JPH08168625A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

Info

Publication number
JPH08168625A
JPH08168625A JP6313726A JP31372694A JPH08168625A JP H08168625 A JPH08168625 A JP H08168625A JP 6313726 A JP6313726 A JP 6313726A JP 31372694 A JP31372694 A JP 31372694A JP H08168625 A JPH08168625 A JP H08168625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
mode
pollen
air purifier
air volume
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6313726A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Watanabe
聖二 渡辺
Katsumi Iguchi
勝己 井口
Toshiro Ino
利郎 伊能
Yasuhiko Kochiyama
泰彦 河内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP6313726A priority Critical patent/JPH08168625A/ja
Publication of JPH08168625A publication Critical patent/JPH08168625A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】ファンによって強制的に空気を清浄ユニットを
通過するように循環させる形式の空気清浄機において、
複数のお好み運転モードの選択を可能にすること。 【構成】空気清浄機を遠隔操作するためのワイヤレスリ
モコン9の操作部に、空気清浄機をタバコモード、花粉
モードおよびお掃除モードでそれそれ運転させるため
の、タバコモード運転スイッチ13、花粉モード運転ス
イッチ14、およびお掃除モードスイッチ15を備え
た。これら各スイッチ13,14,15のうちいずれか
を押して、所望の動作モードを選択すると、選択された
動作モードの内容に従ってファンの動作が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚れた空気をきれいに
する空気清浄機に関し、特にファン等の送風装置によっ
て強制的に空気を清浄ユニットを通過するように循環さ
せる形式の空気清浄機に係る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】清浄
ユニットおよび送風装置を備え、送風装置を駆動させる
ことによって、吸い込み口から空気を吸い込んで、清浄
ユニットを通過させ、空気中の汚れの粒子を捕集し、清
浄された空気を吹き出し口から吹き出す空気清浄機が知
られている。
【0003】ところで、上記空気清浄機は、例えば、次
のような生活シーンで活用される。すなわち、喫煙時
に生じる空気中に漂う煙の粒子を除去する場合、掃除
機を使用しているときや布団を上げ下ろししているとき
等のように、空気中に塵埃が舞い上がったとき、その塵
埃を除去する場合、および春先等において、室内に花
粉が流入したときに室内の花粉を除去する場合等であ
る。
【0004】上記で述べた喫煙時に生じる煙の粒子、
およびで述べた清掃時に空気中に舞い上がった塵埃
は、急速に除去する必要がある。しかしながら、従来の
空気清浄機では、上記やのような生活シーンに合わ
せた特別な運転モードが設けられていないため、空気調
和機を一定の風量で運転して、喫煙時に生じる煙の粒
子、および清掃時に空気中に舞い上がった塵埃を除去し
ているに過ぎなかった。
【0005】また、上記で述べた室内の花粉を除去す
るには、室内の空気が対流しない場所、つまりいわゆる
空気のよどみが発生しないように、風量を間欠的または
連続的に変化させて運転する必要がある。とういうの
は、一般に、花粉は、10ミクロン以上の粒径を有して
いるため、空気対流がないと拡散しにくく、自然に沈降
してしまう。したがって、風量が一定であると、室内に
定常流ができて、定常流から外れた空間によどみが発生
し、このよどみの部分に存在している花粉は除去されず
に床面に沈降してしまう。従来の空気清浄機では、花粉
の除去に適した特別な運転モードは設けられていなかっ
た。
【0006】そこで、特に、生活シーンで高頻度に利用
される可能性のある上記に合わせたタバコモー
ド、お掃除モードおよび花粉モードといった複数のお好
み運転モードを設け、ユーザーの使い勝手に応じて、複
数のお好み運転モードを選択できる空気清浄機が望まれ
ている。本発明は、上記技術的背景に鑑みなされたもの
で、複数のお好み運転モードを設け、ユーザーの使い勝
手に応じて、複数のお好み運転モードを選択できる空気
清浄機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するための、請求項1記載の発明に
係る空気清浄機は、空気中の汚れの粒子を除去して空気
を清浄化するための清浄ユニットと、清浄ユニットを通
過するように空気を循環させる送風手段と、送風手段の
運転内容である動作モードが複数種類設定されているモ
ード設定手段と、モード設定手段に設定されている複数
の動作モードの中から所望の動作モードを選択するため
のモード選択手段と、モード選択手段で選択された動作
モードの内容に従って送風手段を駆動させる駆動制御手
段とを含むことを特徴とするものである。
【0008】(2)請求項2記載の発明に係る空気清浄機
は、請求項1記載の空気清浄機において、上記モード選
択手段が動作モードを選択するごとに、選択された動作
モードに対応する音を発生する音発生手段をさらに含む
ことを特徴とするものである。 (3)請求項3記載の発明に係る空気清浄機は、請求項2
記載の空気清浄機において、上記音発生手段は、選択さ
れた動作モードの名称に対応付けられた音節およびイン
トネーションに合わせた音の少なくとも一方を発生する
