JP2007107819A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外で発生し、アレルギー反応による発作の原因、または、発作の助長物質となる花粉を含む特定のダストを検知し、除塵運転して室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機1は、誘電体フィルターを備えた電気集塵空清ユニットと、外気を室内に取入れる給気運転が可能な換気装置と、換気装置による外気の吸入経路に設けた空清フィルターと、空気中に浮遊するダストを識別できるダストセンサー158と、を室内機2に備える。この空気調和機1の制御装置は、ダストセンサーが花粉を含む特定グループのダストを検知した場合に、電気集塵空清ユニットの運転と換気装置の給気運転とを行うように制御する。
【選択図】図1
【解決手段】空気調和機1は、誘電体フィルターを備えた電気集塵空清ユニットと、外気を室内に取入れる給気運転が可能な換気装置と、換気装置による外気の吸入経路に設けた空清フィルターと、空気中に浮遊するダストを識別できるダストセンサー158と、を室内機2に備える。この空気調和機1の制御装置は、ダストセンサーが花粉を含む特定グループのダストを検知した場合に、電気集塵空清ユニットの運転と換気装置の給気運転とを行うように制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和機に係り、特に空気清浄機能を備えた空気調和機に好適なものである。
近年、杉花粉の大量飛散に伴ない花粉症にかかる人が増えている。花粉症は花粉をアレルゲンとしたアレルギー反応によって引起され、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状を現す。花粉症のアレルゲンとしては第一に杉花粉が挙げられるが、この他にも、杉花粉と性状が似ている檜の花粉も挙げられていて、花粉の飛ぶ時期が違うため、花粉症の要注意期間が長くなっている。
また、花粉以外にも室内には生活に伴うハウスダスト、煙草の煙、室内でのペットの飼育や冷暖房機器の普及に伴う室内環境の通年快適化によりダニの繁殖が進むことによる有害微細動物の増加などで、室内の空気が汚染され、これらも、アレルゲンの一つとして喘息の発作を引起したり、他のアレルギー反応の発作を助長したりしている。
さらに、室内で発生するダスト以外にも、例えば、黄砂、強風による砂塵、噴火などによる火山灰、自動車の排ガス、工場排気ガス、排煙等、これらの室外で発生したダストが自然換気、人為的、機械的換気、または、人の衣服への付着などにより室内に入り込み、室内の人を不快にさせると共に、他のアレルギー反応の発作も助長している。
このような、室内環境を改善するため、従来、室内空気を必要な時に、速やかに清浄にする種々の工夫がなされている。この種の従来技術として、特開2004−116981号公報(特許文献1)、特開平5−15728号公報(特許文献2)、特開2001−248865号公報(特許文献3)が知られている。
特許文献1では、花粉センサーが室内のエア中の花粉を検出すると、制御装置は空調ユニットの送風機と排気ファンを駆動し、室内への清浄エアおよび排気エアの給排気を行う。花粉センサーによって検出された室内のエア中の花粉量が多い場合には、制御装置は送風機および排気ファンの回転数を高くし、室内への清浄エアおよび排気エアの給排気量を増大する。また、スリット状の吸込口を備えたライン排気口は室の床の隅部に沿うように配置されているので、床の隅部に溜まった花粉を室内から速やかに吸引除去できる花粉低減装置について述べている。
特許文献2では、空気清浄装置と、換気装置と、汚れセンサーとを備え、汚れの濃度の停滞が所定時間T以上続いた場合に、空気清浄装置、換気装置の空気清浄能力を上昇させる制御を行う空気清浄換気装置において、空気清浄装置の集塵能力の低下を積算使用時間等により予測し、空気清浄装置、換気装置の空気清浄能力を上昇させるタイミングを短くし、空気が汚れてから清浄になるまでの時間を空気清浄装置の集塵能力にかかわらずほぼ一定にし、室内に居る者の不快感を長引かせない空気清浄換気連動システムについて述べている。
特許文献3では、室内の空気を排気口から室外に排気する排気手段と、室外の空気を室外空気吸込口から吸い込むと共に室内の空気を捕集部に送って清浄化された清浄空気を室内へ吹出す吸込吹出手段と、室外に排気される空気と室外から吸い込まれる空気との間で熱交換を行う熱交換手段とを具備し、捕集部の上流側の清浄前空気チャンバに連通する室内空気吸込口が下面及び前面室内空気吸込口からなり、且つ室外空気吸込口から吸い込まれて熱交換手段を通過した室外空気が清浄前空気チャンバに流入するようにし、換気効率及び集塵効率を向上させる換気機能付空気清浄装置について述べている。
特許文献1では、花粉の濃度が多い時に、送風機および排気ファンの回転数を高くするものであり、外気の取り入れについての記載は無く、リモコンによる花粉除去運転についての言及も無い。
特許文献2では、空気清浄運転中に汚れ濃度の停滞が続いた時に、送風量アップ、換気併用等で除塵能力を増加させる制御を開始するタイミングを、経時的な集塵能力の低下に応じて短くするものであり、室内の花粉の濃度や換気装置の給排の制御についての記載は無く、リモコンからの花粉除去運転についての言及も無い。
特許文献3では、粉塵センサーで検出された粉塵の量に応じて、送風量を調整するものであり、室内の花粉の濃度や換気装置の給排の制御についての記載は無く、リモコンによる花粉除去運転についての言及も無い。
本発明が解決しようとする第1の課題は、アレルギー反応による発作の原因または発作の助長物質となる花粉を含む特定のダストを検知し、除塵運転して室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を提供することにある。
本発明が解決しようとする第2の課題は、ある日突然、特定グループのダストによるアレルギーの発作にみまわれると言う、不意打ちに会うことが防止できると共に、四六時中特定グループのダストの飛散具合を気にする必要が無くなり、精神的な余裕が生まれる空気調和機を提供することにある。
本発明が解決しようとする第3の課題は、ダストをアレルゲンとした発作が起こりそうな時でも、発作の引き金となり易い大きな動作をすることなしに、手元のリモコンから座ったまま、寝たままで除塵運転を指示し、電気集塵空清ユニットを運転すると共に、換気装置を給気運転して室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を提供することにある。
本発明が解決しようとする第4の課題は、ダストをアレルゲンとした発作が起こりそうな時でも、迷わず簡単な操作で電気集塵空清ユニットの運転開始と換気装置の給気運転開始を指示することができ、これにより電気集塵空清ユニットの運転、換気装置の給気運転が始まり、室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を提供することにある。
本発明が解決しようとする第5の課題は、ダストが多い時は急速にダストを捕集して短時間に室内のダスト濃度を下げ、ダストが少ない時は低騒音運転で徐々にダスト濃度を下げ、室内をダストの少ない状態を長時間維持する空気調和機を提供することにある。
本発明が解決しようとする第6の課題は、ダストの種類に応じて電気集塵運転と、給気運転(発生源が室外の場合)または排気運転(発生源が室内の場合)とを組合せて室内環境を速やかに改善する空気調和機を提供することにある。
本発明が解決しようとする第7の課題は、室内のダストが花粉、埃、または、煙であることを識別し、そのダストの除去に好適な運転を行い、急速に室内環境を改善し、室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を提供することにある。
本発明が解決しようとする第8の課題は、室内空気中の花粉を捕集し、室内空気から花粉症のアレルゲンを減少させ、花粉症の症状を緩和する。また、室内空気中の煙、埃を除去し、室内を清浄な環境に保つ空気調和機を提供することにある。
本発明が解決しようとする第1の課題は、誘電体フィルターを備えた電気集塵空清ユニットと、外気を室内に取入れる給気運転が可能な換気装置と、前記換気装置による外気の吸入経路に設けた空清フィルターと、空気中に浮遊するダストを識別できるダストセンサーと、を室内機に備え、前記ダストセンサーが花粉を含む特定グループのダストを検知した場合に、前記電気集塵空清ユニットの運転と前記換気装置の給気運転とを行うように制御する制御装置を備えることにより達成される。
本発明が解決しようとする第2の課題は、前記制御装置が、運転停止中も前記特定グループのダストの有無とその濃度を監視する監視機能と、この監視機能を設定・解除する機能とを備え、この監視機能が設定されている場合には、運転停止中でも、前記ダストセンサーが前記特定グループのダストを検知した時に、前記電気集塵空清ユニットの運転と前記換気装置の給気運転を行うように制御することにより達成される。
本発明が解決しようとする第3の課題は、誘電体フィルターを有する電気集塵空清ユニットと、外気を室内に取入れる給気運転が可能な換気装置と、前記換気装置による外気の吸入経路に設けた空清フィルターと、を室内機に備えると共に、運転を制御するリモコンを備え、前記リモコンに花粉を含む特定グループのダスト除去を指示する機能を備え、前記ダスト除去の指示により前記電気集塵空清ユニットの運転と前記換気装置の給気運転とを行うように制御する制御装置を備えることにより達成される。
本発明が解決しようとする第4の課題は、前記ダスト除去を指示する機能が前記リモコンの専用ボタンの押下により実行されることにより達成される。
本発明が解決しようとする第5の課題は、前記ダストセンサーがダストの少なくとも3つの濃度範囲を識別できる機能を有し、前記制御装置がこの識別した濃度範囲に応じて送風機の風速を切換えるように制御することにより達成される。
本発明が解決しようとする第6の課題は、前記換気装置が排気運転機能も備え、前記制御装置が、前記ダストセンサーが識別したダストのグループに応じて、前記換気装置の給気運転または排気運転と前記電気集塵空清ユニットの運転とを行うように制御することにより達成される。
