JP5830220B2 - 5軸制御加工機用バイス - Google Patents

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この発明は、ワークを5軸制御加工機に固定するための加工機用バイスに関する。
加工機用のバイスは、例えば、5軸制御のマシニングセンタ等の加工機を用いてワーク(加工対象物)を加工する際に、この加工機のテーブルにワークをチャッキングする際に用いるものである。この5軸制御の加工機の一例を図9に模式的に示して、その動作を説明すると、加工ツール16側でX、Y、Z軸方向の3軸制御がなされる一方で、ワークWを載置したテーブル17側で前記X軸周り(回転A軸)及びZ軸周り(回転C軸)の回転制御がなされ、合計5軸(直線3軸+回転2軸)の制御がなされるようになっている。この5軸制御により、加工途中でワークWのチャッキングをし直すことなしに、ターボエンジンのインペラやシリンダヘッド等のように複雑な三次元立体形状を有するワークWを加工することができ、再チャッキングの際の位置ずれに起因する加工精度の低下を回避することができる。
この5軸制御による加工に際しては、例えば前記A軸を90度回転させた場合に、加工ツール16がワークWに対して横向きに作用することがある(本願発明の実施形態において説明する図6を参照)。しかも、この5軸制御においては、前記A軸を傾斜させた際に加工ツール16の周辺部材と、ワークWを固定するバイス1等とが干渉しないようにワークWを嵩上げするのが一般的である。この場合、バイス1によるワークWのチャッキング部と、加工ツール16による力の作用点との距離が長くなって大きなモーメントが生じ、加工中にワークWががたついて動くことがある。このがたつきの防止のために、ワークWの確実なチャッキングが要求される。
その一方で、前記5軸制御による加工では、ワークWに対する多方向からの加工が可能なので、そのメリットを最大限に生かすために、このワークWのチャッキング代をできるだけ小さくすることが要求される。また、このチャッキング代を小さくすることで、加工終了後に除去すべき部分(このチャッキング部分)を小さくすることができ、このワークWの材料ロスを低減できるというメリットもある。
このチャッキングを確実に行うことと、チャッキング代を小さくすること、という相反する要求を満足するために、小さいチャッキング代をバイス1のジョー3で強く挟み込んで、ワークWをチャッキングすることが考えられる。ところが、このように強くチャッキングした場合、図10(b)中に矢印で示すようにジョー3が、この加工機のベース部2(ワークWを直接支持する支持部)から離れるように変形してしまい、このワークWがベース部2から浮いた不安定な状態となる。そして、この不安定な状態のままワークWの加工を行うと、ワークWが加工の際の振動で動いて所定の加工精度を確保できなかったり、このワークWがバイス1から外れたりするというトラブルを生じる恐れがある。
このようなトラブルを回避するため、例えば下記特許文献1では、ワークをチャッキングする一対のジョーの上部にワークを支持する段付き部を形成するとともに、この段付き部よりも下方の一方のジョー側にめねじスリーブを、他方のジョー側に前記めねじスリーブにねじ込むボルトを設けた構成を採用している(同文献の図1等を参照)。この構成によると、前記ワークのチャッキングに伴ってジョーの先端が変形した際に、前記ボルトをめねじスリーブにねじ込んで締め付け力を付与することにより、前記ジョーの変形を元に戻す(あるいは防止する)ことができる。
特開2008−264983号公報
前記特許文献1に示す構成においては、ワークをチャッキングするためスピンドルへ各ジョーをねじこみながら、このジョーの先端の変形の有無を確認し、この変形が生じている場合には前記めねじスリーブへのボルトのねじ込みを行う必要がある。すなわち、このチャッキングでは2箇所のねじ込み(スピンドルと、めねじスリーブ)を交互に行う必要があり、その作業が煩雑である。しかも、このジョーに付属するめねじスリーブ等を取り付けるための孔加工等も必要となるため、その分だけ部品コストや加工コストが上昇する問題もある。