ことを特徴とするものである。
【0009】(4)請求項4記載の発明に係る空気清浄機
は、請求項2記載の空気清浄機において、上記音発生手
段は、選択された動作モードの名称に対応付けられた音
節およびイントネーションに合わせた音を発生すること
を特徴とするものである。 (5)請求項5記載の発明に係る空気清浄機は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の空気清浄機において、空気
の汚れ度合いを検知する汚れ検知手段をさらに含み、上
記モード設定手段に設定されている動作モードには、タ
バコモードが含まれており、タバコモードは、最大風量
での空気循環を第1時間の間行ない、その後大風量より
小さい風量で連続的に動作させても動作音が気にならな
い風量での空気循環を第2時間の間行ない、さらにその
後は上記汚れ検知手段により検知された空気の汚れ度合
いに応じた風量での空気循環を行う内容であることを特
徴とするものである。
【0010】ここで、第1時間とは、喫煙時に生じる煙
の粒子の大部分を除去するために、大風量での空気循環
を行っても、その動作音をユーザーが我慢できる程度の
比較的短い時間をいい、第2時間とは、大風量での空気
循環を行った後に残留した煙の粒子を除去し、室内の塵
埃濃度を一定レベルまでに低減させるのに必要な比較的
長い時間をいう。
【0011】(6)請求項6記載の発明に係る空気清浄機
は、請求項1ないし5のいずれかに記載の空気清浄機に
おいて、上記モード設定手段に設定されている動作モー
ドには、お掃除モードが含まれており、お掃除モード
は、最大風量での空気循環を第3時間の間行ない、その
後大風量より小さい風量で連続的に動作させても動作音
が気にならない風量での空気循環を第4時間の間行なっ
た後、送風手段の動作を停止させる内容であることを特
徴とするものである。
【0012】ここで、第3時間とは、清掃中に空気中に
舞い上がった塵埃の大部分を除去するために、大風量で
の空気循環を行っても、その動作音をユーザーが我慢で
きる程度の比較的短い時間をいい、第2時間とは、大風
量での空気循環を行った後に残留した塵埃を除去し、室
内の塵埃濃度を一定レベルまでに低減させるのに必要な
比較的長い時間をいう。
【0013】(7)請求項7記載の発明に係る空気清浄機
は、請求項1ないし6のいずれかに記載の空気清浄機に
おいて、上記モード設定手段に設定されている動作モー
ドには、花粉モードが含まれており、花粉モードは、空
気循環の風量の大きさを順次切り換え、風量の大きさが
相異なる空気の流れを順次生成する内容であることを特
徴とするものである。
【0014】(8)請求項8記載の発明に係る空気清浄機
は、請求項7記載の空気清浄機において、花粉モード
は、空気の定常流が生じ得る長さ以上の所定時間間隔毎
に、空気循環の風量の大きさを段階的に切り換える内容
を含むことを特徴とするものである。 (9)請求項9記載の発明に係る空気清浄機は、請求項7
記載の空気清浄機において、花粉モードは、空気循環の
風量の大きさを連続的に切り換える内容を含むことを特
徴とするものである。
【0015】(10)請求項10記載の発明に係る空気清浄
機は、請求項7ないし9のいずれかに記載の空気清浄機
において、花粉モードにおける最大風量は、動作音が気
にならない風量に設定されていることを特徴とするもの
である。
【0016】
【作用】 (1)請求項1記載の発明に係る空気清浄機では、モード
設定手段には、送風手段の運転内容である動作モードが
複数種類設定されている。そして、モード選択手段でモ
ード設定手段に設定されている複数の動作モードの中か
ら所望の動作モードが選択されると、駆動制御手段は、
モード選択手段で選択された動作モードの内容に従って
送風手段を駆動させる。よって、ユーザーの使い勝手に
応じた複数のお好み運転モードを選択できる。
【0017】(2)請求項2記載の発明に係る空気清浄機
では、請求項1記載の発明と同様の作用を奏することに
加えて、以下の作用を奏する。すなわち、音発生手段
は、モード選択手段が動作モードを選択するごとに、選
択された動作モードに対応する音を発生するので、いず
れの動作モードで運転が実行されるのかを知ることがで
きる。
【0018】(3)請求項3記載の発明に係る空気清浄機
では、請求項2記載の発明と同様の作用を奏することに
加えて、以下の作用を奏する。すなわち、音発生手段
は、選択された動作モードの名称に対応付けられた音節
およびイントネーションに合わせた音の少なくとも一方
を発生するので、音発生手段から発生された音を聞いた
ユーザーは、選択された動作モード名をイメージするこ
とができる。その結果、ユーザーは、いずれの動作モー
ドで運転が実行されるのかを確実に知ることができる。
【0019】(4)請求項4記載の発明に係る空気清浄機
では、請求項2記載の発明と同様の作用を奏することに
加えて、以下の作用を奏する。すなわち、音発生手段
は、選択された動作モードの名称に対応付けられた音節
およびイントネーションに合わせた音を発生するので、
音発生手段から発生された音を聞いたユーザーは、あた
かも選択された動作モード名が音声出力されたかのよう
にイメージすることができる。その結果、ユーザーは、
いずれの動作モードで運転が実行されるのかを一層確実
に知ることができる。
【0020】(5)請求項5記載の発明に係る空気清浄機
では、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明と同様
の作用を奏することに加えて、以下の作用を奏する。す
なわち、モード設定手段に設定されている動作モードに
は、タバコモードが含まれているので、タバコモードを
選択することができる。そして、タバコモードが選択さ
れると、大風量での空気循環を第1時間の間行ない、そ
の後大風量より小さい風量で連続的に動作させても動作
音が気にならない風量での空気循環を第2時間の間行な
い、さらにその後は汚れ検知手段により検知された空気
の汚れ度合いに応じた風量での空気循環を行うので、喫
煙時に生じた煙の粒子を急速に除去でき、しかも動作音
が気にならなくなる結果、ユーザーに不愉快な思いをさ
せないで済む。また、ユーザーが続けて喫煙しても、そ
の発塵量に見合った運転状態となる。
【0021】(6)請求項6記載の発明に係る空気清浄機
