JP6367012B2 - カウンター装置及び浴室ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、浴室に用いられるカウンター装置及びこれを備える浴室ユニットに関する。
従来より、浴室内に浴室カウンターを設けた浴室ユニットが知られる。ユーザは、洗面器やシャンプーボトル等の浴室用物品を浴室カウンターに載せた状態で、身体を洗う、髪を洗う等(以下、単に洗体という)の動作をできる。
この種の浴室カウンターとして、近年、ユーザが座れるように横幅寸法や奥行寸法を調整したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ユーザは、洗体時に浴室カウンターに座った状態で動作でき、風呂いすや床面に座った状態よりもゆったりとした姿勢をとれる。
特開2001−137147号公報
特許文献1の浴室ユニットでは、浴室カウンターに座る場合を前提として工夫されているが、その着座箇所に物品を載せる場合は何ら考慮されておらず、さらに使い勝手をよくするうえで改善の余地がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、使い勝手のよいカウンター装置を提供することにある。
上記課題を解決するための、本発明のある態様はカウンター装置に関する。カウンター装置は、物品載置部と、物品載置部に設けられ、浴室用物品を載置可能な被取付部とを有する浴室カウンターと、被取付部上に脱着可能に取り付けられる着座部材と、を備え、着座部材の下面には係合部が形成され、被取付部の上面には着座部材の下方において、該係合部との係合により着座部材の位置を保持する位置保持部が形成される。
この態様によると、被取付部上に着座部材を取り付けた場合には位置保持部と係合部の係合により着座部材の落下を防止できる。また、被取付部上から着座部材を取り外した場合には物品と位置保持部の係合により物品の落下を防止できる。よって、被取付部に座る場合と、被取付部に物品を載せる場合との何れの場合でも使い勝手がよくなる。
係合部は着座部材の下面に形成される窪み部であり、位置保持部は被取付部の上面に形成される突起部であってもよい。
被取付部は物品載置部に形成される凹部であってもよい。
この態様によると、被取付部の位置をユーザが視認し易くなり、着座部材の取り付け作業が容易になる。
凹部の側面は、その側端に向かうにつれて上方に傾斜するように形成され、凹部の側面と対向する着座部材の側面は、その側端に向かうにつれて上方に傾斜するように形成されてもよい。
この態様によると、被取付部に着座部材を取り付けたとき、これらの隙間の底側がユーザから見え難くなり、隙間の底側と入口側との間での明暗が目立ち難くなる。よって、この隙間が目立ち難くなり、意匠性が良好となる。
被取付部は、浴室内に設置されるスパウトから吐き出される水が着水可能な位置に形成されてもよい。
この態様によると、被取付部上を物品載せスペースとして用いるとき、その上に洗面器を置いたまま水を汲むことができ、使い勝手がよりよくなる。
位置保持部は、浴室カウンターの横幅方向に延びる突条部であってもよい。
この態様によると、突条部により流水が堰き止められるため、浴室カウンターの手前側にて浴室カウンターの前端部と床面との間に流水の落下を防止できる領域が設けられる。この領域に身体の一部を入れておけば、その一部への流水の落下を防止でき、洗体時に不快になるのを抑えられる。
着座部材の下面には、浴室カウンターとの接触面に働く摩擦抵抗により、該着座部材の滑りを防止するための滑り止め部が設けられてもよい。
この態様によると、ユーザが着座部材上に座るとき、被取付部に対する着座部材の位置ずれを滑り止め部により抑えられる。
着座部材の下面には下方に向けて突き出る突設部が設けられ、滑り止め部は突設部の下面に設けられてもよい。
この態様によると、突設部が設けられない場合より、被取付部に滑り止め部を接触させ易くなり、着座部材の位置ずれを安定して抑え易くなる。
着座部材の内部には該着座部材上に加わる荷重を複数の滑り止め部に伝達する荷重伝達部材が埋設されてもよい。
この態様によると、ユーザの着座部材への着座位置に偏りがある場合でも、ユーザの荷重を荷重伝達部材を通して滑り止め部に伝達でき、着座部材への局所的な荷重集中を抑え易くなる。
本発明の他の態様は浴室ユニットに関する。浴室ユニットは、上述の態様に係るカウンター装置を備える。