そこで、この発明は、ワークのチャッキングを確実かつ簡便に行うことを課題とする。
前記課題を解決するため、この発明は、平面視円状のバイス本体と、そのバイス本体上面のワークを載置するベース部と、このベース部上において前記ワークを挟持する複数のジョーとを備える5軸制御加工機用バイスにおいて、前記ジョーの前記ワークをチャッキングするクランパ部に、前記ベース部側に向けて起立する面法線をもつ傾斜面形成され、この傾斜面と、前記ワークに前記傾斜面と対面するように形成された傾斜面と当接して、この当接力により前記ワーク前記ベース部に押し付けるようになっており、前記バイス本体の前記ベース部と反対側の端部は、異なる深さの切欠き部が軸心に対して対称に形成されてHSK規格の円筒状嵌合部となって、この円筒状嵌合部をテーブルから突出する円柱状固定治具に嵌合するようにした構成を採用した。
このように、前記ジョーのクランパ部に前記面法線をもつ傾斜面を形成すると、このジョーによって挟まれるワークの傾斜面に対して、ベース部向きの力を作用させることができる。すなわち、このワークをベース部にしっかりと押し付けることができ、加工中にワークが動いたり、外れたりするトラブルを防止し得る。この傾斜面の角度は、前記ベース部向きの力を作用させる範囲であれば特に限定されないが、例えば、前記ベース部となす角が45度や60度等のように、容易に機械加工できる程度の角度とするのが好ましい。
なお、この構成でもジョーを強く締め付けると、ワークからの反力によってこのジョーの先端のクランパ部が変形する(このクランパ部がベース部の反対方向に変位する。図10(b)を参照。)こともあり得るが、その場合であっても、このクランパ部が傾斜面のテーパ角以上に大きく変形しない限り、この傾斜面が「ベース部側に向けて起立する面法線をもつ傾斜面」であることには変わりがない。すなわち、ジョーのクランパ部によるワークの押し付け作用が損なわれることはなく、加工中にこのワークがクランパ部から外れる等する恐れも低い。
また、前記構成においては、前記複数のジョーのうち少なくとも一つが、前記ベース部との間で相対移動不能に一体となっている固定ジョーであり、前記複数のジョーのうち前記固定ジョー以外のジョーが、調節ボルトとのねじ結合により、前記ベース部とは独立して動き得るようにした可動ジョーで構成するのがより好ましい。
このベース部はワークをしっかりと支持することにより、加工ツールでの加工の際にその加工精度を確保する重要な役目を有する。そこで、前記ジョーが、前記ベース部とは独立して動く構成とすると、上述したようにジョーの締め付けに伴って、このジョーの先端のクランパ部が開いた場合においても、このジョーの動きとは無関係に、前記ベース部の当初の姿勢(当接状態)が維持される。そして、このベース部にワークが押し付けられることとなって、このワークの姿勢も安定し、その高い加工精度を確保することができる。
複数のジョーを備える加工機用バイスにおいては、全てのジョーをベース部と独立して動き得るようにすると、このベース部の当初の姿勢が維持されるので理想的であるが、それらのジョーのうち少なくとも一つがベース部と独立して動くように構成すると、この独立して動くジョーのクランパ部が開いた場合においても、ワークの押し付け作用が発揮されるため、このワークを安定的に支持することができる。
また、前記各構成においては、前記ジョーのクランパ部同士を、互いに対向するように配置し、各ジョーが前記対向する方向に接離するように構成するのがより好ましい。
このようにジョーを配置することにより、底面形状が矩形状等の対向する二面をもつワークを確実にチャッキングして、このワークを安定的に支持することができる。
あるいは、前記ジョーのクランパ部同士を対向するように配置する代わりに、前記ジョーを円の円周上に配置し、このジョーの前記クランパ部を前記円の中心方向に向けて、各ジョーがその円の径方向に接離するように構成するのもより好ましい。
このようにジョーを配置することにより、底面形状が円形状のワークをその外周面から均等にチャッキングして、前記と同様にこのワークを安定的に支持することができる。
