JP2008110074A - 浴槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽底面のうち必要十分な領域に滑り止めパターンを設け、入浴者の快適さを損なわず、工数やコストを増大させることなく浴槽内における入浴者の安全を確保する浴槽を提供。
【解決手段】浴槽底面のうち、浴槽内に座る入浴者の臀部が配置されることを目的とした臀部載置部32以外の領域30に、滑り止めパターンが形成されている。また、周辺の浴槽縁16B、16Cより低く形成されている浴槽縁16Aに隣接している領域30A、あるいは、浴槽10内に座った入浴者に把持されて入浴者が立ち上がることを目的とする手すり70に隣接する領域30Bに滑り止めパターンが形成されている。滑り止めパターンは、溝で区切られ千鳥状に配置された多数の隆起部を含み、隆起部の上面には上部平面部が備えられ、溝には下部平面部が備えられ、上部平面部の輪郭は楕円形状である。
【選択図】図6

Description

本発明は、浴槽に関するものである。
従来、特許文献1〜3(特開2006−9510号公報、特開2006−9513号公報および特開2006−46032号公報)に記載のように、浴室床面に形成された千鳥状の滑り止めパターンが知られている。
これらの文献のうち、特許文献3の段落0001には、浴室床だけでなく浴槽の底にもかかる千鳥状の滑り止めパターンを形成することが示唆されている。また、特許文献4(特開2006−6668号公報)には、千鳥状ではないものの、浴槽の底板にエンボス加工されたパターンを設けている。
特開2006−9510号公報 特開2006−9513号公報 特開2006−46032号公報 特開2006−6668号公報
入浴者は浴槽に安全に入浴できるようにすべきところ、上述の特許文献1〜3では、専ら、浴室床面(洗い場)に設けた滑り止めパターンを開示していて、浴槽内での安全確保については言及されていない。特許文献3は、浴槽底面に滑り止めパターンを設けることを示唆しているものの、単なる示唆に留まっていて、浴槽底面に設けられた滑り止めパターンの具体的な構成については開示していない。
また特許文献4は、浴槽内に座った入浴者の臀部が滑るのを防止することを目的とするものであり、臀部以外の場所にもエンボス加工がなされ、直立した入浴者の安全確保措置はとられているが、その詳細は明らかになっていない。
浴槽底面の全体に滑り止めパターンを設ければ、安全確保措置としては十分であるが、不要な領域にまで滑り止めパターンを設けることにより、浴槽内に座る入浴者の快適さを損なうおそれがあるし、工数やコストの増大も招く。そこで、浴槽底面のうち、必要な領域にのみ滑り止めパターンを設けることが考えられるが、入浴者が入浴する際に浴槽底面に第一歩を踏み出す領域は、入浴者の入浴方法に応じて異なるものであり、必ずしも一定の領域になるとは限らない。また、入浴者が浴槽から出るときの作法も、入浴者の任意である。したがって、現状では、滑り止めパターンを浴槽底面のうち適切な場所に設けることができないおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑み、浴槽底面のうち、必要十分な領域に滑り止めパターンを設けて、入浴者の快適さを損なわず、工数やコストの増大を招くことなく浴槽内における入浴者の安全を保つ浴槽を提供することを目的とする。
本発明による浴槽は、上述の課題を解決するために、浴槽底面のうち、浴槽内に座る入浴者の臀部が配置されることを目的とした臀部載置部以外の領域に、滑り止めパターンが形成されていることを特徴とする。本発明によれば、浴槽内に座る入浴者の臀部に滑り止めパターンが接触しないため、入浴者の快適さを損なうことがない。
また、本発明による浴槽は、上述の課題を解決するために、浴槽底面のうち、浴槽縁であって周辺より低く形成されている部位に隣接する領域に、滑り止めパターンが形成されていることを特徴とする。本発明によれば、入浴者の入浴動作が浴槽縁の形状によって誘導されていることに着目し、浴槽に進入する入浴者の足裏で最初に踏まれる領域に滑り止めパターンが設けられ、入浴時の安全が確保される。
