JP5690552B2 - 棒状ワーク把持装置及び棒状ワーク把持方法 - Google Patents

棒状ワーク把持装置及び棒状ワーク把持方法 Download PDF

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本発明は、例えばレーザ加工機などの工作機械において棒状ワークを把持する棒状ワーク把持装置及び棒状ワーク把持方法に関する。
レーザ加工機で棒状ワークであるパイプ材を加工する際のパイプ材を把持するパイプ材把持装置としては、例えば下記特許文献1に記載されたものが知られている。
このパイプ材把持装置は、パイプ材を把持して回転させるスクロール爪を有するパイプ回転装置とは別にパイプサポート装置を設けている。パイプサポート装置は、上下方向及び左右方向にそれぞれ互いに対向して各一対の挟持ローラを設け、これら各一対の挟持ローラを互いに接近させることでパイプ材を把持している。
上記した一対の挟持ローラは、互いに接近離反移動可能な一対のローラ支持部材に支持され、一対のローラ支持部材に設けたそれぞれのラックにピニオンを同時に噛合させている。この際、一方のローラ支持部材を他方のローラ支持部材に向けて押し付けるようにして移動させることで、ピニオン及びラックを介して他方のローラ支持部材も一方のローラ支持部材に向けて移動する。したがって、これら各ローラ支持部材とともに移動する一対の挟持ローラが互いに接近移動してパイプ材を挟持固定する。
特開2010−12479号公報
ところで、上記した従来のパイプサポート装置として設けてあるパイプ把持装置は、挟持ローラによってパイプを挟持固定しているが、その挟持固定した状態でのロックについては特に考慮していない。
そこで、本発明は、挟持部材によって棒状ワークを挟持固定する状態をより安定化させることを目的としている。
本発明は、棒状ワークを挟持固定する一対の挟持部材と、この一対の挟持部材を個別に支持して互いに接近離反する方向にベース部材に対して移動する一対の支持部材とを備え、この一対の支持部材に、前記ベース部材に回転可能に設けたピニオンに噛合するラックを、前記接近離反する方向に延長して設けることで、前記ピニオンの回転により前記一対の支持部材を前記接近離反する方向に移動させるとともに、前記ピニオンに噛合し該ピニオンを回転させる内歯車を前記ベース部材に対して回転可能に設け、前記内歯車と前記ベース部材との間に、前記一対の支持部材の互いに離反する方向の移動を規制するロック手段を設け、前記ロック手段は、前記内歯車の外周部に設けた被係合部と、この被係合部に係合可能な係合部材と、を備え、この係合部材は、前記被係合部に係合することで前記一対の支持部材の互いに離反する方向の移動を規制するように前記内歯車の回転を規制する回転規制位置と、前記被係合部から離反移動して前記内歯車の回転を許容する回転許容位置と、の間を移動可能となるよう前記ベース部材に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、一対の支持部材に個別に支持させた一対の挟持部材により棒状ワークを挟持固定した状態で、内歯車とベース部材との間に設けたロック手段によって、内歯車の回転によるピニオン及びラックを介しての一対の支持部材の互いに離反する方向の移動を規制している。このため、一対の挟持部材の棒状ワークに対する挟持固定状態をより安定化させることができる。
本発明の一実施形態に係わるレーザ加工装置の全体構成を示すパイプ加工時での斜視図である。 図1のレーザ加工装置におけるパイプ用パレットの斜視図である。 図1のレーザ加工装置におけるX軸キャリッジとパイプ用パレットとの連結機構を示す斜視図である。 図1のレーザ加工装置において、パイプ用パレットを補助フレームから本体フレームの加工領域に移動させる動作を、(a),(b)の順に示す動作説明図である。 図2のパイプ用パレットを本体フレームの加工領域に固定する第1のパレットロックモジュールを示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。 図2のパイプ用パレットを本体フレームの加工領域に固定する第2のパレットロックモジュールを示し、(a)は斜視図、(b)はロック解除、(c)はロック態をそれぞれ示す正面図である。 図2のパイプ用パレットに設けたメインチャックモジュールの斜視図である。 図7のメインチャックモジュールの断面図である。 メインチャックモジュールの図7とは別の角度から見た一部切欠部分を有する斜視図である。 (a)は図8のD−D断面図、(b)は図9のスクロール駆動アセンブリを省略した斜視図である。 図2のパイプ用パレットに設けたサポートチャックモジュールにおける水平方向チャックの内部構造を示す正面図で、(a)はローラ開状態、(b)はローラ閉状態をそれぞれ示す。 図11では省略している内歯車を設けた状態の水平方向チャックの正面図である。 図12のE部を拡大したロック機構周辺の正面図で、(a)はアンロック状態、(b)はロック状態をそれぞれ示す。 (a)は図2のパイプ用パレットに設けた製品サポートモジュールの正面図、(b)は(a)に対して上下ローラが閉じた状態を示す図である。 図1のレーザ加工装置におけるワークであるパイプの供給及びワーク加工後の製品の搬出動作を示す斜視図である。 図1のレーザ加工装置のワーク搬出入フレームに位置する平板用パレット上のワーク搬出入用サポート板を示す斜視図である。 図1のレーザ加工装置によるパイプの加工方法を示す動作説明図で、(a)は加工初期の状態、(b)は加工終盤の状態、(c)はパイプを切断した状態、(d)はX軸キャリッジとサポートチャックモジュールとの連結を外した状態をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1に示す本発明の一実施形態に係わるレーザ加工装置は、図中のX軸方向に沿って長く形成した装置フレーム1を備えている。この装置フレーム1上に、板状ワーク加工用テーブルとしての平板用パレット3と、棒状ワーク加工用テーブルとしてのパイプ用パレット5とを、装置フレーム1の長手方向に移動可能に設けている。
なお、図1では、パイプ用パレット5を装置フレーム1上の加工領域7に移動位置決めし、平板用パレット3を加工領域7に対してその一方側に退避させている。
ここで、装置フレーム1は、加工領域7にある本体フレーム9と、本体フレーム9に対して一方側に位置するワーク搬出入フレーム11と、本体フレーム9に対して他方側に位置する補助フレーム13と、をそれぞれ備えており、これら各フレーム9,11,13をX軸方向に沿って直線上に配置している。
ワーク搬出入フレーム11には、平板用パレット3を上下方向に移動可能に複数積層して配置しており、本体フレーム9に上下方向位置を対応させた状態の平板用パレット3が、板状ワークである平板を載せた状態で本体フレーム9の加工領域7に対して出入り可能となる。
本体フレーム9は、加工領域7の補助フレーム13側に後述するX軸キャリッジ15の退避領域17を備えている。そして、この退避領域17の補助フレーム13側には、レーザ発振器19を配置している。レーザ発振器19は、装置フレーム1の幅方向(Y軸方向)両側に設置してある支持台20上に設置してあり、このレーザ発振器19の下方には、パイプ用パレット5が本体フレーム9とワーク搬出入フレーム11との間をX軸方向に移動できるような移動空間を形成している。