前記ベース部及びジョーを固定するバイス本体の外周に周溝状の掴み溝を形成し、この掴み溝を把持して、前記バイス本体の固定治具への装着及び前記固定治具からの取り外しを行うようにするのが好ましい。
この掴み溝を介し、例えば、マシニングセンタのクランプユニット(加工機用バイス)交換装置でバイス本体が把持されるように構成することにより、加工機用バイスの交換を自動的に行うことができる。すなわち、ワークの加工の全自動化を図ることが可能となって、その加工作業の効率を大幅に向上することができる。
また、前記各構成に示す加工機用バイスは、5軸制御加工機に使用するのが特に適している。
この5軸制御加工機は、上述したようにワークを多方向から加工することができ、その加工の際に、従来の3軸制御加工機等と比較して、ワークに対しより大きな横方向のモーメントが作用することが多い。このとき、ワークの支持状態が不安定であると、加工中にこのワークが動いてしまい、所定の加工精度が得られなくなることがある。また、テーブルの可動範囲が大きい5軸制御加工機においては、ワークがバイスによって逆向きに支持された状態(逆さまになった状態)となることもあり得る。この場合、このバイスのジョーに、加工に伴うモーメントのみではなくワーク自体の荷重も作用して、このワークの支持状態が一層不安定になりやすい。そこで、前記各構成のバイスを5軸制御加工機に用いると、このバイスのジョーによって前記ワークをベース部に押し付けて、確実にチャッキングすることができるため、良好な加工精度を確保することができる。また、バイス本体を平面視円状とするとともに、そのバイス本体をテーブルにHSK規格の円筒状嵌合部でもって固定するようにしたので、バイスの加工ツール周辺部材との干渉を抑制することができる。
この発明によると、ジョーのクランパ部に傾斜面を形成するとともに、ワーク側にも前記傾斜面に当接する傾斜面を形成し、両傾斜面を当接させた際に、このワークがベース部側に押し付けられるようにした。このため、このワークがベース部によって安定的に支持され、良好な加工精度を得ることができる。また、バイスの加工ツール周辺部材との干渉を抑制することができる。
本願発明に係る加工機用バイスの第一の実施形態を示す斜視図 本願発明の第一の実施形態を示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図 本願発明の第一の実施形態を示す分解斜視図 本願発明の第一の実施形態におけるチャッキングの作用を示す側面図 他の形状のチャッキングの作用を示す側面図 本願発明の第一の実施形態の使用態様を示す斜視図 本願発明の第二の実施形態の使用態様を示す斜視図 本願発明の第三の実施形態の使用態様を示す斜視図 一般的な5軸制御のマシニングセンタを示す斜視図 ジョーによるワークのチャッキング状態を示す側面図であって、(a)はチャッキング力が小さい場合、(b)はチャッキング力が大きい場合
この発明に係る加工機用バイス1の第一の実施形態を図1から5に示す。この加工機用バイス1は、平面視円状のバイス本体6と、そのバイス本体6上面のワークWを載置するベース部2と、このベース部2上においてワークWを挟持する二つのジョー3、3を備えており、ワークWを挟持する各ジョー3、3のクランパ部4には、ベース部2側に向けて起立する面法線をもつ傾斜面5aが形成されている。この傾斜面5aのベース部2に対するテーパ角θは60度である。二つのジョー3、3のうち一方のジョー3は、バイス本体6と一体に動く固定ジョー3aである一方で、他方のジョー3は、その底部がバイス本体6に形成した溝部7に嵌められていて、その溝部7内をスライドすることによって、固定ジョー3aに自在に接離できる可動ジョー3bとなっている。
この固定ジョー3aは、固定ボルト3cでバイス本体6に固定されており、異なるテーパ角θを形成した他の固定ジョー3aと適宜交換できるようになっている。このように固定ジョー3aを交換可能とすることで、後述するワークWの傾斜面Tのテーパ角θに対応する固定ジョー3aを選択できるため、この固定ジョー3aのクランパ部4によるワークWのチャッキングを確実に行うことができる。