本発明が解決しようとする第7の課題は、前記ダストセンサーによるダストの識別がダストの大きさを識別することにより行なわれ、前記制御装置が、前記識別されたダストの大きさが予め定めた第1の所定値より大きく且つ予め定めた第2の所定値より小さい場合に前記換気装置による給気運転を行うように制御し、他の場合に前記換気装置による排気運転を行うように制御することにより達成される。
本発明が解決しようとする第8の課題は、前記第1の所定値が5μm〜10μmの範囲であり、前記第2の所定値が70μm〜100μmの範囲であることにより達成される。
請求項1記載の発明によれば、屋外で発生し、アレルギー反応による発作の原因、または、発作の助長物質となる花粉を含む特定のダストを検知し、除塵運転して室内をダストの少ない状態に維持する。
請求項2記載の発明によれば、ある日突然、特定グループのダストによるアレルギーの発作にみまわれると言う、不意打ちに会うことが防止できると共に、四六時中特定グループのダストの飛散具合を気にする必要が無くなり、精神的な余裕が生まれる。
請求項3記載の発明によれば、ダストをアレルゲンとした発作が起こりそうな時でも、発作の引き金となり易い大きな動作をすることなしに、手元のリモコンから座ったまま、寝たままで除塵運転を指示し、電気集塵空清ユニットを運転すると共に、換気装置を給気運転して室内をダストの少ない状態に維持する。
請求項4記載の発明によれば、ダストをアレルゲンとした発作が起こりそうな時でも、迷わず簡単な操作で電気集塵空清ユニットの運転開始と換気装置の給気運転開始を指示することができ、これにより電気集塵空清ユニットの運転、換気装置の給気運転が始まり、室内をダストの少ない状態に維持する。
請求項5記載の発明によれば、ダストが多い時は急速にダストを捕集して短時間に室内のダスト濃度を下げ、ダストが少ない時は低騒音運転で徐々にダスト濃度を下げ、室内をダストの少ない状態を長時間維持する。
請求項6記載の発明によれば、ダストの種類に応じて電気集塵運転と、給気運転(発生源が室外の場合)または排気運転(発生源が室内の場合)とを組合せて室内環境を速やかに改善する。
請求項7記載の発明によれば、室内のダストが花粉、埃、または、煙であることを識別し、そのダストの除去に好適な運転を行い、急速に室内環境を改善し、室内をダストの少ない状態に維持する。
請求項8記載の発明によれば、室内空気中の花粉を捕集し、室内空気から花粉症のアレルゲンを減少させ、花粉症の症状を緩和する。また、室内空気中の煙、埃を除去し、室内を清浄な環境に保つ。
以下、本発明の空気調和機の一実施例について図を用いて説明する。
まず、本実施例の空気調和機の全体構成を、図1〜4を用いて説明する。図1は本実施例の空気調和機の構成図、図2は図1の室内機の化粧パネルを外した内部構成説明図、図3は図1の室内機のA−A断面図、図4は図1の室内機の斜視図であり、図4(a)は可動パネル251を閉じた状態を示し、図4(b)は可動パネル251を開いた状態を示す。
図1及び図2において、符号1で総括的に示すのは空気調和機であり、室内機2と室外機6を接続配管8でつなぎ、室内を空気調和する。室内機2は筐体21に室内熱交換器33、送風ファン311、露受皿35等を取付け、化粧枠23で覆い、化粧枠23の前面に前面パネル25を取付けた構成になっている。化粧枠23には、室内空気を吸い込む空気吸込み口27と、温湿度が調和された空気を吹出す空気吹出し口29とが上下に設けられている。
また、前面パネル25の中央下部には、運転状況を表示する表示部397と、別体のリモコン5からの赤外線の操作信号を受ける受光部396とが配置されている。
筐体21には、送風ファン311、フィルター231、室内熱交換器33、露受皿35、上下風向板291、左右風向板295等の基本的な内部構造体が取付けられている。そして、筐体21の内側に取付けられた送風ファン311等の基本的な内部構造体は、筐体21に化粧枠23を取付けることにより室内機2内に包含される。化粧枠23は、上部両側に取付リブを形成し、該取付リブを筐体21の前部に引っ掻けて、下部をネジ等により筐体21に取付ける。
化粧枠23の下面に形成される空気吹出し口29は、前面パネル25との分割部に隣接して配置され、奥の吹出し風路290に連通している。上下風向板291は、閉鎖状態で吹出し風路290をほぼ隠蔽して、室内機2の底面に連続した大きな曲面を形成する。そして、上下風向板291は、両端部に設けた回動軸を支点にして、リモコン5からの指示に応じて、図示しない駆動モータにより、空気調和機の運転時に所要の角度回動し空気吹出し口29を開き、その状態に保持される。空気調和機の運転停止時には、空気吹出し口29を閉じるように制御される。
また、左右風向板295は、下端部に設けた回動軸を支点にして、図示しない駆動モータにより回動可能に構成され、リモコン5からの指示の応じて回動してその状態を保持し、吹出し空気を左右の所望の方向に吹出させる。なお、リモコン5から指示することにより、空気調和機の運転中に上下風向板291、左右風向板295を周期的に揺動させ、室内の広範囲に周期的に吹出し空気を送ることもできる。
また、前面パネル25に取付けられた可動パネル251は図示しない駆動モータを回転させることにより、下端部に設けた回動軸を支点として回動可能に構成され、空気調和機の運転時に前側空気吸込部230bを開き、前側空気吸込部230bからも室内空気を室内機内に吸引し、空気調和機の停止時には、前側空気吸込部230bを閉じるように制御される。
そして、本実施例に係る室内機2によれば、停止時には、空気吹出し風路290と前側空気吸込部230bを上下風向板291と可動パネル251で隠蔽してインテリアに調和させている。運転時には、上下風向板291、左右風向板295をリモコン5からの指示に応じて回動させると共に、可動パネル251を開いて前側空気吸込部230b及び上側空気吸込部230aから室内空気を吸込む。これにより、吸込んだ室内空気を内部の室内熱交換器33で冷風または温風にして前記空気吹出口29から吹出すことができる。
この空気調和機1を運転する時には、電源(図示せず)に接続してリモコン5を操作し、所望の暖房、除湿、冷房等の運転を行う。
冷房等の運転の場合を図2から図4を用いて説明する。冷房等の運転の場合、送風機31の前方の部分の室内熱交換器33に室内空気を通すため、図4(b)の如く、前面パネル25の一部を構成する可動パネル251を回動させて開く。上側空気吸込部230a及び開いた可動パネル251の奥の化粧枠23の前側空気吸込部230bを通して室内熱交換器33に室内空気を流通させる。
室内機2は、その内部に、図示しない電装品ボックスに制御基板を備え、該制御基板に制御装置を構成するマイコンが設けられている。該マイコンは、図示しない室内温度センサー、室内湿度センサー等の各種のセンサーからの信号を受け、リモコン5からの操作信号を受光部396で受けると共に、室内送風機31、可動パネル駆動モータ、上下風向板駆動モータ、左右風向板駆動モータ等を制御し、且つ、室外機6との通信を司るなど、室内機2を統括して制御する。
室内機2は、運転停止状態で、図3及び図4(a)に示すように、可動パネル251及び上下風向板291が閉鎖された状態となっている。
この状態で、リモコン5から運転操作の信号がなされると、マイコンは、リモコン5からの操作信号または自動運転が設定されていれば、各種センサーからの情報に基づいて、冷房または暖房等の運転モードを決定し、図4(b)に示すように、可動パネル251及び上下風向板291を動作させて、気流の通路を開放状態に制御する。このとき、空気吸込み口230bが開放されるが、室内からの視線は可動パネル251で遮られて室内機2の内部までは届かず、インテリアの雰囲気を崩すことは無い。つまり、マイコンは、図示しない駆動モータを動作させ、上下風向板291、左右風向板295をリモコン5からの指示に対応した吹出し角度まで回動する。また、マイコンは、上下風向板291の動作に連動して可動パネル251を開く可動パネル駆動モータを動作させる。
次に、マイコンは、室内送風機31を回転させて上側及び前側の空気吸込部230a,230bから室内空気を吸込み、吸込んだ室内空気を室内熱交換器33で温風または冷風あるいは熱交換しないで上下風向板291、左右風向板295に沿って空気吹出口29から吹出させるように制御する。
そして、マイコンは、運転を停止する際に、室内送風機31を停止させた後に、可動パネル251の駆動モータ及び上下風向板291の駆動モータを逆回転させ、開の状態から閉の状態に戻すように制御する。
フィルター231は、吸い込まれた室内空気中に含まれる塵埃を取り除くためのものであり、室内熱交換器33の吸込側を覆うように配置される。送風ファン311は、横長の貫流ファンで構成され、室内空気を空気吸込み口27から吸い込んで空気吹出し口29から吹出すように室内機2内の中央に配置されている。室内熱交換器33は、送風ファン311の吸込側に配置され、略逆V字状に形成されている。
露受皿35は、室内熱交換器33の前後両側の下端部下方に配置され、冷房運転時や除湿運転時に室内熱交換器33に発生する凝縮水を受けるために設けられている。受けて集められた凝縮水はドレン配管37を通して室外に排出される。
これらによって、空調される室内空気を流す主風路が形成される。即ち、送風ファン311を運転することで、室内空気は、空気吸込み口27から吸い込まれ、フィルター231を介し、室内熱交換器33にて熱交換された後、空気吹出し口29から室内に吹出される。
換気装置32は、図2に示すように、室内機2内の一側部に配置される。具体的には、換気装置32は、送風ファン311用の送風モータ313と反対側部に組み込まれている。換気装置32は、室内空気を吸い込む換気装置吸込み口325を上部に有している。この換気装置吸込み口325は、フィルター231の下流側に位置し、上側空気吸込部230aから吸い込まれた室内空気がフィルター231を介して吸い込まれる。
換気装置32は、室内空気を室外に排気するとともに新鮮な室外空気を取り込む換気装置給排気口327を後部に有している。そして、換気装置給排気口327には換気風路39が接続され、この換気風路39が室内機2と室外機6を接続する接続配管8と一緒に家屋の配管穴を貫通して室外に引き出され、換気風路39の先端が外気に開放され、接続配管8は室外機6に接続される。