本発明によれば、使い勝手のよいカウンター装置が得られる。
実施形態に係るカウンター装置が用いられる浴室ユニットを示す平面図である。 実施形態に係るカウンター装置を示す斜視図である。 実施形態に係る浴室カウンターから着座部材を取り外した状態を示す平面図である。 実施形態に係る浴室カウンターに着座部材を取り付けた状態を示す平面図である。 実施形態に係るカウンター装置の一部の側面断面図である。 図6(a)は実施形態に係る突条部の中央部の側面断面図を示し、図6(b)はその端部の側面断面図を示す。 実施形態に係るカウンター装置の一部の正面断面図である。 図8(a)は実施形態に係る着座部材の側面断面図を示し、図8(b)は図8(a)のD部の拡大図を示す。 実施形態に係る着座部材の底面図を示す。 図10(a)は実施形態に係る被取付部上から着座部材を取り外したときの使用状態を示す平面図であり、図10(b)は被取付部上に着座部材を取り付けたときの使用状態を示す平面図である。
図1は実施形態に係るカウンター装置10が用いられる浴室ユニット100を示す平面図である。浴室ユニット100は、浴槽110と、カウンター装置10と、水栓120とを備え、これらは浴室130内に配設される。
図2はカウンター装置10を示す斜視図である。カウンター装置10は、浴室カウンター11と、着座部材13を備える。浴室カウンター11は、浴室130を区画する第1壁面131から手前側に突き出るように配設される。浴室カウンター11は横幅方向Xに延びるように板状に形成される。
浴室カウンター11の横幅方向Xの一端部11aは第1壁面131に隣接する第2壁面133に繋がるように設けられる。浴室カウンター11は、浴室130を区画する床面135から間隔を空けて配設される。浴室カウンター11は、後述する被取付部16に着座部材13を取り付けた状態で着座部材13上にユーザが座るとき、床面135上に足が着くように床面135からの高さが定められる。
なお、浴室カウンター11の横幅方向Xの他端部11bは、図1に示すように、浴槽110に繋がるように設けられる。また、第2壁面133にはシャワー装置のシャワーヘッド150が脱着自在に取り付けられる。
図2に戻り、水栓120は浴室カウンター11の横幅方向Xの一端部11aに設置される。水栓120は、スパウト121と、複数の吐水操作部123を備える。スパウト121は第1壁面131と第2壁面133のコーナー部137の近傍に設置される。スパウト121は、浴室カウンター11から起立するように取り付けられ、その先端部121aには吐水口125が形成される。各吐水操作部123はスパウト121より手前側に配設される。吐水操作部123には、スパウト121やシャワーヘッド150からの吐水の有無を切り替えるための切替操作部123Aと、スパウト121等から吐き出される水の温度を調整するための水温操作部123Bが含まれる。
図3は浴室カウンター11から着座部材13を取り外した状態を示す平面図である。スパウト121は、その基端部121bを通る中心軸線Q1周りに回転可能に設けられる。スパウト121は、中心軸線Q1周りの回転により、後述する被取付部16に吐水口125が臨む吐水位置と、被取付部16以外の方向に吐水口125が臨む収納位置の間を移動可能である。本図では吐水位置にある状態を実線で示し、収納位置にある状態を二点鎖線で示す。
浴室カウンター11は、物品載置部15と、被取付部16とを有する。物品載置部15は、浴室カウンター11の上面に形成される。物品載置部15は、洗面器、シャンプーボトル等の浴室用物品を載せるための領域として設けられる。
被取付部16は物品載置部15上に設けられる。被取付部16は物品載置部15上に形成される凹部17により構成される。被取付部16も、着座部材13を取り外したときに、浴室用物品を載せるための領域として設けられる。被取付部16は、浴室用物品、より詳細には、少なくとも洗面器を載置可能な大きさに形成される。被取付部16はスパウト121の吐水口125の下方であって、スパウト121から吐き出される水が着水可能な位置に形成される。
図4は浴室カウンター11に着座部材13を取り付けた状態を示す平面図である。着座部材13は弾性を有する扁平なクッション体により構成される。着座部材13は、ポリエチレン等の樹脂材料を素材としており、その素材を用いた熱圧成形等により得られる。着座部材13は被取付部16上に脱着自在に載せられるが、少なくとも脱着可能に取り付けられていればよい。着座部材13は、被取付部16上に取り付けられたとき、平面視において、凹部17内に収まるように嵌め込まれる。
