JP5029183B2 - 被加工物保持装置 - Google Patents

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本発明は、固定部材と可動部材との間で被加工物を狭持可能な被加工物保持装置に関する。
従来から、被加工物、すなわちワークに対して切削加工等の機械加工を施すために、被加工物をバイスと呼ばれる被加工物保持装置により保持することが考えられている。例えば、被加工物であるピストンのコンロッド等の自動車部品の材料開発現場において、現状の材料の強度等をJIS規格等の所定の規格に従って試験する場合がある。例えば、号口部品と呼ばれる少量ロットの自動車部品で材料強度等の試験をすることにより、市場実態の確認を行うことが考えられる。また、量産部品や、市場回収品等の自動車部品を取り出して上記と同様の試験をすることも考えられる。このような場合、自動車部品から調査部位の素材を切り出し、切り出した素材に指定された、または規定された試験片形状に切削加工、研削等の機械加工を行う必要があり、自動車部品または自動車部品から切り出した素材を、被加工物保持装置により保持する必要がある。
従来から一般的に知られている被加工物保持装置は、固定部材と可動部材との間で被加工物を狭持可能とする。また、可動部材を固定部材に対し直線的に移動させる。固定部材側の口金と可動部材側の口金とは、互いに平行な平坦面を有し、両方の平坦面の間で被加工物を狭持する。
特許文献1に記載された被加工物保持装置に対応する、マシンバイスの場合、マシンバイスの本体に固定したバイス取付口金に形成した穴に回転自在なピンが設けられ、ピンに口金が固定されている。マシンバイスは、テーパ面を有する被加工物を、口金を回動させて、締め付けることができるとされている。
また、特許文献2に記載された被加工物保持装置は、可動側のプッシャブロックと固定側の口金との間で被加工物を狭持可能としており、プッシャブロックをホルダブロックに対し、カップリングボルトとスプリングとにより弾性的に接続して支持している。また、プッシャブロックの狭持面に複数のピン溝穴を設けるとともに、ピン溝孔にピンを挿入し、ピンの側部が狭持面から表面へ突出するようにし、プッシャブロックはホルダブロックに対して自在に向きを変えることができるとされている。そして、ラフカットにより不整形な端面形状を有する被加工物であってもピンを介して押圧力を被加工物へ確実に負荷できるとされている。
また、特許文献3に記載された自在バイス爪は、変形物の両側の金属製中空箱内に数個のバイス爪とベアリングボールを挿入し、バイス爪を突出させている。変形物を押さえる場合に、数個のバイス爪と多数のベアリングボールとが変形物に合わせて自在に移動し、バイス爪に均等に力が加わり変形物を均等な力で押さえ付けることができるとされている。
特開平9−277133号公報 特開2005−14121号公報 実開平7−27757号公報
自動車部品または自動車部品から切り出した素材は、側面等の基準面が波打ち形状等の不定形異形状となることが考えられる。このため、従来から一般的に知られている被加工物保持装置により切り出した素材を保持すると、形状精度の高い直方体のように精度のよい直角形状や平行面形状を有する素材を保持する場合と異なり、固定部材側の口金と可動部材側の口金とを素材に、互いに平行な平坦面の大きな面積を有する部分で均等に接触させることができず、機械加工を行う場合の固定力、すなわち把握力を十分に得られない可能性がある。
例えば、図10は、従来から知られている被加工物保持装置により、被加工物であるピストンのコンロッドから切り出すことにより得た、切り出し素材10を保持した状態を示す略図である。切り出し素材10は、図10の左右方向片側から見た場合の形状が略H形状となっている。このような切り出し素材10は、図示のように、固定側口金12と可動側口金14とに接触する面が、粗い凸凹を有する形状で、互いに高精度の平行度を有する平坦面とはなっていない。このため、固定側口金12と可動側口金14とに切り出し素材10を保持した場合に、図10に一点鎖線部分で示すように、切り出し素材10は、固定側口金12と可動側口金14との平行な平坦面に、1点部分または2点部分等の少なく、かつ、面積の小さい固定部分でしか接触することができず、被加工物保持装置に対する切り出し素材10の固定力を十分に大きくすることができない。
