接地板部2bにかけて1個の水抜き兼アンカー固定用穴2cが形成されている。
なお、雌部材2は、立ち上がり板部2aと接地板部2bとが一体形成されている。
また、図3にも示すように、雄部材3は、その立ち上がり板部3aの中央部下端から延出し、底面が地面に接する一つの接地板部3bを備える。
この一つの接地板部3bには、水抜き兼アンカー固定用穴3cが形成されている。図示例では、接地板部3bに2個の水抜き兼アンカー固定用穴3cが形成されている。
なお、雄部材3も、立ち上がり板部3aと接地板部3bとが一体形成されている。
ここで、雌部材2と雄部材3は、その各々において、立ち上がり板部2a・3aが接地板部2b・3bの上面からそれぞれ上方に立ち上がったような状態となっている。
そのため、立ち上がり板部2a・3aの下端面と地面との間には、少なくとも接地板部2b・3bの厚み分の隙間が生じることになる。
従って、雌部材2と雄部材3とを係合させた際に、各々の立ち上がり板部2a・3aの下に接地板部2b・3bがそれぞれ入る状態となる。
そして、雌部材2の二つの接地板部2bの内側縁部には、その接地板部2bの長さ方向に沿って凹凸部2dが形成されている。
これら二つの接地板部2bの内側縁部の各々に形成された凹凸部2dは、対称的に形成されている。
すなわち、凹凸部2dは、二つの接地板部2bの長さ方向における凹部の位置と凸部の位置とが揃うように配置されている。
一方、雄部材3の一つの接地板部3bの両外側縁部には、その接地板部3bの長さ方向に沿って凹凸部3dが形成されている。
その一つの接地板部3bの両外側縁部に各々形成された凹凸部3dも、対称的に形成されている。
従って、図1に示したように、雌部材2の二つの接地板部2bにおける凹凸部2dと、雄部材3の一つの接地板部3bにおける凹凸部3dとを噛み合わせた状態とすることによって、雌部材2と雄部材3とを、各々の接地板部2b・3bの延在方向を反対向きにして係合させた状態に保持することができる。
また、雌部材2と雄部材3における互いの凹凸部2d・3dを噛み合わせる位置によって、雌部材2と雄部材3の各々の立ち上がり板部2b・3b同士の間隔を狭めたり、反対に広げたりして位置調整をそれぞれ行うことができる。
図4は図2の雌部材2と図3の雄部材3を打ち抜く一枚の鉄板を示すもので、図示のように、一枚の鉄板から、立ち上がり板部2aと接地板部2bとが同一平面状の雌部材2と、立ち上がり板部3aと接地板部3bとが同一平面状の雄部材3とを打ち抜きプレス成形により得る。
すなわち、一枚の矩形状をなす鉄板において、実線で示すように、雌部材2の二つの接地板部2bの先端縁部と雄部材3の立ち上がり板部3aとが打ち抜きプレス成形で分離される。同時に、雌部材2の立ち上がり板部2aと雄部材3の一つの接地板部3bの先端縁部とが分離されて、雌部材2の接地板部2bの内側縁部に沿った凹凸部2dと雄部材3の接地板部3bの外側縁部に沿った凹凸部3dとが分離される。
そして、点線で示すように、接地板部2bに対し立ち上がり板部2aを直角に曲げて、図2のように雌部材2を形成して、接地板部3bに対し立ち上がり板部3aを直角に曲げて、図3のように雄部材3を形成する。
図5は雌部材2と雄部材3の組み合わせ状態の第2例を示したもので、図示のように、雌部材2と雄部材3とを、各々の接地板部2b・3bの延在方向を反対向きにして、各々の凹凸部2d・3dを係合させて、図1の状態との対比において、各々の立ち上がり板部2b・3b同士の間隔を狭めた状態に保持している。
すなわち、相手方の立ち上がり板部2b・3bに対し反対向きに延在する各々の接地板部2b・3bの延在長さを、図1の状態よりも長くしている。
図6は雌部材2と雄部材3の組み合わせ状態の第3例を示したもので、図示のように、雌部材2と雄部材3とを、各々の接地板部2b・3bの延在方向を同一の向きに揃えて、各々の凹凸部2d・3dを係合させて、各々の立ち上がり板部2b・3b同士の間隔を、図1と同じ状態に保持している。
