JP2020066956A - 拘束用ブロック - Google Patents
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Abstract
Description
このコンクリート縁石は、略直方体状の形状を有し、隣接するコンクリート縁石と組み合わせるための凹凸部(凸部及び凹部)、及び、隣接するコンクリート縁石との間に目地を形成させるための突起部を備えたものである。
したがって、コンクリート縁石の部分的な沈下が生じ、舗装面に段差が生ずることがあった。
第2発明の拘束用ブロックは、第1発明において、前記短辺側端面には、その上方部には前記横方向拘束体が形成され、その下方部には前記上下方向拘束体が形成されていることを特徴とする。
第3発明の拘束用ブロックは、第2発明において、前記横方向拘束体が、前記短辺側端面を左右に分ける中心線を仮定したとき、該中心線より一方側の短辺側端面に形成された、縦向きに延びる細幅凸部と、前記中心線より他方側の短辺側端面に形成された縦向きに延びる細幅凹部とからなることを特徴とする。
第4発明の拘束用ブロックは、第2発明において、前記上下方向拘束体が、前記短辺側端面を左右に分ける中心線を仮定したとき、該中心線より一方側の短辺側端面に形成された広幅凸部と、前記中心線より他方側の短辺側端面に形成された、広幅凹部とからなることを特徴とする。
第5発明の拘束用ブロックは、第3発明において、前記細幅凸部は、半円柱状であり、前記短辺側端面より突出して形成されており、前記細幅凹部は、半円状の凹溝であり、前記短辺側端面より嵌凹して形成されていることを特徴とする。
第6発明の拘束用ブロックは、第4発明において、前記広幅凸部は、平面視台形状であり、前記短辺側端面より突出して形成されており、前記広幅凹部は、平面視台形状であり、前記短辺側端面より嵌凹して形成されていることを特徴とする。
第7発明の拘束用ブロックは、第5発明において、前記細幅凹部の半円状の壁面に、隣接する拘束用ブロックの細幅凸部に接触させる目地形成用の細突条が形成されていることを特徴とする。
第8発明の拘束用ブロックは、第6発明において、前記広幅凸部の前端面に、隣接する拘束用ブロックの広幅凸部に接触させる目地形成用の細突条が形成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、横方向に動かす外力が直接働くブロック上面に近い場所に横方向拘束体が形成されているので、横方向移動の拘束力が強くなる。
第3発明によれば、複数個の拘束用ブロックを連設したとき、隣接する拘束用ブロック間で縦向きに延びる細幅凸部が縦向きに延びる細幅凹部に嵌合することで、隣接する拘束用ブロック間で互いの横移動を拘束することができる。
第4発明によれば、複数個の拘束用ブロックを連設したとき、隣接する拘束用ブロック間で広幅凸部と広幅凹部とが互いに上下に重なることで、隣接する拘束用ブロック間で互いの上下移動を拘束することができる。
第5発明によれば、細幅凸部が半円柱状であり、細幅凹部が半円状の凹溝であることにより、嵌合時の接触面積が大きく、しかも横向きの外力が加わっても凸部と凹部との間でガタツキが生じにくいので、横方向移動の拘束力が強い。
第6発明によれば、広幅凸部と広幅凹部は平面視で台形状であって接触面積が広くなっている。このため、上下方向の外力が加わっても広幅凸部と広幅凹部による支持力が大きいので、上下方向の移動の拘束力が強い。
第7発明によれば、細突条によって細幅凹部の壁面と隣接する拘束用ブロックの細幅凸部の壁面との間に隙間ができるので、この隙間に目地砂を入れて目地を形成することができる。
第8発明によれば、細突条によって広幅凸部の前端面と隣接する拘束用ブロックの広幅凸部の壁面との間に隙間ができるので、この隙間に目地砂を入れて目地を形成することができる。
本発明に係る拘束用ブロックAは、多数の舗装用ブロックを敷き詰めて構成した舗装面の外延に設置されるブロックである。
本発明の拘束用ブロックAは、上記のような舗装面の外周を固定するために用いられるブロックである。
本明細書でいう高さ、幅、長さの意味は、図1に示す高さH、短辺側端面2の横幅寸法である幅W、長辺側端面1の長さ寸法である長さLが示す方向の意味で使用する。また、通常の使用状態を前提として使用する。
上段側端面1aは下段側端面1bより少し幅寸法が小さくなっている。このような段差1sが設けられたのは、図8に示すように、敷き詰められた舗装用ブロックBを、連設した拘束用ブロックAの一列とこれに直交する拘束用ブロックAの他の列で囲む場合に、一部の拘束用ブロックAを長さ方向Lの途中で切断して、その端面を別の拘束用ブロックAの側面に当てて直角に設置するが、この場合にも、目地砂を充填する隙間を確保するためである。