例えば、図10に示すように、固定側口金12と切り出し素材10の一端部(図10の右端部)側面との間にδの隙間が生じてしまう。このため、切り出し素材10を被加工物保持装置により保持した状態で、小さい、すなわち軽い力でしか切り出し素材10に切削加工等の機械加工を行うことができず、機械加工に多くの時間がかかる可能性がある。例えば、切り出し素材10に対する1回の切り込み量が小さくなる可能性があり、切り出し素材10を所望の形状にするために、切削加工の回数が多くなる可能性がある。この場合には、機械加工に多くの時間がかかる原因となる。このような事情から、切り出し素材10等の被加工物の形状にかかわらず、十分に大きな力で被加工物を保持できる被加工物保持装置の実現が望まれている。
これに対して、特許文献1に記載されたマシンバイスの場合、被加工物が単純な一様に傾斜しているテーパ面を持つ場合には、被加工物をある程度の力で保持できる可能性がないとはいえない。ただし、バイス取付口金に取り付けた口金をバイス取付口金に対して傾斜させるためのピンが単なる円柱状である場合には、被加工物をマシンバイスにより保持する際に、ピンを含む係合部に種々の方向から大きな力が加わるため、ピンを含む係合部の耐久性が低下する可能性がある。
また、特許文献2に記載された被加工物保持装置の場合、ホルダブロックに対し可動側のプッシャブロックの向きを変えることができる可能性がないとはいえないが、一方から他方に向かうにしたがって直径が小さくなる特殊な形状のスプリングを使用する必要がある。
また、特許文献3に記載された自在バイス爪の場合、変形物を押圧した場合に、金属製中空箱中の多数のベアリングボールがずれて、十分な固定力を安定して得られない可能性がある。また、従来から不定形である異形状の固定面を持った被加工物に対して、複数の可動ピンの出入りで固定面にならい被加工物を保持する被加工物保持装置も考えられているが、可動ピンを保持する手段の上下方向の拘束力がない場合には、加工中に緩みが発生して加工不能に陥る可能性がある。
本発明は、被加工物保持装置において、耐久性を十分に確保でき、かつ、特殊な形状のスプリングを必要とせず、かつ、被加工物の形状にかかわらず大きな固定力を安定して得られるようにすることを目的とする。
本発明に係る被加工物保持装置のうち、第1の発明に係る被加工物保持装置は、固定部材と可動部材との間で被加工物を狭持可能な被加工物保持装置であって、固定部材と可動部材とのうちの一方の部材または一方の部材に接触する他の部材に対して断面円弧状の突部と断面円弧状の孔部との係合により旋回自在に係合し、かつ、断面円弧状の当該孔部の内側に挿入される断面円弧状の当該突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制される第1中間リンクと、第1中間リンクに対して断面円弧状の突部と断面円弧状の孔部との係合により旋回自在に係合するように連結され、かつ、断面円弧状の当該孔部の内側に挿入される断面円弧状の当該突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制される複数の第2中間リンクと、それぞれの第2中間リンクに対して複数個所で旋回自在に係合し、被加工物と接触する複数の旋回自在口金とを備え、各第2中間リンクは、各旋回自在口金の被加工物への押圧方向に対し直交する方向の両端面の複数個所に突出するように設けられた断面円弧状の複数の第2中間リンク側突部を有し、各旋回自在口金は、各旋回自在口金の被加工物への押圧方向に対し直交する方向の両端部に設けられ、互いに連結板部で結合された一対の口金側端板部であって、各口金側端板部は、それぞれを厚さ方向に貫通するように設けられ、対応する第2中間リンク側突部と係合する断面円弧状の口金側孔部を有する一対の口金側端板部を含み、各旋回自在口金は、連結板部の外側面で被加工物と接触し、かつ、断面円弧状の口金側孔部の内側に挿入される断面円弧状の第2中間リンク側突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制されることを特徴とする被加工物保持装置である。
また、より好ましくは、第1中間リンクと、第2中間リンクと、旋回自在口金との旋回中心が、旋回自在口金の被加工物に対する接触面が位置する仮想平面上に位置する。