その一方で、可動ジョー3bの内側には、そのスライド方向に貫通するねじ孔が形成されるとともに、このねじ孔の途中に、可動ジョー3bの底面に臨む丸ナット収納部8が形成されている。そして、この丸ナット収納部8には、側面方向に貫通するねじ孔を形成した丸ナット9が収納されている。この可動ジョー3bに形成したねじ孔、及び丸ナット9に形成したねじ孔に、可動ジョー3bのスライド方向から一本の調節ボルト10をねじ込む。すると、バイス本体6に対して可動ジョー3bがそのスライド方向に相対的に移動し、固定ジョー3aと可動ジョー3bの間隔を適宜調節することができる。また、この可動ジョー3bの底部には顎部11が形成される一方で、溝部7の上部には鍔部12が形成されており、顎部11が鍔部12に当接して、可動ジョー3bが溝部7の上方に抜け出すのを防止している。
このクランパ部4によって挟持されるワークWには、上述したように、クランパ部4に形成した傾斜面5aのテーパ角θに対応するテーパ角θの傾斜面Tが予め形成されている。すなわち、対向する両クランパ部4、4とベース部2とによって形成される、溝底ほど幅の広い逆台形状の溝(所謂「アリ溝」)に傾斜面Tを形成したワークWの端部が嵌まり込んだ状態となって、このワークWがクランパ部4(ジョー3)から容易に外れないようになっている。しかも、この両クランパ部4、4を相対的に接近させて、このクランパ部4の傾斜面5aとワークWの傾斜面Tとを当接させるようにチャッキングすると、図4に示すように、この当接力(同図中の白抜き矢印を参照)によりワークWがベース部2に押し付けられて(同図中の下向き矢印を参照)、このベース部2へのワークWの固定が確実になされる。このワークWの傾斜面Tのテーパ角度θは各ジョー3a、3bに形成した傾斜面5aのテーパ角度θと合うように適宜変えてもよいが、容易にこの傾斜面Tの機械加工を行うことができるように、45〜60度の範囲内にするのが好ましい。
上記のように、クランパ部4に傾斜面5aを形成する代わりに、図5に示すようにV字形突起5bを形成し、このV字形突起5bが嵌るV字形溝VをワークWの端部に形成してもよい。この場合もV字形突起5bとV字形溝Vとの当接力(同図中の白抜き矢印を参照)によりワークWがベース部2に押し付けられて(同図中の下向き矢印を参照)、このベース部2へのワークWのチャッキングが確実になされる。
加工機用バイス1のベース部2と反対側の端部は異なる深さの切欠き部13が軸心に対して対称に形成されたHSK規格の円筒状嵌合部となっており、図3及び6に示すように、この切欠き部13を有する円筒状嵌合部をマシニングセンタ等のテーブルに設けられたそのテーブルから突出する円柱状固定治具14に嵌合して、この加工機用バイス1を固定するようになっている。このテーブルは上述したように、A軸及びC軸の2軸周りに回転し得るが、同図に示したようにテーブルがA軸周りに90度傾斜してワークWが横向きになった場合でも、この加工機用バイス1によるワークWのチャッキングが確実になされる。このため、加工中にこのワークWが動く恐れが低く、精度の高い加工を行うことができる。
また、この加工機用バイス1のバイス本体6の外周には、周溝状の掴み溝15が形成されている。この掴み溝15を介してマシニングセンタのクランプユニット交換装置でバイス本体6を把持することにより、加工機用バイス1の交換を自動的に行うことができる。すなわち、ワークWの加工の全自動化を図ることができ、その加工作業の効率を大幅に向上することができる。
この発明に係る加工機用バイス1の第二の実施形態を図7に示す。この加工機用バイス1は、ベース部2と、クランパ部4に傾斜面5aを形成したジョー3とを備えている点で図1等に記載の加工機用バイス1と同様であるが、固定ジョー3aに対向する二つの可動ジョー3b、3bを備えている点で異なる。この固定ジョー3aは、第一の実施形態と同様に、固定ボルト3cでバイス本体6に固定されており、他の固定ジョー3aと適宜交換できるようになっている。また、それぞれの可動ジョー3bは既に説明したのと同じ構造を有するものであって、各可動ジョー3bにねじ込んだ調節ボルト10をそれぞれ調節することにより固定ジョー3aと可動ジョー3bの間隔を適宜調節する。このように複数の可動ジョー3bを設けることで、ワークWのチャッキングを一層確実なものとし得る。