次に、換気装置32による給気運転および排気運転について図5および図6を参照しながら説明する。図5は図2に示した換気装置32の空気の流れを模式的に表す図、図6は図2に示した換気装置32の運転の状態を表す図である。
換気装置32には、給気運転および排気運転の2種類の運転モードと、運転停止の状態がある。そして、それぞれの運転モードにおける風の流れ方向およびダンパーの開閉位置は図6に示す通りである。なお、運転停止の状態では、当然であるが風は流れることなく、吸込み切換ダンパー329−1および吹出し切換ダンパー329−2は図5に示すそれぞれ位置(b)にあって、換気装置吸込み口325及び換気装置吹出し口326へ換気装置給排気口327から室外空気が室内に侵入するのを防いでいる。
また、特に説明しないが、それぞれの運転モードの切換えは、リモコンの操作部で行うか、室内機2の操作部で行う。また、図示しない制御装置からの指令により、周囲の環境条件や空気調和機の運転経過などに応じて自動的に運転モードの切換えを行うこともできる。
換気装置32の運転は、室内機2の冷暖房運転と併用して運転することもできれば、換気装置32単独で運転することもできる。さらに、換気装置32にタイマーを設けて一定時間運転後、自動的に運転を停止させることも可能である。
吸込み切換ダンパー329−1を操作することで、換気装置吸込み口325から室内空気を吸い込む排気吸込み風路328−5、あるいは換気装置給排気口327から室外空気を吸い込む給気吸込み風路328−2と換気ファン吸込み口323を連通させる。
また、吹出し切換ダンパー329−2を操作することで、換気装置吹出し口326から空気を室内へ吹出す給気吹出し風路328−4、あるいは換気装置給排気口327から室外へ空気を排気する給排気風路328−3と換気ファン吹出し口324を連通させる。
このように、吸込み切換ダンパー329−1、吹出し切換ダンパー329−2を操作して換気装置32の運転モードを給気運転または排気運転モードのいずれかに切換えている。
即ち、給気運転では、吸込み切換ダンパー329−1が図5に示す(b)側にあって換気装置吸込み口325を遮断し給気吸込み風路328−2を開放するので、給気吸込み風路328−2を通して室外空気が吸い込まれる。このとき、吹出し切換ダンパー329−2は図5に示す(a)側にあって給気吹出し風路328−4を開放し排気吹出し風路328−1を遮断するので、換気ファン吹出し口324へ吹出された室外空気は給気吹出し風路328−4に送風される。
送風された室外空気は換気装置吹出し口326から室内機内に吹出される。そして、本実施例の場合、換気ファン321によって吸い込まれる室外空気は、換気装置給排気口327から吸い込まれ、給気プレフィルター327−1の表面で空気中に含まれている塵埃が取り除かれ、給排気風路328−3を通った後に、粒径10μm以上の塵埃を99.9%に近い高効率で捕集することができ、更に、脱臭機能も有する給気空清フィルター327−2で空気中に含まれている微小な塵埃と臭気が取り除かれ、給気吸込み風路328−2に導かれ、換気ファン321に吸い込まれる。
次に、排気運転では、吸込み切換ダンパー329−1が図5に示す(a)側にあって換気装置吸込み口325を開放し給気吸込み風路328−2を遮断するので、換気装置吸込み口325を通して室内空気が吸い込まれるが、吹出し切換ダンパー329−2は(b)側にあるので、給気吹出し風路328−4が遮断され排気吹出し風路328−1が開放される。これによって、換気ファン吹出し口324へ吹出された室内空気は排気吹出し風路328−1に流れ、給気プレフィルター327−1を通って換気装置給排気口327から室外に排気される。
また、運転停止時には、吸込み切換ダンパー329−1および吹出し切換ダンパー329−2はともに図5に示す(b)側にあって給気吸込み風路328−2を通してあるいは排気吹出し風路328−1を通して室外空気が室内に侵入してしまうことを防いでいる。そのため、運転停止時に室外空気が給排気風路を通して侵入するのを防ぐための逆風防止用弁を設ける必要がない。
次に、電気集塵空清ユニット40について図7から図9を用いて説明する。図7は図3の室内機に用いる電気集塵空清ユニット40の外観斜視図、図8は図7の電気集塵空清ユニット40の断面図、図9は図7の電気集塵空清ユニット40の動作説明図である。
図7及び図8において、40で総括的に示すのは電気集塵空清ユニットであり、室内機2の機内を流れる空気流中で、プレフィルター231と室内熱交換器33との間に置かれ、枠体401内に針状の放電電極402、帯状の放電対向電極403、ハニカム状の格子をもった誘電体フィルター405、網状の接地電極404、脱臭フィルター406を内蔵している。
放電電極402は高圧側接続端子402aに導通し、放電対向電極403及び接地電極404は共に接地側接続端子404aに導通している。高圧側接続端子402a及び接地側接続端子404aには図示しない高圧電源が接続され、放電対向電極403、接地電極404を接地して放電電極402に負の高電圧を印加する如くになっている。
網状の接地電極404は放電電極402の下流側に位置して設けられ、その放電電極402側に誘電体フィルター405が設けられ、誘電体フィルター405の接地電極404側を負に、放電電極402側を正に誘電分極される。
これにより放電電極402から放出された電子が付着して負に帯電した気流中のダストは、誘電体フィルター405の正の分極部に吸引され捕捉される。電気集塵空清ユニット40はこのように構成されているので、粒径が0.01μm程度の微細なダストも効率よく集塵できる。ダストが除去された気流は網状の接地電極404を通り抜け、脱臭フィルター406に入り、臭気を除去され清浄になって電気集塵空清ユニット40から流出する。放電対向電極403は放電電極402からの電子の放出を惹起させるための電極で誘電体フィルター405の適所から放電電極402側に飛び出している。
誘電体フィルター405を使用することによりフィルターに保持できる塵埃の量が増加し、また、フィルターを掃除する時には水洗いをすることで帯電が除去され簡単に塵埃を離脱させることができる。
次に、本実施例で使用するダストセンサー158について図10及び図11を用いて説明する。図10は図1に室内機1に用いるダストセンサー158の動作説明図、図11は図10のダストセンサー158の受光素子158jの散乱光受光波形図である。
一般にコロイド溶液や煙霧質などに光を当てたとき、その微小な粒子によって光が散乱され、光の通路が一様に光って見える現象が知られている。この現象はチンダル現象と言われ、この現象を利用して目には見えない微細な粒子でもその存在を検知することができる。さらに、当てる光を一定にした場合に、粒子の大きさによりその散乱光の強度が変わることから散乱光の強度を観察することで粒子のおおよその径を知ることができる。
図10において、158で総括的に示すダストセンサーは、この上述した方法によるダストセンサーの一例であり、外殻158aの下部に被測定空気の導入口158cを有し、外殻158aの上部に被測定空気の排出口158dを有している。この外殻158aの内部に導入口158cと排出口158dに連通する測定室158eが有り、測定室158e内の導入口158cの近傍にヒーター158fを有し、ヒーター158fに通電して加熱による上昇気流を発生させる。
これにより導入口158cから排出口158dに向かう被測定空気の気流が生じ、測定室158eの測定スポット158gを被測定空気が通過する。この通過する被測定空気に発光ダイオード158hからの光を照射し、被測定空気に含まれるダストにより生じた散乱光を集光レンズ158iで集光して受光素子158jで受光する。受光データを解析して被測定空気に含まれるダストの粒径と濃度を測定する。
このとき、集光レンズ158iで絞り込んだ狭い範囲の測定スポット158gを通過するダストだけを対象にして散乱光の強度を測定する。これと測定の周期を十分短くすることにより、測定スポット158gを通過するダストの個数が1測定周期中に1個以下となる測定周期が大半となるようにしている。勿論、対象とするダストの濃度範囲に応じて、測定周期、ヒーター158fへの入力等を増減して適正な値にするのは自明なことである。この種の技術は特開平2−162238等に紹介されている。
一般に気になる室内ダストの主なものは、花粉症の原因となる杉花粉、桧花粉、喘息などの発作の引き金となるハウスダスト、埃っぽいと感ずる綿埃を主とした埃、煙いと感ずる煙草の煙を主とした煙である。これらのダストの大きさは、煙<ハウスダスト≒花粉<埃の順になり、その大略の大きさは煙が0.01〜2μm、ハウスダストが0.8〜100μm、花粉が6〜100μm、特に花粉症の主原因となる杉花粉、桧花粉の大きさは20〜40μm、埃が100μm以上である。これらの粒径の違いからダストを区分し適切に処理することができる。
本実施例で使用するダストセンサーは、散乱光の強度がダストの粒径により変化することを利用して、花粉やハウスダスト、埃などの比較的大きい粒径のダスト(以下、この境界となる粒径を上位径と言う。)とタバコの煙などの比較的小さい粒径のダスト(以下、この境界となる粒径を下位径と言う。)を識別できる。さらに、内部に制御装置を備え、5Vの直流電源を供給することにより、ヒーター158f、発光ダイオード158hへの通電、受光素子158jで受光するダストの散乱光の強度の時間変化から上位径以上のダストを検知した時間(%)と下位径以上のダストを検知した時間(%)を演算し出力する機能も有している。
このようなセンサーに類似するものとしては例えば神栄株式会社製のホコリセンサPPD4NSなどが有る。
次に、このダストセンサー158の動作を図11を用いて説明する。図11(a)は受光素子158jの散乱光受光波形図、図11(b)は上位径以上のダストによる散乱光を検知した時の負論理のパルス波形図、図11(c)は下位径以上のダストによる散乱光を検知した時の負論理のパルス波形図である。