上記加工領域7には、レーザ加工ヘッド21を備えたX軸キャリッジ15を、装置フレーム1(本体フレーム9)に対してX軸方向に移動可能に設けている。レーザ加工ヘッド21は、Y軸方向に延設されているX軸キャリッジ15に対し、Y軸キャリッジ23を介してY軸方向に移動可能に取り付けている。
パイプ用パレット5は、図2に示すように、長方形状の外枠31と、該外枠31のY軸方向ほぼ中央で、X軸方向に延設される棒状の中枠33とを備え、中枠33と該中枠33に対して外枠31のY軸方向の一方の長枠31aとの間に敷板35を配置している。
そして、上記した敷板35を配置した領域に、棒状ワークである例えば長尺のパイプを把持するメインチャックモジュール37とサポートチャックモジュール39とを、長枠31a及び中枠33に沿って、ガイドレール152にガイドされつつX軸方向に移動可能に設けている。これらメインチャックモジュール37とサポートチャックモジュール39とで棒状ワーク把持部を構成している。このような棒状ワーク把持部を備えたパイプ用パレット5は、加工領域7の上記一方側(ワーク搬出入フレーム11側)に対し該加工領域7を間に挟んで他方側から加工領域7に対して出入可能である。
平板用パレット3のワーク搬出入フレーム11と加工領域7(本体フレーム9)との間の移動は、図示しないモータによるチェーン駆動で行う。
一方、パイプ用パレット5の補助フレーム13と加工領域7(本体フレーム9)との間の移動は、X軸キャリッジ15と一体となって該X軸キャリッジ15の駆動力によって行う。以下に、X軸キャリッジ15とパイプ用パレット5との連結機構について説明する。
この連結機構は、図3に示すように、パイプ用パレット5側に設けた連結ローラ41が、X軸キャリッジ15の下面に装着した連結ブロック43のほぼ半円弧形状の凹部43aに入り込む構造としている。連結ローラ41は、Y軸方向を軸心とする支持ピン45を介し、上方に突出するロッド47の先端(上端)に回転可能に取り付けてある。ロッド47は、パイプ用パレット5に固定した連結用シリンダ49によって、図3の下方に位置する非連結状態と、上方に進出移動して連結ローラ41が凹部43aに入り込む連結状態との間を上下方向に移動する。
上記した連結ローラ41を備える連結用シリンダ49は、図2に示すように、中枠33に対して外枠31のY軸方向の他方の長枠31bの平板用パレット3側近傍に取り付けている。
上記したパイプ用パレット5側の連結ローラ41をX軸キャリッジ15側の凹部43aに入り込ませて連結した状態で、図4(a)のように退避領域17にあるX軸キャリッジ15を、図4(b)のようにワーク搬出入フレーム11側に移動させて、加工領域7に移動位置決めする。この移動はサーボ駆動によって、必要な停止精度を確保している。
また、この状態で、パイプ用パレット5を本体フレーム9(装置フレーム1)に対して固定するが、その固定構造について以下に説明する。
この固定構造は2種類設定してあり、その第1は、X軸方向とY軸方向の2方向の位置決めを行うもので、図5(a)に示すパイプ用パレット5側のポジショニングローラ51を、本体フレーム9側に設けた連結ブロック53の半円弧形状の凹部53aに入り込ませている。上記したポジショニングローラ51を備えた第1のパレットロックモジュール55は、図2のパイプ用パレット5における外枠31のX軸方向の両側に位置する短枠31c,31dの内側に設けてあり、その短枠31c,31dの長枠31bと中枠33との間のカバー57,59で覆われた部位にそれぞれ位置している。
なお、図2では、上記カバー57,59によって第1のパレットロックモジュール55が見えていない。また、図5に示した連結ブロック53は、図6(b)のようにパイプ用パレット5を加工領域7に移動位置決めした状態で、第1のパレットロックモジュール55に対応した位置の本体フレーム9に設置している。
上記したポジショニングローラ51は、パイプ用パレット5に取り付けたパレットロックシリンダ61によって上下動可能である。図5(b),(c)に示すように、パレットロックシリンダ61の下方に延びるロッド63の先端(下端)には、シャフトガイド65にガイドされて上下動するポジショニングシャフト67を連結している。このポジショニングシャフト67の先端(下端)に、ポジショニングローラ51を、X軸方向を軸心とする回転支持ピン69を介して回転可能に取り付けている。
このようなポジショニングローラ51は、図5(c)に示すように、軸方向中央に環状の凹部51aを形成してある。したがって、凹部51aの軸方向両側にはフランジ部51bが形成されることになる。一方、本体フレーム9側の連結ブロック53の凹部53aは、上記凹部51aに入り込む半円弧形状の凸部53a1を備えている。
このような形状のポジショニングローラ51と連結凹部53aとによって、パイプ用パレット5は、X軸方向とY軸方向の2方向に位置決めが可能となる。すなわち、X軸方向の位置決めは、図5(c)に示すように、ポジショニングローラ51におけるフランジ部51bの両内側面のテーパ面51tと、本体フレーム9側における凸部53a1の両外側面のテーパ面53tとによってなされる。一方、Y軸方向の位置決めは、図5(b)に示すように、ポジショニングローラ51の凹部51aと、本体フレーム9側の連結凹部53aの凸部53a1とによってなされる。
また、パイプ用パレット5の本体フレーム9(装置フレーム1)に対する固定構造の第2は、Z軸方向(上下方向)の位置決めを行ってパイプ用パレット5の浮き上がりを抑える。これは、図6に示すように、パイプ用パレット5側のロッキングレバー71先端に設けた係止ローラ73を、本体フレーム9側に設けたロッキングブロック75に係合させる構造である。上記したロッキングレバー71を備えた第2のパレットロックモジュール77は、図2における中枠33のX軸方向両端の長枠31b側の側部のカバー78,80で覆われた部位に取り付けている。
なお、図2では、上記カバー78,80によって第2のパレットロックモジュール77が見えていない。また、図6に示したロッキングブロック75は、図4(b)のようにパイプ用パレット5を加工領域7に移動位置決めした状態で、第2のパレットロックモジュール77に対応した位置の本体フレーム9に設置している。
パイプ用パレット5の中枠33にシリンダブラケット79を取り付け、このシリンダブラケット79に図6に示すロックシリンダ81を取り付けている。シリンダブラケット79は、水平部79aと、水平部79aの図4に示す前記各短枠31c,31dと反対側の端部から下方に延びる鉛直部79bとにより側面視でほぼL字形状を呈し、鉛直部79bの内側の下部にロックシリンダ81の後端を、支持軸83を介して回転可能に取り付けている。
上記各ロックシリンダ81のピストンロッド85は、互いに対向する方向に向けて突出させてあり、その先端に前記したロッキングレバー71の基端部を、連結軸87を介して回転可能に連結している。
また、シリンダブラケット79の水平部79aにおける鉛直部79bと反対側の下面には、ほぼL字形状のレバー支持具89を取り付けている。レバー支持具89の鉛直部79bと反対側に突出した部分の先端は、連結軸91を介して前記したロッキングレバー71の長手方向ほぼ中央部に回転可能に連結している。
