JP7240982B2 - 浴室用マット - Google Patents

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Description

本発明は、浴室用マットに関する。
従来より、浴室で用いられる浴室用マットが知られている。浴室用マットは、洗い場の床面や浴槽の底面に敷いた状態で用いられる。浴室用マットの裏面には滑り止め構造が設けられている。これにより、浴室を利用するユーザが洗い場や浴槽内で滑って転倒するのを防止することが可能となっている。また、一般に、浴室用マットでは、滑り止め構造がマット裏面に形成された多数の突部により構成されている。かかる滑り止め構造では、隣接する突部の間の隙間を通じて、浴室用マットの裏面側において排水が行われる。
ここで、非特許文献1には、浴室用マットの表面にマットの長さを短くするための切断用溝が設けられたものが開示されている。この浴室用マットには、直線状の切断用溝が所定の間隔で複数設けられている。この浴室用マットによれば、それら切断用溝のうちいずれかの切断用溝に沿って浴室用マットを切断することで浴室用マットの長さを短くすることができるため、マットを使用する浴槽の大きさや形状に合わせて浴室用マットの長さを適切な長さに設定することができる。
「安寿-介護用品総合カタログ」、アロン化成株式会社、vol.47、p.136
しかしながら、上記非特許文献1の浴室用マットでは、切断用溝がマットの表面に形成されているため、マットの表面側に汚れが溜まり易いことが考えられる。そのため、浴室用マットの表面側の外観が損なわれ易いことが考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、表面の外観が損なわれるのを抑制することができる浴室用マットを提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の浴室用マットは、平面視の形状が長方形状とされたシート状のマット本体を備え、前記マット本体の裏面側には、滑り止め部を構成する多数の突部が設けられ、それら各突部の間の隙間を通じて前記マット本体の裏面側において排水が行われる浴室用マットであって、前記マット本体の裏面側には、前記マット本体を切断する際のガイドとなるとともに、両端部がそれぞれ前記マット本体の端縁部に通じるよう延びているガイド部が設けられている。
本発明によれば、マット本体を切断する際のガイドとして用いられるガイド部がマット本体の裏面側に形成されているため、マット本体の表面側に汚れが溜まるのを抑制することができる。これにより、浴室用マットの表面の外観が損なわれるのを抑制することができる。
第2の発明の浴室用マットは、第1の発明において、前記ガイド部は、前記各突部の下端部よりも上方に凹んだ溝状に形成されている。
本発明によれば、ガイド部が各突部の下端部よりも上方に凹んだ溝状に形成されているため、各突部の間の隙間に加え、ガイド部を排水通路として用いることができる。そのため、マット本体の裏面側における排水性能を向上させることが可能となる。なお、溝状のガイド部は、連続的に延びていてもよいし、断続的に延びていてもよい。
第3の発明の浴室用マットは、第2の発明において、前記ガイド部は、その幅が隣接する前記突部の間の間隔よりも大きくされている。
本発明によれば、ガイド部の幅が隣接する突部の間の間隔よりも大きくされているため、マット本体の裏面側における排水性能をより向上させることが可能となる。
第4の発明の浴室用マットは、第2又は第3の発明において、前記マット本体の裏面側には、前記突部が設けられていないことで溝状とされた未突部領域が形成されており、その未突部領域により前記ガイド部が形成されている。
本発明によれば、マット本体の裏面側に、突部が設けられていないことで溝状とされた未突部領域が形成され、その未突部領域によりガイド部が形成されている。この場合、ガイド部は、各突部の間の隙間領域と連続するため、その隙間領域からガイド部へ水を導き、その水をガイド部を通じて円滑に排出することが可能となる。
第5の発明の浴室用マットは、第2又は第4の発明において、前記ガイド部の深さは、前記各突部の高さと同じか又はそれよりも大きくされている。
本発明によれば、ガイド部の深さが比較的深くされているため、ガイド部を通じた排水をより好適に行うことができる。このため、マット本体の裏面側における排水性能をより向上させることができる。
第6の発明の浴室用マットは、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記マット本体は、一対の長辺部と一対の短辺部とを有しており、前記ガイド部は、前記長辺部と同じ方向に延びるように形成されている。