このように、雌部材2と雄部材3は、各々の接地板部2b・3bの延在方向が反対向きになるように係合させる場合(図1、図5参照)と、各々の接地板部2b・3bの延在方向が同一の向きに揃えて係合させる場合(図6参照)と、の二通りの使い方で舗石の移動をそれぞれ防止できる。
図7は舗石用ストッパー1の舗石11への使用状態の一例を示したもので、12は縁石、Sは隙間である。
図示のように、縦横方向に並べて敷き詰められる縦に長い長方形の舗石11とその左側の縁石12との間には、一定の隙間Sが形成されていて、敷き詰められる右側の舗石11と舗石11との間にも、同様に一定の隙間Sが形成されている。
そして、図6に示したように、雌部材2と雄部材3とを、各々の接地板部2b・3bの延在方向を同一の向きに揃えて、各々の凹凸部2d・3dを係合させた状態で、各々の接地板部2b・3bを水抜き兼アンカー固定用穴2c・3cにより地面にアンカーでそれぞれ固定して、図7の左側に示すように、各々の立ち上がり板部2a・3aを舗石11と縁石12とにそれぞれ当接させる。
図示例では、雌部材2の立ち上がり板部2aを縁石12に右側から当接させて、その右側に隙間Sを開けた箇所において、雄部材3の立ち上がり板部3aを縦方向並びの2枚の舗石11にわたって左側から当接させる。
このように、図7の左側に示す縦方向並びの舗石11と縁石12との間は、各々の立ち上がり板部2a・3aを縦方向に並ぶ舗石11と縁石12とにそれぞれ当接させたことにより、一定の隙間Sに保持されている。
また、図1に示したように、雌部材2と雄部材3とを、各々の接地板部2b・3bの延在方向を反対向きにして、その各々の凹凸部2d・3dを係合させた状態で水抜き兼アンカー固定用穴2c・3cにより地面にアンカーでそれぞれ固定して、図7の右側に示すように、各々の立ち上がり板部2a・3aを舗石11と舗石11とにそれぞれ当接させる。
図示例では、雌部材2の立ち上がり板部2aを縦方向並びの2枚の舗石11にわたって右側から当接させて、その右側に隙間Sを開けた箇所において、雄部材3の立ち上がり板部3aを縦方向並びの2枚の舗石11にわたって左側から当接させる。
このように、図7の右側に示す縦方向並びの舗石11と舗石11との間も、各々の立ち上がり板部2a・3aを縦方向に並ぶ舗石11と舗石11とにそれぞれ当接させたことにより、一定の隙間Sに保持されている。
図8は舗石用ストッパー1の舗石11への使用状態の第2例を示したもので、図示のように、縦横方向に並べて敷き詰められる縦に長い長方形の舗石11の左側縁において、雌部材2の立ち上がり板部2aを縦方向並びの2枚の舗石11にわたって左側から当接させる。
また、雄部材3の立ち上がり板部3aを縦方向並びの2枚の舗石11にわたって左側から当接させる。
こうして、縦方向並びの2枚の舗石11にわたって左側から当接させる雌部材2と雄部材3を舗石11の左側縁に沿って縦方向交互に配置している。
このように、雌部材2と雄部材3を舗石11に対し各々個別に用いることもできる。
図9は舗石用ストッパー1の舗石11への使用状態の第3例を示したもので、図示のように、縦横方向に並べて敷き詰められる縦に長い長方形の舗石11の左側縁の上側において、雌部材2の立ち上がり板部2aを縦方向並びの2枚の舗石11にわたって左側からそれぞれ当接させる。
そして、隙間Sを空けて上下に並べて敷き詰められる舗石11の左側縁において、雌部材2の立ち上がり板部2aを、隙間Sを空けた上下2枚の舗石11にわたって左側から当接させる。
さらに、敷き詰められる舗石11の左側縁の下側において、雌部材2の立ち上がり板部2aを縦方向並びの2枚の舗石11にわたって左側から当接させる。
このように、雌部材2のみを舗石11に対し個別に用いて隙間Sを空けることもできる。
同様に、雄部材3のみを舗石11に対し個別に用いて隙間Sを空けることもできる。
