JP2007111928A - 化粧シート - Google Patents

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Abstract

【課題】内装材、家具什器類、家電製品等の表面化粧に使用され、表面は視覚的及び手触り感として凹凸感のある落ち着いた艶消し感及びソフト感があり、しかも、耐摩耗性や耐傷性及び耐有機溶剤性に優れ、艶消し感を長期にわたり維持することのできる耐久性に優れた化粧シートを提供する。
【解決手段】印刷シート5に設けた印刷層4の表面に、透明な樹脂成分を主成分とする保護層が設けられており、この保護層が、印刷シート5の印刷層4上に設けられた第1保護層7と、透明又は半透明の球状粒子8を含有し前記第1保護層7上の所定部分に設けられた第2保護層9とからなり、第1保護層の突出した表面の艶が第2保護層表面の艶より低くなっている化粧シート1。
【選択図】図1

Description

この発明は、住宅等の建築物の内装材や造作材、建具等の建築資材、家具什器類、住宅機器や家電製品等の表面化粧に使用するための化粧シート、更に詳しくは、表面は視覚的及び手触り感として凹凸感のある落ち着いた艶消し感があり、しかも、耐摩耗性や耐傷性及び耐有機溶剤性に優れ、艶消し感を長期にわたり維持することのできる耐久性に優れた化粧シートに関する。
従来、上述した特殊化粧シートは、次に述べるような印刷方法によって製作されている。
先ず第1の方法は、基材の上に木目模様を形成し、この木目模様の上に透明又は半透明の艶のある反応性硬化型樹脂塗膜層による表面保護層を形成し、前記表面保護層の上に艶消しインキ組成物による導管溝模様層を形成し、視覚的にエンボス効果を現出させる方法である(例えば、特許文献1参照)。
次に第2の方法は、化粧用紙上に木目模様層を形成し、この木目模様層上に透明又は半透明の反応性硬化型樹脂による表面保護層を形成し、前記表面保護層上に反応性硬化型インキによる導管溝模様層を形成し、この導管溝模様層を形成しない印刷版により透明又は半透明の表面保護層を前記導管溝模様層に印刷見当を合わせる方法である(例えば、特許文献2参照)。
更に、第3の方法は、着色フィルムに木目模様を印刷し、その上に透明なフィルムを貼り合わせた後、導管溝等の柄模様をエンボス版により表面にエンボス加工して凹部を形成し、更にこの凹部をワイピング手法により谷染めし、透明又は半透明の表面保護層をグラビア方式で全面に形成する方法である。
ところで、化粧用シートに対する需要者の要望はますます高度になりつつあり、表面仕上げによって視覚的エンボス効果、又は、実質的に凹凸があり、かつ、導管溝以外の部分においても落ち着いた艶消し仕上げ表面であり、手触り感として木質感を表現するソフトな仕上げが好まれている。
また、品質においては、耐摩耗性や耐傷性及び耐有機溶剤性に優れ、かつ、艶消し感を長期にわたり維持することのできる耐久性に優れた化粧シートが要望されている。
一方、従来よりスエード調を現出させるために利用されていたビーズを含む塗料による表面保護層により、耐スクラッチ性が良好な艶消し化粧材も提案されている。また、表面保護層に凹凸を形成する方法としては、通常の熱エンボス法や賦形シート上へのキャスティング法が提案されている(例えば、特許文献3)。
特開昭52−38002号公報 特許第2884842号公報 特開平6−79831号公報
しかしながら、このような要望を満たすために提案されている第1と第2の方法による化粧シートは、導管模様部等の所望の部分を視覚的または手触り感として凹部に現出できるが、前記導管模様部等の所望の部分以外の手触り感として木質感を表現するソフトな仕上がりには不十分である。
また、第3の方法による化粧シートは、エンボス版によりエンボス加工して凹部を形成した後、この凹部をワイピング手法によりインキにて谷染めするために、全ての凹部は同一色調になり、意匠性において需要者の要望を満たすことが困難であると共に、他のエンボスされない部分の手触り感は現出できない。