花粉やハウスダスト、埃などの粒径の大きいダストが測定スポット158gを通過するときには、ダストにより散乱される光の強度は強く、受光素子158jには大きい電流が流れる。これに適切な閾値(図11(a)のIl)を設定することで花粉やハウスダスト、埃などの粒径が上位径以上の大きなダストが測定スポット158gを通過するときに負論理のパルス波形を図11(b)の如く出力することができる。
同様に、タバコの煙などの粒径の小さいダストが測定スポット158gを通過するときには、ダストにより散乱される光の強度は弱く、受光素子158jには小さい電流が流れる。これに適切な閾値(図11(a)のIs)を設定することでタバコの煙などの粒径が下位径以上のダストが測定スポット158gを通過するときに負論理のパルス波形を図11(c)の如く出力することができる。
1個のダストが測定スポット158gを通過する間、散乱光が観測されるが前述したように測定スポット158gを集光レンズ158iで絞り込んだ狭い範囲とし、測定の周期を1msと十分短くすることにより、測定スポット158gを通過するダストの個数が1測定周期中に1個以下となる測定が大半となるようにしているので、散乱光の強度によりダストの粒径を区分でき、花粉やハウスダスト、埃などの粒径の大きなダストとタバコの煙などの粒径の小さいダストとを識別できる。
このように、室内のダストの中から花粉、ハウスダストや埃などの粒径の大きいダストを散乱光の強度が大きい特定のグループとして識別することができる。この場合、本実施例ではダストの散乱光の強度によってダストを識別しているが、ダストの識別法としてはこの方法以外にも個々のダストの形状を把握して認識する方法、レーザー光線を用いて散乱光の空間分布を把握して認識する方法など種々の方法が考えられるが、特定グループの識別には用途に応じた十分な信頼性を確保してあればどのような方法を用いても良い。
さらに、ダストセンサー158の制御装置は図11(b)のLo出力の時間を1秒間積算し、上位径以上の大きい粒径のダストを検知した時間比率(%)をLdLoSとし、図11(c)のLo出力の時間を1秒間積算し、下位径以上の粒径のダストを検知した時間比率(%)をSdLoSとして出力する。この場合、小さい粒径ダストの検知時間には大きい粒径ダストの検知時間が含まれているので、小さい粒径ダストの濃度の決定には、SdLoSに代えて、修正時間比率SdAmS=SdLoS−LdLoSを使用する。
この1秒ごとの時間比率(%)LdLoS、修正時間比率SdAmSの30回分のデータを制御装置の記憶部に蓄積し、30回分の平均を平均時間比率LdLo,修正平均時間比率SdAmのデータと、予め粒径分布と濃度が既知のダストで確認しておいた平均時間比率SLdLo、修正平均時間比率SSdAmを比較し濃度を決定する。あるいは、このデータと予め確認しておいた精密なダストのパーティクルカウンターのカウント数との相関関係を基に濃度を決定する。このようにして花粉やハウスダスト、埃などの粒径の大きいダストとタバコの煙などの粒径の小さいダストを識別し、その濃度も確定することができる。
尚、本実施例ではダストの濃度を散乱光強度が閾値以上の時間を積算して濃度を決定しているが、ダストの濃度を決定する方式としては、この方式以外にも散乱光と標準光を比較する比色計式、測定スポットを広くして散乱光の強度を測定する光度計式、ダストの散乱光を計数する計数計式など種々の方式が考えられるが、濃度の決定には十分な信頼性を確保してあればどのような方法を用いても良い。
次に、このダストセンサー158を使用した空気調和機1のダスト除去運転動作について図12、図13、図14〜図16、図17〜図19を用いて説明する。図12、図13はリモコン機能の説明図である。図14〜図16はエアコン運転制御要部フローである。図17〜図19はダスト除去運転制御要部フローである。
例えば、空気調和機1を設置した室内で、居住者が花粉の気配を感じて花粉除去の必要性を認めた場合、リモコン5を室内機2に向け、花粉ボタン53jを押下する。または、花粉の飛ぶ時期になったらリモコン5から花粉見張り機能の設定を室内機2に指示する。
尚、この花粉見張り機能の設定は1シーズン1回の操作になるので、室内機本体の適所に設けても使用者の利便性は余り損なわれず、リモコン5の操作が簡便化される。この場合、この花粉見張り機能の解除はシーズンオフまで必要なく、90日以上の自動解除方式にして、例えば2月末に花粉見張り機能を設定したら6月始めに自動解除されるようにしても良い。
室内機2の制御装置であるマイコンは、図14に示すように、所定の周期でリモコン5からの信号の有無をステップ15(以下S15の如くステップをSと略す。)で監視しており、信号が有る場合は、S20に進みリモコン5からのデータを読込んだ後に、S25の空気調和機1の停止指示信号の有無の判定に進む。S20で読込んだデータに空気調和機1の停止指示信号が有る場合は、S50に進み各種のフラグをオフし、S60で空気調和機1の停止処理を行い、リモコン5からの信号を監視するためS15に戻る。この場合、後述するように、花粉見張りフラグと汚れ見張りフラグはオフせず、直前の設定のまま維持する。
S25で停止信号が無い場合は、S30に進みリモコン5からの指示信号に応じて各種の指示フラグをオンまたはオフに設定し、S40に進み室内外温度、湿度などの各種センサーからのデータを読込む。S15でリモコン5からの信号が無い場合は、直前の運転を継続するため直接S40に進み、前述のように各種センサーからのデータを読込む。S30での各種指示フラグの設定、及び、S40で読み込んだデータを空気調和機運転制御の基データとして記号(A)を介してS100(図15参照)に進み以降の制御を行う。
この場合、リモコン5では各種の運転を選択して指示することができるが、その中で空気調和機1の構成上、択一にならざるをえないものがあり、本実施例では花粉見張りと汚れ見張りは同一の換気装置の制御が含まれるため、いずれか一方の指示しかできない。又同様に、自動運転指示、暖房運転指示、除湿運転指示、冷房運転指示、涼快運転指示も同一の冷凍サイクルの制御であるため、この内の何れか一つの指示しかできない。又同様に、給気運転指示、排気運転指示も同一の換気装置の制御であるため、いずれか一方の指示しかできない。又同様に、風速自動指示、風速強指示、風速弱指示、風速微指示、風速静指示も同一の送風機の制御であるため、この内の何れか一つの指示しかできない。
図15に示すS100でリモコン5からの運転指示が自動運転の場合は、S30で自動運転指示フラグがオンになっているので、S100でこれを判定してS105に進む。S105で室内外の温湿度条件に応じて空気調和機1の運転種別を選定し、S115で選定種別が暖房の場合はS145に進む。S145で暖房運転制御を行い、S145の暖房運転制御により演算された風速をS150で風速フラグに設定し、S275に進む。
S115で選定種別が暖房で無い場合は、S120に進み選定種別が除湿の場合はS175に進む。S175で除湿運転制御を行い、S175の除湿運転制御により演算された風速をS180で風速フラグに設定し、S275に進む。
S120で選定種別が除湿で無い場合は、S125に進み選定種別が冷房の場合はS205に進む。S205で冷房運転制御を行い、S205の冷房運転制御により演算された風速をS210で風速フラグに設定し、S275に進む。
S125で選定種別が冷房で無い場合は記号(D)を介してS260に進む。ここでリモコン5からの指示が空気清浄運転も指示している場合は、S30で空気清浄運転指示フラグがオンになっているので、S260でこれを判定してS265に進む。S265で空気清浄運転制御を行い、S265の空気清浄運転制御により演算された風速をS270で風速フラグに設定し、S275に進む。
S260で空気清浄運転指示フラグがオフと判定された場合は、S280に進み風速フラグを停止に設定し、後述するサイクル空清運転フラグをオフに設定し、記号(C)を介してS330(図16参照)に進む。
次に、S100に戻って、リモコン5からの指示が自動運転以外の場合について述べる。リモコン5からの指示が暖房運転の場合は、S30で暖房運転指示フラグがオンになっているので、S140でこれを判定して、S145に進み前述のように暖房運転制御を行い、S145の暖房運転制御により演算された風速をS150で風速フラグに設定し、S275に進む。
リモコン5からの指示が除湿運転の場合は、S30で除湿運転指示フラグがオンになっているので、S170でこれを判定して、S175に進み前述のように除湿運転制御を行い、S175の除湿運転制御により演算された風速をS180で風速フラグに設定し、S275に進む。
リモコン5からの指示が冷房運転の場合は、S30で冷房運転指示フラグがオンになっているので、S200でこれを判定して、S205に進み前述のように冷房運転制御を行い、S205の冷房運転制御により演算された風速をS210で風速フラグに設定し、S275に進む。
リモコン5からの指示が涼快運転の場合は、S30で涼快運転指示フラグがオンになっているので、S230でこれを判定して、S235に進み涼快運転制御を行い、S235の涼快運転制御により演算された風速をS240で風速フラグに設定し、S275に進む。
この涼快運転は冷房運転と除湿運転を組合せた運転であり、室温と室外温から設定温度を自動的に設定し、夏期における操作の簡便性と快適性の維持を目的とした運転である。
次に、リモコン5からの指示が冷凍サイクルの運転を伴わない空気清浄運転を指示している場合は、S30で空気清浄運転指示フラグがオン、自動運転指示、暖房運転指示、除湿運転指示、冷房運転指示、涼快運転指示の各フラグがオフになっている。S100、S140、S170、S200、S230、S260でこれを判定してS265に進む。S265で前述のように空気清浄運転制御を行い、S265の空気清浄運転制御により演算された風速をS150で風速フラグに設定し、S275に進む。
S275で冷凍サイクル運転の制御または空気清浄運転の制御が行われているか否かを表すサイクル空清運転フラグをオンに設定し、記号(B)を介してS300(図16参照)に進む。
