JP6758206B2 - ゴムクローラ - Google Patents

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Description

本発明は、ゴムクローラに関するものである。
建築・土木作業や農作業等に用いる車両に装着される、無端状のゴム弾性体からなるゴムクローラの接地面(ラグ面)には、その用途に合わせ、様々なラグパターンで配置された、複数のラグが突設されている。
このようなゴムクローラにあって、特に大型のゴムクローラの場合、ゴムクローラが装着される車両は大型で重量も重いことから、走行路面上での車両旋回時に、ゴムクローラのクローラ幅方向端縁部である耳部と共にラグがゴムクローラの路面側に巻き込まれてしまうことがある。ラグがゴムクローラの路面側に巻き込まれてしまうと、ゴムクローラ内部に埋め込まれているスチールコード等の近傍でゴム歪が増加し、その結果、ラグに割れが発生してしまう虞がある。
このような状況のもと、ラグのゴムクローラの接地面における突設位置(ラグの基部の位置)を、耳部からわずかに離した位置とする、即ち、ラグのクローラ幅方向外側端をゴムクローラのクローラ幅方向端よりクローラ幅方向中央側へと後退させることで、ゴムクローラの耳部の曲げ剛性を一定量落とすことができ、ゴム歪の低減につながることが解析的に判明している。このため、現在、一般に大型のゴムクローラにあっては、ゴムクローラの耳部からクローラ幅方向中央側へ一定距離離間させた位置で、ラグが立ち上がるような形状を採用する場合がある。
しかしながら、上述したように、ゴムクローラの耳部から一定距離離間させた位置でラグが立ち上がる形状にすると、ゴムクローラのクローラ幅方向外側端いっぱいまで、ラグのクローラ幅方向幅を広げることができないため、ゴムクローラの耐久性を向上させて高耐久化を図る際の制約になっていた。
そこで、この発明の目的は、ラグのクローラ幅方向幅をゴムクローラのクローラ幅方向外側端まで広げてもクローラ幅方向端縁部の剛性が高くなるのを抑制しつつ、耐久性を向上させることができる、ゴムクローラを提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るゴムクローラは、無端状のゴム弾性体からなり、外周面に凸状のラグがクローラ周方向に所定のピッチで形成されたゴムクローラであって、前記ラグは、クローラ外周面のクローラ幅方向端まで延在し、前記ラグのクローラ幅方向外側端のクローラ幅方向外側を向く端面には、クローラ幅方向内側に凹む凹部が形成され、前記凹部の輪郭線は、前記端面の輪郭線から所定距離離れており、前記凹部は、開口形状が略三角形状であることを特徴とする。この発明に係るゴムクローラによれば、ラグのクローラ幅方向幅をゴムクローラのクローラ幅方向外側端まで広げてもクローラ幅方向端縁部の剛性が高くなるのを抑制しつつ、耐久性を向上させることができる。
この発明のゴムクローラでは、前記凹部の略三角形状は、クローラ幅方向内側面が曲面形状を有していることが好ましい。この構成によれば、クローラ幅方向端縁部の剛性が高くなるのをより抑制しつつ、耐久性を向上させることができる。
この発明のゴムクローラでは、前記凹部は、クローラ幅方向断面形状が略二等辺三角形状であることが好ましい。この構成によれば、クローラ幅方向端縁部の剛性が高くなるのを抑制することと耐久性を向上させることを、バランスよく両立させることができる。
この発明のゴムクローラでは、前記クローラ幅方向断面が略三角形状の凹部の、高さ方向の辺の長さに対する奥行き方向の辺の長さの比は、1対0.8〜1.2であることが好ましい。この構成によれば、クローラ幅方向端縁部の剛性が高くなるのを抑制することと耐久性を向上させることを、更に、バランスよく両立させることができる。
この発明のゴムクローラでは、前記ラグのクローラ外周面からの高さが40mm以上であることが好ましい。この構成によれば、ラグのクローラ外周面からの高さが40mm以上の大型のゴムクローラにおいて、ラグのクローラ幅方向幅をゴムクローラのクローラ幅方向外側端まで広げてもクローラ幅方向端縁部の剛性が高くなるのを抑制しつつ、耐久性を向上させることができる。
この発明によれば、ラグのクローラ幅方向幅をゴムクローラのクローラ幅方向外側端まで広げてもクローラ幅方向端縁部の剛性が高くなるのを抑制しつつ、耐久性を向上させることができるゴムクローラを提供することができる。
この発明の一実施の形態に係るゴムクローラの、クローラ周方向で切断した一部を示し、(a)は接地面側から見た斜視図、(b)は接地面側から見た平面図である。 図1(b)の一部Xを拡大して示し、(a)は部分拡大図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