一方、本体フレーム9側のロッキングブロック75には、上記ピストンロッド85の突出方向及び下方にそれぞれ開放する係止凹部75aを設けている。この係止凹部75aに、図6(c)に示すようにピストンロッド85が前進移動した状態で、ロッキングレバー71先端の係止ローラ73が入り込むことになる。このとき、係止ローラ73がロッキングブロック75を抱え込むようにして上下方向の位置決めを行うことで、パイプの曲がりなどの影響によるパイプ用パレット5の浮き上がりを抑える。
図6(c)の係止(ロック)状態からピストンロッド85を引き込むと、ロッキングレバー71が連結軸91を中心として図6(c)中で反時計方向に回転し、係止ローラ73がロッキングブロック75の係止凹部75aから離反してロックが解除される。このようにして第2のパレットロックモジュール77のロックを解除するとともに、前記した第1のパレットロックモジュール55のロックを解除すれば、パイプ用パレット5は本体フレーム9に対して移動可能となる。
前記した図4(b)の状態において、上記2種類の固定構造により、パイプ用パレット5を本体フレーム9(装置フレーム1)に固定した状態で、図2のパイプ用パレット5側の連結ローラ41を下降させてX軸キャリッジ15側の凹部43aから外すことで、パイプ用パレット5とX軸キャリッジ15との連結が解除される。これにより、パイプ用パレット5に対し、レーザ加工ヘッド21を備えたX軸キャリッジ15がX軸方向に移動可能となる。
次に、パイプ用パレット5上に設けてある棒状ワークを把持する棒状ワーク把持部について説明する。棒状ワーク把持部は、前記図2に示したように、メインチャックモジュール37と、メインチャックモジュール37よりもワーク搬出入フレーム11側に位置するサポートチャックモジュール39と、サポートチャックモジュール39よりもさらにワーク搬出入フレーム11側に位置する製品サポートモジュール93とを備えている。
メインチャックモジュール37は、棒状ワークであるパイプを加工する際にその端部付近を把持する第1把持部を構成している。一方、サポートチャックモジュール39は、レーザ加工ヘッド21を備えたX軸キャリッジ15に対して係脱可能であって、レーザ加工ヘッド21と一体でX軸方向に移動可能な第2把持部を構成している。また、製品サポートモジュール93は、加工後の製品となったパイプを把持するもので、X軸方向に沿って2つ設けてある。
メインチャックモジュール37は、図8に示すように、主軸ハウジング95にベアリング97を介して円筒形状の主軸99を回転可能に支持しており、この主軸99内のパイプ挿入孔99aに挿入したパイプを、後述する複数の把持爪となるジョー101にて把持する。
主軸99は、図8中で右側の後端部に大歯車103を備え、大歯車103に図7に示す小歯車105が噛合している。小歯車105は、主軸ハウジング95に取り付けてあるサーボモータ107に、減速機109を介して連結してある。したがって、サーボモータ107の駆動によって、減速機109及び小歯車105を介して大歯車103が回転し、この回転に伴ない主軸99が回転する。
前記したジョー101は、鉛直方向に互いに対向する一対の鉛直ジョー101aと、水平方向に互いに対向する一対の水平ジョー101bとで、周方向に沿って全部で4つ備えている。これら4つのジョー101に対し、主軸99の図8中で左側の前端部付近の外周には環状のジョーガイド111を取り付けている。4つのジョー101は、このジョーガイド111の直径方向に形成してあるガイド孔111aにガイドされて直径方向に移動する。この際、主軸99には、ジョー101が移動可能に挿入される貫通孔99bを設けている。
ジョーガイド111の軸方向両側の主軸99の外周には、外周ギア113g,115gを備えるスクロール盤113,115を、ベアリング117,119を介して回転可能に設けている。これら各スクロール盤113,115のジョーガイド111に対向する側面には、図13のスクロール盤113に代表して示すような螺旋溝113a(スクロール盤115は螺旋溝115a)を形成している。
このうち、主軸99の前端側(図8中で左側)に位置するスクロール盤113の螺旋溝113aには、2つの鉛直ジョー101aのスクロール盤113に対向する面に形成してある係合突起101a1が係合している。この係合突起101a1は、螺旋溝113aの直径方向の間隔とほぼ等しい間隔で複数形成している。このため、スクロール盤113が回転することで、2つの鉛直ジョー101aは、係合突起101a1が螺旋溝113aにガイドされつつ、ジョーガイド111のガイド孔111aに沿って鉛直方向(直径方向)に移動する。
同様にして、主軸99の後端側のスクロール盤115の螺旋溝115aには、2つの水平ジョー101bのスクロール盤115に対向する面に形成してある、上記係合突起101a1と同様な図示しない係合突起に係合している。このため、スクロール盤115が回転することで、2つの水平ジョー101bは、係合突起が螺旋溝115aにガイドされつつ、ジョーガイド111のガイド孔111aに沿って水平方向(直径方向)に移動する。
上記した各スクロール盤113,115は、主軸ハウジング95に取り付けてある図9に示すスクロール駆動アセンブリ120のエアモータ121,123によって回転する。各エアモータ121,123の回転力は、ピニオンシャフト124,125のピニオン124a,125aを介してスクロール盤駆動用ギア127,129に伝達される。このスクロール盤駆動用ギア127,129は、前記した各スクロール盤113,115に対して接近離反移動可能であり、各スクロール盤113,115に接近することで個別に噛合することになる。
これらスクロール盤駆動用ギア127,129や、ピニオン124a,125aを備えたピニオンシャフト124,125及びエアモータ121,123は、ギアケース131に取り付けてある。ギアケース131は、主軸ハウジング95に取り付けてあるアセンブリベース133に対し、4本のリニアガイド135にガイドされて上記接近離反方向に移動する。
ギアケース131の上記接近離反方向の移動は、上下に2個設けてあるスクロール入切り用シリンダ137によって行う。スクロール入切り用シリンダ137は、アセンブリベース133に取り付けてあって、図9に示す主軸99と反対側に向けて図示しないピストンロッドが延び、該ピストンロッドの先端をギアケース131に連結している。
したがって、スクロール入切り用シリンダ137の駆動により、ギアケース131がスクロール盤113,115に対して接近離反移動し、これに伴いギアケース131に設けてあるスクロール盤駆動用ギア127,129がスクロール盤113,115に対してそれぞれ噛合する状態と、噛合しない状態とに移動変位することになる。
また、ギアケース131の上下両端には、ブレーキ開放バー139の基端部を固定し、この基端部から、ジョーガイド111の上部及び下部に向けてブレーキ開放バー139を延設している。ブレーキ開放バー139の先端には、ブレーキ開放用のローラフォロワ141を回転可能に取り付けている。