図16に示すように、リモコン5からの指示が冷凍サイクルの運転を伴う空気清浄運転を指示している場合は、前述したように、S145、S175、S205、S235の何れかのステップを通りS280に達する場合がある。この場合、S265を通らないので、リモコン5から指示された空気清浄運転が行われていない。この不具合を解消するため、S300、S305でS260、S265と同様の制御を行い、S330に進む。この場合、風速フラグは既にS150、S180、S210、S240で設定されているので、再度設定する必要はない。S300で空気清浄運転指示フラグがオフと判定された場合は、直接S330に進む。
次に、リモコン5からの指示に給気運転が含まれている場合は、S30で給気運転指示フラグがオンになっているので、S330でこれを判定して、S335に進み給気運転制御を行い、S340で給気運転フラグをオン、S345で排気運転フラグをオフしてS390に進む。
リモコン5からの指示に排気運転が含まれている場合は、S30で排気運転指示フラグがオン、給気運転指示フラグがオフになっているので、S330、S360でこれを判定して、S365に進み排気運転制御を行い、S370で排気運転フラグをオン、S375で給気運転フラグをオフしてS390に進む。
リモコン5からの指示に給気運転も排気運転も含まれていない場合は、S30で給気運転指示フラグ、排気運転指示フラグがともにオフになっているので、これをS330、S360で判定してS380に進み、S380で給気運転フラグをオフ、S385で排気運転フラグをオフしてS390に進む。
このように、電源スイッチは入っているが、ダスト除去運転の時に駆動される電気集塵空清ユニット、送風機、換気装置が停止している状態を空気調和機の停止状態と言い、自動運転の運転条件不成立状態や入りタイマーによる運転待ち状態も含んでいる。
S390は下位プログラムのダスト除去運転制御であり、次に説明するダスト除去運転制御を行う。S390でダスト除去運転制御を行った後、制御は記号(E)を介してS15に戻り、リモコン5からの指示を監視すると共に、空気調和機1の運転を制御し室内の快適な環境を維持し続ける。
次に、ダスト除去運転について図17〜図21を用いて説明する。
ダスト除去運転は、リモコン5で花粉見張りまたは汚れみはり機能が設定されていて、且つ、室内のダストの濃度が高い時か、リモコン5で花粉ボタン53jが押下された時に行なわれる。リモコン5で花粉ボタン53jが押下されるか花粉見張りまたは汚れみはり機能が設定されると空気調和機運転制御はS30で花粉ボタンフラグ又は/並びに花粉見張りフラグ若しくは汚れ見張りフラグをオンにし、前述したように、種々のステップを通りS390で下位プログラムであるダスト除去運転制御に進む。この結果、下位プログラムであるダスト除去運転制御がS400で開始する。
先ず、図17に示すように、S405で花粉ボタンフラグがオンである場合は、S430に進み、ダストセンサー158への通電の有無をチェックし、通電されていなければ直ちにダストセンサー158への通電を開始(S435)し、ダストセンサー158のヒーター158fの加熱安定時間を確保するため所定時間(1分)のインターバルをセット(S440)する。次に、風速フラグが停止に設定されているか否かをS445で確認する。風速フラグが停止に設定されていれば、送風機31を最低風速の静モードで運転(S450)する。
これはダストセンサー158の使用開始に先立ち、ダストセンサー158の測定室158eに室内の空気を取込むために行うもので、ダストセンサー158のヒーター158fの加熱安定時間を確保するための1分のインターバル中の運転である。
本実施例ではこのインターバルを1分と定めたが、これはヒーター158fの加熱安定時間のためであるので、ダストセンサー158の型式により適切な時間を定める必要が有る。また、ダストセンサー158立上げ時の送風機運転時間をヒーター158fの加熱安定時間と同じにしてあるが、ダストセンサー158の型式によってはこれと別のインターバルが必要になることも有るので試作機などによる確認が必要である。
次に、S455に進み現在の時刻を送風機停止直前時刻Tonに格納し、S460に進みダストセンサー158からのデータ読込み時刻Tdtに現在時刻を格納し、S990に進み上位プログラムに戻る。
これは、リモコン5からの運転指示が無い状態で、花粉見張り又は汚れ見張りのみが設定されている時に、ダストセンサー158の測定室158e内のダストの量が少ないと、送風機31を運転しない時間が続くことになる。このような状態が続くとダストセンサー158の測定室158e内の空気と室内空気のダストの濃度に開きが出て、ダストセンサー158が不正確なデータを出力する。これを防ぐため、3時間ごとに20秒間だけ送風機31を運転する。この3時間の時間間隔を計るため送風機31の停止直前時刻Tonを、後に使用するためである。
データ読込み時刻Tdtに現在時刻を記憶する理由に付いては後述する。
実施例ではこの停止時間と運転時間を3時間と20秒に定めたが、この時間は空気調和機2の構造やダストセンサー158の取付部の周囲構造によって、適切な値が変わるので試作機などで確認する必要が有る。
S445で風速フラグが停止に設定されていない場合は、風速フラグがS150、S180、S210、S240、S270の何れかで設定されているのでその設定されている風速で送風機を運転し、S455に進み前述と同様の制御の後、上位プログラムに戻る。
S430でダストセンサー158への通電が有る場合は、S465に進みセットしたインターバル(S440)の1分が経過していなければ、S445に進み前述と同様の制御の後、上位プログラムに戻る。
S465で1分のインターバルが経過した後は、S470に進み現在時刻から前回のデータ読込み時刻Tdtを減じた値と1秒とを比較する。
S470で現在時刻から前回のデータ読込み時刻Tdtを減じた値が1秒未満の場合は、S530に進んでサイクル空清運転フラグの状態を確認する。
S470で現在時刻から前回のデータ読込み時刻Tdtを減じた値が1秒以上の場合は、S480に進みデータ読込み時刻Tdtを現在時刻に更新し、S485に進みダストセンサー158から上位径以上のダストを検知した時間比率LdLoS(以下これを上位径時間比率と言う。)と下位径以上のダストを検知した時間比率SdLoS(以下これを下位径時間比率と言う。)のデータを読込む。
次に、前述したように下位径時間比率SdLoSには上位径時間比率LdLoSが含まれているのでS490で修正下位径時間比率SdAmS=SdLoS−LdLoSを演算し、S495に進む。
S495でメモリーブロックLdM、SdMのN+1番目のメモリーにLdLoS、SdAmSのデータを格納し、S500でメモリーブロックLdM、SdM内のデータの平均を演算し、上位径平均時間比率LdLo、修正下位径平均時間比率SdAmを演算する。
次に、S505でNに1を加算し、S515でNが30未満である場合は、S530に進み、サイクル空清運転フラグの状態を確認する。S515でNが30以上の場合は、S520に進みNを0にクリアしてS530に進む。
S530でサイクル空清運転フラグがオンに設定(S275)されている場合は、S540に進み、演算風速フラグFS0を現在の風速フラグと同じに設定し、記号(G)を介してS800に進む。
これはダスト除去運転では送風機31の風速はサイクル運転、空気清浄運転で設定される風速を優先して使用し、室内温度、湿度を安定させ快適性を損なわないようにしているためである。
S530でサイクル空清運転フラグがオン(S275)されていない場合は、記号(H)を介してS670に進む。
本実施例では、上位径を5μm、下位径を1μmとし、ほぼ全ての花粉、埃及び大きめのハウスダストを対象にしてダスト除去運転ができるようにし、且つ、煙草の煙の中に粒子の数としては少ないが必ず含まれている1μm以上の成分を検知してダスト除去運転ができるようにした。尚、杉花粉、桧花粉に的を絞って上位径を10μmとして、杉花粉、桧花粉だけは確実に捉えるようにし、ダスト除去運転時間を削減して無駄な電力使用を避けることができる。また、粒径以外によるダストの識別法を併用して、下位径を0.01〜1μm範囲に選び、煙草の煙のより粒子数の多い粒径で確実に検知してダスト除去運転をできるようにしても良い。
S405で花粉ボタンフラグがオフの場合は、S410に進み花粉見張りフラグの状態を確認し、花粉見張りフラグがオンの場合は、S430に進み前述と同様の制御を行う。
S410で花粉見張りフラグがオフの場合は、S415に進み汚れ見張りフラグの状態を確認し、汚れ見張りフラグがオンの場合は、S430に進み前述と同様の制御を行う。
S415で汚れ見張りフラグがオフの場合は、S418に進み風速フラグに設定された風速で送風機を運転し、S420に進んでダストセンサーへの通電を停止しS990で上位プログラムに戻る。
次に、上位径平均時間比率LdLo、修正下位径平均時間比率SdAmから送風機31の風速を決定する手順について図18、図20を用いて説明する。図20はダストグループの風速切換表である。
本実施例はダストの濃度に応じ送風機31の風速を変化させ、ダストの濃度が高い時にはより風速を大きくして電気集塵空清ユニット40を通過する室内空気を増し、電気集塵空清ユニット40の単位時間当りの集塵量を大きくして室内のダストを速やかに少なくするものである。このため、予め実験によって定めた適切なダストの濃度で風速が切換わるよう図20に示すような風速切換えの閾値となる時間比率A1〜D2を定めておく。これらの閾値A1〜D2は制御プログラムから何時でも参照できるように制御装置の記憶部に収納されている。
先ず、上位径以上の粒径の大きいダストの濃度に対する適切な風速を選択するための手順を以下に示す。花粉ボタンの押下や花粉見張りによるダスト除去運転の場合は前述のように上位径以上の大きな粒径のダストを見張れば良く、汚れ見張りによるダスト除去運転の場合はタバコの煙などの下位径以上の粒径のダストとハウスダストや埃などの上位径以上の大きい粒径のダストの両方を見張る必要がある。
図18に示すように、S670で上位径平均時間比率LdLoが記憶部のC2より小さい場合は、S675に進み花粉ボタンフラグがオンの場合は、S680に進んで上位径平均時間比率から判定した上位径風速FS2を静モードに設定し、S730に進む。