では、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明と同様
の作用を奏することに加えて、以下の作用を奏する。す
なわち、モード設定手段に設定されている動作モードに
は、お掃除モードが含まれているので、お掃除モードを
選択することができる。そして、お掃除モードが選択さ
れると、大風量での空気循環を第3時間の間行ない、そ
の後大風量より小さい風量で連続的に動作させても動作
音が気にならない風量での空気循環を第4時間の間行な
った後、送風手段の動作を停止させるので、清掃時に空
気中に舞い上がった塵埃を急速に除去することができ、
しかも動作音が気にならなくなる結果、ユーザーに不愉
快な思いをさせないで済む。
【0022】(7)請求項7記載の発明に係る空気清浄機
では、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明と同様
の作用を奏することに加えて、以下の作用を奏する。す
なわち、モード設定手段に設定されている動作モードに
は、花粉モードが含まれているので、花粉モードを選択
することができる。そして、花粉モードが選択される
と、空気循環の風量の大きさを順次切り換え、風量の大
きさが相異なる空気の流れを順次生成する。つまり、空
気循環の風量の大きさを順次切り換える毎に、風量の大
きさが相異なる空気の流れを順次生成される。その結
果、室内で発生したよどみが解消されるため、よどみの
部分に浮遊する花粉を効率良く除去できる。
【0023】(8)請求項8記載の発明に係る空気清浄機
では、請求項7記載の発明と同様の作用を奏することに
加えて、以下の作用を奏する。すなわち、花粉モードが
選択されると、空気の定常流が生じ得る長さ以上の所定
時間間隔毎に、空気循環の風量の大きさを段階的に切り
換える。つまり、室内に定常流が生じ、室内によどみが
発生する毎に、風量の大きさが相異なる空気の流れが段
階的に生成される。その結果、室内で発生したよどみが
解消されるため、よどみの部分に浮遊する花粉を効率良
く除去できる。
【0024】(9)請求項9記載の発明に係る空気清浄機
では、請求項7記載の発明と同様の作用を奏することに
加えて、以下の作用を奏する。すなわち、花粉モードが
選択されると、空気循環の風量の大きさを連続的に切り
換える。つまり、風量の大きさが相異なる空気の流れが
連続的に生成される。その結果、室内に定常流ができに
くくなって、室内によどみが発生するのを抑制できる。
そのため、よどみの部分に浮遊する花粉をより効率良く
除去できる。
【0025】(10)請求項10記載の発明に係る空気清浄
機では、請求項7ないし9のいずれかに記載の発明と同
様の作用を奏することに加えて、以下の作用を奏する。
すなわち、花粉モードにおける最大風量は、動作音が気
にならない風量に設定されているので、花粉モードで長
時間連続して運転しても、ユーザーに不愉快な思いをさ
せないで済む。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る空気清
浄機の外観構成を示す斜視図である。同図を参照して、
参照符号1は空気清浄機本体であって、空気清浄機本体
1は、略箱形に形成されている。この本体1の正面に
は、本体1内へ空気を吸い込ませるための吸い込みグリ
ル2が設けられており、本体1の上部には、清浄された
空気を吹き出させるための吹き出しルーバー3が設けら
れている。また、本体1の正面上部には、横長手方向に
表示部4が備えられている。
【0027】表示部4には、図示していないが各種のラ
ンプや表示器が設けられている。この表示部4の左側に
は、後述するワイヤレスリモコン9(図3参照)からの
光信号を受信する受光ユニット5が配置されており、表
示部4の右側には、例えばガスセンサまたは煙センサ等
の空気の汚れ度合いを検知する汚れ検知センサ6が配置
されている。
【0028】図2は空気清浄機の内部構成を簡略化して
示す図である。同図を参照して、本体1内には、空気中
の汚れの粒子を除去して空気を清浄化するための清浄ユ
ニットとしての集塵エレメント7と、この集塵エレメン
ト7を通過するように空気を循環させる送風手段として
のファン8とが備えられている。なお、集塵エレメント
7としては、イオン化部および電気集塵部を含む構成と
してもよく、あるいはイオン化部およびフィルタ部を含
む構成としてもよい。ファン8を駆動させると、吸い込
みグリル2から空気が吸い込まれる。この吸い込まれた
空気は、集塵エレメント7を通って清浄された後、吹き
出しルーバー3から吹き出される。
【0029】図3はワイヤレスリモコンの平面図であ
る。同図を参照して、ワイヤレスリモコン9は、空気清
浄機を遠隔操作するものであって、その操作部には、空
気清浄機を運転または停止させるための運転/停止スイ
ッチ10と、ファン8の回転数を変更させて集塵力を例
えば「強」「中」「弱」に切り換えるための集塵力切換
スイッチ11と、空気清浄機を所定時間後に自動的に停
止させるための切タイマスイッチ12とが備えられてい
る。また、ワイヤレスリモコン9の操作部には、後述す
るように、空気清浄機をタバコモード、花粉モードおよ
びお掃除モードでそれぞれ運転させるためのタバコモー
ド運転スイッチ13、花粉モード運転スイッチ14およ
びお掃除モードスイッチ15が備えられている。さら
に、ワイヤレスリモコン9の操作部には、表示部4での
表示を切り換えるための表示切換スイッチ16が備えら
れている。
【0030】図4は空気清浄機の電気的構成を示すブロ
ック図である。同図を参照して、空気清浄機には、空気
清浄機の制御中枢を司る制御回路17が備えられてい
る。この制御回路17は、CPU、データRAM、プロ
グラムROMおよびタイマ等を備えたマイクロコンピュ
ータを含んでいる。そして、制御回路17には、ワイヤ
レスリモンコン9からの各種の運転信号を検出する受光
ユニット5、汚れ検知センサ6、表示部4の各種ランプ
や表示器の表示を制御する表示制御回路18、ファン8
の駆動源であるファンモータ19、集塵エレメント7に
高電圧を印加する高電圧電源ユニット20、ブザー2
1、電源トランス22および電源コンセント23が接続
されている。また、制御回路17は、ファンタップを切
り換えることにより、ファンモータ19の回転数を6段