一方、図9に示すように、上記各ブレーキ開放バー139に対応してジョーガイド111の外周部に形成した凹部111bには、ブレーキレバー143をそれぞれ収容配置している。このブレーキレバー143は、ジョーガイド111の外周部の円弧形状にほぼ整合した円弧形状を呈し、ジョーガイド111の側面から挿入された、図10(a)に示す揺動ピン145によって、ジョーガイド111に対して揺動可能に支持されている。揺動ピン145は、ブレーキレバー143のブレーキ開放バー139と反対側の端部付近に位置している。
そして、上記ブレーキレバー143は、揺動ピン145に対してブレーキ開放バー139と反対側の端部に、図10(b)に示すように、スクロール盤113,115の回転を規制するためのブレーキパッド147を備えている。ブレーキパッド147は、ジョーガイド111の外周部にてジョーガイド111の側面より軸方向外側に突出しており、この突出した部位のパッド面147aが、スクロール盤113,115の外周面113b,115bを押し付けて、スクロール盤113,115の回転を規制する。
ブレーキレバー143は、揺動ピン145から、上記ブレーキパッド147を取り付けた部位までの長さよりも、揺動ピン145から、ブレーキ開放バー139に押される部位までの長さのほうが充分長く形成されている。そして、この長く形成された側のブレーキレバー143に対し、前記凹部111b内に設けてある圧縮スプリング148が、上記ブレーキパッド147がスクロール盤113,115に押し付けてブレーキを掛けた状態となるよう押し付けている。
一方、上記ブレーキを掛けた状態から、前記したギアケース131の主軸99への接近移動に伴ってブレーキ開放バー139が同方向に移動することにより、ブレーキレバー143が上記圧縮スプリング146に抗して押されることになる。この結果、ブレーキレバー143が揺動ピン145を中心として図10(a)中で時計方向に回転し、ブレーキパッド147がスクロール盤113,115から離反してブレーキを解除することになる。
したがって、本実施形態では、ギアケース131が後退してスクロール盤駆動用ギア127,129がスクロール盤113,115に対して噛合していない状態では、ブレーキパッド147がスクロール盤113,115に対して回転規制を行っている。このとき主軸99は、その外周部に設けてあるジョーガイド111及びスクロール盤113,115とともに回転可能である。
これに対し、上記主軸99が回転可能な状態から、スクロール入切り用シリンダ137の作動により、ギアケース131を主軸99に接近させる方向に移動させると、スクロール盤駆動用ギア127,129がスクロール盤113,115に噛合する。これと同時に、ブレーキ開放バー139が前進移動してブレーキパッド147によるスクロール盤113,115に対する回転規制を解除する。
したがって、この回転規制を解除した状態で、エアモータ121,123を駆動することにより、スクロール盤駆動用ギア127,129を介してスクロール盤113,115が回転し、該スクロール盤113,115の螺旋溝113a,115aに係合するジョー101が主軸99の直径方向に移動してパイプWに対する把持及び把持解除を行う。4つのジョー101によってパイプを把持した状態で、かつ、スクロール盤駆動用ギア127,129をスクロール盤113,115から離反した状態で、サーボモータ107を回転させることで、パイプが主軸99とともに回転することになる。
ここで、ジョー101を直径方向内側に移動させて締める場合には、エアモータ121,123の供給圧力を変えることで、パイプWを把持する際の力を加減する。逆に、ジョー101を直径方向外側に移動させて開放する場合には、螺旋溝113a,115aとジョー101a,101bの係合突起101a1(ジョー101bの係合突起は図示なし)による楔効果によって、把持するときの力より大きな力が必要なため、エアモータ121,123の供給圧力を高める。
また、ジョー101を全開にすると、楔効果により閉めることが困難となるので、図10(a)に示すように、ジョー101の全開端直前位置を検出するプランジャスイッチ148をジョーガイド111に設けている。すなわち、プランジャスイッチ148の先端がジョー101の全開端直前位置(段部101d)を検出したときに、エアモータ121,123を停止させ、ジョー101を全開端直前位置で停止させる。
プランジャスイッチ148のオン、オフ信号は、伝送カプラ149を経て非接触で近接スイッチ150が検出し、ジョー101を移動させるエアモータ121,123の制御部に送られる。
ここで、近接スイッチ150はブラケット151を介して主軸ハウジング95に取り付けてあり、一方、プランジャスイッチ148及び伝送カプラ149は、ジョーガイド111に取り付けてあって主軸99とともに回転する。このため、近接スイッチ150による検出は、図10(a)に示す位置でのみ可能となる。また、これらプランジャスイッチ148、伝送カプラ149及び近接スイッチ150は、鉛直ジョー101aと水平ジョー101bとにそれぞれ対応して1組ずつ設けてあり、個別に検出可能である。
なお、このような構成のメインチャックモジュール37は、図2に示すように、主軸ハウジング95を介してガイドレール152に取り付けられる。
次に、サポートチャックモジュール39について説明する。サポートチャックモジュール39は、パイプを、水平方向両側から挟持する水平方向チャック153と、上下(鉛直)方向両側から挟持する上下方向チャック155と、を備えている。これら各チャック153,155は、基本的な構造が同等なので、水平方向チャック153を代表して説明する。
水平方向チャック153は、図11に内部構造を示すように、環状の円板で構成されるベース部材としてのベースプレート157の表面の上下2箇所に、ピニオン159,161を回転可能に取り付けている。さらに、このベースプレート157には、上記ピニオン159,161の回転によって水平方向に互いに接近離反移動する一対の支持部材としてのコ字型の移動プレート163,165を、互いに向かい合うようにして取り付けている。
上記した移動プレート163,165は、上下方向に延設されるローラ取付部163a,165aと、ローラ取付部163a,165aの上下両端から水平方向に延設される動力伝達用アーム部163b,165bとを備えている。ローラ取付部163a,165aには、上下方向を軸心とする回転可能な一対の挟持部材としてのローラ167,169を取り付け、動力伝達用アーム部163b,165bには、水平方向に長い長孔163b1,165b1を形成している。
そして、上下各長孔163b1の上縁には、前記したピニオン159,161が噛合するラック163b2を設けるとともに、上下各長孔165b1の下縁にも、ピニオン159,161が噛合するラック165b2を設ける。
また、動力伝達用アーム部163b,165bの上下両側に対応する位置のベースプレート157には、移動プレート163,165の水平方向の移動をガイドするガイド部材171,173を取り付けている。
さらに、図11では省略しているが、移動プレート163,165の紙面手前には、図12に示すように、内歯車175をベースプレート157に対して中心を一致させた状態で回転可能に取り付けている。この内歯車175は、円周方向4箇所に円周方向に延設される円弧状の長孔175aを形成してあり、この長孔175aに、ベースプレート157に設けたガイドピン177を相対移動可能に挿入している。