以下、この発明を実施するための一形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のゴムクローラ10は、無端状一定幅のゴム弾性体からなり、外周面(クローラ外周面)に凸状のラグ11がクローラ周方向に所定のピッチで形成されている。このゴムクローラ10は、建築・土木作業や農作業等に用いる車両に装着され、車両に備えられた駆動力発生源から駆動力が伝達されることで走行駆動される。
ラグ11は、本実施形態において、クローラ走行面となるクローラ外周面10aに突設されており、上方に向かうに連れて狭まるように傾斜した縦壁状の周面12と、頂部に平面視略長方形状平坦面からなる接地面(踏面)13を有する、クローラ周方向断面が略台形の凸状に形成されている(図1参照)。このラグ11は、本実施形態において、平面視で、クローラ幅方向に対し所定角度傾斜すると共に、クローラ幅方向中央側部分が傾斜角度を増大する方向に屈曲して、クローラ幅方向に延在している(図1参照)。
また、ラグ11は、本実施形態において、クローラ外周面10aのクローラ周方向全周に亘り、平面視で、クローラ幅方向中央のクローラ周方向に沿って延びる溝状空間Sを境に、クローラ周方向に略半ピッチ分ずらして両側に振り分けられ、クローラ幅方向左右略対称形となるように、クローラ周方向に所定ピッチで複数並置されている(図1参照)。
これにより、本実施形態において、クローラ外周面10aには、ラグ11が、車両装着時のゴムクローラ10の前進方向(図1では、紙面下側方向)とは逆向きの後進方向に向かって末広がりの、略ハの字形に、クローラ周方向に所定間隔を有して並ぶことになる(図1参照)。このラグ11の配置方向は、上述したゴムクローラ10の後進方向に向かって末広がりの略ハの字形に限らず、その逆向きの、ゴムクローラ10の前進方向に向かって末広がりの略ハの字形でもよい。
本実施形態におけるゴムクローラ10は、ラグ11のクローラ外周面10aからの高さが40mm以上、最大で約70mmの、所謂大型のゴムクローラ10である。
本発明は、このような40mm以上、より好ましくは50mm以上の大型のゴムクローラに適用するのが特に好ましい。
周面12は、本実施形態において、クローラ周方向に向いて(面して)おり、接地面13の形状に対応してクローラ周方向に屈曲する第1側面12aと第2側面12b、クローラ幅方向に向いて(面して)いる内側第1端面12cと内側第2端面12d、及び外側端面12eを有している(図1参照)。本実施形態において、第1側面12aは、ラグ11の踏込み面となり、第2側面12bは、ラグ11の蹴出し面となる。
本実施形態において、第1側面12a、第2側面12b、内側第1端面12c、内側第2端面12dは、クローラ外周面10aから内側に凸の曲面(図1(a)参照)を介して立ち上がる平坦面により、外側端面12eは、クローラ外周面10a及びクローラ幅方向端10bから直接立ち上がる平坦面により、それぞれ形成されており、クローラ幅方向中央の溝状空間Sを挟んで両側に位置する内側第1端面12cは、互いに、クローラ周方向に略半ピッチ分ずれて対向している(図1参照)。
つまり、本実施形態において、ラグ11の外側端面12eがクローラ幅方向端10bに達するように、クローラ外周面10aのクローラ幅方向端10bまで延在して形成されている(図1,2参照)。
なお、本実施形態では、ラグ11は、クローラ周方向両側で傾斜角度が異なる非対称形状を有しているが、これに限るものではなく、ラグ11の形状や配置は、本発明の目的が達成される限り、任意のものとすることができる。
また、本実施形態において、ゴム弾性体からなるゴムクローラ10は、その内部に、例えばスチールコードからなる補強コード等の部材が埋め込まれているものであるが、ゴムクローラ10の内部構造等は、任意のものとすることができる。
図1〜3に示すように、本実施形態において、ラグ11のクローラ周方向を向く側面、即ち、第1側面12a及び第2側面12bに、クローラ周方向から見た場合にクローラ幅方向と交差する方向に延びる、微小凸部(ベントリッジ)14を、クローラ幅方向に並んで複数列形成している(図1,2参照)。この第1側面12a及び第2側面12bに形成した微小凸部14は、本実施形態において、第1側面12a及び第2側面12bに連続してラグ11の接地面13にも、クローラ幅方向に並んで複数列形成されている(図1〜3参照)。
従って、本実施形態において、平面視で、ラグ11には、ラグ11のクローラ外周面10aからの突出部分である、第1側面12aと接地面13と第2側面12bとに、クローラ周方向に連続して延びる凸条状の微小凸部14が複数列、クローラ幅方向に略等間隔で配置されている(図1〜3参照)。この微小凸部14は、ラグ11の表面である、第1側面12a、接地面13及び第2側面12bのそれぞれの表面から、突出して形成されている。