また、第2の発明に係る被加工物保持装置は、固定部材と可動部材との間で被加工物を狭持可能な被加工物保持装置であって、固定部材と可動部材との間に取り外し可能なリンクユニットを設けており、リンクユニットは、互いに直交する第1方向と第2方向と第3方向とを定義した場合に、固定部材と可動部材とのうちの一方の部材に接触する接触面と、第1方向両端部に設けられた断面円弧状の旋回ベース側突部とを有する、他の部材である旋回ベースと、第2方向一端部の第1方向両端部に設けられ、互いに柱部で連結された一対の第1中間リンク側端板部であって、各第1中間リンク側端板部は、厚さ方向に貫通するように設けられ、旋回ベース側突部と係合する断面円弧状の第1中間リンク側長孔部と、第2方向他端部の複数個所の第1方向両端部に厚さ方向に貫通するように設けられた断面円弧状の第1中間リンク側短孔部とを有し、旋回ベースに対して断面円弧状の旋回ベース側突部と断面円弧状の第1中間リンク側長孔部との係合により旋回自在に係合し、かつ、断面円弧状の第1中間リンク側長孔部の内側に挿入される断面円弧状の旋回ベース側突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制される一対の第1中間リンク側端板部を含む第1中間リンクと、第1中間リンクに対して旋回自在に係合するように連結された複数の第2中間リンクと、それぞれの第2中間リンクに対して複数個所で旋回自在に係合し、被加工物と接触する複数の旋回自在口金とを備え、各第2中間リンクは、第2方向一端部の第1方向両端面に突出するように設けられ、断面円弧状の第1中間リンク側短孔部と係合する断面円弧状の第2中間リンク側長突部と、第2方向他端部の複数個所の第1方向両端面に突出するように設けられた断面円弧状の第2中間リンク側短突部とを有し、第1中間リンクに対して断面円弧状の第1中間リンク側短孔部と断面円弧状の第2中間リンク側長突部との係合により旋回自在に係合するように連結され、かつ、断面円弧状の第1中間リンク側短孔部の内側に挿入される断面円弧状の第2中間リンク側長突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制されており、各旋回自在口金は、第1方向両端部に設けられ、互いに連結板部で結合された一対の口金側端板部であって、各口金側端板部は、それぞれを厚さ方向に貫通するように設けられ、対応する断面円弧状の第2中間リンク側短突部と係合する断面円弧状の口金側孔部を有し、対応する第2中間リンクに対して断面円弧状の第2中間リンク側短突部と断面円弧状の口金側孔部との係合により旋回自在に係合する一対の口金側端板部を含み、各旋回自在口金は、連結板部の外側面で被加工物と接触し、かつ、断面円弧状の口金側孔部の内側に挿入される第2中間リンク側短突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制されており、第1中間リンクと、各第2中間リンクと、各旋回自在口金との旋回中心が、旋回自在口金の、被加工物に対する接触面が位置する仮想平面上に位置することを特徴とする被加工物保持装置である。
本発明に係る被加工物保持装置によれば、第1中間リンクに連結された第2中間リンクに対して断面円弧状の突部により旋回自在に係合し、被加工物と接触する旋回自在口金を備えるため、旋回自在口金を被加工物に押し付けた場合に、旋回自在口金が被加工物の形状に沿って旋回しやすくなり、被加工物の形状にかかわらず、旋回自在口金を被加工物に大きな接触面積で接触させやすくなる。このため、被加工物の形状にかかわらず被加工物に対する大きな固定力を安定して得られる。また、第1中間リンクに連結された第2中間リンクと旋回自在口金との係合部が、断面円弧状の突部を含むため、旋回自在口金の旋回にかかわらず、旋回自在口金と係合する相手部材との接触面積を大きくでき、被加工物に対する固定力を大きくした場合でも耐久性を十分に確保できる。また、特許文献2に記載された被加工物保持装置の場合と異なり、特殊な形状のスプリングを使用する必要がない。
また、第1中間リンクに連結された第2中間リンクに対して複数の旋回自在口金が断面円弧状の突部により旋回自在に係合するので、被加工物の複数個所の形状に対応して複数の旋回自在口金を旋回させやすくでき、被加工物が波打ち形状等、複雑な形状の側面を有する場合でも、旋回自在口金と被加工物との接触面積をより大きくでき、被加工物に対する固定力をより大きくできる。
発明の実施の形態]
以下において、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。図1から図8は、本発明の実施の形態の被加工物保持装置を示している。図1は、被加工物保持装置により被加工物を保持した状態を示す要部斜視図である。図2は、図1からリンクユニットを取り出して上方から見た図である。図3は、図2の左側から右側に見た図である。図4は、図2から旋回ベースを取り出して示す図である。図5は、図2から第1中間リンクを取り出して示す図である。図6は、図2から1個の第2中間リンクを取り出して示す図である。図7は、図2から1個の旋回自在口金を取り出して示す図である。図8は、被加工物保持装置により切り出し素材を保持した状態を上方から見た図である。
