JP4207084B2 - 護岸用ブロック及びその敷設方法 - Google Patents
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Description
該護岸用連結ブロックは、上記特許文献1に開示されているように、護岸面の法長方向に列設して流水方向に複数列敷設した公知の護岸用連節ブロックを連結するものであって、その長辺長さを前記連節ブロックの長さの2倍強となし、その長辺側の側面を流水方向と一致させて敷設し、長辺側の両側面に突設した膨出部に、法長方向に隣接するとともに流水方向に並列する上記連節ブロックの側面をそれぞれ当接し、連結ブロックと各連節ブロックの通孔を連通させて鉄筋を挿通して連結するものである。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、敷設時に護岸面の法長方向に隣接するブロック間に空隙を形成可能で、連結するブロック相互間の屈撓性を向上させるとともに、覆土護岸に供する場合に覆土の定着及び植物の生育を妨げず、護岸面略全面を覆工して施工性を向上させるための護岸面の端部調整用の護岸用ブロック及びその敷設方法を提供することを課題とする。
更に、所定の汎用型ブロックのみの敷設では所望する護岸面の法長方向の端部に半端が生じる際に、該半端部をほぼ充足すべく所定の勾配を有する上記傾斜面を護岸面の法長方向の端部側に向けて敷設することにより護岸面の端部調整ができ、その端末を斜め直線状に仕上げられる。
図1は本発明の護岸用ブロックの一実施の形態を示し、本実施形態の護岸用ブロック1は、長さ方向の断面が山形状の頂面を有する横棒状のブロック本体2の長さ方向にわたる両側面に、そのほぼ中央部に円錐台状の合端凸部3を相対して突設し、該合端凸部3にわたりブロック本体2を水平方向に貫通する通孔4を穿設してブロック連結用鉄筋10を挿通可能となし、ブロック本体2の長さ方向にわたる一側面を、幅方向にわたる一側端から他側端に向かって所定の勾配を有する傾斜面6となし、長さ方向にわたる他側面を通孔4の貫通方向とほぼ直交させ、長さ方向にわたる両側面を非平行面に形成してなる。
尚、ブロック本体2の底面も、上記断面山形状の頂面とほぼ対称状をなす逆山形状となされて、何れの面が上向きに敷設されてもよいようにしているが、単に平坦面であってもよい。
又、上記傾斜面6をなす側面に突設した合端凸部3には、ブロック本体2の長さ方向に沿って合端凸部3面を横切る溝条7を通孔4に連通するように設け、通孔4を貫通した鉄筋10の端部を曲折して上記溝条7に沿って嵌め込めるようにしている。又、図1(ロ)に示すように、傾斜面6の合端凸部3以外の側面11が、溝条7の溝底部よりも内側に凹陥して位置され、図3(イ)に示すように側面11と合端凸部3の突端面との間にブロック連結用鉄筋10の接合部用の所定の空所12が形成されてなる。
護岸用連節ブロック21は、図2に示す如く、底面が平坦で、長さ方向の断面が山形状の頂面を有する横棒状のブロック本体22の長さ方向にわたる一側面に、その略中央部に正面視ひし形状の合端凸部23を突設し、該合端凸部23からブロック本体22を水平方向に貫通する通孔24を穿設してブロック連結用鉄筋10を挿通可能となし、長さ方向にわたる他側面を平坦面としたものである。
上記汎用型ブロック20をなす護岸用連節ブロック21は、例えば図3(イ)に示すように、その長さ方向にわたる両側面を略流水方向X−Xに向けて護岸面の法長方向Y−Yに列設するとともに、流水方向X−Xに複数列敷設し、流水方向X−Xに隣合う連節ブロック21をその合端凸部23を突設した側面の向きを法長方向Y−Yで互い違いに配列するものである。
又、上記ブロック連結用鉄筋10の端部処理については、鉄筋10の曲折端部を溝条7に沿って嵌め込むことから鉄筋10の端部をブロック本体2に安定した状態で固定できるとともに、鉄筋10の端部処理をすっきり整えることができる。又、その際、図3(イ)に示す如く互いに隣接するブロック1の傾斜面6の合端凸部3間がその突端面から凹陥状をなし、上記側面11と合端凸部3の突端面との間に空所12が形成されていると、該空所12に鉄筋10の端部(接合部)が位置されることで、該接合部が合端凸部3の突端面から食み出すことなく鉄筋10の端部をより一層すっきり整えることができるとともに、空所12の存在によって、鉄筋10の接合作業が余裕をもって容易に行えて好ましい。