本発明によれば、ガイド部に沿ってマット本体を切断することにより、マット本体の短辺方向の長さ、つまりマット幅を小さくすることができる。これにより、浴槽底面(フラット面)の幅が狭い浴槽に浴室用マットを敷く場合には、マット幅を小さくすることでマット本体が浴槽底面と浴槽壁面との間のR部分に被らないようにすることができる。そのため、マット本体が上記R部分に被ることでマット本体と浴槽との間に隙間が生じるのを抑制することができ、その結果、上記隙間に起因してユーザがマット本体を踏んだ際にマット本体が横ずれするのを抑制することができる。よって、この場合、浴槽底面の幅が狭い浴槽においても、浴室用マットを好適に使用することが可能となる。
第7の発明の浴室用マットは、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記マット本体は、一対の長辺部と一対の短辺部とを有しており、前記ガイド部は、前記短辺部と同じ方向に延びるように形成されている。
本発明によれば、ガイド部に沿ってマット本体を切断することにより、マット本体の長辺方向の長さ、つまりマット長さを小さくすることができる。これにより、浴槽内において浴室用マットとともに浴槽台等の福祉用具を設置する場合や、排水口を回避して浴室用マットを設ける場合等に、マット長さを適切な長さにして浴室用マットを敷くことが可能となる。
第8の発明の浴室用マットは、第6又は第7の発明において、前記ガイド部は、前記長辺部又は前記短辺部のいずれかである辺部と同方向に延びているとともに、その辺部と交差する方向に複数形成され、前記各ガイド部と前記辺部とは互いに等間隔で並んでいる。
本発明によれば、ガイド部が辺部(長辺部又は短辺部)と同方向に延びており、その辺部と交差する方向に複数形成されている。この場合、マット本体の裏面側における排水性能をより向上させることができる。また、ガイド部が複数形成されていることに加え、それら各ガイド部と辺部とが等間隔で並んでいるため、浴槽の形状やユーザのニーズ等に合わせてマット幅又はマット長さを調整し易くすることができる。
浴室用マットを表面側から見た図。 浴室用マットを裏面側から見た図。 図2の領域Aを拡大して示す拡大図。 図2の領域Bを拡大して示す拡大図。 図4のC-C線断面図。 (a)が浴槽の底面にマット幅を小さくした浴室用マットを配置した状態を示す平面図であり、(b)が浴室用マットを切断してマット幅を小さくした状態を示す平面図である。 (a)が浴槽の底面にマット長さを小さくした浴室用マットを配置した状態を示す平面図であり、(b)が浴室用マットを切断してマット長さを小さくした状態を示す平面図である。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は浴室用マット10を表面側から見た図である。
浴室用マット10は、浴室において浴槽の底面や洗い場の床面等に敷いて用いられるものである。図1に示すように、浴室用マット10は、シート状のマット本体11を備えている。マット本体11は、平面視の形状が長方形状(矩形形状)とされ、その厚みが約3mmとされている。マット本体11は、ゴム材料により形成され、例えばEPDM、SBR及びNRを含んで形成されている。また、マット本体11は、その外周部の表面(上面)が外側に向けて下方傾斜した傾斜面とされている(図5参照)。
マット本体11は、直線状に延びる4つの辺部13,14を備える。4つの辺部13,14には、互いに平行な一対の長辺部13と、互いに平行な一対の短辺部14とが含まれている。また、マット本体11の各コーナ部15はいずれも円弧状とされ、隣り合う辺部13,14同士を滑らかに繋いでいる。なお、以下の説明では、長辺部13の延びる方向をマット本体11の長辺方向といい、短辺部14の延びる方向をマット本体11の短辺方向という。
また、図示は省略するが、マット本体11の表面11a(上面)にはその全域に亘ってシボ加工が施されている。これにより、マット本体11の表面11a側において肌ざわりがよくされている。
続いて、マット本体11の裏面11b側の構成について図2及び図3を用いて説明する。図2は、浴室用マット10を裏面側から見た図である。図3は、図2の領域Aを拡大して示す拡大図である。
図2及び図3に示すように、マット本体11の裏面11bには、下方へ突出する複数の突部22が設けられている。これらの突部22は、マット本体11の裏面11bにおいて点状をなして多数配置されている。これらの突部22は、マット本体11の裏面11bの略全域に亘って設けられ、マット本体11の長辺方向及び短辺方向の各方向にそれぞれ並んで配置されている。これにより、マット本体11の裏面11b側では、それら各突部22により滑り止め部21が構成されている。そして、その滑り止め部21によりマット本体11の滑り防止が図られている。
