JP7117524B2 - 水廻り用の床 - Google Patents

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Description

本開示は、水廻り用の床に関する。
特許文献1には、表面に間隔を空けて島状に形成された複数の凸部と、複数の凸部のそれぞれの間に凸部を取り囲むように設けられる導水路とを備えた水廻り用の床が開示されている。
特開2009-179937号公報
しかしながら、特許文献1に記載の水廻り用の床においては、触感を向上させるという観点において未だ改善の余地がある。
従って、本開示の目的は、前記課題を解決することにあって、触感を向上させることができる水廻り用の床を提供することにある。
上記目的を達成するために、本開示の一態様の水廻り用の床は、基準面から上方に隆起し、前記基準面上の第1方向に長手方向を有する複数の第1の凸部と、
前記基準面から上方に隆起し、前記第1方向と交差する前記基準面上の第2方向に長手方向を有する複数の第2の凸部と、を備え、
前記複数の第1の凸部及び前記複数の第2の凸部の長手方向の端部は、それぞれ、連続して湾曲して前記基準面に接続される。
本開示に係る水廻り用の床によれば、触感を向上させることができる。
本開示に係る実施形態の水廻り用の床の斜視図 図1の水廻り用の床のZ1部分の拡大斜視図 図2の水廻り用の床の一部の平面図 図3のCS1-CS1線で切断した水廻り用の床の縦断面図 図3のCS2-CS2線で切断した水廻り用の床の縦断面図 図4における第1の凸部及び第2の凸部上の凹凸を示す切断部端面図
(本開示の基礎となった知見)
本発明者らは、水廻り用の床の触感を向上させるために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
従来の水廻り用の床においては、複数の凸部の周囲に導水路(溝)が形成される。導水路は、段状に形成され所定の幅及び深さを有する。導水路の側面は、底面に対して90度に近い傾斜に形成される。
しかしながら、従来の水廻り用の床においては、導水路の側面は底面に対して急傾斜となっているため、導水路の側面と底面との接続部は角を形成しやすい。このため、使用者が床に触れたとき、当該接続部と使用者の肌との間に隙間が形成されやすい。これにより、使用者の肌と床との接触面積が減少して床の触感を損ね得る。
これに対して、本発明者らは、長手方向を有する複数の第1の凸部及び第2の凸部を備え、それぞれの長手方向を交差させて、複数の第1の凸部及び複数の第2の凸部の長手方向の端部をそれぞれ連続して湾曲して基準面に接続する床の構成を見出した。これにより、本発明者らは、複数の凸部の長手方向の端部と基準面との接続部を滑らかにすることで、使用者の肌と床との接触面積を増加させることができ、床の触感を向上させることができることを見出した。
これらの新規な知見に基づき、本発明者らは、以下の開示に至った。
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によって本開示が限定されるものではない。
(実施形態)
図1は、本開示に係る実施形態の水廻り用の床10の斜視図である。床10は、水廻りにおいて使用される。本実施形態では、床10は浴室内で使用される。図1に示すように、床10は、浴槽1を有する浴室内で、浴槽1の側方において浴室の洗い場の底面に配置される。
図2は、図1の水廻り用の床10のZ1部分の拡大斜視図である。図2に示すように、床10は、基準面13上に、複数の第1の凸部15と複数の第2の凸部17とを備える。複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、基準面13から上方に隆起して形成される。ここで基準面13は、床10の上面を示す。
複数の第1の凸部15は、基準面13上の第1方向に長手方向を有する。複数の第2の凸部17は、基準面13上の第2方向に長手方向を有する。本実施形態では、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、平面視において、長手方向の端部が半円形状に丸められた矩形状に形成される。
ここで基準面13上の第1方向及び第2方向は、床10の基準面13に沿った所定の方向である。第1方向及び第2方向は互いに交差する方向である。本実施形態では、第1方向及び第2方向は互いに直交する方向である。図において、X方向は第1方向を示し、Y方向は第2方向を示し、Z方向はX方向及びY方向に直交する高さ方向を示す。すなわち、複数の第1の凸部15はX方向に長手方向を有し、複数の第2の凸部17はY方向に長手方向を有する。また、複数の第1の凸部15は、Y方向に短手方向を有し、複数の第2の凸部17はX方向に短手方向を有する。
床10の基準面13において、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の所定の数の集まりが、複数並んで配置される。具体的には、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17が、規則的に並んで配置される。すなわち、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、周期的に配置される。