図5はカウンター装置10の一部の側面断面図である。本図は図4のA−A線断面図でもある。着座部材13の下面には前部寄りの位置に係合部25が形成される。係合部25は着座部材13の下面にて上方に凹むように形成される窪み部により構成される。被取付部16の上面には係合部25の下方に位置保持部27が形成される。位置保持部27は被取付部16の上面にて上方に突き出るように形成される突起部としての突条部29により構成される。
着座部材13は、浴室カウンター11の突起部としての位置保持部27が、窪み部としての係合部25内に嵌め合うように配置される。着座部材13が浴室カウンター11から位置ずれしようとしたとき、位置保持部27と係合部25との係合により着座部材13の位置が保持され、着座部材13の手前側への落下を防止できる。
凹部17には、図3に示すように、浴室カウンター11の横幅方向X両側と、浴室カウンター11の奥側とにおいて、その底側の底面19から立ち上がる側面21が形成される。また、凹部17の底面19は、その手前側の前側端縁23が、浴室カウンター11の側面である前面11dに連なる位置まで形成される。また、被取付部16は、凹部17の底面19が、浴室カウンター11の奥側から手前側に向かうにつれて下方に向かうように傾斜して形成される。
突条部29は浴室カウンター11の横幅方向Xに延びるように形成される。突条部29は、浴室カウンター11の奥側にある後面29aが、その長手方向の中央部29cから長手方向の両端部29dに向かうにつれて、浴室カウンター11の手前側に向かうように傾斜して形成される。
被取付部16上の水は、凹部17の底面19の傾斜により方向P1に向けて流れ、凹部17の手前側にある前側端縁23まで流れる。このとき、突条部29より奥側から流れた水は、突条部29により堰き止められ、その後面29aの傾斜により長手方向の両端部29dがある方向P2に向けて流れ、そこから凹部17の前側端縁23まで流れる。凹部17の前側端縁23まで流れた水は、そこから手前側に流れ落ち、被取付部16上の水が排水される。
このとき、突条部29により流水が堰き止められるため、突条部29より手前側にて浴室カウンター11の前端部11cと床面135との間に、浴室カウンター11からの流水の落下を防止できる流水落下防止領域31が設けられる。ユーザが浴室カウンター11の下側に足等を入れて洗体するとき、かりに、浴室カウンター11から落下する流水が足等の身体の一部に当たるとユーザによっては不快になり易い。この点、本実施形態によれば、その流水落下防止領域31に身体の一部を入れておけば、その一部への流水の落下を防止でき、洗体時に不快になるのを抑えられる。
位置保持部27は、図5に示すように、浴室カウンター11の前端部11cから奥側にずれた位置に設けられる。被取付部16上には、浴室カウンター11の前端部11cから位置保持部27の間にかけての範囲S1を少なくとも含むように着座部材13が取り付けられる。かりに、位置保持部27が浴室カウンター11の前端部11cに設けられていると、被取付部16から着座部材13が奥側(図中右側)に位置ずれしたときに、位置保持部27が露出する恐れがある。このとき、ユーザの太ももの裏側が、着座部材13ではなく突条部29に直接に載ると座り心地を損ないかねない。この点、本実施形態によれば、その位置ずれが生じても着座部材13により位置保持部27が覆われたままとなり、位置ずれしたときの座り心地の低下を抑えられる。
図6(a)、(b)はそれぞれ、突条部29の長手方向の中央部29cと端部29dでの側面断面図を示す。図6(a)、(b)はそれぞれ、図4のB−B線断面図、C−C線断面図から着座部材13を省略した図でもある。
突条部29は、その長手方向に直交する断面形状が、突条部29に対して奥行方向Y両側にある被取付部16の一対の表面部分19aを滑らかに連ねるように曲線状に形成される。突条部29は、その断面形状が長手方向の全長に亘る範囲で曲線状に形成される。これにより、突条部29上に付着する水が自重により移動し易くなり、突条部29上に水が残り難くなり、衛生性が良好になる。
