JP6773485B2 - コンクリートブロック - Google Patents

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本発明は、コンクリートブロックに関する。さらに詳しくは、人が歩行したり自動車が出入りしたりする場所に敷設される舗装用ブロックなど、コンクリートブロックに関する。
歩道や広場、施設の出入口は、人とともに自動車の出入りがある。このように舗装面の上を自動車が繰返し出入りすると、舗装面の上下方向に大きな荷重がかかることとなり、舗装面を構成する舗装用のコンクリートブロックが浮き上がることで、段差や不陸が生じることがある。人が往来する場所での舗装面に段差や不陸があると、車いすやベビーカーの走行に支障をきたしたり、歩行者が転倒したりするため、舗装面は長年にわたって使用しても、段差や不陸が生じないようにする必要がある。
段差や不陸を生じないようにするために、舗装用ブロックは、敷設した状態で隣接する舗装用ブロック同士が互いに押えあうように、その側面に嵌合部を形成することが特許文献1および2で開示されている。特許文献1および2で開示されている構成は、舗装用ブロックの側面の一つに、側面の長手方向にわたって伸びる凸部があり、この側面と平行な側面に、この凸部がはまり込む凹部が設けられ、舗装用ブロックの凸部が、隣接する舗装用ブロックの凹部に嵌合することにより、舗装用ブロック同士が互いに押えあう。
しかるに、特許文献に記載の舗装用ブロックは、上下方向に対しては、相対変位を生じない構成であるが、凸部と凹部が嵌合されたままの状態で、舗装用ブロックが側面の長手方向に相対的に移動することが可能で、その方向に対して拘束がないという問題がある。すなわち、自動車の出入りが頻繁である場合、このように拘束がないと、舗装用ブロック上で自動車が据え切りを行うなど、舗装用ブロックの上面に横方向の荷重がかかった場合に、舗装用ブロックが移動し、目地間が開いて、靴先やピンヒールが入り込むなど通行に支障が生じるという問題がある。
また、上記の舗装用ブロックの上下方向の寸法は、他の方向の寸法と比較すると短く、凸部の先端に設ける面取りの寸法が小さくならざるを得ず、舗装用ブロックを組み立てる際に、先端が鋭い凸部が他の部分にぶつからないように、過度に注意を払うことが組立者に要求されるという問題がある。
さらに、特許文献に記載の舗装用ブロックは、凸部が設けられている側面と垂直な側面には、凹部が設けられていないため、重荷重に対応可能な敷設パターンである、いわゆるヘリンボンボンドでの敷設ができないという問題がある。
特開2004−263370号公報 特開2013−136935号公報
本発明は上記事情に鑑み、舗装用ブロックなどのコンクリートブロックの上面に横方向の荷重がかかった場合であっても、横方向にずれることなく、敷設時の状態を維持することができるコンクリートブロックを提供することを目的とする。
第1発明のコンクリートブロックは、上端形状が矩形であるコンクリートブロックであって、該コンクリートブロックの一の側面には、凹形状部と、該凹形状部と横方向に並列に設けられ、該凹形状部に対応する形状を有する凸形状部と、からなる凹凸係合部と、目地用凸部と、が設けられており、前記コンクリートブロックは、該凹凸係合部により、前記一の側面に対向する他のコンクリートブロックと組み合うことができるとともに、前記目地用凸部により、前記他のコンクリートブロックとの間に目地を形成することができ、平面視で、前記凸形状部の外縁が、一方向に曲がる曲線を含んで構成され、かつ、前記凹形状部の内縁が、前記一方向と異なる他方向に曲がる曲線を含んで構成されていることを特徴とする。
第2発明のコンクリートブロックは、第1発明において、前記凸形状部の前記一の側面からの突出高さが、前記目地用凸部の前記一の側面からの突出高さよりも高いことを特徴とする。
第3発明のコンクリートブロックは、第1発明または第2発明において、前記凸形状部の下面には、前記コンクリートブロックを敷設する際に敷砂が目地間に出てくるのを防止するための底面面取りが設けられていることを特徴とする。
発明のコンクリートブロックは、第1発明から第3発明のいずれかにおいて、前記凹凸係合部が、前記一の側面に2以上形成されており、これら2以上の凹凸係合部が、横方向に並列に設けられていることを特徴とする。
発明のコンクリートブロックは、第1発明から第4発明のいずれかにおいて、前記一の側面と平行な平行側面には、前記一の側面に設けられている凹凸係合部に対応する形状を有する凹凸係合部が設けられており、平面視で、前記一の側面にある凹凸係合部の形状が、前記矩形の中心を対称点として180度回転させられたときに、前記平行側面にある凹凸係合部の形状と一致することを特徴とする。