上記した内歯車175に、前記した2つのピニオン159,161が噛合している。したがって、2つのピニオン159,161のうち一方、例えば図12中で上部のピニオン159を矢印で示す時計方向に回転させると、内歯車175も時計方向に回転し、これに伴い下部のピニオン161も時計方向に回転する。なお、本実施形態では、工具によって回転させることで、ピニオン159を回転させる構成としている。
2つのピニオン159,161が共に図12中で時計方向に回転することで、ピニオン159,161に噛合するラック163b2,165b2を備える2つの移動プレート163,165が、図11(a)のローラ開の状態から図11(b)のローラ閉の状態となるよう互いに接近する方向に移動する。したがって、移動プレート163,165に設けてある左右2つのローラ167,169が、互い接近する方向に移動して左右両側からパイプを挟持固定することになる。
このように上記した水平方向チャック153は、左右両側からパイプを挟持するものであるが、他の上下方向チャック155は、水平方向チャック153を90度回転したものに相当し、水平方向チャック153の左右2つのローラ167,169に対応する上下2つのローラを備えている。
したがって、サポートチャックモジュール39は、パイプを、水平方向チャック153によって水平方向両側から挟持するとともに、上下方向チャック155によって上下(鉛直)方向両側から挟持することで、パイプを四方から把持することになる。
また、上記した水平方向チャック153及び上下方向チャック155は、左右2つのローラ167,169及び上下2つのローラによりパイプを把持した状態で、これら各ローラの開方向の後退移動を規制するロック手段となるロック機構を設けている。以下、そのロック機構について、上記と同様に水平方向チャック153に関して説明する。
図12における右側のローラ169近傍の内歯車175の外周部には、被係合部としての外歯175bを形成している。一方、ベースプレート157の外周縁部には隔壁部材としての円筒部183を設けて、この円筒部183の上記外歯175bに対応する外周部に、図13に示す係合部材としてのロック爪185を備えた可動体としてのスライドバー187を周方向に移動可能に設けている。
なお、円筒部183は、前記したベースプレート157とともにベース部材を構成している。
上記した円筒部183のベースプレート157と反対側には、内歯車175を覆うようにして環状のカバー板189を取り付けている。これらベースプレート157、円筒部183及びカバー板189により、その内部に設けてある前記したローラ167,169などの機構部分を覆うケースを構成している。
なお、上記したベースプレート157及びカバー板189は、環状に形成されていることから、サポートチャックモジュール39は、パイプを挿入する棒状ワーク挿入孔としてのパイプ挿入孔190を備えていることになる。
スライドバー187は、円筒部183の外周面と、その外側に位置して円筒部183にねじ止めした上下2つのガイド191,193との間をスライド移動する。このスライドバー187の長手方向(周方向)ほぼ中央にロック爪収容孔187aを形成し、このロック爪収容孔187aにロック爪185を収容している。
そして、このロック爪185は、図13中で紙面に直交する方向を軸心とするピン195を介して図13中で下部側に位置する先端側のロック部185aが、図13(a)のアンロック状態(回転許容位置)と、図13(b)のロック状態(回転規制位置)との間を移動変位可能となるようスライドバー187に対して回動変位可能である。また、このロック爪185は、ロック部185a近傍のスライドバー187にねじ197により基端部を固定した押圧部材としての板バネ199の先端側により、ピン195を中心として時計方向(ロックする方向)に押し付けられている。
上記したスライドバー187のロック爪185と反対側の上端部には、スライドバー187を図13中で下方に押し付けて移動させる押しねじ201を配置している。この押しねじ201は、前記した円筒部183の外周部にねじ止めした押しねじガイド203にガイドされて円周方向に沿って移動する。
また、図13(a)に示すように、円筒部183のロック爪185近傍には貫通孔183aを形成してあり、この貫通孔183aに対しロック爪185のロック部185aが出入り可能となっている。
ここで、図13(a)のアンロック状態では、ロック爪185の長手方向ほぼ中央部が貫通孔183aの押しねじ201側の縁部に接触し、ロック部185aが貫通孔183aより内側(外歯175b側)に大きく突出せず、外歯175bと噛み合っていない。
この状態から、押しねじ201を回転させて下方に前進させ、スライドバー187を下方に前進させると、ロック爪185も同方向に前進移動するので、ロック爪185は、板バネ185に押されて時計方向に回動しつつ、図13(b)に示すように貫通孔183aを通してより内側に入り込むことになる。この回動により、先端側のロック部185aが、貫通孔183aから内側へ大きく突出し、内歯車175の外歯175bに噛み合ってロック状態となる。
この際、外歯175bは、図13中で反時計方向に向けて傾斜している。このため、外歯175bが図13(b)のようにロック爪185に係合することで、内歯車175の上記反時計方向への回転を規制する。内歯車175の上記反時計方向への回転は、ローラ167,169によりパイプを挟持した状態を解除することになるので、この方向に対して回転規制を行うことで、内歯車175からピニオン159,161、ラック163b2,165b2(移動プレート163,165)を介してローラ167,169の互いの離反移動をロックしたことになる。
さらに、押しねじ201を締め付けると、内歯車175に円周方向の荷重がかかり、ローラ167,169によるパイプに対する締め付け力が発生する。
以上より、水平方向チャック153及び上下方向チャック155によってパイプを把持した状態の特に加工中で、パイプから反力や回転時の遠心力が各チャック153,155に作用したとしても、パイプの把持を継続してより確実に行うことができ、高精度な加工を行うことができる。
図13(b)のロック状態から図13(a)のアンロック状態にするには、押しねじ201を緩めた上で、スライドバー187を図13(b)中で上方に向けて押し戻す。これにより、ロック爪185が、円筒部183における貫通孔183aの押しねじ201側の縁部に押されるようにしてピン195を中心に反時計方向に回動しつつ、ロック部185aが外歯175bから離反して、図13(a)のアンロック状態となる。
なお、このような構成のサポートチャックモジュール39は、図2に示すように、サポートチャック支持ブラケット205に対して回転可能に支持させてある。このサポートチャック支持ブラケット205を、図示しない連結機構によって、レーザ加工ヘッド21を備えるX軸キャリッジ15に連結可能である。連結機構としては、例えばサポートチャックモジュール39側に設けたシリンダの駆動によって、ピストンロッドを上方に突出移動させてX軸キャリッジ15に形成した嵌合孔に嵌合して連結する構成でよい。