本実施形態では、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、第1方向(X方向)及び第2方向(Y方向)に沿って交互に周期的に配置される。すなわち、第1方向に沿って第1の凸部15及び第2の凸部17が交互に配置され、第2方向に沿って第1の凸部15及び第2の凸部17が交互に配置される。言い換えると、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17はそれぞれ千鳥状に配置される。
また、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、互いに間隔を空けて配置される。具体的には、それぞれの第1の凸部15は、それぞれの第2の凸部17から基準面13を介して離れて配置されている。
次に図3から図5を用いて、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17について詳細に説明する。図3は、図2の水廻り用の床10の一部の平面図である。図4は、図3のCS1-CS1線で切断した水廻り用の床10の縦断面図である。図5は、図3のCS2-CS2線で切断した水廻り用の床10の縦断面図である。
図3に示すように、平面視において、複数の第1の凸部15の外周は、2つの直線部15aと、2つの直線部15aに接続される2つの曲線部15bとを有する。平面視において、複数の第2の凸部17の外周は、2つの直線部17aと、2つの直線部17aに接続される2つの曲線部17bとを有する。
2つの直線部15aは第1方向(X方向)に延びる。一方の曲線部15bは2つの直線部15aの一端と接続し、他方の曲線部15bは2つの直線部15aの他端と接続する。一方の曲線部15bは第1方向(+X方向)に向けて連続して湾曲し、他方の曲線部15bは第1方向(-X方向)に向けて連続して湾曲する。
2つの直線部17aは第2方向(Y方向)に延びる。一方の曲線部17bは2つの直線部17aの一端と接続し、他方の曲線部17bは2つの直線部17aの他端と接続する。一方の曲線部17bは、第2方向外側(+Y方向)に向けて連続して湾曲し、他方の曲線部17bは第2方向(-Y方向)に向けて連続して湾曲する。
複数の第1の凸部15の長手方向(X方向)の長さD1は、複数の第2の凸部17の長手方向(Y方向)の長さD2よりも長い。ここで、長さD1は第1の凸部15における長手方向の両端P1間の長さであり、長さD2は第2の凸部17における長手方向の両端P2間の長さである。長さD1は、例えば、2.0mm以上16.0mm以下である。長さD1は、好ましくは、3.3mm以上6.3mm以下である。長さD2は、例えば、0.8mm以上6.0mm以下である。長さD2は、好ましくは、1.1mm以上2.3mm以下である。長さD1,D2を前記数値範囲内に設定することで、床10の触感をより向上させることができる。本実施形態では、長さD1は4.8mmであって、長さD2は1.7mmである。
複数の第1の凸部15の短手方向(Y方向)の長さD3は、複数の第2の凸部17の短手方向(X方向)の長さD4の0.9倍以上1.1倍以下である。ここで、長さD3は第1の凸部15における短手方向の両端P3間の長さであり、長さD4は第2の凸部17における短手方向の両端P4間の長さである。長さD3,D4は、例えば、0.4mm以上4.0mm以下である。長さD3,D4は、好ましくは、0.8mm以上1.6mm以下である。長さD3,D4を前記数値範囲内に設定することで、床10の触感をより向上させることができる。本実施形態では、長さD3,D4は1.2mmである。
それぞれの第1の凸部15間の短手方向(Y方向)の配置間隔D5は、例えば、0.8mm以上6.5mm以下である。配置間隔D5は、好ましくは、1.4mm以上2.6mm以下である。それぞれの第1の凸部15間の長手方向(X方向)の配置間隔D6は、例えば、1.4mm以上11.5mm以下である。配置間隔D6は、好ましくは、2.4mm以上4.6mm以下である。配置間隔D5,D6を前記数値範囲内に設定することで、床10の触感をより向上させることができる。本実施形態では、配置間隔D5は2.0mmであって、配置間隔D6は、3.5mmである。
図4及び図5に示すように、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の長手方向の端部は、それぞれ、連続して湾曲して基準面13に接続される。具体的には、第1の凸部15の長手方向(X方向)の両端P1及び第2の凸部17の長手方向(Y方向)の両端P2は、それぞれ、連続して湾曲して基準面13に接続される。すなわち、両端P1,P2は、基準面13に対して、段状に形成されずに滑らかに接続される。複数の第1の凸部15の曲線部15b及び複数の第2の凸部17の曲線部17bにおいても、両端P1,P2と同様に、基準面13に対して段状に形成されずに滑らかに接続される。
両端P1における基準面13と第1の凸部15とが成す角度θ1は、例えば15度以上70度以下である。本実施形態では、角度θ1は30度である。両端P2における基準面13と第2の凸部17とが成す角度θ2は、例えば20度以上75度以下である。本実施形態では、角度θ2は45度である。
複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17において、長手方向の端部と基準面13との成す角度は、短手方向の端部と基準面13との成す角度よりも小さい。具体的には、両端P1において基準面13と第1の凸部15とが成す角度θ1は、第1の凸部15の短手方向(Y方向)の両端P3において基準面13と第1の凸部15とが成す角度θ3よりも小さい。両端P2において基準面13と第2の凸部17とが成す角度θ2は、第2の凸部17の短手方向(X方向)の両端P4において基準面13と第2の凸部17とが成す角度θ4よりも小さい。