また、前述の特許文献3のビーズ顔料を用いたものについても、木目模様層上にビーズ顔料を含有する表面保護層を設け、さらにその表面保護層に木目導管溝などの木目板表面の凹凸を表現する凹凸は、熱エンボス法や賦形シート上へのキャスティング法が提案されているが、加工機としてグラビア印刷機以外に熱エンボス加工機又はキャスティング法の設備が必要となる。
そこで、この発明は、グラビア印刷方式により、表面が耐摩耗性、耐傷性及び耐有機溶剤性に優れ、天然木を艶消し塗装した手触り感と視覚的に天然木の木質感が得られ、しかも、十分な凹凸感が再現された木目模様のある意匠性に優れたプレコート化粧シートを提供することにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、印刷シートに設けた印刷層の表面に、透明な樹脂成分を主成分とする保護層が設けられてなる化粧シートにおいて、前記保護層が、印刷シートの印刷層上に設けられた第1保護層と、透明又は半透明の球状粒子を含有し前記第1保護層上の所定部分に設けられた第2保護層とからなり、第1保護層の突出した表面の艶が第2保護層表面の艶より低くなっている構成を採用したものである。
次に、請求項2の発明は、透明又は半透明なフィルムの裏面に印刷層と隠蔽層を順次設けたフィルム又は着色フィルムを用い、このフィルムの表面に透明な樹脂成分を主成分とする保護層が設けられてなる化粧シートにおいて、前記保護層が、第1保護層と、透明又は半透明の球状粒子を含有し前記第1保護層上の所定部分に設けられた第2保護層とからなり、第1保護層の突出した表面の艶が第2保護層表面の艶より低くなっている構成を採用したものである。
上記請求項1又は2の発明において、印刷層とは、例えば木目模様等の意匠性のある模様が印刷される層をいい、模様は木目に限られず、各種幾何学模様、陰影模様により凹凸や金属表面を表現したもの等各種模様が印刷されたものも含み、更に単一色に印刷された無模様のものも含まれる。
上記請求項2の発明において、着色フィルムとは、前者の透明又は半透明なフィルムの裏面に印刷層と隠蔽層を設けることに代えて、フィルム内に予め顔料等の着色剤を練り込んだりフィルムの表面に印刷を行って着色されたフィルムをいう。
また、上記請求項1又は2の発明において、透明又は半透明の球状粒子としては、微細な樹脂ビーズや無機ビーズを用いたものがあり、樹脂ビーズとしては、アクリル樹脂ビーズ、ポリウレタン樹脂ビーズ、ポリエチレン樹脂ビーズ、ポリスチレン樹脂ビーズ、メラミン樹脂ビーズ等の透明な有機化合物の樹脂球状ビーズがあり、無機ビーズとしてはアルミナやシリカ粉末、ガラス粒子等の透明無機物の球状粒子ビーズなどがある。
なお、球状粒子として透明又は半透明なものに限ったのは、保護層の下部の印刷層や着色フィルムの色彩に視覚的な影響を与えないようにするためである。
また、第2保護層が設けられる第1保護層上の所定部分とは、化粧シート表面に現そうとする凹凸表現のうち凸部分をいい、例えば、木目模様なら導管溝の凹部、年輪模様の凹部及び微細繊維組織等の凹部を表現するために印刷層の前記模様以外の部分に見当合わせを行って設ける部分である。しかし、この所定部分は必ずしも印刷層の模様と一致させる必要はなく、模様と一致しないランダムな凹凸表現とすることもできる。要するに、印刷層の模様と第2保護層が設けられることによる凹凸とが一致しなくても、見た目の模様と、手触り感(凹凸による)により、リアル感は十分に現出することができる。
また、上記請求項1又は2の発明において、第1保護層の突出した表面の艶が第2保護層表面の艶より低くなっているとは、第1保護層のうち第2保護層に覆われていない外側に現れた部分である凹部と、第2保護層の表面である凸部の表面の艶に差があり、凹部の艶が凸部より艶消しになっている状態をいい、この状態を得るためには第1保護層と第2保護層において艶消剤を含有しない樹脂の艶差によって、あるいはその塗布量によって艶差を生じさせ、第2保護層は第1保護層より艶を現出させ、又は、第1保護層にのみ艶消剤を含有させるか、或いは第1保護層及び第2保護層の両者に含有させる艶消剤の材料や分量を調整して、第1保護層を第2保護層より艶消し状態とする等の適宜手段にて行うことができる。