図1に示すように、被加工物保持装置、すなわちバイスは、被加工物(ワーク)16を間に狭持するための固定部材18と可動部材20とを備える。被加工物保持装置は、固定部材18と可動部材20との間で被加工物16を、リンクユニット22を介して狭持可能とする。可動部材20は、固定部材18に対し図示しない移動機構により水平方向に関する遠近動を可能としている。
移動機構は、例えば、送りねじ機構とし、図示しないガイド部により、可動部材20を、固定部材18に対し遠近動のみの変位を可能に支持するとともに、可動部材20に形成したねじ孔に、外周面にねじ部を設けたねじ部材を螺合することにより送りねじ機構を構成する。ねじ部材は、図示しないハンドルの操作により回転可能とする。ハンドルにより、ねじ部材を回転することにより、ねじ部材の回転に伴って、可動部材20を固定部材18に対し遠近動させる。なお、本発明は、このように手動式で可動部材20を固定部材18に対し遠近動させる構成に限定するものではなく、例えば、モータ等を用いて自動で可動部材20を固定部材18に対し遠近動させる構成としてもよい。
また、被加工物保持装置は、固定部材18と可動部材20との間に、取り外し可能に設けられたリンクユニット22を備える。リンクユニット22は、図2、図3に示すように、一体的な取り扱いを可能とするもので、固定部材18に接触する他の部材である、旋回ベース24と、第1中間リンク26と、第2の他の部材である複数の(図示の例の場合は2個の)第2中間リンク28と、複数の(図示の例の場合は4個の)旋回自在口金30とを備える。第1中間リンク26は、旋回ベース24に対して後述する所定の旋回中心O1を中心とする旋回自在に係合している。また、各第2中間リンク28は、第1中間リンク26に対して後述する所定の旋回中心O2,O3を中心とする旋回自在に係合している。また、各旋回自在口金30は、各第1中間リンク26に対して2個ずつ、後述する所定の旋回中心O4,O5,O6,O7を中心とする旋回自在に係合している。
より詳しく説明すると、互いに直交する第1方向と第2方向と第3方向とである、z方向とy方向とx方向とを定義した場合に、図4に示すように、旋回ベース24は、y方向一端部(図4の上端部)のx方向両端部に設けられたピン挿入用孔部32と、y方向他端部(図4の下端部)の、y方向とx方向とに直交する方向であるz方向(図4の表裏方向)両端面に設けられた部分円形溝34と、部分円形溝34のy方向他端部(図4の下端部)に設けられた断面円弧状の旋回ベース側突部36とを備える。ピン挿入用孔部32は、旋回ベース24のz方向に貫通している。また、部分円形溝34の外周縁部は、円弧形である。また、旋回ベース24のy方向一端面(図4の上端面)を、固定部材18(図1)に突き当て可能、すなわち接触可能な接触面38としている。このような旋回ベース24は、z方向に分かれる複数の旋回ベース素子を積層することにより構成することもできる。
また、第1中間リンク26は、図3に示すように、z方向両側に設けた一対の半円部40の外周部の複数個所を柱部42により連結している。また、図5に示すように、第1中間リンク26のy方向一端部(図5の上端部)の、各半円部40に対応するz方向(図5の表裏方向)両端部に設けられ、旋回ベース側突部36(図4)と係合可能な断面円弧状の第1中間リンク側長孔部44と、y方向他端部(図5の下端部)のx方向両端部2個所の、各半円部40に対応する、z方向両端部に設けられた断面円弧状の第1中間リンク側短孔部46とを有する。このような第1中間リンク26は、旋回ベース24(図4)に対して旋回ベース側突部36により旋回自在に係合させている。第1中間リンク側長孔部44は、円弧方向長さに関して、旋回ベース側突部36(図4)よりも大きくしている。
また、各第2中間リンク28は、図6に示すように、y方向一端部(図6の上端部)のz方向(図6の表裏方向)両端部に設けられ、第1中間リンク側短孔部46(図5)と係合可能な断面円弧状の第2中間リンク側長突部48と、y方向他端部(図6の下端部)のx方向両端部2個所のz方向両端部2個所、合計4個所に設けられた断面円弧状の第2中間リンク側短突部50とを有する。このような各第2中間リンク28は、第1中間リンク26に対してy方向他側(図5の下側)2個所位置に、第2中間リンク側長突部48により旋回自在に係合させるように、第1中間リンク26に連結している。第1中間リンク側短孔部46(図5)は、円弧方向長さに関して、第2中間リンク側長突部48よりも大きくしている。