突条部29は、その後面29aの方が、浴室カウンター11の手前側にある前面29bよりも、水平面に対する勾配が大きくなるように形成される。これにより、突条部29の後面29aで効果的に水を堰き止め易くなる。また、被取付部16上に着座部材13を取り付けたとき、突条部29の前面29bの広い範囲で着座部材13を支持できる。着座部材13がクッション体により構成される場合、突条部29の支持範囲が狭いと、ユーザが着座部材13上に座るときに、突条部29上の身体部位に反力が集中して圧迫され易く、座り心地を損ないかねない。この点、本実施形態によれば、ユーザが着座部材13上に座るときに突条部29上の身体部位に反力が分散して伝わり、座り心地がよくなる。
また、突条部29は、その中央部29cの突出高さH1よりも両端部29dの突出高さH2の方が小さくなるように形成される。着座部材13上にユーザが座るとき、突条部29の両端部29d側にユーザの両足が載せられる場合が想定される。この場合に、突条部29の両端部29dの突出高さH2が小さければ、ユーザと突条部29の間での着座部材13の素材量を多くでき、突条部29から加わる反力を着座部材13により分散し易くなり、座り心地がよくなる。
図7はカウンター装置10の一部の正面断面図である。本図は図4のD−D線断面図でもある。被取付部16の側面21は、その側端21aに向かうにつれて上方に傾斜するように形成される。また、被取付部16の側面21と対向する着座部材13の側面33は、その側端33aに向かうにつれて上方に傾斜するように形成される。この着座部材13の側面33は、被取付部16の側面21の上方に位置し、その側面21の底側を覆うように設けられる。なお、本図では、図3の横幅方向Xの一方の側面21のみ図示したが、他方の側面21や奥側の側面21も同様である。
これにより、被取付部16に着座部材13を取り付けたとき、これらの間の隙間35の底側がユーザから見え難くなり、隙間35の底側と入口側との間での明暗が目立ち難くなる。よって、この隙間35が目立ち難くなり、意匠性が良好となる。また、被取付部16に着座部材13を取り付けるとき、被取付部16の側面21と着座部材13の側面33の接触により着座部材13が凹部17の中央位置に寄るように案内され、その取り付けが容易になる。
図8(a)は着座部材13の側面断面図を示し、図8(b)は(a)のE部の拡大図を示す。着座部材13の下面には下方に向けて膨らみ出るように突き出る裁頭円錐状の突設部37が複数設けられる。着座部材13の下面である突設部37の下面には滑り止め部39が設けられる。滑り止め部39はABS系弾性樹脂等の摩擦係数の大きいずれ止め材により構成され、突設部37の下面に接着等により取り付けられる。着座部材13は、被取付部16の上面に滑り止め部39が接触した状態でこれに取り付けられる。滑り止め部39は、被取付部16との接触面に働く摩擦抵抗により、着座部材13の滑りを防止するために設けられる。
図9は着座部材13の底面図を示す。滑り止め部39は、着座部材13の横幅方向Xの両側に位置するように複数設けられる。また、滑り止め部39は、着座部材13の奥行方向Yの両側に位置するように複数設けられる。
ユーザが着座部材13上に座るとき、被取付部16に対する着座部材13の位置ずれを滑り止め部39により抑えられる。また、被取付部16ではなく着座部材13に滑り止め部39が設けられるため、被取付部16に洗面器等の物品を載せるときに、その使い勝手に悪影響を及ぼさない。また、着座部材13の脱着が阻害されない利点もある。
特に、ずれ止め部39は突設部37の下面に設けられるため、突設部37を設けない場合より、被取付部16にずれ止め部39を接触させ易くなり、着座部材13の位置ずれを安定して抑え易くなる。また、着座部材13にずれ止め材を取り付けるとき、突設部37の位置を目印にずれ止め材を取り付けれるため、取り付け作業が容易になる。
着座部材13の内部には、図8、図9に示すように、荷重伝達部材41が埋設される。荷重伝達部材41はステンレス等の着座部材13より硬質な板材により構成される。荷重伝達部材41は各ずれ止め部39の上方に位置するように配置される。荷重伝達部材41は、着座部材13上にユーザが着座したときに、その上に加わる荷重を受けて各ずれ止め部39に伝達する。これにより、着座部材13がクッション体により構成されても、その全体の形状を硬質な荷重伝達部材41により保持できる。また、ユーザの着座部材13への着座位置に偏りがある場合でも、ユーザの荷重を荷重伝達部材41を通して各ずれ止め部39に分散して伝達でき、着座部材13への局所的な荷重集中を抑え易くなる。