次に、製品サポートモジュール93について説明する。製品サポートモジュール93は、X軸方向に2つ設けてあってX軸方向に個別に移動可能であり、環状で円盤状のベースプレート207を備えている。図4に示すように、ベースプレート207の一方の面に、上下方向に互いに接近離反移動する一対の上下ローラ211に設け、ベースプレート207の他方の面に、左右方向に互いに接近離反移動する一対の左右ローラ(図示省略)を設けている。
上下ローラ211は、前記したサポートチャックモジュール39と同様に、互いに対向するコ字型の移動プレート215に水平方向を軸心として回転可能に取り付けられ、この移動プレート215に設けたラック217に図示しないピニオンが噛合している。同様にして左右ローラも前記上下ローラ211を90°回転させた状態で設けられている。
したがって、上下ローラ211に対応する2つのピニオンのうち一方の、例えば図14中で右側のピニオンと同軸のハンドル223を回転させることで、一対の上下ローラ211が互いに接近離反移動する。同様にして、ハンドルを回転させることで、一対の左右ローラも互いに接近離反移動する。
そして、上下ローラ211及び左右ローラによりパイプ加工後の製品を把持した状態では、移動プレート215をそれぞれガイドするガイド部材227に設けた押しねじ231をねじ込む。これにより、押しねじ231の先端が移動プレート215を押し付け固定してその移動を規制し、製品に対する把持状態を確保する。
あるいは、図示しないピニオンの軸を挟み込むスリット入りのブロック235に固定ねじ239を設け、この固定ねじ239を締め付けることで、スリットの隙間を狭くなるようにして上記ピニオンの軸を固定するようにしてもよい。
また、製品サポートモジュール93は、図2に示す製品サポート支持ブラケット243に対しパイプと同じ回転中心で回転可能に支持されるとともに、製品サポート支持ブラケット243を介してパイプ用パレット5に対しX軸方向に移動する。
このような製品サポートモジュール93は、パイプの端部をメインチャックモジュール37で把持しつつ、サポートチャックモジュール39で把持したパイプのメインチャックモジュール37と反対側で、レーザ加工ヘッド21で切断して切り離した部分の製品を把持する。
その際、本実施形態では、2つの製品サポートモジュール93をX軸方向に個別に移動可能とすることで、長尺の製品であってもより長い間隔で安定して把持することができるが、2つの製品サポートモジュール93を一体化してもよい。
また、上下ローラ211と左右ローラとが個別に移動するので、縦横の寸法が互いに異なるワークであっても把持することができる。
次に作用を説明する。平板用パレット3を使用して板状ワークである平板を加工する際には、図2に示すパイプ用パレット5を、図4(a)に示すように補助フレーム13に退避させておく。また、図1に示すワーク搬出入フレーム11に位置する平板用パレット3上に平板をセットし、該平板をセットした平板用パレット3を、図示しないモータの駆動によって加工領域7に移動位置決めする。
この状態で、レーザ加工ヘッド21を備えるY軸キャリッジ23を、X軸キャリッジ15に沿ってY軸方向に移動させるとともに、X軸キャリッジ15を本体フレーム9に沿ってX軸方向に移動させる。これにより、レーザ加工ヘッド21を平板のあらかじめプログラムされた加工位置に移動位置決めしてレーザ加工を実施する。
平板に対する加工が終了したら、平板用パレット3を加工後の平板とともにモータ駆動によってワーク搬出入フレーム11に戻し、加工後の平板は平板用パレット3から外部へ搬出する。
次に、パイプ用パレット5を使用して棒状ワークであるパイプを加工する作業について説明する。このとき、平板用パレット3を、図4(a)に示すように、ワーク搬出入フレーム11に退避させておき、この状態でパイプ用パレット5を本体フレーム9の加工領域7に移動位置決めする。
上記したパイプ用パレット5の加工領域7への移動の際には、図3に示したパイプ用パレット5側のローラ41を、連結用シリンダ49によって上昇させ、X軸キャリッジ15下部の連結ブロック43の凹部43aに入り込ませる。このとき、X軸キャリッジ15は、図4(a)に示すように退避領域17にあり、この位置でパイプ用パレット5と連結したX軸キャリッジ15を、加工領域7に向けてX軸方向に移動させることで、図4(b)に示すようにパイプ用パレット5が加工領域7に移動位置決めされる。
なお、前述した平板を加工する際に、パイプ用パレット5を加工領域7から補助フレーム13に退避移動させるときにも、上記と同様にしてパイプ用パレット5をX軸キャリッジ15に連結して該X軸キャリッジ15の移動によって行う。
加工領域7に移動したパイプ用パレット5は、図5に示すパイプ用パレット5側のポジショニングローラ51を、パレットロックシリンダ61の駆動により、本体フレーム9側に設けた連結ブロック53の凹部53aに入り込ませる。さらに、図6に示すパイプ用パレット5側のロッキングレバー71先端の係止ローラ73を、ロックシリンダ81の駆動によって本体フレーム9側のロッキングブロック75に係合させる。
以上により、パイプ用パレット5を本体フレーム9に位置決め固定する。位置決め固定したら、図3に示したパイプ用パレット5側のローラ41を、連結用シリンダ49により下降させて、X軸キャリッジ15下部の連結ブロック43の凹部43aから離反させる。これによりX軸キャリッジ15を、本体フレーム9及び該本体フレーム9に位置決め固定したパイプ用パレット5に対してX軸方向に移動可能とする。
そして、この状態で、パイプをパイプ用パレット5にセットする。このセット作業は、図15に示すように長尺のパイプWLの場合には、クレーンなどで吊り上げつつその一方の端部を、補助フレーム13側から図7に示したメインチャックモジュール37の主軸99内に挿入する。この主軸99に挿入したパイプWLは、さらにその前方に位置するサポートチャックモジュール39内にも挿入する。パイプWLの長さによっては、さらにその前方に位置する製品サポートモジュール93にも挿入することになる。
このような長尺のパイプWLは、上記とは逆にワーク搬出入フレーム11側から挿入セットしてもよい。その場合には、図16に拡大して示すように、ワーク搬出入フレーム11に位置する平板用パレット3上にワーク搬出入用サポート板245を載置する。搬出用サポート板245は、Y軸方向に長い長方形としてX軸方向に複数設けてあり、表面にボールなどの転動体247を回転可能に設けてパイプの移動作業を円滑なものとしている。
この場合、クレーンなどで吊り上げたパイプWLを、ワーク搬出用サポート板245上に載せた状態で、加工領域7に向けて移動させつつ、製品サポートモジュール93、サポートチャックモジュール39及びメインチャックモジュール37に順次挿入してセットする。
一方、短尺のパイプWSの場合には、図15に示すように、該パイプWSを、本体フレーム9の側方からメインチャックモジュール37とサポートチャックモジュール39との間に搬入する。その後は、パイプWSの一方の端部を、メインチャックモジュール37とサポートチャックモジュール39とのいずれか一方に把持させてから、該一方もしくはいずれか他方を移動させてパイプWSの他方の端部を他方のモジュールに挿入して把持させる。サポートチャックモジュール39を移動させる際には、サポートチャックモジュール39をX軸キャリッジ15から外しておく。