発明のコンクリートブロックは、第1発明から第発明のいずれかにおいて、前記一の側面にある前記凹凸係合部に対応する凹凸係合部が、前記一の側面と垂直である、他の側面に形成されていることを特徴とする。
第1発明によれば、コンクリートブロックの一の側面には、凹凸係合部が設けられ、凹凸係合部の凹形状部と凸形状部とが横方向に並列に設けられていることにより、コンクリートブロックが、厚み方向だけでなく、横方向に移動することを防止できる。すなわち、コンクリートブロックの上面に横方向の荷重がかかった場合でも、横方向にずれることなく、敷設時の状態を維持することができる。
また、凸形状部の外縁が、平面視で一方向に曲がる曲線を含んで構成され、凹形状部の内縁が平面視で、前記一方向と異なる他方向に曲がる曲線を含んで構成されていることにより、コンクリートブロックの横方向に、面取りを大きくしたような形状を有することができ、コンクリートブロックの組立の際に、凸形状部を凹形状部以外の部分にぶつけることが防止できる。これにより、凹形状部に凸形状部を嵌合させることが容易となり、組立者が過度な注意を払わずに、容易にコンクリートブロックを敷設することができる。
加えて、コンクリートブロックの側面の表面積が増えるので、目地砂との摩擦抵抗が増え、この点でもコンクリートブロックが移動することを防止できる。
さらに、上端形状が矩形であるコンクリートブロックの側面に、凹凸係合部が設けられている、すなわち、コンクリートブロックの上部分と下部分の形状が異なるので、目地砂の流出が抑えられる。
発明によれば、凹凸係合部が、一の側面に2以上形成されており、それらが横方向に並列に設けられていることにより、2つのコンクリートブロックを組み合わせるときに、凹凸係合部の長さごとにずらしてコンクリートブロックを敷設することができる。すなわちコンクリートブロックを複数のパターンで敷設することができる。
発明によれば、一の側面と平行な平行側面には、凹凸係合部が設けられており、平面視で、一の側面にある凹凸係合部の形状が、矩形の中心を対称点として180度回転させられたときに、平行側面にある凹凸係合部の形状と一致することにより、コンクリートブロックの組立者が、コンクリートブロックの方向に注意を払うことなく敷設することができ、より容易にコンクリートブロックを敷設することができる。
発明によれば、一の側面に形成されている凹凸係合部に対応する凹凸係合部が、一の側面と垂直である、他の側面にも形成されていることにより、上端形状が1:2の長方形であるコンクリートブロックでは、重荷重に対応可能なヘリンボンボンドでの敷設が可能となる。
本発明の第1実施形態に係る舗装用ブロックの平面図である。 図1の舗装用ブロックの正面図である。 図1の舗装用ブロックの左側面図である。 図1の舗装用ブロックの角部の拡大平面図である。 図1の舗装用ブロックの凹凸係合部の拡大側面図である。 図1の舗装用ブロックの凹凸係合部が係合した状態の説明図である。 図1の舗装用ブロックの第1敷設パターンの説明図である。 図1の舗装用ブロックの第2敷設パターンの説明図である。 本発明の第2実施形態に係る舗装用ブロックの平面図である。 本発明の第3実施形態に係る舗装用ブロックの平面図である。 本発明の第4実施形態に係る舗装用ブロックの平面図である。
つぎに、本発明の第1実施形態に係る舗装用ブロック10を図面に基づき説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、説明は舗装用ブロック10を対象にして行うが、本発明に係るコンクリートブロックは、例えば護岸工事に使用される張りブロックや、基礎ブロックなどを含む概念である。
本発明に係る舗装用ブロック10は、JIS A5371に規定されているプレキャストコンクリート製品の1つであり、人が歩行したり自動車が出入りしたりする場所に敷設され、舗装面を形成するために用いられる。図1には本発明の実施形態に係る舗装用ブロック10の平面図を、図2にはその正面図を、図3にはその左側面図を示す。なお本明細書では、図1から図3で表すようにXYZ座標を定める。また図2、3では、凹面を形成している部分に、わかりやすいようにドットを施す。
本実施形態に係る舗装用ブロック10は、略直方体であり、Z方向である上下方向の寸法が短い扁平な形状である。舗装用ブロック10の上端面15の形状は、矩形である長方形であり、この形状におけるX方向の辺の長さが、Y方向の辺の長さの2倍である。