また、各旋回自在口金30は、図3、図7に示すように、一対の略半円状の端板部52の端部同士を、被加工物16(図1)と接触する接触面54を有する連結板部56により結合している。また、片側の端板部52の端部に突部58を設けて、突部58の片面と接触面54とを面一にしている。また、各旋回自在口金30の、各端板部52に対応するz方向両端部2個所位置に、第2中間リンク側短突部50(図6)と係合可能な断面円弧状の口金側孔部60を設けている。そして、各第2中間リンク28に対して旋回自在口金30を2個ずつ、第2中間リンク側短突部50により旋回自在に係合させている。口金側孔部60は、円弧方向長さに関して、第2中間リンク側長突部48(図6)よりも大きくしている。
また、各口金側孔部60と各第2中間リンク側短突部50とにより、複数の円弧状係合部を構成している。すなわち、各第2中間リンク28と各旋回自在口金30とは、旋回自在口金30の被加工物16(図1)への押圧方向であるy方向に対し直交する方向であるz方向両端部の2個所位置に設けられた円弧状係合部により係合させており、円弧状係合部は、旋回自在口金30に設けた口金側孔部60と、第2中間リンク28に設けた第2中間リンク側短突部50とを係合させることにより構成する。
さらに、図2に示すように、第1中間リンク26と、各第2中間リンク28と、各旋回自在口金30との旋回中心O1,O2、O3,O4,O5,O6,O7(以下O1‐O7とする。)を、旋回自在口金30の、被加工物16(図1)に対する接触面54が位置する仮想平面α上に位置させている。すなわち、旋回ベース24に設けた旋回ベース側突部36、第1中間リンク26に設けた第1中間リンク側長孔部44及び第1中間リンク側短孔部46、各第2中間リンク28に設けた第2中間リンク側長突部48及び第2中間リンク側短突部50、各旋回自在口金30に設けた口金側孔部60のそれぞれの円弧中心O1−O7は、各旋回自在口金30の接触面54を同一仮想平面α上に位置させた状態で、この仮想平面α上に位置している。
このような被加工物保持装置により被加工物16を保持する作業を、被加工物16を、図8に示すような、ピストンのコンロッドから切り出した切り出し素材10とした場合について説明する。まず、コンロッドから図8に示すような切り出し素材10を、切断加工等により切り出すことにより得る。切り出し素材10の形状は、上記の図10に示した場合と同様である。次いで、リンクユニット22を、旋回ベース24の接触面38が固定部材18(図1)の、可動部材20(図1)に対向する側面に接触するように配置する。
旋回ベース24の高さが小さく、固定部材18の側面の高さとの差が大きい等の、必要な場合には、旋回ベース24の下側または上側に図示しない敷板を固定または連結して、敷板を含む旋回ベース24の高さを固定部材18の側面の高さとほぼ同じになるようにかさ上げすることもできる。例えば、旋回ベース24のピン挿入用孔部32に挿入した図示しないピンを、敷板に形成したピン挿入用孔に通して、旋回ベース24と敷板とを連結することもできる。
次いで、図8に示すように、切り出し素材10を可動部材20の側面に接触するように配置する。この場合も、切り出し素材10の高さと旋回自在口金30の高さとをほぼ合わせるように、いずれか一方の部材をかさ上げすることもできる。次いで、可動部材20を固定部材18(図1)に対して手動または自動で近づけると、図8に示すように、切り出し素材10が旋回自在口金30の接触面54に押し付けられ、固定部材18と可動部材20との間で切り出し素材10が、リンクユニット22を介して狭持される。この場合、切り出し素材10の側面の形状に旋回自在口金30の接触面54が沿うように、第1中間リンク26が旋回ベース24に対して旋回し、各第2中間リンク28が第1中間リンク26に対して旋回し、各旋回自在口金30が第2中間リンク28に対して旋回する。この場合の各旋回自在口金30の旋回中心O4,O5,O6,O7は、それぞれの旋回自在口金30の接触面54の幅方向中央となる。
このような被加工物保持装置によれば、固定部材18に接触する旋回ベース24に対して断面円弧状の旋回ベース側突部36により旋回自在に係合する第1中間リンク26と、第1中間リンク26に連結された第2中間リンク28に対して断面円弧状の第2中間リンク側長突部48により旋回自在に係合する、切り出し素材10(図8)等の被加工物16(図1)と接触する旋回自在口金30とを備える。このため、各旋回自在口金30を被加工物16に押し付けた場合に、各旋回自在口金30が被加工物16の形状に沿って旋回しやすくなり、各旋回自在口金30を被加工物16に大きな接触面積で接触させやすくなる。このため、被加工物16の形状にかかわらず被加工物16に対する大きな固定力を安定して得られる。また、第1中間リンク26に連結された第2中間リンク28と、旋回自在口金30との係合部が、断面円弧状の第2中間リンク側短突部50を含むため、各旋回自在口金30の旋回にかかわらず、各旋回自在口金30と、係合する相手部材である第2中間リンク28との接触面積を大きくでき、被加工物16に対する固定力を大きくした場合でも耐久性を十分に確保できる。また、特許文献2に記載された被加工物保持装置の場合と異なり、特殊な形状のスプリングを使用する必要がない。
