JP2007105825A - クランプ用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランプ部材の固定側面に対して所定角度傾斜して交差する側面を有するワークであっても、前記クランプ部材によって強固にクランプすることにある。
【解決手段】バイス11を構成するクランプ部材12bの固定側面14に当接する固定面16と、支点部26に設けられた支持面24とを有する固定側部材18と、前記支持面24に係合する凹部30を有し、加工物Wの傾斜する側面1aに対応し前記支点部26を支点として所定角度だけ回動可能に設けられた直方体状の可動側部材20とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、バイス等のクランプ部材によってワークを固定する際に使用されるクランプ用治具に関する。
従来から、バイスに取り付けて使用するワークホルダが知られている。
例えば、特許文献1には、バイスに対して垂直状態、又は水平状態のいずれの状態でも固定できるようにして、1台の装置により加工物の形状に対応して容易に段取り変えして迅速に加工物を取り付けることができるワークホルダが開示されている。
この特許文献1に開示されたワークホルダでは、鉛直面と平行な押圧部材の側面と、鉛直面と平行なストッパの側面との間でワークを保持し、回転ノブによってクランプねじを螺回させて前記押圧部材を前記ストッパに向かって変位させることによってワークをクランプしている。
実開平5−26237号公報
ところで、図6に示されるように、水平面(H)(後述するクランプ部材12aの固定側面14をいう)に対して所定角度傾斜して交差する側面1aを有する加工物(W)をバイス2に設けられた平行な一対の固定面3a、3bによってクランプしようとすると(図7参照)、前記加工物(W)の側面1aが傾斜する角度分だけの間隙4があいてしまうと共に、前記加工物(W)が3点(点A〜点C)のみで支持されるため(いわゆる、3点押さえ)、該加工物(W)を強固にクランプすることができないという問題がある。
なお、図6では、水平面(H)に対して傾斜角度αを有する第1側面1aと、鉛直面(V)に対して傾斜角度βを有する第2側面1bとを有する加工物(W)が示されている。
このことは、前記ワークホルダを使用して角度付き側面を有する加工物(W)をクランプした場合であっても同様である。加工物(W)を保持する押圧部材の側面とストッパの側面とがそれぞれ鉛直面と平行に相互に対向して設けられているため、加工物(W)の側面1aが傾斜する角度分だけの間隙4が発生するからである。
そこで、前記水平面に対して角度付き側面を有する加工物毎に、それぞれ、前記角度付き側面に対応した傾斜面を有する専用治具(図示せず)を準備して、バイスによって前記角度付き側面を有する加工物をクランプする際に使用することが考えられる。
しかしながら、前記角度付き側面に対応した傾斜面を有する専用治具(図示せず)では、単一形状の加工物にしか対応できないため、加工物の形状が変更となったときに、その都度、別の専用治具と取り換えて段取り変えしなければならず煩雑であると共に、傾斜面の傾斜角度が異なる複数の専用治具を準備しなければならず、製造乃至管理コストが高騰すると共に、多数の専用治具の管理が煩雑となる。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、クランプ部材の固定側面に対して所定角度傾斜して交差する側面を有するワークであっても、前記クランプ部材によって強固にクランプすることが可能なクランプ用治具を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ワークを一組のクランプ部材の固定側面によってクランプする際に用いられるクランプ用治具であって、
前記クランプ部材の固定側面に当接する固定面と、支点部に設けられた支持面とを有する固定側部材と、
前記支持面に係合する凹部を有し、前記支点部を支点として所定角度だけ回動可能に設けられた直方体状の可動側部材と、
を備え、
前記固定側部材の固定面を前記クランプ部材の固定側面と当接させると共に、前記可動側部材の上面を、前記クランプ部材の固定側面に対して所定角度だけ傾斜するワークの側面と当接させた状態でクランプする際、前記可動側部材は、ワークの所定角度傾斜する側面に対応して所定角度だけ回動可能に設けられることを特徴とする。
この場合、前記可動側部材は、略平行に所定距離離間して配置された一対の側板部と、前記一対の側板部の間に介装され断面円弧状の支持面が形成された支持部とによって構成されるとよい。