階に切り換える機能を備えている。
【0031】受光ユニット5がワイヤレスリモンコン9
からの各種の運転信号を検出すると、その信号を制御回
路17に与える。ワイヤレスリモンコン9からの各種の
運転信号を受信した制御回路17は、表示制御回路1
8、ファンモータ19、高電圧電源ユニット20および
ブザー21に制御信号を与え、これらの駆動を制御す
る。また、制御回路17は、汚れ検知センサ6からの検
知出力が与えられると、ファンモータ19の駆動を制御
する。
【0032】ここで、本実施例に係る空気清浄機の特徴
の1つは、後述するように、タバコモード、お掃除モー
ドおよび花粉モードといった複数のお好み運転モードが
設定されており、複数のお好み運転モードの中から所望
の動作モードを自由に選択できる点にある。よって、ユ
ーザーは、使い勝手に応じて、複数のお好み運転モード
を選択することができる。
【0033】図5はタバコモード運転時におけるファン
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。同
図を参照して、タバコモードを選択すべく、ワイヤレス
リモンコン9のタバコモード運転スイッチ13を押す
と、ワイヤレスリモンコン9からのタバコモード選択信
号を受光ユニット5が検出し、その信号を制御回路17
に伝える。
【0034】ワイヤレスリモンコン9からのタバコモー
ド選択信号を受信した制御回路17は、表示制御回路1
8に表示制御信号を与えて、表示部4にタバコモード運
転中であることを表示すると共に、高電圧電源ユニット
20をオンして集塵エレメント7に高電圧を印加する。
これに伴って、制御回路17は、ブザー21を駆動して
タバコモード専用のブザー音を鳴らす(例えば、ファン
をターボ回転させた際の尻上がりに増加する風切り音を
擬制した音を鳴らす。)と共に、最大風量での空気循環
を行わせるように、ファンモータ19をファンタップ
「6」で駆動して、急速集塵運転を開始させる。
【0035】タバコモード運転に投入されると、まず最
初にファンモータ19をファンタップ「6」で駆動させ
て、最大風量での空気循環を行わせるのは、喫煙時に生
じる空気中に漂う煙の粒子の大部分を除去するためであ
る。この最大風量での空気循環は、t1時間継続され
る。なお、t1は例えば5分に設定されている。ここ
で、最大風量での空気循環時間t1が例えば5分と比較
的短時間に設定されているのは、タバコ1本を喫煙する
のに要する時間は概ね5分程度あれば十分であり、この
喫煙中に、最大風量での空気循環に伴って動作音が大き
くなっても、ユーザーにとってはさほど気にならないで
あろうと考えられるからである。
【0036】急速集塵運転を開始させてからt1時間に
到達すると、その後連続的に動作させても動作音が気に
ならない風量での空気循環を行わせるように、ファンモ
ータ19の回転数をファンタップ「4」にして低下させ
て、集塵運転をt2時間継続させる。ここで、ファンモ
ータ19の回転数をファンタップ「6」から「4」にし
て低下させて、その後連続的に動作させても動作音が気
にならない風量での空気循環を行うのは、最大風量での
空気循環を行った後に残留した煙の粒子を除去し、室内
の塵埃濃度を一定レベルまで低減させるのには、時間t
2が例えば15分と比較的長時間必要であり、動作音が
気にならないようにして、ユーザーに不愉快な思いをさ
せないためである。
【0037】集塵運転の時間がt1+t2(例えば、2
0分)に到達すると、表示部4でのタバコモード運転表
示を消し、その後は自動運転モードに移行し、汚れ検知
センサ6で検知した汚れ度合いに応じてファンモータ1
9の回転数を制御する。このように、タバコモードが選
択されると、まず喫煙時に生じる空気中に漂う煙の粒子
の大部分を除去するために、最大風量での空気循環が比
較的短時間(t1)行われ、その後、最大風量での空気
循環を行った後に残留した煙の粒子を除去し、室内の塵
埃濃度を一定レベルまで低減させるために、最大風量よ
り小さい風量で連続的に動作させても動作音が気になら
ない風量での空気循環が比較的長時間(t2)継続され
るので、喫煙時に生じる煙の粒子を急速に除去でき、し
かも動作音が気にならなくなる結果、ユーザーに不愉快
な思いをさせないで済む。また、集塵運転時間がt1+
t2に到達すると、その後は空気の汚れ度合いに応じた
風量での空気循環が行われる結果、ユーザーが続けて喫
煙しても、その発塵量に見合った運転状態となる。
【0038】図6はお掃除モード運転時におけるファン
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。同
図を参照して、お掃除モードを選択すべく、ワイヤレス
リモンコン9のお掃除モードスイッチ15を押すと、ワ
イヤレスリモンコン9からのお掃除モード選択信号を受
光ユニット5が検出し、その信号を制御回路17に伝え
る。
【0039】ワイヤレスリモンコン9からのお掃除モー
ド選択信号を受信した制御回路17は、表示制御回路1
8に表示制御信号を与えて、表示部4にお掃除モード運
転中であることを表示すると共に、高電圧電源ユニット
20をオンして集塵エレメント7に高電圧を印加する。
これに伴って、制御回路17は、ブザー21を駆動し
て、後述するような、お掃除モード専用のブザー音を鳴
らすと共に、最大風量での空気循環を行わせるように、
ファンモータ19をファンタップ「6」で駆動して、急
速集塵運転を開始させる。
【0040】お掃除モード運転に投入されると、まず最
初にファンモータ19をファンタップ「6」で駆動させ
て、最大風量での空気循環を行わせるのは、掃除機を使
用している際や布団の上げ下ろしをしている際に、空気
中に舞い上がった塵埃の大部分を除去するためである。
この最大風量での空気循環は、t3時間継続される。な
お、t3は例えば5分に設定されている。ここで、最大
風量での空気循環時間t3が例えば5分と比較的短時間
に設定されているのは、掃除機を使用する際や布団の上
げ下ろしをする際に要する時間は概ね5分程度あれば十
分であり、掃除機を使用している際や布団の上げ下ろし
をしている際に、最大風量での空気循環に伴って動作音
が大きくなっても、ユーザーにとってはさほど気になら
ないであろうと考えられるからである。
【0041】急速集塵運転を開始させてからt3時間に