次に、請求項3の発明は、上記請求項1又は2の発明において、上記第2保護層を形成するグラビア印刷版深度が45〜120μmであり、上記球状粒子の平均粒径が5〜40μmであり、この球状粒子の含有量が前記第2保護層の主成分である樹脂組成物100重量部当たり10〜150重量部であるようにしたものである。
更に、上記請求項1乃至3の発明において、第1保護層および耐傷性を良好にする球状粒子を含有している第2保護層の樹脂に、反応性硬化型樹脂や紫外線・電子線硬化型樹脂を用いることにより耐溶剤性にも優れた品質のシートとなった。
上記第1保護層及び第2保護層の主成分である反応性硬化型樹脂組成物としては、アクリルポリオールまたはポリエステルポリオールとポリイソシアネートからなる生成物、アミノアルキッド樹脂にパラトルエンスルホン酸のような触媒を加えたものを使用する。必要に応じて可塑剤、安定剤、分散剤、艶消し剤、希釈剤を添加してもよいのはもちろんのことである。
ここで、上記請求項1における印刷シートは、不透明な化粧シートを基材とし、この基材上に隠蔽ベタ層と印刷層を設けて形成され、第1保護層がこの印刷層の上に設けられ、透明又は半透明な球状粒子を含有する第2保護層は、第1保護層上の所定の位置に設けられている。
また、上記請求項2における印刷シートは、透明又は半透明なフィルムを基材とし、この基材上の裏面に印刷層と隠蔽ベタ層とを順次設けて形成されたフィルムか、又は基材の段階で最初から着色が施されている着色フィルムを用い、その表面には第1保護層がこの印刷層の上に設けられ、透明又は半透明な球状粒子を含有する第2保護層は、第1保護層上の所定の部分に設けられている。
この発明によると、第1及び第2保護層により、表面が耐摩耗性、耐傷性及び耐有機溶剤性に優れたものとなり、例えば木目模様の印刷層を有する化粧シートに適用すれば、天然木を艶消し塗装した感じの仕上がりとなり、手触り及び視覚的な木質感が天然木に近づき、しかも、第2保護層が無い部分と第2保護層がある部分との視覚的な凹凸感及び手触り感としての段差、及び、さらに球状粒子を含有する第2保護層の球状粒子の突出によって、凹凸の段差が十分得られると共に、種々の寸法の段差のある微細な凹凸ができ、種々の凹凸感が再現された木目模様のある意匠性に優れた木目模様を現出させることができる。
即ち、この発明で得られたシートは、第2保護層に透明又は半透明の球状粒子を含有しているために、落ち着いた艶消表面であり、レンズ効果によりソフトな外観が得られ、更に第2保護層の表面は微細な凹凸があり、材質感の手触り感に酷似し、意匠性の高いシートが得られた。
更に、第2保護層が無い部分が凹部となり、この凹部における第1保護層の突出した表面の艶が第2保護層表面の艶より低くなっていることで、凹部が凸部より艶消し状態となり、凹凸部の艶の差によって、視覚的な凹凸感も得られるようになる。
なお、一般的に化粧シートの表面全体の光沢度は、JIS Z−8741に準じた鏡面光沢度測定法により測定されるグロス値(60°入射)が40程度までかそれ以下の値、好ましくは20以下が、落ち着いた艶消し感があり、又、第1保護層が突出している部分のグロス値と第2保護層のグロス値に差を付けると、視覚的に凹凸感が表現されるが、そのグロス値差が大きすぎるとソフト感が表現できず、そのグロス値差は01〜20の範囲が好ましい。