図17(a)は、パイプW(WLまたはWS)を、上記のようにしてメインチャックモジュール37及びサポートチャックモジュール39に挿入した状態を示している。この際、パイプWの端部をメインチャックモジュール37で把持し、該パイプWの把持部と反対側の端部付近をサポートチャックモジュール39で把持する。この把持した状態では、サポートチャックモジュール39をX軸キャリッジ15に連結しておく。
メインチャックモジュール37は、パイプWを主軸99に挿入する際に、互いに対向する位置にある一対の鉛直ジョー101a相互間を充分離間させるとともに、水平方向に互いに対向する一対の水平ジョー101b相互間も充分離間させておく。
また、図7及び図9に示すスクロール駆動アセンブリ120のギアケース131を、スクロール入切り用シリンダ137の駆動により前進させて、スクロール盤駆動用ギア127,129をスクロール盤113,115にそれぞれ噛合させておく。さらに、上記ギアケース131の前進移動により、ブレーキ開放バー139が前進移動して図10(b)に示すブレーキパッド147によるスクロール盤113,115に対する回転規制を解除しておく。
したがって、この状態で、図9に示すエアモータ121,123を駆動することで、ピニオンシャフト124,125及びスクロール盤駆動用ギア127,129を介してスクロール盤113,115が回転する。これにより、スクロール盤113,115の螺旋溝113a,115aに係合する4つのジョー101が主軸99の直径方向に移動して、図18(a)に示すようにパイプWに対する把持を行う。
4つのジョー101によるパイプWの把持が完了したら、ギアケース131を、スクロール入切り用シリンダ137の駆動によって後退させ、スクロール盤駆動用ギア127,129をスクロール盤113,115からそれぞれ離反させて噛合を解除する。さらに、上記ギアケース131の後退移動により、ブレーキ開放バー139が後退移動してブレーキレバー143から離反するので、ブレーキレバー143が図10(a)に示す圧縮スプリング146に押されてブレーキパッド147がスクロール盤113,115を押圧して回転規制する。
このスクロール盤113,115に対する回転規制は、スクロール盤113,115相互間に位置するジョーガイド111に設けたブレーキパッド147によって行っている。つまり、この回転規制によってスクロール盤113,115とジョーガイド111とが一体化することになる。このため、ジョーガイド111を取り付けてある主軸99の回転により、ジョー101が把持しているパイプWもスクロール盤113,115とともに一体となって回転することになる。
一方、サポートチャックモジュール39は、パイプWを挿入セットする際に、図11に示す水平方向チャック153のローラ167,169を、図11(a)のように互いに離反させるとともに、図19に示す上下方向チャック155のローラも同様にして互いに離反させておく。
そして、この状態で挿入セットしたパイプWに対し、図11(a)の水平方向チャック153のピニオン159,161を回転させることで、ローラ167,169を互いに接近させるとともに、上下方向チャック155の図示しないピニオンを回転させることで、上下方向チャック155のローラも互いに接近させる。
これによりサポートチャックモジュール39は、挿入したパイプWを、前記したメインチャックモジュール37と同様に、水平方向及び上下方向からそれぞれ挟持して把持することになる。
なお、サポートチャックモジュール39によるパイプWの把持は、回転可能なローラ167,169により行っている。このため、X軸キャリッジ15がX軸方向へ移動する際には、これらローラ167,169が回転することで、X軸キャリッジ15に連結したサポートチャックモジュール39もパイプWを把持したままX軸方向へ移動可能である。
このようにしてメインチャックモジュール37及びサポートチャックモジュール39によりパイプWを把持した状態で、図7に示すサーボモータ107を駆動することで主軸99が回転し、これに伴ないパイプWも回転することになる。この際、サポートチャックモジュール39では、水平方向チャック153及び上下方向チャック155が、図2に示すサポートチャック支持ブラケット205に対してパイプWとともに回転する。
上記メインチャックモジュール37及びサポートチャックモジュール39により把持したパイプWに対してレーザ加工ヘッド21により加工を行う際には、図17(a)に示すように、パイプWのメインチャックモジュール37と反対の先端側から実施する。その際、例えばパイプWの周方向の適宜位置に対して加工を順次行うときに、サーボモータ107を適宜駆動してパイプWをその回転方向に沿って順次位置決めする。
その後、図17(b)に示すように、X軸キャリッジ15をメインチャックモジュール37に近づく方向に順次移動させてパイプWのあらかじめプログラムされた位置に対して加工を順次行っていく。
このような加工の過程で、X軸キャリッジ15がメインチャックモジュール37近傍に達してパイプWに対する加工が終盤に近づいたら、製品サポートモジュール93を、手動によって図17(b)に示すようにX軸キャリッジ15に向けて移動させて、パイプWを把持させる。すなわち、この把持状態では、図14に示す上下ローラ211を互いに接近させるとともに、図27に示す左右ローラも互いに接近させて、これら各ローラ211によってパイプWを把持する。
そして、この把持状態で、サーボモータ107の駆動によってパイプWを回転させつつ、図17(c)に示すようにレーザ加工ヘッド21により切断加工する。切断後の製品Waは、製品サポートモジュール93が把持した状態で、X軸キャリッジ15から離反させる方向に手動で移動させる。
その後、製品Waは、製品サポートモジュール93による把持を解除してから、長尺のパイプWLであれば、図15に示すように、製品WaLとして図16に示す平板用パレット3上のワーク搬出用サポート板245上に搬出し、クレーンなどを利用して外部に搬出する。一方、短尺のパイプWSを加工後切断した製品WaSは、図15に示すように、そのまま本体フレーム9の側方から外部に搬出する。
また、図17(c)のレーザ加工ヘッド21による切断加工後のパイプWを更に切断加工する際は、図17(d)に示すようにX軸キャリッジ15とサポートチャックモジュール39との連結を外し、X軸キャリッジ15(レーザ加工ヘッド21)をメインチャックモジュール37に接近させて切断加工を行うことで、パイプWのデッドゾーンを最小限にすることが可能である。
なお、本実施形態で加工可能な棒状ワークとしては、パイプ材として丸パイプや角パイプのほか、H形鋼や山形鋼などの形鋼でもよい。
また、特に異形状である長角パイプやC形鋼など上下と左右で断面寸法が異なる棒状ワークを把持する際には、メインチャックモジュール37の鉛直ジョー101aと水平ジョー101b、及びサポートチャックモジュール93の上下ローラ211と左右ローラ(図示省略)がそれぞれ個別に駆動する構造になっているので、上下と左右で断面寸法が異なる棒状ワークに対しても問題なく把持することが可能である。