以上のカウンター装置10の作用効果を説明する。被取付部16上から着座部材13を取り外したときには、図10(a)に示すように、被取付部16上に洗面器160等の物品を載せられる。このときは風呂いす170に座る等した状態で、洗面器160に貯めた水を用いて洗体できる。また、このときはスパウト121を吐水位置に移動させて、スパウト121の吐水口125から吐き出される水が洗面器160に届くようにする。
浴室カウンター11の被取付部16上に着座部材13を取り付けたときには、図10(b)に示すように、着座部材13にユーザが座れる。風呂いすに座る場合のように前屈みの姿勢にせずともよくなるため、ゆったりとした姿勢で洗体できる。このときはスパウト121を収納位置に移動させて、着座部材13に座るユーザに当たらないようにする。
このように、浴室カウンター11の被取付部16上に着座部材13が脱着可能に取り付けられるため、被取付部16上を物品載せスペースと着座スペースとして兼用できる。よって、浴室カウンター11の横幅寸法が狭い場合でも、物品載せスペースと着座スペースの両方に十分なスペースを確保できる。
また、被取付部16上には位置保持部27が設けられるため、着座部材13を取り付けた場合には着座部材13の落下を防止できる。また、着座部材13を取り外した場合には物品と位置保持部27の係合により位置を保持し、その落下を防止できる。よって、被取付部16に座る場合と、被取付部16に物品を載せる場合との何れの場合でも使い勝手がよくなる。
また、被取付部16の位置保持部27上に着座部材13が設けられるため、着座部材13は位置保持部27上に敷かれるように取り付けられる。よって、ユーザは硬質な位置保持部27上に直接に座らず、クッション体のような軟質な着座部材13上に座れ、座り心地の低下を抑えられる。
また、被取付部16は凹部17により構成されるため、その位置をユーザが視認し易くなり、着座部材13の取り付け作業が容易になる。また、凹部17により構成される被取付部16がスパウト121から吐き出される水が着水可能な位置に形成されるため、着座部材13を被取付部16に取り付けたときでも、スパウト121の吐水口125から着座部材13までの高さを確保し易くなる。よって、被取付部16に着座部材13を取り付けたときでも、着座部材13上に洗面器160を載せて使い易くなる。この場合、洗面器と着座部材13の摩擦により洗面器の落下を防止できる。
また、被取付部16がスパウト121から吐き出される水が着水可能な位置に形成されるため、被取付部16上を物品載せスペースとして用いるとき、その上に洗面器を置いたまま水を汲むことができ、使い勝手がよりよくなる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示すにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
浴室カウンター11は、第2壁面133や浴槽110に繋がるように設けられたが、その配置態様はこれに限られないし、浴室カウンター11と床面135の間にはカウンターエプロンが取り付けられてもよい。また、スパウト121は浴室カウンター11に設置される例を説明したが、浴室130内に設置されていればよく、たとえば、その近傍の壁面131、133等に設置されてもよい。
着座部材13は、弾性を有するクッション体により構成される例を説明したが、弾性のない硬質な木材、樹脂材等により構成されてもよい。着座部材13は扁平に形成される例を説明したが、その形状は特に限られない。
着座部材13の係合部25は窪み部により構成され、物品載置部15の位置保持部27は突条部29、つまり、突起部により構成された例を説明したが、係合部25が突起部により構成され、位置保持部27が窪み部により構成されてもよい。この場合、窪み部としての位置保持部27に水が溜まらないように排水路を設けてもよい。また、係合部25と位置保持部27のそれぞれが突起部により構成されてもよい。この場合、係合部25と位置保持部27は、浴室カウンター11の横幅方向X、奥行方向Yにずれた位置に横並びとなるように配置されてもよい。いずれの場合も、係合部25は、着座部材13の下面に形成され、位置保持部27は、被取付部16に取り付けられる着座部材13の下方にて形成される。