更に、第1保護層の効果として、紙等の繊維質基材の場合には塗布した反応性硬化型樹脂により繊維質基材特有の吸収性が場所によって異なる、所謂地合ムラによる第2保護層に含まれる球状粒子が埋没することなく表面から突出する球状粒子が安定して、凹凸による手触り感や艶消し効果の安定性が向上する。また、第1保護層が表面に突出している即ち、第2保護層の無い部分の耐摩耗性や耐傷性及び耐溶剤性である物性を確保している。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、化粧シート1は、基材に不透明な化粧用紙2を用い、グラビア印刷機によってこの化粧用紙2上に隠蔽ベタ層3と、ニトロセルロース系、ウレタン系、アクリル系、塩化ビニール−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル等をバインダーとした通常インキにより、例えば木目模様の印刷層4を設けて印刷シート5を形成する。
上記化粧用紙2としては、薄葉紙、強化紙、含浸紙、合成紙、着色ポリエステルフィルム、着色塩化ビニルフィルム、着色オレフィン系フィルム、アルミ泊等を挙げることができる。
なお、この木目模様の印刷層4を形成する着色インキとしては、パール顔料、金属粉末等インキ等による光輝性顔料を含有するインキで形成することにより、木目板の木目固有の光沢、即ち「照り」が表現され、より天然木の木質感が得られる。
更に、前記印刷シート5の表面に、保護層6として、適宜艶消剤を含有する第1保護層7と、適宜艶消剤と球状粒子8を含有する第2保護層9を設けた構造になっている。
上記第1保護層7は、印刷シート5の木目模様の印刷層4の上に所定の厚みで印刷されて設けられ、第2保護層9は、導管溝模様部とその他の模様部が形成されない部分を有する所望の木目模様の印刷版を用い、印刷シート5の前記木目模様の印刷層4の木目模様の所定部分に合わせて第1保護層7上に印刷されて設けられている。
上記第1保護層7と第2保護層9は、高強度の塗膜を形成する反応性硬化型樹脂で、アミノアルキッド系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル樹脂等を主成分としており、両者は同一の樹脂であっても異なった樹脂であってもよい。
第1保護層には上記樹脂に適宜艶消剤を添加するが、その艶消剤としては、一般的な従来のシリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、クレイ、タルク等の無機質微粉末でよい。
第2保護層9に関しても、前記樹脂に球状粒子8を添加して形成される。ここでいう球状粒子とは、離心率の小さい楕円体状や、面数の多いか又は角の丸まった多面体状の外形が球状に近い粒子であればよい。この角のない球状粒子であると、グラビア印刷方式による樹脂塗装時にドクターブレードを痛める率も少なく、かつ、得られた化粧シートの表面は引っ掻き傷や擦り傷等の耐傷性及び耐摩耗性に優れ、しかも粒子の脱落に対する耐性が得られて表面形状が変化しにくい。
上記球状粒子8は、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、アルミナ、メラミン粒子、シリカ等のビーズを用い、その平均粒径が5〜40μmの真球が好ましく、第2保護層9は、この球状粒子8の含有量が前記第2保護層9の主成分である樹脂組成物100重量部当たり10〜150重量部に設定され、この球状粒子8は第2保護層9の表面に一部突出することになる。
第1保護層及び第2保護層の耐傷性や耐摩耗性をさらに向上させるために、スリップ剤を添加して、樹脂の潤滑性を与えることは有効である。スリップ剤としては、脂肪酸アミド、高級脂肪酸等の脂肪酸誘導体やオレフィンワックス、シリコーンオイルを主成分の樹脂組成物100重量部当たり0.1〜5重量部程度を適宜選定し添加すればよい。
また、第2保護層9は、例えば木目模様の場合、導管溝模様部と微細繊維模様部及びその他の模様部が形成されない部分を有する所望の木目模様が設けられ、そのグラビア印刷版深度が45〜120μmであるグラビア印刷版を用い、印刷シート5の前記木目模様の印刷層4の所定部分に合わせて第2保護層より艶の低い第1保護層7上に印刷されているので、第1保護層と第2保護層の艶差による視覚的凹凸感と、第2保護層9の厚みによって発生した段差とその表面への球状粒子8の突出により、凹凸感が再現された意匠性に優れた木目模様を現出させることができることになる。