尚、図3(イ)にあっては、法長方向Y−Yの上側端部に上記本発明の端部調整用の護岸用ブロック1を列設し、その端末を右下りの斜線状となしているが、かかる護岸用ブロック1は上記の如くその上下面がほぼ対称状の山形状となされ上下反転兼用できるために、法長方向Y−Yの端末に列設形成される斜線状を、法長方向Y−Yの上側端部で左下り状、或いはその下側端部で右又は左上り状、即ち、図3(イ)の状態に対し、上下左右位置で対称状となすことも可能である。
この護岸用ブロック1の敷設方法も、上記と同様にして所望する護岸面の法長方向Y−Yで、汎用型ブロック20のみの敷設では対応できない半端が生じる端部に敷設すればよく、傾斜面6側の合端凸部3を、隣接する上記連節ブロック21の長さ方向にわたる平坦な一側面又は他側面の合端凸部23等に当接し、法長方向の端末側に位置させた各溝条7に曲折した鉄筋10を嵌め込めばよい。
上記各護岸用ブロック1aは、例えば図5に示すように、底面が平坦で、長さ方向の断面が山形状の頂面を有する横棒状のブロック本体2の長さ方向にわたる一側面に、そのほぼ中央部に円錐台状の合端凸部3を突設し、該合端凸部3からブロック本体2を水平方向に貫通する通孔4を穿設して鉄筋10を挿通可能となし、長さ方向にわたる他側面を平坦面としたものであって、汎用型ブロック20をなす連節ブロック21とほぼ同様な長さ及び高さ寸法を有し、その幅方向の寸法が連節ブロック21と異なる。例えば、その幅方向の寸法は、連節ブロック21と比べ、図5の場合にはその約6割と小さく、又、図6(イ)の場合にはその約4割、同図(ロ)の場合にはその約8割と小さく、同図(ハ)の場合にはその約1.2倍と大きくなされている。
ここで、図6(イ)乃至(ハ)に示す各護岸用ブロック1aは図5に示すものとその幅方向の寸法を除き基本的にほぼ同様な形状を有し、同図(ハ)に示すもののみその頂面の片側が斜めに欠設されている点で若干異なる。
尚、上記各護岸用ブロック1aの幅及び長さ寸法は図5、図6に示すものに限定されず、任意に設定可能である。
例えば、ブロック本体2の頂面は、その頂部が平坦面以外に湾曲状や角ばった形状を有する断面山形状でもよいし、又、合端凸部3の形状は、正面視菱形状、方形状、多角形状、円形状、だ円形状等種々の形状の凸部で隣接する他のブロックと当接してブロック間に空隙9を形成できればよいし、又、通孔4も円形以外の適宜断面形状であってもよく、又、ブロック本体2の長さ方向にわたる両側面を非平行な傾斜面6としてもよい。
2,22 ブロック本体
3,23 合端凸部
4,24 通孔
6 傾斜面
7 溝条
9 空隙
10 鉄筋
11 側面
12 空所
20 汎用型ブロック
21 護岸用連節ブロック
Claims (2)
- 長さ方向の断面が山形状の頂面を有する横棒状のブロック本体(2)の長さ方向にわたる両側面又は片側面に、そのほぼ中央部に合端凸部(3)を突設し、該合端凸部(3)にブロック本体(2)の長さ方向にわたる両側面を貫通する通孔(4)を穿設し、ブロック本体(2)の長さ方向にわたる少なくとも合端凸部(3)を有する一側面を、幅方向にわたる一側端から他側端に向かって所定の勾配を有する傾斜面(6)となし、該長さ方向にわたる両側面を非平行面に形成し、上記通孔(4)を有する合端凸部(3)にブロック本体(2)の長さ方向に沿う溝条(7)を通孔(4)に連通して設け、ブロック本体(2)の長さ方向で合端凸部(3)と隣接する側面(11)が、溝条(7)の溝底部よりも内側に凹陥して位置されることで、上記側面(11)と合端凸部(3)の突端面との間にブロック連結用鉄筋(10)の接合部用の所定の空所(12)が形成されたことを特徴とする護岸用ブロック。
- 所定の汎用型ブロック(20)のみの敷設では所望する護岸面の法長方向の半端が生じる端部に敷設する護岸用ブロック(1)を、長さ方向の断面が山形状の頂面を有する横棒状のブロック本体(2)の長さ方向にわたる両側面又は片側面に、そのほぼ中央部に合端凸部(3)を突設し、該合端凸部(3)にブロック本体(2)の長さ方向にわたる両側面を貫通する通孔(4)を穿設し、ブロック本体(2)の長さ方向にわたる少なくとも合端凸部(3)を有する一側面を、幅方向にわたる一側端から他側端に向かって所定の勾配を有する傾斜面(6)に形成してなる傾斜面(6)の勾配が異なるブロック群から選択し、傾斜面(6)を護岸面の法長方向の端部側に向けて上記半端部をほぼ充足し、法長方向に隣接する上記汎用型ブロック(20)と各ブロック(1),(20)の通孔(4),(24)を法長方向に連通させるとともに、護岸面の端部で互いに隣接するブロック(1)の傾斜面(6)の合端凸部(3)間をその突端面から凹陥状としてブロック連結用鉄筋(10)の端部を接合するための空所(12)を形成することを特徴とする護岸用ブロックの敷設方法。
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