角度θ3,θ4は、例えば80度以上90度以下である。本実施形態では、角度θ3,θ4は90度である。これにより、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の短手方向の側面を急傾斜にすることができるため、長さD3,D4を短くして、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の高さを高くすることができる。このため、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の意匠性を向上させることができる。また、長さD3,D4を短くすることができるため、隣り合う複数の凸部15,17の間隔を空けた状態で、複数の凸部15,17をより密に配置することができる。このため、排水性を低下させることなく床10の触感をより向上させることができる。
複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の上面は、連続した曲面で形成される。すなわち、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の上面は、段状に形成されずに、上方(+Z方向)に向けて連続して湾曲して形成される。
具体的には、長手方向(X方向)において、第1の凸部15の上面A1は、基準面13(両端P1)から上方(+Z方向)に向けて連続して湾曲して形成される。短手方向(Y方向)において、第1の凸部15の上面A1は、基準面13から上方に立ち上がって形成された側面A2の上端部から上方に向けて連続して湾曲して形成される。
長手方向(X方向)において、第2の凸部17の上面B1は、基準面13(両端P2)から上方(+Z方向)に向けて連続して湾曲して形成される。短手方向(Y方向)において、第2の凸部17の上面B1は、基準面13から上方に立ち上がって形成された側面B2の上端部から上方に向けて連続して湾曲して形成される。
複数の第1の凸部15の高さH1は、複数の第2の凸部17の高さH2よりも高い。ここで、高さH1は基準面13から複数の第1の凸部15の上端までの高さ方向(Z方向)の長さであり、高さH2は基準面13から複数の第2の凸部17の上端までの高さ方向(Z方向)の長さである。高さH1は、例えば0.2mm以上2.0mm以下である。高さH1は、好ましくは、0.3mm以上0.7mm以下である。本実施形態では、高さH1は、0.5mmである。高さH2は、例えば0.1mm以上1.6mm以下である。高さH2は、好ましくは、0.2mm以上0.4mm以下である。本実施形態では、高さH2は、0.3mmである。高さH1,H2を前記数値範囲内に設定することで、床10の触感をより向上させることができる。
本実施形態では、床10は、樹脂材料で形成され、複数の層を含む。具体的には、床10は、第1の層50と、第2の層70と、第3の層90とを備える。第1の層50は、床10の基礎となる層であって第2の層70を支持する。第2の層70は、第1の層50の上に積層され、弾性材料で形成される。
第3の層90は、第2の層70の上に積層される。第3の層90の上面は基準面13であって、第3の層90の上面において複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17が形成される。
第1の層50は、例えば、合板、中密度繊維板(MDF)、繊維強化プラスチック(FRP)で形成される。第2の層70は、例えば、ポリエチレンシートで形成される。第3の層90は、例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)で形成される。
第1の層50の厚みt1は、例えば3mm以上20mm以下である。第2の層70の厚みは、例えば3mmである。第3の層90の厚みt3は、例えば1.0mm以上1.5mm以下である。第3の層90の厚みt3は、第2の層70と接する下面から基準面13までの高さ(Z方向の長さ)である。
図6は、図4における第1の凸部15及び第2の凸部17上の凹凸30を示す切断部端面図である。なお、図6では、凹凸30を強調して図示している。図6に示すように、基準面13、複数の第1の凸部15の上面A1、又は複数の第2の凸部17の上面B1の少なくとも一部には、凹凸30が形成される。本実施形態では、基準面13、複数の第1の凸部15の上面A1、及び複数の第2の凸部17の上面B1に、凹凸30が形成される。
凹凸30は、基準面13、上面A1及び上面B1において、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17による凹凸の幅及び高さよりも小さく形成される。凹凸30は、例えばサンドブラストによってランダムに形成される。これにより形成される凹凸30の平面視における形状は、例えば多角形、楕円である。
凹凸30の断面視縦方向(深さ方向)の表面粗さRzjisは、例えば3μm以上40μm以下である。表面粗さRzjisは、好ましくは、8μm以上16μm以下である。凹凸30の断面視横方向(幅方向)の表面粗さRSmは、例えば250μm以下である。表面粗さRSmは、好ましくは、25μm以上47μm以下である。表面粗さRzjis,RSmを前記数値範囲内に設定することで、床10の触感をより向上させることができる。本実施形態では、Rzjisは12μmであって、RSmは36μmである。