また、係合部25や位置保持部27の形状は、上述したものに特に限られない。位置保持部27は、たとえば、浴室カウンター11の横幅方向Xに間隔を空けて設けられる複数又は単数の突起部により構成されてもよい。
浴室カウンター11の被取付部16は凹部17により構成される例を説明したが、段差のない平坦部により構成されてもよい。また、被取付部16は、凹部17により構成される場合、その側面33の形状は特に限られない。
また、上述の実施形態では、被取付部16の上面である凹部17の底面19に付着した水が、被取付部16の上面の手前側にある前側端縁23から排水されるように、その上面に傾斜を設ける例を説明した。被取付部16は、平坦部、凹部17等のいずれにより構成される場合でも、その上面の水を前側端縁23から排水可能となるように、その上面が傾斜して形成されてもよい。このとき、この傾斜勾配は、被取付部16の奥行方向Yの途中位置から前側端縁23にかけての範囲を少なくとも含むように形成されていてもよい。
ずれ止め部39はずれ止め材により構成されたが、ずれ止め機能を発揮できればよく、着座部材13の下面に形成される凹凸により構成されてもよい。また、ずれ止め部39は着座部材13の下面に間隔を空けて設けられたが、着座部材13の下面全体に設けられてもよい。また、ずれ止め材は、摩擦係数が大きい素材であればよく、ABS系弾性樹脂の他の弾性樹脂やゴムでもよい。
10…カウンター装置、11…浴室カウンター、13…着座部材、15…物品載置部、16…被取付部、17…凹部、21…側面、25…係合部、27…位置保持部、29…突条部、33…側面、37…突設部、39…ずれ止め部、41…荷重伝達部材、100…浴室ユニット、121…スパウト。

Claims (10)

  1. 物品載置部と、前記物品載置部に設けられ、浴室用物品を載置可能な被取付部とを有する浴室カウンターと、
    前記被取付部上に脱着可能に取り付けられる着座部材と、を備え、
    前記着座部材の下面には係合部が形成され、
    前記被取付部は、前記物品載置部に形成される平坦な底面の凹部である、または、平坦部であり、
    前記被取付部の上面には前記着座部材の下方において、該係合部との係合により前記着座部材の位置を保持する位置保持部が形成され、
    前記位置保持部は、前記浴室カウンターの前端部側に設けられ、前記被取付部の上面に形成される突起部であることを特徴とするカウンター装置。
  2. 前記係合部は、前記着座部材の下面に形成される窪み部であることを特徴とする請求項1に記載のカウンター装置。
  3. 前記被取付部は、前記物品載置部に形成される凹部であることを特徴とする請求項1または2に記載のカウンター装置。
  4. 前記凹部の側面は、その側端に向かうにつれて上方に傾斜するように形成され、
    前記凹部の側面と対向する前記着座部材の側面は、その側端に向かうにつれて上方に傾斜するように形成されることを特徴とする請求項3に記載のカウンター装置。
  5. 前記被取付部は、浴室内に設置されるスパウトから吐き出される水が着水可能な位置に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカウンター装置。
  6. 前記位置保持部は、前記浴室カウンターの横幅方向に延びる突条部であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のカウンター装置。
  7. 前記着座部材の下面には、前記被取付部との接触面に働く摩擦抵抗により、該着座部材の滑りを防止するための滑り止め部が設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のカウンター装置。
  8. 前記着座部材の下面には下方に向けて突き出る突設部が設けられ、
    前記滑り止め部は前記突設部の下面に設けられることを特徴とする請求項7に記載のカウンター装置。
  9. 前記着座部材の内部には、該着座部材上に加わる荷重を前記滑り止め部に伝達する荷重伝達部材が埋設されることを特徴とする請求項7または8に記載のカウンター装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のカウンター装置を備えることを特徴とする浴室ユニット。
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