各突部22には、互いに形状の異なる突部22a及び突部22bが含まれている。突部22aは(裏面11b側から見て)円形状をなしており、突部22bは扇形状をなしている。突部22bは、複数集まって配置されることで略円形状の突部群25を形成している。本実施形態では、中心角が90°の突部22bが4つ集まって配置されることで突部群25が形成されている。突部群25は、その直径が突部22aの直径よりも大きくされ、詳しくは突部22aの直径の2倍以上とされている。また、各突部22a,22bはいずれもマット本体11の裏面11bからの突出高さ(突出寸法)が同じとされている。
突部22aと突部群25とはマット本体11の長辺方向に交互に並んで複数配置されている。また、突部22aと突部群25とはマット本体11の短辺方向に交互に並んで複数配置されている。かかる突部22a及び突部群25(突部22b)の配置状態では、隣接する突部22の間に隙間26が存在している。マット本体11の裏面11b側では、この隣接する突部22間の隙間26により網状の排水通路28が形成され、その排水通路28を通じて排水が行われるようになっている。
隣接する突部22の間の間隔は、隣接する突部22(22a,22b)の組み合わせによって異なる。突部22aと突部群25(突部22b)とが隣接する隣接部分では、それら隣接する突部22a,22bの間の間隔がH1となる。また、突部群25同士が隣接する隣接部分では、隣接する各突部群25の間の間隔、つまり隣接する各突部22bの間の間隔がH2となる。また、突部群25を構成する突部22b同士が隣接する隣接部分では、それら隣接する突部22bの間の間隔がH3となる。本実施形態では、これらの間隔H1~H3がほぼ同じ大きさとなっている。
図2に示すように、マット本体11の裏面11b側には、マット本体11の外周部に沿って延びる外周溝27が形成されている(図5も参照)。外周溝27は、マット本体11の外周部全域に亘って延びており、環状をなしている。外周溝27は、各突部22の下端部よりも上方に凹ませて形成され、その深さが各突部22の突出高さと同じとされている。また、外周溝27は、下方に開放されているとともに、マット本体11の外周側にも開放されている。
マット本体11の裏面11b側には、マット本体11を切断する際のガイドとなる溝状のガイド部31,32が設けられている。本浴室用マット10では、このガイド部31,32に沿ってマット本体11を切断することで、マット本体11の長さを小さく(短く)することが可能となっている。ガイド部31,32には、マット本体11の短辺方向の長さ(つまりマット幅)を小さくするための第1ガイド部31と、マット本体11の長辺方向の長さ(つまりマット長さ)を小さくするための第2ガイド部32とがある。以下においては、これら各ガイド部31,32について説明する。
各ガイド部31,32のうち第1ガイド部31は、マット本体11の長辺方向に延びており、詳しくはマット本体11の長辺方向全域に亘って連続して延びている。第1ガイド部31は、マット本体11における長辺部13(13a)側と長辺部13(13b)とにそれぞれ複数ずつ(具体的には2つずつ)配置されている。マット本体11における長辺部13a側では、各第1ガイド部31と長辺部13aとがマット本体11の短辺方向(換言すると長辺部13と直交する方向)に等間隔で並んでいる。また、マット本体11における長辺部13b側では、各第1ガイド部31と長辺部13bとがマット本体11の短辺方向に等間隔で並んでいる。
各第1ガイド部31は、その両端部がそれぞれマット本体11の各短辺部14(14a,14b)に通じており(到達しており)、各短辺部14a,14bにおいてマット本体11の外側(側方)に開放されている。詳しくは、各第1ガイド部31は、マット本体11の長辺方向に直線状に延びる直線部33と、その直線部33の両端部からそれぞれ円弧状に延びる一対の円弧部34,35とを有している。各円弧部34,35のうち円弧部34は短辺部14aに通じており、その短辺部14aにおいて外周溝27と連続している。また、円弧部35は短辺部14bに通じており、その短辺部14bにおいて外周溝27と連続している。