ここで、表面粗さRzjisは、十点平均粗さを示し、粗さ曲線で最高の山頂から高い順に5番目までの山高さの平均と、最深の谷底から深い順に5番目までの谷深さの平均の和である。表面粗さRSmは、粗さ曲線要素の平均長さであって、基準長さにおける輪郭曲線要素の長さの平均である。
[効果]
本実施形態に係る水廻り用の床10によれば、以下の効果を奏することができる。
本実施形態に係る水廻り用の床10は、複数の第1の凸部15と、複数の第2の凸部17とを備える。複数の第1の凸部15は、基準面13から上方に隆起し、基準面13上の第1方向(X方向)に長手方向を有する。複数の第2の凸部17は、基準面13から上方に隆起し、第1方向と交差する基準面13上の第2方向(Y方向)に長手方向を有する。複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の長手方向の端部は、それぞれ、連続して湾曲して基準面13に接続される。
この構成によれば、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の長手方向の端部を連続して湾曲して基準面13に接続することで、使用者の肌と床10との接触面積を増加させることができ、床10の触感を向上させることができる。また、複数の第1の凸部15の長手方向(X方向)を複数の第2の凸部17の長手方向(Y方向)に対して交差させることで、床10での滑りを防止することができる。
また、本実施形態に係る水廻り用の床10において、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、第1方向(X方向)及び第2方向(Y方向)に沿って交互に周期的に配置される。
この構成によれば、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17を、第1方向及び第2方向に沿って交互に周期的に配置することで、例えば織物のような触感を得ることができる。また、意匠性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る水廻り用の床10において、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、互いに間隔を空けて配置される。
この構成によれば、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17を互いに間隔を空けて配置することで、水が凸部15,17によって堰き止められることを防止することができる。このため、排水性を向上させることができる。このため、水が乾燥しきらずに床10に残ることを抑制することができるため、防汚性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る水廻り用の床10において、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の上面は、連続した曲面で形成される。
この構成によれば、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の上面を連続した曲面で形成することで、触感をより向上させることができる。
また、本実施形態に係る水廻り用の床10において、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17において、長手方向の端部と基準面13との成す角度は、短手方向の端部と基準面13との成す角度よりも小さい。
この構成によれば、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17において、基準面13に対して、長手方向の端部を短手方向の端部よりも滑らかに接続することができる。また、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の短手方向の端部により、床10での滑りをより一層防止することができる。
また、本実施形態に係る水廻り用の床10において、複数の第1の凸部15の長手方向(X方向)の長さD1は、複数の第2の凸部17の長手方向(Y方向)の長さD2よりも長い。
この構成によれば、長さD1を長さD2よりも長くすることで、触感をより向上させることができる。
また、本実施形態に係る水廻り用の床10において、複数の第1の凸部15の高さH1は、複数の第2の凸部17の高さH2よりも高い。
この構成によれば、高さH1を高さH2よりも高くすることで、触感をより向上させることができる。
また、本実施形態に係る水廻り用の床10において、複数の第1の凸部15の短手方向(Y方向)の長さD3は、複数の第2の凸部17の短手方向(X方向)の長さD4の0.9倍以上1.1倍以下の長さである。
この構成によれば、長さD3を、長さD4の0.9倍~1.1倍の長さにすることで、触感をより向上させることができる。
また、本実施形態に係る水廻り用の床10において、基準面13、複数の第1の凸部15の上面A1、又は複数の第2の凸部17の上面B1の少なくとも一部には、凹凸30が形成される。