到達すると、その後連続的に動作させても動作音が気に
ならない風量での空気循環を行わせるように、ファンモ
ータ19の回転数をファンタップ「3」にして低下させ
て、集塵運転をt4時間継続させる。ここで、ファンモ
ータ19の回転数をファンタップ「6」から「3」にし
て低下させて、その後連続的に動作させても動作音が気
にならない風量での空気循環を行うのは、最大風量での
空気循環を行った後に残留した塵埃を除去し、室内の塵
埃濃度を一定レベルまで低減させるのには、時間t4が
例えば15分と比較的長時間必要であり、動作音が気に
ならないようにして、ユーザーに不愉快な思いをさせな
いためである。
【0042】集塵運転の時間がt3+t4(例えば、2
0分)に到達すると、表示部4でのお掃除モード運転表
示を消して、お掃除モード運転を終了して空気清浄機を
停止させる。ここで、集塵運転の時間がt3+t4に到
達すると、お掃除モード運転を終了して空気清浄機を停
止させるのは、清掃中に舞い上がった塵埃は比較的粒径
が大きく、集塵運転時間が概ね20分程度あれば、ほぼ
完全に除去されるからである。
【0043】このように、お掃除モードが選択される
と、まず清掃中に空気中に舞い上がった塵埃の大部分を
除去するために、最大風量での空気循環を比較的短時間
(t3)行ない、その後、最大風量での空気循環を行っ
た後に残留した塵埃を除去し、室内の塵埃濃度を一定レ
ベルまで低減させるために、最大風量より小さい風量で
連続的に動作させても動作音が気にならない風量での空
気循環を比較的長時間(t4)継続させ、集塵運転の時
間がt3+t4に到達すると、お掃除モード運転を終了
して空気清浄機を停止させるので、清掃時に空気中に舞
い上がった塵埃を急速に除去でき、しかも動作音が気に
ならなくなる結果、ユーザーに不愉快な思いをさせない
で済む。
【0044】図7は花粉モード運転時におけるファンの
動作タイミングを示すタイミングチャートである。同図
を参照して、花粉モードを選択すべく、ワイヤレスリモ
ンコン9の花粉モード運転スイッチ14を押すと、ワイ
ヤレスリモンコン9からの花粉モード選択信号を受光ユ
ニット5が検出し、その信号を制御回路17に伝える。
【0045】ワイヤレスリモンコン9からの花粉モード
選択信号を受信した制御回路17は、表示制御回路18
に表示制御信号を与えて、表示部4に花粉モード運転中
であることを表示すると共に、高電圧電源ユニット20
をオンして集塵エレメント7に高電圧を印加する。これ
に伴って、制御回路17は、ブザー21を駆動して、後
述するような、花粉モード専用のブザー音を鳴らすと共
に、相対的に大きな風量での空気循環を行わせるよう
に、ファンモータ19をファンタップ「3」で駆動し
て、花粉モード運転を開始させる。なお、相対的に大き
な風量での空気循環は、t5時間継続される。ここで、
t5は、室内に定常流が生じ得る以上の時間に設定され
るのが好ましく、例えば5分に設定されている。
【0046】花粉モード運転を開始させてから所定時間
が経過するまでは、相対的に大きな風量での空気循環に
より、相対的に大きな風量の空気の流れが生じ、この空
気の流れる場所に浮遊していた花粉が空気の流れに乗
り、空気清浄機によって除去される。そして、時間t5
近くになると、室内に定常流ができる。その結果、空気
の流れのない場所、いわゆるよどみが発生する。このよ
どみ部分に存在している花粉は、除去されずに床面に沈
降する。
【0047】上記よどみを解消し、よどみ部分の浮遊し
ている花粉を除去するためには、上記相対的に大きな風
量の空気の流れと風量の大きさが相異なる空気の流れを
生じさせる必要がある。そのため、花粉モード運転時間
がt5時間に到達すると、中程度の風量での空気循環を
行わせるように、ファンモータ19の回転数をファンタ
ップ「2」に低下させ、t6−t5時間運転を継続す
る。ここで、t6−t5は、室内に定常流が生じ得る以
上の時間に設定されるのが好ましく、例えば5分に設定
されている。
【0048】中程度の風量での空気循環を行ってから所
定時間が経過するまでは、中程度の風量での空気循環に
より、中程度の風量の空気の流れが生じ、この空気の流
れによって、上記よどみが解消される。したがって、上
記よどみ部分に浮遊していた花粉が空気清浄機によって
除去される。そして、時間t6近くになると、室内に新
たな定常流ができるに伴って、新たな箇所によどみが発
生する。その結果、このよどみ部分に存在している花粉
は、除去されずに床面に沈降する。
【0049】そこで、上記中程度の風量の空気の流れと
風量の大きさが相異なる空気の流れを生じさせるため
に、花粉モード運転時間がt6時間に到達すると、相対
的に小さな風量での空気循環を行わせるように、ファン
モータ19の回転数をファンタップ「1」に低下させ、
t7−t6時間運転を継続する。ここで、t7−t6
は、室内に定常流が生じ得る以上の時間に設定されるの
が好ましく、例えば5分に設定されている。
【0050】相対的に小さな風量での空気循環を行って
から所定時間が経過するまでは、相対的に小さな風量で
の空気循環により、相対的に小さな風量の空気の流れが
生じ、この空気の流れによって、上記よどみが解消され
る結果、上記よどみ部分に浮遊していた花粉が空気清浄
機によって除去される。そして、時間t7近くになる
と、室内に新たな定常流ができるに伴って、新たな箇所
によどみが発生する結果、このよどみ部分に存在してい
る花粉は、除去されずに床面に沈降する。
【0051】そこで、上記相対的に小さな空気の流れと
風量の大きさが相異なる空気の流れを生じさせるため
に、花粉モード運転時間がt7時間に到達すると、中程
度の風量での空気循環を行わせるように、ファンモータ
19をファンタップ「2」に上げて、t8−t7時間運
転を継続する。ここで、t8−t7は、室内に定常流が
生じ得る以上の時間に設定されるのが好ましく、例えば
5分に設定されている。
【0052】中程度の風量での空気循環を行ってから所
定時間が経過するまでは、中程度の風量での空気循環に
より、中程度の風量の空気の流れが生じ、この空気の流
れによって、上記よどみが解消される結果、上記よどみ
部分に浮遊していた花粉が空気清浄機によって除去され
る。そして、時間t8近くになると、室内に新たな定常
流ができるに伴って、新たな箇所によどみが発生する結