このようにして製作された化粧シート1は、住宅等の建築物の内装材や造作材、建具等の建築資材、家具什器類、住宅機器や家電製品等の表面化粧に使用するものであり、この化粧シート1は、木質感をよりリアルに現出すべく、視覚的な凹凸感及び手触りとしてソフトである凹凸感のある落ち着いた艶消し感を備えており、しかも、耐摩耗性や耐傷性及び耐有機溶剤性に優れ、艶消し感を長期にわたり維持することのできる耐久性に優れている。
図2は、透明フィルムを基材とした化粧シートの実施の形態を示すものである。
図示のように、化粧シート1′は、基材に透明フィルム10を用い、グラビア印刷機によってこの透明フィルム10の裏面上にウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニール−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエステル系樹脂等をバインダーとした通常着色インキを適宜選択して形成された木目模様の印刷層4と、隠蔽ベタ層3を設けて印刷フィルム11を形成し、前記印刷フィルム11の基材の表面に、保護層6として、艶消剤を含有する第1保護層7と、球状粒子8を含有する第2保護層9を設けた構造になっている。
上記透明フィルム10としては、ポリエステルフィルム、塩化ビニルフィルム、オレフィン系フィルム等を挙げることができる。
上記第1保護層7は、印刷フィルム11の上に所定の厚みで印刷されて設けられ、第2保護層9は、導管溝模様部と微細繊維組織模様部及びその他の模様部が形成されない部分を有する所望の木目模様の印刷版を用い、印刷フィルム11の前記木目模様の印刷層4の木目模様の所定部分に第1保護層7上に印刷されて設けられている。
その他、上記第1保護層7と第2保護層9、及び球状粒子8の構成、材料、厚み、及び印刷手段等は、図1の実施形態とほぼ同様であり説明を省略する。
この実施形態の化粧シート1′は、図1の化粧シート1と同様、表面が耐摩耗性、耐傷性及び耐有機溶剤性に優れたものとなり、天然木を視覚的及び手触り感として凹凸のある落ち着いた艶消し塗装した状態と球状粒子によるレンズ効果によって、視覚的にソフト感のある仕上がり表面が得られる。
また、このようにして製作された化粧シート1′は、住宅等の建築物の内装材や造作材、建具等の建築資材、家具什器類、住宅機器や家電製品等の表面化粧に使用するものであり、この化粧シート1′は、表面が視覚的及び手触り感として凹凸感のある落ち着いた艶消し感があり、しかも、耐摩耗性や耐傷性及び耐有機溶剤性に優れ、艶消し感を長期にわたり維持することのできる耐久性に優れている。
グラビア印刷方式により、坪量30g/mの薄葉紙に硝化綿系通常インキにて木目柄模様の印刷(下地ベタ版、木肌版、調子版、導管版)を施した。木肌模様版には雲母からなるパール顔料インキを使用した。その上に第1保護層としてアクリルポリオールにポリイソシアネートを添加した2液硬化型アクリルウレタン樹脂を乾燥後のグロス値が10及び塗布量が3g/mになるように全面に塗布し、第2保護層として、導管模様部及び微細繊維組織部が形成されない版深度90μmの印刷版により前記模様部に合わせて下記配合の透明樹脂ビーズ入り樹脂塗料を塗布し、乾燥させて巻き取りをした。
第2保護層部分のグロス値は18〜20であり、この化粧紙を巻き取り状態で60℃に保たれた養生室で3日放置し、各層の密着強化促進、樹脂の硬化促進、ブロッキング防止のための養生を行い、本発明の化粧材である化粧紙を得た。
[透明印刷塗料組成]
(1)透明架橋型アクリル樹脂ビーズ(平均粒径30μm) 25部
(2)バインダー(ポリエステルポリオール樹脂/アクリルポリオール樹脂) 20部
(3)スリップ剤(シリコーンオイル) 1部
(4)硬化剤(ヘキサメチレンジイソシアネートプレポリマー) 20部
(5)ブロッキング防止剤(アマイド系ワックス) 1部
(6)溶剤(酢酸エチル、酢酸ブチル) 50部