図2、図3に示すように、本実施形態に係る舗装用ブロック10は、上部分と下部分で形状が異なっている。上部分の各側面には、目地用凸部14が2個ずつ配置され、これらの目地用凸部14を除いて、各側面は平面である。下部分には、凹凸係合部11が連続して設けられている。
図2で表した側面を、請求の範囲で記載した「一の側面」として説明する。凹凸係合部11は、凹形状部13と凸形状部12とから構成されている。凹形状部13とは、舗装用ブロック10の側面の上部分に位置している平面から、舗装用ブロック10の内部へ凹んだ形状部分を言う。凸形状部12は、凹形状部13と横方向、すなわち図2の左右方向に隣接して設けられており、舗装用ブロック10の側面の上部分に位置している平面から、舗装用ブロック10の外側へ突出した形状部分をいう。なお、本実施形態では、凹形状部13と凸形状部12とは隣接して設けられているが、その間に平面部分が設けられていても問題ない。
凸形状部12の形状や上下方向の位置などは、舗装用ブロック10が互いに組み合わされて敷設された際に、対向位置にある舗装用ブロック10の凹形状部13に嵌合することが可能な形状である。このような形状のことを本明細書では、「対応する形状を有する」と称する。舗装用ブロック10の凸形状部12が、対向位置にある別の舗装用ブロック10の凹形状部13に嵌合することで、舗装用ブロック10が組み合わされ、互いに上下方向に押えあい、舗装用ブロック10同士の上下の相対位置が不変となる。
図1で示すように、本実施形態では、凸形状部12の外縁と、凹形状部13の内縁(点線で表示)とは、平面視で、「連続曲線」を構成している。凸形状部12、凹形状部13はそれぞれ単一の円弧であり、この連続曲線は、これらの円弧の曲線同士を滑らかに結合して構成されている。さらに本実施形態での連続曲線は、凸形状部12、凹形状部13それぞれにおいて、「一方向に曲がる曲線」を含んで構成されている。ここで「一方向に曲がる曲線」とは、曲線の曲率半径の中心が、この曲線のいずれか一方側のみにある曲線を言う。すなわち、凸形状部12の外縁は、外縁よりも舗装用ブロック10の本体側に曲率半径の中心がある円弧であり、また凹形状部13の内縁は、内縁よりも舗装用ブロック10の本体がある側と反対側に曲率半径の中心がある円弧である。言い換えると、凹形状部13の曲がる方向は、凸形状部12の曲がる方向と異なっている。
なお、凸形状部12は、凹形状部13に対応する形状を有しているので、凸形状部12の曲率半径は、凹形状部13の曲率半径と同じか、小さくなる。
舗装用ブロック10の一の側面には、凹凸係合部11が設けられ、凹凸係合部11の凹形状部13と凸形状部12とが横方向に並列に設けられていることにより、舗装用ブロック10が、厚み方向だけでなく、横方向に移動することを防止できる。すなわち、舗装用ブロック10の上面に横方向の荷重がかかった場合でも、横方向にずれることなく、敷設時の状態を維持することができる。
また、凸形状部12の外縁が、平面視で一方向に曲がる曲線を含んで構成され、凹形状部13の内縁が平面視で、前記一方向と異なる他方向に曲がる曲線を含んで構成されていることにより、舗装用ブロック10の横方向に、面取りを大きくしたような形状を有することができ、舗装用ブロック10の組立の際に、凸形状部12を凹形状部13以外の部分にぶつけることが防止できる。これにより、凹形状部13に凸形状部12を嵌合させることが容易となり、組立者が過度な注意を払わずに、容易に舗装用ブロック10を敷設することができる。
さらに、上端形状が矩形である舗装用ブロック10の側面に、凹凸係合部11が設けられている、すなわち、舗装用ブロック10の上部分と下部分の形状が異なるので、目地砂の流出が抑えられる。
本実施形態に係る舗装用ブロック10では、凹凸係合部11は、一の側面に4つ、Y方向に並列に設けられている。なお本実施形態では、凹凸係合部11は隣接して設けられているが、これに限定されず、凹凸係合部11同士の間に平面を設けることも可能である。
凹凸係合部11が、一の側面に2以上形成されており、それらが横方向に並列に設けられていることにより、2つの舗装用ブロック10を組み合わせるときに、凹凸係合部11の長さごとにずらして舗装用ブロック10を敷設することができる。すなわち本実施形態であれば、一の側面に4つの凹凸係合部11が設けられているので、舗装用ブロック10を相互にずらす千鳥配置を行う場合であっても、3つのパターンで舗装用ブロック10を敷設することができる。