果、このよどみ部分に存在している花粉は、除去されず
に床面に沈降する。
【0053】花粉モード運転時間がt8時間に到達する
と、その後は同じステップでファンタップを「3」→
「2」→「1」→「2」と変化させることにより、ファ
ンモータ19の回転数を切り換えて、順次風量の大きさ
が相異なる空気の流れを生じさせながら、よどみ部分に
浮遊している花粉を効率よく除去すべく、運転を継続す
る。
【0054】ここで、花粉モードにおける最大風量を、
ファンタップ「3」に設定しているのは、花粉モードが
長時間連続して使用される可能性が多く、この点を考慮
して、動作音が気にならないようにして、ユーザーに不
快感を与えないためである。このように、花粉モードが
選択されると、花粉モードの空気循環は、室内に定常流
ができてよどみが発生する都度新たな空気の流れを生じ
させるように、互いに大きさの異なる3つの風量が、大
きさが隣接する風量から風量へと順に段階的に変更され
るので、風量が変更される毎に風量の大きさが相異なる
空気の流れが段階的に生じる。その結果、室内に定常流
ができることにより発生したよどみが解消され、よどみ
部分に浮遊する花粉を効率良く除去することが可能とな
る。また、花粉モードにおける最大風量を、ファンタッ
プ「3」に設定して、動作音が気にならないようにして
いるので、花粉モードで長時間連続して運転しても、ユ
ーザーに不愉快な思いをさせないで済む。
【0055】また、花粉モードにおいて、上述したよう
に風量を段階的に変化させるのではなく、図9に示すよ
うに、ファンモータ19をインバータ制御して、風量を
アナログ的に連続して変化させるようにしてもよい。こ
の構成によると、風量がアナログ的に連続して変化する
に伴って、連続的に風量の大きさが相異なる空気の流れ
が生じる。その結果、室内に定常流ができにくくなっ
て、よどみが発生するのを抑制することがきるので、空
気中に漂う花粉をより効率良く除去することが可能とな
る。この場合においても、花粉モードにおける最大風量
は、花粉モードが長時間連続して使用されることを考慮
して、動作音が気にならない風量に設定されるのが好ま
しい。
【0056】ここで、本実施例に係る空気清浄機の特徴
の1つは、上述したように、ワイヤレスリモコン9から
の遠隔操作によって動作モードが選択されるごとに、選
択された動作モードに対応する音が発生される結果、ユ
ーザーは、いずれのお好み運転モードで運転が実行され
るかを遠隔操作したその場で知ることができる点にあ
る。
【0057】特に、お掃除モードおよび花粉モードを選
択した際には、選択された動作モードの名称に対応付け
られた音節およびイントネーションに合わせた音が発生
される。詳細には、お掃除モードが選択されると、図8
(a)を参照して、0.3秒間ブザー21が周波数35
20Hzで鳴らされ、その後0.05秒あけて0.4秒
間ブザー21が周波数4400Hzで鳴らされ、さらに
その後0.05秒あけて0.2秒間ブザー21が周波数
3960Hzで鳴らされる。その結果、ユーザーにはあ
たかも「お」「そう」「じ」とブザー21が鳴ったよう
に聞こえる。一方、花粉モードが選択されると、図8
(b)を参照して、0.25秒間ブザー21が周波数3
520Hzで鳴らされ、その後0.05秒あけて0.2
5秒間ブザー21が周波数4400Hzで鳴らされ、さ
らにその後0.05秒あけて0.3秒間ブザー21が周
波数4690Hzで鳴らされる。その結果、ユーザーに
はあたかも「か」「ふ」「ん」とブザー21が鳴ったよ
うに聞こえる。このように、お掃除モードおよび花粉モ
ードが選択されると、お掃除モードおよび花粉モードの
名称に対応付けられた音節およびイントネーションの音
が発生されることにより、ユーザーは、お掃除モードお
よび花粉モードで運転が実行されることを遠隔操作した
その場で一層確実に知ることができる。
【0058】また、タバコモードが選択された際にも、
急速集塵をユーザーにイメージさせるように、例えばフ
ァンをターボ回転させた際の尻上がりに増加する風切り
音を擬制した音を鳴らす等してタバコモード専用のブザ
ー音を鳴らすようにしているので、タバコモードで運転
が実行されることを遠隔操作したその場で知ることがで
きる。
【0059】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば上記実施例においては、お掃除モードお
よび花粉モードが選択されたときに、お掃除モードおよ
び花粉モードの対応付けられた音節およびイントネーシ
ョンに合わせたブザー音が発生される例について記載し
たが、お掃除モードおよび花粉モードの対応付けられた
音節およびイントネーションに合わせたブザー音の少な
くとも一方を発生させる構成としてもよい。この場合に
おいても、ユーザーは、お掃除モードおよび花粉モード
で運転が実行されることを遠隔操作したその場で確実に
知ることができる。
【0060】その他、本発明の請求の範囲内での種々の
設計変更および修正を加え得ることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】
(1)請求項1記載の発明によると、ユーザーの使い勝手
に応じた複数のお好み運転モードを選択できる。 (2)請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明
と同様の効果を奏することに加えて、以下の効果を奏す
る。すなわち、音発生手段は、モード選択手段が動作モ
ードを選択するごとに、選択された動作モードに対応す
る音を発生するので、ユーザーは、いずれの動作モード
で運転が実行されるのかを知ることができる。
【0062】(3)請求項3記載の発明によると、請求項
2記載の発明と同様の効果を奏することに加えて、以下
の効果を奏する。すなわち、音発生手段から発生された
音を聞いたユーザーは、選択された動作モード名をイメ
ージすることができる結果、いずれの動作モードで運転
が実行されるのかを確実に知ることができる。 (4)請求項4記載の発明によると、請求項2記載の発明
と同様の効果を奏することに加えて、以下の効果を奏す
る。すなわち、音発生手段から発生された音を聞いたユ
ーザーは、あたかも選択された動作モード名が音声出力
されたかのようにイメージすることができる結果、いず
れの動作モードで運転が実行されるのかを一層確実に知