本発明によれば、一方のクランプ部材の固定側面に対して固定側部材の固定面を当接させると共に、可動側部材の上面に対してワークの所定角度傾斜する側面を当接させた状態で、前記ワークを一方のクランプ部材の固定側面と他方のクランプ部材の固定側面との間でクランプする。
この場合、クランプ用治具の可動側部材がワークの側面の傾斜角度に対応して所定角度だけ回動し、前記ワークの傾斜する側面が前記可動側部材の回動動作によって吸収される。この結果、ワークは、他方のクランプ部材の固定側面とクランプ用治具を構成する可動側部材の上面との間で、常時、4点で支持された安定した状態で強固にクランプされる。
クランプ部材の固定側面に対して所定角度傾斜して交差する側面を有するワークをクランプする際、前記ワークの側面の傾斜角度に対応して可動側部材が固定側部材の支点部を支点として所定角度だけ回動することにより、前記ワークを強固にクランプすることができる。
本発明に係るクランプ用治具について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るクランプ用治具を示す。
このクランプ用治具10は、バイス11(図3参照)のクランプ部材12a(12b)に設けられた固定側面14と当接する平坦な固定面16を有する固定側部材18と、前記固定側部材18に搭載されて該固定側部材18によって所定角度だけ回動可能に支持される可動側部材20とから構成される。なお、前記固定側部材18及び可動側部材20は、例えば、ステンレス鋼等の硬質な金属製材料によって形成されると好適である。
前記固定側部材18は、断面略円弧状の側板からなり略平行に所定距離離間して配置された一対の側板部22a、22bと、前記一対の側板部22a、22bの間に介装されて一方の側板部22aと他方の側板部22bとを連結し、前記可動側部材20を所定角度だけ回動可能に支持する断面円弧状の支持面24が形成された支点部26とを有する。
なお、前記一対の側板部22a、22bと前記支点部26とは、それぞれ鍛造または鋳造等によって一体成形され、あるいは、別個に形成された後に一体的に組み付けられて構成されてもよい。前記支点部26の支持面24は、側板部22a(22b)の外周面と比較して曲率半径が小さく設定され、前記一対の側板部22a、22bの相互に向する内壁と前記支点部26の支持面24とによって湾曲する溝部28が形成される。
前記可動側部材20は略直方体状からなり、その略直方体状の幅狭な底面の中央部には、前記固定側部材18の支点部26の湾曲した支持面24に係合する断面円弧状の凹部30が切り欠いて形成される。
この場合、前記可動側部材20を前記固定側部材18の一対の側板部22a、22bの間の溝部28に沿って挿入し、前記可動側部材20の断面円弧状の凹部30を前記固定側部材18の支点部26の支持面24と当接させることにより、前記可動側部材20が前記固定側部材18の支点部26を支点として所定角度だけ回動可能に設けられる。
換言すると、前記可動側部材20は、図2に示されるように、固定側部材18の支点部26を支点として、いわゆるシーソーの上下運動(ぎったんばっこん)のように、所定角度だけ回動可能に設けられる。なお、可動側部材20の底面に形成された断面円弧状の凹部30は、底面の中央部に限定されることがなく、前記中央部から何れか一方の端部に偏位した位置に設けられてもよい。
また、可動側部材20の幅狭で且つ平坦な上面20aの両端部は、角部が除去された傾斜面32によって形成されている。
本発明の実施の形態に係るクランプ用治具10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
図3及び図4に示されるように、バイス11を構成する一方のクランプ部材12aの固定側面14に対して固定側部材18の固定面16を当接させると共に、可動側部材20の上面20aに対して加工物Wの所定角度傾斜する側面1aを当接させた状態で、前記加工物Wをバイス11の一方のクランプ部材12aの固定側面14と他方のクランプ部材12bの固定側面14との間でクランプする。
なお、図3及び図4において、参照符号34は、バイス11の一方のクランプ部材12aと他方のクランプ部材12bとを相対的に接近乃至離間させてその離間距離を調節するハンドルを示し、また、加工物Wは、図6に示されたものを用いワークとして機能するものであり、クランプする際、前記クランプ部材12aの固定側面14に対して所定角度だけ傾斜した側面1aを有している。