図10は舗石用ストッパー1の舗石11への使用状態の第4例を示したもので、図示のように、雌部材2と雄部材3とを、各々の接地板部2b・3bの延在方向を反対向きにして、各々の凹凸部2d・3dを係合させた状態で、各々の立ち上がり板部2a・3aを縦横方向に並べて敷き詰められる横に長い長方形の舗石11と舗石11とにそれぞれ当接させる。
図示例では、雌部材2の立ち上がり板部2aを横方向並びの3枚の舗石11にわたって右側から当接させて、その右側に隙間Sを開けた箇所において、雄部材3の立ち上がり板部3aを横方向並びの3枚の舗石11にわたって左側から当接させる。
このように、横方向並びの舗石11と舗石11との間において、各々の立ち上がり板部2a・3aを横方向に並ぶ3枚ずつの舗石11と舗石11とにそれぞれ当接させて、一定の隙間Sを保持することもできる。
図11は舗石用ストッパー1の舗石11への使用状態の第5例を示したもので、図示のように、十字方向の隙間Sを境に、縦方向並びの上下の縦に長い長方形の舗石11と舗石11との間において、各々の立ち上がり板部2a・3aを横方向に並ぶ3枚ずつの舗石11と舗石11とにそれぞれ当接させて、縦方向並びの左右の舗石11と舗石11との間において、各々の立ち上がり板部2a・3aを縦方向に並ぶ2枚ずつの舗石11と舗石11とにそれぞれ当接させる。
図示例では、十字方向の隙間Sの交差部において、立ち上がり板部2a・3aを横方向に隙間Sを空けた2枚ずつの舗石11と舗石11とにそれぞれ当接させる。
このように、縦方向並びの上下の舗石11と舗石11との間において、各々の立ち上がり板部2a・3aを横方向に並ぶ3枚ずつの舗石11と舗石11とにそれぞれ当接させて、縦方向並びの左右の舗石11と舗石11との間において、各々の立ち上がり板部2a・3aを縦方向に並ぶ2枚ずつの舗石11と舗石11とにそれぞれ当接させることで、十字方向の隙間Sを保持することもできる。
以上のように、舗石用ストッパー1を複数用い、各々の向きを変えたり、その雌部材2と雄部材3の凹凸部2b・3bによる係合位置を適宜変更したり、雌部材2及び/または雄部材3を個別に用いたりすることにより、様々な形態に並ぶ舗石11の移動をそれぞれ防止することができる。
図12は舗石用ストッパー1の舗石11への使用状態の第6例を示したもので、13は植栽である。
図示のように、左右の舗石11と舗石11の間において、立ち上がり板部2aを左側の舗石11に当接させて、立ち上がり板部3aを右側の舗石11に当接させることで、その間に植栽13を設けることもできる。
以上、実施形態によれば、二股に分かれた平面視略コ字型の雌部材2と、その雌部材2に係合する平面視略T字型の雄部材3と、からなり、その雌部材2と雄部材3は、各々が互いに対向する立ち上がり板部2a・3aを備え、これら立ち上がり板部2a・3a同士の間隔を調整可能に係合している舗石用ストッパー1なので、その雌部材2及び雄部材3の各々の立ち上がり板部2a・3a同士の間隔を広げることによって、少なくとも一方の立ち上がり板部2a(または立ち上がり板部3a)を舗石11に強く当接させることができる。
従って、舗石11の間隔変更に対応することができる。
すなわち、雌部材2は、その立ち上がり板部2aの両端部下端から同一方向に平行に延出して備える二つの接地板部2bの底面が地面に接する。
また、雄部材3は、その立ち上がり板部3aの中央部下端から延出して備える一つの接地板部3bの底面が地面に接する。
そして、雌部材2及び雄部材3は、その各々において、立ち上がり板部2a・3aが、接地板部2b・3bの上面からそれぞれ上方に立ち上がった形状なので、その立ち上がり板部2a・3aの下端面と接地板部2b・3bの底面が接する地面との間には、少なくとも接地板部2b・3bの厚み分の隙間が生じることになる。
従って、雌部材2と雄部材3とを係合させた際に、各々の立ち上がり板部2a・3aの下に接地板部2b・3bがそれぞれ入る状態となる。