さらに、本発明による浴槽は、浴槽底面のうち、浴槽内に座った入浴者に把持されて入浴者が立ち上がることを目的とする手すりに隣接する領域に、滑り止めパターンが形成されていることを特徴とする。本発明によれば、入浴者の浴槽からの退出動作が手すりによって誘導されていることに着目し、手すりを把持して立ち上がろうとする入浴者の足裏で踏まれる領域に滑り止めパターンが設けられ、浴槽からの退出時の安全が確保される。
上述の滑り止めパターンは、溝で区切られ千鳥状に配置された多数の隆起部を含み、隆起部の上面には上部平面部が備えられ、溝には下部平面部が備えられ、上部平面部の輪郭は楕円形状としてよい。
上部平面部の最短直線部を含む断面について、上部平面部から下部平面部までの深さは0.14mm〜0.4mmであり、下部平面部と上位平面部との間の傾斜の角度は20°〜70°であり、隣接する上部平面部間の距離は0.7mm〜1.9mmであり、下部平面部の幅は0.2mm〜1.7mmであることとしてよい。
上部平面部に微細凹凸が設けられ、微細凹凸は、算術平均粗さRaが0.4μm〜5.0μmであり、算術平均傾斜△aが6°以上としてよい。
本発明によれば、必要十分な領域にのみ滑り止めパターンを設けることができ、入浴者の快適さを損なわず、工数やコストを増加させることなく、浴槽内での入浴者の安全を保つことができる。
次に添付図面を参照して本発明による浴槽の実施形態を詳細に説明する。なお、各図面において、本発明に直接関係のない要素は省略し、同様の要素は同一の参照符号で指示するものとする。
図1は本発明による浴槽の第1の実施形態を示す平面図である。浴槽10は浴槽底面12と、その周囲の傾斜した浴槽側壁14と、さらにその周囲でもっとも高所に位置する浴槽縁16とで構成されている。
図2は図1に示す浴槽底面12の傾斜を示す図である。図2に示すように、浴槽底面12は、水抜き栓20を中心として2°の傾斜を有し、浴槽側壁14に向かって高さが増加している。浴槽底面12は、実質的に水平な面であってもよいし、本実施形態のように、水平面から2°程度まで傾斜している面であってもよい。
図1の二点鎖線22は、上述の浴槽底面12の2°勾配と、浴槽側壁14から続く曲率半径60mm程度の湾曲部とが接する位置を示す。さらにその内部に10mm程度のマージンを経て、斜線部で示す領域30の全部または一部に、滑り止めパターンを設ける。
傾斜した浴槽側壁14の途中には実質的に平面状で浴槽縁16の一部をなす腰掛部16Bが設けられている。浴槽底面12は、短手方向の分割線31によって、図1における左右2つの領域、すなわち斜線部領域30と、浴槽内に座る入浴者の臀部が配置されることを目的とした臀部載置部32とに分割される。そして、臀部載置部32以外の領域30に、滑り止めパターンが形成されている。かかる構成によれば、浴槽内に座る入浴者の臀部に滑り止めパターンが接触しないため、入浴者の快適さを損なうことがない。
また、かかる構成によれば、入浴者は入浴する際、まず腰掛部16Bに腰掛ける。そして足を領域30に最初に踏み出すこととなる。このように、本実施形態では、腰掛部16Bによって、入浴者の動作を誘導し、領域30が、浴槽10に進入する入浴者の足裏で最初に踏まれる領域、すなわち、入浴者が第一歩を踏み出す領域となるよう構成されている。かかる領域30に滑り止めパターンを設けることにより、浴槽10内における入浴者の安全が確保される。
図3は図1に示す浴槽10のA−A断面図である。図3および図1に示すように、浴槽側壁14のうち相対的に緩やかに傾斜している背もたれ部14Aと、幅を大きくとって緩やかに湾曲している頭部載置部14Bと、足掛け部36とによって、入浴者が浴槽10内に座る方向は決定されている。すなわち、図1および図3の左側に足を向け、右側の背もたれ部14Aおよび頭部載置部14Bに背および頭部を当接させて入浴することとなる。かかる方向性が決定されている構成からも、領域30は、浴槽10に進入する入浴者の足裏で最初に踏まれる領域となっていて、そのような領域30に滑り止めパターンを設けることは有効な安全確保策であることは明らかである。