第2ガイド部32は、マット本体11の短辺方向に延びており、詳しくはマット本体11の短辺方向全域に亘って延びている。第2ガイド部32は、マット本体11における短辺部14a側と短辺部14b側とにそれぞれ複数ずつ(具体的には5つずつ)配置されている。マット本体11における短辺部14a側では、各第2ガイド部32と短辺部14aとがマット本体11の長辺方向(換言すると短辺部14と直交する方向)に等間隔で並んでいる。また、マット本体11における短辺部14b側では、各第2ガイド部32と短辺部14bとがマット本体11の長辺方向に等間隔で並んでいる。
各第2ガイド部32は、その両端部がそれぞれマット本体11の各長辺部13a,13bに通じており(到達しており)、それら各長辺部13a,13bにおいてマット本体11の外側(側方)に開放されている。詳しくは、各第2ガイド部32は、マット本体11の短辺方向に直線状に延びる直線部36と、その直線部36の両端部からそれぞれ円弧状に延びる一対の円弧部37,38とを有している。各円弧部37,38のうち円弧部37は長辺部13aに通じており、その長辺部13aにおいて外周溝27と連続している。また、円弧部38は長辺部13bに通じており、その長辺部13bにおいて外周溝27と連続している。
各第2ガイド部32(詳しくはその直線部36)はそれぞれ、各第1ガイド部31と交差している。第2ガイド部32は、各第1ガイド部31と交差する交差部においてそれら各第1ガイド部31と連続している。詳しくは、第2ガイド部32は、各第1ガイド部31との交差部ごとに分断され、複数の分断部分45を有している。それら各分断部分45では、その分断部分45を介して第2ガイド部32と第1ガイド部31とが互いに離間している。その一方で、それら離間した各ガイド部31,32は円弧状の繋ぎ部41により繋がれている。繋ぎ部41は、各ガイド部31,32と同様、マット本体11の裏面11bにて溝状に形成されている。これにより、第2ガイド部32は、複数の分断部分45を有しているものの、全体としては繋ぎ部41を介して連続している。
続いて、各ガイド部31,32と滑り止め部21(各突部22)との関係について図4及び図5に基づいて説明する。図4は、図2の領域Bを拡大して示す拡大図である。図5は、図4のC-C線断面図である。
図4及び図5に示すように、マット本体11の裏面11b側には、突部22が設けられていない(存在していない)ことで溝状とされた未突部領域43が形成されている。未突部領域43は所定幅で延びる領域とされ、その所定幅の範囲内では突部22が形成されていない(換言すると突部22が部分的に除去されている)。未突部領域43は、各突部22の下端部よりも上方に凹んで形成され、その底面(上面)がマット本体11の裏面11bにより形成されている。
本浴室用マット10では、上記の未突部領域43がマット本体11の裏面11b側に複数形成され、それら未突部領域43により上述した各ガイド部31,32(及び繋ぎ部41)が形成されている。この場合、各ガイド部31,32は、隣接する突部22の間の隙間26と連通(連続)しており、ひいてはその隙間26により網状に形成された排水通路28と連通(連続)している。
各ガイド部31,32は、その深さDがいずれも同じとされている。上述したように、各ガイド部31,32(各未突部領域43)は、各突部22の下端部から上方に凹ませて形成され、その底面がマット本体11の裏面11bとなっている。そのため、本実施形態では、各ガイド部31,32の深さDが、マット本体11の裏面11bから下方に突出する突部22の突出高さLと同じとなっている(D=L)。
第1ガイド部31の幅W1と第2ガイド部32の幅W2とは同じ大きさとなっている。ここで、各ガイド部31,32は、上述したように、各突部22が存在しない未突部領域43により形成されているため、各ガイド部31,32の幅は、厳密にはガイド部31,32の長さ方向の位置によって異なる。ただ、各ガイド部31,32は、その長さ方向におけるいずれの位置においても所定幅以上あり、全体として見ると、上記所定幅で形成されているということができる。そのため、ここでは、上記所定幅をガイド部31,32の幅W1,W2としている。
なお、第1ガイド部31の幅W1と第2ガイド部32の幅W2とは必ずしも同じである必要はなく、互いに異ならせてもよい。
第1ガイド部31の幅W1と第2ガイド部32の幅W2とはいずれも隣接する突部22の間の間隔H1~H3(図3参照)よりも大きくなっている。詳しくは、各ガイド部31,32の幅W1,W2は隣接する突部22の間の間隔H1~H3の2倍以上とされている。
次に、上述した浴室用マット10を浴槽内で使用する際の使用方法について説明する。特に、ここでは、浴室用マット10(マット本体11)をガイド部31,32に沿って切断し、そのマット幅やマット長さを小さくして浴室用マット10を使用する場合について説明する。