S675で花粉ボタンフラグがオフの場合は、S685に進み上位径平均時間比率LdLoが記憶部のD2より小さい場合は、S690に進んで上位径平均時間比率から判定した上位径風速FS2を停止モードに設定し、S730に進む。
S685で上位径平均時間比率LdLoが記憶部のD2より大きい場合は、S680に進んで前述のように上位径風速FS2を静モードに設定し、S730に進む。
S670で上位径平均時間比率LdLoが記憶部のC2より大きい場合は、S695に進み上位径平均時間比率LdLoが記憶部のB2より小さい場合は、S700に進んで上位径平均時間比率から判定した上位径風速FS2を微モードに設定し、S730に進む。
S695で上位径平均時間比率LdLoが記憶部のB2より大きい場合は、S705に進み上位径平均時間比率LdLoが記憶部のA2より小さい場合は、S710に進んで上位径平均時間比率から判定した上位径風速FS2を弱モードに設定し、S730に進む。
S705で上位径平均時間比率LdLoが記憶部のA2より大きい場合は、S715に進んで上位径平均時間比率から判定した上位径風速FS2を強モードに設定し、S730に進む。
次に、上位径以下の小さい粒径のダストに対する適切な風速を選択するための手順を以下に示す。S730で修正下位径平均時間比率SdAmが記憶部のC1より小さい場合は、S735に進み花粉ボタンフラグがオンの場合は、S740に進んで修正下位径平均時間比率から判定した下位径風速FS1を静モードに設定し、S780に進む。
S735で花粉ボタンフラグがオフの場合は、S745に進み修正下位径平均時間比率SdAmが記憶部のD1より小さい場合は、S750に進んで修正下位径平均時間比率から判定した下位径風速FS1を停止モードに設定し、S780に進む。
S745で修正下位径平均時間比率SdAmが記憶部のD1より大きい場合は、S740に進んで前述のように下位径風速FS1を静モードに設定し、S780に進む。
S730で修正下位径平均時間比率SdAmが記憶部のC1より大きい場合は、S755に進み修正下位径平均時間比率SdAmが記憶部のB1より小さい場合は、S760に進んで修正下位径平均時間比率から判定した下位径風速FS1を微モードに設定し、S780に進む。
S755で修正下位径平均時間比率SdAmが記憶部のB1より大きい場合は、S765に進み修正下位径平均時間比率SdAmが記憶部のA1より小さい場合は、S770に進んで修正下位径平均時間比率から判定した下位径風速FS1を弱モードに設定し、S780に進む。
S765で修正下位径平均時間比率SdAmが記憶部のA1より大きい場合は、S775に進んで修正下位径平均時間比率から判定した下位径風速FS1を強モードに設定し、S780に進む。
S780で花粉ボタンフラグがオンの場合は、S795に進み演算風速FS0=上位径風速FS2にし、記号(G)を介してS800(図19参照)に進む。
S780で花粉ボタンフラグがオフの場合は、S785に進み花粉見張りフラグの状態を確認する。S785で花粉見張りフラグがオンの場合は、S795に進み前述のように演算風速FS0=上位径風速FS2にし、S800に進む。
S785で花粉見張りフラグがオフの場合は、S790に進み上位径風速FS2と下位径風速FS1を比較する。S790で上位径時風速FS2が下位径風速FS1より速い場合は、S795に進み前述のように演算風速FS0=上位径風速FS2にし、S800に進む。
S790で下位径風速FS1が上位径風速FS2より速い場合は、S797に進み演算風速FS0=下位径風速FS1にし、S800に進む。
これは上位径以上の粒径の大きいダストの除去に適切な風速と上位径以下の小さい粒径のダストの除去に適切な風速が一致しない場合は、速い方の風速を採用しダストの除去力の大きいほうの風速で運転するためである。
尚、このように運転する時に、演算結果の時間比率が閾値に近い場合は、測定データのバラツキで送風機の運転風速が頻繁に切換わる恐れが有る。このような場合は風速を上げる場合の閾値と風速を下げる場合の閾値にヒシテリシスをもたせたり、風速が切換わってから一定の時間は風速の更なる切換わりを禁止するなどして送風機運転の安定性を確保するのが良い。
次に、ダスト除去運転時の換気装置32と電気集塵空静ユニット40の運転制御について図19、図21を用いて説明する。図21はダストグループと換気装置運転表である。
図19に示すS800で、演算風速FS0が停止モードの場合は、S805に進み現在の時刻が送風機停止直前時刻Tonから3時間未満である場合は、S807に進み給気運転指示フラグ又は排気運転指示フラグの状態を確認する。S807で給気運転指示フラグ又は排気運転指示フラグがオンしている場合は、S815に進み送風機31を停止し、S820に進み上下風向板291、左右風向板295を停止し、S825に進み電気集塵空静ユニット40の運転を停止し、S990に進んで上位プログラムに戻る。
これは、前述のように花粉見張り又は汚れ見張りのみが設定されている時に、ダストセンサー158の示す室内空間のダストの量が少なくて、上位径平均時間比率LdLoから判定した上位径風速FS2が停止モードで、且つ、修正下位径平均時間比率SdAmから判定した下位径風速FS1も停止モードである場合は、送風機31を運転しない時間が続くことになる。このような状態が続くとダストセンサー158の測定室158e内の空気と室内空気のダストの濃度に開きが出て、ダストセンサー158が不正確なデータを出力する。これを防ぐため、3時間ごとに20秒間だけ送風機31を運転する。この3時間の経過時間中は換気装置32、送風機31、上下風向板291、左右風向板295、電気集塵空静ユニット40を停止しておくためある。
S807で給気運転指示フラグ及び排気運転指示フラグがオフしている場合は、S810に進んで換気装置32を停止し、更にS815に進み前述と同様の制御を行い、S990に進んで上位プログラムに戻る。
S805で現在の時刻が送風機停止直前時刻Tonから3時間以上経過している場合は、S840に進んで前述の3時間ごとに20秒間だけの送風機運転の時にオンする見張り送風機運転フラグを確認する。S840で見張り送風機運転フラグがオフである場合は、S845に進み送風機31を静モードで運転し、S850に進み見張り送風機運転フラグをオンし、S855に進み見張り送風機運転時間20秒のインターバルをセットし、S990に進んで上位プログラムに戻る。
S840で見張り送風機運転フラグがオンである場合は、S865に進み見張り送風機運転時間のインターバルが経過していない場合は、そのままS990に進んで上位プログラムに戻る。
S865で見張り送風機運転時間のインターバルが経過している場合は、S870に進み送風機停止直前時刻Tonに現在時刻を格納し、S875に進み送風機31の運転を停止し、S880に進み見張り送風機運転フラグをオフし、S990に進んで上位プログラムに戻る。
この制御により花粉見張り、又は汚れ見張り機能を設定している場合、室内のダスト量が少なくて送風機31の停止が続いても3時間に20秒間の送風機31の運転でダストセンサー158の測定室158eの空気が室内空気とほぼ同じになり、ダストセンサー158からのデータの信頼性が上がる。
S800で演算風速FS0が停止モード以外の場合は、S900に進み送風機31を演算風速FS0で運転し、S905に進み送風機停止直前時刻Tonに現在時刻を格納して更新し、S910に進む。S910で給気運転指示フラグ又は排気運転指示フラグがオンしている場合は、S980に進み電気集塵空静ユニット40を運転し、室内のダストも除去して室内を速やかに清浄な状態に回復を図り、S990に進んで上位プログラムに戻る。
S910で給気運転指示フラグ及び排気運転指示フラグがオフしている場合は、S920に進み花粉ボタンフラグの状態を確認する。S920で花粉ボタンフラグがオンしている場合は、S955に進み給気運転を行い新鮮な外気を吸引し、給気通路に設けられた高性能な給気空清フィルター327−2で花粉などのダストを除去して室内に供給する。更に、S980に進み電気集塵空静ユニット40を運転し、S990に進んで上位プログラムに戻る。
S920で花粉ボタンフラグがオフしている場合は、S950に進み花粉見張りフラグの状態を確認する。S950で花粉見張りフラグがオンの場合は、S955に進み前述のように制御し、S990に進んで上位プログラムに戻る。
S950で花粉見張りフラグがオフの場合は、S960に進み汚れ見張りフラグの状態を確認する。S960で汚れ見張りフラグがオンの場合は、S965に進み排気運転を行い、汚れた室内の空気を室外に排出し、S980に進み前述のように制御し、S990に進んで上位プログラムに戻る。
S960で汚れ見張りフラグがオフの場合は、S980に進み前述のように制御し、S990に進んで上位プログラムに戻る。
このように、ダストセンサーに1μm以上のダストを検知して出力する第1の出力機能と、5μm以上のダストを検知して出力する第2の出力機能とを備え、これと花粉の飛散時期に合せて指示、設定される花粉ボタン、花粉見張り機能を優先処理することで室内の花粉を識別し花粉除去運転を行うことができる。この場合、花粉ボタン、花粉見張り機能が指示、設定されていると大きめのハウスダスト、埃を感知しても花粉除去運転を始める。理想から言えばこれらは室内で生じるダストであるから電気集塵空清ユニットを運転し、加えて換気装置を排気運転して室内のダストを減少させるのが効率的であるが、花粉除去運転でも電気集塵空清ユニットを運転し、加えて換気装置を給気運転して室内のダストを減少させるので、電気集塵空清ユニットの運転が多少長くなるが、室内のダストはほぼ同じように除去されるので空気調和機の使用者に不利益をもたらすことはほとんど無い。
尚、本実施例ではダストセンサーとしてダストの濃度を2段階の粒径に分けて出力するものを使用したが、ダストの濃度を3段階の粒径に分けて出力するものを使用し、花粉と埃を粒径70〜100μmを閾値として区分して識別することもできる。この場合、実施例の花粉ボタンを空静ボタンに変え、花粉見張り設定を止めて、汚れ見張り設定に一本化する。つまり、空清ボタンを押下することで電気集塵空清ユニットの運転が始まり、ダストを埃と識別した場合、換気装置を排気運転し、ダストを花粉と識別した場合、換気装置を給気運転し、ダストを煙と識別した場合、換気装置を排気運転する。花粉を含んだ2区分以上のダストが混じっている場合は、花粉優先とし換気装置を給気運転する。このようにすることにより、室内のダストの区分に応じて、そのダストの除去に好適な運転を行い、急速に室内環境を改善し、室内をダストの少ない状態に維持する。