また、第1中間リンク26と各旋回自在口金30との旋回中心O1,O4,O5,O6,O7が、各旋回自在口金30の被加工物16に対する接触面54が位置する仮想平面α上に位置するので、各旋回自在口金30を被加工物16に押し付けた場合に、各旋回自在口金30を被加工物16に対してずれにくくできる。すなわち、被加工物16を旋回自在口金30に押し付けた状態で、旋回自在口金30の接触面54を異なる方向に向ける力が加わりにくくなる。このため、被加工物16の形状にかかわらず、被加工物16に対する固定力をより大きくできる。また、第1中間リンク26と各旋回自在口金30との旋回中心O1,O4,O5,O6,O7が、旋回自在口金30の接触面54が位置する仮想平面α上に位置するとともに、第1中間リンク26に連結された第2中間リンク28に対して複数の旋回自在口金30が、断面円弧状の第2中間リンク側短突部50により旋回自在に係合しているので、旋回自在口金30が複数あるのにもかかわらず、旋回自在口金30同士が接近して干渉することを有効に防止できる。
また、第2中間リンク28に対して複数の旋回自在口金30が断面円弧状の第2中間リンク側短突部50により旋回自在に係合しているので、被加工物16の側面の複数個所の形状に対応して複数の旋回自在口金30を旋回させやすくでき、被加工物16である切り出し素材10が図8に示すような波打ち形状等、複雑な形状の側面を有する場合でも、各旋回自在口金30と切り出し素材10との接触面積をより大きくでき、切り出し素材10に対する固定力をより大きくできる。すなわち、上記の図10に示した従来例の被加工物保持装置により切り出し素材10を保持する場合には、固定側口金に対する切り出し素材10の接触箇所が1点等と少なく、かつ、接触面積が小さかったのに対して、本実施の形態では、図8の一点鎖線β部分で示すように、旋回自在口金30の接触箇所を4点等と多くでき、しかも接触面積を大きくできる。
また、第1中間リンク26に連結された第2中間リンク28と、各旋回自在口金30とが、各旋回自在口金30の被加工物16への押圧方向に対し直交する方向である、z方向の両端部2個所位置に設けられた円弧状係合部により係合し、円弧状係合部を、第2中間リンク28に設けた断面円弧状の第2中間リンク側短突部50と、旋回自在口金30に設けた断面円弧状の口金側孔部60とを係合させることにより構成している。このため、旋回自在口金30の被加工物16への押圧方向に対し直交する方向、すなわちz方向であり高さ方向の寸法を大きくすることにより、各旋回自在口金30と被加工物16との接触面積を大きくした場合でも、口金側孔部60と第2中間リンク側短突部50との間の隙間の存在にかかわらず、被加工物16に対する各旋回自在口金30のがたつき及び緩みを十分に抑えることができる。
参考例
図9は、本発明に関する参考例の被加工物保持装置を示す、図2に対応する図である。上記の図2に示した実施の形態の場合、リンクユニット22が、旋回ベース24と第1中間リンク26と第2中間リンク28と旋回自在口金30とを備えていたのに対して、本参考例では、リンクユニット22aから第2中間リンク28(図2参照)に相当する部材を省略している。すなわち、本参考例の被加工物保持装置を構成するリンクユニット22aは、旋回ベース24aと、第1中間リンク26aと、複数の(図示の例の場合は2個の)旋回自在口金30とを備える。旋回ベース24aは、図9の下方に開口する断面略コ字形とし、図9の表裏方向両端部に断面円弧状の旋回ベース側孔部62を設けている。第1中間リンク26aは、上記の図6等に示した実施の形態のリンクユニット22を構成する第2中間リンク28と同様の構造を有する。すなわち、第1中間リンク26aは、図9の上端部の表裏方向両端部に設けられ、旋回ベース側孔部62と係合可能な断面円弧状の第1中間リンク側長突部64と、図9の下端部の左右方向両端部2個所の表裏方向両端部2個所、合計4個所に設けられた断面円弧状の第1中間リンク側短突部66とを有する。このような第1中間リンク26aは、旋回ベース24aに対して、第1中間リンク側長突部64により旋回自在に係合させている。また、各旋回自在口金30を、各第1中間リンク26aに対して2個、断面円弧状の第1中間リンク側短突部66と、断面円弧状の口金側孔部60とにより旋回自在に係合させている。