まず、浴室用マット10のマット幅を小さくして使用する場合について図6に基づき説明する。図6は、(a)が浴槽の底面にマット幅を小さくした浴室用マット10を配置した状態を示す平面図であり、(b)が浴室用マット10を切断してマット幅を小さくした状態を示す平面図である。
図6(a)に示すように、浴室50には、洗い場51と浴槽52とが隣接して設けられている。浴槽52は、その浴槽52内を囲む側壁54を有している。浴槽52は、その底面56がフラット面(平坦面)とされており、その底面56と側壁54の内側面との間にはR形状(円弧状)とされた底R部58が形成されている。また、浴槽52の底面56には、浴槽52内の水を排出するための排水口61が設けられている。
浴槽52は、その底面56が比較的幅狭とされており、詳しくは底面56の幅がマット本体11のマット幅よりも小さくされている。そのため、この浴槽52内に浴室用マット10を配置する際には、図6(b)に示すように、マット本体11を各第1ガイド部31のうちいずれかの第1ガイド部31に沿って切断することでマット本体11のマット幅を小さくする。詳しくは、この場合、マット本体11を第1ガイド部31に沿って切断することでマット幅を浴槽52の底面56の幅よりも小さくする。マット本体11の切断は、例えばはさみやカッターナイフ等を用いて行う。なお、図6(b)では便宜上、切断により除去されるマット本体11の一部にドットハッチを付して示している(この点は、後述する図7(b)も同様)。
マット幅を小さくした後、図6(a)に示すように、そのマット幅が小さくされた浴室用マット10(以下、切断前の浴室用マット10と区別するため浴室用マット10Aという)を浴槽52内に配置する。この際、浴室用マット10Aは、マット本体11の長辺方向を浴槽52の長辺方向に向けた状態で浴槽52の底面56上に配置される。これにより、浴槽底面56が幅狭とされた浴槽52に浴室用マット10を敷くにあたり、マット本体11の一部が底R部58に被らないようにすることができる。そのため、マット本体11が底R部58に被ることでマット本体11と浴槽52との間に隙間が生じるのを抑制することができ、その結果、上記隙間に起因してユーザがマット本体11を踏んだ際にマット本体11が横ずれするのを抑制することができる。
続いて、浴室用マット10(マット本体11)のマット長さを小さくして浴室用マット10を使用する場合について図7に基づき説明する。図7は、(a)が浴槽52の底面56にマット長さを小さくした浴室用マット10を配置した状態を示す平面図であり、(b)が浴室用マット10を切断してマット長さを小さくした状態を示す平面図である。
図7(a)に示す浴槽53は、上述した図6(a)の浴槽52よりも底面56の幅が大きくされ、詳しくは底面56の幅が浴室用マット10のマット幅よりも大きくされている。図7(a)の浴槽53には、ユーザが腰掛けるための浴槽台63が置かれている。浴槽台63は、浴槽53内において排水口61とは反対側に配置されている。この場合、浴室用マット10を浴槽53内に配置する際には、浴室用マット10を浴槽53の長辺方向に浴槽台63と並べて配置する必要がある。ただ、そのように配置すると、浴室用マット10の一部が排水口61の上に被さってしまうおそれがある。
そこで、浴槽53内に浴室用マット10を浴槽台63とともに配置する際には、図7(b)に示すように、マット本体11を各第2ガイド部32のうちいずれかの第2ガイド部32に沿って切断することで、マット本体11のマット長さを小さく(短く)する。詳しくは、この場合、浴室用マット10を浴槽台63と並べて配置可能となるように、マット本体11を切断してマット長さを小さくする。
マット長さを小さくした後、図7(a)に示すように、そのマット長さが小さくされた浴室用マット10(以下、切断前の浴室用マット10と区別するため浴室用マット10Bという)を浴槽53内に浴槽台63と並べて配置する。この際、浴室用マット10を浴槽台63と排水口61との間に位置させる。これにより、浴室用マット10を排水口61から回避した状態で浴槽53内に配置することができる。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
マット本体11を切断する際のガイドとして用いられるガイド部31,32がマット本体11の裏面11b側に形成されているため、マット本体11の表面11a側に汚れが溜まるのを抑制することができる。これにより、浴室用マット10の表面11aの外観が損なわれるのを抑制することができる。