この第1側面12a及び第2側面12bに形成する微小凸部14は、必ずしも、ラグ11の最低部であるクローラ外周面10aから最高部である接地面13まで、周面12の高さ方向全域に形成されている必要は無く、クローラ周方向から見て、少なくとも周面12の高さ方向に延びる成分があれば良く、本実施形態では、クローラ外周面10aに接する内側に凸の曲面を含んで形成されている。なお、クローラ外周面10aに接する内側に凸の曲面を除いて形成されていても良い。また、微小凸部14は、第1側面12aと接地面13と第2側面12bに連続することなく形成されていても良いし、第1側面12aのみ、第1側面12aと接地面13のみ、第2側面12bのみ、第2側面12bと接地面13のみに形成されていても良い。
本実施形態では、微小凸部14は、当該微小凸部14が形成されるラグ11を有するゴムクローラ10を、加硫成形により形成する際に、成形金型に設けた、微小凸部14に対応する凹部により形成することができる。微小凸部14を、成形金型に設けた凹部により形成する場合、この凹部が、成形金型の外部に開口する排気通路に連通するように、構成することが好ましい。このように構成することで、微小凸部14を形成する凹部は、ゴムクローラ成形金型を用いた加硫成形時に、ゴムクローラ成形金型の内部の空気を金型外部へと排出するベント用通路として機能させることができる。従って、微小凸部14は、こうした空気抜きの効果をより高める観点から、本実施形態のように、接地面13にも形成されていること、更には、第1側面12a及び/又は第2側面12bと接地面13とが連続して形成されていることが望ましい。
そして、図1,2に示すように、本実施形態において、クローラ幅方向端10bまで延在したラグ11の、クローラ幅方向外側端のクローラ幅方向外側を向く端面である外側端面12eには、クローラ幅方向内側に凹む凹部15が形成されており、この凹部15の輪郭線は、外側端面12eの輪郭線から所定距離離れており、この凹部15の開口形状は、略三角形状に形成されている(図2(a)参照)。つまり、凹部15は、外側端面12eの外形形状を縁取る輪郭線から所定距離離間して、外側端面12e内に開口している。
凹部15が形成された外側端面12eは、本実施形態において、ゴムクローラ10のクローラ幅方向端10bに連続し、クローラ外周面10aに対し、例えば40〜80°の角度で、上方、即ち、接地面(踏面)13に向かって傾斜する、傾斜面により形成されている(図2(b)参照)。このように、傾斜面とすることで、ラグ11のクローラ幅方向外側端部分の柔軟性をより高めることができる。
この傾斜面からなる外側端面12eは、本実施形態において、接地面(踏面)13に沿う上底、クローラ外周面10aに沿う下底、及びクローラ幅方向から見て、第1側面12a側が、クローラ外周面10aに対し略垂直に延在し、第2側面12b側が、クローラ外周面10aに対し第1側面12a側に傾斜して延在する脚、からなる略台形状を有している(図2(a)参照)。
凹部15の開口形状である略三角形状は、本実施形態において、クローラ幅方向内側面が、クローラ幅方向の内側へ向かって凸となる曲面形状を有している。これにより、凹部15は、本実施形態において、平面視で、即ち、接地面(踏面)13側から見て、クローラ外周面10a側を底面15aとし、接地面(踏面)13側を、接地面(踏面)13側へ向かって凸となる、円弧状断面からなる曲面形状の頂部15bとする、略三角形状を有することになる(図2(a)参照)。凹部15の頂部15bを、接地面(踏面)13側へ向かって凸となる曲面形状とすることで、頂部15bへの応力の集中を回避することができる。
また、凹部15は、本実施形態において、開口形状が略三角形状を有しているが、ラグ11が、クローラ周方向両側で傾斜角度が異なる非対称形状を有しているのに合わせて、平面視で略三角形状も、クローラ周方向両側で傾斜角度が異なる非対称形状を有している。
本実施形態において、略三角形状を有する凹部15の、底面15aのクローラ周方向長さは、ラグ11のラグ底長さである、ラグ11のクローラ外周面10aとのクローラ周方向接触長さの、例えば、0.4〜0.7倍とし、頂部15bの曲面部分のクローラ周方向長さは、ラグ11の頂面である接地面(踏面)13のクローラ周方向長さの、例えば、0.1〜0.3倍としている。
凹部15は、本実施形態において、クローラ幅方向断面形状が略三角形状であり、略三角形状の一例として、クローラ幅方向断面において、傾斜面からなる外側端面12eの一部を底面とし、高さ方向であるラグ突出方向に沿う辺と、奥行き方向であるクローラ外周面10aに沿う辺を斜辺としている(図2(b)参照)。