また、汚れ見張りの設定をすることにより室内のダストの濃度があがった時に、電気集塵空清ユニットの運転が始まり、ダストを埃と識別した場合、換気装置を排気運転し、ダストを花粉と識別した場合、換気装置を給気運転し、ダストを煙と識別した場合、換気装置を排気運転する。花粉を含んだ2区分以上のダストが混じっている場合は、花粉優先とし換気装置を給気運転する。このようにすることにより、室内のダストの区分に応じて、そのダストの除去に好適な運転を行い、急速に室内環境を改善し、室内をダストの少ない状態に維持する。
尚、本実施例では煙草の煙や花粉、ハウスダスト、埃などアレルゲンとなるダストの除去について述べているがアレルギー反応の助長物質の除去についても、その識別方法を確認して適用することにより本発明を有効に使用できるのは言うまでもない。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、誘電体フィルターを備えた電気集塵空清ユニットと、外気を室内に取入れる給気運転が可能な換気装置と、前記換気装置による外気の吸入経路に設けた空清フィルターと、空気中に浮遊するダストを識別できるダストセンサーと、を室内機に備え、前記ダストセンサーが花粉を含む特定グループのダストを検知した場合に、前記電気集塵空清ユニットの運転と前記換気装置の給気運転とを行うように制御する制御装置を備える。これにより、屋外で発生したダストが大量に飛散し、自然換気、強制換気を問わず室内空気に必要とされる換気によって室内にも多量の屋外のダストが侵入した時に、これがアレルギー反応による発作の原因または発作の助長物質となる花粉を含む特定グループのダストであるか否かとダストの濃度をダストセンサーで検知し、ダストが特定グループのダストでその濃度が所定の濃度以上になった時に、電気集塵空清ユニットを運転してダストを誘電体フィルターで捕捉して除去する。さらに、換気装置を給気運転して、外気を導入し、外気の吸入経路に設けた空清フィルターを通すことにより含まれている屋外ダストを除去する。前記換気装置で屋外ダストを除去した外気を給気することで家屋の隙間からの自然換気が抑制され、多量の屋外ダストを含んだ外気が室内に侵入してくるのを防ぐ。このように、屋外で発生し、アレルギー反応による発作の原因、または、発作の助長物質となる花粉を含む特定のダストを検知し、除塵運転して室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を得ることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、前記制御装置が、運転停止中も前記特定グループのダストの有無とその濃度を監視する監視機能と、この監視機能を設定・解除する機能とを備え、この監視機能が設定されている場合には、運転停止中でも、前記ダストセンサーが前記特定グループのダストを検知した時に、前記電気集塵空清ユニットの運転と前記換気装置の給気運転を行うように制御する。これにより、屋外にアレルギー反応による発作の原因または発作の助長物質となる特定グループのダストが充満することが予測された時に、監視機能を設定しておくので、知らない間に飛散する特定グループのダストの量が増え、自然換気などにより多量の特定グループのダストが室内に侵入してきても、室内の特定グループのダストの濃度が所定の値を超えると自動的に電気集塵空清ユニットが運転を開始し、室内の特定グループのダストの量を減少させると共に、換気装置で特定グループのダストを除去した外気を給気することで家屋の隙間などから自然換気で室内に侵入してくる外気を抑制し、室内への特定グループのダストの供給を減少させ、室内の特定グループのダストの濃度を下げる。このように、ある日突然、特定グループのダストによるアレルギーの発作にみまわれると言う、不意打ちに会うことが防止できると共に、四六時中特定グループのダストの飛散具合を気にする必要が無くなり、精神的な余裕が生まれる空気調和機を得ることができる。
また、請求項3記載の発明によれば、誘電体フィルターを有する電気集塵空清ユニットと、外気を室内に取入れる給気運転が可能な換気装置と、前記換気装置による外気の吸入経路に設けた空清フィルターと、を室内機に備えると共に、運転を制御するリモコンを備え、前記リモコンに花粉を含む特定グループのダスト除去を指示する機能を備え、前記ダスト除去の指示により前記電気集塵空清ユニットの運転と前記換気装置の給気運転とを行うように制御する制御装置を備える。特定グループのダストに過敏な人は、特定グループのダストが飛散している間は、症状の悪化を恐れて外出を控えることが多く、室内で過ごす時間が多くなる。このような時に屋外の特定グループのダストの量が急増し、家屋の隙間などからの自然換気で室内にも多量の特定グループのダストが侵入し、アレルギー症の発作の前兆現象を感じた場合に、手元のリモコンから空気調和機に特定グループのダストの除去運転を指示することにより、電気集塵空清ユニットの運転が始まり特定グループのダストを誘電体フィルターで捕捉して除去する。さらに、換気装置が給気運転を開始して、外気を導入し、外気の吸入経路に設けた空清フィルターを通すことにより含まれている特定グループのダストを除去する。前記換気装置で特定グループのダストを除去した外気を給気することで、家屋の隙間からの自然換気が抑制され、多量の特定グループのダストを含んだ外気が室内に侵入してくるのを防ぎ、室内の特定グループのダストの濃度を下げる。このように、ダストをアレルゲンとした発作が起こりそうな時でも、発作の引き金となり易い大きな動作をすることなしに、手元のリモコンから座ったまま、寝たままで除塵運転を指示し、電気集塵空清ユニットを運転すると共に、換気装置を給気運転して室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を得ることができる。
特に、花粉症の人は、花粉の飛散時期には、症状の悪化を恐れて外出を控えることが多く、室内で過ごす時間が多くなる。このような時に屋外の花粉の量が急増すると、家屋の隙間などからの自然換気で室内にも多量の花粉が侵入する。このとき、花粉症の前兆現象を感じた場合に、手元のリモコンから花粉の除去運転を指示することにより、電気集塵空清ユニットを運転して花粉を空清フィルターで捕捉して除去する。さらに、換気装置を給気運転して、外気を導入し、外気の吸入経路に設けた空清フィルターを通すことにより含まれている花粉を除去する。前記換気装置で花粉を除去した外気を給気することで家屋の隙間からの自然換気が抑制され、多量の花粉を含んだ外気が室内に侵入してくるのを防ぐ。この場合、空気調和機にダストセンサーを備え、侵入してきたダストがアレルギー反応による発作の原因となる特定グループのダスト(例えば杉花粉、桧花粉)であることと、その濃度が所定の濃度以上であることをダストセンサーで検知して花粉の除去運転を指示するように制御しても良い。このように、症状に苦しむ人の多い花粉症のアレルゲンである花粉をターゲットにして確実に捕集し、室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を得ることができる。
また、請求項4記載の発明によれば、前記ダスト除去を指示する機能が専用ボタンの押下により実行されることにより、屋外の特定グループのダストの量が急増し、家屋の隙間などからの自然換気で室内にも多量の特定グループのダストが侵入し、アレルギー症の発作の前兆現象を感じた場合に、手元のリモコンの専用ボタンを押下するだけで空気調和機に特定グループのダストの除去運転を指示できる。これにより、電気集塵空清ユニットの運転が始まり特定グループのダストを誘電体フィルターで捕捉して除去し、さらに、換気装置が給気運転を開始して、外気を導入し、外気の吸入経路に設けた空清フィルターを通すことにより含まれている特定グループのダストを除去する。前記換気装置で特定グループのダストを除去した外気を給気することで家屋の隙間からの自然換気が抑制され、多量の特定グループのダストを含んだ外気が室内に侵入してくるのを防ぎ、室内の特定グループのダストの濃度を下げる。このように、ダストをアレルゲンとした発作が起こりそうな時でも、迷わず簡単な操作で電気集塵空清ユニットの運転開始と換気装置の給気運転開始を指示することができ、これにより電気集塵空清ユニットの運転、換気装置の給気運転が始まり、室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を得ることができる。
また、請求項5記載の発明によれば、前記ダストセンサーがダストの少なくとも3つの濃度範囲を識別できる機能を有し、前記制御装置がこの識別した濃度範囲に応じて送風機の風速を切換えるように制御する。屋外で発生したダストが大量に飛散し、自然換気、強制換気を問わず室内空気に必要とされる換気によって室内にも多量の屋外のダストが侵入した時に、これがアレルギー反応による発作の原因または発作の助長物質となる特定グループのダストであるか否かとダストの濃度をダストセンサーで検知する。ダストが特定グループのダストでその濃度が所定の濃度以上になった時に、電気集塵空清ユニットを運転してダストを誘電体フィルターで捕捉して除去する。このとき、室内のダストの量が少ない時は送風機を低速運転し低騒音で室内の静かな環境を維持しながら徐々にダスト濃度を下げる。室内のダストの量が多い場合は、多少室内騒音が大きくなるが送風機の回転数をダストの濃度に応じて段々に上げて行き、送風機をより高速運転して電気集塵空清ユニットを通過する室内空気の量を増加させ、高率にダストを捕集して急速に室内のダスト濃度を下げる。さらに、換気装置を給気運転して、外気を導入し、外気の吸入経路に設けた空清フィルターを通すことにより含まれている屋外ダストを除去する。前記換気装置で屋外ダストを除去した外気を給気することで家屋の隙間からの自然換気が抑制され、多量の屋外ダストを含んだ外気が室内に侵入してくるのを防ぐ。このように、ダストが多い時は急速にダストを捕集して短時間に室内のダスト濃度を下げ、ダストが少ない時は低騒音運転で徐々にダスト濃度を下げ、室内をダストの少ない状態を長時間維持する空気調和機を得ることができる。