ガイド部31,32が各突部22の下端部よりも上方に凹んだ溝状に形成され、その両端部がそれぞれマット本体11の端縁部まで延びている。具体的には、第1ガイド部31についてはその両端部がそれぞれ短辺部14a,14bまで延びており、第2ガイド部32についてはその両端部がそれぞれ長辺部13a,13bまで延びている。この場合、各突部22の間の隙間26に加え、ガイド部31,32を排水通路として用いることができる。そのため、裏面11b側における排水性能を向上させることができる。
各ガイド部31,32はいずれも隣接する突部22の間隔よりも幅広に形成されているため、マット本体11の裏面側における排水性能をより向上させることが可能となる。
マット本体11の裏面11b側には、突部22が点状をなして多数配置されることで滑り止め部21が構成されているとともに、突部22が設けられていないことで溝状とされた未突部領域43が形成されている。そして、その未突部領域43によりガイド部31,32が形成されている。この場合、ガイド部31,32は、各突部22の間の隙間26(隙間領域)と連続するため、その隙間領域からガイド部31,32へ水を導き、その水をガイド部31,32を通じて円滑に排出することが可能となる。
ガイド部31,32の深さが突部22の突出高さと同じとされている。この場合、ガイド部31,32の深さが比較的深くされているため、ガイド部31,32を通じた排水をより好適に行うことができる。このため、マット本体11の裏面11b側における排水性能をより向上させることができる。
マット本体11の裏面11b側に、マット本体11の長辺方向に延びる第1ガイド部31と、マット本体11の短辺方向に延びる第2ガイド部32とが設けられているため、これらのガイド部31,32を通じてマット本体11の長辺部13側にも短辺部14側にも排水を行うことができる。これにより、マット本体11の裏面11b側における排水性能をより一層向上させることができる。また、この場合、第1ガイド部31と第2ガイド部32とは互いに交差する交差部にて連続するため、これら各ガイド部31,32間で水を流通させることができる。そのため、これらガイド部31,32を通じて排水する際の水の流れを多様にすることができ、その点でも、排水性能の向上を図ることができる。
マット本体11の裏面11b側に、第1ガイド部31が所定の間隔で複数設けられ、第2ガイド部32が所定の間隔で複数設けられているため、マット本体11の裏面11b側における排水性能をさらに向上させることができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
・滑り止め部21を構成する突部22の形状や配置態様は必ずしも上記実施形態のものに限定されない。例えば、上記実施形態では、突部22を点状に形成したが、これを変更して、突部22を線状に形成し、その線状の突部をマット本体11の長辺方向又は短辺方向に複数並べて配置するようにしてもよい。この場合、それら複数の線状の突部により滑り止め部が構成される。かかる構成においても、ガイド部31,32の幅を隣接する突部の間の間隔よりも大きくすることで、裏面11b側における排水性能を向上させることができる。
・上記実施形態では、マット本体11の裏面11b側に突部22が存在しないことで溝状とされた未突部領域43を形成し、その未突部領域43によりガイド部31,32を形成したが、ガイド部31,32は必ずしもこのように形成する必要はない。例えば、マット本体11の裏面11bに溝を形成し、その溝によりガイド部31,32を形成してもよい。
・上記実施形態では、ガイド部31,32の深さを突部22の突出高さと同じとしたが、ガイド部31,32の深さは必ずしも突部22の突出高さと同じにする必要はない。例えば、ガイド部31,32の深さを突部22の突出高さより大きくしてもよい。その場合、マット本体11の裏面11b側における排水性能をより一層向上させることができる。
・上記実施形態では、第2ガイド部32を第1ガイド部31との交差部ごとに分断させることで断続的に設けたが、第2ガイド部32を分断させず連続的に設けてもよい。つまり、第2ガイド部32をマット本体11の短辺方向全域に亘って連続して延びるように設けてもよい。
また、上記実施形態では、第1ガイド部31を連続的に延びるよう設けたが、第1ガイド部31を断続的に延びるよう設けてもよい。要するに、ガイド部31,32に沿ってマット本体11を切断することができれば、ガイド部31,32は連続的であっても断続的であってもよい。また、ガイド部31,32を断続的に延びるよう設ける場合には、ガイド部31,32を点線状(ミシン目状)に形成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、マット本体11を第1ガイド部31に沿って切断することでマット幅を小さくする場合(図6参照)と、マット本体11を第2ガイド部32に沿って切断することでマット長さを小さくする場合(図7参照)とについて説明したが、マット本体11を第1ガイド部31及び第2ガイド部32のそれぞれに沿って切断することでマット幅とマット長さの両方を小さくしてもよい。