本実施形態において、クローラ幅方向断面が略三角形状の凹部15の、高さ方向の辺の長さに対する奥行き方向の辺の長さの比は、1対0.8〜1.2であることが好ましく、1対1であることが更に好ましい。また、クローラ幅方向断面が略三角形状の凹部15の頂部の角度は、80〜100°であることが好ましく、90°であることが更に好ましい。
本実施形態の凹部15では、クローラ幅方向断面において、高さ方向の辺と奥行き方向の辺が略同一長さの略二等辺三角形状としている。これにより、クローラ幅方向端縁部の剛性が高くなるのを抑制することと耐久性を向上させることを、バランスよく両立させることができる。
なお、凹部15は、クローラ幅方向断面において、高さ方向の辺と奥行き方向の辺が略同一長さの略二等辺三角形状とすることに限るものではなく、高さ方向の辺の方が奥行き方向の辺より長い略三角形状、或いは高さ方向の辺の方が奥行き方向の辺より短い略三角形状としても良い。
接地面(踏面)13側の形状が略三角形状の凹部15の輪郭線は、接地面(踏面)13側の形状が、クローラ幅方向から見た形状と同様の、略台形状の外側端面12eの輪郭線から、凹部15の上端部のクローラ幅方向距離aで、例えば3〜6mm、凹部15の下端部のクローラ幅方向距離bで、例えば3〜6mm、凹部15の下端部のクローラ外周面10aからラグ突出方向距離cで、例えば3〜6mm、離間している。
つまり、凹部15は、ラグ11の底面、即ち、クローラ外周面10aとの間に、例えば3〜6mmのラグ突出方向距離cを有して、クローラ外周面10aの上方(ラグ突出方向)に離間して配置されている(図2(b)参照)。
このように、ラグ11は、クローラ幅方向外側端のクローラ幅方向外側を向く端面である外側端面12eが、クローラ幅方向端10bに連続する傾斜面により形成されており(図2(b)参照)、ゴムクローラ10にクローラ幅方向端縁部である耳部が設けられず、ゴムクローラ10のクローラ幅方向端10bいっぱいまで、ラグ11のクローラ幅方向幅を広げることができる(図1,2参照)ので、ゴムクローラ11の耐久性を向上させて高耐久化を図ることが可能になる。
更に、ラグ11の外側端面12eに凹部15を設けたことで、ラグ11のクローラ幅方向幅を広げても、ラグ11のクローラ幅方向外側端の剛性が高くなるのを抑制することができ、加えて、凹部15が上述した構成を有することで、ラグ11のクローラ幅方向外側端への応力の集中を防いで、ラグ11のクローラ幅方向外側端における耐久性を確保することができる。
この結果、ラグ11のクローラ外周面10aからの高さが40mm以上、特に、50mm以上の大型のゴムクローラにおいて、走行路面上での車両旋回時に、ラグがゴムクローラの路面側に巻き込まれてしまって、ゴムクローラ内部に埋め込まれているスチールコードの近傍でゴム歪が増加したために、ラグに割れが発生してしまうことを、極力抑制することができ、ひいては外観不良の発生を抑制することができる。
10:ゴムクローラ、 10a:クローラ外周面、 10b:クローラ幅方向端、 11:ラグ、 12:周面、 12a:第1側面、 12b:第2側面、 12c:内側第1端面、 12d:内側第2端面、 12e:外側端面、 13:接地面、 14:微小凸部、 15:凹部、 15a:底面、 15b:頂部。

Claims (5)

  1. 無端状のゴム弾性体からなり、外周面に凸状のラグがクローラ周方向に所定のピッチで形成されたゴムクローラであって、
    前記ラグは、クローラ外周面のクローラ幅方向端まで延在し、
    前記ラグのクローラ幅方向外側端のクローラ幅方向外側を向く端面には、クローラ幅方向内側に凹む凹部が形成され、
    前記凹部の輪郭線は、前記端面の輪郭線から所定距離離れており、
    前記凹部は、開口形状が略三角形状であり、
    前記ラグは、クローラ周方向両側で傾斜角度が異なる非対称形状を有し、
    前記略三角形状は、クローラ周方向両側で傾斜角度が異なる非対称性形状を有することを特徴とする、ゴムクローラ。
  2. 前記凹部の略三角形状は、クローラ幅方向内側面が曲面形状を有している、請求項1に記載のゴムクローラ。
  3. 前記凹部は、クローラ幅方向断面形状が略二等辺三角形状である、請求項1または2に記載のゴムクローラ。
  4. 前記クローラ幅方向断面が略三角形状の凹部の、高さ方向の辺の長さに対する奥行き方向の辺の長さの比は、1対0.8〜1.2である、請求項3に記載のゴムクローラ。
  5. 前記ラグのクローラ外周面からの高さが40mm以上である、請求項1から4のいずれか一項に記載のゴムクローラ。
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