本実施形態に係る舗装用ブロック10では、一の側面と平行な平行側面には、一の側面に設けられている凹凸係合部11に対応する形状を有する凹凸係合部11が設けられている。図1の紙面上、一の側面は下側に位置しており、この側面と平行な平行側面は、図1の紙面上、上側に位置しており、この平行側面にも凹凸係合部11が設けられている。さらに、図1で下側に位置している一の側面にある凹凸係合部11の形状は、舗装用ブロック10の中心16を対称点として180度回転させられたとき、図1で上側に位置している平行側面にある凹凸係合部11の形状と一致する。なお舗装用ブロック10の中心16とは、舗装用ブロック10の上端形状の矩形において、2本の対角線を引いたときに、これらの対角線が交わる点を言う。
一の側面と平行な平行側面には、凹凸係合部11が設けられており、平面視で、一の側面にある凹凸係合部11の形状が、矩形の中心を対称点として180度回転させられたときに、平行側面にある凹凸係合部11の形状と一致することにより、舗装用ブロック10の組立者が、舗装用ブロック10の方向に注意を払うことなく敷設することができ、より容易に舗装用ブロック10を敷設することができる。
本実施形態に係る舗装用ブロック10では、一の側面と垂直である、他の側面にも凹凸係合部11が形成されている。図1の紙面上一の側面は下側に位置しており、この位置の側面と垂直な他の側面は、図1の紙面上、左右に位置している。そしてこの左右に位置している側面にも、凹凸係合部11が2つずつ形成されている。そして他の側面に設けられている凹凸係合部11は、一の側面に設けられている凹凸係合部11に対応する形状を有している。
凹凸係合部11が一の側面と垂直である、他の側面にも形成されていることにより、本実施形態に係る舗装用ブロック10は、上端形状が1:2の長方形であるので、重荷重に対応可能なヘリンボンボンドでの敷設が可能となる。
図4には、図1のa部の拡大平面図を、図5(A)には図2のb部の拡大側面図を、図5(B)には図2のc部の拡大側面図を示す。また、図6には、目地用凸部14が対向している舗装用ブロック10に接触し、凹凸係合部11で係合することで舗装用ブロックが組み立てられた状態の断面図を示す。
図4、5で示すように、本実施形態の舗装用ブロック10の角部には、角部を構成する一の側面に凸形状部12があると、一の側面と垂直な他の側面には凹形状部13が設けられる。また、凸形状部12の、舗装用ブロック10の側面からの突出高さは、目地用凸部14の、舗装用ブロック10の側面からの突出高さよりも大きい。そして、図6に示すように、目地用凸部14が、対向する舗装用ブロック10に接触した状態が、二つの舗装用ブロック10が敷設された状態であり、この状態では、凸形状部12の先端と凹形状部13の底とは直接接触せず、この間に目地砂が入り込むようになる。
本実施形態の舗装用ブロック10の下面には、敷砂が目地間に出てくるのを防止するための底面面取り20が施されている。底面面取り20が施されていないと、舗装用ブロック10を敷設する際に、敷砂が舗装用ブロック10の底面の角部に押されて、舗装用ブロック10同士の目地間に押し上げられるようになるが、この底面面取り20が施されていることにより、敷砂が舗装用ブロック10の底面に押されることを抑制できる。
図7には、本実施形態に係る舗装用ブロック10の第1敷設パターンの説明図を、図8には、本実施形態に係る舗装用ブロック10の第2敷設パターンの説明図を示す。図7、8はいずれも舗装面を真上から見た図である。
図7は、本実施形態に係る舗装用ブロック10の長辺が同じ方向となるように、舗装用ブロック10を千鳥配置で敷設したものである。この敷設パターンは、施工が容易であるため、舗装用ブロック10に対して比較的軽荷重が付加される場合に多く用いられる。この敷設パターンでは、図7の矢印方向で示す方向へは、矢印方向と垂直な方向と比較して、舗装用ブロック10同士が相対的に動くことが少ない。本発明の舗装用ブロック10の場合、このタイプの敷設パターンであっても、矢印方向と垂直な方向への移動を抑えることが可能となる。
これに対し、図8は、本実施形態に係る舗装用ブロック10の長辺が順番に交差する方向となるように、舗装用ブロック10を敷設したものである。この敷設パターンは、いわゆるヘリンボンボンド90°と呼ばれるパターンであり、施工が難しくなるものの、舗装用ブロック10に対して比較的重荷重が付加される場合に多く用いられる。この敷設パターンでは、図8の矢印方向で示す方向へは、舗装用ブロック10同士が相対的に動くことが少ない。さらに本発明の舗装用ブロック10を用いることで、舗装用ブロック10の移動を抑えることができる。