この場合、前記可動側部材20は、図2に示されるように、固定側部材18の支点部26を支点として所定角度だけ回動可能に設けられている。従って、加工物Wの所定角度傾斜した側面1aに対応して前記可動側部材20が固定側部材18の支点部26を支点として、前記側面1aの傾斜角度αと同一角度αだけ傾斜する。
換言すると、クランプ用治具10の可動側部材20が加工物Wの側面1aの傾斜角度αに対応して所定角度αだけ回動し、前記加工物Wの傾斜する側面1aが前記可動側部材20の回動動作によって吸収されることにより、前記加工物W及びクランプ用治具10は、一方のクランプ部材12aの固定側面14と他方のクランプ部材12bの固定側面14との間で平行な状態で挟持される。
この結果、図4に示されるように、加工物Wは、他方のクランプ部材12bの固定側面14とクランプ用治具10を構成する可動側部材20の上面20aとの間で、常時、4点(点A〜点D)で支持された安定した状態で強固にクランプされる。
このように加工物Wがバイス11によって強固にクランプされた状態において、例えば、フライス盤加工等の所望の切削加工がなされる。
このように、本実施の形態では、クランプ用治具10の可動側部材20が加工物Wの側面1aの傾斜角度αに対応して所定角度αだけ回動し、前記加工物Wの傾斜する側面1aが前記可動側部材20の回動動作によって吸収されることにより、クランプ部材12aの固定側面14に対して所定角度傾斜して交差する側面1aを有する加工物Wであっても、一対のクランプ部材12a、12bの略平行に対向する固定側面14、14の間で強固にクランプすることができる。
なお、クランプ用治具10は、単体で使用されることに限定されるものではなく、図5に示されるように、同一構成からなる複数のクランプ用治具10a、10bを用い、一方のクランプ部材12aの固定側面14側と他方のクランプ部材12bの固定側面14側の両側にそれぞれクランプ用治具10a、10bを配置し、前記一対のクランプ用治具10a、10bの間に加工物W1を介在させるようにしてもよい。
複数のクランプ用治具10a、10bを組み合わせて用いることにより、例えば、傾斜角度が大なる側面を有する加工物、又は相互に対向する両側にそれぞれ傾斜する側面を有する加工物等にも好適に適用することができる。
本発明の実施の形態に係るクランプ用治具の分解斜視図である。 図1に示すクランプ用治具の正面図である。 図1に示すクランプ用治具を用いてバイスでワークを固定した状態の一部省略斜視図である。 図3の平面図である。 図1に示すクランプ用治具を2個用いてバイスでワークを固定した状態の平面図である。 水平面に対して所定角度交差する傾斜面を有する加工物の斜視図である。 図6に示す加工物をバイスの固定側面によって固定した状態の平面図である。
符号の説明
10、10a、10b…クランプ用治具 11…バイス
12a、12b…クランプ部材 14…固定側面
16…固定面 18…固定側部材
20…可動側部材 22a、22b…側板部
24…支持面 26…支点部
28…溝部 30…凹部
32…傾斜面 34…ハンドル
W、W1…加工物

Claims (2)

  1. ワークを一組のクランプ部材の固定側面によってクランプする際に用いられるクランプ用治具であって、
    前記クランプ部材の固定側面に当接する固定面と、支点部に設けられた支持面とを有する固定側部材と、
    前記支持面に係合する凹部を有し、前記支点部を支点として所定角度だけ回動可能に設けられた直方体状の可動側部材と、
    を備え、
    前記固定側部材の固定面を前記クランプ部材の固定側面と当接させると共に、前記可動側部材の上面を、前記クランプ部材の固定側面に対して所定角度だけ傾斜するワークの側面と当接させた状態でクランプする際、前記可動側部材は、ワークの所定角度傾斜する側面に対応して所定角度だけ回動可能に設けられることを特徴とするクランプ用治具。
  2. 請求項1記載の治具において、
    前記可動側部材は、略平行に所定距離離間して配置された一対の側板部と、前記一対の側板部の間に介装され断面円弧状の支持面が形成された支持部とからなることを特徴とするクランプ用治具。

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KR20190051827A (ko) * 2017-11-07 2019-05-15 에이에스엠 어셈블리 시스템스 싱가포르 피티이 리미티드 스텐실과 워크피스의 평면 정렬

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