この構成によれば、基準面13、複数の第1の凸部15の上面A1、又は複数の第2の凸部17の上面B1の少なくとも一部に、凹凸30を形成することで、触感をより向上させることができる。また、水が凹凸30に付着する表面積を増加させることができる。これにより、表面張力による吸着性を増加させることができるため、床10での滑りをより一層防止することができる。
また、本実施形態に係る水廻り用の床10において、基礎となる第1の層50と、第1の層50の上に積層され、弾性材料で形成される第2の層70と、第2の層70の上に積層される第3の層90とを備える。第3の層90には、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17が形成される。
この構成によれば、弾性材料で形成される第2の層70を備えることで、転倒時の危険性を抑制することができる。また、触感をより向上させることができる。
なお、本開示は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。前記実施形態では、床10は浴室内で使用されるとしたが、これに限定されない。床10は、水廻りで使用されれば他の場所で使用されてもよい。床10は、例えば、洗面所の床や浴槽の底面であってもよい。
また、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、第1方向及び第2方向に沿って交互に周期的に配置されるとしたが、凸部15,17の長手方向の端部が、連続して湾曲して基準面13に接続されていれば、他の構成であってもよい。複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、例えば、複数個ずつ、第1方向及び第2方向に沿って交互に周期的に配置されてもよい。また、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17は、例えば任意に配置されてもよい。
また、複数の第1の凸部15及び複数の第2の凸部17の上面は、連続した曲面で形成されるとしたが、凸部15,17の長手方向の端部が、連続して湾曲して基準面13に接続されていれば他の構成であってもよい。複数の第1の凸部15の上面A1及び複数の第2の凸部17の上面B1は、例えば、上端の一部が平坦に形成されていてもよい。
また、平面視において、複数の第1の凸部15の外周は、2つの直線部15aと、2つの直線部15aに接続される2つの曲線部15bとを有するとしたが、これに限定されない。平面視において、複数の第1の凸部15の外周は、例えば楕円形状であってもよい。
また、基準面13、複数の第1の凸部15の上面A1、又は複数の第2の凸部17の上面B1の少なくとも一部には、凹凸30が形成されるとしたが、凹凸30が形成されていなくてもよい。
また、前記実施形態における寸法は一例であって、これに限定されない。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、実施形態における要素の組み合わせや順序の変化は、本開示の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
1 浴槽
10 床
13 基準面
15 第1の凸部
15a 直線部
15b 曲線部
17 第2の凸部
17a 直線部
17b 曲線部
30 凹凸
50 第1の層
70 第2の層
90 第3の層

Claims (8)

  1. 基準面から上方に隆起し、前記基準面上の第1方向に長手方向を有する複数の第1の凸部と、
    前記基準面から上方に隆起し、前記第1方向と交差する前記基準面上の第2方向に長手方向を有する複数の第2の凸部と、を備え、
    前記複数の第1の凸部及び前記複数の第2の凸部は、前記第1方向及び前記第2方向に沿って交互に周期的に配置され、
    前記複数の第1の凸部及び前記複数の第2の凸部の長手方向の端部は、それぞれ、連続して湾曲して前記基準面に接続され
    前記複数の第1の凸部及び前記複数の第2の凸部において、長手方向の端部と前記基準面との成す角度は、短手方向の端部と前記基準面との成す角度よりも小さい、水廻り用の床。
  2. 前記複数の第1の凸部及び前記複数の第2の凸部は、互いに間隔を空けて配置される、請求項に記載の水廻り用の床。
  3. 前記複数の第1の凸部及び前記複数の第2の凸部の上面は、連続した曲面で形成される、請求項1または2に記載の水廻り用の床。
  4. 前記複数の第1の凸部の長手方向の長さは、前記複数の第2の凸部の長手方向の長さよりも長い、請求項1~のいずれか一項に記載の水廻り用の床。
  5. 前記複数の第1の凸部の高さは、前記複数の第2の凸部の高さよりも高い、請求項1~のいずれか一項に記載の水廻り用の床。
  6. 前記複数の第1の凸部の短手方向の長さは、前記複数の第2の凸部の短手方向の長さの0.9倍以上1.1倍以下の長さである、請求項1~のいずれか一項に記載の水廻り用の床。
  7. 前記基準面、前記複数の第1の凸部の上面、又は前記複数の第2の凸部の上面の少なくとも一部には、凹凸が形成される、請求項1~のいずれか一項に記載の水廻り用の床。
  8. 基礎となる第1の層と、
    前記第1の層の上に積層され、弾性材料で形成される第2の層と、
    前記第2の層の上に積層され、前記複数の第1の凸部及び前記複数の第2の凸部が形成された第3の層と、を備える請求項1~のいずれか一項に記載の水廻り用の床。
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