図4は領域30に形成された滑り止めパターンを示す図であり、滑り止めパターンの部分拡大平面図とそのB−B断面図である。滑り止めパターンは、浴槽10の材料であるアクリル系の液体樹脂を用い、これを金型で滑り止めパターン形状に注型によって成型する。図4に示すように、領域30には、溝40によって区切られた多数の隆起部50が形成されている。隆起部50は各々が孤立しているが、溝40は連続している。隆起部50の輪郭は、長方形の角を丸く形成した楕円形状であって、各々が独立して形成され、交互に位置をずらした千鳥状に配置されている。
図4のB−B断面図に示すように、隆起部50の上面には上部平面部52が備えられ、溝40には下部平面部54が備えられている。上部平面部52および下部平面部54の断面は直線状となっている。上部平面部52と下部平面部54との間には、傾斜部56が形成されている。傾斜部56は、隆起部50の側面であって、上部平面部52の周辺を構成している。
なお傾斜部56の断面は直線状であるが、製造上の都合により傾斜部56と下部平面部54との間には第1中間部が形成されており、曲率半径0.15mmの円弧状となっている。同様に傾斜部56と上部平面部52との間には第2中間部が形成されており、曲率半径0.45mmの略円弧状となっている。ただし本実施形態においては、説明の簡便のため、下部平面部54と傾斜部56の延長線の交点間を「下部平面部の幅=0.4mm」とし、上部平面部52と傾斜部56の延長線の交点間を「隣接する上部平面部間の距離=0.9mm」とする。なお、図中の寸法はすべて単位がmmであり、これらの寸法は例示にすぎない。
上部平面部から下部平面部までの深さは、0.14〜0.4mm、さらには0.2mm〜0.3mmであることが好ましく、図4のB−B断面図では0.25mmとしている。溝の深さが0.4mmより深いと、足裏との接触面積が少ないため滑りやすくなり、また溝部に汚れやカビが残りやすくなるためである。一方、0.14mmより浅いと、濡れた状態で床面の水の被膜が切れないために、滑り防止性が低下してしまうためである。したがって深さを上記範囲とすることにより、床面と足裏との接触面積を確保することができ、また水に濡れた状態でもエッジ効果が得られるため、高い滑り防止性を得ることができる。むしろ、乾いている状態より、水に濡れた状態の方が滑り止め効果は高い。隆起部50は、すべて、長軸・短軸の方向が同一の楕円形状であるが、滑り止め効果はいかなる方向においても得られる。また清掃性がよく、自然乾燥が早いという効果も有している。
傾斜部56の垂線からの角度は20°〜70°、さらには30°〜65°であることが好ましい。角度を20°以上とすることにより、水が傾斜部56と下部平面部54のなす角部をつたって毛細管現象によって広がるため、表面張力によって寄り集まることなく、床面に薄く広く拡散する。このためすばやく自然乾燥することができ、乾燥性を向上させることができる。一方、角度が70°より急峻となると、角部に汚れやカビが残りやすくなるため、清掃性が低下してしまう。すなわち、傾斜部56の角度を上記範囲とすることにより、水がすばやく床面に広がり、局所的に水が残ることがほとんどないため、乾燥性がよい。また、掃除もしやすい。
隣接する上部平面部間の距離は0.7mm〜1.9mm、さらには0.8mm〜1.6mmであることが好ましい。図4では上述の通り、0.9mmとしている。上記範囲とすることにより水がすばやく床面に広がり、しかも溝の深さを上記範囲としたことと相まって、水が蒸発しやすく、自然乾燥が早い。