このように本参考例では、旋回ベース24aに対して、第1中間リンク26aと複数の旋回自在口金30との2段階にリンクした構造としている。このような本参考例の場合には、第1中間リンク26aに対して断面円弧状の第1中間リンク側短突部66により旋回自在に係合し、被加工物と接触する旋回自在口金30を備えるため、上記の実施の形態と同様に、旋回自在口金30を被加工物に押し付けた場合に、旋回自在口金30が被加工物の形状に沿って旋回しやすくなり、旋回自在口金30を被加工物に大きな接触面積で接触させやすくなる。このため、被加工物の形状にかかわらず被加工物に対する大きな固定力を安定して得られる。また、第1中間リンク26aと旋回自在口金30との係合部が、断面円弧状の第1中間リンク側短突部66を含むため、各旋回自在口金30の旋回にかかわらず、各旋回自在口金30と、係合する第1中間リンク26aとの接触面積を大きくでき、被加工物に対する固定力を大きくした場合でも耐久性を十分に確保できる。また、特殊な形状のスプリングを使用する必要がない。その他の構成及び作用については、上記の実施の形態と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
なお、図示は省略するが、上記の実施の形態及び参考例の場合と異なり、リンクユニット22,22aは可動部材20側に配置し、固定部材18側に配置した被加工物16または切り出し素材10にリンクユニット22,22aの各旋回自在口金30を押し付け可能とすることもできる。また、リンクユニット22,22aに相当する部材を固定部材または可動部材に連結することもできる。すなわち、固定部材または可動部材に断面円弧状の突部により、第1中間リンク26,26aを旋回自在に係合し、固定部材または可動部材の一部に、旋回ベース24,24aの機能を持たせることもできる。また、可動部材を、固定部材に対し水平方向に移動可能とする構成に限定するものではなく、可動部材を固定部材に対し上下方向に移動可能とし、上下方向に被加工物を狭持する構成とすることもできる。
さらに、上記の図1から図8に示した実施の形態において、旋回ベース24に対して、第1中間リンク26と第2中間リンク28との他に、別の1以上の段数の中間リンクを順に旋回可能に係合するように連結し、最終段の中間リンクに旋回自在口金30を旋回可能に係合させることもできる。この場合には、上記の実施の形態の場合よりも、被加工物の側面がさらに細かく変化する凹凸面を有する場合でも、被加工物に対する固定力をより大きくすることができる。
本発明の実施の形態の被加工物保持装置により被加工物を保持した状態を示す要部斜視図である。 図1からリンクユニットを取り出して上方から見た図である。 図2の左側から右側に見た図である。 図2から旋回ベースを取り出して示す図である。 図2から第1中間リンクを取り出して示す図である。 図2から1個の第2中間リンクを取り出して示す図である。 図2から1個の旋回自在口金を取り出して示す図である。 被加工物保持装置により切り出し素材を保持した状態を上方から見た図である。 参考例の被加工物保持装置を示す、図2に対応する図である。 従来から知られている被加工物保持装置により切り出し素材を保持した状態を示す略図である。
10 切り出し素材、12 固定側口金、14 可動側口金、16 被加工物、18 固定部材、20 可動部材、22,22a リンクユニット、24,24a 旋回ベース、26,26a 第1中間リンク、28 第2中間リンク、30 旋回自在口金、32 ピン挿入用孔部、34 部分円形溝、36 旋回ベース側突部、38 接触面、40 半円部、42 柱部、44 第1中間リンク側長孔部、46 第1中間リンク側短孔部、48 第2中間リンク側長突部、50 第2中間リンク側短突部、52 端板部、54 接触面、56 連結板部、58 突部、60 口金側孔部、62 旋回ベース側孔部、64 第1中間リンク側長突部、66 第1中間リンク側短突部。

Claims (3)

  1. 固定部材と可動部材との間で被加工物を狭持可能な被加工物保持装置であって、
    固定部材と可動部材とのうちの一方の部材または一方の部材に接触する他の部材に対して断面円弧状の突部と断面円弧状の孔部との係合により旋回自在に係合し、かつ、断面円弧状の当該孔部の内側に挿入される断面円弧状の当該突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制される第1中間リンクと、
    第1中間リンクに対して断面円弧状の突部と断面円弧状の孔部との係合により旋回自在に係合するように連結され、かつ、断面円弧状の当該孔部の内側に挿入される断面円弧状の当該突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制される複数の第2中間リンクと、