さらに、雌部材2の二つの接地板部2bの内側縁部に各々長さ方向に沿ってそれぞれ形成した凹凸部2dと、雄部材3の一つの接地板部3bの両外側縁部に各々長さ方向に沿ってそれぞれ形成した凹凸部3dとが噛み合うことで、位置変更可能に係合する。
従って、舗石11の隙間Sの間隔変更に対応することができる。
しかも、雌部材2の二つの接地板部2bの内側縁部に各々形成した凹凸部2dが対称的に形成されていて、雄部材3の一つの接地板部3bの両外側縁部に各々形成した凹凸部3dも対称的に形成されているので、雌部材2と雄部材3を、各々の接地板部2b・3bの延在方向が反対向きになるように係合させたり、各々の接地板部2b・3bの延在方向が同一の向きに揃えて係合させたりすることができる。
従って、雌部材2と雄部材3を、各々の接地板部2b・3bの向きを変える二通りの使い方によって、舗石11の移動をそれぞれ防止することができる。
また、雌部材2と雄部材3を舗石11に対し各々個別に用いることもできる。
さらに、雌部材2のみを舗石11に対し個別に用いて隙間Sを空けることもできる。
同様に、雄部材3のみを舗石11に対し個別に用いて隙間Sを空けることもできる。
(変形例)
図13は変形例の舗石用ストッパー21の一例として雌部材22と雄部材23を係合させて組み合わせた状態の一例を示したもので、22aは立ち上がり板部、22bは接地板部、22cは水抜き兼アンカー固定用穴、22dは凹凸部、23aは立ち上がり板部、23bは接地板部、23cは水抜き兼アンカー固定用穴、23dは凹凸部である。
図示のように、この舗石用ストッパー21は、前述した実施形態の舗石用ストッパー1との対比において、雌部材22及び雄部材23の各々の立ち上がり板部22a・23aを幅狭に形成して、各々の接地板部22b・23bを細長く形成したものである。
図示例では、雌部材22の二つの接地板部22bにおける凹凸部22dと、雄部材23の一つの接地板部23bにおける凹凸部23dとを噛み合わせた状態で、雌部材22と雄部材23とを、各々の接地板部22b・23bの延在方向を反対向きにして係合させた状態に保持している。
図14は舗石用ストッパー21の舗石31への使用状態の一例を示したもので、32は縁石、Sは隙間である。
図示のように、縦横方向に並べて敷き詰められる正方形の舗石31とその左側の縁石32との間には、一定の隙間Sが形成されていて、敷き詰められる右側の舗石31と舗石31との間にも、同様に一定の隙間Sが形成されている。
そして、図13に示したように、雌部材22と雄部材23とを、各々の接地板部22b・23bの延在方向を同一の向きに揃えて、その各々の凹凸部22d・23dを係合させた状態で水抜き兼アンカー固定用穴22c・23cにより地面にアンカーでそれぞれ固定して、図14の左側に示すように、各々の立ち上がり板部22a・23aを舗石31と縁石32とにそれぞれ当接させる。
図示例では、雌部材22の立ち上がり板部22aを縁石32に右側から当接させて、その右側に隙間Sを開けた箇所において、雄部材23の立ち上がり板部23aを縦方向並びの2枚の舗石31にわたって左側から当接させる。
このように、図14の左側に示す縦方向並びの舗石31と縁石32との間は、各々の立ち上がり板部22a・23aを縦方向に並ぶ舗石31と縁石32とにそれぞれ当接させたことにより、一定の隙間Sに保持されている。
また、図13に示したように、雌部材22と雄部材23とを、各々の接地板部22b・23bの延在方向を反対向きにして、その各々の凹凸部22d・23dを係合させた状態で水抜き兼アンカー固定用穴22c・23cにより地面にアンカーでそれぞれ固定して、図14の右側に示すように、各々の立ち上がり板部22a・23aを舗石31と舗石31とにそれぞれ当接させる。