この発明に係る加工機用バイス1の第三の実施形態を図8に示す。この加工機用バイス1は、ベース部2と、ジョー3とを備えている点で図1等に記載の加工機用バイス1と同様であるが、三つのジョー3が円の円周上に配置されている点、及び、クランパ部4にV字形突起5bを形成した点で第一及び第二の実施形態と異なる。各ジョー3は、その底部がバイス本体6に形成した溝部7に嵌められていて、その溝部7内を前記円の径方向にスライドし得る可動ジョー3bである。
このクランパ部4によって挟持されるワークWとしては、その底部が円筒形状をしたものが適しており、この底部の外周面には、クランパ部4に形成したV字形突起5bがちょうど嵌るV字形溝Vが周溝状に予め形成されている。そして、このワークWを取り囲むように配置された可動ジョー3bのクランパ部4が、ワークWの端部に嵌まり込んだ状態となって、このワークWがクランパ部4(可動ジョー3b)から容易に外れないようになっている。しかも、この各クランパ部4を相対的に接近させて、このクランパ部4のV字形突起5bとワークWのV字形溝Vとを当接させるようにすると、図5に示したように、この当接力によりワークWがベース部2に押し付けられて、このベース部2へのワークWの固定が確実になされる。このバイス本体6の側面には調節ボルト10が設けられていて、このねじ込み量を調節することによって、各可動ジョー3b同士の間隔を適宜調節する。
前記各実施形態において示した、ジョー3同士を接近させる機構は、図1等に記載したものに限定されず、同様の作用を奏するものであれば、他の公知の機構も適宜採用することができることはいうまでもない。
1 加工機用バイス
2 ベース部
3 ジョー
3a 固定ジョー
3b 可動ジョー
3c 固定ボルト
4 クランパ部
5a 傾斜面
5b V字形突起
6 バイス本体
7 溝部
8 丸ナット収納部
9 丸ナット
10 調節ボルト
11 顎部
12 鍔部
13 切欠き部
14 固定治具
15 掴み溝

Claims (1)

  1. 平面視円状のバイス本体(6)と、そのバイス本体(6)上面のワーク(W)を載置するベース部(2)と、このベース部(2)上において前記ワーク(W)を挟持する複数のジョー(3)とを備える5軸制御加工機用バイスにおいて、
    前記ジョー(3)の前記ワーク(W)をチャッキングするクランパ部(4)に、前記ベース部(2)側に向けて起立する面法線をもつ傾斜面(5a)形成され、この傾斜面(5a)と、前記ワーク(W)に前記傾斜面(5a)と対面するように形成された傾斜面(T)と当接して、この当接力により前記ワーク(W)前記ベース部(2)に押し付けるようになっており、前記複数のジョー(3)のうち少なくとも一つが、前記ベース部(2)との間で相対移動不能に一体となっている固定ジョー(3a)であり、前記複数のジョー(3)のうち前記固定ジョー(3a)以外のジョー(3)が、前記ベース部(2)とは調節ボルト(10)とのねじ結合により独立して動き得るようにした可動ジョー(3b)であり、前記クランパ部(4)同士互いに対向するように配置され、前記固定ジョー(3a)と前記可動ジョー(3b)が前記調節ボルト(10)の回転によって前記対向する方向に接離し得るようになっており、
    前記バイス本体(6)の前記ベース部(2)と反対側の端部は、異なる深さの切欠き部(13、13)が軸心に対して対称に形成されてHSK規格の円筒状嵌合部となって、この円筒状嵌合部をテーブルから突出する円柱状固定治具(14)に嵌合するようになっており、
    前記ベース部(2)及び前記ジョー(3)を固定するバイス本体(6)の外周に、マシニングセンタのクランプユニット交換装置で把持する周溝状の掴み溝(15)形成されて、この掴み溝(15)を介して前記クランプユニット交換装置で前記バイス本体(6)が把持されて、前記バイス本体(6)の固定治具(14)への装着及び前記固定治具(14)からの取り外しわれるようにしたことを特徴とする5軸制御加工機用バイス。
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