ることができる。
【0063】(5)請求項5記載の発明によると、請求項
1ないし4のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏す
ることに加えて、以下の効果を奏する。すなわち、タバ
コモードを選択することができる。そして、タバコモー
ドが選択されると、喫煙時に生じた煙の粒子を急速に除
去でき、しかも動作音が気にならなくなる結果、ユーザ
ーに不愉快な思いをさせないで済む。また、ユーザーが
続けて喫煙しても、その発塵量に見合った運転状態とな
る。
【0064】(6)請求項6記載の発明によると、請求項
1ないし5のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏す
ることに加えて、以下の効果を奏する。すなわち、お掃
除モードを選択することができる。そして、お掃除モー
ドが選択されると、清掃時に空気中に舞い上がった塵埃
を急速に除去することができ、しかも動作音が気になら
なくなる結果、ユーザーに不愉快な思いをさせないで済
む。
【0065】(7)請求項7記載の発明によると、請求項
1ないし6のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏す
ることに加えて、以下の効果を奏する。すなわち、花粉
モードを選択することができる。そして、花粉モードが
選択されると、空気循環の風量の大きさを順次切り換え
る毎に、風量の大きさが相異なる空気の流れを順次生成
される結果、室内で発生したよどみが解消されるため、
よどみの部分に浮遊する花粉を効率良く除去できる。
【0066】(8)請求項8記載の発明によると、請求項
7記載の発明と同様の効果を奏することに加えて、以下
の効果を奏する。すなわち、花粉モードが選択される
と、室内に定常流が生じ、室内によどみが発生する毎
に、風量の大きさが相異なる空気の流れが段階的に生成
される結果、室内で発生したよどみが解消されるため、
よどみの部分に浮遊する花粉を効率良く除去できる。
【0067】(9)請求項9記載の発明によると、請求項
7記載の発明と同様の効果を奏することに加えて、以下
の効果を奏する。すなわち、花粉モードが選択される
と、風量の大きさが相異なる空気の流れが連続的に生成
される結果、室内に定常流ができにくくなって、室内に
よどみが発生するのを抑制できるため、よどみの部分に
浮遊する花粉をより効率良く除去できる。
【0068】(10)請求項10記載の発明によると、請求
項7ないし9のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏
することに加えて、以下の効果を奏する。すなわち、花
粉モードで長時間連続して運転しても、ユーザーに不愉
快な思いをさせないで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る空気清浄機の外観構成
を示す斜視図である。
【図2】空気清浄機の内部構成を簡略化して示す図であ
る。
【図3】ワイヤレスリモコンの平面図である。
【図4】空気清浄機の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図5】タバコモード運転時におけるファンの動作タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図6】お掃除モード運転時におけるファンの動作タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図7】花粉モード運転時におけるファンの動作タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図8】図8(a)はお掃除モードの名称に対応付けら
えた音節およびイントネーションの音を発生する場合の
周波数と時間との関係を示す図、図8(b)は花粉モー
ドの名称に対応付けらえた音節およびイントネーション
の音を発生する場合の周波数と時間との関係を示す図で
ある。
【図9】変更例に係る花粉モード運転時におけるファン
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
6 汚れ検知センサ 7 集塵エレメント 8 ファン 13 タバコモード運転スイッチ 14 花粉モード運転スイッチ 15 お掃除モード運転スイッチ 17 制御回路 19 ファンモータ 21 ブザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊能 利郎 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 河内山 泰彦 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気中の汚れの粒子を除去して空気を清浄
    化するための清浄ユニット(7) と、 清浄ユニット(7) を通過するように空気を循環させる送
    風手段(8,19)と、 送風手段(8,19)の運転内容である動作モードが複数種類
    設定されているモード設定手段と、 モード設定手段に設定されている複数の動作モードの中
    から所望の動作モードを選択するためのモード選択手段
    (13,14,15)と、 モード選択手段(13,14,15)で選択された動作モードの内
    容に従って送風手段(8,19)を駆動させる駆動制御手段と
    を含むことを特徴とする空気清浄機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の空気清浄機において、 上記モード選択手段(13,14,15)が動作モードを選択する
    ごとに、選択された動作モードに対応する音を発生する
    音発生手段(21)をさらに含むことを特徴とする空気清浄
    機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の空気清浄機において、 上記音発生手段(21)は、選択された動作モードの名称に
    対応付けられた音節およびイントネーションに合わせた
    音の少なくとも一方を発生することを特徴とする空気清
    浄機。
  4. 【請求項4】請求項2記載の空気清浄機において、 上記音発生手段(21)は、選択された動作モードの名称に