図示例では、雌部材22の立ち上がり板部22aを縦方向並びの2枚の舗石31にわたって右側から当接させて、その右側に隙間Sを開けた箇所において、雄部材23の立ち上がり板部23aを縦方向並びの2枚の舗石31にわたって左側から当接させる。
このように、図14の右側に示す縦方向並びの舗石31と舗石31との間も、各々の立ち上がり板部22a・23aを縦方向に並ぶ舗石31と舗石31とにそれぞれ当接させたことにより、一定の隙間Sに保持されている。
以上の変形例のような舗石用ストッパー21を用いてもよい。
(他の変形例)
以上において、雌部材と雄部材及びその凹凸の形状等は任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 舗石用ストッパー
2 雌部材
2a 立ち上がり板部
2b 接地板部
2c 水抜き兼アンカー固定用穴
2d 凹凸部
3 雄部材
3a 立ち上がり板部
3b 接地板部
3c 水抜き兼アンカー固定用穴
3d 凹凸部
11 舗石
12 縁石
13 植栽
21 舗石用ストッパー
22 雌部材
22a 立ち上がり板部
22b 接地板部
22c 水抜き兼アンカー固定用穴
22d 凹凸部
23 雄部材
23a 立ち上がり板部
23b 接地板部
23c 水抜き兼アンカー固定用穴
23d 凹凸部
31 舗石
32 縁石
S 隙間

Claims (5)

  1. 舗石の移動を防止するために用いられる舗石用ストッパーであって、
    二股に分かれた平面視略コ字型の雌部材と、
    前記雌部材に係合する平面視略T字型の雄部材と、からなり、
    前記雌部材と前記雄部材は、その各々が互いに対向する立ち上がり板部を備え、これら立ち上がり板部同士の間隔を調整可能に係合していることを特徴とする舗石用ストッパー。
  2. 請求項1に記載の舗石用ストッパーにおいて、
    前記雌部材は、その前記立ち上がり板部の両端部下端から同一方向に平行に延出し、底面が地面に接する二つの接地板部を備え、
    前記雄部材は、その前記立ち上がり板部の中央部下端から延出し、底面が地面に接する一つの接地板部を備えることを特徴とする舗石用ストッパー。
  3. 請求項2に記載の舗石用ストッパーにおいて、
    前記雌部材及び雄部材は、その各々において、前記立ち上がり板部が、前記接地板部の上面からそれぞれ上方に立ち上がった形状に形成されていることを特徴とする舗石用ストッパー。
  4. 請求項2または3に記載の舗石用ストッパーにおいて、
    前記雌部材の前記二つの接地板部の内側縁部に、その接地板部の長さ方向に沿って凹凸部がそれぞれ形成されて、
    前記雄部材の前記一つの接地板部の両外側縁部に、その接地板部の長さ方向に沿って凹凸部がそれぞれ形成されていて、
    前記雌部材の前記二つの接地板部の内側縁部に沿った前記凹凸部と、前記雄部材の前記一つの接地板部の両外側縁部に沿った前記凹凸部とが位置変更可能に噛み合って係合することを特徴とする舗石用ストッパー。
  5. 請求項4に記載の舗石用ストッパーにおいて、
    前記雌部材の前記二つの接地板部の内側縁部に形成した前記凹凸部は対称的に形成されていて、
    前記雄部材の前記一つの接地板部の両外側縁部に形成した前記凹凸部も対称的に形成されていることを特徴とする舗石用ストッパー。
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KR20200120192A (ko) * 2019-04-11 2020-10-21 김동진 고정력이 향상된 다기능 조립식 경계석 받침틀
DE102021109019A1 (de) 2021-04-12 2022-10-13 Werner Kuttruf Plattenabstützanordnung von schwimmend verlegten Platten

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