グラビア方式両面印刷機にて、厚み0.1mmの透明オレフィンフィルムの裏面に通常のウレタン系インキにて皺溝模様のある皮革模様印刷(柄模様版、下地ベタ版)を施し、フィルムを反転後、第1保護層として、微細な凹凸が処理された艶消し状態の表面には艶消剤が配合された透明なアクリルポリオールにポリイソシアネートを添加した2液硬化型アクリルウレタン系樹脂を乾燥後のグロス値が01及び塗布量が2g/mになる様に全面に塗布し、第2保護層として、皺溝模様が形成されない版深度70μmの印刷板により皺溝模様部と印刷見当を合わせ下記配合の透明樹脂ビーズ入り樹脂塗料を塗布し、乾燥して巻き取りをした。
第2保護層部分のグロス値06〜07であり、この化粧シートを20℃に保たれた養生室に5日間放置し、各層の密着強化促進、樹脂の硬化促進、ブロッキング防止のための養生を行い、本発明の化粧材である化粧シートを得た。
[透明艶消印刷塗料組成]
(1)透明メラミン樹脂ビーズ(平均粒径10μm) 20部
(2)艶消剤(シリカ 平均粒径1.5μm) 2部
(3)バインダー(アクリルポリオール樹脂) 18部
(4)硬化剤(ヘキサメチレンジイソシアネートプレポリマー) 10部
(5)溶剤(酢酸エチル、酢酸ブチル) 40部
グラビア印刷方式により、厚み0.1mmの塩化ビニル樹脂フィルム(可塑剤の含有量20重量部)の裏面に塩化ビニール−酢酸ビニール共重合体インキにて木目模様印刷(柄模様版、下地ベタ版)を施し巻き取りをした。再度グラビア印刷機にて、第1保護層として、表面には艶消剤が添加されたアクリルポリオールにポリイソシアネートを添加した2液硬化型アクリルウレタン系樹脂を乾燥後グロス値が04及び塗布量が2g/mになる様に全面に塗布し、第2保護層として柾目状の導管模様及び微細繊維組織模様部が形成されない版深度60μmの印刷版にて下記配合の透明樹脂ビーズ入り樹脂塗料所定の部分に塗布し、乾燥させて巻き取りをした。
第2保護層部分のグロス値は20であり、この化粧シートを実施例2と同様に養生室に放置し、本発明の化粧材である化粧シートを得た。
[透明艶消印刷塗料配合例]
(1)透明架橋型アクリルビーズ(平均粒径12μm) 20部
(2)艶消剤(シリカ 平均粒径2μm) 2部
(3)バインダー(アクリルポリオール樹脂) 18部
(4)硬化剤(キシリレンジイソシアネート) 10部
(5)溶剤(酢酸エチル、酢酸ブチル) 40部
化粧シートを拡大した縦断面図 化粧シートの他の例を拡大した縦断面図
符号の説明
1 化粧シート
2 化粧用紙
3 隠蔽ベタ層
4 木目模様の印刷層
5 印刷シート
6 保護層
7 第1保護層
8 球状粒子
9 第2保護層
10 透明フィルム
11 印刷フィルム

Claims (3)

  1. 印刷シートに設けた印刷層の表面に、透明な樹脂成分を主成分とする保護層が設けられてなる化粧シートにおいて、前記保護層が、印刷シートの印刷層上に設けられた第1保護層と、透明又は半透明の球状粒子を含有し前記第1保護層上の所定部分に設けられた第2保護層とからなり、第1保護層の突出した表面の艶が第2保護層表面の艶より低くなっていることを特徴とする化粧シート。
  2. 透明又は半透明なフィルムの裏面に印刷層と隠蔽層を順次設けたフィルム又は着色フィルムを用い、このフィルムの表面に透明な樹脂成分を主成分とする保護層が設けられてなる化粧シートにおいて、前記保護層が、第1保護層と、透明又は半透明の球状粒子を含有し前記第1保護層上の所定部分に必要に応じて設けられた第2保護層とからなり、第1保護層の突出した表面の艶が第2保護層表面の艶より低くなっていることを特徴とする化粧シート。
  3. 上記第2保護層を形成するグラビア印刷版深度が45〜120μmであり、上記球状粒子の平均粒径が5〜40μmであり、この球状粒子の含有量が前記第2保護層の主成分である樹脂組成物100重量部当たり10〜150重量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧シート。
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