・上記実施形態では、ガイド部31,32の両端側を円弧状としたが、ガイド部31,32全体を直線状にしてもよい。
・上記実施形態では、マット本体11における長辺部13a側と長辺部13b側とにそれぞれ第1ガイド部31を2つずつ設けたが、これを変更して、3つ以上ずつ設けたり、又は1つずつ設けたりにしてもよい。また、第1ガイド部31をマット本体11における長辺部13a側と長辺部13b側とのうちいずれか一方の側にだけ設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、マット本体11における短辺部14a側と短辺部14b側とにそれぞれ第2ガイド部32を5つずつ設けたが、これを変更して、2つ~4つずつ設けたり、6つ以上ずつ設けたり、又は1つずつ設けたりしてもよい。また、第2ガイド部32をマット本体11における短辺部14a側と短辺部14b側とのうちいずれか一方の側にだけ設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、マット本体11に、マット幅を小さくするための第1ガイド部31と、マット長さを小さくするための第2ガイド部32とを設けたが、これら各ガイド部31,32のうちいずれか一方だけ設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、ガイド部31,32を溝状に形成したが、ガイド部31,32は必ずしも溝状にする必要はない。例えば、マット本体11の裏面11bに切断用のラインをインクによる印刷により形成し、そのラインをガイド部としてもよい。また、マット本体11の裏面11bから表面11aに貫通する貫通孔を形成し、その貫通孔をガイド部としてもよい。これらの場合、切断用のライン又は貫通孔は連続的に延びるよう形成してもよいし、断続的に延びるよう形成してもよい。また、切断用のライン又は貫通孔を断続的に延びるよう形成する場合には、例えば点線状(ミシン目状)に形成することが考えられる。
10…浴室用マット、11…マット本体、21…滑り止め部、22…突部、26…隙間、31…第1ガイド部、32…第2ガイド部、43…未突部領域。

Claims (8)

  1. 平面視の形状が長方形状とされたシート状のマット本体を備え、
    前記マット本体の裏面側には、滑り止め部を構成する多数の突部が設けられ、
    それら各突部の間の隙間を通じて前記マット本体の裏面側において排水が行われる浴室用マットであって、
    前記マット本体の裏面側には、前記マット本体を切断する際のガイドとなるとともに、両端部がそれぞれ前記マット本体の端縁部に通じるよう延びているガイド部が設けられている、浴室用マット。
  2. 前記ガイド部は、前記各突部の下端部よりも上方に凹んだ溝状に形成されている、請求項1に記載の浴室用マット。
  3. 前記ガイド部は、その幅が隣接する前記突部の間の間隔よりも大きくされている、請求項2に記載の浴室用マット。
  4. 前記マット本体の裏面側には、前記突部が設けられていないことで溝状とされた未突部領域が形成されており、
    その未突部領域により前記ガイド部が形成されている、請求項2又は3に記載の浴室用マット。
  5. 前記ガイド部の深さは、前記各突部の高さと同じか又はそれよりも大きくされている、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の浴室用マット。
  6. 前記マット本体は、一対の長辺部と一対の短辺部とを有しており、
    前記ガイド部は、前記長辺部と同じ方向に延びるように形成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の浴室用マット。
  7. 前記マット本体は、一対の長辺部と一対の短辺部とを有しており、
    前記ガイド部は、前記短辺部と同じ方向に延びるように形成されている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の浴室用マット。
  8. 前記ガイド部は、前記長辺部又は前記短辺部のいずれかである辺部と同方向に延びているとともに、その辺部と交差する方向に複数形成され、
    前記各ガイド部と前記辺部とは互いに等間隔で並んでいる、請求項6又は7に記載の浴室用マット。
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