下部平面部の幅は0.2mm〜1.7mm、さらには0.25mm〜1.5mmであることが好ましい。図4では上述の通り、0.4mmとしている。0.2mm以下では溝の断面積が小さすぎて水はけ性が悪くなるため好ましくなく、1.7mm以上では水膜が切れて寄り集まってしまうために水はけ性(濡れ性)が悪くなるためである。
上部平面部52は平面形状において角を丸く形成していることが好ましく、本実施形態では楕円形に形成している。角を丸くすることにより、水が傾斜部56と下部平面部54のなす角部をつたって回り込むことができ、すばやく拡散することが可能だからである。したがって楕円形の他にも、円形や、角の丸い略多角形などであってもよい。
上部平面部52および下部平面部54には、摩擦係数を向上させるために所定の粗さを有する微細凹凸が形成されている。上部平面部52の算術平均粗さRaは0.4μm〜5.0μm、さらには0.5〜3.0μmであることが好ましい。上記範囲とすることにより、上部平面部42上に付着した水の表面張力を破壊し、水滴が形成されることを防止することができる。また素足で歩いたときのすべり抵抗を大きくすることができる。
また上部平面部52の微細凹凸の算術平均傾斜△aは6°以上、さらには6.3°以上であることが好ましい。算術平均傾斜△aを上記範囲とすることにより、十分な滑り抵抗係数CSR・B(Coefficient of Slip Resistance・Bathroom)を得ることができるためである。なおCSR・Bは、測定用の滑動体を測定装置で引いて滑らせたときの、引張最大荷重を鉛直荷重で除した値と引張最小荷重を鉛直荷重で除した値の和として算出することができる。
図5(a)は、滑り抵抗係数CSR・Bと滑り評価尺度の関係を示す図である。図に示すように、CSR・Bが0.8以上であると滑りにくくなり、安全であることがわかる。
ここで、本実施形態で用いる滑り止めパターンを設けた浴室床と比較例の浴室床について、乾いた状態と濡れた状態で20人に素足で浴室床を歩いてもらい、比較感応的試験を行った。なお比較例としては、下部平面部の幅または隣接する上部平面部間の距離が上記範囲にないものを用いた。試験結果を図5(b)に示す。本実施形態では上記構成の隆起部50が形成されていることにより、水が床表面にあると、毛細管現象や水の表面張力作用により床方向(足の裏が吸い付く方向)に力が働くと考えられる。その結果として、滑りにくさが体感されると考えられる。
すなわち本実施形態の構成によれば、浴槽10の形状によって入浴者の入浴動作を誘導することにより、入浴者の足裏で最初に踏まれるよう構成されている、浴槽底面の特定の箇所(第1歩を踏み出す場所)に上記構成の多数の隆起部50を形成したことにより、浴槽における滑り防止性を向上させ、安全かつ快適に入室することができる。また、滑り止めパターンは浴槽底面の全体でなく、領域30に限って設けるため、工数やコストの増大を招かない。
図6は図1に示す浴槽10を浴室61に配置した図である。図6において、浴槽10に進入する入浴者の足裏で最初に踏まれるよう構成され、図4に示した滑り止めパターンが設けられた領域30Aを斜線部で示す。図6には、図1に示した領域30も示していて、領域30Aは、領域30の一部をなす。このように、本実施形態で新たに示す領域30Aは、より狭い領域に絞って滑り止めパターンを設けた領域である。
図6に示すように、浴槽縁16Aは、周辺の浴槽縁16B、16Cより低く形成されている部位である。このため、入浴者は、低く形成されている浴槽縁16Aを跨いで浴槽10に進入するよう、誘導される。すると、浴槽10に進入する入浴者の足裏で最初に踏まれるよう構成されているのは、周辺の浴槽縁16B、16Cより低く形成されている浴槽縁16Aに隣接している領域30Aであり、本実施形態では、この領域30Aに、滑り止めパターンが設けられている。これによれば、入浴者の入浴動作が浴槽縁の形状によって誘導されていることに着目し、浴槽に進入する入浴者の足裏で最初に踏まれる領域に滑り止めパターンが設けられ、入浴時の安全が確保される。
なお、領域30Aは、必ずしも、低く形成されている浴槽縁16Aの全域にわたって隣接している領域である必要はなく、図6に示すものより狭い、浴槽縁16Aの一部に隣接する領域であってもよい。