    それぞれの第2中間リンクに対して複数個所で旋回自在に係合し、被加工物と接触する複数の旋回自在口金とを備え、
    各第2中間リンクは、各旋回自在口金の被加工物への押圧方向に対し直交する方向の両端面の複数個所に突出するように設けられた断面円弧状の複数の第2中間リンク側突部を有し、
    各旋回自在口金は、各旋回自在口金の被加工物への押圧方向に対し直交する方向の両端部に設けられ、互いに連結板部で結合された一対の口金側端板部であって、各口金側端板部は、それぞれを厚さ方向に貫通するように設けられ、対応する第2中間リンク側突部と係合する断面円弧状の口金側孔部を有する一対の口金側端板部を含み、各旋回自在口金は、連結板部の外側面で被加工物と接触し、かつ、断面円弧状の口金側孔部の内側に挿入される断面円弧状の第2中間リンク側突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制されることを特徴とする被加工物保持装置。
  2. 請求項1に記載の被加工物保持装置において、
    第1中間リンクと、各第2中間リンクと、旋回自在口金との旋回中心が、旋回自在口金の被加工物に対する接触面が位置する仮想平面上に位置することを特徴とする被加工物保持装置。
  3. 固定部材と可動部材との間で被加工物を狭持可能な被加工物保持装置であって、
    固定部材と可動部材との間に取り外し可能なリンクユニットを設けており、
    リンクユニットは、互いに直交する第1方向と第2方向と第3方向とを定義した場合に、
    固定部材と可動部材とのうちの一方の部材に接触する接触面と、第1方向両端部に設けられた断面円弧状の旋回ベース側突部とを有する、他の部材である旋回ベースと、
    第2方向一端部の第1方向両端部に設けられ、互いに柱部で連結された一対の第1中間リンク側端板部であって、各第1中間リンク側端板部は、厚さ方向に貫通するように設けられ、旋回ベース側突部と係合する断面円弧状の第1中間リンク側長孔部と、第2方向他端部の複数個所の第1方向両端部に厚さ方向に貫通するように設けられた断面円弧状の第1中間リンク側短孔部とを有し、旋回ベースに対して断面円弧状の旋回ベース側突部と断面円弧状の第1中間リンク側長孔部との係合により旋回自在に係合し、かつ、断面円弧状の第1中間リンク側長孔部の内側に挿入される断面円弧状の旋回ベース側突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制される一対の第1中間リンク側端板部を含む第1中間リンクと、
    第1中間リンクに対して旋回自在に係合するように連結された複数の第2中間リンクと、
    それぞれの第2中間リンクに対して複数個所で旋回自在に係合し、被加工物と接触する複数の旋回自在口金とを備え、
    各第2中間リンクは、第2方向一端部の第1方向両端面に突出するように設けられ、断面円弧状の第1中間リンク側短孔部と係合する断面円弧状の第2中間リンク側長突部と、第2方向他端部の複数個所の第1方向両端面に突出するように設けられた断面円弧状の第2中間リンク側短突部とを有し、第1中間リンクに対して断面円弧状の第1中間リンク側短孔部と断面円弧状の第2中間リンク側長突部との係合により旋回自在に係合するように連結され、かつ、断面円弧状の第1中間リンク側短孔部の内側に挿入される断面円弧状の第2中間リンク側長突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制されており、
    各旋回自在口金は、第1方向両端部に設けられ、互いに連結板部で結合された一対の口金側端板部であって、各口金側端板部は、それぞれを厚さ方向に貫通するように設けられ、対応する断面円弧状の第2中間リンク側短突部と係合する断面円弧状の口金側孔部を有し、対応する第2中間リンクに対して断面円弧状の第2中間リンク側短突部と断面円弧状の口金側孔部との係合により旋回自在に係合する一対の口金側端板部を含み、各旋回自在口金は、連結板部の外側面で被加工物と接触し、かつ、断面円弧状の口金側孔部の内側に挿入される第2中間リンク側短突部の円弧方向の可動範囲が円弧方向両端部で規制されており、
    第1中間リンクと、各第2中間リンクと、各旋回自在口金との旋回中心が、旋回自在口金の、被加工物に対する接触面が位置する仮想平面上に位置することを特徴とする被加工物保持装置。
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