また、請求項6記載の発明によれば、前記換気装置が排気運転機能も備え、前記制御装置が、前記ダストセンサーが識別したダストのグループに応じて、前記換気装置の給気運転または排気運転と前記電気集塵空清ユニットの運転とを行うように制御する。室内の空気中に浮遊するダストには、上述したように発生源が屋外のものと、発生源が室内のものとが有る。発生源が屋外であるダストの室内濃度を下げる運転方法については上述した。屋内外で発生したダストが室内に多量に有るとき、これがアレルギー反応による発作の原因または発作の助長物質となる特定グループの一つに属するダストであるか否かとダストの濃度をダストセンサーで検知する。ダストが特定グループの一つに属するダストでその濃度が所定の濃度以上になった時に、電気集塵空清ユニットを運転してダストを誘電体フィルターで捕捉して除去する。さらに、ダストセンサーが検知したダストの特徴からそのダストが屋外が発生源のものか室内が発生源のものかを制御装置で識別し、ダストが屋外発生源のものと識別された場合は、換気装置を給気運転して、外気を導入し、外気の吸入経路に設けた空清フィルターを通すことにより含まれている屋外ダストを除去する。前記換気装置で屋外ダストを除去した外気を給気することで家屋の隙間からの自然換気が抑制され、多量の屋外ダストを含んだ外気が室内に侵入してくるのを防ぐ。また、ダストが室内発生源のものと識別された場合は、室内の空気を排気し、外気を導入するのが良い。この場合、換気装置を排気運転して、室内空気を屋外に排気することで家屋の隙間からの換気が促進され、ダストの少ない外気が室内に導入されダストの濃度を低下させる。このように、ダストの種類に応じて電気集塵運転と、給気運転(発生源が室外の場合)または排気運転(発生源が室内の場合)とを組合せて室内環境を速やかに改善する空気調和機を得ることができる。
また、請求項7記載の発明によれば、前記ダストセンサーによるダストの識別がダストの大きさを識別することにより行なわれ、前記制御装置が、前記識別されたダストの大きさが予め定めた第1の所定値より大きく且つ予め定めた第2の所定値より小さい場合に前記換気装置による給気運転を行うように制御し、他の場合に前記換気装置による排気運転を行うように制御する。一般に気になる室内ダストの主なものは、花粉症の原因となる杉花粉、桧花粉と、埃っぽいと感ずる綿埃を主とした埃、煙いと感ずる煙草の煙を主とした煙である。これらは、ダストの大きさで区分でき、その大きさは、煙<花粉<埃の順になる。このように区分した煙と花粉との境界の大きさを第1の所定値とし、花粉と埃の境界の大きさを第2の所定値とする。
室内のダストの大きさが第1の所定値と第2の所定値との間に有る場合は、ダストは花粉が主な成分であるとみなし、電気集塵空清ユニットを運転してダストを誘電体フィルターで捕捉して除去する。さらに、換気装置を給気運転して、外気を導入し、外気の吸入経路に設けた空清フィルターを通すことにより含まれている屋外ダストを除去する。前記換気装置で屋外ダストを除去した外気を給気することで家屋の隙間からの自然換気が抑制され、多量の屋外ダストを含んだ外気が室内に侵入してくるのを防ぐ。室内のダストの大きさが第1の所定値より小さい場合、または、第2の所定値より大きい場合は、ダストは煙または埃が主な成分であるとみなし、電気集塵空清ユニットを運転してダストを誘電体フィルターで捕捉して除去する。さらに、換気装置を排気運転して、室内空気を屋外に排気することで家屋の隙間からの換気が促進され、ダストの少ない外気が室内に導入されダストの濃度を低下させる。このように、室内のダストが花粉、埃、または、煙であることを識別し、そのダストの除去に好適な運転を行い、急速に室内環境を改善し、室内をダストの少ない状態に維持する空気調和機を得ることができる。
また、請求項8記載の発明によれば、前記第1の所定値が5μm〜10μmの範囲であり、前記第2の所定値が70μm〜100μmの範囲であることにより、煙、花粉、埃を確実に区分し、各ダストの処理に適した運転をする。室内のダストの大きさが杉花粉や桧花粉が含まれる10μm〜70μmの範囲に有る場合は、ダストは花粉が主な成分であるとみなし、電気集塵空清ユニットを運転してダストを誘電体フィルターで捕捉して除去する。さらに、換気装置を給気運転して、外気を導入し、外気の吸入経路に設けた空清フィルターを通すことにより含まれている屋外ダストを除去する。前記換気装置で屋外ダストを除去した外気を給気することで家屋の隙間からの自然換気が抑制され、多量の屋外ダストを含んだ外気が室内に侵入してくるのを防ぐ。室内のダストの大きさが5μmより小さい場合、または、100μmより大きい場合は、ダストは煙または埃が主な成分であるとみなし、電気集塵空清ユニットを運転してダストを誘電体フィルターで捕捉して除去する。さらに、換気装置を排気運転して、室内空気を屋外に排気することで家屋の隙間からの換気が促進され、ダストの少ない外気が室内に導入されダストの濃度を低下させる。このように、室内空気中の花粉を捕集し、室内空気から花粉症のアレルゲンを減少させ、花粉症の症状を緩和する。また、室内空気中の煙、埃を除去し、室内を清浄な環境に保つ空気調和機を得ることができる。
1…空気調和機、2…室内機、5…リモコン、6…室外機、8…接続配管、21…筐体、23…化粧枠、25…前面パネル、27…空気吸込み口、29…空気吹出し口、31…送風装置、32…換気装置、33…室内熱交換器、35…露受皿、37…ドレン配管、39…換気風路、40…電気集塵空清ユニット、51…液晶表示部、52…扉、53…外部操作ボタン、54…送受信部、55…内部操作ボタン、53j…花粉ボタン、55k…見張選択ボタン、158…ダストセンサー、158a…外殻、158c…空気の導入口、158d…空気の排出口、158e…測定室、158f…ヒーター、158g…測定スポット、158h…発光ダイオード、158i…集光レンズ、158j…受光素子、210…筐体本体、230…化粧枠本体、231…プレフィルター、230a…上側空気吸込み部、230b…前側空気吸込み部、250…前面パネル本体、251…可動パネル、290…吹出し風路、291…上下風向板、295…左右風向板、311…送風ファン、313…送風モータ、321…換気ファン、323…換気ファン吸込み口、324…換気ファン吹出し口、325…換気装置吸込み口、326…換気装置吹出し口、327…換気装置給排気口、327−1…給気プレフィルター、327−2…給気空清フィルター、328−1…排気吹出し風路、328−2…給気吸込み風路、328−3…給排気風路、328−4…給気吹出し風路、328−5…排気吸込み風路、329−1…吸込み切換ダンパー、329−2…吹出し切換ダンパー、396…受光部、397…表示部、401…枠体、402…放電電極、403…放電対向電極、404…接地電極、405…誘電体フィルター、406…脱臭フィルター、401a…把持部、401b…支持脚、402a…高圧側接続端子、404a…接地側接続端子。
Claims (8)
- 誘電体フィルターを備えた電気集塵空清ユニットと、外気を室内に取入れる給気運転が可能な換気装置と、前記換気装置による外気の吸入経路に設けた空清フィルターと、空気中に浮遊するダストを識別できるダストセンサーと、を室内機に備え、
前記ダストセンサーが花粉を含む特定グループのダストを検知した場合に、前記電気集塵空清ユニットの運転と前記換気装置の給気運転とを行うように制御する制御装置を備えた
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項1に記載の空気調和機において、前記制御装置は、運転停止中も前記特定グループのダストの有無とその濃度を監視する監視機能と、この監視機能を設定・解除する機能とを備え、この監視機能が設定されている場合には、運転停止中でも、前記ダストセンサーが前記特定グループのダストを検知した時に、前記電気集塵空清ユニットの運転と前記換気装置の給気運転を行うように制御することを特徴とする空気調和機。
- 誘電体フィルターを有する電気集塵空清ユニットと、外気を室内に取入れる給気運転が可能な換気装置と、前記換気装置による外気の吸入経路に設けた空清フィルターと、を室内機に備えると共に、運転を制御するリモコンを備え、
前記リモコンに花粉を含む特定グループのダスト除去を指示する機能を備え、
前記ダスト除去の指示により前記電気集塵空清ユニットの運転と前記換気装置の給気運転とを行うように制御する制御装置を備えた
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項3に記載の空気調和機において、前記ダスト除去を指示する機能が前記リモコンの専用ボタンの押下により実行されることを特徴とする空気調和機。
- 請求項1または3に記載の空気調和機において、前記ダストセンサーがダストの少なくとも3つの濃度範囲を識別できる機能を有し、前記制御装置はこの識別した濃度範囲に応じて送風機の風速を切換えるように制御することを特徴とする空気調和機。
- 請求項5に記載の空気調和機において、前記換気装置は排気運転機能も備え、前記制御装置は、前記ダストセンサーが識別したダストのグループに応じて、前記換気装置の給気運転または排気運転と前記電気集塵空清ユニットの運転とを行うように制御することを特徴とする空気調和機。
- 請求項1または3に記載の空気調和機において、前記ダストセンサーによるダストの識別がダストの大きさを識別することにより行なわれ、前記制御装置は、前記識別されたダストの大きさが予め定めた第1の所定値より大きく且つ予め定めた第2の所定値より小さい場合に前記換気装置による給気運転を行うように制御し、他の場合に前記換気装置による排気運転を行うように制御することを特徴とする空気調和機。
- 請求項7に記載の空気調和機において、前記第1の所定値が5μm〜10μmの範囲であり、前記第2の所定値が70μm〜100μmの範囲であることを特徴とする空気調和機。
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