本実施形態によれば、図11〜図13に示すサポートチャックモジュール39の左右2つのローラ167,169及び上下2つのローラによりパイプWを挟持固定した状態で、上記した水平方向チャック153についてみれば、内歯車175とベースプレート157との間に設けた外歯175b及びロック爪185を有するロック手段によって、内歯車175の回転によるピニオン159,161及びラック163b2,165b2を介しての一対の移動プレート163,165の互いに離反する方向の移動を規制している。上下方向チャック155についても同様のロック手段によって上記と同様の移動を規制している。
このため、加工時に、パイプWがサポートチャックモジュール39とともに例え高速で回転したとしても、左右2つのローラ167,169及び上下2つのローラによるパイプWの挟持固定状態の緩みを抑え、該挟持固定状態をより安定化させることができる。
また、本実施形態によれば、ロック爪185は、外歯175bに係合することで移動プレート163,165の互いに離反する方向の移動を規制するように内歯車175の回転を規制する回転規制位置と、外歯175bから離反移動して内歯車175の回転を許容する回転許容位置との間を移動可能としている。
このため、ロック爪185を単に移動させるだけで、左右2つのローラ167,169及び上下2つのローラによるパイプWの挟持固定状態の緩みを容易に抑えることができる。
また、本実施形態によれば、図13に示すように、押しねじ201の操作によるスライドバー187の下方への移動によって、ロック爪185が板バネ199に押圧されてピン195を中心として図13(a)中で時計方向に回動し、これによりロック爪185の他端側(先端側)のロック部185aが、円筒部183の貫通孔183aに入り込んで外歯175bに係合する。
このように、押しねじ201の操作によりスライドバー187を円筒部183に沿って下方へ移動させるだけで、ロック爪185を外歯175bに容易に係合させてロックすることができる。ロック解除についても、スライドバー187を上記ロック時とは逆に上方に移動させるだけでよく、ロック及びロック解除を極めて簡単な操作で行うことができる。
また、本実施形態によれば、上記した水平方向チャック153についてみれば、一対の移動プレート163,165は、左右2つのローラ167,169の互いに対向する方向に対して直交する方向の互いに対向する二箇所にラック163b2,165b2を備えている。さらに、この二箇所のラック163b2,165b2に噛合するピニオン159,161を直径方向の互いに対向する位置に一対設け、この一対のピニオン159,161に内歯車175を噛合させている。
このため、一対のピニオン159,161のうち一方を回転させることで、内歯車175を介して他方も回転し、一対の移動プレート163,165を効率よく移動させることができる。その際、移動プレート163,165を互いに接近移動させることで、左右2つのローラ167,169によりパイプWを把持し、その把持状態で、ロック爪185を外歯175bに係合させることで、一対のピニオン159,161に噛合する内歯車175の回転を規制してロックすることができる。
W パイプ(棒状ワーク)
157 ベースプレート(ベース部材)
159,161 ピニオン
167,169 ローラ(挟持部材)
163,165 移動プレート(支持部材)
163b2,165b2 ラック
175 内歯車
175b 内歯車の外歯(被係合部、ロック手段)
183 円筒部(隔壁部材)
183a 円筒部の貫通孔
185 ロック爪(係合部、ロック手段)
187 スライドバー(可動体)
199 板バネ(押圧部材)

Claims (4)

  1. 棒状ワークを挟持固定する一対の挟持部材と、この一対の挟持部材を個別に支持して互いに接近離反する方向にベース部材に対して移動する一対の支持部材とを備え、
    この一対の支持部材に、前記ベース部材に回転可能に設けたピニオンに噛合するラックを、前記接近離反する方向に延長して設けることで、前記ピニオンの回転により前記一対の支持部材を前記接近離反する方向に移動させるとともに、前記ピニオンに噛合し該ピニオンを回転させる内歯車を前記ベース部材に対して回転可能に設け、
    前記内歯車と前記ベース部材との間に、前記一対の支持部材の互いに離反する方向の移動を規制するロック手段を設け
    前記ロック手段は、
    前記内歯車の外周部に設けた被係合部と、この被係合部に係合可能な係合部材と、を備え、
    この係合部材は、
    前記被係合部に係合することで前記一対の支持部材の互いに離反する方向の移動を規制するように前記内歯車の回転を規制する回転規制位置と、前記被係合部から離反移動して前記内歯車の回転を許容する回転許容位置と、の間を移動可能となるよう前記ベース部材に設けられていることを特徴とする棒状ワーク把持装置。
  2. 前記係合部材は、前記ベース部材に対して周方向に移動可能な可動体に一端側が回動可能に支持されて他端側が前記被係合部に係合可能であるとともに、前記係合部材の他端側を前記被係合部に向けて押圧する押圧部材を設け、
    前記内歯車の外周側に位置する前記ベース部材に、前記内歯車と前記可動体とを隔てる隔壁部材を設け、
    この隔壁部材に、前記可動体の移動によって前記係合部材の他端側が前記押圧部材に押圧されて入り込み前記被係合部に係合する貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の棒状ワーク把持装置。
  3. 前記一対の支持部材は、
    前記一対の挟持部材の互いに対向する方向に対して直交する方向の互いに対向する二箇所に前記ラックを備えるとともに、
    この二箇所のラックに噛合する前記ピニオンを一対設け、この一対のピニオンそれぞれに前記内歯車を噛合させたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の棒状ワーク把持装置。
  4. ベース部材に対して内歯車を回転させることで、前記内歯車に噛合するピニオンを前記ベース部材に対して回転させ、
    この回転により前記ピニオンに噛合するラックを備える一対の支持部材を互いに接近移動させることで、前記一対の支持部材に個別に支持させた一対の挟持部材により棒状ワークを挟持固定し、
    この棒状ワークを挟持固定した状態で、
    前記内歯車と前記ベース部材との間に設けたロック手段であって、前記内歯車の外周部に設けた被係合部と、この被係合部に係合可能に設けた係合部材とを備え、この係合部材を、前記被係合部に係合することで前記一対の支持部材の互いに離反する方向の移動を規制するように前記内歯車の回転を規制する回転規制位置と、前記被係合部から離反移動して前記内歯車の回転を許容する回転許容位置との間を移動可能となるよう前記ベース部材に設けてなるロック手段により、
    前記内歯車の回転による前記ピニオン及びラックを介しての前記一対の支持部材の互いに離反する方向の移動を規制することを特徴とする棒状ワーク把持方法
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