    対応付けられた音節およびイントネーションに合わせた
    音を発生することを特徴とする空気清浄機。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の空気
    清浄機において、 空気の汚れ度合いを検知する汚れ検知手段(6) をさらに
    含み、 上記モード設定手段に設定されている動作モードには、
    タバコモードが含まれており、 タバコモードは、最大風量での空気循環を第1時間の間
    行ない、その後大風量より小さい風量で連続的に動作さ
    せても動作音が気にならない風量での空気循環を第2時
    間の間行ない、さらにその後は上記汚れ検知手段(6) に
    より検知された空気の汚れ度合いに応じた風量での空気
    循環を行う内容であることを特徴とする空気清浄機。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載の空気
    清浄機において、 上記モード設定手段に設定されている動作モードには、
    お掃除モードが含まれており、 お掃除モードは、最大風量での空気循環を第3時間の間
    行ない、その後大風量より小さい風量で連続的に動作さ
    せても動作音が気にならない風量での空気循環を第4時
    間の間行なった後、送風手段(8,19)の動作を停止させる
    内容であることを特徴とする空気清浄機。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかに記載の空気
    清浄機において、 上記モード設定手段に設定されている動作モードには、
    花粉モードが含まれており、 花粉モードは、空気循環の風量の大きさを順次切り換
    え、風量の大きさが相異なる空気の流れを順次生成する
    内容であることを特徴とする空気清浄機。
  8. 【請求項8】請求項7記載の空気清浄機において、 花粉モードは、空気の定常流が生じ得る長さ以上の所定
    時間間隔毎に、空気循環の風量の大きさを段階的に切り
    換える内容を含むことを特徴とする空気清浄機。
  9. 【請求項9】請求項7記載の空気清浄機において、 花粉モードは、空気循環の風量の大きさを連続的に切り
    換える内容を含むことを特徴とする空気清浄機。
  10. 【請求項10】請求項7ないし9のいずれかに記載の空
    気清浄機において、 花粉モードにおける最大風量は、動作音が気にならない
    風量に設定されていることを特徴とする空気清浄機。
JP6313726A 1994-12-16 1994-12-16 空気清浄機 Pending JPH08168625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6313726A JPH08168625A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 空気清浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6313726A JPH08168625A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 空気清浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08168625A true JPH08168625A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18044785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6313726A Pending JPH08168625A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 空気清浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08168625A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100801409B1 (ko) * 2005-10-14 2008-02-11 히타치 어플라이언스 가부시키가이샤 공기 조화기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100801409B1 (ko) * 2005-10-14 2008-02-11 히타치 어플라이언스 가부시키가이샤 공기 조화기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100637422B1 (ko) 공기조화기의 공기청정 운전제어장치 및 방법
JP2005016841A (ja) 空気清浄機
JP2910627B2 (ja) 空気清浄機
JP2011125780A (ja) 送風装置
JP2001012777A (ja) 空気清浄機
JPH08168625A (ja) 空気清浄機
JP5003162B2 (ja) 空気調和機
JP3006494B2 (ja) 空気清浄機
JP3201190B2 (ja) 空気清浄機
JP4530808B2 (ja) 空気調節装置
JPH1137530A (ja) 空気調和機
JPH08168627A (ja) 空気清浄機
KR100652801B1 (ko) 공기청정기의 정음운전장치 및 그 제어방법
KR100789711B1 (ko) 공기청정기의 제어방법
JPH0225646A (ja) 送風装置
JP4134490B2 (ja) 空気清浄装置
JP3985435B2 (ja) 空気調和機
JPH0217912A (ja) 空気清浄機
JPH01228521A (ja) 空気清浄機
JP2005055116A (ja) 機器の制御装置
JP3841126B2 (ja) 空気清浄器及びその制御方法
JPH05305211A (ja) 空気清浄器
JP4443314B2 (ja) 空気清浄機
KR100764910B1 (ko) 공기청정기 제어방법 및 이를 이용한 공기청정기
JP2001263771A (ja) 気体清浄装置