図9には、本発明の第2実施形態に係る舗装用ブロック10の平面図を示す。第1実施形態の舗装用ブロック10との相違点は、略直方体である舗装用ブロック10の上端面15の形状が、矩形の1つである正方形である点である。本実施形態では、凹凸係合部11は、各側面で4つずつ設けられている。
図10には、本発明の第3実施形態に係る舗装用ブロック10の平面図を示す。第1実施形態の舗装用ブロック10との相違点は、凹凸係合部11を形成する、凸形状部12および凹形状部13の形状である。本実施形態に係る舗装用ブロック10は、図10に示すように、凸形状部12の外縁と、凹形状部13の内縁(点線で表示)とは、平面視で、直線と曲線とからなる連続曲線を構成している。図10の断面拡大図で示すように、凸形状部12の外縁は、曲線部12aと直線部12bとが交互に結合して構成され、凹形状部13の内縁は、曲線部13aと直線部13bとが交互に結合して構成されている。すなわち凸形状部12、凹形状部13それぞれにおいて、「一方向に曲がる曲線」を含んで構成されている。
図11には、本発明の第4実施形態に係る舗装用ブロック10の平面図を示す。第3実施形態の舗装用ブロック10との相違点は、略直方体である舗装用ブロック10の上端面15の形状が、矩形の一つである正方形である点である。本実施形態では、凹凸係合部11は、各側面で2つずつ設けられている。
凹凸係合部11の形状については、上記した形態の他の形状を採用することも可能である。具体的には、凸形状部12の外縁と、凹形状部13の内縁とで描かれる連続曲線が波形である場合である。ここで波形とは、波形屋根用スレートで用いられている形状のように、連続した三角波形の頂点部分が円弧である形状であり、直線と曲線とで構成されている。また、凸形状部12の外縁と、凹形状部13の内縁とで描かれる連続曲線が、例えば正弦波形状であっても問題ない。
10 舗装用ブロック
11 凹凸係合部
12 凸形状部
13 凹形状部

Claims (6)

  1. 上端形状が矩形であるコンクリートブロックであって、
    該コンクリートブロックの一の側面には、凹形状部と、該凹形状部と横方向に並列に設けられ、該凹形状部に対応する形状を有する凸形状部と、からなる凹凸係合部と、
    目地用凸部と、が設けられており、
    前記コンクリートブロックは、該凹凸係合部により、前記一の側面に対向する他のコンクリートブロックと組み合うことができるとともに、
    前記目地用凸部により、前記他のコンクリートブロックとの間に目地を形成することができ
    平面視で、前記凸形状部の外縁が、一方向に曲がる曲線を含んで構成され、かつ、前記凹形状部の内縁が、前記一方向と異なる他方向に曲がる曲線を含んで構成されている、
    ことを特徴とするコンクリートブロック。
  2. 前記凸形状部の前記一の側面からの突出高さが、前記目地用凸部の前記一の側面からの突出高さよりも高い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリートブロック。
  3. 前記凸形状部の下面には、前記コンクリートブロックを敷設する際に敷砂が目地間に出てくるのを防止するための底面面取りが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンクリートブロック。
  4. 前記凹凸係合部が、前記一の側面に2以上形成されており、
    これら2以上の凹凸係合部が、横方向に並列に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンクリートブロック。
  5. 前記一の側面と平行な平行側面には、前記一の側面に設けられている凹凸係合部に対応する形状を有する凹凸係合部が設けられており、
    平面視で、前記一の側面にある凹凸係合部の形状が、前記矩形の中心を対称点として180度回転させられたときに、前記平行側面にある凹凸係合部の形状と一致する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンクリートブロック。
  6. 前記一の側面にある前記凹凸係合部に対応する凹凸係合部が、
    前記一の側面と垂直である、他の側面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のコンクリートブロック。
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