本発明において、短辺側端面の上方部および下方部とは、短辺側端面における任意の高さの点に引いた水平線の上側の部分および下側の部分をいうが、以下に説明する実施形態では、図4に示すほぼ中間高さの水平な線Lhより上の部分を上方部といい、下の部分を下方部という。
短辺側端面2には、既述のごとく横方向拘束体10や上下方向拘束体20を構成する凹凸を形成した後の垂直な端部が残されており、この短辺側端面2は通常の使用状態で垂直であり、かつ平坦な面である。
細幅凸部11は短辺側端面2の上方部において仮想の中心線Lvより一方側(図1および図4では左側)に形成されており、その両側には部分的な短辺側端面2a,2bが残されている。
細幅凸部11は、半円柱状であり、部分的な短辺側端面2a,2bより突出して形成されている。
細幅凹部12は、半円状の凹溝であり、部分的な短辺側端面2b,2cより嵌凹して形成されている。
短辺側端面2における仮想の中心線Lvより一方側(図1および図4では左側)に広幅凸部21が形成され、中心線Lvより他方側(図1および図4では右側)に広幅凹部22が形成されている。
図7に示すように、複数個の拘束用ブロックA,A・・・は長さ方向に沿って一列に連接する。このように連接する拘束用ブロックAの使用場所を例示すると、図8のとおりである。符号Pは一般的な舗装用ブロックBを敷き詰めた舗装面を示し、符号Rはアスファルト等で舗装された路面を示している。拘束用ブロックAは、舗装面Pと路面Rの境界に設置され、舗装用ブロックBのバラケや移動を防止するために利用される。
(1)図7に示すように、複数個の拘束用ブロックA,Aを連設したとき、隣接する拘束用ブロックA,A間で縦向きに延びる細幅凸部11が縦向きに延びる細幅凹部12に嵌合することで、隣接する拘束用ブロックA,A間で互いの横移動を拘束することができる。また同様に拘束用ブロックA,Aを連設したとき、隣接する拘束用ブロックA,A間で広幅凸部21と広幅凹部22とが互いに上下に重なることで、隣接する拘束用ブロックA,A間で互いの上下移動を拘束することができる。このため、拘束用ブロックAの沈下や段差の発生を防止できる。
広幅凸部21も広幅凹部22も平面視で台形状であって接触面積が広くなっている。このため、上下方向の外力が加わっても広幅凸部21と広幅凹部22による支持力が大きいので、上下方向の移動の拘束力が強い。
また、細突条14によって広幅凸部21の前端面と隣接する拘束用ブロックA,Aの広幅凸部21の壁面との間に隙間ができるので、この隙間に目地砂を入れて目地を形成することができる。
1 長辺側端面
2 短辺側端面
3 上面
4 底面
10 横方向拘束体
11 細幅凸部
12 細幅凹部
13 細突条
20 上下方向拘束体
21 広幅凸部
22 広幅凹部
24 細突条
Claims (8)
- 舗装用ブロックの移動を拘束するための拘束用ブロックであって、
平面視において一対の長辺側端面と一対の短辺側端面を有する直方体状であり、
一対の短辺側端面には、それぞれ、隣接する拘束用ブロックとの間で横方向移動を拘束する横方向拘束体と上下方向移動を拘束する上下方向拘束体とが、形成されている
ことを特徴とする拘束用ブロック。 - 前記短辺側端面には、その上方部には前記横方向拘束体が形成され、その下方部には前記上下方向拘束体が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の拘束用ブロック。 - 前記横方向拘束体が、前記短辺側端面を左右に分ける中心線を仮定したとき、該中心線より一方側の短辺側端面に形成された、縦向きに延びる細幅凸部と、前記中心線より他方側の短辺側端面に形成された縦向きに延びる細幅凹部とからなる
ことを特徴とする請求項2記載の拘束用ブロック。 - 前記上下方向拘束体が、前記短辺側端面を左右に分ける中心線を仮定したとき、該中心線より一方側の短辺側端面に形成された広幅凸部と、前記中心線より他方側の短辺側端面に形成された、広幅凹部とからなる
ことを特徴とする請求項2記載の拘束用ブロック。 - 前記細幅凸部は、半円柱状であり、前記短辺側端面より突出して形成されており、
前記細幅凹部は、半円状の凹溝であり、前記短辺側端面より嵌凹して形成されている
ことを特徴とする請求項3記載の拘束用ブロック。 - 前記広幅凸部は、平面視台形状であり、前記短辺側端面より突出して形成されており、
前記広幅凹部は、平面視台形状であり、前記短辺側端面より嵌凹して形成されている
ことを特徴とする請求項4記載の拘束用ブロック。 - 前記細幅凹部の半円状の壁面に、隣接する拘束用ブロックの細幅凸部に接触させる目地形成用の細突条が形成されている
ことを特徴とする請求項5記載の拘束用ブロック。 - 前記広幅凸部の前端面に、隣接する拘束用ブロックの広幅凸部に接触させる目地形成用の細突条が形成されている
ことを特徴とする請求項6記載の拘束用ブロック。
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