またここで、図1において検討した領域30について別の観点から、図6を用いて考察すると、領域30は領域30Bを含み、領域30Bは、浴槽10内に座った入浴者に把持されて入浴者が立ち上がることを目的とする手すり70に隣接する領域であり、この領域30Bに、滑り止めパターンが形成されている。本実施形態で新たに示す領域30Bも、より狭い領域に絞って滑り止めパターンを設けた領域である。これによれば、手すり70を把持して立ち上がろうとする入浴者の足裏で踏まれる領域30Bに滑り止めパターンが設けられ、浴槽10からの退出時の安全が確保される。
なお、領域30Bも、手すり70の全域にわたって隣接している領域である必要はなく、図6に示すものより狭い、手すり70の一部に隣接する領域であってもよい。
以上のように、浴槽10や手すり70によって入浴者の入浴動作が誘導されることに着目し、浴槽10に進入する入浴者の足裏で最初に踏まれるよう構成されている領域30Aや、浴槽10からの退出時に入浴者の足裏で踏まれる領域30Bに滑り止めパターンを設けることは、浴槽10内における入浴者の安全確保策として非常に有効である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、浴槽に適用可能である。
本発明による浴槽の第1の実施形態を示す平面図である。 図1に示す浴槽底面の傾斜を示す図である。 図1に示す浴槽の断面図である。 図1の浴槽底面の所定の領域に形成された滑り止めパターンの部分拡大平面図とその断面図である。 (a)は、滑り抵抗係数CSR・Bと滑り評価尺度の関係を示す図であり、(b)は、滑り止めパターンを設けた浴室床と比較例の浴室床について、乾いた状態と濡れた状態で比較感応的試験の結果を示す図である。 図1に示す浴槽を浴室に配置した図である。
符号の説明
10 浴槽
14A 背もたれ部
16、16A、16B、16C 浴槽縁
30、30A、30B 浴槽底面の領域
32 臀部載置部
36 足掛け部
40 溝
50 隆起部
70 手すり

Claims (6)

  1. 浴槽底面のうち、浴槽内に座る入浴者の臀部が配置されることを目的とした臀部載置部以外の領域に、滑り止めパターンが形成されていることを特徴とする浴槽。
  2. 浴槽底面のうち、浴槽縁であって周辺より低く形成されている部位に隣接する領域に、滑り止めパターンが形成されていることを特徴とする浴槽。
  3. 浴槽底面のうち、浴槽内に座った入浴者に把持されて該入浴者が立ち上がることを目的とする手すりに隣接する領域に、滑り止めパターンが形成されていることを特徴とする浴槽。
  4. 前記滑り止めパターンは、溝で区切られ千鳥状に配置された多数の隆起部を含み、
    前記隆起部の上面には上部平面部が備えられ、前記溝には下部平面部が備えられ、
    前記上部平面部の輪郭は楕円形状であることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の浴槽。
  5. 前記上部平面部の最短直線部を含む断面について、
    前記上部平面部から下部平面部までの深さは0.14mm〜0.4mmであり、
    前記下部平面部と上位平面部との間の傾斜の角度は20°〜70°であり、
    隣接する前記上部平面部間の距離は0.7mm〜1.9mmであり、
    前記下部平面部の幅は0.2mm〜1.7mmであることを特徴とする、請求項1から4までのいずれかに記載の浴槽。
  6. 前記上部平面部に微細凹凸が設けられ、
    前記微細凹凸は、算術平均粗さRaが0.4μm〜5.0μmであり、算術平均傾斜△aが6°以上であることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の浴槽。
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